JPS61249442A - エア−バッグによる呼吸検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は生体の呼吸状態を検出する方法に関するもので
、特に膨縮可能なエアーバッグを用いて高感度で安定性
ある且つ簡易に呼吸状態を知ることができるエアーバッ
グによる呼吸検出方法に関するものである。

「従来技術」 患者の健康状態を知るには心電計が有効に利用されてい
るが、呼吸の障害を伴うときには呼吸器官（肺）の状態
を知らねばならない。この呼吸器官の状態は呼吸の状態
（例えば呼吸数、呼吸波形）を知ることによって把握で
きるものである。

ところで生体が呼吸を行うとき、胸部又は腹部が動（、
即ち胸部又は腹部の動きは呼吸の状態を表わしていると
いえる。そのため胸部又は腹部の動きを何らかの手段で
とらえることがで、きれば、呼吸の状態を検出し記録す
ることにより呼吸器官（肺）の状態を知ることができる
ものである。

このことは実際に手術して肺の内部を知る必要性のない
非観血の患者監視法としてはきわめて効果的なものであ
る。

このような観点から従来患者の呼吸状態を監視するには
インピーダンス方式、鼻腔サーミスタ方式等が用いられ
ている。前者のインピーダンス方式は身体の表面のイン
ーーダンスを測定するととによって呼吸状態を知るもの
である。即ち呼吸運動をすることによって身体の皮膚面
に生じているインピーダンスが変化し、この変化値によ
って呼吸の状態を検出するようにしたものである。

また後者の鼻腔サーミスタ一方式は、鼻腔に小さい温度
計を装着し、鼻から呼吸をする際に周囲の温度の変化を
測定して呼吸状態を知るようにしたものである。

「発明が解決しようとする問題点」 ところでこのような方式によって患者の呼吸状態を知る
ことはできるわけである。しかしながら例えばインピー
ダンス方式では呼吸感度が低く、呼吸が浅い場合など適
確な呼吸状態を検知することが難しいとともに心電計の
電極と併用することが多いのでその取り付は位置が限定
されるという問題点があった。

また鼻腔サーミスタ一方式では呼吸の検出感度は良好で
あるが、鼻にサーミスター（温度計）を装着するので、
かつこうが悪いとともに長時間に亘ると苦痛をともなう
という不都合があった。

「問題点を解決するための手段」 そこでこの発明は、以上の問題点に着目してなされたも
のであって、 生体の胸部又は腹部の膨縮に対応して膨縮できるスポン
ジ２と、このスポンジ２を被覆しているスポンジカバー
３と、前記スポンジ２に固設されている空気誘導管５と
からなるエアーバッグ１を生体の胸部又は腹部に密接し
呼吸によって生ずる胸部又は腹部の膨縮によりエアーバ
ッグ１のスポンジ２を膨縮させ、このスポンジ２の膨縮
により発生する空気を前記空気誘導管５内を往復させて
エアーバッグ１からの空気の移動を電気的に変化として
呼吸状態を知るエアーバッグによる呼吸検出方法 という手段を提供して、十分な信頼性のある、装着に容
易で、安定した呼吸監視ができるエアーパックによる呼
吸検出方法を得ることにより、上記の問題点を解決する
ことを目的とするものである。

１「実施例」 以下図面に従って本発明の構成が実際上どのように具体
化されるかをその作用とともに説明する。

第１図は本発明の一実施例に基づくエアーバッグによる
呼吸検出方法に使用されるエアーパック全体の平面図、
第２図は第１図のエアーバッグの要部斜視図、第３図は
第２図の断面図であって、図中１は環状のエアーバッグ
で、このエアーバッグ１はスポンジ２と塩化ビニール製
のスポンジカバー３と、鍔片４と、空気誘導管５と、空
気コネクター６とから構成されている。

さらに上記のエアーバッグ１の構造を詳細に説明スると
、エアーバッグ１のスポンジ２は連続起泡が数多く形成
されている軟質性のポリウレタン製の合成樹脂で作製さ
れ、このスポンジ２の全周面を塩化ビニール製のスポン
ジカバー３が被覆し、前記連続起泡内に内包されている
空気が逸散するのを阻止している。そしてこのスポンジ
カバー３で被覆されたスポンジ２は人体の胸部又は腹部
に密着され、人体が呼吸するにともなう胸部又は腹部の
膨縮いわゆる胸部、腹部の動きに対応してスポンジ２も
膨縮する。即ち胸部、腹部の膨縮にともなってスポンジ
カバー３で包囲されたスポンジ２内の起泡内に存在して
いる空気は＠４図に示すように空気誘導管５を通って外
へ押し出されたり、第３図に示すように引き戻されたり
するものである。

このスポンジ２を包囲しているスポンジカッぐ−３の周
壁から鍔片４が突出され、スポンジカバー３の一端から
は前記空気誘導管５が延出され、この空気誘導管６の他
端には空気コネクター６が取り付けられている。

そして前記鍔片４は粘着テープを使用してエアーバッグ
１を胸部又は腹部に密着し、次いで胸部又は腹部から剥
離するのに鍔片４をつまんで剥離することができるので
便利である。また空気誘導管５の他端に取り付けられて
いる空気コネクター６は、第５図、第６図に示すように
スポンジ２の膨縮による空気の移動を検出して電気的信
号に変換するためのエアーバッグ検出具７に空気誘導管
５を連結するためのものである。

このエアーバッグ検出具７の詳細な構造は本願発明の要
旨とは直接関連しないのでその説明を省略する。

次に以上のような構成のエアーバッグ１の使用法を説明
する。先ず第６図に示すように人体の腹部Ｍにエアーバ
ッグ１を片面粘着テープ８で被覆して密着させたり、又
は第７図に示されるように腹部Ｍに先ず両面粘着テープ
９の片面を接着し、次いで両面粘着テープ９の片面にエ
アーバッグ１の下底面を接着してから、粘着テープ８で
エアーバッグ１を被覆する。

密着されたエアーバッグ１は人の呼吸にともなう腹部の
膨縮運動によりエアーバッグ１も膨縮する。即ちＭ６図
に示されるように腹部Ｍが膨張すると、エアーバッグ１
は押圧されて縮少し、エアーバッグ１内に内包されてい
る空気は空気誘導管５を介して第５図に示すようにエア
ーバッグ検出具７へ送り込む。この場合スポンジ２は縮
小された状態を維持する。

また腹部Ｍが第７図に示されるように収縮すると、エア
ーバッグ１は膨張し、エアーバッグ１が膨張するとエア
ーバッグ検出具７に送り込まれていた空気は、空気誘導
管５を介してエアーバッグ１に引き戻される。この場合
スポンジ２はその本来有している復元力により補助的役
割を果すものである。

なおこのエアーバッグ１は単に呼吸検出方法のみに用い
られるものではなく、頚動脈皮膚上面に密着して頚動脈
波或いは指先脈波、心尖拍動の検出にも有効に応用でき
るものである。

さらにエアーバッグ１は通常１ケで呼吸又は脈波等の検
出を行うが必要に応じて複数個のエアーバッグ１を体表
面上に貼付し、それぞれの圧変動を空気的又は電気的に
処理（例えばその和や差をとる）して、そのデータを検
出に用いるものである。

「本発明の効果」 以上説明したように本発明によれば、エアーバッグを使
用して呼吸状態を検出するようにしたので、生体の皮膚
面に電気を通ずることがなくなりその結果電気的に絶縁
されて安全性が高く、電気的ノイズにも強く、高感度な
検出が可能である。

またエアーバッグは簡単な構造で、製作費用も廉価であ
るので、呼吸状態の検出が簡易に行われる。

さらにエアーバッグを単に胸部又は腹部に密着するだけ
で呼吸状態を検出することができるので、操作方法が簡
単であるとともに患者に苦痛を与えることはない等の利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に基づくエアーバッグの全体
平面図、第２図は第１図の要部斜視図、第３図、第４図
は第２図の断面図、第５図ｔまシアーバッグをエアーバ
ッグ検出具に連結したところの断面図、第６図、第７図
はエアーバッグを人体に装着しエアーバッグによる呼吸
の検出方法を説明する説明図。 １−−−−−−エアーバッグ、　　　　２・旧・・スポ
ンジ、３・・・・・・スポンジカバー、　　　４・・・
・・・鍔片５・・・・・・空気誘導管。 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生体の胸部又は腹部の膨縮に対応して膨縮できるスポン
   ジ２と、このスポンジ２を被覆しているスポンジカバー
   ３と、前記スポンジ２に固設されている空気誘導管５と
   からなるエアーバッグ１を、生体の胸部又は腹部に密接
   し呼吸によつて生ずる胸部又は腹部の膨縮によりエアー
   バッグ１のスポンジ２を膨縮させ、このスポンジ２の膨
   縮により空気を前記空気誘導管５内を往復させてエアー
   バッグ１からの空気の移動を電気的に変化して呼吸状態
   を知るエアーバッグによる呼吸検出方法。