JPS61249997A - グルタチオンアルキルエステルおよびその用途 - Google Patents

グルタチオンアルキルエステルおよびその用途

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JPS61249997A
JPS61249997A JP60086975A JP8697585A JPS61249997A JP S61249997 A JPS61249997 A JP S61249997A JP 60086975 A JP60086975 A JP 60086975A JP 8697585 A JP8697585 A JP 8697585A JP S61249997 A JPS61249997 A JP S61249997A
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ester
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alcohol
glutathione
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグルタチオンアルキルエステル(医薬的に許容
され得る塩を含む。)およびその用途、特に新規なグル
タチオンモノアルキルエステルおよびその細胞内グルタ
チオン濃度上昇剤あるいは血中グルタミン−ピルビン酸
トランスアミナーゼ活性降下剤としての用途に関するも
のである。
(従来の技術) グルタチオン(以下、rG S HJという。)は、グ
ルタミン酸、システィンおよびグリシンの3個のアミノ
酸からなり、次式で示されるトリペプチド(γ−L−グ
ルタミル−し一システイニルグリシン)である: GSHは、従来から新陳代謝、代謝産物の運搬、細胞の
保護等に関与していることが知られており、肝臓の解毒
剤、放射線から細胞を保護する保護剤、除草剤の毒性か
ら植物を保護する農業用安全剤などとして用いられてい
る。GSHは生体中ではグリシン、システィンおよびグ
ルタミン酸から合成されるが、生体中で高活性を得るべ
く生体細胞内でその濃度を高めるためにこれ等のアミノ
酸を多量に投与してもその生成量は一定の限界を越えな
かった。また、GSH自体を投与しても、これがまず細
胞外でアミノ酸またはジペプチドに分解され、次いでこ
れらが細胞内に吸収され、細胞内でGSHに生合成され
るが、この過程で投与量に対する生合成の効率がわるく
、細胞内でGSH濃度を一定量以上に高めることは困難
であった。
(発明を解決しようとする問題点) 本発明者は、前記したようなGSHの生理活性に興味を
持ち、種々研究を重ねた結果、GSHのグリシン部分に
おけるカルボキシル基のメチルエステル誘導体やエチル
エステル誘導体が生体の諸器官における細胞内に吸収さ
れ易く、かつ細胞内で容易に脱エステル化されるので、
細胞内のGSHia1度を高濃度に維持することが出来
る事実を見出だした(プロシーディンゲス・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ、ニー
・ニス・エイ(Proc、Natl、Acad、Sci
、 USA)第80巻5258〜5260頁(1983
年)参照)。
上記の知見に基づき、GS’HモノメチルエステルやG
SHモノエチルエステルを使用すれば高い細胞内G S
 H濃度を実現出来ることが明らかになったのであるが
、その他のGSH誘導体についてはそれらがGSHモノ
メチルエステルやGSHモノエチルエステルと同様の効
果を奏するものであ・るか否か不明であった。そこで本
発明者は上記した研究をさらに展開し、GSHモノメチ
ルエステルやGSHモノエチルエステル以外の各種GS
)1誘導体についても検討を進めた結果、一般にGSH
モノアルキルエステルについては良好な細胞内GSH濃
度上昇効果が認められるが、GSHジアルキルエステル
、G S Hモノアミド、GSHジアミド、N−アセチ
ルGSHSGSHモノアルキルエステルジスルフィドな
どについてはそのような作用が認められないか、または
認められても極めて微弱である事実が明らかとなった。
また、GSHモノアルキルエステルについて、顕著な血
清中のGPT(グルタミン酸−ビルピン酸トランスアミ
ナーゼ)活性低下作用のあることが見出だされた。この
血清中のGPT活性低下作用は、上記細胞内GSH濃度
上昇効果と密接に関連している可能性も考えられるが、
現段階では両者の関係は必ずしも定かではない。いずれ
にせよ、肝障害時には肝臓のGPTは減少するが、血中
のGPT活性は上昇することが知られているから、GS
Hモノアルキルエステルは肝障害の予防・治療薬として
使用することが出来る。
(問題点を解決する手段) 本発明は上記の新しい知見に基づいて完成されたもので
あって、一般式: %式%(2 (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるGSHアルキルエステルならびに該GSHア
ルキルエステルを有効成分とする細胞内GSH濃度上昇
剤ならびに血中GPT活性低下剤を提、供するものであ
る。
(作用) 本発明で使用するGSHモノアルキルエステルのアルキ
ル基は炭素数3〜IOの直鎖または分枝を有する飽和ま
たは不飽和アルキル基であり、好ましくはプロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル等の飽和直鎖アルキル基、イソプロピル、イ
ソブチル、5ec−ブチル、tert−ブチル、イソペ
ンチル等の飽和分枝アルキル基である。これらの中で特
に好ましいものはイソプロピル、イソブチル、n−ヘキ
シル等である。イソプロピルの場合は細胞内GSH濃度
上昇活性が良好であることに加え、顕著な血中GPT活
性低下作用を示し、さらに結晶状で得られ易い特徴を有
しており、医薬としての用途に適していると言うことが
出来る。
GSHモノアルキルエステルを化学的に製造する際の出
発物質であるGSHは、どのよ°うな方法で製造された
ものであってもよい。すなわち、天然物から抽出単離さ
れたものでも、化学的に合成されたものであっても、あ
るいは遺伝子工学的手法によって得られたものであって
もよい。
GSHモノアルキルエステルを化学的に製造するには、
GS)(を塩化水素含有アルコール(R−OH,ただし
Rは炭素数3〜10のアルキル基を示す。)と室温乃至
冷却下(たとえば0〜25℃)で数時間乃至数日間反応
させてGSHモノアルキルエステル塩酸塩を得る。
この場合エステル化はグリシン部分のカルボキシル基に
ついて優先的に進行し、グルタミン酸部分のカルボキシ
ル基については殆ど進行することがない。仮に多少とも
進行することがあっても、一般に塩基性pHにおいてモ
ノエステルは水に易溶性であり、ジエステルは有機溶媒
に易溶性であるから、このような差を利用して容易にモ
ノエステルからジエステルを分離することが出来る。
なお、GSHモノアルキルエステル塩酸塩を遊離のGS
Hモノアルキルエステルに変換するにはHP−20カラ
ム等のイオン交換樹脂で処理するのが有利である。また
、GSHモノアルキルエステル塩酸塩を酸化第一銅で処
理してGSHモノアルキルエステル銅塩とし、これを水
に懸濁させ、硫化水素ガスで処理することによりGSH
モノアルキルエステルとしてもよい。さらに必要がある
ときはこれを活性炭等で精製する。
前記アルコールには、製造するエステルに対応させたア
ルコールが用いられるが、好ましくはプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシル
アルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール
、ノニルアルコール、デシルアルコール等の直鎖飽和ア
ルコールやイソプロピルアルコール、イソブチルアルコ
ール、5eC−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、イソペンチルアルコール、ネオペンチルアル
コール等の分枝飽和アルコールが用いられる。
上記の如<GSHとアルコールとの反応を塩酸の存在下
に行うと、生成したエステル塩酸塩の単離が容易であり
、かつ簡単な操作で脱塩させて遊離のエステルとするこ
とができる利点がある。
このようにして得られたGSHモノアルキルエステルは
水または生理食塩水に溶解させて注射剤として用いても
よいし、単独であるいは医薬的に許容され得る担体と共
に経口剤として用いてもよい。医薬的に許容され得る担
体の代表例としては水、ラクトース、蔗糖、澱粉、タル
ク等が挙げられる。
GSHモノアルキルエステルの投与量は体重にg当り1
マイクロモル〜1ミリモル、好ましくはlO〜100マ
イクロモル程度であって、これを1日I〜6回に分けて
投与するとよい。
この化合物の毒性は非常に低く、たとえばマウスの腹腔
内注射でGSHモノイソプロピルエステルのL D s
。は13ミリモル/kg程度である。他のGSHモノア
ルキルエステルもアルキル基の種類によって多少の差は
あるが、一般にほぼ同様の水準にあるもの、すなわち1
0ミリモル/kq以上と理解されてよい。
(実施例) 以上、本発明を一般的に説明したが、以下試験例および
合成例により本発明を更に具体的に説明する。
試験例1 体重18〜229のマウス(1群3〜4匹)を12時間
絶食させた後、35S標識付き試験化合物(合成に際し
出発物質として35S標識付きGSHを使用。)を7.
5ミリモル/kyの割合で腹腔内投与する。投与から2
時間後にマウスを解剖し、肝臓と腎臓を取り出す。これ
を直ちに5%スルホサリチル酸5倍容中でホモゲナイズ
し、5分間遠心分離して上澄液(0,05112)を得
る。これに水0.951とモノフルオル・シンチレーシ
ョン液4雇を加え、LKBシンチレーション・カウンタ
ーで31iS量を測定する。別に上記上澄液をモノブロ
モバイ? ン(monobromob imane)で
処理し、HPLCによって試験化合物の定量を行う。な
お、解剖前14時間および4時間にプチオニンスルホキ
シミン(2ミリモル/に9)を腹腔内注射し、細胞内に
おけるGSH合成を阻止する。
0.15M塩化ナトリウム溶液の等容量(0,86酎)
の投与群(対照群)における肝臓および腎臓のGSH濃
度がそれぞれ0.456マイクロモル/gおよび0.2
00マイクロモル/g、GSH投与群(比較群)におけ
る肝臓および腎臓のGSH濃度がそれぞれ0.582マ
イクロモル/9および0゜560マイクロモル/9であ
るとき、GSHモノアルキルエステル(GSHモノイソ
プロピルエステル、GSHモノイソブチルエステルまた
はGSHモノn−ヘキシルエステル)投与群(投薬群)
の肝臓および腎臓におけるGSH濃度はそれぞれl。
0マイクロモル/9以上および2.0マイクロモル/g
以上の値を示す。
試験例2 試験化合物の溶液は無菌水を使用して調製する。
体重20〜25gのマウス(1群3匹)を24時間絶食
させた後、試験化合物を10ミリモル/に9の割合で腹
腔的投与する。2時間おきにマウスを解剖し、肝臓と腎
臓を取り出して、GSHの分析を行う。
GSHモノアルキルエステル(モノイソプロピルエステ
ル、モノイソブチルエステルまたはモノn−ヘキシルエ
ステル)を投与したマウス(投薬群)の肝臓では投与後
2〜3時間で実質的にGSH濃度の上昇が認められ、濃
度はその後徐々に減少する。また、腎臓中のGSH濃度
も投与後同様の時間内に実質的な上昇を示し、その後減
少する。
対照群には0.15M塩化ナトリウム溶液の等容量を投
与する。肝臓および腎臓のいずれにおいてもGSH濃度
の上昇は認められない。また、比較群には同量のGSH
を投与する。肝臓におけるGSH濃度の上昇については
いかなる効果も認められないが、腎−については実質的
に何等の変化もなかった対照群に比し、僅かな効果か認
められる。
結局、本発明のGSHモノアルキルエステルは、GSH
モノメチルエステルやGSHモノエチルエステルと同様
、対照群を基準とした場合、比較群(GSH投与)に比
して蟲かに顕著な肝臓および腎臓におけるGSH濃度の
上昇をもたらすものと言うことが出来る。
試験例3 絶食マウス(1群3匹)に致死量以下(2,5ミリモル
/に9)のアセトアミノフェンを腹腔内注射し、30分
後浴験化合物をlOミリモル/に9の割合で腹腔的投与
する。等容量の0.15M食塩水で処理したマウスにお
いては肝臓GSH濃度に著しい低下が認められる(対照
群)。これに対しアセトアミノフェン処理に続いてGS
Hモノアルキルエステル(モノイソブチルエステル、モ
ノイソブチルエステルまたはモノn−ヘキシルエステル
)を注射した場合(投薬群)には、そのようなGSH濃
度の低下は認められず、むしろ対照的に肝臓のGSH濃
度の著しい上昇が認められる。同じ条件下において、他
のチオール類すなわちL−システィン゛やL−システィ
ンメチルエステルを投与してもGSHの肝臓濃度は著し
く低い。
試験例4 絶食マウスに致死量(5ミリモル/に9)のアセトアミ
ノフェンを腹腔内注射し、1時間後試験化合物をlOミ
リモル/に9の割合で腹腔的投与する。
試験化合物としてGSHモノアルキルエステル(モノイ
ソプロピルエステル、モノイソブチルエステルまたはモ
ノn−ヘキシルエステル)を投与した15匹のマ°ウス
(投薬群)はいずれも生存し、7日後には明らかな回復
が認められる。GSHモノアルキルエステルを投与しな
い40匹のマウス(対照群)は7日以内に総て死亡する
試験例5 体重30〜40gの雄性ICRマウスを15時間絶食さ
せた後、アセトアミノフェン2,5ミリモル/kvを腹
腔内に投与した。このアセトアミノフェンはクレモホア
リくツファー(Cremophore buffer;
 クレモホアlO%及びエタノール1.5%を含有する
生理食塩水)に溶解して使用した。30分後に試験化合
物を腹腔内に所定量投与した。
試験化合物は生理食塩水に溶解し、pH6、5に調整し
て使用した。アセトアミノフェン投与後8時間してマウ
スをエーテル麻酔し、工大静脈より採血し、血清中のG
PT活性を測定した。その結果をアセトアミノフェンの
みを投与した対照群に対する百分率として第1表に示す
合成例! イソプロピル γ−L−グルタミル−し一システイニル
グリシネート(GSHモノイソプロピルエステル)ニー (i)GSH50,09をイソプロピルアルコール20
0112に分散し、水冷攪拌下に塩化水素12゜02を
含有するイソプロピルアルコール溶液50xgを加える
。水冷下に攪拌を約2時間続け、さらに室温に2日間放
置してエステル化反応を行う。
反応液からイソプロピルアルコールを減圧下に留去し、
エーテル400z(lを加えて粉末化し、ろ過した後、
エーテルで洗浄してGSHモノイソプロピルエステル塩
酸塩54.59を得る。
(ii)上記GSHモノイソプロピルエステル塩酸塩5
0.09を水70x(lに溶解し、HP−20(イオン
交換樹脂)1.512にチャージする。メタノール/水
=20/80〜40/60のフラクションを集め、これ
を合せて濃縮し、GSHモノイソプロピルエステルの結
晶15.09を得る。ろ液と洗液を合せ、凍結乾燥して
GSHモノイソプロピルエステル10.59を得る。得
られたGSHモノイソプロピルエステルの合計量は25
.59であった。
性快修 M、P、184〜186℃ IR(KBr、cm−’):  1730.1635.
1525.1400,1370,1205.110[α
] ”o ’  31−0(C=1−0 、Ht o)
NMR(DMSO−d、、 δ):  1.20(6H
,d。
J=6Hz);  1.72〜2.16(2H,m);
 2.20〜2.40(2H,m); 2.64〜2.
86C2H。
m); 3,20〜3.56(IH,m); 3.80
(2H。
s); 4.2 (1−4,60(IH,m); 4.
68〜5゜08(IH,m)。
合成例2 イソブチル γ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネート(G S Hモノイソブチルエステル)ニー (i)GSH20,Ogをイソブチルアルコールt00
x12に分散し、室温で攪拌下に塩化水素4゜8gを含
有するイソブチルアルコール溶液16m12を加える。
室温で24時間攪拌を続けてエステル化反応を行い、そ
の後反応液からイソブチルアルコールを減圧留去する。
エーテル200x(7を加えて粉末化し、ろ過した後、
残渣をエーテルで洗浄してGSHモノイソブチルエステ
ル塩酸塩27゜09を得る。
(ii)上記GSHモノイソブチルエステル塩酸塩12
.09を水20m+2に溶解し、HP−20(イオン交
換樹脂)0.5f2にチャージする。メタノール/水=
20/80〜60/40のフラクションを集め、これを
合せて濃縮し、GSHモノイソブチルエステルの結晶1
.99を得る。ろ液と洗液を合せ、凍結乾燥してGSH
モノイソブチルエステル5.29を得る。得られたGS
Hモノイソブチルエステルの合計量は7.19であった
豊凱菫 M、P、188〜190℃ I R(KBr、 cm一つ:  1740,1635
,1530.1400,1200.1095[α]”ニ
ー24.5(C=1.O,H2O)NMR(bMSO−
d、、δ):  0.88(6H,d、J−6Hz);
  1.60−2.12(3H,m);  2.12〜
2.44(2H,m);  2.60〜3.00(2H
,m);  3.16〜3.44(IH,m):  3
.60〜4.04(3H,m):  4.20〜4.6
0(I H,m);合成例3 n−へキシル γ−L−グルタミル−し一システイニル
グリシネート(G S Hモノn−ヘキシルエステル)
ニー (i)GSHI O,09をn−ヘキシルアルコールI
QOm(2に分散し、室温で攪拌下に塩化水素2゜49
を含有するn−ヘキシルアルコール溶液10酎を加える
。室温で24時間攪拌を続けてエステル化反応を行う。
反応液からn−ヘキシルアルコールを減圧下に留去し、
GSHモノn−ヘキシルエステル塩酸塩ts、o9を得
る。
(ii)上記GSHモノn−ヘキシル塩酸塩9.09を
水100112に溶解し、HP−20(イオン交換樹脂
)0.5Qにチャージする。メタノール/水=60/4
0〜80/20のフラクションを集め、これを合せて蒸
発乾固し、GSHモノn−ヘキシルエステル2.69を
ワックス状で得る。
性蜆直 IR(KBr、cm−1):  l 740,1635
.1520.1400,1340,1300.1200
.1090 [α]”: −25,2(C=1.0.CH,OH)N
MR(DMSOdo、 δ):0.60〜1.04(3
H,m);  1.04〜1.76(8H,m);  
1.76〜2.16(2H,m);  2.16−2.
48(2H。
m); 2.60〜3.04(2H,m); 3.20
〜3゜56(IH,m): 3.82(2H,s); 
3.92〜4゜20(2H,m); 4.20〜4.6
0(I H,m)合成例4 イソプロピルγ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネー)(GSHモノイソプロピルエステル)ニー 合成例1(i)で得たGSHモノイソプロピルエステル
塩酸塩3.85gを水10w(7に溶解し、9゜5%硫
酸水溶液10iC及び塩化第1銅(CutO)0゜72
9を順次加え、これを50℃の水浴上で5分間加温する
。さらに室温で2時間攪拌し、氷室中に一夜放置する。
ラジオライト上に析出したGSHモノイソプロピルエス
テル銅塩の沈澱をあけ、吸引ろ過し、残渣を中性になる
まで洗浄する。
上記沈澱を、しめったままラジオライト込みで取り出し
、水5011Qに分散し、硫化水素ガスを1時間導通す
る。これをろ過し、ろ液を窒素ガスを導通して硫化水素
を追い出した後、凍結乾燥してGSHモノイソプロピル
エステル1.269を得る。
ここに得られたGSHモノイソプロピルエステルの物性
値は、合成例!で得られたものの物性値と同じであった
合成例5 n−プロピルγ−L−グルタミル−し一システイニルグ
リシネート(]SI(モノn−プロピルエステル)ニー イソプロピルアルコールに代えn−プロピルアルコール
を使用する以外は合成例1(i)と同様に操作してGS
Hモノn−プロピルエステル塩酸塩を得る。
氷晶はシリカゲル(MK6F;アナルテク(Analt
ech); l X 3インチ、200ミクロン厚)を
使用し、n−プロピロアルコール/酢酸/水=10:1
:5(容量)を展開溶媒とする薄層クロマトグラフィに
付したとき(25℃、10〜20分)、Rrmo。
68を示した(0.5%ニンヒドリン−アセトン溶液噴
霧によりピンクに発色)。リチウムバッファーを使用す
るアミノ酸アナライザー(シュラム(D urrum)
モデル500)による溶出時間は58゜5分である。
特許出願人 コーネル・リサーチ・ファウンデーション
、インコーホレイテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるグルタチオンアルキルエステル。 2、Rがイソプロピル基である特許請求の範囲第1項記
    載のグルタチオンアルキルエステル。 3、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるグルタチオンアルキルエステルを有効成分と
    する細胞内グルタチオン濃度上昇剤。 4、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜10のアルキル基である。) で示されるグルタチオンアルキルエステルを有効成分と
    する血中グルタミン−ピルビン酸トランスアミナーゼ活
    性降下剤。
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