JPS61261291A - 液相エピタキシヤル成長方法およびそのための装置 - Google Patents
液相エピタキシヤル成長方法およびそのための装置Info
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- JPS61261291A JPS61261291A JP10477485A JP10477485A JPS61261291A JP S61261291 A JPS61261291 A JP S61261291A JP 10477485 A JP10477485 A JP 10477485A JP 10477485 A JP10477485 A JP 10477485A JP S61261291 A JPS61261291 A JP S61261291A
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- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
11止二五月分!
本発明は液相エピタキシャル成長方法に関する。
更に詳しくいえば、二層以上のエピタキシャル層を連続
的にかつ量産性良く成長させることのできる液相エピタ
キシャル成長方法並びに該方法を実施するための装置に
関する。
的にかつ量産性良く成長させることのできる液相エピタ
キシャル成長方法並びに該方法を実施するための装置に
関する。
従来の技術
一般に半導体素子、デバイスを作製する際には半導体の
単結晶が使用される。この半導体単結晶の製造方法は大
別して気相成長法と液相成長法に分類され、夫々特有の
利点を有しており、目的に応じて使い分けられている。
単結晶が使用される。この半導体単結晶の製造方法は大
別して気相成長法と液相成長法に分類され、夫々特有の
利点を有しており、目的に応じて使い分けられている。
近年、半導体単結晶を作製するための基本的な技術の1
つとしてエピタキシャル成長法が注目され、広範に利用
されている。
つとしてエピタキシャル成長法が注目され、広範に利用
されている。
このエピタキシャル成長技術の最も重要な利点の1つは
、不純物の制御が極めて容易であり、基板中の不純物と
は無関係に、エピタキシャル成長中に不純物を導入し、
エピタキシャル層と基板との間に種々の接合を形成する
ことができることである。また、この成長法によれば、
単結晶基板上にこれと同一の面方位を有する単結晶層を
形成することができ、更に例えば種結晶と接触させた成
長用融液部分を徐々に結晶化させるスライド法などの成
長法に従えば、絶縁基板、非晶質基板等の上に単結晶層
を形成することも十分可能である。
、不純物の制御が極めて容易であり、基板中の不純物と
は無関係に、エピタキシャル成長中に不純物を導入し、
エピタキシャル層と基板との間に種々の接合を形成する
ことができることである。また、この成長法によれば、
単結晶基板上にこれと同一の面方位を有する単結晶層を
形成することができ、更に例えば種結晶と接触させた成
長用融液部分を徐々に結晶化させるスライド法などの成
長法に従えば、絶縁基板、非晶質基板等の上に単結晶層
を形成することも十分可能である。
半導体素子、デバイス作製プロセスにおいてはしばしば
多層薄膜を形成する必要が生じる。この多層成長につい
てはCVD、PVD等の気相エピタキシャル成長法は装
置が複雑になることから余り利用されず、主として液相
エピタキシャル成長法が利用され、特に高温で分離し易
い化合物半導体の低欠陥単結晶層を形成する際に有利で
あり、発光ダイオード、半導体レーザなどの多層薄膜構
造を有するデバイス、素子の作製のために汎用されてい
る。
多層薄膜を形成する必要が生じる。この多層成長につい
てはCVD、PVD等の気相エピタキシャル成長法は装
置が複雑になることから余り利用されず、主として液相
エピタキシャル成長法が利用され、特に高温で分離し易
い化合物半導体の低欠陥単結晶層を形成する際に有利で
あり、発光ダイオード、半導体レーザなどの多層薄膜構
造を有するデバイス、素子の作製のために汎用されてい
る。
従来の液相エピタキシャル成長技術としては、例えば竪
型ディップ法が知られている。この方法は、るつぼ内に
溶媒、溶質、ドーパントを投入し、反応管中で高温にし
た後、この中に基板を入れて冷却することにより単結晶
薄膜を成長させるものである。従って、この方法では、
成長層の組成やドーパントの種類、濃度の異る二層ある
いはそれ以上の層を成長させる為には、るつぼ等を一旦
反応管より取出して原料を再投入する必要があった。
型ディップ法が知られている。この方法は、るつぼ内に
溶媒、溶質、ドーパントを投入し、反応管中で高温にし
た後、この中に基板を入れて冷却することにより単結晶
薄膜を成長させるものである。従って、この方法では、
成長層の組成やドーパントの種類、濃度の異る二層ある
いはそれ以上の層を成長させる為には、るつぼ等を一旦
反応管より取出して原料を再投入する必要があった。
そのため、基板は成長の途中で空気に晒されることにな
り表面酸化等の悪影響を受けることになる。
り表面酸化等の悪影響を受けることになる。
この問題を解決する有用な技術の1つとして、横型スラ
イド法が知られており、この方法は予め二種類以上の溶
液をいくつかの溶液槽に入れて反応管内に置き、この状
態で基板ホルダーを移動させることにより基板を次々に
異る溶液と接触させ、結晶成長させることからなってい
る。しかしながら、この方法では基板を平面上に並べる
必要があり、従って場所をとり、また大量生産に適さな
いものである。
イド法が知られており、この方法は予め二種類以上の溶
液をいくつかの溶液槽に入れて反応管内に置き、この状
態で基板ホルダーを移動させることにより基板を次々に
異る溶液と接触させ、結晶成長させることからなってい
る。しかしながら、この方法では基板を平面上に並べる
必要があり、従って場所をとり、また大量生産に適さな
いものである。
発■が解′しようとする問題点
以上述べたように、液相エピタキシャル成長法は不純物
の制御が極めて容易であり、また多層成長に右いても有
利である等の各種利点を有し、広く利用されているが、
特に多層成長させる場合には改善すべきいくつかの問題
を残している。例えば、量産性に優れている竪型ディッ
プ法で二層以上のエピタキシャル層を成長させる場合、
一層目の成長後基板を一旦取出さねばならず、そのため
一層目の表面に酸化膜が形成されるなどの欠点があった
。一方、スライドポート法によれば該竪型ディップ法の
欠点は解消し得るものの、一度に成長できる数が制限さ
れてしまうために量産性が劣り好ましくない。
の制御が極めて容易であり、また多層成長に右いても有
利である等の各種利点を有し、広く利用されているが、
特に多層成長させる場合には改善すべきいくつかの問題
を残している。例えば、量産性に優れている竪型ディッ
プ法で二層以上のエピタキシャル層を成長させる場合、
一層目の成長後基板を一旦取出さねばならず、そのため
一層目の表面に酸化膜が形成されるなどの欠点があった
。一方、スライドポート法によれば該竪型ディップ法の
欠点は解消し得るものの、一度に成長できる数が制限さ
れてしまうために量産性が劣り好ましくない。
そこで、量産性に適した竪型ディップ法にみられるよう
な欠点を示さない新たな液相エピタキシャル成長方法を
開発することは、高品位の多層薄膜素子、デバイスを得
、その作製コストを節減し、液相エピタキシャル成長法
の利用分野の拡大を図る上で極めて大きな意義を有する
。本発明の目的はこの点にあり、二層以上のエピタキシ
ャル層を連続的に量産性良く形成し得る液相エピタキシ
ャル成長方法を提供することにある。また、このような
方法を実施するために有用な液相エピタキシャル装置を
提供することも本発明の目的の1つである。
な欠点を示さない新たな液相エピタキシャル成長方法を
開発することは、高品位の多層薄膜素子、デバイスを得
、その作製コストを節減し、液相エピタキシャル成長法
の利用分野の拡大を図る上で極めて大きな意義を有する
。本発明の目的はこの点にあり、二層以上のエピタキシ
ャル層を連続的に量産性良く形成し得る液相エピタキシ
ャル成長方法を提供することにある。また、このような
方法を実施するために有用な液相エピタキシャル装置を
提供することも本発明の目的の1つである。
問題点を解 するための 段
本発明者等は二層以上の多層エビタキシャ?し成長にお
ける従来の液相エピタキシャル成長法の上記の如き現状
に鑑みて、量産性に優れかつ成長中の表面酸化等の問題
を生ずることのない新しい液相エピタキシャル成長法を
開発すべく種々検討した結果、同一のカセット内に多数
の基板を配列し、第1層目の成長を第1層目成長用溶液
内に浸漬することにより行い、第2層目以後の成長を少
なくとも1つの液溜め内の溶液を該基板を含むカセット
またはるつぼ内に導入し、カセットを成長用るつぼ内か
ら取り出すことなしに、繰り返しエピタキシャル成長さ
せることにより実施することが上記目的達成のために極
めて有利であることを見出し本発明に至った。
ける従来の液相エピタキシャル成長法の上記の如き現状
に鑑みて、量産性に優れかつ成長中の表面酸化等の問題
を生ずることのない新しい液相エピタキシャル成長法を
開発すべく種々検討した結果、同一のカセット内に多数
の基板を配列し、第1層目の成長を第1層目成長用溶液
内に浸漬することにより行い、第2層目以後の成長を少
なくとも1つの液溜め内の溶液を該基板を含むカセット
またはるつぼ内に導入し、カセットを成長用るつぼ内か
ら取り出すことなしに、繰り返しエピタキシャル成長さ
せることにより実施することが上記目的達成のために極
めて有利であることを見出し本発明に至った。
即ち、本発明の液相エピタキシャル成長法は、二層以上
のエピタキシャル層を液相エピタキシャル成長させる単
結晶多層薄膜の形成方法であって、同一のカセット内に
収納された多数の基板を第1層目成長用溶液に浸漬して
第1層目の成長を行い、第2層以後の成長を、少なくと
も1つの液溜めから結晶成長用溶液を該カセットまたは
るつぼ内に導入して、前記第1層目成長用溶液と置換ま
たは混合し、成長させる操作を繰り返して第2層目以後
の成長を行うことにより、同一のるつぼ内で、成長途中
で基板を取出すことなく、連続的に2層以上のエピタキ
シャル層を形成することを特徴とする。
のエピタキシャル層を液相エピタキシャル成長させる単
結晶多層薄膜の形成方法であって、同一のカセット内に
収納された多数の基板を第1層目成長用溶液に浸漬して
第1層目の成長を行い、第2層以後の成長を、少なくと
も1つの液溜めから結晶成長用溶液を該カセットまたは
るつぼ内に導入して、前記第1層目成長用溶液と置換ま
たは混合し、成長させる操作を繰り返して第2層目以後
の成長を行うことにより、同一のるつぼ内で、成長途中
で基板を取出すことなく、連続的に2層以上のエピタキ
シャル層を形成することを特徴とする。
本発明の方法により、各種半導体材料、特に高温で分解
し易い■−V族あるいはII−Vl族化合物半導体の二
元系、あるいはそれ以上の多元系エピタキシャル層を得
ることができる。
し易い■−V族あるいはII−Vl族化合物半導体の二
元系、あるいはそれ以上の多元系エピタキシャル層を得
ることができる。
本発明の方法によれば、多層エピタキシャル層のうち、
第1層目は従来公知のディッピング法により実施される
。この原理は簡単にいえば、溶融金属、例えば溶融Ga
などの媒質中にエピタキシャル成長させるべき原料を溶
解した溶液中にウェハ等を浸漬した状態で溶液を冷却す
ることにより該原料をウェハ等の基板表面上に析出させ
ることにある。
第1層目は従来公知のディッピング法により実施される
。この原理は簡単にいえば、溶融金属、例えば溶融Ga
などの媒質中にエピタキシャル成長させるべき原料を溶
解した溶液中にウェハ等を浸漬した状態で溶液を冷却す
ることにより該原料をウェハ等の基板表面上に析出させ
ることにある。
また、第2層目以後の成長も原理的にはディッピング法
と同じであるが、ウェハ等の支持体としての、例えばカ
セットを取出し、溶液の交換、あるいはるつぼの交換を
行うことなしに第2層目以後の成長を行いうる成長用溶
液の導入手段を工夫し、これを順次実施することにより
行われる。
と同じであるが、ウェハ等の支持体としての、例えばカ
セットを取出し、溶液の交換、あるいはるつぼの交換を
行うことなしに第2層目以後の成長を行いうる成長用溶
液の導入手段を工夫し、これを順次実施することにより
行われる。
このような本発明の液相エピタキシャル成長方法は、る
つぼと、該るつぼ内径よりもわずかに小さな外径を有し
、多数の基板を収納する支持体を含むカセットと、該カ
セットを上下に移動させ、かつ回転させることのできる
シャフトと、溶液貯蔵用の少なくとも1つの溶液溜めと
を具備する液相エピタキシャル成長装置を用いることに
より実施できる。
つぼと、該るつぼ内径よりもわずかに小さな外径を有し
、多数の基板を収納する支持体を含むカセットと、該カ
セットを上下に移動させ、かつ回転させることのできる
シャフトと、溶液貯蔵用の少なくとも1つの溶液溜めと
を具備する液相エピタキシャル成長装置を用いることに
より実施できる。
本発明の上記装置において、カセットはネジ込み式、ス
ロット式嵌合などの公知の適当な手段により少なくとも
2つの部分に分離でき、その内部に支持体およびウェハ
等の基板を収納することができるようになっている。
ロット式嵌合などの公知の適当な手段により少なくとも
2つの部分に分離でき、その内部に支持体およびウェハ
等の基板を収納することができるようになっている。
また、カセット環よびるつぼの少なくとも一方にはるつ
ぼ底部とカセットとを連通ずる連通手段および上記溶液
溜めからの溶液をこれらの少なくとも一方に導入する溶
液導入手段が設けられており、シャフトによりカセット
を上下動あるいは回転させることにより、るつぼ下方に
ある溶液をカセット内に導入し、また排出でき、更に液
溜めの溶液をカセット、るつぼ内に導入できるようにな
っている。
ぼ底部とカセットとを連通ずる連通手段および上記溶液
溜めからの溶液をこれらの少なくとも一方に導入する溶
液導入手段が設けられており、シャフトによりカセット
を上下動あるいは回転させることにより、るつぼ下方に
ある溶液をカセット内に導入し、また排出でき、更に液
溜めの溶液をカセット、るつぼ内に導入できるようにな
っている。
また、第2層以後の成長用の溶液を貯蔵する液溜めは、
カセット上方に設けられた夫々隔壁で分離された液溜め
(チャンバー)として形成するか、あるいはるつぼ側壁
部に設けられた開口部と連通ずる管手段によりるつぼと
接続された液溜めを使用することも可能である。これら
液溜めとるつぼ内部またはカセット内部との隔離、連通
は以下のようにすることにより容易に行える。
カセット上方に設けられた夫々隔壁で分離された液溜め
(チャンバー)として形成するか、あるいはるつぼ側壁
部に設けられた開口部と連通ずる管手段によりるつぼと
接続された液溜めを使用することも可能である。これら
液溜めとるつぼ内部またはカセット内部との隔離、連通
は以下のようにすることにより容易に行える。
まず、前記シャフトによりカセットを回転および/また
は上下動させ、カセット側壁またはるつぼ内壁に設けら
れた溶液導入手段、例えば溝または開口と前記チャンバ
ー側壁下方またはるつぼ壁の液溜めと連通ずる開口とを
一致させることにより連通し、溶液をカセット内または
るつぼ内に導入できる。また、これらを一致させない位
置に、シャフトの回転等によりカセットを移動させるこ
とにより、カセット壁またはるつぼ壁が栓の役割を果た
し、液溜めとカセットまたはるつぼとの隔離が保証され
る。また、これらの操作は特に液溜めをるつぼ外に設け
る場合には電磁弁などで操作することも勿論可能である
。
は上下動させ、カセット側壁またはるつぼ内壁に設けら
れた溶液導入手段、例えば溝または開口と前記チャンバ
ー側壁下方またはるつぼ壁の液溜めと連通ずる開口とを
一致させることにより連通し、溶液をカセット内または
るつぼ内に導入できる。また、これらを一致させない位
置に、シャフトの回転等によりカセットを移動させるこ
とにより、カセット壁またはるつぼ壁が栓の役割を果た
し、液溜めとカセットまたはるつぼとの隔離が保証され
る。また、これらの操作は特に液溜めをるつぼ外に設け
る場合には電磁弁などで操作することも勿論可能である
。
更に、カセット下方側部もしくは底部に開口またはスリ
ットを設け、一方必要ならばるつぼ内壁下方に溝を設け
、これらを連通させることにより第1層成長の際にはカ
セットを下降させることにより溶液をカセット内に導入
でき、また前の層の成長溶液をカセット内から排除し、
次いで、上記のような態様の1種に従って次の層の成長
用溶液をカセット内に導入し、成長用溶液の置換を行う
ことができる。また、るつぼ底部に溶液の排出口を設け
、これを排出液溜めと接続し、該接続部に電磁弁などを
置いて開閉することにより、溶液の置換はほぼ完全に行
うことができる。
ットを設け、一方必要ならばるつぼ内壁下方に溝を設け
、これらを連通させることにより第1層成長の際にはカ
セットを下降させることにより溶液をカセット内に導入
でき、また前の層の成長溶液をカセット内から排除し、
次いで、上記のような態様の1種に従って次の層の成長
用溶液をカセット内に導入し、成長用溶液の置換を行う
ことができる。また、るつぼ底部に溶液の排出口を設け
、これを排出液溜めと接続し、該接続部に電磁弁などを
置いて開閉することにより、溶液の置換はほぼ完全に行
うことができる。
一方、ガス抜は口あるいはガス流入口は特に設ける必要
はなく、るつぼとカセットとが完全に密着された状態に
はないので、これらの間のわずかな間隙から雰囲気ガス
の出入りが生ずる。従って、るつぼおよびカセット材料
としてはカーボン、石英、カーボンで被覆した石英また
はセラミック物質などを使用し、成長用溶液に対して濡
れ性の小さなもの、即ち接触角の大きな材料を選択する
ことにより溶液の排出、導入口部分での漏れを防止する
ことが容易となるので、好ましい。
はなく、るつぼとカセットとが完全に密着された状態に
はないので、これらの間のわずかな間隙から雰囲気ガス
の出入りが生ずる。従って、るつぼおよびカセット材料
としてはカーボン、石英、カーボンで被覆した石英また
はセラミック物質などを使用し、成長用溶液に対して濡
れ性の小さなもの、即ち接触角の大きな材料を選択する
ことにより溶液の排出、導入口部分での漏れを防止する
ことが容易となるので、好ましい。
本発明の方法並びに装置において、溶液の量は、カセッ
ト内に収納されたすべての基板を該溶液内に浸漬する必
要があることから、カセット内のデッドスペースとほぼ
等しいか、それよりも多量とすることが望ましい。
ト内に収納されたすべての基板を該溶液内に浸漬する必
要があることから、カセット内のデッドスペースとほぼ
等しいか、それよりも多量とすることが望ましい。
以下、本発明の装置を添付第1図を参照して更に詳しく
説明する。第1図は本発明の液相エピタキシャル装置の
好ましい1態様を模式的な断面図で示したものであり、
特に2層のエピタキシャル層を成長させるのに有用であ
り、また第1層目の成長用溶液と第2層目成長用溶液と
を混合して第2層成長を行う態様に対して有利な装置で
ある。
説明する。第1図は本発明の液相エピタキシャル装置の
好ましい1態様を模式的な断面図で示したものであり、
特に2層のエピタキシャル層を成長させるのに有用であ
り、また第1層目の成長用溶液と第2層目成長用溶液と
を混合して第2層成長を行う態様に対して有利な装置で
ある。
第1図の装置は、るつぼ1と、カセット2と、該カセッ
トを上下動並びに回転させるロッド(シャフト)3と、
カセット2の上部に設けられた第2層成長用溶液の液溜
め4とから主として構成されている。カセット2内には
基板収納用の皿5が多数配置されている。この皿5は溶
液のカセット内への侵入、排出を容易にするために、好
ましくは網目状等の多数の孔を、特にその底部に有する
ものであり、例えば石英、カーボンもしくはカーボン被
覆石英またはセラミックス製である。また基板との接触
を点接触とするために(皿との接触を出来るだけ減じ、
基板、エピタキシャル層の汚染を防止する)、先端の曲
率が比較的大きな多数の突起を有していてもよい。
トを上下動並びに回転させるロッド(シャフト)3と、
カセット2の上部に設けられた第2層成長用溶液の液溜
め4とから主として構成されている。カセット2内には
基板収納用の皿5が多数配置されている。この皿5は溶
液のカセット内への侵入、排出を容易にするために、好
ましくは網目状等の多数の孔を、特にその底部に有する
ものであり、例えば石英、カーボンもしくはカーボン被
覆石英またはセラミックス製である。また基板との接触
を点接触とするために(皿との接触を出来るだけ減じ、
基板、エピタキシャル層の汚染を防止する)、先端の曲
率が比較的大きな多数の突起を有していてもよい。
皿5、即ち基板の支持体はカセット成長室とるつぼとの
間の前記連通手段の態様によって変えることができ、例
えばカセット側部に縦方向のスリットが該手段として設
けられている場合には必ずしも多数の貫通孔を有するも
のでなくてもよい。
間の前記連通手段の態様によって変えることができ、例
えばカセット側部に縦方向のスリットが該手段として設
けられている場合には必ずしも多数の貫通孔を有するも
のでなくてもよい。
一方、カセット下方側部あるいは底部に設けられた開口
が該手段である場合には、支持体は多数の貫通孔を有す
ることが必須である。
が該手段である場合には、支持体は多数の貫通孔を有す
ることが必須である。
更にカセット2の上方に設けられた溶液溜め4の下方側
部には、そこに収納されている第2層成長用の溶液6を
カセット内に導入するための流出ロアが設けられ、これ
は第1層の成長中はるつぼ1の壁との接触により密閉さ
れている。
部には、そこに収納されている第2層成長用の溶液6を
カセット内に導入するための流出ロアが設けられ、これ
は第1層の成長中はるつぼ1の壁との接触により密閉さ
れている。
更に、るつぼ1の内壁には液溜め4からの溶液をカセッ
トまたはるつぼ内に導入するための溝8が縦方向に一ケ
所設けられている。また、カセット側部にスリットを設
けておき、溶液が直接カセット内に流入するようにする
こともできる。
トまたはるつぼ内に導入するための溝8が縦方向に一ケ
所設けられている。また、カセット側部にスリットを設
けておき、溶液が直接カセット内に流入するようにする
こともできる。
また、ロッド3はカセット2と共に液溜め4、皿5、右
よび溶液6を同時に上下動および回転させる。更にカセ
ット側壁部には縦方向にスリット等が設けられている。
よび溶液6を同時に上下動および回転させる。更にカセ
ット側壁部には縦方向にスリット等が設けられている。
従って、ロッド3によりカセット2を下降させると、る
つぼ底部に収容された第1層成長用溶液9がカセット側
壁のスリットを介してその内部に侵入し、成長室10内
に配置された各皿5内の基板11が完全に成長用溶液で
浸漬される。この状態で系を冷却(例えば第3図に示し
たような温度プログラムに従って)することにより第1
層目のエピタキシャル成長が可能となる。
つぼ底部に収容された第1層成長用溶液9がカセット側
壁のスリットを介してその内部に侵入し、成長室10内
に配置された各皿5内の基板11が完全に成長用溶液で
浸漬される。この状態で系を冷却(例えば第3図に示し
たような温度プログラムに従って)することにより第1
層目のエピタキシャル成長が可能となる。
また、第2層目成長用溶液の導入は、同様にロッド3を
操作し、流出ロアと溝8とを一致させ、ロッドを上昇さ
せることにより容易に行われる。
操作し、流出ロアと溝8とを一致させ、ロッドを上昇さ
せることにより容易に行われる。
この第1図の態様でも、勿論第3層、第4層等の成長を
実施することができ、その場合第2層目成長用液溜め4
の上方に第3、第4層目等の成長用液溜めを設け、また
溝8の高さを更に大きくすることにより可能となる。
実施することができ、その場合第2層目成長用液溜め4
の上方に第3、第4層目等の成長用液溜めを設け、また
溝8の高さを更に大きくすることにより可能となる。
更に、第1層目の成長溶液は必ずしも予めるつぼl内に
収容しておく必要がなく、同様に液溜を設けその中に収
納しておいてもよい。
収容しておく必要がなく、同様に液溜を設けその中に収
納しておいてもよい。
るつぼlの底部またはその近傍の側壁に開口を設け、こ
れを導管を介して排出液用液溜めと連絡させ、第1図の
態様を溶液混合による成長ではなく置換型の成長とする
こともできる。
れを導管を介して排出液用液溜めと連絡させ、第1図の
態様を溶液混合による成長ではなく置換型の成長とする
こともできる。
第1図の装置は通常のディップ型液相エピタキシャル装
置と同様に炉あるいは反応管内に収納され、炉の動作に
より温度制御される。
置と同様に炉あるいは反応管内に収納され、炉の動作に
より温度制御される。
また、第2図(a)、(b)には第1図とは別の本発明
の好ましい態様を模式的な平面図(a)および縦断面図
(5)で示したものである。この態様によれば、各層の
成長毎に成長用溶液のほぼ完全な置換を行うことができ
、また第1図と同様の混合による成長操作も勿論実施で
きる。
の好ましい態様を模式的な平面図(a)および縦断面図
(5)で示したものである。この態様によれば、各層の
成長毎に成長用溶液のほぼ完全な置換を行うことができ
、また第1図と同様の混合による成長操作も勿論実施で
きる。
第2図の装置は、第2図(a)にみられるように、るつ
ぼ1と、カセット2と、ロッド3と、るつぼ1の外側部
に設けられた開口121〜12.を介してその内部と連
通している複数の成長用溶液の液溜め4、〜43とから
主として構成されている。
ぼ1と、カセット2と、ロッド3と、るつぼ1の外側部
に設けられた開口121〜12.を介してその内部と連
通している複数の成長用溶液の液溜め4、〜43とから
主として構成されている。
カセット2の成長室は第1図と同様であり、従って同一
番号を付して説明を省略する。この態様においてカセッ
ト2の上方部分には少なくとも1箇所に開口またはスリ
ット13が設けられており、これをロッド3の動作によ
りるつぼ側壁の液溜め4、〜43等と連通している開口
12.〜123と一致させることにより順次第2層、第
3層等の成長用溶液がカセット成長室内10に導入し得
るようになっている。
番号を付して説明を省略する。この態様においてカセッ
ト2の上方部分には少なくとも1箇所に開口またはスリ
ット13が設けられており、これをロッド3の動作によ
りるつぼ側壁の液溜め4、〜43等と連通している開口
12.〜123と一致させることにより順次第2層、第
3層等の成長用溶液がカセット成長室内10に導入し得
るようになっている。
一方、カセット2の底部近傍の側壁には開口14が、ま
たるつぼ1の底部近傍の内壁部には溝15が設けられて
いて、カセット内の溶液の出入りができるようになって
いる。また、るつぼ1の底部には開口16があり、弁手
段を備えた管により接続された排出液溜め(図示せず)
を設けることもでき、各層の成長後完全に溶液を置換し
たい場合に有用である。
たるつぼ1の底部近傍の内壁部には溝15が設けられて
いて、カセット内の溶液の出入りができるようになって
いる。また、るつぼ1の底部には開口16があり、弁手
段を備えた管により接続された排出液溜め(図示せず)
を設けることもでき、各層の成長後完全に溶液を置換し
たい場合に有用である。
更に別の態様によれば、カセット2の外側面に少なくと
も1つの縦方向に伸びた溝と、少なくとも1つの同様な
長さの縦方向のスリットまたは底部に設けられた開口も
しくはスリットとを利用することにより同様な多層膜成
長操作を実施することができる。
も1つの縦方向に伸びた溝と、少なくとも1つの同様な
長さの縦方向のスリットまたは底部に設けられた開口も
しくはスリットとを利用することにより同様な多層膜成
長操作を実施することができる。
更に、第1図および第2図に示した液溜めの設置方法を
組合せて利用すれば、極めて多数の層から構成される多
層膜をコンパクトな装置によって形成することが可能と
なる。このような態様も当然本発明の範囲内にはいるも
のと理解すべきである。
組合せて利用すれば、極めて多数の層から構成される多
層膜をコンパクトな装置によって形成することが可能と
なる。このような態様も当然本発明の範囲内にはいるも
のと理解すべきである。
、作月
以上記載したように、本発明の方法並びに装置によれば
多層構造のエピタキシャル膜を量産性良く、しかも高品
位で得ることができる。
多層構造のエピタキシャル膜を量産性良く、しかも高品
位で得ることができる。
まず、本発明では第1層目あるいは成長中の任意の層の
形成後、基板を取り出すことなしに第2層目あるいは次
の層の成長を連続して実施できる。
形成後、基板を取り出すことなしに第2層目あるいは次
の層の成長を連続して実施できる。
これは液相エピタキシャル成長装置を第1図または第2
図に示したような構成の1つとすることにより可能とな
った。
図に示したような構成の1つとすることにより可能とな
った。
更に、本発明によれば一度の操作で多数の基板を同時に
処理することができ、同一ロットで得られる製品の数が
多いので、同一の品位のものを大量に得ることができる
。これも、上記のような構成の装置を利用することによ
らて可能となった。
処理することができ、同一ロットで得られる製品の数が
多いので、同一の品位のものを大量に得ることができる
。これも、上記のような構成の装置を利用することによ
らて可能となった。
第1図の装置を用いて、2層からなるエピタキシャル成
長膜を形成する操作を簡単に説明すると、まず炉内で支
持されたるつぼ1内に第1層目成長用溶液9をカセット
2の成長室10のデッドスペースに相当する量で入れ、
皿5に収容された基板11を多数カセット2の成長室内
に収容し、ロッド3を下降させてカセット下部をるつぼ
内に装入し、適当な位置までカセットを下降させた後、
液溜め4内に第2層成長用溶液6を導入し、更にカセッ
ト2を下降させて第1図に示すような配置とする。
長膜を形成する操作を簡単に説明すると、まず炉内で支
持されたるつぼ1内に第1層目成長用溶液9をカセット
2の成長室10のデッドスペースに相当する量で入れ、
皿5に収容された基板11を多数カセット2の成長室内
に収容し、ロッド3を下降させてカセット下部をるつぼ
内に装入し、適当な位置までカセットを下降させた後、
液溜め4内に第2層成長用溶液6を導入し、更にカセッ
ト2を下降させて第1図に示すような配置とする。
るつぼ内側が所定の温度に安定したら、ロッド3を操作
してカセット2を下降させ、カセット2に設けられたス
リット(図示せず)を通してるつぼ下部の第1層成長用
溶液9をカセット2の成長室10に導入してカセット内
の基板11のすべてを溶液9で完全に浸漬させ、この位
置でロッド3を維持し、例えば第3図に示すような温度
プログラムに従って冷却し、第1層目の成長を行う。次
いで、ロッド3を回転させることにより第2層目成長用
溶液6の流出ロアと、るつぼ1の内壁に設けられた溝8
とを一致させ、この位置でロッドを所定距離だけ上昇さ
せることにより成長溶液6をカセットでの成長室にある
いはるつぼ底部に導入し、溶液を混合する。溶液6と9
との混合はロッド3の上下動、回転等により実施でき、
均一なものとすることができる。均一な混合および温度
の安定化が確保されたら、同様な温度プログラムに従っ
て第2層目のエピタキシャル成長を行う。かくして、連
続的に成長途中で基板を取出すことなしに、従って既に
成長を終えた膜の酸化などの問題なしに多量の基板を1
サイクルの操作で得ることが・できる。
してカセット2を下降させ、カセット2に設けられたス
リット(図示せず)を通してるつぼ下部の第1層成長用
溶液9をカセット2の成長室10に導入してカセット内
の基板11のすべてを溶液9で完全に浸漬させ、この位
置でロッド3を維持し、例えば第3図に示すような温度
プログラムに従って冷却し、第1層目の成長を行う。次
いで、ロッド3を回転させることにより第2層目成長用
溶液6の流出ロアと、るつぼ1の内壁に設けられた溝8
とを一致させ、この位置でロッドを所定距離だけ上昇さ
せることにより成長溶液6をカセットでの成長室にある
いはるつぼ底部に導入し、溶液を混合する。溶液6と9
との混合はロッド3の上下動、回転等により実施でき、
均一なものとすることができる。均一な混合および温度
の安定化が確保されたら、同様な温度プログラムに従っ
て第2層目のエピタキシャル成長を行う。かくして、連
続的に成長途中で基板を取出すことなしに、従って既に
成長を終えた膜の酸化などの問題なしに多量の基板を1
サイクルの操作で得ることが・できる。
ス1男
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明すると共
に、その奏する効果を実証する。しかしながら、本発明
の範囲は以下の実施例により何等制限されるものではな
い。
に、その奏する効果を実証する。しかしながら、本発明
の範囲は以下の実施例により何等制限されるものではな
い。
実施例1
本例では、液相エピタキシャル成長法により、LED用
のGaAlAs P N接合の成長を行った。まず、基
板としてはZnドープのP型GaAsウェハを使用し、
P型層(第1層)のドーパントとしてはZnを、またN
型層(第2層)のドーパントとしてはTeを夫々用いた
。成長用溶液はGa融液を溶媒とし、これに上記ドーパ
ント、AIおよびAs源としてのノンドープGaAsを
夫々溶解させた。各成分の投入量は例えば以下の第1表
に示した通りである。このような条件の下で、第1図に
示した装置を用い、2種のサンプルASBを得た。また
、各サンプルA1Bに対し、結晶成長の温度プログラム
は夫々第3図(a)および(ハ)に示す通りであった。
のGaAlAs P N接合の成長を行った。まず、基
板としてはZnドープのP型GaAsウェハを使用し、
P型層(第1層)のドーパントとしてはZnを、またN
型層(第2層)のドーパントとしてはTeを夫々用いた
。成長用溶液はGa融液を溶媒とし、これに上記ドーパ
ント、AIおよびAs源としてのノンドープGaAsを
夫々溶解させた。各成分の投入量は例えば以下の第1表
に示した通りである。このような条件の下で、第1図に
示した装置を用い、2種のサンプルASBを得た。また
、各サンプルA1Bに対し、結晶成長の温度プログラム
は夫々第3図(a)および(ハ)に示す通りであった。
第1表
この方法で得られたエピタキシャル層を、従来の竪型デ
ィップ法と同様に一層目成長後、空気中に晒したものと
比較すると、一層目表面の酸化膜の影響によるPN界面
の凹凸が見られず、平坦な界面を有していることがわか
った。
ィップ法と同様に一層目成長後、空気中に晒したものと
比較すると、一層目表面の酸化膜の影響によるPN界面
の凹凸が見られず、平坦な界面を有していることがわか
った。
】訓至層j
本発明の方法並びに装置によれば、二層以上のエピタキ
シャル層を形成する場合において、その成長過程に右い
て成長表面が空気あるいは酸化性もしくはその他の悪影
響を与える雰囲気ガスに晒されることがないために酸化
等の恐れがまった・くない。また、一度の成長操作で大
量のウェハ上に均一なエピタキシャル成長層を形成でき
るので、量産性に優れている。
シャル層を形成する場合において、その成長過程に右い
て成長表面が空気あるいは酸化性もしくはその他の悪影
響を与える雰囲気ガスに晒されることがないために酸化
等の恐れがまった・くない。また、一度の成長操作で大
量のウェハ上に均一なエピタキシャル成長層を形成でき
るので、量産性に優れている。
更に、装置自体はコンパクトであり、場所をとらず、設
備は簡単である。
備は簡単である。
尚、カセット上部の溶液溜めの数を増すことにより、三
層あるいはそれ以上の多層構造のエピタキシャル成長を
一度の操作で行うこともできる。
層あるいはそれ以上の多層構造のエピタキシャル成長を
一度の操作で行うこともできる。
本発明は二層以上の積層エピタキシャル薄膜を必要とす
る分野すべてに対して応用でき、例えばLED、半導体
レーザ等各種の半導体素子、デバイス等の作成のために
利用することができ、また高性能の製品を得ることがで
きるものと期待される。
る分野すべてに対して応用でき、例えばLED、半導体
レーザ等各種の半導体素子、デバイス等の作成のために
利用することができ、また高性能の製品を得ることがで
きるものと期待される。
第1図は本発明の装置の好ましい1態様を模式的な断面
図で示したものであり、 第2図(a)右よび(ハ)は同様に本発明の装置の第1
図とは別の好ましい1態様を説明するための模式的な平
面図(a)および断面図(6)であり、第3図(a)お
よびら)は夫々本発明の実施例において利用したエピタ
キシャル成長の温度プログラムを示す図である。 (主な参照番号)
図で示したものであり、 第2図(a)右よび(ハ)は同様に本発明の装置の第1
図とは別の好ましい1態様を説明するための模式的な平
面図(a)および断面図(6)であり、第3図(a)お
よびら)は夫々本発明の実施例において利用したエピタ
キシャル成長の温度プログラムを示す図である。 (主な参照番号)
Claims (13)
- (1)2層以上のエピタキシャル層を液相エピタキシャ
ル成長させる単結晶多層薄膜の形成方法であって、 同一のカセット内に収納された多数の基板を第1層成長
用溶液に浸漬して第1層目の成長を行い、第2層目以後
の成長を、該カセットを成長用るつぼ内から取り出すこ
となしに、少なくとも1つの液溜めから結晶成長用溶液
を該カセットまたはるつぼ内に導入して該第1層目の成
長溶液と置換または混合し、成長させる操作を繰り返す
ことにより行うことを特徴とする上記多層膜の連続的液
相エピタキシャル成長方法。 - (2)前記多層膜が化合物半導体薄膜層であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (3)前記結晶成長用溶液がドーパントをも含むことを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の方
法。 - (4)炉内に支持されたるつぼと、該るつぼ内に収容さ
れ、基板を支持する支持具と、該支持具を支持すると共
に上下動および回転させるロッドとを含み、るつぼ底部
に収容された成長用溶液に該基板を浸漬し温度制御する
ことにより該基盤上にエピタキシャル層を形成する液相
エピタキシャル成長装置であって、 更に少なくとも1つの成長用溶液の液溜めを含み、前記
支持具は多数の基板を収納し得る支持体を収容したカセ
ットであり、前記カセットおよびるつぼの少なくとも一
方に前記の液溜めからの溶液をるつぼあるいはカセット
内に導入する溶液導入手段を有し、かつこれらの少なく
とも一方にるつぼ内部とカセットとの連通手段が設けら
れていることを特徴とする上記液相エピタキシャル成長
装置。 - (5)前記少なくとも1つの液溜めが前記カセット基板
を収容する成長室上方に設けられており、該液溜めの底
部には溶液を該成長室またはるつぼ内に導入する流出口
が設けられており、前記ロッドを動作させ、るつぼ内壁
に設けられた溶液導入手段と該流出口とを一致させるこ
とにより、該液溜め中の溶液を該成長室またはるつぼ内
に導入し得るようになっていることを特徴とする特許請
求の範囲第4項記載の装置。 - (6)前記溶液導入手段が縦方向に形成された長い溝で
あることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の装置
。 - (7)前記連通手段がカセット外側部に設けられた少な
くとも1つの縦方向のスリットであることを特徴とする
特許請求の範囲第4〜6項のいずれか1項に記載の装置
。 - (8)前記連通手段がカセット底部に設けられた少なく
とも1つの開口、または底部近傍の側壁部に設けられた
開口とるつぼ内壁に設けられた溝との組合せである特許
請求の範囲第4〜6項のいずれか1項に記載の装置。 - (9)前記液溜めが前記るつぼの外部に配置され、これ
らは該るつぼ側壁に設けられた開口と連絡されており、
前記ロッドの操作によりカセットに設けられた前記導入
手段と一致させることにより、該液溜め中の溶液を該る
つぼまたはカセット内に導入し得るようになっているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第第4項、第7項または
第8項記載の装置。 - (10)前記導入手段が前記カセット外側面に設けられ
た縦方向の溝であることを特徴とする特許請求の範囲第
9項記載の装置。 - (11)前記導入手段が前記カセット側壁上方に設けら
れた少なくとも1つの開口またはスリットである特許請
求の範囲第9項記載の装置。 - (12)前記るつぼ底部または底部近傍の側部に開口を
有し、使用済みの成長用溶液をるつぼ外に排出し、成長
用溶液の完全な置換を可能としたことを特徴とする特許
請求の範囲第4〜11項のいずれか1項に記載の装置。 - (13)前記基盤の支持体が多数の孔を有する皿状の部
材であることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載
の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60104774A JPH07516B2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | 液相エピタキシヤル成長方法およびそのための装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60104774A JPH07516B2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | 液相エピタキシヤル成長方法およびそのための装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61261291A true JPS61261291A (ja) | 1986-11-19 |
JPH07516B2 JPH07516B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=14389824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60104774A Expired - Lifetime JPH07516B2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 | 液相エピタキシヤル成長方法およびそのための装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07516B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5367353A (en) * | 1976-11-27 | 1978-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | Manufacturing device of semiconductor crystal |
JPS54128667A (en) * | 1978-03-30 | 1979-10-05 | Toshiba Corp | Liquid phase epitaxial growth unit |
-
1985
- 1985-05-16 JP JP60104774A patent/JPH07516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5367353A (en) * | 1976-11-27 | 1978-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | Manufacturing device of semiconductor crystal |
JPS54128667A (en) * | 1978-03-30 | 1979-10-05 | Toshiba Corp | Liquid phase epitaxial growth unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07516B2 (ja) | 1995-01-11 |
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