JPS61270281A - 石質材表面の修復方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （利用分野及び発明の概鼎） 本発明は、建築物の内装表面又は外装表面に夕月される
石質材表面の修復方法に関するもので。

石質側表面に生じるシリコーンオイル汚染による汚し、
エフロレッセンス等の汚れヲ、ソノヘースである石質材
表面あるいけ目地等を損傷することなく除去し、さらに
、この除去表面が再度汚染されることを防止するもので
ある。

（従来技術及びその間か点） 建築物の内装面や外装部には種々の汚れが付着する。

この汚れのうち、シーリング剤中のシリコーンオイルが
溶出してこれが大気中の汚染物質と結合した汚れや１石
質材内に侵入し次雨水が原因となるエフ０レツセンス等
の汚れは、石質材表面に強固に付着しており、水洗等に
よる洗浄によっては除去できない。

そこで、このような汚れは、従来、化学的に除去するか
又はサンドベーパ等の研磨布紙又はヘラにより機械的に
削り取るようにして除去されてい　　　　　する。

ところが前者の方法によるものでは１石質表面が化学的
処理剤によって変質し、これら処理を施さない表面と外
観的な変化が生じる。又、この変化や前記変質は経年的
に著しくなる。他方、後者の方法による場合には、汚れ
を除去し九石質材表面が変質しないものの、サンドベー
パやヘラによって削り取るものであるから１石質材表面
に傷が付き見苦しいものとなる。また、この除去表面は
荒されていることから、除去後において雨水が侵入する
と、再度上記したような汚れが生じるこ々となる。

研磨布紙やヘラ等によって汚れを機械的に除去したあと
、射水処理、すなわち、雨水の侵入を防止する表面処理
を施せば、上記した不都合は解消されるものの、汚れを
除去したあとの傷がそのまま外観にあられれ、見苦しい
ものとなる。

本発明は、研磨材及び後処理剤を最適に選定することに
より１石質材表面に傷を付けることなくエフ０レツセン
ス等の強固な汚れが除去でキ、シかも、後処理等の石質
材表面に汚れが再付着しないようにすることをその目的
とする。

（手段） 上記目的を達成するために講じ九本発明の技術的手段は
２石質材表面に付着したエフロレッセンス等の汚れを、
発泡フレタン樹脂に砥粒を分散させた研磨材を用いて研
磨除去し、この除去表面に無機質浸透・反応性劣化吸水
防止剤を塗布するようにしたことである。

（作用） 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。

発泡フレタン樹脂に砥粒を分散させた研磨材を用いてエ
フロレッセンス等の汚れを除去すると、砥粒が弾性ヲ存
する発泡クンクン樹脂側に逃げ込むため、相手方に傷が
付きにくい。また、この発泡フレタン樹脂は石質材表面
にくらべてその融点が低いことから、この研磨材によっ
て相手方の表面が磨き上げられる。従って、研削と研磨
を同時に行うこととなり、汚れ除去後の表面に傷が付か
ないものとなる。

このようにして、汚れが除去された表面に、無機質浸透
・反応性劣化吸水防止剤を塗布すると。

汚れを除去した表面がこの薬剤によって強化され且雨水
等の侵入が防止された表面となる。

（効果） 本発明は上記構成であるから、次の特有の効果を有する
。

石質材表面に傷を付けることなく１強固な汚れが除去さ
れるとともに、その表面が研磨されたものとなり、その
表面に劣化・吸水防止処理が施されるから、汚れを除去
した表面が再度ニア０レツセンス等によって汚染さノす
る不都合も生じない。

無機質浸透・反応性劣化吸水防止剤は無色透明であるか
ら、汚れを除去したあとこの薬剤処理を施し次表面が変
色することもない。

（実施例） この実施例で採用する研磨材は、西独、Ｐ、Ｃ。

１社製のもので、ポリウレタンをバインダーにした弾性
研削・研磨材で、硬質又は軟質発泡ウレタン中にＡ　ｌ
　ｔ　Ｏｎ　、　、Ｓ　ｉ　Ｃからなる砥粒を温入分紗
させ念ものである。

この砥粒の粒度はＪＩＳ規格の２０メツシユ〜２０００
メツシニまでのものがあり、汚れの度合に合せて適宜に
選択して使用する。

一次研磨を粗いメツシュの研磨材を用いて行い次いで、
細かいメツシュの研磨材を用いて仕上げ研磨すれば、研
磨の仕上りが良く、しかも効率的である。

同じ粒度の研磨布紙による研磨と末完１１に用いる上記
の研磨材による研磨を対比すると第１図のようになる。

同図囚のように、研磨布紙によるものでは、その研削量
は大きいが、研削表面は同図（ａｌのような粗面となる
とともに、目詰まりにより研削・研磨量が大幅に変化す
る。

これに対し、上記本発明に用いる研磨材では、同図（Ｂ
ｌのように発泡フレタン（１）も被研磨体の表面に接触
することきなり、仕上り面（ｂｌのように滑らかなもの
となる。

また、砥粒（２）を分散させた発泡フレタン（１）の層
は研磨作業量に応じて脱落することとなり、常に新鮮な
研磨材表面が可成される。従って、使用中に研磨効果が
低減するような不都合も生じない。

次に、無機質浸透・反応性・劣化・吸水防止剤は、無機
質溶液と高反応性触媒からなる透明で非造膜性・非黄変
性を有するものであり、コンクリート、石材等の石質材
中の遊離アルカリ全反応させて内部の空隙′ｆ１−Ｒ水
性無機質で充填し、恒久的なシーリングと肪質性を持た
らすものである。

この劣化・吸水防止剤としては、日本グミクックス株式
会社から販売されている商品名「ノ・イドロサーム」が
採用可能であり、この薬剤の塗布により研磨仕上面の再
汚染が防止できる。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 石質材表面に付着したエフロレッセンス等の汚れを、発
   泡ウレタン樹脂に砥粒を分散させた研磨材を用いて研磨
   除去し、この除去表面に無機質浸透・反応性劣化吸水防
   止剤を塗布するようにした石質材表面の修復方法。