JPS61267730A - 偏波カツプラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 定偏波ファイバからのＰ偏光波およびＳ偏光波をプリズ
ムで結合してシングルモードファイバに供給するもので
２枚の偏光分離膜によりＰ偏光波に対する消光比を高め
ている。

〔産業上の利用分野〕

本発明は２枚の偏光分離膜をプリズムの反射面に設けて
特にＰ偏光波に対する消光比を高めた偏波カップラに関
する。

偏波カップラは偏光分離膜を用いて偏波光の結合を行な
うものであるが、希望の波長に対して所要の消光比を得
るには厳密な製造上の品質管理が要求される。

〔従来の技術〕

第３図は従来の偏波カップラの一例を示す原理図である
。同図において６および７は定偏波ファイバを示し、ま
た８はシングルモードファイバを示す。１は三角プリズ
ムであり、また２はひし形プリズムであって、これ等の
斜面間には偏光分離膜５が設けられている。なお、９〜
１１は夫々レンズを示す。このような構成において、定
偏波ファイバ６からのＰ偏光波がひし形プリズム２の上
方の面で全反射した後、偏光分離膜５にて減衰されてレ
ンズ１１に向かう。

この様な装置におけるＰ偏光の消光比は単一の偏光分！
１Ｉｌｔ膜５の成膜コントロールの如何によって大きく
変化する。設計中心値に対して±１％程度の範囲内に膜
厚を制御しないと減衰量の下限値である３０ｄＢを確保
することが難しい。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この従来方式によれば、単一の偏光分離膜の特性により
Ｐ偏光の消光比が左右され、精密な成膜コントロールを
要求される。従って装置価格が高価となると共に高性能
な偏波カップラを得ることが難しい。

本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、簡易
な構成により精密な成膜コントロールを必要とすること
なく充分な消光比を得ることが可能な偏波カップラを提
供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の偏波カップラの原理図を示す。

第１図において、１および３は三角プリズムであり、ま
た、４および５は偏光分離膜である。従来例と異なる部
分はひし形プリズム２のもう一方の斜面に積装される三
角プリズム３および偏光分Ｎ１膜４であって、これ等に
よりＰ偏光波は２度減衰される。

〔作用〕 第１の偏光分離膜４により、入射したＰ偏光がＰ″に減
衰された後、第２の偏光分離膜５で更にＰ−に減衰され
る。この時Ｓ偏波は偏光分離膜４゜５による減衰を殆ど
受けないので出力側のＰ偏光に対する消光比Ｐ’ｔ／Ｓ
、は凡そ２ｘＰ’　／Ｓ。

（ｄＢ）となる。

〔実施例〕

第２図は本発明の実施例であって、入射側の定偏波ファ
イバ６．７と出力側のシングルモードファイバ８および
レンズ９〜１１が第１図の原理図に付加して示される。

この様な装置における偏光分離膜５のＳ偏波に対する偏
光分離度特性は、第４図にＳで示す如く波長の増大と共
に単調に減衰量が低下するものであり、また成膜時の精
度による影響を受は難い。一方Ｐ偏波に対する偏光分離
度特性は第４図に示すように複雑なもので成膜時の精度
によって特性が大きく変化し、所要の波長範囲において
単体で３０ｄＢ以上の減衰量を確保することが難しい。

然るに偏光分離膜４および三角プリズム３の付加によっ
て、Ｐ偏波に対する減衰量が充分確保できる。このとき
、定偏波ファイバ６より入射されるＳ偏波は殆ど減衰を
受けずに出力側に伝達される。一方、定偏波ファイバ７
より入射されるＳ偏波光の消光比は偏光分離膜５によっ
て波長の増大と共にほぼ直線的に減少し、成膜コントロ
ールの影響を受けないので容易に高性能な偏波カップラ
を構成できる。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように、本発明によれば、簡易な構成で
精密な成膜コントロールを必要とすることなく充分な消
光比を達成することが可能となり、実用的には極めて有
用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の実施例の側面図、 第３図は従来例の側面図、 第４図は波長と偏光分離度との関係を示すグラフである
。 第１図、第２図において、 １．３は三角プリズム、 ２はひし形プリズム、 ４．５は偏光分離膜、 ６．７は定偏波ファイバ、 ８はシングルモードファイバ、 ９〜１１はレンズである。 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ひし形プリズム（２）の両斜面とこれに対向配置される
   三角プリズム（１）、（３）の斜面との間に偏光分離膜
   （４）、（５）を設けたことを特徴とする偏波カップラ
   。