JPS61254327A - ポリテトラフルオロエチレンの多軸配向物品 - Google Patents
ポリテトラフルオロエチレンの多軸配向物品Info
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- JPS61254327A JPS61254327A JP9540085A JP9540085A JPS61254327A JP S61254327 A JPS61254327 A JP S61254327A JP 9540085 A JP9540085 A JP 9540085A JP 9540085 A JP9540085 A JP 9540085A JP S61254327 A JPS61254327 A JP S61254327A
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- JP
- Japan
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- ptfe
- die
- sheet
- heated
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C55/00—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
- B29C55/02—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
- B29C55/18—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets by squeezing between surfaces, e.g. rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2027/00—Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material
- B29K2027/12—Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material containing fluorine
- B29K2027/18—PTFE, i.e. polytetrafluorethene, e.g. ePTFE, i.e. expanded polytetrafluorethene
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリテトラフルオロエチレン(以後、PTFE
と略称)より成る光透過性に優れた多軸延伸フィルム、
シート、プレート等物品に係る。
と略称)より成る光透過性に優れた多軸延伸フィルム、
シート、プレート等物品に係る。
PTFEは耐熱性、耐薬品性、機械的特性、電気絶縁性
等の種々の特性に優れ工業的に重要な材料であり、P
TFEシートは電気機器材料等にその特性を生かして使
用されている。本発明は従来のPTFE物品の性能を更
に向上させた物品であり、従来のPTFEの用途に良好
に使用でき、更に本発明物品の光透過性等を生かした新
規な用途、例えば太陽エネルギー利用機器等に使用でき
る。
等の種々の特性に優れ工業的に重要な材料であり、P
TFEシートは電気機器材料等にその特性を生かして使
用されている。本発明は従来のPTFE物品の性能を更
に向上させた物品であり、従来のPTFEの用途に良好
に使用でき、更に本発明物品の光透過性等を生かした新
規な用途、例えば太陽エネルギー利用機器等に使用でき
る。
これまでP TFEシートはp TFE成形用粉末を予
備成形(圧縮成形)→焼成→冷却の三基本工程を経て成
形した平面、あるいは円筒形成形品を切削して製造する
のが一般的である。このPTFB切削シートの電気的性
質及び機械的性質等の性質は、原料であるPTFF:成
形用粉末及び成形条件の差によって著るしく変化するこ
とが知られているが、その理由はP’I’FEの溶融粘
度が著るしく高く、この結果、切削シート中にボイド(
空孔)が残るためとされている。更にこのPTFE切削
シートは結晶が太き(、不透明で、機械的性質、電気的
性質も満足すべきものではない。
備成形(圧縮成形)→焼成→冷却の三基本工程を経て成
形した平面、あるいは円筒形成形品を切削して製造する
のが一般的である。このPTFB切削シートの電気的性
質及び機械的性質等の性質は、原料であるPTFF:成
形用粉末及び成形条件の差によって著るしく変化するこ
とが知られているが、その理由はP’I’FEの溶融粘
度が著るしく高く、この結果、切削シート中にボイド(
空孔)が残るためとされている。更にこのPTFE切削
シートは結晶が太き(、不透明で、機械的性質、電気的
性質も満足すべきものではない。
現在、慣用的に行われている切削シートの電気絶縁性及
び引張り強さ等の向上方法は、原料としてPTFFi成
形用微粉末を使用し、できるだけ緻密な成形品を作り(
特公昭34−10177)、これを切削するものである
。更に高い電気絶縁性及び引張り強さを期待する場合に
は、上記切削シー・トをロールを用いて圧延し、ボイド
を減少せしめる方法がとられる(特公昭44−1628
7 、特開昭54−61259等)。しかし、ロール圧
延は1軸延伸は容易であるが、多軸延伸は困難である。
び引張り強さ等の向上方法は、原料としてPTFFi成
形用微粉末を使用し、できるだけ緻密な成形品を作り(
特公昭34−10177)、これを切削するものである
。更に高い電気絶縁性及び引張り強さを期待する場合に
は、上記切削シー・トをロールを用いて圧延し、ボイド
を減少せしめる方法がとられる(特公昭44−1628
7 、特開昭54−61259等)。しかし、ロール圧
延は1軸延伸は容易であるが、多軸延伸は困難である。
引張機で多軸に引張る方法も考えられるが、PTFEの
高粘度のため延伸により多孔質になりやすく、緻密で多
軸延伸シートは得られていない。
高粘度のため延伸により多孔質になりやすく、緻密で多
軸延伸シートは得られていない。
従来の成形技術では、緻密で透明なPTFE多軸延伸シ
ートは得られていない。
ートは得られていない。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明はポリ
テトラフルオロエチレンから成り、面積比で2倍以上に
多軸延伸され、全光線透過率が50%以上であり、光線
吸収係数がO77酊4以下であるポリテトラフルオロエ
チレンの多軸配向物品である。
テトラフルオロエチレンから成り、面積比で2倍以上に
多軸延伸され、全光線透過率が50%以上であり、光線
吸収係数がO77酊4以下であるポリテトラフルオロエ
チレンの多軸配向物品である。
本発明に述べる物品とは、フィルム、シート、プレート
及びこれ等シート状物品の変形物であり、球面状、円柱
状、カップ状等の単純な型物である。
及びこれ等シート状物品の変形物であり、球面状、円柱
状、カップ状等の単純な型物である。
以後、これら物品をシートと略称する。これ等シートの
厚みは1μmから10朋、好ましくは10μmから5m
都厚、更に好ましくは20μmから1籠厚のシートであ
る。
厚みは1μmから10朋、好ましくは10μmから5m
都厚、更に好ましくは20μmから1籠厚のシートであ
る。
本発明に述べるPTFEとは、PTFEホモポリマー、
微少の共重合成分を含むPTFEコポリマーであり、好
ましくは重量平均分子量が100万以上の超高分子量P
TFEホモポリマーである。
微少の共重合成分を含むPTFEコポリマーであり、好
ましくは重量平均分子量が100万以上の超高分子量P
TFEホモポリマーである。
本発明シートは多軸配向されたシートであり、多軸配向
性は偏光螢光光度計で測定される。偏光螢光光度計で分
子配向を測定する方法については、J、 Po1y、
Sci、、c−15+ 237 (1966) 、
Jasc。
性は偏光螢光光度計で測定される。偏光螢光光度計で分
子配向を測定する方法については、J、 Po1y、
Sci、、c−15+ 237 (1966) 、
Jasc。
几eport、旦、 116 (1969)。
等に示される方法であり、シート中に固定された螢光性
分子が発する螢光の偏光特性の角度分布から、螢光性分
子の分子配向の状態を求める方法である。この方法の重
要な特長は、螢光性分子が光の吸収時と螢光の発光時に
示す二重の光学的異方性を応用していることで、いわゆ
る配向度とじて平均化した形でのみ記述されてきた分子
配向が、配向形式を含めて、配向の状態を示す配向パタ
ーンとして直接測定される。測定法はJasco 、
Report、6、116 (1969)に準じて行い
、装置は次の物から成る。
分子が発する螢光の偏光特性の角度分布から、螢光性分
子の分子配向の状態を求める方法である。この方法の重
要な特長は、螢光性分子が光の吸収時と螢光の発光時に
示す二重の光学的異方性を応用していることで、いわゆ
る配向度とじて平均化した形でのみ記述されてきた分子
配向が、配向形式を含めて、配向の状態を示す配向パタ
ーンとして直接測定される。測定法はJasco 、
Report、6、116 (1969)に準じて行い
、装置は次の物から成る。
光源
↓
レンズ(平行光束にする)
↓
単色光フィルター
↓
偏光板(Pl)
↓
シート(サンプル)
↓
偏光板(P2)
↓
カットフィルター(螢光は透過、励起光は遮断)↓
光電増倍管(測定)
シートの前後に置く2つの偏光板(”1 t p2)の
偏光軸を平行にした時の螢光偏光成分強度工を、シート
(サンプル)を3600回転させて測定し、その全角度
方向最大I MAXと最小エラ0、の差が小さい程、均
一に多軸配向されていることを示しており、本発明では
、(’MAX−八IN へ/”MAXが0.3以下が好
ましく、更に好ましくは0.1以下の均一に多軸配向さ
れているシートである。螢光偏光成分強度工を円形パタ
ーンに示すと、180°の差を有する各角度の工は原理
的には互に等しくなり、IMAXとIM工、の比も円形
パターンの直径を比較すれば求められる。本発明の(”
MAX ’M工N )/ IMAXの値も、円形パタ
ーンの直径を測定して求めた。
偏光軸を平行にした時の螢光偏光成分強度工を、シート
(サンプル)を3600回転させて測定し、その全角度
方向最大I MAXと最小エラ0、の差が小さい程、均
一に多軸配向されていることを示しており、本発明では
、(’MAX−八IN へ/”MAXが0.3以下が好
ましく、更に好ましくは0.1以下の均一に多軸配向さ
れているシートである。螢光偏光成分強度工を円形パタ
ーンに示すと、180°の差を有する各角度の工は原理
的には互に等しくなり、IMAXとIM工、の比も円形
パターンの直径を比較すれば求められる。本発明の(”
MAX ’M工N )/ IMAXの値も、円形パタ
ーンの直径を測定して求めた。
本発明のシートは面積比で2倍以上に延伸され、好まし
くは3倍から10倍である。2倍以上に多軸延伸するこ
とにより、結晶形態に変化を与え、光学的性質等に変化
を与えられる。
くは3倍から10倍である。2倍以上に多軸延伸するこ
とにより、結晶形態に変化を与え、光学的性質等に変化
を与えられる。
本発明のシートは全光線透過率が50%以上であり、光
線吸収係数が0.7 my*−”以下である。これ等光
学特性はJIS K 7105 に示された測定法によ
り、C光源を用いて測定した値である。光線吸収係数は
次式に示される値である。
線吸収係数が0.7 my*−”以下である。これ等光
学特性はJIS K 7105 に示された測定法によ
り、C光源を用いて測定した値である。光線吸収係数は
次式に示される値である。
I=I。。−“1
■。二人射光線量
■=透過光線量
μ:光線吸収係数
d:シートの厚み(朋)
エ。はPTFEシートに入射する光線量であるが、シー
ト表面で反射される光線があるため、投射した光量の9
8%とした。■は透過した光線量である。
ト表面で反射される光線があるため、投射した光量の9
8%とした。■は透過した光線量である。
全光線透過率は透過光線量を投射光線量で割った値であ
る。本発明のシートは全光線透過率が50%以上であり
、好ましくは60%以上、更に好ましくは70%以上で
ある。光線吸収係数は0゜7i+i−1以下であり好ま
しくは0.5 mtx−”以下である。
る。本発明のシートは全光線透過率が50%以上であり
、好ましくは60%以上、更に好ましくは70%以上で
ある。光線吸収係数は0゜7i+i−1以下であり好ま
しくは0.5 mtx−”以下である。
本発明のシートは、多軸延伸され、結晶粒径が微細化さ
れていることにより、従来のPTFEシートに比べて光
線透過率が著るしく向上し、光線吸収係数が低下してい
る。更に本発明シートはヘーズ値が着るしく小さく、ヘ
ーズ値が50%以下が好ましい。
れていることにより、従来のPTFEシートに比べて光
線透過率が著るしく向上し、光線吸収係数が低下してい
る。更に本発明シートはヘーズ値が着るしく小さく、ヘ
ーズ値が50%以下が好ましい。
我々はダイ内で加圧下に多軸配向する成形技術を開発し
、本発明の緻密で光学特性に優れたPTFE多軸配向シ
ートを得た。すなわち 溶融点温度付近に加熱されたP TFEの予備成形品を
、潤滑されたダイ内で加圧下に延伸せしめることを特徴
とするP TFEの成形法である。
、本発明の緻密で光学特性に優れたPTFE多軸配向シ
ートを得た。すなわち 溶融点温度付近に加熱されたP TFEの予備成形品を
、潤滑されたダイ内で加圧下に延伸せしめることを特徴
とするP TFEの成形法である。
本発明で述べる潤滑されたダイ内で加圧下に延伸すると
は、ダイ内表面に潤滑剤が存在する圧縮ダイあるいは押
出ダイ内で、圧縮力あるいは押出力により樹脂素地をプ
ラグフローさせて延伸することである。ダイ内で加圧成
形する方法には圧縮成形と押出成形が良好に使用できる
。圧縮成形では、溶融点温度(以後TMと略称)付近に
加熱されたP TFB積層素地を圧縮してプラグ70−
させて延伸し、配向成形品をそのまま加圧状態で安定化
させ、次いで成形品をダイより取り出す。安定化させる
とは、冷却固化させるか、あるいは適度の加熱温度に保
ち、ヒートセットしてから取り出すことである。押出成
形では、TMに加熱されたPTFE積層素地を押出ダイ
内で押出圧力によりプラグフローさせる。横幅が広がり
、厚みが縮小した形状にされた押出ダイ内へPTFEを
押出すことにより延伸できる。
は、ダイ内表面に潤滑剤が存在する圧縮ダイあるいは押
出ダイ内で、圧縮力あるいは押出力により樹脂素地をプ
ラグフローさせて延伸することである。ダイ内で加圧成
形する方法には圧縮成形と押出成形が良好に使用できる
。圧縮成形では、溶融点温度(以後TMと略称)付近に
加熱されたP TFB積層素地を圧縮してプラグ70−
させて延伸し、配向成形品をそのまま加圧状態で安定化
させ、次いで成形品をダイより取り出す。安定化させる
とは、冷却固化させるか、あるいは適度の加熱温度に保
ち、ヒートセットしてから取り出すことである。押出成
形では、TMに加熱されたPTFE積層素地を押出ダイ
内で押出圧力によりプラグフローさせる。横幅が広がり
、厚みが縮小した形状にされた押出ダイ内へPTFEを
押出すことにより延伸できる。
本発明に述べる加圧下とは10に9/c1rL2以上の
圧力下、好ましくは50 kg7cm2以上、更に好ま
しくは80kg/Cm2以上2000 kg/cwt1
以下の高圧下に延伸するものである。
圧力下、好ましくは50 kg7cm2以上、更に好ま
しくは80kg/Cm2以上2000 kg/cwt1
以下の高圧下に延伸するものである。
PTFE素地は延伸に先たち、1M以上に加熱して結晶
を溶解した状態で延伸することによりPTFB分子が多
軸に配向し、透明なシートが得られる。
を溶解した状態で延伸することによりPTFB分子が多
軸に配向し、透明なシートが得られる。
この場合、P’rFEの熱分解の起らない範囲に加熱さ
れ一般にはTM〜(TM+60°C)の範囲が好ましい
。FTFBは1M以上でも十分に粘度が大きく、1M以
上で延伸を行っても十分に配向される。ダイ内で延伸後
、急速に冷却した方が結晶化度は小さくなり、透明性は
良い。しかし、ゆっくり冷却を行ってもその高粘度のた
め、その結晶化速度はおそい。又、結晶化が起っても、
配向のためその結晶粒径は小さくなり、本発明のシート
が得られる。
れ一般にはTM〜(TM+60°C)の範囲が好ましい
。FTFBは1M以上でも十分に粘度が大きく、1M以
上で延伸を行っても十分に配向される。ダイ内で延伸後
、急速に冷却した方が結晶化度は小さくなり、透明性は
良い。しかし、ゆっくり冷却を行ってもその高粘度のた
め、その結晶化速度はおそい。又、結晶化が起っても、
配向のためその結晶粒径は小さくなり、本発明のシート
が得られる。
圧縮成形あるいは押出成形で本発明のシートを成形する
場合、成形品の厚さが薄くなると成形に必要な加圧力が
着るしく大きくなり、安定なプラグフロー成形が困難に
なる。この様な場合、積層するFTFBを増し、2枚か
ら数千枚まで必要に応じて積層して、積層素地を厚(し
て成形し、成形後各層を剥離する方法が好ましい。この
場合、加圧延伸されるPTFEは、一度TM以上に加熱
して結晶を融解し、次いで1M以下に加熱された若干の
結晶化が起った状態で積層し、加圧延伸することが特に
好ましい。P TFEは延伸される時に結晶化度が小さ
い程好ましいが、積層する時に1M以上では積層した各
層が互に融着しやすい。
場合、成形品の厚さが薄くなると成形に必要な加圧力が
着るしく大きくなり、安定なプラグフロー成形が困難に
なる。この様な場合、積層するFTFBを増し、2枚か
ら数千枚まで必要に応じて積層して、積層素地を厚(し
て成形し、成形後各層を剥離する方法が好ましい。この
場合、加圧延伸されるPTFEは、一度TM以上に加熱
して結晶を融解し、次いで1M以下に加熱された若干の
結晶化が起った状態で積層し、加圧延伸することが特に
好ましい。P TFEは延伸される時に結晶化度が小さ
い程好ましいが、積層する時に1M以上では積層した各
層が互に融着しやすい。
従って成形温度は、各層の融着が起らない範囲でできる
限り高い温度が好ましく、一般にはTM〜(TM−50
°C)の範囲が好ましい。
限り高い温度が好ましく、一般にはTM〜(TM−50
°C)の範囲が好ましい。
ダイ内表面は樹脂素地が滑らかに流動できるだけの平滑
性が必要であり、急激な流れの変化があるダイは好まし
くない。
性が必要であり、急激な流れの変化があるダイは好まし
くない。
ダイ内表面を潤滑状態にするには、ダイ内表面、に潤滑
剤を塗布するか、あるいは及びダイ内表面と素地の界面
に潤滑剤を練込んだシートを存在させることにより潤滑
状態にすることができる。
剤を塗布するか、あるいは及びダイ内表面と素地の界面
に潤滑剤を練込んだシートを存在させることにより潤滑
状態にすることができる。
潤滑剤を塗布することが最も一般的である。
第1図は圧縮成形によりPTFEを延伸する経過を示す
。
。
第2図は圧縮成形で延伸する場合の、素地の厚みと必要
圧朧力の関係を示す。
圧朧力の関係を示す。
第3図はPTFEを積層した延伸前の素地を示す。
第4図は本発明を実施するに適した圧縮ダイの構造を示
す。
す。
第5図は第4図の圧縮ダイを用いて成形する経過を示す
。
。
第6図及び第7図はラム押出成形による延伸を示す。
第1図において、圧縮ダイ1の内表面2に潤滑剤を塗布
し、圧縮ダイ内表面をPTFE素地3とほぼ等しい温度
に加熱する。PTFEシートを、一度、7M以上に加熱
して結晶を融解した後、1M以下にし、該PTFEフィ
ルムを積層してP TFE素地3とし、ダイ1内に置き
(1−1)、圧縮して素地3をプラグフローさせて2軸
配向させ(1−2)、そのまま冷却、あるいは結晶化に
適した温度に保持して安定化させた後、ダイ1内より多
軸配向PTFE 4を取り出す。取り出した多軸配向P
TFEを剥離して、本発明シートを得る(1−3)。
し、圧縮ダイ内表面をPTFE素地3とほぼ等しい温度
に加熱する。PTFEシートを、一度、7M以上に加熱
して結晶を融解した後、1M以下にし、該PTFEフィ
ルムを積層してP TFE素地3とし、ダイ1内に置き
(1−1)、圧縮して素地3をプラグフローさせて2軸
配向させ(1−2)、そのまま冷却、あるいは結晶化に
適した温度に保持して安定化させた後、ダイ1内より多
軸配向PTFE 4を取り出す。取り出した多軸配向P
TFEを剥離して、本発明シートを得る(1−3)。
多軸配向シート4を成形するに必要な圧縮力は、樹脂の
種類、延伸温度、延伸倍率、多軸配向シートの厚み等に
より異る。樹脂素地が薄くなると圧縮して多軸配向させ
るに必要な力が大きくなり、成形が困難になる。第2図
に素地の厚みと必要圧縮力の関係を示す。
種類、延伸温度、延伸倍率、多軸配向シートの厚み等に
より異る。樹脂素地が薄くなると圧縮して多軸配向させ
るに必要な力が大きくなり、成形が困難になる。第2図
に素地の厚みと必要圧縮力の関係を示す。
PTFEが薄肉になる程積層枚数を多くする必要がある
。第3図はPTFEの積層した素地を示す。
。第3図はPTFEの積層した素地を示す。
はぼ同一厚みのPTFEシート6を多数枚積層した場合
を(3−1)に示す。FTFBフィルム6が薄肉の場合
には、該薄肉PTF’Bフィルム6の積層体を、厚肉シ
ート7ではさんで厚肉の積層体とし、該積層体を素地と
することができる(3−2)。
を(3−1)に示す。FTFBフィルム6が薄肉の場合
には、該薄肉PTF’Bフィルム6の積層体を、厚肉シ
ート7ではさんで厚肉の積層体とし、該積層体を素地と
することができる(3−2)。
第4図において圧縮プレスのダイズレート10には断熱
材11を介して冷却ダイプレー)12が固定されており
、冷却ダイプレート12は冷媒を流す冷媒孔13が設け
られ、常時冷却されている。
材11を介して冷却ダイプレー)12が固定されており
、冷却ダイプレート12は冷媒を流す冷媒孔13が設け
られ、常時冷却されている。
冷却ダイプレー)12にはダイ14が取りつけられてい
る。ダイプレー)10に圧縮力が加わっていない状態す
なわち型が開いている状態では、ダイ14は冷却ダイプ
レート12にとりつけられた押しバネ16に押されたビ
ン15により冷却ダイプレートと非接触の状態になる。
る。ダイプレー)10に圧縮力が加わっていない状態す
なわち型が開いている状態では、ダイ14は冷却ダイプ
レート12にとりつけられた押しバネ16に押されたビ
ン15により冷却ダイプレートと非接触の状態になる。
一定の間隔で非接触の状態にするためボルト17がとり
つげられている。ダイ14の裏側にはダイ14が冷却ダ
イプレート12に接触した時にダイ14の加熱速度を調
節するための薄い断熱層18が設けられている。
つげられている。ダイ14の裏側にはダイ14が冷却ダ
イプレート12に接触した時にダイ14の加熱速度を調
節するための薄い断熱層18が設けられている。
第4図のダイを用いて本発明の成形を行う過程を示す第
5図において、薄い型14が開いた状態(5−A)で型
14の横に設置された加熱板19がダイ14の間に挿入
され、若干の型締めが行われてダイ14と加熱板19は
接触しダイ14の加熱が行われる(5−B)。この時、
ダイ14は冷却プレート12と非接触の状態に保たれ、
ダイ14のみ加熱される。加熱板19は内部にカートリ
ッジヒーター等が組込まれており、常時加熱されている
。加熱板19によりダイ14が一定温度に加熱されると
、加熱板19は後退し、代ってダイ14の間に枠板21
と加熱されたP TFE素地を挿入しく5−C)圧縮し
て配向させ、ダイ14は冷却プレート12と接触するこ
とにより冷却され、配向された板状成形品も冷却される
(5−D)。ダイ内で配向され、且つ充分に固定された
成形品23は、型を開いて、枠板21と共にダイ外へ取
り出される(5−E)。
5図において、薄い型14が開いた状態(5−A)で型
14の横に設置された加熱板19がダイ14の間に挿入
され、若干の型締めが行われてダイ14と加熱板19は
接触しダイ14の加熱が行われる(5−B)。この時、
ダイ14は冷却プレート12と非接触の状態に保たれ、
ダイ14のみ加熱される。加熱板19は内部にカートリ
ッジヒーター等が組込まれており、常時加熱されている
。加熱板19によりダイ14が一定温度に加熱されると
、加熱板19は後退し、代ってダイ14の間に枠板21
と加熱されたP TFE素地を挿入しく5−C)圧縮し
て配向させ、ダイ14は冷却プレート12と接触するこ
とにより冷却され、配向された板状成形品も冷却される
(5−D)。ダイ内で配向され、且つ充分に固定された
成形品23は、型を開いて、枠板21と共にダイ外へ取
り出される(5−E)。
第4図、第5図において、ダイ14及び冷却ダイプレー
ト12が球面状等の曲面状であれば、それに応じて成形
品も曲面状になる。
ト12が球面状等の曲面状であれば、それに応じて成形
品も曲面状になる。
第6図は本発明の方法により多軸配向シートな押出成形
する装置を示す。第6図に於て、内部が4角断面を有す
る角柱の加熱シリンダー24と、4角形ラム25から成
るラム押出成形機26に、P TFEを積層した素地を
入れ、ラム25で加熱しつつダイ27へ押出される。ダ
イ27のA部分の途中に、PTFE素地の表面とダイ表
面の界面に潤滑剤を塗布するため、潤滑剤を浸み出す一
連の装置を有する。高圧力の潤滑剤は潤滑剤導入路28
より複数の浸出口29へ導びかれ、pTFE素地表面へ
浸み出し、成形体表面とダイ表面の界面に潤滑剤を塗布
する。潤滑剤の浸出口29は小さなスリット状、あるい
は焼結金属等の微細な連通孔を有する物質でできており
、その微細孔より潤滑剤が浸み出る。
する装置を示す。第6図に於て、内部が4角断面を有す
る角柱の加熱シリンダー24と、4角形ラム25から成
るラム押出成形機26に、P TFEを積層した素地を
入れ、ラム25で加熱しつつダイ27へ押出される。ダ
イ27のA部分の途中に、PTFE素地の表面とダイ表
面の界面に潤滑剤を塗布するため、潤滑剤を浸み出す一
連の装置を有する。高圧力の潤滑剤は潤滑剤導入路28
より複数の浸出口29へ導びかれ、pTFE素地表面へ
浸み出し、成形体表面とダイ表面の界面に潤滑剤を塗布
する。潤滑剤の浸出口29は小さなスリット状、あるい
は焼結金属等の微細な連通孔を有する物質でできており
、その微細孔より潤滑剤が浸み出る。
表面に潤滑剤が均一に塗布されたPTFE素地は、ダイ
27内でP TFE表層、内核がほぼ同速度で流動する
、いわゆるプラグフローになる。次にダイ27のB部分
で、プラグフローの素地を多軸配向させる。ダイ27の
B部分はF TFB素地の厚さが小さくなる構造を有す
る。B部分のPTFBの流動変化を第7図に示した。P
TFEはプラグフローのまま流動方向、及びその直角方
向に同時に多軸方向に押出され多軸配向される。PTI
を延伸する力はラム押出成形機26より押出す力により
行われる。多軸配向されたP TFEはダイのC部分で
冷却され、ダイ27を出゛る。
27内でP TFE表層、内核がほぼ同速度で流動する
、いわゆるプラグフローになる。次にダイ27のB部分
で、プラグフローの素地を多軸配向させる。ダイ27の
B部分はF TFB素地の厚さが小さくなる構造を有す
る。B部分のPTFBの流動変化を第7図に示した。P
TFEはプラグフローのまま流動方向、及びその直角方
向に同時に多軸方向に押出され多軸配向される。PTI
を延伸する力はラム押出成形機26より押出す力により
行われる。多軸配向されたP TFEはダイのC部分で
冷却され、ダイ27を出゛る。
多軸延伸されたPTFEはロール30により引取られる
。ダイ27より押出された積層PTFE延伸シートを剥
離することにより本発明のPTFEシートが得られる。
。ダイ27より押出された積層PTFE延伸シートを剥
離することにより本発明のPTFEシートが得られる。
本発明のシートは光学的性質に優れ、更に機械的性質、
耐薬品性、電気絶縁性にも優れ、電器、電子材料として
、太陽エネルギー利用機器材料として良好に使用できる
。
耐薬品性、電気絶縁性にも優れ、電器、電子材料として
、太陽エネルギー利用機器材料として良好に使用できる
。
次に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例
PTFEの各種属みの切削シートを350℃に加熱して
結晶を溶解した後、シート表面を320℃付近にして少
くともシート表面だけは1M以下にし、次いで該シート
を重ね合せて圧縮成形用PTFE素地とした。該素地を
用いて、第4図及び第5図に示した圧縮成形法により、
面積比で4倍から5倍に多軸延伸した。圧縮延伸後、各
層を剥離して本発明のPTFE多軸配向シートを得た。
結晶を溶解した後、シート表面を320℃付近にして少
くともシート表面だけは1M以下にし、次いで該シート
を重ね合せて圧縮成形用PTFE素地とした。該素地を
用いて、第4図及び第5図に示した圧縮成形法により、
面積比で4倍から5倍に多軸延伸した。圧縮延伸後、各
層を剥離して本発明のPTFE多軸配向シートを得た。
本発明シートとその素地を第1表に、本発明シートの光
学特性を第2表に、比較シートとして切削シートの光学
特性を第3表に示した。表中に示す艶付けとはp TF
Eシートを鏡面鉄板にはさみ、200℃で1時間加圧し
て麩付けしたものである。本発明シートは第2表に示す
様に、全光線透過率が大きく、ベース値と光線吸光係数
が小さく、光学特性に著るしく優れたシートであった。
学特性を第2表に、比較シートとして切削シートの光学
特性を第3表に示した。表中に示す艶付けとはp TF
Eシートを鏡面鉄板にはさみ、200℃で1時間加圧し
て麩付けしたものである。本発明シートは第2表に示す
様に、全光線透過率が大きく、ベース値と光線吸光係数
が小さく、光学特性に著るしく優れたシートであった。
第 1 表
第 3 表
第1図は圧縮成形によりP TFEを延伸する経過を示
す。 第2図は圧縮成形で延伸する場合の、素地の厚みと必要
圧縮力の関係を示す。 第3図はPTFEを積層した延伸前の素地を示す。 第4図は本発明を実施するに適した圧縮ダイの構造を示
す。 第5図は第4図の圧縮ダイを用いて成形する経過を示す
。 第6図及び第7図はラム押出成形による延伸を示す。
す。 第2図は圧縮成形で延伸する場合の、素地の厚みと必要
圧縮力の関係を示す。 第3図はPTFEを積層した延伸前の素地を示す。 第4図は本発明を実施するに適した圧縮ダイの構造を示
す。 第5図は第4図の圧縮ダイを用いて成形する経過を示す
。 第6図及び第7図はラム押出成形による延伸を示す。
Claims (2)
- (1)、ポリテトラフルオロエチレンから成り、面積比
で2倍以上に多軸延伸され、全光線透過率が50%以上
であり、光線吸収係数が0.7mm^−^1以下である
ポリテトラフルオロエチレンの多軸配向物品。 - (2)、ダイ内で加圧下に延伸された特許請求範囲第(
1)項の物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9540085A JPS61254327A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | ポリテトラフルオロエチレンの多軸配向物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9540085A JPS61254327A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | ポリテトラフルオロエチレンの多軸配向物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61254327A true JPS61254327A (ja) | 1986-11-12 |
Family
ID=14136609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9540085A Pending JPS61254327A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | ポリテトラフルオロエチレンの多軸配向物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61254327A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0238076A2 (en) * | 1986-03-18 | 1987-09-23 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | A shaped article of an oriented tetrafluoroethylene polymer |
JP2011183814A (ja) * | 2004-04-23 | 2011-09-22 | Gore Enterprise Holdings Inc | フッ素ポリマーのバリア材料 |
JP2014196832A (ja) * | 2007-09-26 | 2014-10-16 | 裕亮 佐藤 | ポリテトラフルオロエチレン製ベローズ、およびそれを用いた流体圧送機器。 |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP9540085A patent/JPS61254327A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0238076A2 (en) * | 1986-03-18 | 1987-09-23 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | A shaped article of an oriented tetrafluoroethylene polymer |
JP2011183814A (ja) * | 2004-04-23 | 2011-09-22 | Gore Enterprise Holdings Inc | フッ素ポリマーのバリア材料 |
JP2014196832A (ja) * | 2007-09-26 | 2014-10-16 | 裕亮 佐藤 | ポリテトラフルオロエチレン製ベローズ、およびそれを用いた流体圧送機器。 |
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