JPS61261074A - プリンタ−用プラテンロ−ラおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はプリンター用プラテンローラとくにローラ本体
の両端軸受部に予じめ異なる材料にて別個に形成された
芯金を固定したプリンター用プラテンローラとその製造
方法に関するものである。

〔発明の背景〕

従来のプリンター用プラテンローラにおいては、たとえ
ば特開昭５９−１２８８０号公報に記載されているよう
に、ローラ本体とその両端面の芯金部とを低発泡樹脂で
一体に形成し、上記ロー２本体の外周面にゴム層を形成
し、上記芯金部の外周面をソリッドな無発泡層としたも
のが知られている。この方法は、プラテンローラの軽量
化がはかれかつ消音性がある等の長所があるが、その反
面プラテンローラの両端の芯金部が低発泡樹脂で形成さ
れているため、印字打撃力に対する強度および摩耗の点
で問題を含んでいる。またプラテンローラ部の外周に形
成されたゴム層は別工程で成形（加硫処理を含む）する
ため、成形工数が増加する。

〔発明の目的〕

本発明は上記に述べた従来の問題点を解決し全体の重量
を軽量化し、かつ製作を容易にするとともに印字時の打
撃力に耐えうる曲げ剛性力を保有するプリンター用プラ
テンローラと、その製造方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は上記に述べた目的を達成するため、その発明の
一つはプリンター用プラテンローラのプラテンローラ部
内を密度０．４〜０．８，ｌｉｔ／ｍの発泡層にて形成
し、その外周を密度０．８〜ｉ．２，ｌｉｔ／ｃＩ／を
厚さ０．７〜２．０關のソリッドな無発泡層で形成し、
その両端軸受部に金属製のシャフトからなる芯金部の先
端部を挿入し、この芯金部の先端外周部をソリッドな無
発泡層にて上記両端軸受部に固着したことを特徴とする
ものであり、他の発明の一つは、上記の発明の製造方法
に関する発明にして、ポリオールを主成分とする組成物
とインシアネートを１００〜ｚｏｏＪ／ｍの高圧下で衝
突混合し、これによって得られた混合液を両端部に金属
製のシャフトを挿入した継目無し円筒状の型内に射出し
、反応硬化して得られる硬質ポリウレタンで反応射出成
形することを特徴とするものである。また上記製造方法
に関する発明の実施態様として、上記に述べた如く、プ
ラテンローラ部の外周面を密度０．８〜１．２ｇ／ｃＩ
ｄのソリッドな無発泡層にし、その内部を密度０．４〜
０、８，）ｉｆ／ｄの発泡層にして印字時の打撃力に耐
えうる剛性力を保持し、かつその両端軸受部に金属製の
シャフトからなる芯金部の先端を挿入し、この芯金部の
先端を上記両端軸受部に固着する念め、上記ポリオール
を主成分とする組成物を脂肪族または芳香族のアミンま
たはアルコールにアルキレンオキシドを付加して得られ
るポリエーテルポリオールに６級アミン類．スズ化合物
からなる反応促進剤（触媒）と、水および低沸点ハロゲ
ノ化アルキル等（以下７レオンという）の発泡剤と、ア
ルキレ／オキシド変成ポリジメチルシロキサン等の整泡
剤と、カーボンプラック等の顔料とを混合したもので形
成し、前記イソシアネートを４．４′−ジ７エニルメタ
ンジイソシアネートまたはポリフェニレンポリメチルイ
ソシアネートまたはカルポジイミドＭＤ　Ｉにて形成し
、かつ前記プラテン口−２部の外周面および芯金部の先
端外周面に形成されている高密度のソリッドな無発泡層
を促進するために型の温度および金Ｍ製シャフトの温度
を夫々４０°〜７０℃および２０°〜３０℃とし、上記
ポリオールを主成分とする組成物と、インシアネートと
の混合液を反応硬化時の温度８０°〜１２０℃　よりも
低い温度に調節したことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕 以下本発明の実施例を示す第１図乃至第７図について説
明する。

第１図はプリンター用プラテンローラの金凰およびその
開閉機構を示す正面断面図にして、そのＡは金型内への
材料射出時を示し、そのＢは金型内より成形されたプリ
ンター用プラテンローラを挿出しているときを示す。第
２図乃至第５図は本発明による各檻プリンター用プラテ
ンローラを示す断面図、第６図は本発明と従来とのプラ
テンローラのたわみ量と、荷重との関係の比較説明図、
第７図は本発明と、従来の重量および曲げ剛性比較説明
図である。先づ第１図において、１．２は互いに上下方
向に間隔をおいて平行に配置された上側固定板および下
側固定板にして、上記上側固定板１と、下側固定板２と
の間に複数個（図では２個）の垂直支柱３で固定支持さ
れ、上記上側固定板１および下側固定板２との間に上側
ガイドバー５および下側ガイドバー６の両端部を固定し
ている。７は上型取付板にして、上記上側ガイドバー５
にそうて上側固定板１と、型本体支持板４との間を上下
方向に移動自在に配置され、上記上側固定板１に固定支
持された油圧シリンダ８のピストンロッド８ａの先端部
に固定支持されている。９は下型取付板にして、上記下
側ガイドバー６にそうて上記型本体支持板４と、下側固
定板２との間を上下方向に移動自在に配置され、上記一
本体支持板４に固定支持された油圧シリンダ１０のピス
トンロッド（図示せず）の下端部に固定支持されている
。１１は中壁円筒形状にした型本体にして、上方７ラン
ジ部１１ａを上記型本体支持板４の上面中心部に締着支
持され、内部には上下方向に貫通するキャビティ部１１
ｂと、上下両端部には後述の上型１２および下型１５の
夫々先端凸部１２ａ、１３ａを嵌挿する凹部１１ｃ、　
ｌｉｄを形成し、これら凹部１１ｃ、１１ｄの一部に空
気抜き溝１１ｅを形成している。１２．１３は上型およ
び下型にして、夫々中心部上下軸心方向に貫通するシャ
フト挿入穴１２ｂ、１５ｂを形成している。

また上記下型１６には射出溝１３ｃを形成している。

１４はミキシングヘッドにして、上記型本体１１の端面
に支持され、図示していないが、圧力１００〜ｚｏｏ勿
／ｍの高圧力下において、液状の材料１５を衝突混合し
たのち、パルプを開くと、上記の高圧力により液状の材
料１５を上記射出溝１５ｃを通ってキャビティ部１１ｂ
内に射出させる如くしている。１６は突出ピンにして、
上記下側固定板２上に固定支持され、上記下型取付板９
が下降して上方先端部が下型１３のシャフト挿入穴１３
ｂ内に挿入したとき、シャフト挿入穴１３ｂの上端部に
挿入する下方の金属製シャフト１７ｂを挿出させる如く
している。なお１７ｍは上方の金属製シャフトにして、
上記上型１２のシャフト挿入穴１２ｂ内に磁石１８にて
下方に落下しないように吸着支持されている。上記の構
成であるから２個の金属製シャツ）　１７ａ　、　１７
ｂを夫々上屋１２のシャフト挿入穴１２ｂおよび下型１
３のシャフト挿入穴１３ｂに夫々挿入し九のち、２個の
油圧シリンダ８．１０を作動し、ピストンロッド８ａ。

および上型取付板７．下型取付板９を介して上型１２の
凸部１２ａおよび下型１３の凸部１３ａを型本体１１の
上下両端の凹５５１１ｃ　、　１１ｄ内に挿入して、型
本体１１と、上型１２および下型１５とを組み付ける。

ついで、ミキシングヘッド１４を作動しバルブを開いて
衝突混合した液状の材料１５を上記下型１３の射出溝１
３Ｃ内を通ってたとえば温度４０°〜７０℃に予じめ加
熱保持された型本体１１のキャビティ部１ｉｂ内に射出
されると、混合液が反応して発泡し、硬化するが、この
とき反応熱（成形品肉厚４Ｑｆｆｉｌで温度１５０℃）
と、発泡圧力（ポリオール中のフレオンが気化して発泡
する。）が発生し、材料のキャビティ部１１ｂ内面にお
よび金属製シャ７　）　１７ａ　、　１７ｂに夫々接触
している′部分が発泡圧力により上記キャピテイ部１１
ｂ内面および金属製シャツ）　１７ａ　、　１７ｂに押
し付けられ、これと同時に型本体１１の温度および金属
製シャツ）　１７ａ　、　　１７ｂの温度が反応熱の温
度よりも低下しているため、冷却されて一旦気化した発
泡剤であるフレオンが再び凝縮される。

これによって材料のキャビティ部１１ｂ内面すなわちプ
ラテンローラ部の外周面および金属製シヤフト１７ａ、
　　１７’ｏの周囲がソリッドな無発泡層になる。この
ソリッドな無発泡層の密度は０．８〜ｔ２．ｌｉｔ／ｃ
Ｉｆｔで、厚さが０．７〜２．０１１１１であって、高
剛性力を保持している。一方プラテンローラ部の内部は
型本体１１による冷却効果が小さいため、発泡剤である
フレオンが完全に気化して発泡層になる。なお、キャビ
ティ部１１ｂ内の空気は上方の空気抜き溝１１ｃ内を通
って外部に放出される。

然る後、キャビティ部１１ｂ内ζこ材料の射出が終了し
、かつ材料の発泡硬化が完全に終了すると、ミキシング
ヘッド１４の作動を停止するとともにパルプを閉じ、２
個の油圧シリンダ８．１０を上記と逆方向に作動してピ
ストンロッド８ａ。

１０ａおよび上型取付板７．下型取付板９を介して上型
１２の凸部１２ａおよび下型１３の凸部１３ａを型本体
１１の凹部１１ｃ　、　　１１ｄより挿出する。このと
きキャビティ部１１ｂ内の成形品は硬化終了時に０．２
〜０．２チ収縮するので、下型１６に搭載された状態で
、上方の金属製シャ７　ト１７ａとともにキャビティ部
１１ｂ内より下方に挿出される。然る後突出ピン１６の
上端部が下型１３のシャフト挿入穴１５ｂ内に挿入して
下方の金属製シャフト１７ｂをシャフト挿入穴１３ｂ内
より挿出さ゛せ、これによって第２図に示す如く両端軸
受部１９ａに金属製シャフト１７ａ　、　１７ｂを挿入
し、内部を発泡層１９ｂ、外周および上記金属製シャフ
ト１７ａ、１７ｂの周囲を無発泡層１９ｃに形成したプ
リンター用プラテンローラ１９が成形される。また第６
図に示す如く、芯金２０を形成する金属製シャフト２０
ａ　、　　２０ｂの先端部にプラテンロー２１９の両端
面に接触する７ランジ２０ｃと、この７ランジ２０ｃの
先端に上記発泡層１９ｂ内に防振リング２１を介して挿
入する軸部２０ｄを形成し、これによって印字時の騒音
を低減することができる。また第４図に示す如く金属製
シャ７　）　２２ａ　、　２２ｂの先端部と、プラテン
ロー２１９の発泡層１９ｂ内との間に断面をＨ形状をし
た防振リング２３を介挿し、これによって第３図と同様
に印字時の騒音を低減することができる。さらに第５図
に示す如く、プラテンローラ１９の無発泡層１９ｃの外
周に別工程で成形された硬質ゴム管２４を挿入しこれに
よって印刷と、硬質ゴム管２４の摩擦を利用して紙送り
を行なうことができるので、紙送り機構を省略すること
ができる。っぎに第６図に示す如く、本発明によるプリ
ンター用プラテンローラは外周層に密度０．８〜１２　
ｆ／ｃｄ　、厚さ［１７〜２．０ｍのソリッドな無発泡
層を形成しているので、従来の硬質ゴムで形成された芯
金付きプラテンローラと略同程度の曲げ剛性力を保持す
ることができる。

第１表 また第１表に示す如く本発明によるプリンター用プラテ
ンローラにおいては、従来の硬質ゴムで形成された芯金
付きプラテンローラに比較して重量を軽減することがで
き、かつ曲げ剛性力を同程度に保持することができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上述べたる如く、プラテンローラ部内を密度
０．４〜α８か−の発泡層にて形成し、その外周を密度
ＣＬ８〜ｔ２η−２厚さ０．７〜ＺＯｓｗのソリッドな
無発泡層にて形成し、その両端軸受部に金属製のシャフ
トからなる芯金部を挿入しソリッドな無発泡層にて固層
したものであるから、従来のプラテンローラ部の軸心部
を芯金部が貫通するものと比較して重量を軽減し、製作
の容易化をはかることができ、かつ印字時の打撃力に耐
えうる曲げ剛性力を保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はプリンター用プラテンローラの金型およびその
開閉機構−を示す正面断面図にして、そのＡは金型内へ
の材料射出時を示し、そのＢは金型内より成形されたプ
リンター用プラテンローラを挿出しているときを示す。 第２図乃至第５図は本発明による各種プリンター用プラ
テンローラを示す断面図、第６図は本発明と従来とのプ
ラテンローラのたわみ量との荷重との関係の比較説明図
である。 １・・・上側固定板　　　　２・・・下側固定板３・・
・垂直支柱　　　　　４・・・型本体支持板５・・・上
側ガイドバー　　６・・・下側カイトパー７・・・上型
取付板　　　　８．ｔｏ・・・油圧シリンダ９・・・下
型取付板　　　　１１・・・型本体１２・・・上型　　
　　　　　１５・・・下型１４・・・ミキシングヘッド
　１５・・・材料１６・・・突出ピン　　　　　１７・
・・シャフト１８・・・磁石 １９・・・プリンター用プラテンローラ２０・・・芯金
　　　　　　　２１．２５・・・防振リング殆２図 扁６の たｈみ畳δＭＡＸ’　（馴） 手続補正書（自発） 事件の表示 昭和６０年特許願第　１０１２８４　号発明の名称　プ
リンター用プラテンローラおよびその製造方法 補正をする者 ｌｉ件２の関係　特許出願人 名　　称　　　１５１０１株式会社　　日　　立　製　
作　所代　　　理　　　人 補正の対象　明細書の発明の詳細な説明の欄。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、プリンター用プラテンローラにおいて、そのプラテ
   ンローラ部内を密度０．４〜０．８ｇ／ｃｍ＾３の発泡
   層にて形成し、その外周を密度０．８〜１．２ｇ／ｃｍ
   ＾３、厚さ０．７〜２．０ｍｍのソリッドな無発泡層に
   て形成し、その両端軸受部に金属製シャフトからなる芯
   金部の先端を挿入し、その芯金部の先端外周をソリッド
   な無発泡層にて上記両端軸受部に固着したことを特徴と
   するプリンター用プラテンローラ。 ２、プリンター用プラテンローラの製造方法において、
   ポリオールを主成分とする組成物と、イソシアートを高
   圧力下で衝突混合し、この混合液を両端に金属製のシャ
   フトを挿入した、継目無し円筒状のプラテンローラ用型
   内に射出し、反応硬化して得られる硬質ポリウレタンで
   反応射出成形することを特徴とするプリンター用プラテ
   ンローラの製造方法。 ３、前記ポリオールを主成分とする組成分を脂肪族また
   は芳香族のアミンまたはアルコールにアルキレンオキシ
   ドを付加して得られるポリエーテルポリオールと、これ
   に３級アミン類スズ化合物からなる反応促進剤と、水お
   よび低沸点ハロゲン化アルキル等の発泡剤と、アルキレ
   ンオキシド変成ポリジメチルシロキサン等の整泡剤と、
   カーボンブラック等の顔料とを混合したもので形成され
   、前記イソシアネートを４，４′−ジフェニルメタンジ
   イソシアートまたはポリフェニンポリメチルイソシアネ
   ートまたはカルボジイミドＭＤＩで形成されていること
   を特徴とする前記特許請求の範囲第２項記載のプリンタ
   ー用プラテンローラの製造方法。 ４、前記プラテンローラ用の型の温度を４０°〜７０℃
   とし、金属製シャフトの温度を２０°〜３０℃とし、前
   記ポリオールを主成分とする組成物と、前記イソシアネ
   ートとの混合液の反応硬化時の温度を８０°〜１２０℃
   よりも低く調節したことを特徴とする前記特許請求の範
   囲第５項記載のプリンター用プラテンローラの製造方法
   。