JPS61266612A - 高弾性率を有するポリエチレンテレフタレ−トロツドの製造方法 - Google Patents
高弾性率を有するポリエチレンテレフタレ−トロツドの製造方法Info
- Publication number
- JPS61266612A JPS61266612A JP10265285A JP10265285A JPS61266612A JP S61266612 A JPS61266612 A JP S61266612A JP 10265285 A JP10265285 A JP 10265285A JP 10265285 A JP10265285 A JP 10265285A JP S61266612 A JPS61266612 A JP S61266612A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- polyethylene terephthalate
- elastic modulus
- stretching
- tension
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、引張弾性率が大きいポリエチレンテレフタレ
ートロッドの製造方法に関するものである。
ートロッドの製造方法に関するものである。
従来の技術
従来、ポリエチレン、ボリグロビレン、ポリオキシメチ
レン、ポリエステル、ナイロン等の汎用プラスチック材
料の高弾性率化技術としては超鷺伸法、静水圧押出法、
ダイ延伸法、ゾーン延伸法が広く知られている。超延伸
法は、ポリマーの結晶分散温度より高温で熱慝伸する方
法で、最も簡便なため広く用いられておシ、繊維やフィ
ルムに応用されている。しかしながら太径あるいは厚い
試料を延伸するKは試料の均一加熱が困難となるため実
用的ではなくなる。ゾーン延伸法も超延伸法と同様にポ
リマーの結晶分散温度よシ高温で延伸する方法であシ、
試料の局部加熱延伸により、延伸され配向した分子鎖の
折れたたみと延伸試料の熱劣化を防ぐことを狙いにして
いる。この方法も大径あるいは厚い試料では、内部まで
均一に加熱することが困難であシ繊維やフィルム以外に
は適用できないという欠点がある。
レン、ポリエステル、ナイロン等の汎用プラスチック材
料の高弾性率化技術としては超鷺伸法、静水圧押出法、
ダイ延伸法、ゾーン延伸法が広く知られている。超延伸
法は、ポリマーの結晶分散温度より高温で熱慝伸する方
法で、最も簡便なため広く用いられておシ、繊維やフィ
ルムに応用されている。しかしながら太径あるいは厚い
試料を延伸するKは試料の均一加熱が困難となるため実
用的ではなくなる。ゾーン延伸法も超延伸法と同様にポ
リマーの結晶分散温度よシ高温で延伸する方法であシ、
試料の局部加熱延伸により、延伸され配向した分子鎖の
折れたたみと延伸試料の熱劣化を防ぐことを狙いにして
いる。この方法も大径あるいは厚い試料では、内部まで
均一に加熱することが困難であシ繊維やフィルム以外に
は適用できないという欠点がある。
一方、高弾性率を有するロッド状成形物を直接製造する
技術として、ダイを通してポリマー固体を静水圧により
押出す静水圧押出法やダイよシボリマー固体を引張シ出
し延伸するダイ延伸法が開発されている。これらの方法
の欠点は、製造速度が毎分10011に程度と極めて低
く実用に供し得ない点である。
技術として、ダイを通してポリマー固体を静水圧により
押出す静水圧押出法やダイよシボリマー固体を引張シ出
し延伸するダイ延伸法が開発されている。これらの方法
の欠点は、製造速度が毎分10011に程度と極めて低
く実用に供し得ない点である。
ポリエチレンテレフタレートについては、高弾性率化の
試みは繊維やフィルムで試みられており、例えばゾーン
延伸法でlりGPaが達成されたという報告がある(
T、 Kunvgi + A、 5uzuki + M
、 Hashimoto +J0人pp1. Pol
ymer 8ci、+ 26 + 2/3 (’r
/ ) ]。
試みは繊維やフィルムで試みられており、例えばゾーン
延伸法でlりGPaが達成されたという報告がある(
T、 Kunvgi + A、 5uzuki + M
、 Hashimoto +J0人pp1. Pol
ymer 8ci、+ 26 + 2/3 (’r
/ ) ]。
また太径のポリエチレンテレフタレートロッドについて
は、 7 GPa = I GPa 程度の弾性率を
有する線材が市販されている(商品名ニスター線(大日
本インキ化学))が、繊維で得られている弾性率に比べ
ると十程度と極めて小さい。
は、 7 GPa = I GPa 程度の弾性率を
有する線材が市販されている(商品名ニスター線(大日
本インキ化学))が、繊維で得られている弾性率に比べ
ると十程度と極めて小さい。
発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、上記の欠点を除き高弾性率を有する太
径のポリエチレンテレフタレートロッドを高速製造する
方法を提供することにある。
径のポリエチレンテレフタレートロッドを高速製造する
方法を提供することにある。
問題点を解決する丸めの手段
最近、大径プラスチックの効率的な加熱延伸法として、
誘電的に加熱しながら延伸する方法が提案され(特開昭
J″r−ioり6/7、jl−1091,!/、!ター
lO6り2/)ポリオキシメチレンに適用した例が報告
されている。この方法をポリエチレンテレフタレートロ
ッドに適用したところ、1段延伸のみでは高弾性率化は
達成されず、2段延伸が不可欠なことを見い出し本発明
に至った。
誘電的に加熱しながら延伸する方法が提案され(特開昭
J″r−ioり6/7、jl−1091,!/、!ター
lO6り2/)ポリオキシメチレンに適用した例が報告
されている。この方法をポリエチレンテレフタレートロ
ッドに適用したところ、1段延伸のみでは高弾性率化は
達成されず、2段延伸が不可欠なことを見い出し本発明
に至った。
本発明では、ポリエチレンテレフタレートロッドをマイ
クロ波加熱延伸する際に、ネック延伸を行なう工程(1
段延伸)とこれをさらに延伸する工程(2段延伸)の2
工程に分離している。この九め強度的に弱いネック部の
破断が避けられ、高弾性率化に必要な充分な張力をロッ
ドに加えることが可能となる。
クロ波加熱延伸する際に、ネック延伸を行なう工程(1
段延伸)とこれをさらに延伸する工程(2段延伸)の2
工程に分離している。この九め強度的に弱いネック部の
破断が避けられ、高弾性率化に必要な充分な張力をロッ
ドに加えることが可能となる。
以下に図面を参照して本発明を説明する。
第1図は、本発明を実施する製造装置の一例を示す。こ
こでlはポリエチレンテレフタレートロッド。
こでlはポリエチレンテレフタレートロッド。
コはマイクロ波加熱炉、3は繰シ出しロール、弘は繰シ
出し機、!は引き取シ機、6は巻き取り機、7は張力計
である。なおロッドを≠により一定速度で送シながらロ
ッドに加わる張力を7で測定し、これを一定に保つため
にjの引き取シ速度は、自動制御される。また、λには
外部加熱を行なう九めのヒーターが取)付けられている
。上記第1工程は53よ〕繰シ出されたポリエチレンテ
レフタレートロッドを2で連続的にマイクロ波加熱しな
がら延伸し、乙に巻き取る。第2工程は、巻き取った延
伸ロッドを3よシ繰シ出し、加熱炉2を用いて連続的に
マイクロ波加熱し乙に巻き取る6両工程ともにロッドに
加わる張力は、自動制御で一定値とする。マイクロ波加
熱のみで充分延伸し得ない時は、外部加熱のヒーターを
併用する。
出し機、!は引き取シ機、6は巻き取り機、7は張力計
である。なおロッドを≠により一定速度で送シながらロ
ッドに加わる張力を7で測定し、これを一定に保つため
にjの引き取シ速度は、自動制御される。また、λには
外部加熱を行なう九めのヒーターが取)付けられている
。上記第1工程は53よ〕繰シ出されたポリエチレンテ
レフタレートロッドを2で連続的にマイクロ波加熱しな
がら延伸し、乙に巻き取る。第2工程は、巻き取った延
伸ロッドを3よシ繰シ出し、加熱炉2を用いて連続的に
マイクロ波加熱し乙に巻き取る6両工程ともにロッドに
加わる張力は、自動制御で一定値とする。マイクロ波加
熱のみで充分延伸し得ない時は、外部加熱のヒーターを
併用する。
実施例
次に本発明の実施例を示すが本発明はこれに限定される
ものではない。ポリエチレンテレフタレートロッド(弘
曽径)をF/図における加熱炉コで炉内温度を外部加熱
用ヒーターで/60″Cとし、マイクロ波加熱(周波数
2弘jGHz、出力/、jk%V)を用い延伸倍率3.
3倍に延伸した。張力は2LJkl、繰り出し速度は0
. J’ OVminとした。延伸したロッドは再び加
熱炉2で繰シ出し速度0.60 m/1ninでマイク
ロ波加熱延伸した。この時にロッドに加えた張力と得ら
れたロッドの弾性率の関係を炉内温度をパラメタにして
第2図に示す。張力と炉内温度を適当に選ぶことによ!
+ 200Paを越える弾性率が得られることがわかっ
た。この際の製造速度は、/、/m/分〜/0μm/分
、延伸倍率は6.!倍〜7.0倍、ロッド径は/、 A
Ofi −/、弘7−sであった。この結果から明ら
かなようにポリエチレンテレフタレートロッドで繊維で
得られている弾性率の最高値が得られたことになシ、し
かも製造速度もグイ延伸や静水圧押出に比べio倍以上
の製造速度が得られたことになる。
ものではない。ポリエチレンテレフタレートロッド(弘
曽径)をF/図における加熱炉コで炉内温度を外部加熱
用ヒーターで/60″Cとし、マイクロ波加熱(周波数
2弘jGHz、出力/、jk%V)を用い延伸倍率3.
3倍に延伸した。張力は2LJkl、繰り出し速度は0
. J’ OVminとした。延伸したロッドは再び加
熱炉2で繰シ出し速度0.60 m/1ninでマイク
ロ波加熱延伸した。この時にロッドに加えた張力と得ら
れたロッドの弾性率の関係を炉内温度をパラメタにして
第2図に示す。張力と炉内温度を適当に選ぶことによ!
+ 200Paを越える弾性率が得られることがわかっ
た。この際の製造速度は、/、/m/分〜/0μm/分
、延伸倍率は6.!倍〜7.0倍、ロッド径は/、 A
Ofi −/、弘7−sであった。この結果から明ら
かなようにポリエチレンテレフタレートロッドで繊維で
得られている弾性率の最高値が得られたことになシ、し
かも製造速度もグイ延伸や静水圧押出に比べio倍以上
の製造速度が得られたことになる。
また本発明で提案された2段延伸を用いず、1段延伸で
延伸した場合には、張力2 ! jk5c、繰シ出し速
度0.20m/分、炉内温度l≠O″Cの条件下でマイ
クロ波加熱し、延伸倍率lA!倍、ロッド径/、 r−
1弾性率/ 2 GPaのロッドが製造速度O1り0m
7分で得られる程度で、2工程に分けてマイクロ波加熱
延伸することが高弾性率ポリエチレンチレフタレ−トロ
ラドの高速製造に不可欠であることがわかった。
延伸した場合には、張力2 ! jk5c、繰シ出し速
度0.20m/分、炉内温度l≠O″Cの条件下でマイ
クロ波加熱し、延伸倍率lA!倍、ロッド径/、 r−
1弾性率/ 2 GPaのロッドが製造速度O1り0m
7分で得られる程度で、2工程に分けてマイクロ波加熱
延伸することが高弾性率ポリエチレンチレフタレ−トロ
ラドの高速製造に不可欠であることがわかった。
発明の効果
本発明によって得られた高弾性率ポリエチレンテレフタ
レートロッドは、種々の用途に使用できる。例えばケー
ブル用抗張力体、ロープ、各種構造材の補強等、軽量で
伸びにくいことが望ましいすべての用途に使用できる。
レートロッドは、種々の用途に使用できる。例えばケー
ブル用抗張力体、ロープ、各種構造材の補強等、軽量で
伸びにくいことが望ましいすべての用途に使用できる。
第1図は本発明の製造方法の一例であ)、lはポリエチ
レンテレフタレートロッド、2は外部加熱用ヒーターの
付いたマイクロ波加熱炉、jFi繰シ出しロール、弘は
繰り出し機、jは引き取シ機、6は巻き取シ機、7は張
力計である。 第2図は本発明における第二工程のマイクロ波加熱延伸
において、炉内温度をパラメーターに。 得られる弾性率の張力依存性を示す。 ギl凹 @ 2 面 JO!!; (θ 張 77 (klり
レンテレフタレートロッド、2は外部加熱用ヒーターの
付いたマイクロ波加熱炉、jFi繰シ出しロール、弘は
繰り出し機、jは引き取シ機、6は巻き取シ機、7は張
力計である。 第2図は本発明における第二工程のマイクロ波加熱延伸
において、炉内温度をパラメーターに。 得られる弾性率の張力依存性を示す。 ギl凹 @ 2 面 JO!!; (θ 張 77 (klり
Claims (1)
- ポリエチレンテレフタレートロッドを外部加熱を併用し
ながら、マイクロ波加熱により連続的にネック延伸する
ことを第一工程とし、第一工程により延伸されたポリエ
チレンテレフタレートロッドをさらに外部加熱を併用し
ながらマイクロ波加熱することにより連続的に延伸する
ことを第二工程とする高弾性率を有するポリエチレンテ
レフタレートロッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265285A JPS61266612A (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | 高弾性率を有するポリエチレンテレフタレ−トロツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265285A JPS61266612A (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | 高弾性率を有するポリエチレンテレフタレ−トロツドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61266612A true JPS61266612A (ja) | 1986-11-26 |
Family
ID=14333174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10265285A Pending JPS61266612A (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | 高弾性率を有するポリエチレンテレフタレ−トロツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61266612A (ja) |
-
1985
- 1985-05-16 JP JP10265285A patent/JPS61266612A/ja active Pending
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