JPS6125822Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテニスのサービス練習コートに関する
ものである。

テニスの練習は実際にテニスコートを使用して
コート上でサービス、ストローク、ボレ、ロブ等
の技術レツスンをすることが最も望ましいことで
あるが、近年テニス愛好者の激増からテニスコー
ト不足を呈し、テニスコートはいずこも混雑して
いるためにテニスコートを初心者の練習に使用す
ることは極めて困難な現情である。然し乍ら、テ
ニス技術のうち殊にサービスは初心者にとつても
最も難かしい技術であつて実際にテニスコートを
使用して練習しなければ技術向上をはかることが
できないものである。

本考案は上記の背景のもとに試合を目的とする
テニスコートと練習を目的とするテニスコートと
を分離独立せしめて、効率のよいサービス練習を
実現することによる技術向上とテニスコートの混
雑緩和をはかるべく、試合を前提とせず専らサー
ビス練習に供する目的から少ないスペースで設備
でき、練習効果の高いサービス練習用のコートを
提供しようとするものである。

本考案を図示する実施例について説明するに、
ネツト１の向こう側におけるサービスライン２の
先方を切断省略して壁面３を立設してなる複数の
テニスコート４を相互にサービスライン５上で連
結状態に横列配置したものである。各テニスコー
ト４のベースライン６手前におけるサービスサイ
ドライン５及びセンターマーク７の延長線上に透
明ボード或は網等からなる衝立て８を配置してサ
ービス位置Ａ〜Ｊを区分けすると共にコート４の
床面９は若干前下り傾斜となして、サービス練習
したボールが壁面３で撥ね返つた後自然に手前へ
転動回収し得るよう構成している。この場合、ネ
ツト１の下端部は吊上げる等してボールが転動通
過し得る空隙部を形成するようになす。図中１０
はサービスコートを示す。

本考案は上記構成になり、ネツト１の向こう側
におけるサービスライン２の先方を切断省略する
と共にサービスライン即ちアレーをも省略してサ
ービスサイドライン５上で相互に連結して横列配
置しているので、スペースを最小限に抑えてサー
ビスに必要なコート部分のみを多数形成すること
ができる。そして練習者は衝立て８によつて区分
けされた各々のサービス位置Ａ〜Ｊに入り、ネツ
ト１の向こう側の左右のサービスコート１０にサ
ービスを打込み練習することができる。即ち両端
のサービス位置ＡとＪの練習者のみはネツト１の
向こう側の左又は右いずれか一方のサービスコー
ト１０へサービスを打込むことしかできないが、
それ以外のサービス位置Ｂ〜Ｉの全練習者は各々
の位置からネツト１の向こう側の左右いずれのサ
ービスコート１０へもサービスを打込み左右両方
向のサービスを同じ位置から任意に練習すること
ができる。

本考案は以上の如くなるから最小限のスペース
で多数の練習者が同時に実際のテニスコートと同
一条件下でサービス練習を効率よく行なうことが
でき、これにより技術向上とテニスコートの混雑
緩和を達成することができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
平面図、第２図は側面図である。 １……ネツト、２……サービスライン、３……
壁面、４……テニスコート、５……サービスサイ
ドライン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ネツト１の向こう側におけるサービスライン２
   の先方を切断省略して壁面３を立設してなる複数
   のテニスコート４を相互にサービスサイドライン
   ５上で連結状態に横列配置したことを特徴とする
   テニスのサービス練習コート。