JPS61249997A - グルタチオンアルキルエステルおよびその用途 - Google Patents
グルタチオンアルキルエステルおよびその用途Info
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- JPS61249997A JPS61249997A JP60086975A JP8697585A JPS61249997A JP S61249997 A JPS61249997 A JP S61249997A JP 60086975 A JP60086975 A JP 60086975A JP 8697585 A JP8697585 A JP 8697585A JP S61249997 A JPS61249997 A JP S61249997A
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- gsh
- ester
- formula
- alcohol
- glutathione
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はグルタチオンアルキルエステル(医薬的に許容
され得る塩を含む。)およびその用途、特に新規なグル
タチオンモノアルキルエステルおよびその細胞内グルタ
チオン濃度上昇剤あるいは血中グルタミン−ピルビン酸
トランスアミナーゼ活性降下剤としての用途に関するも
のである。
され得る塩を含む。)およびその用途、特に新規なグル
タチオンモノアルキルエステルおよびその細胞内グルタ
チオン濃度上昇剤あるいは血中グルタミン−ピルビン酸
トランスアミナーゼ活性降下剤としての用途に関するも
のである。
(従来の技術)
グルタチオン(以下、rG S HJという。)は、グ
ルタミン酸、システィンおよびグリシンの3個のアミノ
酸からなり、次式で示されるトリペプチド(γ−L−グ
ルタミル−し一システイニルグリシン)である: GSHは、従来から新陳代謝、代謝産物の運搬、細胞の
保護等に関与していることが知られており、肝臓の解毒
剤、放射線から細胞を保護する保護剤、除草剤の毒性か
ら植物を保護する農業用安全剤などとして用いられてい
る。GSHは生体中ではグリシン、システィンおよびグ
ルタミン酸から合成されるが、生体中で高活性を得るべ
く生体細胞内でその濃度を高めるためにこれ等のアミノ
酸を多量に投与してもその生成量は一定の限界を越えな
かった。また、GSH自体を投与しても、これがまず細
胞外でアミノ酸またはジペプチドに分解され、次いでこ
れらが細胞内に吸収され、細胞内でGSHに生合成され
るが、この過程で投与量に対する生合成の効率がわるく
、細胞内でGSH濃度を一定量以上に高めることは困難
であった。
ルタミン酸、システィンおよびグリシンの3個のアミノ
酸からなり、次式で示されるトリペプチド(γ−L−グ
ルタミル−し一システイニルグリシン)である: GSHは、従来から新陳代謝、代謝産物の運搬、細胞の
保護等に関与していることが知られており、肝臓の解毒
剤、放射線から細胞を保護する保護剤、除草剤の毒性か
ら植物を保護する農業用安全剤などとして用いられてい
る。GSHは生体中ではグリシン、システィンおよびグ
ルタミン酸から合成されるが、生体中で高活性を得るべ
く生体細胞内でその濃度を高めるためにこれ等のアミノ
酸を多量に投与してもその生成量は一定の限界を越えな
かった。また、GSH自体を投与しても、これがまず細
胞外でアミノ酸またはジペプチドに分解され、次いでこ
れらが細胞内に吸収され、細胞内でGSHに生合成され
るが、この過程で投与量に対する生合成の効率がわるく
、細胞内でGSH濃度を一定量以上に高めることは困難
であった。
(発明を解決しようとする問題点)
本発明者は、前記したようなGSHの生理活性に興味を
持ち、種々研究を重ねた結果、GSHのグリシン部分に
おけるカルボキシル基のメチルエステル誘導体やエチル
エステル誘導体が生体の諸器官における細胞内に吸収さ
れ易く、かつ細胞内で容易に脱エステル化されるので、
細胞内のGSHia1度を高濃度に維持することが出来
る事実を見出だした(プロシーディンゲス・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ、ニー
・ニス・エイ(Proc、Natl、Acad、Sci
、 USA)第80巻5258〜5260頁(1983
年)参照)。
持ち、種々研究を重ねた結果、GSHのグリシン部分に
おけるカルボキシル基のメチルエステル誘導体やエチル
エステル誘導体が生体の諸器官における細胞内に吸収さ
れ易く、かつ細胞内で容易に脱エステル化されるので、
細胞内のGSHia1度を高濃度に維持することが出来
る事実を見出だした(プロシーディンゲス・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ、ニー
・ニス・エイ(Proc、Natl、Acad、Sci
、 USA)第80巻5258〜5260頁(1983
年)参照)。
上記の知見に基づき、GS’HモノメチルエステルやG
SHモノエチルエステルを使用すれば高い細胞内G S
H濃度を実現出来ることが明らかになったのであるが
、その他のGSH誘導体についてはそれらがGSHモノ
メチルエステルやGSHモノエチルエステルと同様の効
果を奏するものであ・るか否か不明であった。そこで本
発明者は上記した研究をさらに展開し、GSHモノメチ
ルエステルやGSHモノエチルエステル以外の各種GS
)1誘導体についても検討を進めた結果、一般にGSH
モノアルキルエステルについては良好な細胞内GSH濃
度上昇効果が認められるが、GSHジアルキルエステル
、G S Hモノアミド、GSHジアミド、N−アセチ
ルGSHSGSHモノアルキルエステルジスルフィドな
どについてはそのような作用が認められないか、または
認められても極めて微弱である事実が明らかとなった。
SHモノエチルエステルを使用すれば高い細胞内G S
H濃度を実現出来ることが明らかになったのであるが
、その他のGSH誘導体についてはそれらがGSHモノ
メチルエステルやGSHモノエチルエステルと同様の効
果を奏するものであ・るか否か不明であった。そこで本
発明者は上記した研究をさらに展開し、GSHモノメチ
ルエステルやGSHモノエチルエステル以外の各種GS
)1誘導体についても検討を進めた結果、一般にGSH
モノアルキルエステルについては良好な細胞内GSH濃
度上昇効果が認められるが、GSHジアルキルエステル
、G S Hモノアミド、GSHジアミド、N−アセチ
ルGSHSGSHモノアルキルエステルジスルフィドな
どについてはそのような作用が認められないか、または
認められても極めて微弱である事実が明らかとなった。
また、GSHモノアルキルエステルについて、顕著な血
清中のGPT(グルタミン酸−ビルピン酸トランスアミ
ナーゼ)活性低下作用のあることが見出だされた。この
血清中のGPT活性低下作用は、上記細胞内GSH濃度
上昇効果と密接に関連している可能性も考えられるが、
現段階では両者の関係は必ずしも定かではない。いずれ
にせよ、肝障害時には肝臓のGPTは減少するが、血中
のGPT活性は上昇することが知られているから、GS
Hモノアルキルエステルは肝障害の予防・治療薬として
使用することが出来る。
清中のGPT(グルタミン酸−ビルピン酸トランスアミ
ナーゼ)活性低下作用のあることが見出だされた。この
血清中のGPT活性低下作用は、上記細胞内GSH濃度
上昇効果と密接に関連している可能性も考えられるが、
現段階では両者の関係は必ずしも定かではない。いずれ
にせよ、肝障害時には肝臓のGPTは減少するが、血中
のGPT活性は上昇することが知られているから、GS
Hモノアルキルエステルは肝障害の予防・治療薬として
使用することが出来る。
(問題点を解決する手段)
本発明は上記の新しい知見に基づいて完成されたもので
あって、一般式: %式%(2 (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるGSHアルキルエステルならびに該GSHア
ルキルエステルを有効成分とする細胞内GSH濃度上昇
剤ならびに血中GPT活性低下剤を提、供するものであ
る。
あって、一般式: %式%(2 (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるGSHアルキルエステルならびに該GSHア
ルキルエステルを有効成分とする細胞内GSH濃度上昇
剤ならびに血中GPT活性低下剤を提、供するものであ
る。
(作用)
本発明で使用するGSHモノアルキルエステルのアルキ
ル基は炭素数3〜IOの直鎖または分枝を有する飽和ま
たは不飽和アルキル基であり、好ましくはプロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル等の飽和直鎖アルキル基、イソプロピル、イ
ソブチル、5ec−ブチル、tert−ブチル、イソペ
ンチル等の飽和分枝アルキル基である。これらの中で特
に好ましいものはイソプロピル、イソブチル、n−ヘキ
シル等である。イソプロピルの場合は細胞内GSH濃度
上昇活性が良好であることに加え、顕著な血中GPT活
性低下作用を示し、さらに結晶状で得られ易い特徴を有
しており、医薬としての用途に適していると言うことが
出来る。
ル基は炭素数3〜IOの直鎖または分枝を有する飽和ま
たは不飽和アルキル基であり、好ましくはプロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル等の飽和直鎖アルキル基、イソプロピル、イ
ソブチル、5ec−ブチル、tert−ブチル、イソペ
ンチル等の飽和分枝アルキル基である。これらの中で特
に好ましいものはイソプロピル、イソブチル、n−ヘキ
シル等である。イソプロピルの場合は細胞内GSH濃度
上昇活性が良好であることに加え、顕著な血中GPT活
性低下作用を示し、さらに結晶状で得られ易い特徴を有
しており、医薬としての用途に適していると言うことが
出来る。
GSHモノアルキルエステルを化学的に製造する際の出
発物質であるGSHは、どのよ°うな方法で製造された
ものであってもよい。すなわち、天然物から抽出単離さ
れたものでも、化学的に合成されたものであっても、あ
るいは遺伝子工学的手法によって得られたものであって
もよい。
発物質であるGSHは、どのよ°うな方法で製造された
ものであってもよい。すなわち、天然物から抽出単離さ
れたものでも、化学的に合成されたものであっても、あ
るいは遺伝子工学的手法によって得られたものであって
もよい。
GSHモノアルキルエステルを化学的に製造するには、
GS)(を塩化水素含有アルコール(R−OH,ただし
Rは炭素数3〜10のアルキル基を示す。)と室温乃至
冷却下(たとえば0〜25℃)で数時間乃至数日間反応
させてGSHモノアルキルエステル塩酸塩を得る。
GS)(を塩化水素含有アルコール(R−OH,ただし
Rは炭素数3〜10のアルキル基を示す。)と室温乃至
冷却下(たとえば0〜25℃)で数時間乃至数日間反応
させてGSHモノアルキルエステル塩酸塩を得る。
この場合エステル化はグリシン部分のカルボキシル基に
ついて優先的に進行し、グルタミン酸部分のカルボキシ
ル基については殆ど進行することがない。仮に多少とも
進行することがあっても、一般に塩基性pHにおいてモ
ノエステルは水に易溶性であり、ジエステルは有機溶媒
に易溶性であるから、このような差を利用して容易にモ
ノエステルからジエステルを分離することが出来る。
ついて優先的に進行し、グルタミン酸部分のカルボキシ
ル基については殆ど進行することがない。仮に多少とも
進行することがあっても、一般に塩基性pHにおいてモ
ノエステルは水に易溶性であり、ジエステルは有機溶媒
に易溶性であるから、このような差を利用して容易にモ
ノエステルからジエステルを分離することが出来る。
なお、GSHモノアルキルエステル塩酸塩を遊離のGS
Hモノアルキルエステルに変換するにはHP−20カラ
ム等のイオン交換樹脂で処理するのが有利である。また
、GSHモノアルキルエステル塩酸塩を酸化第一銅で処
理してGSHモノアルキルエステル銅塩とし、これを水
に懸濁させ、硫化水素ガスで処理することによりGSH
モノアルキルエステルとしてもよい。さらに必要がある
ときはこれを活性炭等で精製する。
Hモノアルキルエステルに変換するにはHP−20カラ
ム等のイオン交換樹脂で処理するのが有利である。また
、GSHモノアルキルエステル塩酸塩を酸化第一銅で処
理してGSHモノアルキルエステル銅塩とし、これを水
に懸濁させ、硫化水素ガスで処理することによりGSH
モノアルキルエステルとしてもよい。さらに必要がある
ときはこれを活性炭等で精製する。
前記アルコールには、製造するエステルに対応させたア
ルコールが用いられるが、好ましくはプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシル
アルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール
、ノニルアルコール、デシルアルコール等の直鎖飽和ア
ルコールやイソプロピルアルコール、イソブチルアルコ
ール、5eC−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、イソペンチルアルコール、ネオペンチルアル
コール等の分枝飽和アルコールが用いられる。
ルコールが用いられるが、好ましくはプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシル
アルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール
、ノニルアルコール、デシルアルコール等の直鎖飽和ア
ルコールやイソプロピルアルコール、イソブチルアルコ
ール、5eC−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、イソペンチルアルコール、ネオペンチルアル
コール等の分枝飽和アルコールが用いられる。
上記の如<GSHとアルコールとの反応を塩酸の存在下
に行うと、生成したエステル塩酸塩の単離が容易であり
、かつ簡単な操作で脱塩させて遊離のエステルとするこ
とができる利点がある。
に行うと、生成したエステル塩酸塩の単離が容易であり
、かつ簡単な操作で脱塩させて遊離のエステルとするこ
とができる利点がある。
このようにして得られたGSHモノアルキルエステルは
水または生理食塩水に溶解させて注射剤として用いても
よいし、単独であるいは医薬的に許容され得る担体と共
に経口剤として用いてもよい。医薬的に許容され得る担
体の代表例としては水、ラクトース、蔗糖、澱粉、タル
ク等が挙げられる。
水または生理食塩水に溶解させて注射剤として用いても
よいし、単独であるいは医薬的に許容され得る担体と共
に経口剤として用いてもよい。医薬的に許容され得る担
体の代表例としては水、ラクトース、蔗糖、澱粉、タル
ク等が挙げられる。
GSHモノアルキルエステルの投与量は体重にg当り1
マイクロモル〜1ミリモル、好ましくはlO〜100マ
イクロモル程度であって、これを1日I〜6回に分けて
投与するとよい。
マイクロモル〜1ミリモル、好ましくはlO〜100マ
イクロモル程度であって、これを1日I〜6回に分けて
投与するとよい。
この化合物の毒性は非常に低く、たとえばマウスの腹腔
内注射でGSHモノイソプロピルエステルのL D s
。は13ミリモル/kg程度である。他のGSHモノア
ルキルエステルもアルキル基の種類によって多少の差は
あるが、一般にほぼ同様の水準にあるもの、すなわち1
0ミリモル/kq以上と理解されてよい。
内注射でGSHモノイソプロピルエステルのL D s
。は13ミリモル/kg程度である。他のGSHモノア
ルキルエステルもアルキル基の種類によって多少の差は
あるが、一般にほぼ同様の水準にあるもの、すなわち1
0ミリモル/kq以上と理解されてよい。
(実施例)
以上、本発明を一般的に説明したが、以下試験例および
合成例により本発明を更に具体的に説明する。
合成例により本発明を更に具体的に説明する。
試験例1
体重18〜229のマウス(1群3〜4匹)を12時間
絶食させた後、35S標識付き試験化合物(合成に際し
出発物質として35S標識付きGSHを使用。)を7.
5ミリモル/kyの割合で腹腔内投与する。投与から2
時間後にマウスを解剖し、肝臓と腎臓を取り出す。これ
を直ちに5%スルホサリチル酸5倍容中でホモゲナイズ
し、5分間遠心分離して上澄液(0,05112)を得
る。これに水0.951とモノフルオル・シンチレーシ
ョン液4雇を加え、LKBシンチレーション・カウンタ
ーで31iS量を測定する。別に上記上澄液をモノブロ
モバイ? ン(monobromob imane)で
処理し、HPLCによって試験化合物の定量を行う。な
お、解剖前14時間および4時間にプチオニンスルホキ
シミン(2ミリモル/に9)を腹腔内注射し、細胞内に
おけるGSH合成を阻止する。
絶食させた後、35S標識付き試験化合物(合成に際し
出発物質として35S標識付きGSHを使用。)を7.
5ミリモル/kyの割合で腹腔内投与する。投与から2
時間後にマウスを解剖し、肝臓と腎臓を取り出す。これ
を直ちに5%スルホサリチル酸5倍容中でホモゲナイズ
し、5分間遠心分離して上澄液(0,05112)を得
る。これに水0.951とモノフルオル・シンチレーシ
ョン液4雇を加え、LKBシンチレーション・カウンタ
ーで31iS量を測定する。別に上記上澄液をモノブロ
モバイ? ン(monobromob imane)で
処理し、HPLCによって試験化合物の定量を行う。な
お、解剖前14時間および4時間にプチオニンスルホキ
シミン(2ミリモル/に9)を腹腔内注射し、細胞内に
おけるGSH合成を阻止する。
0.15M塩化ナトリウム溶液の等容量(0,86酎)
の投与群(対照群)における肝臓および腎臓のGSH濃
度がそれぞれ0.456マイクロモル/gおよび0.2
00マイクロモル/g、GSH投与群(比較群)におけ
る肝臓および腎臓のGSH濃度がそれぞれ0.582マ
イクロモル/9および0゜560マイクロモル/9であ
るとき、GSHモノアルキルエステル(GSHモノイソ
プロピルエステル、GSHモノイソブチルエステルまた
はGSHモノn−ヘキシルエステル)投与群(投薬群)
の肝臓および腎臓におけるGSH濃度はそれぞれl。
の投与群(対照群)における肝臓および腎臓のGSH濃
度がそれぞれ0.456マイクロモル/gおよび0.2
00マイクロモル/g、GSH投与群(比較群)におけ
る肝臓および腎臓のGSH濃度がそれぞれ0.582マ
イクロモル/9および0゜560マイクロモル/9であ
るとき、GSHモノアルキルエステル(GSHモノイソ
プロピルエステル、GSHモノイソブチルエステルまた
はGSHモノn−ヘキシルエステル)投与群(投薬群)
の肝臓および腎臓におけるGSH濃度はそれぞれl。
0マイクロモル/9以上および2.0マイクロモル/g
以上の値を示す。
以上の値を示す。
試験例2
試験化合物の溶液は無菌水を使用して調製する。
体重20〜25gのマウス(1群3匹)を24時間絶食
させた後、試験化合物を10ミリモル/に9の割合で腹
腔的投与する。2時間おきにマウスを解剖し、肝臓と腎
臓を取り出して、GSHの分析を行う。
させた後、試験化合物を10ミリモル/に9の割合で腹
腔的投与する。2時間おきにマウスを解剖し、肝臓と腎
臓を取り出して、GSHの分析を行う。
GSHモノアルキルエステル(モノイソプロピルエステ
ル、モノイソブチルエステルまたはモノn−ヘキシルエ
ステル)を投与したマウス(投薬群)の肝臓では投与後
2〜3時間で実質的にGSH濃度の上昇が認められ、濃
度はその後徐々に減少する。また、腎臓中のGSH濃度
も投与後同様の時間内に実質的な上昇を示し、その後減
少する。
ル、モノイソブチルエステルまたはモノn−ヘキシルエ
ステル)を投与したマウス(投薬群)の肝臓では投与後
2〜3時間で実質的にGSH濃度の上昇が認められ、濃
度はその後徐々に減少する。また、腎臓中のGSH濃度
も投与後同様の時間内に実質的な上昇を示し、その後減
少する。
対照群には0.15M塩化ナトリウム溶液の等容量を投
与する。肝臓および腎臓のいずれにおいてもGSH濃度
の上昇は認められない。また、比較群には同量のGSH
を投与する。肝臓におけるGSH濃度の上昇については
いかなる効果も認められないが、腎−については実質的
に何等の変化もなかった対照群に比し、僅かな効果か認
められる。
与する。肝臓および腎臓のいずれにおいてもGSH濃度
の上昇は認められない。また、比較群には同量のGSH
を投与する。肝臓におけるGSH濃度の上昇については
いかなる効果も認められないが、腎−については実質的
に何等の変化もなかった対照群に比し、僅かな効果か認
められる。
結局、本発明のGSHモノアルキルエステルは、GSH
モノメチルエステルやGSHモノエチルエステルと同様
、対照群を基準とした場合、比較群(GSH投与)に比
して蟲かに顕著な肝臓および腎臓におけるGSH濃度の
上昇をもたらすものと言うことが出来る。
モノメチルエステルやGSHモノエチルエステルと同様
、対照群を基準とした場合、比較群(GSH投与)に比
して蟲かに顕著な肝臓および腎臓におけるGSH濃度の
上昇をもたらすものと言うことが出来る。
試験例3
絶食マウス(1群3匹)に致死量以下(2,5ミリモル
/に9)のアセトアミノフェンを腹腔内注射し、30分
後浴験化合物をlOミリモル/に9の割合で腹腔的投与
する。等容量の0.15M食塩水で処理したマウスにお
いては肝臓GSH濃度に著しい低下が認められる(対照
群)。これに対しアセトアミノフェン処理に続いてGS
Hモノアルキルエステル(モノイソブチルエステル、モ
ノイソブチルエステルまたはモノn−ヘキシルエステル
)を注射した場合(投薬群)には、そのようなGSH濃
度の低下は認められず、むしろ対照的に肝臓のGSH濃
度の著しい上昇が認められる。同じ条件下において、他
のチオール類すなわちL−システィン゛やL−システィ
ンメチルエステルを投与してもGSHの肝臓濃度は著し
く低い。
/に9)のアセトアミノフェンを腹腔内注射し、30分
後浴験化合物をlOミリモル/に9の割合で腹腔的投与
する。等容量の0.15M食塩水で処理したマウスにお
いては肝臓GSH濃度に著しい低下が認められる(対照
群)。これに対しアセトアミノフェン処理に続いてGS
Hモノアルキルエステル(モノイソブチルエステル、モ
ノイソブチルエステルまたはモノn−ヘキシルエステル
)を注射した場合(投薬群)には、そのようなGSH濃
度の低下は認められず、むしろ対照的に肝臓のGSH濃
度の著しい上昇が認められる。同じ条件下において、他
のチオール類すなわちL−システィン゛やL−システィ
ンメチルエステルを投与してもGSHの肝臓濃度は著し
く低い。
試験例4
絶食マウスに致死量(5ミリモル/に9)のアセトアミ
ノフェンを腹腔内注射し、1時間後試験化合物をlOミ
リモル/に9の割合で腹腔的投与する。
ノフェンを腹腔内注射し、1時間後試験化合物をlOミ
リモル/に9の割合で腹腔的投与する。
試験化合物としてGSHモノアルキルエステル(モノイ
ソプロピルエステル、モノイソブチルエステルまたはモ
ノn−ヘキシルエステル)を投与した15匹のマ°ウス
(投薬群)はいずれも生存し、7日後には明らかな回復
が認められる。GSHモノアルキルエステルを投与しな
い40匹のマウス(対照群)は7日以内に総て死亡する
。
ソプロピルエステル、モノイソブチルエステルまたはモ
ノn−ヘキシルエステル)を投与した15匹のマ°ウス
(投薬群)はいずれも生存し、7日後には明らかな回復
が認められる。GSHモノアルキルエステルを投与しな
い40匹のマウス(対照群)は7日以内に総て死亡する
。
試験例5
体重30〜40gの雄性ICRマウスを15時間絶食さ
せた後、アセトアミノフェン2,5ミリモル/kvを腹
腔内に投与した。このアセトアミノフェンはクレモホア
リくツファー(Cremophore buffer;
クレモホアlO%及びエタノール1.5%を含有する
生理食塩水)に溶解して使用した。30分後に試験化合
物を腹腔内に所定量投与した。
せた後、アセトアミノフェン2,5ミリモル/kvを腹
腔内に投与した。このアセトアミノフェンはクレモホア
リくツファー(Cremophore buffer;
クレモホアlO%及びエタノール1.5%を含有する
生理食塩水)に溶解して使用した。30分後に試験化合
物を腹腔内に所定量投与した。
試験化合物は生理食塩水に溶解し、pH6、5に調整し
て使用した。アセトアミノフェン投与後8時間してマウ
スをエーテル麻酔し、工大静脈より採血し、血清中のG
PT活性を測定した。その結果をアセトアミノフェンの
みを投与した対照群に対する百分率として第1表に示す
。
て使用した。アセトアミノフェン投与後8時間してマウ
スをエーテル麻酔し、工大静脈より採血し、血清中のG
PT活性を測定した。その結果をアセトアミノフェンの
みを投与した対照群に対する百分率として第1表に示す
。
合成例!
イソプロピル γ−L−グルタミル−し一システイニル
グリシネート(GSHモノイソプロピルエステル)ニー (i)GSH50,09をイソプロピルアルコール20
0112に分散し、水冷攪拌下に塩化水素12゜02を
含有するイソプロピルアルコール溶液50xgを加える
。水冷下に攪拌を約2時間続け、さらに室温に2日間放
置してエステル化反応を行う。
グリシネート(GSHモノイソプロピルエステル)ニー (i)GSH50,09をイソプロピルアルコール20
0112に分散し、水冷攪拌下に塩化水素12゜02を
含有するイソプロピルアルコール溶液50xgを加える
。水冷下に攪拌を約2時間続け、さらに室温に2日間放
置してエステル化反応を行う。
反応液からイソプロピルアルコールを減圧下に留去し、
エーテル400z(lを加えて粉末化し、ろ過した後、
エーテルで洗浄してGSHモノイソプロピルエステル塩
酸塩54.59を得る。
エーテル400z(lを加えて粉末化し、ろ過した後、
エーテルで洗浄してGSHモノイソプロピルエステル塩
酸塩54.59を得る。
(ii)上記GSHモノイソプロピルエステル塩酸塩5
0.09を水70x(lに溶解し、HP−20(イオン
交換樹脂)1.512にチャージする。メタノール/水
=20/80〜40/60のフラクションを集め、これ
を合せて濃縮し、GSHモノイソプロピルエステルの結
晶15.09を得る。ろ液と洗液を合せ、凍結乾燥して
GSHモノイソプロピルエステル10.59を得る。得
られたGSHモノイソプロピルエステルの合計量は25
.59であった。
0.09を水70x(lに溶解し、HP−20(イオン
交換樹脂)1.512にチャージする。メタノール/水
=20/80〜40/60のフラクションを集め、これ
を合せて濃縮し、GSHモノイソプロピルエステルの結
晶15.09を得る。ろ液と洗液を合せ、凍結乾燥して
GSHモノイソプロピルエステル10.59を得る。得
られたGSHモノイソプロピルエステルの合計量は25
.59であった。
性快修
M、P、184〜186℃
IR(KBr、cm−’): 1730.1635.
1525.1400,1370,1205.110[α
] ”o ’ 31−0(C=1−0 、Ht o)
NMR(DMSO−d、、 δ): 1.20(6H
,d。
1525.1400,1370,1205.110[α
] ”o ’ 31−0(C=1−0 、Ht o)
NMR(DMSO−d、、 δ): 1.20(6H
,d。
J=6Hz); 1.72〜2.16(2H,m);
2.20〜2.40(2H,m); 2.64〜2.
86C2H。
2.20〜2.40(2H,m); 2.64〜2.
86C2H。
m); 3,20〜3.56(IH,m); 3.80
(2H。
(2H。
s); 4.2 (1−4,60(IH,m); 4.
68〜5゜08(IH,m)。
68〜5゜08(IH,m)。
合成例2
イソブチル γ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネート(G S Hモノイソブチルエステル)ニー (i)GSH20,Ogをイソブチルアルコールt00
x12に分散し、室温で攪拌下に塩化水素4゜8gを含
有するイソブチルアルコール溶液16m12を加える。
リシネート(G S Hモノイソブチルエステル)ニー (i)GSH20,Ogをイソブチルアルコールt00
x12に分散し、室温で攪拌下に塩化水素4゜8gを含
有するイソブチルアルコール溶液16m12を加える。
室温で24時間攪拌を続けてエステル化反応を行い、そ
の後反応液からイソブチルアルコールを減圧留去する。
の後反応液からイソブチルアルコールを減圧留去する。
エーテル200x(7を加えて粉末化し、ろ過した後、
残渣をエーテルで洗浄してGSHモノイソブチルエステ
ル塩酸塩27゜09を得る。
残渣をエーテルで洗浄してGSHモノイソブチルエステ
ル塩酸塩27゜09を得る。
(ii)上記GSHモノイソブチルエステル塩酸塩12
.09を水20m+2に溶解し、HP−20(イオン交
換樹脂)0.5f2にチャージする。メタノール/水=
20/80〜60/40のフラクションを集め、これを
合せて濃縮し、GSHモノイソブチルエステルの結晶1
.99を得る。ろ液と洗液を合せ、凍結乾燥してGSH
モノイソブチルエステル5.29を得る。得られたGS
Hモノイソブチルエステルの合計量は7.19であった
。
.09を水20m+2に溶解し、HP−20(イオン交
換樹脂)0.5f2にチャージする。メタノール/水=
20/80〜60/40のフラクションを集め、これを
合せて濃縮し、GSHモノイソブチルエステルの結晶1
.99を得る。ろ液と洗液を合せ、凍結乾燥してGSH
モノイソブチルエステル5.29を得る。得られたGS
Hモノイソブチルエステルの合計量は7.19であった
。
豊凱菫
M、P、188〜190℃
I R(KBr、 cm一つ: 1740,1635
,1530.1400,1200.1095[α]”ニ
ー24.5(C=1.O,H2O)NMR(bMSO−
d、、δ): 0.88(6H,d、J−6Hz);
1.60−2.12(3H,m); 2.12〜
2.44(2H,m); 2.60〜3.00(2H
,m); 3.16〜3.44(IH,m): 3
.60〜4.04(3H,m): 4.20〜4.6
0(I H,m);合成例3 n−へキシル γ−L−グルタミル−し一システイニル
グリシネート(G S Hモノn−ヘキシルエステル)
ニー (i)GSHI O,09をn−ヘキシルアルコールI
QOm(2に分散し、室温で攪拌下に塩化水素2゜49
を含有するn−ヘキシルアルコール溶液10酎を加える
。室温で24時間攪拌を続けてエステル化反応を行う。
,1530.1400,1200.1095[α]”ニ
ー24.5(C=1.O,H2O)NMR(bMSO−
d、、δ): 0.88(6H,d、J−6Hz);
1.60−2.12(3H,m); 2.12〜
2.44(2H,m); 2.60〜3.00(2H
,m); 3.16〜3.44(IH,m): 3
.60〜4.04(3H,m): 4.20〜4.6
0(I H,m);合成例3 n−へキシル γ−L−グルタミル−し一システイニル
グリシネート(G S Hモノn−ヘキシルエステル)
ニー (i)GSHI O,09をn−ヘキシルアルコールI
QOm(2に分散し、室温で攪拌下に塩化水素2゜49
を含有するn−ヘキシルアルコール溶液10酎を加える
。室温で24時間攪拌を続けてエステル化反応を行う。
反応液からn−ヘキシルアルコールを減圧下に留去し、
GSHモノn−ヘキシルエステル塩酸塩ts、o9を得
る。
GSHモノn−ヘキシルエステル塩酸塩ts、o9を得
る。
(ii)上記GSHモノn−ヘキシル塩酸塩9.09を
水100112に溶解し、HP−20(イオン交換樹脂
)0.5Qにチャージする。メタノール/水=60/4
0〜80/20のフラクションを集め、これを合せて蒸
発乾固し、GSHモノn−ヘキシルエステル2.69を
ワックス状で得る。
水100112に溶解し、HP−20(イオン交換樹脂
)0.5Qにチャージする。メタノール/水=60/4
0〜80/20のフラクションを集め、これを合せて蒸
発乾固し、GSHモノn−ヘキシルエステル2.69を
ワックス状で得る。
性蜆直
IR(KBr、cm−1): l 740,1635
.1520.1400,1340,1300.1200
.1090 [α]”: −25,2(C=1.0.CH,OH)N
MR(DMSOdo、 δ):0.60〜1.04(3
H,m); 1.04〜1.76(8H,m);
1.76〜2.16(2H,m); 2.16−2.
48(2H。
.1520.1400,1340,1300.1200
.1090 [α]”: −25,2(C=1.0.CH,OH)N
MR(DMSOdo、 δ):0.60〜1.04(3
H,m); 1.04〜1.76(8H,m);
1.76〜2.16(2H,m); 2.16−2.
48(2H。
m); 2.60〜3.04(2H,m); 3.20
〜3゜56(IH,m): 3.82(2H,s);
3.92〜4゜20(2H,m); 4.20〜4.6
0(I H,m)合成例4 イソプロピルγ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネー)(GSHモノイソプロピルエステル)ニー 合成例1(i)で得たGSHモノイソプロピルエステル
塩酸塩3.85gを水10w(7に溶解し、9゜5%硫
酸水溶液10iC及び塩化第1銅(CutO)0゜72
9を順次加え、これを50℃の水浴上で5分間加温する
。さらに室温で2時間攪拌し、氷室中に一夜放置する。
〜3゜56(IH,m): 3.82(2H,s);
3.92〜4゜20(2H,m); 4.20〜4.6
0(I H,m)合成例4 イソプロピルγ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネー)(GSHモノイソプロピルエステル)ニー 合成例1(i)で得たGSHモノイソプロピルエステル
塩酸塩3.85gを水10w(7に溶解し、9゜5%硫
酸水溶液10iC及び塩化第1銅(CutO)0゜72
9を順次加え、これを50℃の水浴上で5分間加温する
。さらに室温で2時間攪拌し、氷室中に一夜放置する。
ラジオライト上に析出したGSHモノイソプロピルエス
テル銅塩の沈澱をあけ、吸引ろ過し、残渣を中性になる
まで洗浄する。
テル銅塩の沈澱をあけ、吸引ろ過し、残渣を中性になる
まで洗浄する。
上記沈澱を、しめったままラジオライト込みで取り出し
、水5011Qに分散し、硫化水素ガスを1時間導通す
る。これをろ過し、ろ液を窒素ガスを導通して硫化水素
を追い出した後、凍結乾燥してGSHモノイソプロピル
エステル1.269を得る。
、水5011Qに分散し、硫化水素ガスを1時間導通す
る。これをろ過し、ろ液を窒素ガスを導通して硫化水素
を追い出した後、凍結乾燥してGSHモノイソプロピル
エステル1.269を得る。
ここに得られたGSHモノイソプロピルエステルの物性
値は、合成例!で得られたものの物性値と同じであった
。
値は、合成例!で得られたものの物性値と同じであった
。
合成例5
n−プロピルγ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネート(]SI(モノn−プロピルエステル)ニー イソプロピルアルコールに代えn−プロピルアルコール
を使用する以外は合成例1(i)と同様に操作してGS
Hモノn−プロピルエステル塩酸塩を得る。
リシネート(]SI(モノn−プロピルエステル)ニー イソプロピルアルコールに代えn−プロピルアルコール
を使用する以外は合成例1(i)と同様に操作してGS
Hモノn−プロピルエステル塩酸塩を得る。
氷晶はシリカゲル(MK6F;アナルテク(Analt
ech); l X 3インチ、200ミクロン厚)を
使用し、n−プロピロアルコール/酢酸/水=10:1
:5(容量)を展開溶媒とする薄層クロマトグラフィに
付したとき(25℃、10〜20分)、Rrmo。
ech); l X 3インチ、200ミクロン厚)を
使用し、n−プロピロアルコール/酢酸/水=10:1
:5(容量)を展開溶媒とする薄層クロマトグラフィに
付したとき(25℃、10〜20分)、Rrmo。
68を示した(0.5%ニンヒドリン−アセトン溶液噴
霧によりピンクに発色)。リチウムバッファーを使用す
るアミノ酸アナライザー(シュラム(D urrum)
モデル500)による溶出時間は58゜5分である。
霧によりピンクに発色)。リチウムバッファーを使用す
るアミノ酸アナライザー(シュラム(D urrum)
モデル500)による溶出時間は58゜5分である。
特許出願人 コーネル・リサーチ・ファウンデーション
、インコーホレイテッド
、インコーホレイテッド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるグルタチオンアルキルエステル。 2、Rがイソプロピル基である特許請求の範囲第1項記
載のグルタチオンアルキルエステル。 3、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるグルタチオンアルキルエステルを有効成分と
する細胞内グルタチオン濃度上昇剤。 4、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるグルタチオンアルキルエステルを有効成分と
する血中グルタミン−ピルビン酸トランスアミナーゼ活
性降下剤。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60086975A JPS61249997A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | グルタチオンアルキルエステルおよびその用途 |
US06/817,696 US4710489A (en) | 1985-04-22 | 1986-01-10 | Glutathione delivery system |
US07/068,306 US4784685A (en) | 1985-04-22 | 1987-07-01 | Glutathione delivery system |
US07/225,672 US4879370A (en) | 1983-12-02 | 1988-07-27 | Glutathione delivery system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60086975A JPS61249997A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | グルタチオンアルキルエステルおよびその用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61249997A true JPS61249997A (ja) | 1986-11-07 |
Family
ID=13901870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60086975A Pending JPS61249997A (ja) | 1983-12-02 | 1985-04-22 | グルタチオンアルキルエステルおよびその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61249997A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4968671A (en) * | 1987-11-26 | 1990-11-06 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Therapeutic agents for ischemic heart diseases |
WO1991016065A1 (en) * | 1990-04-26 | 1991-10-31 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Hepatic disorder inhibitor |
JPH0748241A (ja) * | 1993-05-07 | 1995-02-21 | L'oreal Sa | 皮膚の老化の局所的処理を目的とする化粧品組成物もしくは皮膚用組成物に、グルタチオンアルキルエステルを使用する方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433116A (en) * | 1987-06-24 | 1989-02-03 | Basf Ag | Epoxy resin and vinyl ester resin therefrom |
-
1985
- 1985-04-22 JP JP60086975A patent/JPS61249997A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433116A (en) * | 1987-06-24 | 1989-02-03 | Basf Ag | Epoxy resin and vinyl ester resin therefrom |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4968671A (en) * | 1987-11-26 | 1990-11-06 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Therapeutic agents for ischemic heart diseases |
WO1991016065A1 (en) * | 1990-04-26 | 1991-10-31 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Hepatic disorder inhibitor |
JPH0748241A (ja) * | 1993-05-07 | 1995-02-21 | L'oreal Sa | 皮膚の老化の局所的処理を目的とする化粧品組成物もしくは皮膚用組成物に、グルタチオンアルキルエステルを使用する方法 |
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