JPS61262448A - Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法 - Google Patents
Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法Info
- Publication number
- JPS61262448A JPS61262448A JP10106085A JP10106085A JPS61262448A JP S61262448 A JPS61262448 A JP S61262448A JP 10106085 A JP10106085 A JP 10106085A JP 10106085 A JP10106085 A JP 10106085A JP S61262448 A JPS61262448 A JP S61262448A
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- JP
- Japan
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- alloy
- thin sheet
- continuous casting
- casting
- defects
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野１
本発明はＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法に関し、
さらに詳しくは、連続鋳造された薄板表面のＭｇ偏析欠
陥および化合物の凝集欠陥を抑制することがで鰺るＡｌ
−Ｍｇ系合金の連続錫遣方法。
さらに詳しくは、連続鋳造された薄板表面のＭｇ偏析欠
陥および化合物の凝集欠陥を抑制することがで鰺るＡｌ
−Ｍｇ系合金の連続錫遣方法。
［従来技術１
一般にＭｇを含有するＡｌ−Ｍｇ系合金は、連続鋳造に
より板厚４〜１５ＩＩ論に鋳造した時、溶湯供給ノズル
から供給された溶湯が水冷ロールに達するまでに溶湯表
面が酸化され、即ち、Ｍｇが優先的に酸化されてＭｇＯ
の表面酸化膜が生成される６そして、この表面酸化膜は
、連続鋳造中に周期的に板表面に巻き込み、その酸化膜
が巻込まれた部分は凝固時徐冷され、Ｍｇ偏析欠陥およ
び化合物の凝集欠陥が発生するようになる。
より板厚４〜１５ＩＩ論に鋳造した時、溶湯供給ノズル
から供給された溶湯が水冷ロールに達するまでに溶湯表
面が酸化され、即ち、Ｍｇが優先的に酸化されてＭｇＯ
の表面酸化膜が生成される６そして、この表面酸化膜は
、連続鋳造中に周期的に板表面に巻き込み、その酸化膜
が巻込まれた部分は凝固時徐冷され、Ｍｇ偏析欠陥およ
び化合物の凝集欠陥が発生するようになる。
［発明が解決しようとする問題点］
本発明は上記に説明したように、ＡＩ−ＭｇＭ合金を薄
板に連続鋳造する際の種々の問題点を解消したものであ
って、連続鋳造薄板表面にＭｇ酸化物を巻込むことによ
る薄板表面のＭｇ偏析欠陥および化合物の凝集欠陥を抑
制することが可能なＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方
法を開発したのである。
板に連続鋳造する際の種々の問題点を解消したものであ
って、連続鋳造薄板表面にＭｇ酸化物を巻込むことによ
る薄板表面のＭｇ偏析欠陥および化合物の凝集欠陥を抑
制することが可能なＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方
法を開発したのである。
［問題点を解決するための手段］
本発明に係るＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法の特
徴とするところは、 Ｍｇ ０．５〜６ｗｔ％を含有するＡｌ合金溶湯にＢｅ
００５〜５０ｐｐｍを添加して連続鋳造を行なうことに
ある。
徴とするところは、 Ｍｇ ０．５〜６ｗｔ％を含有するＡｌ合金溶湯にＢｅ
００５〜５０ｐｐｍを添加して連続鋳造を行なうことに
ある。
本発明に係るＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法（以
下本発明に係る方法ということがある。）について以下
詳細に説明する。
下本発明に係る方法ということがある。）について以下
詳細に説明する。
本発明に係る方法において使用するＡｌ−Ｍｇ系合金は
、薄板に連続鋳造する場合に生成する酸化膜が薄板表面
に巻込まれ、この巻込まれた部分が徐冷されてＭｇ偏析
欠陥および化合物の凝集欠陥が発生するのであるが、連
続鋳造の際に溶湯にＢｅを添加してシールすることによ
り溶湯表面の酸化を抑制し、即ち、酸化膜の生成を抑制
して連続鋳造により得られた薄板の表面にＭｇ偏析欠陥
および化合物凝集欠陥の生成を防止する。
、薄板に連続鋳造する場合に生成する酸化膜が薄板表面
に巻込まれ、この巻込まれた部分が徐冷されてＭｇ偏析
欠陥および化合物の凝集欠陥が発生するのであるが、連
続鋳造の際に溶湯にＢｅを添加してシールすることによ
り溶湯表面の酸化を抑制し、即ち、酸化膜の生成を抑制
して連続鋳造により得られた薄板の表面にＭｇ偏析欠陥
および化合物凝集欠陥の生成を防止する。
このように、Ｍｇ ０．５〜６ｗｔ％を含有するＡｌ−
Ｍｇ系合金の連続鋳造により得られた薄板表面に発生す
るＭｇ偏析欠陥や化合物凝集欠陥は、上記に説明したよ
うに、溶湯メニスカスの酸化膜を巻込むことに原因があ
り、そのため、Ｍｇ酸化膜の成長を抑制するためにＢｅ
を０．５〜５０ｐｐｍ溶湯に添加して連＃Ｃ鋳造により
薄板を鋳造する。
Ｍｇ系合金の連続鋳造により得られた薄板表面に発生す
るＭｇ偏析欠陥や化合物凝集欠陥は、上記に説明したよ
うに、溶湯メニスカスの酸化膜を巻込むことに原因があ
り、そのため、Ｍｇ酸化膜の成長を抑制するためにＢｅ
を０．５〜５０ｐｐｍ溶湯に添加して連＃Ｃ鋳造により
薄板を鋳造する。
そして、Ｍｇ含有量が０．５ｗｔ％未満では薄板の連続
鋳造薄板の表面にＭｇ偏析欠陥および化合物の凝集欠陥
は発生することがなく、また、６ｕ＋ｔ％を越えるアル
ミニウム合金はＪＩＳ規格、ＡＡ規格に制定されていな
い。よって、Ｍｇ含有量は０．５〜６ｕ＋ｔ％とする。
鋳造薄板の表面にＭｇ偏析欠陥および化合物の凝集欠陥
は発生することがなく、また、６ｕ＋ｔ％を越えるアル
ミニウム合金はＪＩＳ規格、ＡＡ規格に制定されていな
い。よって、Ｍｇ含有量は０．５〜６ｕ＋ｔ％とする。
また、Ｂｅを溶湯に添加することにより、Ｂｅが溶湯表
面に偏在し次式に示す反応によって外部酸化に対する抵
抗体としてのＢｅの酸化物を形成するのである。
面に偏在し次式に示す反応によって外部酸化に対する抵
抗体としてのＢｅの酸化物を形成するのである。
２ Ｂｅ ＋ ０２ ＝ ２ ＢｅＯ
そして、このＢｅＯによって溶湯表面がシールされるの
でＭｇ酸化物の酸化膜の成長が抑制されるものである。
でＭｇ酸化物の酸化膜の成長が抑制されるものである。
この場合、Ｂｅ添加量が０．！；ｐｐｍ未満では上記し
た効果が少なく、また、５０ｐｐｍを越えて量を添加す
るとその効果は飽和し、それ以上の添加は不経済である
。よって、溶湯に添加するＢｅ量は０．５〜５０ｐｐｍ
とする。
た効果が少なく、また、５０ｐｐｍを越えて量を添加す
るとその効果は飽和し、それ以上の添加は不経済である
。よって、溶湯に添加するＢｅ量は０．５〜５０ｐｐｍ
とする。
なお、Ｂｅを添加した場合と添加しない場合について第
１図および第２図で説明すると、第１図（ａ）（ｂ）は
Ｂｃ ３０ｐｐｍを添加した場合のＡｔ−Ｍｇ系合金薄
板の表面の金属組織の顕微鏡写真であり、第２図（ａ）
（ｂ）はＢｅを添加しない場合の同じ薄板表面の金属組
織の顕微鏡写真であり、Ｂｅを添加しない第２図６）（
ｂ）の顕微鏡写真には黒い斑点状のＭｇ偏析欠陥化合物
の凝集欠陥が存在している。
１図および第２図で説明すると、第１図（ａ）（ｂ）は
Ｂｃ ３０ｐｐｍを添加した場合のＡｔ−Ｍｇ系合金薄
板の表面の金属組織の顕微鏡写真であり、第２図（ａ）
（ｂ）はＢｅを添加しない場合の同じ薄板表面の金属組
織の顕微鏡写真であり、Ｂｅを添加しない第２図６）（
ｂ）の顕微鏡写真には黒い斑点状のＭｇ偏析欠陥化合物
の凝集欠陥が存在している。
［実施例１
本発明に係るＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法の実
施例を説明する。
施例を説明する。
実施例
Ｍｇ ４ｗｔ％を含有し、残部ＡＩおよび不純物からな
るＡｌ−Ｍｇ系合金溶湯に、Ｂｅを３０ｐｐｍ添加して
板厚５．５ｔの板に連続鋳造を行なった。
るＡｌ−Ｍｇ系合金溶湯に、Ｂｅを３０ｐｐｍ添加して
板厚５．５ｔの板に連続鋳造を行なった。
その結果は、板表面にＭｇ偏析欠陥および化合物の凝集
欠陥は全く発生しなかった。
欠陥は全く発生しなかった。
また、比較例としてＭｇ ４ｗｔ％を含有し、残部Ａｌ
および不純物からなるＡｌ−Ｍｇ系合金に溶湯に、Ｂｅ
を添加しないで板厚５．５ｔに連続鋳造を行なった。そ
の結果、板表面にはＭｇ偏析欠陥および化合物凝集欠陥
が発生した。
および不純物からなるＡｌ−Ｍｇ系合金に溶湯に、Ｂｅ
を添加しないで板厚５．５ｔに連続鋳造を行なった。そ
の結果、板表面にはＭｇ偏析欠陥および化合物凝集欠陥
が発生した。
［発明の効果］
以上説明したように、本発明に係るＡｌ−Ｍｇ系合金の
薄板連続鋳造方法は上記の構成を有しており、連続鋳造
により得られた板表面にはＭｇ偏析欠陥、化合物の凝集
欠陥がない優れた品質を有するものが得られた。
薄板連続鋳造方法は上記の構成を有しており、連続鋳造
により得られた板表面にはＭｇ偏析欠陥、化合物の凝集
欠陥がない優れた品質を有するものが得られた。
第１図は本発明に係るＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造
方法による薄板表面の金属組織の顕微鏡写真、第２図は
Ｂｅを添加しない場合の薄板表面の金属組織の顕微鏡写
真である。 手続補正書（自発）６゜ ７゜ １、事件の表示 昭和６０年特許願第１０１０６０号 ２、発明の名称 Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法 ３、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 神戸市中央区脇浜町１丁目３番１８号名称 （１
１９） 株式会社 神戸製鋼所代表者 牧 冬
彦 ４、代理人 住所 東京都江東区南砂２丁目２番１５号藤和東陽町コ
ープ９０１号 補正の対象 （１）第１図、第２図 補正の内容 別紙の通り
方法による薄板表面の金属組織の顕微鏡写真、第２図は
Ｂｅを添加しない場合の薄板表面の金属組織の顕微鏡写
真である。 手続補正書（自発）６゜ ７゜ １、事件の表示 昭和６０年特許願第１０１０６０号 ２、発明の名称 Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法 ３、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 神戸市中央区脇浜町１丁目３番１８号名称 （１
１９） 株式会社 神戸製鋼所代表者 牧 冬
彦 ４、代理人 住所 東京都江東区南砂２丁目２番１５号藤和東陽町コ
ープ９０１号 補正の対象 （１）第１図、第２図 補正の内容 別紙の通り
Claims (1)
- Ｍｇ０．５〜６ｗｔ％を含有するＡｌ合金溶湯にＢｅ０
．５〜５０ｐｐｍを添加して連続鋳造を行なうことを特
徴とするＡｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10106085A JPS61262448A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10106085A JPS61262448A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61262448A true JPS61262448A (ja) | 1986-11-20 |
Family
ID=14290568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10106085A Pending JPS61262448A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | Ａｌ−Ｍｇ系合金の薄板連続鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61262448A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02298230A (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-10 | Sky Alum Co Ltd | 温間成形用アルミニウム合金圧延板 |
| US5076340A (en) * | 1989-08-07 | 1991-12-31 | Dural Aluminum Composites Corp. | Cast composite material having a matrix containing a stable oxide-forming element |
| JPH05502057A (ja) * | 1989-08-07 | 1993-04-15 | アルキャン・インターナショナル・リミテッド | 安定な酸化物形成元素を含有するマトリックスを有する鋳造複合材料 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59123734A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-17 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電気抵抗を高めた構造用低放射化アルミニウム合金 |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP10106085A patent/JPS61262448A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59123734A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-17 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電気抵抗を高めた構造用低放射化アルミニウム合金 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02298230A (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-10 | Sky Alum Co Ltd | 温間成形用アルミニウム合金圧延板 |
| US5076340A (en) * | 1989-08-07 | 1991-12-31 | Dural Aluminum Composites Corp. | Cast composite material having a matrix containing a stable oxide-forming element |
| JPH05502057A (ja) * | 1989-08-07 | 1993-04-15 | アルキャン・インターナショナル・リミテッド | 安定な酸化物形成元素を含有するマトリックスを有する鋳造複合材料 |
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