JPS61249819A - 自動車の移動屋根装置 - Google Patents

自動車の移動屋根装置

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JPS61249819A
JPS61249819A JP9143685A JP9143685A JPS61249819A JP S61249819 A JPS61249819 A JP S61249819A JP 9143685 A JP9143685 A JP 9143685A JP 9143685 A JP9143685 A JP 9143685A JP S61249819 A JPS61249819 A JP S61249819A
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movable pillar
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movable
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canopy
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Yutaka Imura
井村 裕
Morio Umeda
梅田 守夫
Toshio Fukutomi
福冨 寿雄
Takeshi Konishi
小西 武士
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は少なくとも屋根の一部を折り畳み自在な幌で形
成した自動車における移動屋根装置に関するものである
(従来技術) オープンカーは、フロントウィンド部を残して屋根、リ
ヤウィンド等がない自動車であり、視界が広く天気の良
い暖かい時などには爽快な走行感が得られるという利点
がある。しかし、反面用の日などの天気の悪い時や寒い
時などには走行には適さないという問題がある。このた
め、従来から幌を用いて屋根等を形成し、必要に応じて
この幌を車体後方へ折り畳んでオープンカー状態にでき
るコンバーティブル型式の車や、屋根板を@脱自在にし
たタルワトツブ型式の車が実用に供されている。コンバ
ーティブル型式の車の場合には、幌を折り畳めば完全な
オープンカー状態にできるのであるが幌を用いているこ
とから幌で車体上部を覆う時に幌と側部および前部ウィ
ンドとの接合部のシール性が問題になり易く、走行中の
風切音の発生、水漏れの発生等が起こり易い。一方、タ
ルワトツブ型式の車の場合には、剛性のある屋根を用い
るので、上記のような問題は生じにくいが、屋根部分の
みが開放されるので視界性等の点で完全なオーブンカー
より劣るという問題がある。
このため、例えば英国公開特許出願第2086316号
に開示されているように、車体に回動自在な可動ピラー
を取付け、この可動ピラーの後方を可動ピラーと車体に
かけて取り付けたりャ幌で覆うとともに可動ピラー頂部
とフロントウィンド頂部にルーフパネルを架は渡すよう
にした、コンバーティブル型式とタルワトップ型式とを
組み合わせたような上部車体構造が提案されている。こ
のようにすれば、コンバーティブル型式におけるウィン
ドとの接合部のシール性の問題や、タルワトップ型式に
おける視界性の問題を共に解決できる。
しかしながら、この場合には幌を支える可動ピラーを後
方へ回動させてオーブンカーの状態にさせるため、幌の
みでなく可動ピラーも車両のベルトラインよりも下方へ
収納して視界を広くするのが望ましく、このため可動ピ
ラーの回動機構をこの要望に合致するように工夫する必
要がある。
゛このようなことに鑑みて、本出願人は、略逆U字形状
で両脚が車体左右側壁に回動自在に取り付けられた可動
ピラーと、可動ピラーの頂部とフロントウィンドの頂部
との間に架は渡されて屋根をなすルーフパネルとを備え
、可動ピラーの車体後方側に可動ピラーの収納部を形成
し、可動ピラーは、上記回動によって、可動ピラーが起
立してフロントウィンドの頂部との間にルーフパネルを
架は渡すことが可能な状態となす第1位置と、この位置
から後方へ回動して収納部内へ収納される第2位置との
間を移動自在になるようにしたオープントップ型式の自
動車について種々提案している(特願昭59−2552
22号等)。
一方、前述のコンバーティブル型式の車や上記提案によ
る可動ピラーを有する車においては、幌を張ったりこれ
を折り畳んだりする機構が必要であり、このような機構
として、電気モータの回転や、油圧ピストンの往復動等
を、例えばリンクを介して可動ピラーなどの楔支持機構
に伝え楔支持機構を作動させるもの等が″ある。
このような機構を用いて、幌を折り畳んで収納部へ収納
しオーブンカーの状態にした時には、この収納部内へ折
り畳んで収納された幌を幌カバーにより覆うこ・とが多
い。この場合に、幌カバーによって覆われた状態のまま
、誤って楔支持機構を作動させると、幌カバーによって
楔支持機構の動きが制限されるため、楔支持機構に無理
な力が加わり楔支持機構が損傷する恐れがあり、またこ
の楔支持機構を駆動させる電気モータ等の駆動手段に過
度の負荷がかかり駆動手段が故障する恐れがある。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑み、幌が折り畳まれて収納
され、かつこれが幌カバーにより覆われている時には楔
支持機構の駆動を行なわせないようにすることのできる
移動屋根装置を提供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の移動屋根装置は、折り畳み自在な幌を支持する
幌支持機構を第1位置と第2位置との間で移動可能とな
して、第1位置においては幌により車体上部を覆って車
体屋根を形成させ、第2位置においては幌を折り畳んで
所定位置に収納させるようになし、 この幌支持機構が第2位置に移動して、幌を折り畳んで
所定位置に収納させた後に、この幌が幌カバーにより覆
われたことを装着検出手段により検出するようになし、
この検出がなされたときには駆動禁止手段により幌支持
機構を駆動する駆動手段の作動を禁止するようにしたこ
とを特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面により本発明の好ましい実施例について説明
する。
第1A図は本発明に係る移動屋根装置を有する自動車の
1例を示す斜視図である。ドア12の後部近傍において
脚端部13aが車体に回動自在に支持されて可動ピラー
13が取り付シブられている。
可動ピラー13は、略逆U字形状の部材であり、″この
図では車体右側部が示されていないが左右両脚端部13
a、13aが車体の左右両側壁に回動自在に支持されて
おり、可動ピラー13は図示の状態から両脚端部13a
、13aを中心に後方へ回動可能になっている。可動ピ
ラー13の頂部とフロントウィンド11の頂部にわたっ
てルーフパネル14が脱着自在に取り付けられている。
さらに可動ピラー13から車体後部17にかけて、中央
部にウィンドガラス16を有するリヤ幌15が取り付け
られている。このリヤ幌15を取り外した状態の図が第
1B図でありこの図かられかるように、車体後部17の
リヤ幌15で覆われる部分には可動ピラー13を後方へ
回動させた時に可動ピラー13およびリヤ幌15を折り
畳んで収納する収納部18が形成されている。リヤ幌1
5は、前端が可動ピラー13に固定され、後端および両
側端が収納部18の周辺に固定される。第1C図は可動
ピラー13を後方へ回動させて収納部18内へ収納した
状態を示す斜視図である。可動ピラー13を後方へ回動
させるには、まずルーフパネル14を外し、これをトラ
ンクルーム内等へ収納した後、可動ピラー13の回動を
行なわせる。この結果、可動ピラー13は収納部18へ
収納することができ、ベルトラインより上方へ突出する
ものがなくなるので完全なオーブンカーの状態にするこ
とができる。なお、以下説明の都合上、第1A図もしく
は第1B図に示すように、可動ピラー13が起立した状
態を可動ピラー13が第1位置にあると言い、第1C図
のように可動ピラー13が後方に回動されて収納部18
内に収納された状態を可動ピラー13が第2位置にある
と言う。
可動ピラー13が第1位置にあって、リヤ幌15が車体
後部を覆っている時に、リヤ幌15を可動ピラー13と
収納部18周辺の車体に固定するだけではリヤ幌15の
支持は十分でなくこのままでは走行中にリヤ幌15がバ
タつくという問題が生じる。このため、本実施例では、
リヤ幌15がバタつかないように支持するためのリンク
等がリヤ幌15の内側に設けられている。このリンク等
のリヤ幌張出し等のための構造を示すのが第2図であり
、第2図は可動ピラー13が第1位置にある時の状態を
リヤ幌15を除いて示す斜視図である。
このリヤ幌張出し構造は、リヤ幌15を可動ピラー13
とウィンドガラス16との間で内側から外方へ張り出す
張出部22を有する上部幌張りリンク20と、収納部1
8の周辺に沿って配され、リヤ幌15の両側端部および
後端部近傍を内側から外方へ張り出すための周辺部幌張
りリンク30とを備えてなり、更にリヤ幌の上面側稜部
を補強するとともに周辺部幌張りリンク30を吊り下げ
るための一対のバンド41.42が各端部を可動ピラー
13および周辺部幌張りリンク30に固定されるととも
に上部幌張りリンク20の張出部22を通って配される
。この上部幌張りリンク20は、略逆U字形状で中央部
に張出部を有し両脚端部23,23において可動ピラー
13に回動自在に連結されたアッパーリンク21と、上
端がアツパーリンク21の両脚先端に回動自在に連結さ
れ下端が車体側壁に回動自在に連結されたロアリンク2
5.25からなっており、一方、周辺部幌張りリンク3
0は、後方に向かってU字形状のリヤ側リンク31と、
後端がこのリヤ側リンク31の両端にそれぞれ回動自在
に連結され、前端が可動ピラー13に回動自在に連結さ
れた一対のフロント側リンク32.32からなる。さら
に、可動ピラー13と、アッパーリンク21との連結部
およびフロント側リンク32.32との連結部を補強す
るための第1および第2支持プレート8,9が可動ピラ
ー13の左右脚部にそれぞれ設けられている。
第3図は、本発明に係る移動屋根装置を車体左側から視
た側面図で、第4図はこの屋根装置を車体前方から視た
正面図であり、両図を併用して両図に示す実施例につい
て説明する。
第4図から判るように、可動ピラー13の両脚端部(第
4図では左側脚部のみ図示している)にそれぞれ、ボル
ト8a、8bによって第1支持プレート8が固定される
とともに、この第1支持プレート8に第2支持プレート
9が接合される。第′1および第2支持プレート8.9
の下端接合部が軸13aによって車体(詳しくは車体に
固定されたブラケット66および当て板65)に回動自
在に支持されており、このため可動ピラー13はこの軸
13aを中心に車体前後に回動自在になっている。なお
、第3図においては軸13aの位置のみを示し、第1お
よび第2支持プレート8.9は図示していない。
第1および第2支持プレート8.9の下端接合部におけ
る軸13aの車体後方には、この可動ピラー13を回動
させるための第1リンク71の一端が回動自在に連結さ
れた軸13bが設けられ、この第1リンク71の他端7
1aは可動ピラー13回動用のギヤボックス100の出
力軸101に固定された第2リンク72と回動自在に連
結する。
このギヤボックス100はモータ110により駆動され
、モータ110の回転がギヤボックス100により減速
されて出力軸101に伝わると、第2リンク72が出力
軸101とともに回転し、この動きが第1リンク71を
介して可動ピラー13に伝えられて可動ピラー13を軸
13aを中心として回動させるようになっている。なお
、本例では可動ピラー13の両脚端にそれぞれギヤボッ
クス100およびモータ110を配しているため、両モ
ータ110の回転を同期させるため、動力伝達ケーブル
(シャフト)120により両モータ110の回転軸を連
結している。
可動ピラー13と、この可動ピラー13の後方の収納部
18の周辺部とに上述の如く固定支持さ−れて、ウィン
ドガラス16を中央部に有するリヤ幌15が取り付けら
れるのであるが、可動ピラー13が第1位置にある時に
リヤ幌15をバタつかないように張るための幌張りリン
ク20.30が図示の様に配される。すなわち、上部幌
張りリンク20の張出部22が、リヤ幌15のリヤウィ
ンド16上端と可動ピラー13との間におけるリヤウィ
ンド16上端近傍に内側から当接してリヤ幌を外方に張
り出す。これによってリヤ幌15のうちの、可動ピラー
13と張出部22の間の部分は、車体の屋根としての役
割を果たし、後方視界には影響しない。このため、ウィ
ンドガラスとともにリヤ幌を収納するための幌部分の長
さを確保でき、且つ後方視界に影響する部分は張出部2
2より後方部分のリヤ幌15のみであるので、この部分
におけるリヤウィンド16の占める割合が太き(なり後
方視界を十分確保できる。すなわち、リヤ幌15の収納
のため必要な幌部分の一部を、後方視界に影響しない屋
根の一部として使用することにより、後方視界に必要な
ウィンドガラス面積を確保するとともに、オープンカー
タイプとするためのリヤ幌15の良好な収納性も確保で
きるのである。
この上部幌張りリンク20を構成するアッパーリンク2
1は、略逆U字形状で且つその両脚端部23がそれぞれ
1字状に曲がっている。アッパーリンク21はこの折れ
曲がり点21aにおいて第2支持プレート9に回動自在
に支持され、L字状脚部23の先端23aはそれぞれロ
アリンク25の上端25aと回動自在に連結している。
さらにロアリンク25の下端25bは車体のブラケット
66と回動自在に連結している。
一方、周辺部幌張りリンク30は、可動ピラー13が第
1位置にある時は、図示のように連結点33でヒンジ結
合されたリヤ側リンク31およびフロント側リンク32
が収納部18の周辺部においてリヤ幌15に内側から当
接してこれを車室外方向へ張る。この時、フロント側リ
ンク32の前端32aは第2支持プレート9に回動自在
に支持されている。
このように、両幌張りリンク20.30はいずれも可動
ピラー13に固定された第2支持プレート9と連結して
いるため、図示の第1位置から可動ピラー13を後方へ
回動させて第2位置へ位置せしめた時は、両幌張りリン
ク20.30も可動ピラー13と共に回動されて、図中
2点鎖線で示すように収納部18内に収納される。
この時の可動ピラー13の回動に伴なう両幌張りリンク
20.30の動きを第5図および第6図により説明する
第5図は、上部幌張りリンク20のみを取り出して示す
側面図で、可動ピラー13が第1位置にある時はアッパ
ーリンク21は上方に起立して折れ曲がり点21aにお
いて可動ピラー13に枢着され、このアッパーリンク2
1の脚部先端23aとロアリンク25の上端25aが回
動自在に連結され、ロアリンク25の下端25bは車体
に枢着されている。一方、可動ピラー13のm端部13
aは車体に枢着されているため、モータ”110により
ギヤボックス100の出力軸11を図中時計回りに回転
させ、第1および第2リンク71.72を介して可動ピ
ラー13を、脚端部13aを中心として後方へ回動させ
る(矢印■の方向への回動)とアッパーリンク21は折
れ曲がり点21aで可動ピラー13に枢着されているた
めアッパーリンク21も可動ピラー13とともに回動さ
れる。
このため、ロアリンク25は車体への枢着点である下端
25bを中心として回動するのであるが、ロアリンク2
5の車体への枢着点25bと可動ピラー13の車体の枢
着点13aとの位置が図示の如く異なり、可動ピラー1
3の車体への枢着点13aの方が上方に位置するため、
可動ピラー13の矢印■方向の回動に応じて、ロアリン
ク25も同方向に回動しながら、アッパーリンク21と
の連結点23aを上方(矢印■)の方向へ押す。このた
め、アッパーリンク21は可動ピラー13とともに矢印
■方向へ回動しながら、可動ピラー13に対して折れ曲
がり点21aを中心として矢印■方向へ相対的に回動す
る。この相対的な回動によって、可動ピラー13が第2
位置に移動して収納部18内に収納された時(図中13
′で示す状態)、21”で示すようにアッパーリンクが
可動ピラー13−と重なった状態で収納される。なお、
この時第1および第2リンク71.72はギヤボックス
100の出力軸101の回転により、図中71−.72
−(2点鎖線)で示す位置に移動する。なお、第2リン
ク72の回動軌跡上の上限および下限位置において第2
リンク72と当接して作動するリミットスイッチ91.
92が配設されており、これにより可動ピラー13が所
定位置に達するとモータ10の駆動を停止させるように
なっている。
第6図は、周辺部幌張りリンク30のみを取り出して示
す側面図である。8.9は可動ピラー13に固定される
第1および第2支持プレートで両プレート8.9の接合
部下端において軸13aを介して可動ピラー13が車体
に枢着され、プレート9の後方突出部9aに、周辺部幌
張りリンク30のフロント側リンク32の前端32aが
枢着されている。可動ピラー13が第1位置に位置する
時には、周辺部幌張りリンク30がほぼ水平方向に伸び
て位置し、この位置でフロント側リンク32がこれ以上
下方へ回動しないようにロックされ、且つリヤ側リンク
31とフロント側リンク32とが水平になった状態で保
持されるように、リヤ側リンク31の後端が可動ピラー
13とつながる一対のバンド41.42(第2図参照)
によって引っ張られる。
この状態から、可動ピラー13を後方へ回動させて第2
位置へ移動させると、第1および第2支持プレート8.
9は8′、9′で示すように・軸13aを中心として回
動して収納部18内に位置する。このため、リヤ側リン
ク31およびフロント側リンク32も下方へ移動して収
納部内に位置する。この時、両リンク31.32は連結
部33を中心に上方に凸状に折れ、両リンクは31′。
32′で示すようにタイヤハウスアウタープレート59
の曲面に沿って収納されるようになっている。
第7図は本発明に係る移動屋根装置を示す斜視図であり
、可動ピラー13.上部幌張りリンク20および周辺部
幌張りリンク30は、左右一対のギヤボックス100,
100により減速されたモータ110.110の回転力
により前述の如く、第1位置と第2位置との間で回動制
御される。なお、両モータ110,110の回転軸はケ
ーブル120を介して連結され、両モータ110.11
0の回転を同期させている。
第8図は本発明に係る屋根装置を有する自動車において
、可動ピラー13を第2位置へ倒してリヤ幌を収納部内
へ収納し、このリヤ幌を幌カバー1で覆った状態を示す
斜視図である。このように幌カバー1を装着する際には
、図中矢印A−Aに沿った断面を示す第9図に示すよう
に、幌カバー1の下部ブラケット1aの先端に固着した
ピン2を後部ボディプレート17aに穿けられた挿入孔
17b内に挿入するようになっており、これによりビン
2の先端がボディプレート17aに取り付けられた装着
検出スイッチ3のスイッチ板3aを押し、この検出スイ
ッチ3をONからOFFに変えるようになっている。本
例では、この検出スイッチ3がOFFになった時は、可
動ピラー13を駆動するモータ110は作動しないよう
になっており、このための制御回路を第10図に示す。
本回路は、乗員等により手動操作される切換スイッチ1
53と、上限および下限リミットスイッチ91.92と
、切換スイッチ153の切換作動により作動される第1
および第2リレー154゜155と、装着検出スイッチ
3とを図示の如く配線してなる。切換スイッチ153は
、ヒユーズ152を介して電源151と繋がるライン1
53aを、上限リミットスイッチ91と繋がるライン1
53bもしくは下限リミットスイッチ92と繋がるライ
ン153cとに選択的に接続可能であり、例えば、幌カ
バー1が装着されていす装着検出スイッチ3がONの時
に、図示のようにライン153aとライン153bとを
接続させると、可動ピラー13が第1位置に達して起立
状態でない限り上限リミットスイッチ91はON状態で
あるので、第1リレー154のコイル154dが通電さ
れ、このリレーのスイッチは電源151と繋がるライン
154aとモータ110の一方の端子と繋がるライン1
54Cとを接続する。この時、モータ110の他方の端
子と繋がるライン155cは第2リレー155が非通電
なのでアースと繋がるライン155bと接続しており、
このためモータ110が通電駆動され、可動ピラー13
は第2位置から第1位置へ起立するように回動される。
なお、可動ピラー13が第2位置へ達すると、前述の如
く第2リンク72が上限リミットスイッチ91と接触し
てこれをOFFにするため、第1リレー154のコイル
154dへの通電が停止し、モータ110への通電も停
止する。しかしながら、幌カバー1が装着されて装着検
出スイッチ3がOFFの時には、切換スイッチ153を
操作しても第1リレー154は作動せず、可動ピラー1
3はそのまま保持される。
一方、切換スイッチ153によりライン153aとライ
ン153Cとを接続した時は、第2リレー155のコイ
ル155dが通電され、このリレーのスイッチにより電
源151に繋がるライン155aをモータ110の上記
他方の端子と繋がるライン155Cと接続する、この時
、第1リレー154のコイル154dは非通電であり、
モータ110の上記一方の端子と繋がるライン154C
はアースと繋がるライン154bと接続されており、こ
のため、モータ110は上記と逆の通電がなされ、上記
と逆方向に駆動される。このため、可動ピラー13は第
1位置から第2位置へ傾倒するように回動され、第2位
置に達づると下限リミットスイッチ92がOFFとなっ
てモータ110の駆動が停止される。
第11図および第12図は、幌カバー1の装着を検出す
るための異なる手段を示す断面図で、第11図に示すよ
うに後部ボディトリム17dに幌カバー1を装着した後
これを固定するビン4を差し込んだ時に、ピン4の先端
で装着検出スイッチ5のスイッチ板5aを押してこれを
OFFにするようにしてもよい。さらに、第12図に示
すように、後部ボディトリム17dに穿けられた孔17
eを通して装着検出スイッチ6のスイッチ軸6aを突出
させておき、幌カバー1が装着された時にこの幌カバー
1によりスイッチ軸6aを押し込み、装着検出スイッチ
6をOFFにするようにしてもよい。
なお、以上の実施例においては、可動ピラーを用いて、
車体後部上方は幌屋根を構成し、可動ピラーより前部側
はルーフパネルにより屋根を構成するようにした型式の
屋根装置を有する自動車について説明したが、本発明は
この型式のものに限るものではなく、従来から実用され
ているコンバーティブル型式の自動車にも用いることが
できるものである。すなわち、屋根全体を折り畳み自在
な幌により形成し、この幌を支持して幌屋根全体の折り
畳みを行なう幌支持機構を電気モータ等の駆動手段によ
り駆動させる場合に、幌支持機構により幌を折り畳んで
収納し、これに幌カバーを装着した時に装着検出手段に
よりこの装着を検出し、この時には上記駆動手段を作動
させないようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、幌支持機構によ
り少なくとも屋根の一部を形成する幌を支持するととも
に、駆動手段により幌支持機構を駆動して幌屋根の折り
畳み自在となした移!l1m根装置において、幌屋根を
折り畳んで収納した後にこの幌を幌カバーで覆った時に
は、装着検出手段により幌カバーの装着を検出し、この
検出に基づいて駆動手段の作動ができないようにしてい
るので・幌カバーが装着されたままで駆動手段が作動す
ることが防止でき、幌支持機構および駆動手段に無理な
力がかかるのを防止してこれらの損傷等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図から第1C図は本発明に係る移動屋根装置を有
する自動車の斜視図で、第1A図はリヤ幌を張った状態
、第1B図は第1A図の状態でリヤ幌を除いた状態、第
1C図はリヤ幌およびロールバーを収納部に収納した状
態を示し、第2図は本発明に係る移動屋根装置でのリヤ
幌張り出しのためのリンク構造を示す斜視図、第3図は
本発明に係る移動屋根装置を車体左側から視た側面図、 第4図は本発明に係る移動屋根装置を車体前方から視た
正面図、 第5図は、第3図の装置における上部幌張りリンクを示
す側面図、 第6図は、第3図の装置における周辺部幌張りリンクを
示す側面図、 第7図は本発明に係る移動屋根装置の例を示す斜視図、 第8図は本発明に係る移動屋根装置を有する自動車の後
部を示す斜視図、 第9図は第8図の矢印A−Aに沿った断面図、第10図
は可動ピラーの回動制御を行なうための電気回路図、 第11図および第12図は本発明に係る装着検出手段の
異なる例を示す断面図である。 1・・・幌カバー    3・・・装着検出スイッチ1
3・・・可動ピラー  138・・・枢着軸15・・・
リヤ幌    20・・・上部幌張りリンク30・・・
周辺部幌張りリンク 66・・・ブラケット  71・・・第1リンク72・
・・第2リンク  83・・・車体後部側ピラー100
・・・ギヤボックス 110・・・モータ120・・・
ケーブル 第1A図 第8図 1i rc図 第5図 ”jt  ’%−r ra* 第9図 第10図 第11図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも屋根の一部を形成する折り畳み自在な幌と、 該幌を支持し、該幌により車体上部を覆って車体屋根を
    形成させる第1位置と、前記幌を折り畳んで所定位置に
    収納させる第2位置との間を移動可能な幌支持機構と、 該幌支持機構を前記第1位置と前記第2位置との間で移
    動させるための駆動手段と、 該駆動手段により前記幌支持機構が前記第2位置へ移動
    され前記幌が折り畳まれて前記所定位置へ収納されたと
    きに、前記幌を覆う幌カバーと、該幌カバーが装着され
    て前記幌が覆われていることを検出する装着検出手段と
    、 該装着検出手段により前記幌カバーの装着が検出された
    ときには前記駆動手段の作動を禁止させる駆動禁止手段
    とからなることを特徴とする自動車の移動屋根装置。
JP9143685A 1985-04-27 1985-04-27 自動車の移動屋根装置 Granted JPS61249819A (ja)

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JP9143685A JPS61249819A (ja) 1985-04-27 1985-04-27 自動車の移動屋根装置

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JP9143685A JPS61249819A (ja) 1985-04-27 1985-04-27 自動車の移動屋根装置

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JPS61249819A true JPS61249819A (ja) 1986-11-07
JPH057209B2 JPH057209B2 (ja) 1993-01-28

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ID=14026315

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JP9143685A Granted JPS61249819A (ja) 1985-04-27 1985-04-27 自動車の移動屋根装置

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JPH057209B2 (ja) 1993-01-28

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