JPS61249906A - 無刺激性クロルピクリン混合くん蒸剤 - Google Patents

無刺激性クロルピクリン混合くん蒸剤

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JPS61249906A
JPS61249906A JP8755085A JP8755085A JPS61249906A JP S61249906 A JPS61249906 A JP S61249906A JP 8755085 A JP8755085 A JP 8755085A JP 8755085 A JP8755085 A JP 8755085A JP S61249906 A JPS61249906 A JP S61249906A
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chloropicrin
nematodes
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Seizo Tanaka
田中 清造
Naoki Nomura
直樹 野村
Mamoru Yoshida
守 吉田
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S D S BAIOTETSUKU KK
SDS Biotech Corp
Sanko Kagaku Kogyo KK
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S D S BAIOTETSUKU KK
SDS Biotech Corp
Sanko Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、栽培作物に有害な土壌病害虫の防除近年、野
菜類の周年化栽培が急増し、この結果化じる作物の輪作
障害の防止手段として土壌くん蒸剤の利用が著しく高ま
シ、殊にクロルピクリン臭化メチル、ジクロルゾロベン
等の使用が極めて増加した現状にある。
しかしながら、クロルピクリンについては、か広範に拡
散し、重大な公害問題として、その防止対策が急がれて
いる。
一方、クロルピクリンは土壌中に生息する害虫及び病菌
の両面に対して駆除効果が高く、効力の点からみれば、
まさに第1級の土壌くん蒸剤である。
殊にゲル化、ゾル化等の膠質化処理、あるいは溶しては
必ずしも満足のいくものとは言いがたい。
しかも、膠質化製剤では粘度の上昇に伴なう作業性の煩
雑化、高価格化の問題等があり、また溶剤希釈製剤では
防除効力の低下や作物への薬害が生じる場合が多く、好
ましくない。
ここに本発明者らは、施用方法が簡便、かつ容易である
ことを前提として、確実な土壌病害虫防制する方法につ
いて詳細な検討を行なったところクロルピクリン、1重
量部に対して1〜5重量部のDCIPを混合し、更に必
要に応じて0.5重量部またはこれ以下の希釈剤、また
は界面活性剤を添加して得られる組成物を、慣行のくん
蒸方法にしたがって土壌中に潅注することによって、土
壌病害虫に対して確実な駆除効果が得られることは勿論
、作物に薬害を及ぼすことなく、シかもくん蒸作業以下
、本発明について、更に詳細に説明する。
密閉容器中において、純度96%のクロルピクリン、1
00グラムに純度95チのDCIP、 280・ダラム
、及び混合キシレン、20グラムを加えて攪拌混合し、
得られる均質の透明組成物を101/ずつガラス瓶に分
取する。ノJ?ネラー30名によって催涙性及び臭気を
対象に、喚気感応試験を行つた結果を第1表に示した。
(直接喚気試験)また、同一の方法で得られた透明組成
物を市販の潅注器を用いて、ビニールハウス内の100
m2耕起土壌に、1m当り35グラムの割合で均等に潅
注し、ビニールシートで蔽う。
潅注時及び6日後のビニールシート開放時に、ハウス内
のパネラ−30名による喚気試験を行なった。結果は第
2表に示す通シである。
いずれの場合も、比較試験として、市販のクロルピクリ
ン単剤及び混合剤を用いて、前記と同様な方法でくん蒸
操作を行ない、喚気試験を行なった。
第1表及び第2表よシ明らかなように、本発明ことかな
く、市販のクロルピクリン含有製剤との差が歴然、かつ
甚大であった。
このように、クロルピクリンの激臭が本発明の方法によ
って極度に抑制される理由については詳らかでないが、
主に、DCIPとクロルピクリンの親和性、相溶性、あ
るいは蒸気圧特性等複雑な条件の総合効果によるものと
推察される。
ちなみに、クロルピクリンに易溶、かつ常温における蒸
気圧がDCIPと同等、またはこれより低い物質、たと
えば灯油、マシン油、エチレングリコールを夫々DCI
Pの代りに同量ずつ入れかえた試料次に本発明に必要不
可欠な要因である土壌病害虫の防除効果、及び作物に対
する薬害について説明する。
本発明による前記のくん蒸組成物を、慣行の潅注器によ
って60mのサツマイモネコブセンチュウ汚染土壌中に
、1m2当935グラムの割合で均等に潅注し、土壌を
5日間ビニールシートで被覆したのち、該土壌及び予じ
め土壌中に埋没されたりジフトニア菌接種培地を採取し
、夫々ベールマン法、及び培養法によって防除効果を検
定した。
同時に比較試験として、市販のクロルピクリン剤を用い
て上記同様の防除効果検定試験を行なつた。試験結果は
第3表に示す通りである。
この結果より明らかなように、本発明によるクロルピク
リン混合くん蒸組成物の殺虫、殺菌効力は、市販のクロ
ルピクリン剤と比較して同等であった。
また作物に対する薬害については、本発明による上記く
ん蒸組成物の潅注量を1m当り70グラムとして、上記
の防除効果検定の場合と同様なくん蒸処理を行なった後
、土壌を大気中に4日間暴露し、きゅうシ、とまと、ハ
クサイ、ダイコン糧子を播種し、1ケ月間の当該作物の
成育度、及び葉部、茎部及び根部等の萎凋、褐変、枯死
等、薬害症状を観察によシ調査した。
結果は第3表に示すごとく、いずれの場合も薬害の兆候
、及び症状が全く認められなかった。
このように本発明の方法によるときは、土壌病ン混合剤
を得ることが可能である。
本発明において用いられるDCIPの量は、クロル分と
なシ好ましくない。またDCIP量がこれ以上では防除
効力が低下する恐れが生じる。
本発明によるくん蒸組成物に必要に応じて添加される希
釈剤、及び界面活性剤は、主に土壌の性質に応じて本発
明による組成物の浸透移行性を調整するものであり、作
物に薬害を与えないものであることが必要である。この
目的の為に希釈剤としてはケロシン、キシレン、マシン
油等の農薬用一般溶剤、また界面活性剤としては主にア
ニオン型、またはノニオン型が用いられるがこれに限定
されるものではない。
また、希釈剤及び界面活性剤の添加量はクロルピクリン
に対して夫々0.5重量倍以下で用いられ、これ以上の
場合は、病害虫の防除効力が低下して好ましくない。
本発明のくん蒸組成物は、土壌中の植物根部に寄生する
各種有害線虫類、たとえば、ネコブセンチュウ、ネグサ
レセンチュウ、シストセンチュウ等を駆除すると共に、
植物根部に侵入して被害を及ぼす各徨有害菌類、たとえ
ばフザリウム菌、リゾクトニア菌、フィトフトラ菌、ぎ
シウム菌、デトリチス菌種の駆除に用いられる。
施用量としては、通常lo〜60に9/1oa、好まし
くは20〜50に9/10a程度が適描である。ただし
、これは一応の目安であって、具体的には作物の種類;
病害虫の種類、生息密度、土壌の性質、水分、気温等に
よって適宜加減して用いられる。
以下、本発明の特徴を代表的な実施例によって   更
に詳細に説明するが、これらは本発明の理解を容易なら
しめる為の例示であシ、本発明はこれらによって同等制
限されないものである。
実施例1 純度98.5%のクロルピクリン、1重量部に、純度9
8%のDCIP、2重量部、及び灯油、0.1重量部を
混合してなる透明混合液を、キタネグサレ線虫の生息す
る130m2の畑地に、市販の土壌潅注器を用いて、1
潅注点当!l12.4.9を30crnチドリ状に深さ
15Gに潅注し、直ちに潅注土壌をビニールシートで被
覆した。この間、約60分を要DCIPの臭気が残存す
るのみであった。くん蒸土壌より約20m離れた川下の
民家では、この間、僅かな残臭も感知しなかった。
また、ビニールシート開放時にくん蒸土壌を採取し、キ
タネグサレ線虫の死滅率を測定したところ、その平均値
が98%であった。
土壌耕起後14日目に大根を播種し、3チ月間、その生
育状態を観察した結果、ダイコンの地下部、地上部とも
に薬害の症状は認められず、また根部における線虫の被
害も全く認められなかった。
実施例2 純度99チのクロルピクリン、1重量部を、純度98.
5チのDCIP、 1.5重量部と充分混合し、得られ
たくん蒸組成物を、ビニールハウス内の、33m2のフ
ザリウム菌汚染土壌に、1アール当り3.6ゆの割合で
潅注し、潅注穴を土で塞いだ。潅注後、約30分間、ハ
ウス内に止まった結果、軽度の敵 DCIP臭を感じたが、刺戟臭、催涙性は感知されなか
った。
た。
比較として隣接ハウス内で、クロルピクリン、30%を
含有する市販製剤を用い、上記と同様の試験を行なった
ところ、催涙性が甚だしく、殊に潅注後は防護マスクな
しでは、ハウス内に止まることは不可能であった。また
、ガス抜き4日後、くん蒸土壌をポットに採取し、とま
とを播種して3週間後動苗茎部を切断して導管を調査し
たところ、全く褐変が認められず、フザリウム菌を完全
に防除することができた。
第1表 直接喚気試験 EDB :エチレンシフロマイド  D−D:ジクロロ
ゾロペンージクロロプロノVCP: クロル0リン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クロルピクリン、1重量部に対し、1〜5重量部のジ(
    2−クロロイソプロピル)エーテル(以下DCIPと略
    す)を混合し、更に必要に応じて0.5重量部、または
    これ以下の希釈剤、及びまたは界面活性剤を添加してな
    る無刺激性クロルピクリン混合くん蒸組成物。
JP8755085A 1985-04-25 1985-04-25 Mushigekiseikurorupikurinkongokunjozai Expired - Lifetime JPH0231044B2 (ja)

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