JPS6126827B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、フイルムを被貼付体に貼付するに
際し、気泡およびしわの生じないようにしたフイ
ルム貼付方法に関する。

一般に、被貼付体にフイルムを貼付する場合、
被貼付体とフイルムとの間に気泡が生じたり、フ
イルムにしわが生じたりすることが多い。

この発明は、前記の点に留意し、きわめて簡単
な方法で前記欠点を解消するものであり、つぎに
この発明を、その１実施例を示した図面ととも
に、詳細に説明する。

図面において、１は帯状フイルムが巻装された
円筒状の巻装体、２は巻装体１から導出されたフ
イルムであり、巻装体１には、フイルム２の導出
速度を調整する調整装置を備えている。３はアイ
ドラ、４は中央部が膨出した太鼓状ロール、５は
太鼓状ロール４を回転自在に支持した支持体、６
は弾性体よりなる押えロール、７は押えロール６
を回転自在に保持した保持板、８は押えロール６
の回転軸９を下方に付勢するばねであり、ばね８
の付勢力は調整自在になつている。１０は左方か
ら右方へ搬送される帯状の被貼付体であり、巻装
体１から導出されたフイルム２は、アイドラ３お
よび太鼓状ロール４を経て、押えロール６により
被貼付体１０に貼付される。

したがつて、フイルム２が太鼓状ロール４に添
つたのち、被貼付体１０に貼付されるため、フイ
ルム２はその中央部から被貼付体１０に接触し、
フイルム２の中央部から次第に両側部にわたつて
被貼付体に接触し、空気が被貼付体１０とフイル
ム２との間に抱き込まれなく、気泡の発生が防止
され、かつ、しわの生ずることもない。

以上のように、この発明のフイルム貼付方法に
よると、円筒状の巻装体に巻装された帯状フイル
ムをアイドラを介して導出し、前記導出されたフ
イルムを回転自在に支持され中央部が膨出した太
鼓状ロールに添わせたのち、回転自在に保持され
ばねにより下方に付勢され弾性体よりなる押えロ
ールにより水平方向に搬送される帯状の被貼付体
に前記フイルムを該フイルムの中央部より次第に
両側部にわたつて接触させ貼付することにより、
きわめて簡単に気泡およびしわの発生が防止され
る。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明のフイルム貼付方法の１実施
例を示し、第１図は正面図、第２図は側面図であ
る。 １…巻装体、２…フイルム、４…太鼓状ロー
ル、６…押えロール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 円筒状の巻装体に巻装された帯状フイルムを
   アイドラを介して導出し、前記導出されたフイル
   ムを回転自在に支持され中央部が膨出した太鼓状
   ロールに添わせたのち、回転自在に保持さればね
   により下方に付勢され弾性体よりなる押えロール
   により水平方向に搬送される帯状の被貼着体に前
   記フイルムを該フイルムの中央部より次第に両側
   部にわたつて接触させ貼付することを特徴とする
   フイルム貼付方法。