JPS61268626A - 抗感染症剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は・新規な抗感染症剤に関するものである０ （従来の技術） 従来１抗感染症剤として抗生物、質等種々のものが知ら
れているが・耐性菌の出現や患者への強い副作用を示す
等の欠点を有するために新規な抗感染症剤の出現が望ま
れていた。また、免疫機能が低下した者たとえばガン患
者や臓器移植等のために免疫抑制処置を受けた患者等は
真菌類の日和見感染を受は易く・免疫機能亢進作用を示
す安全な抗感染症剤の出現が望まれていた。このような
新規な抗感染症剤として・本発明者らは先に天然界に多
量に存在するキチンまたはキトサンを有効成分とする抗
感染症剤を提供した（特開昭５９−２７８２７号公報）
。

（発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、キチンまたはキトサンを有効成分とする
抗感染症剤は丁ぐれた抗感染活性を有するが・キチンお
よびキトサンが水不溶性の高分子物質であるために・注
射剤等の製剤化および投与において問題点を有し・抗感
染症剤として未だ充分満足できるものではなかった。

（問題点を解決するだめの手段・作用）本発明者らは、
キチンおよびキトサンの有する問題点を解決し・更に丁
ぐれた活性を有する薬剤を提供丁べ（鋭意研究を重ねた
結果、キチンを分解して得られる水溶性のキトサンオリ
ゴマー（キトオリゴ糖ともいう）が意外にも抗感染症剤
として丁ぐれた特性を有することを見出し、本発明を完
成するに至った。

本発明の抗感染症剤はキトサンオリゴマーを有効成分と
するものであり、具体的にはキトビオース１キトトリオ
ース、キトテトラオース、キトペンタオース、キトヘキ
サオース等があげられる。

本発明の抗感染症剤は有効成分のキトサンオリゴマーが
水溶性であるので、これらを常法により注射剤、錠剤、
粉剤等の形に製剤し・静脈注射・経口投与等によって使
用される。

本発明の抗感染症剤はカンジダ、アルビカンス（Ｏａｎ
ｄｉｄａ　ａｌｂｉｃａｎｓ）等の真菌、黄色ブドウ球
菌、その他のダラム陽性菌ならびにダラム陰性菌等の各
種の菌に対しすぐれた抗感染効果を示し１その有効薬量
は体重噂当り１０〜２００’ｌ’である。

（本発明の効果） 本発明の抗感染症剤はカニの甲羅等に存在する天然のキ
チンを分解して得られるキトサンオリゴマーを有効成分
とするので人体に対する毒性・副作用がほとんどな（１
またキトサンオリゴマーが水溶性であるために注射剤等
の製剤化および投与が簡便であり、かつ薬効の発現が早
い・免疫機能亢進作用を示す等の丁ぐれた効果を示す。

（実施例） 製剤例　注射剤の製造 キトヘキサオース　１０ｆ１注射用生理食塩水適量をと
り全量１０００−とし、弟子日本薬局方注射剤の製法に
よって注射剤を得た。

実験例１　抗感染効果試験１ ＳＰＩＩＦ−ｄｄＹ雄性マウス（１群８匹）にり、　ｍ
ｏｎｏｏｙｔＯｇｅｎ１３１３菌感染の５日前、３日前
および１日前に・それぞれ製剤例に準じて調製したキト
ヘキサオースの注射液５　Ｑ　ＭＶｋ１ｉマウスを腹腔
内に投与し、次いでこれに、あらかじめり、　ｍｏｎｏ
ｃｙｔｏｇｅｎｅｓ　５ｅｒｏｔｙｐｅ　４　ｂ　ｌ１
５に：をプレインハートインフュージョンのスラントに
移植し３７℃で培養後Ｔｒｙｐｔｉｃａｌ　Ｓａｙ　Ｂ
ｒｏｔｈに移植　３７℃で２４時間振盪培養を行い・培
養停止後生理食塩水で菌を洗浄し菌数６×１０・１個／
―に調製しておいたそのＱ、　１１１１　（感染菌数６
Ｘ１０．　　個）をマウス腹腔内に接種感染させ感染後
１５日目の生存率を求めた。

その結果、キトヘキサオースを投与したマウスの生存率
は８７．５％、未投与のマウス（対照）の生存率は３７
．５４であった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キトサンオリゴマーを有効成分とする抗感染症剤