JPS61249842A - 自動車用電子制御変速機 - Google Patents

自動車用電子制御変速機

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Publication number
JPS61249842A
JPS61249842A JP9267085A JP9267085A JPS61249842A JP S61249842 A JPS61249842 A JP S61249842A JP 9267085 A JP9267085 A JP 9267085A JP 9267085 A JP9267085 A JP 9267085A JP S61249842 A JPS61249842 A JP S61249842A
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JP
Japan
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gear
fuel consumption
accelerator opening
consumption rate
speed
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Pending
Application number
JP9267085A
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English (en)
Inventor
Hideji Hiruta
昼田 秀司
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用電子制御自動変速機に関し、更に詳
細には自動車に搭載されてエンジン出力の伝達経路を運
転状態に応じて切換えることにより自動的に変速動作を
行わせるようにした自動変速機に関する。
(従来技術) 自動車用の自動変速機としては、遊星歯車機構を用いた
ものが一般に使用されているが、トラック用等として変
速段を多(しようとした場合、遊星歯車機構を用いたも
のであるとギヤトレーンの構造が著しく複雑化し、変速
機の全体が大型化することになる。そこで、従来から手
動変速機で採用されているギヤトレーン構造、即ち平行
2軸間にギヤ比の異なる複数の歯車列を並設し、これら
の歯車列のうちの1つを選択的に動力伝達状態とするこ
とにより複数の変速段を得るようにしたギヤトレーンを
用い、この歯車列の選択を摩擦クラッチを用いて行わせ
ることにより変速段の切換えをシフトマツプを用いて自
動的に行うようにした自動変速機の採用が考えられる。
上記変速段を自動的に切換えるシフトマツプとしては、
例えば第1図に示すようなアクセル開度−車速特性に基
づいて定められた1−2変速線T1.2−3変速線T2
.3−4変速線T、を備えたものが一般に使用されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、単に上記シフトマツプを用いて変速を行
なう場合には次のような問題点がある。
すなわち、上記自動変速機をトラックに搭載した場合で
あって、このトラックが過積状態で登板するときには、
その走行性能特性からその坂の勾配によっては、例えば
第3速ではオーバーラン、第4速では駆動力不足を生ず
ることがある。そのため、第3速と第4速の間で意味の
ない変速が行なわれ、ハンチングが生じてしまうという
問題点がある。なお、坂路の勾配検出器を設けて、この
出力信号により、変速機のオーバドライブ状態を解除す
るものとしては特開昭57−37143号公報がある。
本発明は、従来の自動変速機の上記問題点を解消するこ
とのできる自動車用電子制御自動変速機を提供すること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、低速から高速までのシフトポジションを電子
制御手段によって自動制御する自動車用電子制御変速機
であって、第2図に示すようにアクセル開度を検出する
アクセル開度検出手段aと、このアクセル開度検出手段
aからの出力信号を受け、アクセル開度が設定値以上で
あるか否かを判定するアクセル開度判定手段すと、エン
ジンの燃料消費率を検出する燃料消費率検出手段Cと、
この燃料消費率検出手段Cからの出力信号を受け、エン
ジンの燃料消費率が設定値以上か否かを判定する燃料消
費率判定手段dと、アクセル開度が設定値以上で、かつ
エンジンの燃料消費率が設定値以上のとき、現走行状態
のシフトポジションを保持する保持手段eとを備えてい
ることを特徴とするするものである。
(発明の作用・効果) 本発明の自動車用電子制御変速機においては、上記構成
によって、アクセル開度が設定値以上のとき、例えばア
クセル全開時においては、走行負荷と燃料消費率すなわ
ち発生駆動力がほぼ比例するので、この燃料消費率が設
定値以上のときには、駆動力に余裕がないものと考えら
れ、従ってこの状態では、シフトアップさせずに現走行
状態のシフトポジションを保持するようになし、これに
よって変速ハンチングが生ずるのを防止したものである
。従って上述のような走行状態の場合であっても、スム
ーズな走行性能が得られる。なお、上記燃料消費量が設
定値以下となったときには、余裕駆動力が生じたことを
表わしているので、上記シフトポジションの保持を解除
し、第1図に示した上記シフトマツプを用いた変速制御
に切換える。
(実施例) 以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい実施例に
よる自動車用電子制御変速機について説明する。
第3図に示すように自動変速機1は、ミッションケース
2内に、エンジン出力軸3にフライホイール4及び緩衝
ディスク5を介して前端部を連結されたインプットシャ
フトlOと、該インプットシャフト10の後方に同軸線
上に配置され且つ後端部にプロペラシャフト(図示せず
)の取付はドラム6が結合されたアウトプットシャフト
20と、これらのシャフト10.20に平行に配置され
たカウンタシャフト30と、これらのシャフト10.2
0.30間で動力の伝達、遮断を行う複数の歯車列、摩
擦クラッチ及びワンウェイクラッチ等を配設した構成と
されている。
上記インプットシャフト10には、中間部に第1ギヤ4
1が遊嵌合されていると共に、該ギヤ41に常時噛合う
第2ギヤ42がカウンタシャフト30の前部にスプライ
ン嵌合され、これらのギヤ41.42によって第1歯車
列■が構成されている。そして、インプットシャフト1
0上に該シャフト10と第1ギヤ41とを結合、分離す
る湿式多板式の第1摩擦クラツチ51が設けられている
。この第1摩擦クラツチ51は、インプットシャフト1
0にスプライン結合されたドラム51aと、上記第1ギ
ヤ41に一体形成されたハブ51bと、その両者間に配
設されてドラム5.1a及びハブ51bに交互にスプラ
イン嵌合された複数の摩擦板51cと、作動圧の導入時
にこれらの摩擦板51cを締結して上記ドラム51aと
ハブ51b1換言すればインプットシャフト10と第1
ギヤ41とを結合するピストン51dとで構成されてい
る。
また、インプットシャフト10の後端部にはワンウェイ
クラッチ61を介して第3ギヤ43が嵌合されていると
共に、該ギヤ43に常時噛合う第4ギヤ44がカウンタ
シャフト30に遊嵌合され、これらのギヤ43.44に
よって第2歯車列■が構成されている。そして、上記カ
ウンタシャフト30上には該シャフト30と第4ギヤ4
4とを結合、分離する第2摩擦クラツチ52が設けられ
ているが、このクラッチ52も、カウンタシャフト30
にスプライン結合されたドラム52aと、上記第4ギヤ
44のスリーブ状延長部44aに結合されたハブ52b
と、該ドラム52aとハブ52bとの間に配設された複
数の摩擦板52Cと、作動圧の導入時にこれらの摩擦板
52cを締結して上記ドラム52aとハブ52b1即ち
カウンタシャフト30と第4ギヤ44とを結合するピス
トン52bとで構成されている。
更に、インプットシャフト10の後端部における上記ワ
ンウェイクラッチ61とアウトプットシャフト20の前
端部との間に第3摩擦クラツチ53が配置されている。
このクラッチ53も、アウトプットシャフト20にスプ
ライン結合されたドラム53aと、上記ワンウェイクラ
ッチ61のアウタレース61a(第3ギヤ43)に一体
のハブ53bと、その両者間に配設された複数の摩擦板
53Cと、作動圧の導入時にこれらの摩擦板53Gを締
結してハブ53bとドラム53aとを結合するピストン
53dとで構成されている。そして、この第3摩擦クラ
ツチ53が締結され、且つ上記ワンウェイクラッチ61
がロックされた時に、インプットシャフト10とアウト
プットシャフト20とが結合されるようになっている。
ここで、インプットシャフト10上には、上記ワンウェ
イクラッチ61に並列にエンジンブレーキ用摩擦クラッ
チ56が備えられている。このクラッチ56は、インプ
ットシャフト10にスプライン結合されたドラム56a
と、ワンウェイクラッチ61のアウタレース61aに一
体のハブ56bと、これらの間に配設された複数の摩擦
板56cと、これらの摩擦板56cを締結して上記ドラ
ム56aとハブ56bを結合するピストン56dとで構
成されている。従って、この摩擦クラッチ56が締結さ
れると、ワンウェイクラッチ61がフリーの状態にあっ
ても、インプットシャフト10と第3ギヤ43ないし第
311擦クラツチ53のハブ53bとが結合されること
になる。
一方、上記カウンタシャフト30の後部には第5ギヤ4
5が一体形成されていると共に、該ギヤ45に常時噛合
う第6ギヤ46がアウトプットシャフト20に遊嵌合さ
れ、これらのギヤ45.46により第3歯車列■が構成
されている。そして、アウトプットシャフト20上に該
シャフト20と上記第6ギヤ46とを結合、分離する第
4摩擦クラツチ54が配置されている。この第4摩擦ク
ラツチ54は、上記第3摩擦クラツチ53のドラム53
aと一体形成されてアウトプットシャフト20にスプラ
イン結合されたドラム54aと、上記第6ギヤ46に一
体のハブ54bと、該ドラム54aとハブ54bの間に
配設された複数の摩擦板54Cと、作動圧の導入時に上
記摩擦板54Cを締結してドラム54aとハブ54b1
即ちアウトプットシャフト20と第6ギヤ46とを結合
するピストン54dとで構成されている。
更に、カウンタシャフト30の後端部には第7ギヤ47
がスプライン嵌合されていると共に、該ギヤ47に常時
噛合う第8ギヤ48がアウトプットシャフト20に遊嵌
合され、これらのギヤ47.48により第4歯車列■が
構成されている。そして、アウトプットシャフト20の
後部に該シャフト20と第8ギヤ48とを結合、分離す
る第5摩環クラッチ55が配置されている。このクラッ
チ55も、アウトプットシャフト20にスプライン結合
されたドラム55aと、上記第8ギヤ48に一体のハブ
55bと、該ドラム55aとハブ55bとの間に配設さ
れた複数の摩擦板55cと、作動圧の導入時にこれらの
摩擦板55cを締結してドラム55aとハブ55b1即
ちアウトプットシャフト20と第8ギヤ48とを結合す
るピストン55dで構成されている。
ここで、上記ワンウェイクラッチ61は、所定回転方向
に対してインプットシャフト(インナレース)10の回
転速度がアウタレース61aの回転速度より大きくなろ
うとする時にロックしてインプットシャフト10の回転
をアウタレース61aに伝達し、アウタレース61aの
回転速度がインプットシャフト10の回転速度を上回っ
た時に空転する。また、上記第1歯車列Iはギヤ比が略
1とされ、第2歯車列■は第3ギヤ43から第4ギヤ4
4への回転伝達時に減速され、第3歯車列■は第5ギヤ
45から第6ギヤ46への回転伝達時に減速され、また
第4歯車列■は第7ギヤ47から第8ギヤ48への回転
伝達時に第3歯車列■よりも大きな減速比で減速される
ように各ギヤ41〜48の径が設定されている。
更に、上記アウトプットシャフト20の後部に配置され
た第5摩擦クラツチ55は他の摩擦クラッチ51〜54
.56よりも大径とされていると共に、上記カウンタシ
ャフト30の後端部より後方の位置に配置されて、該カ
ウンタシャフト30と干渉しないように図られている。
以上の構成に加えて、上記カウンタシャフト30とアウ
トプットシャフト20との間には後退速用歯車列■が設
けられている。この歯車列■は、カウンタシャフト30
に一体形成された駆動ギヤ71と、該ギヤ71に常時噛
合うアイドルシャフト72上のアイドルギヤ73と、該
ギヤ73に常時噛合うアウトプットシャフト20上に遊
嵌合された従動ギヤ74とで構成されている。そして、
アウトプットシャフト20上にはスプライン75が形成
されていると共に、これに隣接させて従動ギヤ74の側
面にも同形状のスプライン74aが形成され、前者のス
プライン75に摺動自在に嵌合されたスリーブ76をシ
フトフォーク77によって両スプライン75.74aに
跨って嵌合させれば、従動ギヤ74がアウトプットシャ
フト20に結合されるようになっている。
また、この実施例においては、第5摩擦クラツチ55の
ドラム55aの外周にパーキングギヤ81が固設され、
該ギヤ81にパーキングポール82を係合させた時に上
記ドラム55aを介してアウトプットシャフト20が固
定されるようになっている。
更に、カウンタシャフト30上の第4ギヤ44にはシャ
フト83に軸承された動力取出しギヤ84が噛合され、
該ギヤ84から車両走行用以外の各種作業に用いられる
動力が取出されるようになっている。
次に、上記自動変速機の各変速段にふける動力伝達状態
を第1表のクラッチ作動表と第4〜8図の骨子図を用い
て説明する。ここで、第1表中、○印は摩擦クラッチに
ついては締結状態を、ワンウェイクラッチについてはロ
ック状態を示す。また、(○)印は締結しているが、動
力伝達に関与しない状態を示す。
先ず、1速においては、第1表に示すように第2摩擦ク
ラツチ52と第5摩擦クラツチ55とが締結され、且つ
ワンウェイクラッチ61がロック状態となる。この時、
エンジンの出力回転は、第2図に斜線部で示すように、
インプットシャフト10からワンウェイクラッチ61を
介して第2歯車列■の第3ギヤ43に伝達され、更に第
4ギヤ44から上記第2摩擦クラツチ52を経てカウン
タシャフト30に人力される。そして、該カウンタシャ
フト30から更に第4歯車列■を構成する第7.8ギヤ
47.48及び上記第5摩擦クラツチ55を経てアウト
プットシャフト20に至る。
この場合、インプットシャフト10の回転は第2歯車列
■で減速され、また第4歯車列■においても大きく減速
されてアウトプットシャフト20に伝達されるから、減
速比の大きな1速状態が得られる。
次に、1速から2速への変速時には、第1表に示すよう
に上記の1速の状態に対して第1摩擦クラツチ51が新
たに締結される。この時、第5図に示すようにインプッ
トシャフト10の回転は、上記第1摩擦クラツチ51か
ら第1歯車列Iを構成する第1、第2ギヤ41.42を
介してカウンタシャフト30に入力されると共に、該カ
ウンタシャフト30からは1速の場合と同様に、第4歯
車列■の第7、第8ギヤ47.48及び第5摩擦クラツ
チ55を経てアウトプットシャフト20に回転が伝達さ
れる。そして、この場合は、上記第1歯車列■の減速比
が略1であって、1速時にインプットシャフト10から
カウンタシャフト30に回転を伝達する第2歯車列■の
減速比よりも小さいので、1速よりも減速比が小さい2
速の状態が得られる。
尚、1速から2速への変速は上記のように第1摩擦クラ
ツチ51の締結動作のみによって行われ、1速時に締結
されていた第2摩擦クラツチ52は1→2変速後におい
ても締結された状態にある。
従って、第3図に点斜線で示すようにカウンタシャフト
30に伝達された回転が第2摩擦クラツチ52から第4
ギヤ44ないし第3ギヤ43に伝達されるが、この場合
、第3ギヤ43とインプットシャフト10との間のワン
ウェイクラッチ61はアウタレース61a側が高速回転
するので空転状態となる。従って、インプットシャフト
10から第2歯車列■を介してカウンタシャフト30に
回転が伝達されることはない。
更に、2速から3速への変速時には、第1表に示すよう
に2速の状態から第4摩擦クラツチ54が新たに締結さ
れると共に第5摩擦クラツチ55が解放される。そのた
め、第6図に示すように、インプットシャフト100回
転は第1摩擦クラツチ51から第1歯車列■の第1、第
2ギヤ41.42を介してカウンタシャフト30に伝達
されると共に、該カウンタシャフト30から第3歯車列
■の第5、第6ギヤ45.46を介してアウトプットシ
ャフト20に伝達される。この場合は、第3歯車列■の
減速比が1.2速時にカウンタシャフト30からアウト
プットシャフト20に回転を伝達する第4歯車列■の減
速比より小さいので、更に減速比の小さい3速の状態が
得られる。尚、この場合も第2摩擦クラツチ52が締結
されているので、カウンタシャフト30の回転がワンウ
ェイクラッチ61のアウタレース61aに伝達されるが
、該ワンウェイクラッチ61が空転するので、第2歯車
列■を介してインプットシャフト10の回転とカウンタ
シャフト30の回転とが干渉することはない。そして、
3速への変速後における適宜時期に第2摩擦クラツチ5
2が解放される。
また、3速から4速への変速は、第1表に示すように、
上記3速の状態(第2摩擦クラツチ52が既に解放され
ている状態)から第3摩擦クラツチ53が締結されると
共に、第4摩擦クラツチ54が解放され、且つワンウェ
イクラッチ61がロックされる。そのため、第7図に示
すように、インプットシャフト10の回転は、ワンウェ
イクラッチ61から上記第3摩擦クラツチ53を経てア
ウトプットシャフト20に伝達される。この場合は、い
ずれの歯車列も通過しないから、インプットシャフト1
0の回転は直接アウトプットシャフト20に伝達され、
所謂直結状態の4速が碍られる。尚、この場合は、3速
時に締結されていた第1摩擦クラツチ51がそのまま締
結された状態にある。従って、第5図に点斜線で示すよ
うにインプットシャフト100回転が第1摩擦クラツチ
51、第1歯車列■、カウンタシャフト30及び第4歯
車列■を介して第5摩擦クラツチ55のノ1ブ55bに
伝達されるが、該クラッチ55は解放されているので、
カウンタシャフト30からアウトプットシャフト20に
回転が伝達されることはない。
また、4速から5速への変速時には、第1表に示すよう
に、4速の状態から第2摩擦クラツチ52が更に締結さ
れる。そのため、インプットシャフト10の回転は、第
8図に示すように、第1摩擦クラツチ51から第1歯車
列Iの第1、第2ギヤ4L42を介してカウンタシャフ
ト30に入力されると共に、更に第2摩擦クラツチ52
から第2歯車列Hの第4、第3ギヤ44.43、及び第
3摩擦クラツチ53を経てアウトプットシャツ)20に
伝達される。つまり、この場合は、カウンタシャフト3
0からアウトプットシャフト20への回転伝達が、1.
2速時における第4歯車列■或いは3速時における第3
歯車列■の代りに第2歯車列■を介して行われるのであ
る。この時、第2歯車列■を径の大きい第4ギヤ44か
ら径の小さい第3ギヤ43に回転が伝達されることによ
り回転速度が増速されることになる。これにより、所謂
オーバードライブ状態の5速が得られる。この場合、ワ
ンウェイクラッチ61は2速時と同様の理由で空転する
以上のようにして、平行2軸間に並設された4つの歯車
列■〜■が5つの摩擦クラッチ51〜55とワンウェイ
クラッチ61の作動によって選択的に動力伝達状態とさ
れることにより、5つの前進変速段が得られることにな
る。そして、1−2及び4−5の各変速が、1つの摩擦
クラッチの作動だけで行われることになる。
また、1.2速時に第4歯車列■と共に動力を伝達する
第5摩擦クラツチ55は大きなトルク容量が必要である
が、該クラッチ55はアウトプットシャフト20上にお
けるカウンタシャフト30の後端より後方位置に配置さ
れているから、これらのシャフト20.30間の軸間距
離を大きくすることなく十分な径を確保することができ
る。従って、摩擦板55cの枚数を多くする必要がない
尚、1速時及び4速時にはワンウェイクラッチ61がロ
ックして動力を伝達するが、アウトプットシャフト20
側から駆動力が入力される自動車のコーステイング時に
は、該ワンウェイクラッチ61が空転して自動変速機1
はニュートラル状態となる。そこで、コーステイング時
においてエンジンブレーキを作用させる時は、第1表に
示すようにワンウェイクラッチ61に並列に配置された
エンジンブレーキ用摩擦クラッチ56が締結され、該ワ
ンウェイクラッチ61に代って動力を伝達する。従って
、この場合も所定の変速段が得られ、エンジンブレーキ
が作動する。
また、後退速時には、ワンウェイクラッチ61がロック
され且つ第2摩擦クラツチ51が締結されると共に、後
退速用歯車列■の従動ギヤ74がスリーブ76を介して
アウトプットシャフト20に結合される。そのため、イ
ンプットシャフト10の回転はワンウェイクラッチ61
、第2歯車列■、第2摩擦クラツチ52、カウンタシャ
フト30及び後退速用歯車列■を経てアウトプットシャ
フト20に伝達されることになるが、上記後退速用歯車
列Vにはアイドルギヤ73が設けられているので、アウ
トプットシャフト20の回転方向が反転することになる
以上の変速動作は、例えばマイクロコンビコータによっ
て構成される電子制御回路100によって、上記第1な
いし第5摩擦クラツチ51〜55を上記第1表に従い選
択的に作動させることによって達成される。
上記電子制御回路100は、第9図に示されているよう
に入出力装置101、ランダム・アクセス・メモリ(以
下RAMと称す)102及び中央演算装置(以下CPU
と称す)103を備えている。上記入出力装置201に
は、スロットル開度を検出し、スロットル開度信号Sα
を出力するスロットル開度センサ104、車速を検出し
、車速信号Svを出力する車速センサ105、およびエ
ンジンの燃料消費率を検知し、燃料消費率信号SF を
出力する燃料消費率センサ106が接続され、上記入出
力装置101は、これらのセンサ等から上記信号等を入
力するようになっている。
入出力装置201は、上記センサから受けたスロットル
開度信号Sα、車速信号Svおよび燃料消費率信号Sp
を処理し、RAM 102に供給する。RAM1021
t、コレらの信号sα、S v 。
Sp を記憶するとともに、CPL1103からの命令
に応じてこれらの信号Sα、Sv 、 Sp またはそ
の他のデータをCPL1103に供給する。cPu10
3は、本発明の変速制御に適合するプログラムに従って
、上記車速信号Svおよびスロットル開度信号Sαを、
第1図に示されているような車速−スロットル開度特性
に基づき決定された変速線T、 、T2、T3を備えた
変速に照して、変速すべきか否かの演算を行なう。
CPU 103の演算結果は、入出力装置101を介し
て、上記クラッチを選択的に作動制御する油圧制御回路
の電磁弁群107の励磁を制御する信号として与えられ
る。以上により、シフトアップあるいはシフトダウンの
制御が行なわれる。
ところが、このように単に変速に応じた変速を行なった
のでは、上述の理由により変速ハンチングが生じてしま
うことがある。したがって、エンジンの余裕駆動力が十
分に大きくなったところでシフトアップするのが望まし
く、それまでは、現走行状態のシフトポジションを保持
しておくことが望ましい。そこで本発明においては、変
速機にシフトポジション保持機構を設けておき、上述の
ような変速ハンチングが生ずるおそれがあると上記電子
制御回路100が判断した場合には、上記シフトポジシ
ョン保持機構110を作動させて、現走行状態のシフト
ポジションを保持するようにしている。
次に、第10図を参照して、電子制御回路100による
シフトポジション保持の制御の一態様を説明する。
このシフトポジションの保持制御は、まずアクセル開度
αの読み出しから行なわれる。次に、この読み出された
アクセル開度αが設定アクセル開度αset より大き
いか否かの判定を行なう。この判定は、アクセルの全開
を検知するスイッチを設けて、アクセル開度スイッチが
○Nか否かを判定してもよい。この判定がYESのとき
には、次いで、燃料消費率Fが読み出され、この燃料消
費率Fが設定燃料消費率F setであるか否かが判定
される。この判定は、特にディーゼルエンジンの場合に
は、燃料噴射量について行なってもよい。以上により、
現走行状態のシフトポジションにおけるエンジンの余裕
駆動力を判断して、シフトアップして走行できる負荷で
あるかを判定する。以上の判定によりシフトアップ可能
な場合は変速マツプによる変速制御を行ない、そうでな
い場合には走行ギヤ、すなわちシフトポジションをホー
ルドする。
このような本発明の現走行状態のシフトポジションの保
持制御によればハンチングのないスムースな走行が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動変速機において使用されるシフトマツプ
の一例を示す図、 第2図は、本発明の自動変速機の構造を示すブロックダ
イヤグラム、 第3図は、本発明の実施例による自動変速機の歯車変速
機構を示す図、 第4図、第5図、第6図、第7図および第8図は、それ
ぞれ各変速段の動力伝達経路を示すギヤトレーンの骨子
図、 第9図は、制御系のブロックダイヤグラム、第10図は
、現走行状態の変速段の保持制御の一例を示すフローチ
ャートである。 1・・・自動変速機、 a・・・アクセル開度検出手段
、b・・・アクセル開度判定手段、 C・・・燃料消費率検出手段、 d・・・燃料消費率判定手段、 e・・・保持手段 単連V  ゛ 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 低速から高速までのシフトポジションを電子制御手段に
    よって自動制御する電子制御変速機であって、アクセル
    開度を検出するアクセル開度検出手段と、このアクセル
    開度検出手段からの出力信号を受け、アクセル開度が設
    定値以上であるか否かを判定するアクセル開度判定手段
    と、エンジンの燃料消費率を検出する燃料消費率検出手
    段と、この燃料消費率検出手段からの出力信号を受け、
    エンジンの燃料消費率が設定値以上か否かを判定する燃
    料消費率判定手段と、アクセル開度が設定値以上で、か
    つエンジンの燃料消費率が設定値以上のとき、現走行状
    態のシフトポジションを保持する保持手段とを備えた自
    動車用電子制御変速機。
JP9267085A 1985-04-30 1985-04-30 自動車用電子制御変速機 Pending JPS61249842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012033656A2 (en) * 2010-09-10 2012-03-15 Caterpillar Inc. System and method to prevent shift hunting in a powertrain

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012033656A2 (en) * 2010-09-10 2012-03-15 Caterpillar Inc. System and method to prevent shift hunting in a powertrain
WO2012033656A3 (en) * 2010-09-10 2012-06-14 Caterpillar Inc. System and method to prevent shift hunting in a powertrain

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