JPS61249712A - 熱処理装置 - Google Patents
熱処理装置Info
- Publication number
- JPS61249712A JPS61249712A JP60090947A JP9094785A JPS61249712A JP S61249712 A JPS61249712 A JP S61249712A JP 60090947 A JP60090947 A JP 60090947A JP 9094785 A JP9094785 A JP 9094785A JP S61249712 A JPS61249712 A JP S61249712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- air stream
- nozzle
- swirling
- granule
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/16—Auxiliary treatment of granules
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B13/00—Conditioning or physical treatment of the material to be shaped
- B29B13/02—Conditioning or physical treatment of the material to be shaped by heating
- B29B13/021—Heat treatment of powders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粉体または粒体よりなる粉粒体を熱処理して
所望の形態の粒子粉末を得るために用いられる熱処理装
置に関するものである。さらに詳しくは、熱可塑性樹脂
などを主成分とする粉粒体が分散された気流を旋回させ
ながら吐出する旋回ノズルを設け、この旋回ノズルの内
部に粉粒体拡散筒を配設し、前記旋回ノズルから吐出さ
れた旋回気流を加熱する加熱機構を設けることにより、
凝着による粒子の粗大化を防止することができて小径で
粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得ることができるよ
うにした熱処理装置に関するものである。
所望の形態の粒子粉末を得るために用いられる熱処理装
置に関するものである。さらに詳しくは、熱可塑性樹脂
などを主成分とする粉粒体が分散された気流を旋回させ
ながら吐出する旋回ノズルを設け、この旋回ノズルの内
部に粉粒体拡散筒を配設し、前記旋回ノズルから吐出さ
れた旋回気流を加熱する加熱機構を設けることにより、
凝着による粒子の粗大化を防止することができて小径で
粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得ることができるよ
うにした熱処理装置に関するものである。
例えば乾式の電子写真複写機においては、感光体上に形
成された静電潜像を現像するためにトナーと称される粒
子粉末が用いられる。斯かるトナーは、通常、熱可塑性
樹脂を主成分とする粉粒体を熱処理して所望の形態即ち
所望の粒径及び所望の形状の粒子粉末に成形されて製造
される。
成された静電潜像を現像するためにトナーと称される粒
子粉末が用いられる。斯かるトナーは、通常、熱可塑性
樹脂を主成分とする粉粒体を熱処理して所望の形態即ち
所望の粒径及び所望の形状の粒子粉末に成形されて製造
される。
このような粉粒体の熱処理工程に用いられる熱処理装置
としては、従来、加圧熱気体の噴出流に、その外側から
或いは互いに交叉する方向から熱可塑性樹脂を主成分と
する粉粒体の分散気流を吹き込むことにより、当該粉粒
体の熱処理を行もようにした構成の熱処理装置が知られ
ている。
としては、従来、加圧熱気体の噴出流に、その外側から
或いは互いに交叉する方向から熱可塑性樹脂を主成分と
する粉粒体の分散気流を吹き込むことにより、当該粉粒
体の熱処理を行もようにした構成の熱処理装置が知られ
ている。
しかしながら、斯かる構成の装置においては、加圧熱気
体の噴出流に対して粉粒体の分散気流を均一に混合させ
ることが困難であり、従って熱処理にムラが生じて凝着
による粗大粒子が発生したり、或いは熱処理不足の粒子
が発生したりして、結局小径で粒径の揃った粒子粉末を
高い収率で得ることが困難である。
体の噴出流に対して粉粒体の分散気流を均一に混合させ
ることが困難であり、従って熱処理にムラが生じて凝着
による粗大粒子が発生したり、或いは熱処理不足の粒子
が発生したりして、結局小径で粒径の揃った粒子粉末を
高い収率で得ることが困難である。
このようなことから、粉粒体の分散気流を旋回ノズルか
ら旋回させながら吐出させることにより当該気流による
空円錐状の旋回気流を形成し、この空円錐状の旋回気流
の外側から加熱気流を同方向に旋回させながら混合して
熱処理を行うようにした構成の熱処理装置が提案された
。斯かる構成の装置によれば、粉粒体の分散気流と、加
熱気流とが略均−に混合されるようになるが、しかしな
がら旋回気流が遠心力により旋回ノズルの内壁近傍に集
中するためその層が薄くなり、粉粒体の供給量を増大せ
しめる場合には、旋回気流層における粉粒体の密度が高
くなり、従って粉粒体同志の凝着が起こり易くて粗大粒
子が発生し易い問題点を有している。
ら旋回させながら吐出させることにより当該気流による
空円錐状の旋回気流を形成し、この空円錐状の旋回気流
の外側から加熱気流を同方向に旋回させながら混合して
熱処理を行うようにした構成の熱処理装置が提案された
。斯かる構成の装置によれば、粉粒体の分散気流と、加
熱気流とが略均−に混合されるようになるが、しかしな
がら旋回気流が遠心力により旋回ノズルの内壁近傍に集
中するためその層が薄くなり、粉粒体の供給量を増大せ
しめる場合には、旋回気流層における粉粒体の密度が高
くなり、従って粉粒体同志の凝着が起こり易くて粗大粒
子が発生し易い問題点を有している。
本発明は、以上の如き事情に基いてなされたものであっ
て、その目的は、粉粒体を小さな密度で良好に分散せし
めることができて粗大粒子の発生を抑止することができ
、その結果小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得
ることができる熱処理装置を提供することにある。
て、その目的は、粉粒体を小さな密度で良好に分散せし
めることができて粗大粒子の発生を抑止することができ
、その結果小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得
ることができる熱処理装置を提供することにある。
本発明熱処理装置は、粉粒体を気流中で熱処理する熱処
理装置であって、粉粒体の分散気流を旋回せしめる旋回
機構と、この旋回機構よりの旋回された粉粒体の分散気
流を加熱する加熱機構とを有し、前記旋回機構は、分散
気流を吐出する旋回ノズルと、この旋回ノズルの内部に
配置された粉粒体拡散筒とを具えてなることを特徴とす
る。
理装置であって、粉粒体の分散気流を旋回せしめる旋回
機構と、この旋回機構よりの旋回された粉粒体の分散気
流を加熱する加熱機構とを有し、前記旋回機構は、分散
気流を吐出する旋回ノズルと、この旋回ノズルの内部に
配置された粉粒体拡散筒とを具えてなることを特徴とす
る。
斯かる装置によれば、粉粒体の分散気流は旋回ノズルの
内部において旋回しなから粉粒体拡散筒により旋回方向
が強制的に変化せしめられて内方に拡散されるようにな
るため、粉粒体が小さな密度で良好に分散された状態で
旋回ノズルから吐出されるようになる。従って熱処理に
おいては粉粒体同志の凝着による粗大化が抑制され、結
局小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得ることが
できる。
内部において旋回しなから粉粒体拡散筒により旋回方向
が強制的に変化せしめられて内方に拡散されるようにな
るため、粉粒体が小さな密度で良好に分散された状態で
旋回ノズルから吐出されるようになる。従って熱処理に
おいては粉粒体同志の凝着による粗大化が抑制され、結
局小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得ることが
できる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
明する。
第1図は熱処理装置の一例の概略を示す説明図であり、
■は熱処理用容器、2は旋回機構、3は加熱機構、4は
冷却風供給機構、5はサイクロン、6は集塵機、7は排
気機構である。
■は熱処理用容器、2は旋回機構、3は加熱機構、4は
冷却風供給機構、5はサイクロン、6は集塵機、7は排
気機構である。
前記旋回機構2は、第2図に拡大して示すように、エゼ
クタ部21と、旋回部22とよりなり、エゼクタ部21
は、圧縮気流導入口23と、粉粒体の供給口24と、混
合室25と、スロート部26とよりなる。
クタ部21と、旋回部22とよりなり、エゼクタ部21
は、圧縮気流導入口23と、粉粒体の供給口24と、混
合室25と、スロート部26とよりなる。
旋回部22は、旋回室27と、旋回ノズル28と、粉粒
体拡散筒29とよりなる。
体拡散筒29とよりなる。
前記粉粒体拡散筒29は、第2図及び第3図に拡大して
示すように、旋回ノズル28の内部において例えば筒軸
が当該旋回ノズル28の軸方向に沿って伸びるよう配置
されている。この例においては、粉粒体拡散筒29は合
計3個配設され、これらの3個の粉粒体拡散筒29は旋
回ノズル28内に例えば同軸的に配置され、その入口部
開口は旋回ノズル28の内壁の近傍まで広がっていて当
該内壁との間に狭隘路を形成している。そして内方側の
2つの粉粒体拡散筒29.29はそれぞれ出口部に向う
に従って径が小さくなるいわば漏斗状の形状を有してい
てこれにより旋回ノズル28の内壁に沿った気流を内方
側に分散させるようにしている。そして最外方の粉粒体
拡散筒29とこれに隣接、する粉粒体拡散筒29との間
に形成される空隙はその幅が出口側に向うに従って大き
くなっていて、これにより気流の拡散幅を大きくするよ
うにしている。この粉粒体拡散筒29の形状、大きさ、
数及び配置状態などは特に限定されず自由に選定するこ
とができる。
示すように、旋回ノズル28の内部において例えば筒軸
が当該旋回ノズル28の軸方向に沿って伸びるよう配置
されている。この例においては、粉粒体拡散筒29は合
計3個配設され、これらの3個の粉粒体拡散筒29は旋
回ノズル28内に例えば同軸的に配置され、その入口部
開口は旋回ノズル28の内壁の近傍まで広がっていて当
該内壁との間に狭隘路を形成している。そして内方側の
2つの粉粒体拡散筒29.29はそれぞれ出口部に向う
に従って径が小さくなるいわば漏斗状の形状を有してい
てこれにより旋回ノズル28の内壁に沿った気流を内方
側に分散させるようにしている。そして最外方の粉粒体
拡散筒29とこれに隣接、する粉粒体拡散筒29との間
に形成される空隙はその幅が出口側に向うに従って大き
くなっていて、これにより気流の拡散幅を大きくするよ
うにしている。この粉粒体拡散筒29の形状、大きさ、
数及び配置状態などは特に限定されず自由に選定するこ
とができる。
またこの粉粒体拡散筒29の形状、大きさ、数及び配置
状態によって、粉粒体の熱処理性能例えば造粒度、収率
、粒径分布などが影響を受けるので、例えば電子写真複
写機に用いられるトナーの製造工程における熱処理工程
に用いることができる熱処理装置を構成する場合には、
トナーは通常粒径が6〜20μmの範囲内の小径でかつ
粒径が揃った粒子粉末であることが必要であり、従って
得られる粒子粉末の粒径が上記の範囲内に入り、かつ当
該範囲内において粒径が揃ったものとなるように、粉粒
体拡散筒29の形状、大きさ、数及び配置状態を選定す
ることが好ましい。
状態によって、粉粒体の熱処理性能例えば造粒度、収率
、粒径分布などが影響を受けるので、例えば電子写真複
写機に用いられるトナーの製造工程における熱処理工程
に用いることができる熱処理装置を構成する場合には、
トナーは通常粒径が6〜20μmの範囲内の小径でかつ
粒径が揃った粒子粉末であることが必要であり、従って
得られる粒子粉末の粒径が上記の範囲内に入り、かつ当
該範囲内において粒径が揃ったものとなるように、粉粒
体拡散筒29の形状、大きさ、数及び配置状態を選定す
ることが好ましい。
加熱機構3は、例えば、送気部31と、この送気部31
から供給される気流を加熱するヒータ一部32と、この
ヒータ一部32よりの加熱気流を容器1内に導入する加
熱気流導入部33とよりなる。この加熱気流導入部33
には整流部34が設けられていて、この整流部34によ
り、加熱気流は旋回ノズル28の開口から吐出された粉
粒体の分散気流を包囲するよう旋回ノズル28の開口の
外周全体に向かって供給される。
から供給される気流を加熱するヒータ一部32と、この
ヒータ一部32よりの加熱気流を容器1内に導入する加
熱気流導入部33とよりなる。この加熱気流導入部33
には整流部34が設けられていて、この整流部34によ
り、加熱気流は旋回ノズル28の開口から吐出された粉
粒体の分散気流を包囲するよう旋回ノズル28の開口の
外周全体に向かって供給される。
旋回機構2においては、圧縮気流導入口23から混合室
25内に圧縮気流が導入されると共に供給口24から粉
粒体が混合室25内に供給されると、粉粒体が分散され
た高圧の気流がスロート部26を介して旋回室27内に
導入され、この旋回室27内で高圧の粉粒体の分散気流
が旋回しながらその圧力により旋回ノズル28の内壁に
沿って下降するようになる。しかしてこの旋回気流は旋
回ノズル28内に配設した粉粒体拡散筒29により旋回
方向が強制的に変化せしめられて内方に拡散されながら
、旋回ノズル28の開口から下方に向かって吐出される
。一方加熱機構3により加熱気流が容器1内に供給され
ると、加熱気流導入部33により当該加熱気流は旋回ノ
ズル28の開口の外周全体から粉粒体の分散気流に会合
するようになり、これにより当該分散気流内の粉粒体は
その表面が溶融されて球形化されると共に、微小な粉粒
体が造粒されて新たな粒状体となる。その後冷却風供給
機構4から供給された冷却風により冷却されて固化し、
次いで固化粒体がサイクロン5内に送られて当該サイク
ロン5により固化粒体が分離されて粒子粉末が補集器内
に補集される。一方サイクロン5の上部の気流出口から
は排気流が排出される。
25内に圧縮気流が導入されると共に供給口24から粉
粒体が混合室25内に供給されると、粉粒体が分散され
た高圧の気流がスロート部26を介して旋回室27内に
導入され、この旋回室27内で高圧の粉粒体の分散気流
が旋回しながらその圧力により旋回ノズル28の内壁に
沿って下降するようになる。しかしてこの旋回気流は旋
回ノズル28内に配設した粉粒体拡散筒29により旋回
方向が強制的に変化せしめられて内方に拡散されながら
、旋回ノズル28の開口から下方に向かって吐出される
。一方加熱機構3により加熱気流が容器1内に供給され
ると、加熱気流導入部33により当該加熱気流は旋回ノ
ズル28の開口の外周全体から粉粒体の分散気流に会合
するようになり、これにより当該分散気流内の粉粒体は
その表面が溶融されて球形化されると共に、微小な粉粒
体が造粒されて新たな粒状体となる。その後冷却風供給
機構4から供給された冷却風により冷却されて固化し、
次いで固化粒体がサイクロン5内に送られて当該サイク
ロン5により固化粒体が分離されて粒子粉末が補集器内
に補集される。一方サイクロン5の上部の気流出口から
は排気流が排出される。
以上の実施例によれば、旋回ノズル28の内部に粉粒体
拡散筒29を配設しているため、旋回ノズル2日の内壁
側に層状に偏って旋回しながら下方に移動する粉粒体の
分散気流は、旋回ノズル28の内部において粉粒体拡散
筒29により流路が分割されていてその流れが乱される
ためその旋回方向が変化し、このため遠心力により旋回
ノズル28の周壁付近に偏って流れていた粉粒体の分散
気流が旋回ノズル28の内方側にも拡散され、しかも粉
粒体拡散筒29を通り抜けた後にも異なる流路からの粉
粒体が混合分散され、従って旋回ノズル28の開口から
は空円錐状の気流層の厚さDが増加した状態で粉粒体の
分散気流が旋回しながら下方に吐出されるようになり、
この結果分散気流中の粉粒体の空間濃度が低くなって粉
粒体が小さな密度で良好に分散された状態となる。従っ
て加熱気流により加熱されるときには、粉粒体同志の凝
着による粗大化が防止されて造粒度が小さく抑えられ、
結局小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得ること
ができる。そしてこのように粉粒体を空間濃度が低い状
態で分散せしめることができるので、粉粒体の供給量を
増加せしめて一層高い収率で粉粒体の熱処理を行うこと
もできる。そして粉粒体の分散気流は、粉粒体拡散筒2
9により速度が低減化されて旋回ノズル28の開口から
吐出されるようになるので、加熱気流との熱的な会合時
間が長くなり、従って熱処理不足の粒子を招来せずに良
好な熱処理を行うことができる。そして加熱気流は、加
熱気流導入部33により旋回ノズル28の外壁上部から
当該旋回ノズル28の開口の外周全体に向かって供給さ
れるため、旋回ノズル28の開口から吐出された粉粒体
の分散気流は加熱気流に包囲されながら加熱される状態
となり、従って粉粒体の飛散が生しにくくて装置内の汚
染を伴わずに粉粒体の熱処理を施すことができる。
拡散筒29を配設しているため、旋回ノズル2日の内壁
側に層状に偏って旋回しながら下方に移動する粉粒体の
分散気流は、旋回ノズル28の内部において粉粒体拡散
筒29により流路が分割されていてその流れが乱される
ためその旋回方向が変化し、このため遠心力により旋回
ノズル28の周壁付近に偏って流れていた粉粒体の分散
気流が旋回ノズル28の内方側にも拡散され、しかも粉
粒体拡散筒29を通り抜けた後にも異なる流路からの粉
粒体が混合分散され、従って旋回ノズル28の開口から
は空円錐状の気流層の厚さDが増加した状態で粉粒体の
分散気流が旋回しながら下方に吐出されるようになり、
この結果分散気流中の粉粒体の空間濃度が低くなって粉
粒体が小さな密度で良好に分散された状態となる。従っ
て加熱気流により加熱されるときには、粉粒体同志の凝
着による粗大化が防止されて造粒度が小さく抑えられ、
結局小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得ること
ができる。そしてこのように粉粒体を空間濃度が低い状
態で分散せしめることができるので、粉粒体の供給量を
増加せしめて一層高い収率で粉粒体の熱処理を行うこと
もできる。そして粉粒体の分散気流は、粉粒体拡散筒2
9により速度が低減化されて旋回ノズル28の開口から
吐出されるようになるので、加熱気流との熱的な会合時
間が長くなり、従って熱処理不足の粒子を招来せずに良
好な熱処理を行うことができる。そして加熱気流は、加
熱気流導入部33により旋回ノズル28の外壁上部から
当該旋回ノズル28の開口の外周全体に向かって供給さ
れるため、旋回ノズル28の開口から吐出された粉粒体
の分散気流は加熱気流に包囲されながら加熱される状態
となり、従って粉粒体の飛散が生しにくくて装置内の汚
染を伴わずに粉粒体の熱処理を施すことができる。
以上本発明をトナーの熱処理工程に用いる場合について
説明したが、本発明の熱処理装置はトナー以外の粉粒体
の熱処理を行う場合にも用いることができる。
説明したが、本発明の熱処理装置はトナー以外の粉粒体
の熱処理を行う場合にも用いることができる。
以上のように、本発明は、粉粒体を気流中で熱処理する
熱処理装置であって、粉粒体の分散気流を旋回せしめる
旋回機構と、この旋回機構よりの旋回された粉粒体の分
散気流を加熱する加熱機構とを有し、前記旋回機構は、
分散気流を吐出する旋回ノズルと、この旋回ノズルの内
部に配置された粉粒体拡散筒とを具えてなることを特徴
とする熱処理装置であるから、粉粒体の分散気流は旋回
ノズルの内部において旋回しなから粉粒体拡散筒により
旋回方向が強制的に変化せしめられて内方に拡散される
ようになるため、粉粒体が小さな密度で良好に分散され
た状態で旋回ノズルから吐出されるようになる。従って
熱処理においては粉粒体同志の凝着による粗大化が抑制
され、結局小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得
ることができる。
熱処理装置であって、粉粒体の分散気流を旋回せしめる
旋回機構と、この旋回機構よりの旋回された粉粒体の分
散気流を加熱する加熱機構とを有し、前記旋回機構は、
分散気流を吐出する旋回ノズルと、この旋回ノズルの内
部に配置された粉粒体拡散筒とを具えてなることを特徴
とする熱処理装置であるから、粉粒体の分散気流は旋回
ノズルの内部において旋回しなから粉粒体拡散筒により
旋回方向が強制的に変化せしめられて内方に拡散される
ようになるため、粉粒体が小さな密度で良好に分散され
た状態で旋回ノズルから吐出されるようになる。従って
熱処理においては粉粒体同志の凝着による粗大化が抑制
され、結局小径で粒径の揃った粒子粉末を高い収率で得
ることができる。
第1図は本発明熱処理装置の一実施例を概略的に示す説
明図、第2図及び第3図はそれぞれ旋回機構の要部を拡
大して示す説明用縦断正面回及び説明用底面図である。
明図、第2図及び第3図はそれぞれ旋回機構の要部を拡
大して示す説明用縦断正面回及び説明用底面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)粉粒体を気流中で熱処理する熱処理装置であって、 粉粒体の分散気流を旋回せしめる旋回機構と、この旋回
機構よりの旋回された粉粒体の分散気流を加熱する加熱
機構とを有し、 前記旋回機構は、分散気流を吐出する旋回ノズルと、こ
の旋回ノズルの内部に配置された粉粒体拡散筒とを具え
てなることを特徴とする熱処理装置。 2)加熱機構は、旋回ノズルの開口の外周から加熱気流
を導入する加熱気流導入部を有することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60090947A JPS61249712A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60090947A JPS61249712A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61249712A true JPS61249712A (ja) | 1986-11-06 |
Family
ID=14012658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60090947A Pending JPS61249712A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61249712A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63243963A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 静電荷像現像用粉体トナ−およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60090947A patent/JPS61249712A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63243963A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 静電荷像現像用粉体トナ−およびその製造方法 |
JP2636234B2 (ja) * | 1987-03-31 | 1997-07-30 | 東洋インキ製造株式会社 | 静電荷像現像用粉体トナーおよびその製造方法 |
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