JPS61270434A - 無機質吸音材 - Google Patents

無機質吸音材

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JPS61270434A
JPS61270434A JP11340485A JP11340485A JPS61270434A JP S61270434 A JPS61270434 A JP S61270434A JP 11340485 A JP11340485 A JP 11340485A JP 11340485 A JP11340485 A JP 11340485A JP S61270434 A JPS61270434 A JP S61270434A
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JP
Japan
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inorganic
sound absorbing
absorbing material
sound absorption
porosity
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JP11340485A
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JPH0214497B2 (ja
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太田 義博
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は道路、鉄道、工場等の防音壁等に使用される広
い周波数領域にわたって優れた吸音特性を示す無機質吸
音材に関するものである。
(従来の技術) 従来から、屋外の防音壁等には耐水性、耐候性、機械的
強度に優れた無機質吸音材が用いられている(例えば、
内田安三他編、「遮断材料総覧」、(昭和53.1).
15)、産業技術センター、P、653〜654)が、
従来のこの種の無機質吸音材のうち第3図に示されるよ
うな無機質粒子(10)をバインダによって結合したも
のは粒子間にしか空隙ができず空隙も小さいものであっ
たので、第2図に従来品として示すとおり吸音率が特定
周波数の部分で強いピーク性を示し、広い周波数の騒音
に対する吸音特性としては必ずしも満足できないもので
あった。またこのような吸音材の吸音特性を改善するた
め無機質粒子の粒度や充填密度を変えることによって空
隙率や空隙径を変える試みもなされているが、このタイ
プの吸音材は空隙率の上限が50%程度であり空隙率を
上げるためには粒度を揃えて粗充填する必要があるため
空隙が大きくなり、空隙形状の複雑性が損なわれ空気の
流れ抵抗が小さくなって吸音特性が低下し、逆に空隙率
を小さくすると空気の流れ抵抗が太きくなってやはり吸
音特性が低下するため、有効な解決策を得ることはでき
なかった。更にまた、発泡ウレタン等にセラミック原料
のスラリーを含浸させ、乾燥、焼成して得られた第4図
に示されるような空隙率80〜90%の無機質吸音材も
あるが、このものは空隙率は大きいが空隙径も大きいう
えに骨格部(1))が連通細孔を持たないので、やはり
空隙形状の複雑性に乏しく吸音率の周波数特性は強いピ
ーク性を示すものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はこのような従来の問題点を解決して、幅広い周
波数領域にわたり優れた吸音特性を備えた無機質吸音材
を目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は粒度が3mm以下の無機質粒子よりなる焼結体
であって、その内部には該無機質粒子により形成された
壁体に囲まれた多数の空洞部を有し、全体としての空隙
率が50〜80%であることを特徴とするものである。
本発明において用いられる無機質粒子としては、アルミ
ナ、シリカ、コージェライト等の陶磁器、耐火物等の無
機材料を粉砕したもの、あるいは造粒したものを用いる
ことができ、比重、組成、熱膨張係数等は特に限定され
るものではない。その粒度を3uを越すものが多量に混
入すると無機質粒子により形成された壁体の空隙径が大
きくなりすぎて吸音特性が低下するため、粒度は3鶴以
下、より好ましくは0.1〜i、o m程度とするべき
である。これらの無機質粒子は例えばその100容量部
に対してガラス質結合剤のような適当な結合剤3〜40
容量部とともに混合されて、それ自体が30〜50%の
空隙率を持つとともにその内部に無機質粒子の壁体によ
って囲まれた平均径が0.5〜5fi程度の相互に連通
ずる空洞部を形成するように焼成される。壁体自体の空
隙率は30%未満となると緻密になりすぎて全体として
の空気の流れ抵抗が大きくなるため吸音特性が低下し、
50%を上まわると全体としての空気の流れ抵抗が小さ
くなりすぎて吸音特性が低下するので30〜50%の範
囲が好ましい、このような空洞部を形成するには、焼成
時に焼失し得る合成樹脂、ゴム、木材等の有機質の粒状
物や、焼成時に収縮し得る天然及び人ニガラス発泡粒子
、軽量骨材等の無m質の粒状物であって、その粒径が0
.5〜5fiであるものを無機質粒子100容量部に対
して10〜300容量部混合したうえ焼成する方法を採
ることができる。空洞部の径は0.5 n未満であって
も、5mmを越しても吸音率の低下を招く。なお、原料
混合の際に空洞部形成用の粒状物表面への無@質粒子の
接合を容易化するとともに混合物の生強度を高めるため
に、水溶性の有機質の糊剤を3〜12容量部加えておく
ことが好ましい。このような粒状物の利用により本発明
の無機質吸音材は50〜80%の空隙率を持つものとさ
れる。空隙率を50%未満とすると、全体が緻密になり
すぎて吸音率が低下し、逆に80%を上まわると空気の
流れ抵抗が小さくなりすぎてやはり吸音率の低下が生ず
るとともに機械的強度が低下することとなる。なお、本
発明の無機質吸音材には必要に応じて結合剤への顔料添
加、表面への着色釉薬掛は等の方法で着色することがで
き、またその表面に凹凸模様等を形成することもできる
。更にまた、低膨張率の材料の選択によって、耐熱衝撃
性の良いものを製造することもできる。
(作用) このように構成されたものは、第1図に示されるように
、粒度が3mm以下の無機質粒子(1)の焼結体であっ
て微細な多数の空隙(2)を備えているうえ、その内部
には無機質粒子(1)により形成された多孔質の壁体(
3)に囲まれた上記空隙(2)よりも大きい空洞部(4
)を有して内部の空隙部の寸法及び形状が変化に冨んで
いるので、空隙率が大きいうえに適度な流れ抵抗を持た
せることができ後述する実施例のデータからも明らかな
ように広い周波数領域にわたって優れた吸音特性を発揮
するものである。また全体が無機質粒子(1)の焼結体
からなるものであるから、耐水性、耐候性、強度に優れ
たものであることは従来のものと同様である。
(実施例) 磁器を粉砕して種々の粒度に分級した無機質粒子100
容量部に対して、結合剤として1fi以下に粉砕した釉
薬の乾燥粉末を3〜40容量部加え、糊剤として澱粉の
水溶液を3〜12容量部加え、3〜5分間混合したうえ
中空ガラス粒子又はプラスチック粒子等の粒状物を10
〜300容量部加えた。得られた混合物を500x50
0x5013の金型に充填し、均一にならしたうえで上
型を乗せ振動加圧成形機で成形した。成形品を50℃の
乾燥室で24時間乾燥した後1300℃で焼成し、次表
の患1〜丸13の無機質吸音材を得た。
なお階14〜患16は数値限定の範囲を外れたもの、阻
17〜寛18は内部に空洞部を持たない第3図に示した
ような従来品である。
このように本発明の無機質吸音材はJIS A 140
5「管内方による垂直入射吸音率測定方法」に準拠し、
背後空気層を50mとして測定された250〜2500
Hzの平均吸音率が優れた値を示すものであり、例えば
隘5の無機質吸音剤の吸音率は第2図に示すとおり広い
周波数にわたり90%以上の値を示す。なお、第2図中
「従来品」は魚18のサンプルの測定値、「比較品」は
隘15のサンプルの測定値である。
(発明の効果) 本発明は以上の説明からも明らかなように、無機質粒子
の焼結体からなるもので強度、耐候性、耐水性、耐熱性
等に優れるうえに、その内部に無機質粒子により形成さ
れた微細な空隙を有する壁体に囲まれた多数の空洞部を
有し、複雑な空隙部の形状を備えたものであるから、広
い周波数領域にわたって優れた吸音率を有するものであ
る。よって本発明は従来の無機質吸音材の問題点を解消
したものとして産業の発展に寄与するところは極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無機質吸音材を示す断面図、第2図は
吸音率の周波数特性図、第3図及び第4図は従来の無機
質吸音材を示す断面図である。 (1):無機質粒子、(3):壁面、(4):空洞部。 第工因 1゛南も樒Vメ立手 3・/Ii!  佃 手・を湯部 第2図 (%)Ωi午 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒度が3mm以下の無機質粒子(1)よりなる焼結
    体であって、その内部には該無機質粒子(1)により形
    成された壁体(3)に囲まれた多数の空洞部(4)を有
    し、全体としての空隙率が50〜80%であることを特
    徴とする無機質吸音材。 2、壁体(3)が30〜50%の空隙率を有するもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の無機質吸音材。 3、空洞部(4)が0.5〜5mmの直径を有するもの
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の無機質吸
    音材。
JP11340485A 1985-05-27 1985-05-27 無機質吸音材 Granted JPS61270434A (ja)

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JP11340485A JPS61270434A (ja) 1985-05-27 1985-05-27 無機質吸音材

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JP11340485A JPS61270434A (ja) 1985-05-27 1985-05-27 無機質吸音材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61270434A true JPS61270434A (ja) 1986-11-29
JPH0214497B2 JPH0214497B2 (ja) 1990-04-09

Family

ID=14611432

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JP11340485A Granted JPS61270434A (ja) 1985-05-27 1985-05-27 無機質吸音材

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130210A (en) * 1974-09-09 1976-03-15 Hitachi Chemical Co Ltd Kyuonban oyobi sonoseizoho
JPS5252909A (en) * 1975-10-24 1977-04-28 Nihon Cement Fireeresistant porous sounddabsorbing materials
JPS53133225A (en) * 1977-04-26 1978-11-20 Ngk Insulators Ltd Light weight sound absorber
JPS57138948U (ja) * 1981-02-18 1982-08-31

Patent Citations (4)

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JPH0214497B2 (ja) 1990-04-09

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