JPS6124912Y2 - - Google Patents

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JPS6124912Y2
JPS6124912Y2 JP1977116567U JP11656777U JPS6124912Y2 JP S6124912 Y2 JPS6124912 Y2 JP S6124912Y2 JP 1977116567 U JP1977116567 U JP 1977116567U JP 11656777 U JP11656777 U JP 11656777U JP S6124912 Y2 JPS6124912 Y2 JP S6124912Y2
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JP
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grip
tooth
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deformed steel
test piece
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JP1977116567U
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JPS5442588U (ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 材料試験機によつて引張,圧縮,抗折,曲げ等
の試験を行なう場合、適用する試験片が異形棒鋼
の時は従前より普通棒鋼用と異つたつかみ具によ
つて試験片の把持を行なうことが、その保守上必
要と考えられて来た。
ここで対象となる異形棒鋼は鉄筋コンクリート
用に使用されるもので、その表面には突起を有す
るが、表面突起の中、軸線方向の突起「リブ」は
通常熱間圧延加工によつて形成され、他の円周方
向に成形される突起「ふし」は後の冷間加工によ
つて棒鋼全長にわたり、ほぼ一定間隔に分布して
形成されるものであり、その表面は加工硬化によ
つて一般の普通丸棒鋼材に比較して表面硬度は高
く、又伸びが少い性質を持つている。
この考案においてはこのような異形棒鋼のつか
み具の改善を図り、つかみ歯の折損を防止し長寿
命の製品を提供しようとするとともに試験片のチ
ヤツク切れを防止しようとしたものである。
以下図面により、この考案について説明する。
第1図は異形棒鋼の見取り図である。1は異形棒
鋼、1′はリブ、1″はふしである。第2図は異形
棒鋼のつかみ具による把持状態説明用垂直断面図
である。1は異形棒鋼試験片、1′はリブ、1″は
ふしである。2はつかみ具で実施例ではつかみ具
は図のように4つの単体部材を組合わせて試験片
1を保持する。第3図は第2図における試験片の
直径を挾んで対応する2個のつかみ具の接点にお
ける−横断面図である。つかみ具表面には鋸
歯状歯2′が設けられ、その歯ピツチは試験片で
ある異形棒鋼1のふし1″のピツチの整数約数分
の1のピツチとされる。これによつて試験片のふ
し1″が歯の傾斜面のいずれかに入り込む形で把
持されるので長手方向に滑りにくく、喰込み易い
ので、普通棒鋼よりも把持が確実となる。
次に従来使用した実例とこの考案の実施例を図
面を用いてその効果を対比しつつ述べる。
第4図は従来使用したつかみ具の長手方向から
見た平面図、第5図は同上の歯面より見た側面
図、第6図は第5図の側面図、第7図はつかみ具
の先端部の歯形横断面図、第8図はつかみ具の歯
元部の歯形横断面図である。
この従来のつかみ具においては歯の構成寸法と
しては通常全長Lは105mm、試験片を挾む角θ′は
145゜先端部傾斜角δ′は5゜、先端傾斜部の長
さl′1は8mm、歯元部傾斜角δ′は10゜、歯元部
傾斜部の長さl′2は4mmとした他、歯部は歯を形成
するピツチρ′は2mm、角度α′は80゜、β′は70
゜、γ′は10゜を以て成形してある。既に前述し
たように異形棒鋼は普通鋼材より硬度が高く、又
伸びも少いとの考えからつかみ具を試験片に喰込
ませることを目的として歯先を鋭角に仕上げた
上、歯部の熱処理硬度をロツクウエルCスケール
60程度に上げてある。
以上の条件を与えたつかみ具は硬いけれども脆
くて靭性がなく、しかも先端が尖つているため使
用中欠け易い込点があり、殊に試験片が破断する
ときの衝撃により、歯部が割れてしまうことが
屡々起つた。この従前のつかみ具では使用開始後
早いもので1週間、長くても3ケ月程度で歯こぼ
れや歯割れを生じ用をなさなくなつた。従つて従
来はつかみ具は消耗品的な取扱いをせざるを得な
かつたのである。
以上の欠陥を除去し長寿命のつかみ具を提供し
たのがこの考案の実施例つかみ具で第9図以下に
これらを図示している。
第9図は実施例つかみ具の長手方向から見た平
面図、第10図は同上の歯面より見た側面図、第
11はつかみ具の歯面の正面図、第12図は歯面
の側面図、第13図は歯形横断面図である。実施
例つかみ具における歯の構成寸法としては全長L
は107mm、試験片を挾む角θは120゜、先端部傾斜
角δおよび歯元部傾斜角δは何れも4゜
10′とし、それらの傾斜部の長手方向の長さl1およ
びl2は共に15mmとした他、歯部を構成する歯のピ
ツチは3mm、角度αは80゜、βは70゜、γは10゜
とした上歯の先端部は尖らせず長手方向に巾Bの
平坦部を設けて成形した。歯のピツチ3mmは、異
形棒鋼のふし1″のピツチが12mmであるので、そ
の4分の1の値としたものである。また歯部の熱
処理硬度もロツクウエルCスケール50度程度に押
えている。
以上実施例つかみ具で歯先にある巾の平坦部を
設け喰込みを少なくすることを試みたが異形棒鋼
には「ふし」があるため、その「ふし」のすべて
が第13図に示すように必ず歯の谷部傾斜面に点
接触で当るので高圧も高く、普通鋼材の外周面を
平坦部で把持するのとは状況が異なり、把持力は
充分であることを確認することができた。しかも
歯先に平坦部を設けたので歯の強度が増したほ
か、硬度を低くしたので靭性を持たせる好結果が
生まれ、そのため試験片破断時の衝撃によつて歯
が割れることが皆無となつた。尚上記実施例のつ
かみ具は試験片として異形棒鋼16mmないし32mmに
適用したものであるが、この考案のつかみ具を用
いれば従前と同程度の使用頻度で用いた場合、要
部の磨耗による取換えまで3年程度の常用に耐え
得たものである。
なお、説明の都合上、上記ではつかみ具の歯の
形成面と背面は互に平行に作られているのを例示
したが第14図以下の図面とその説明のようにつ
かみ具の厚さが試験片引張方向に行く程薄くなる
ように構成するのが有効である。
第14図はこの考案のつかみ具の側面図であ
る。これは歯先側の歯の厚さが歯元側の厚さより
xだけ狭くなるように背面を角φの傾斜をつけて
仕上げたものである。実施例ではxを0.5〜1mm
とし、従つて角φは16分〜32分程度としたもので
ある。
このつかみ具の使用上の効果を第15図の使用
実態説明用断面図で説明する。図中3はつかみ具
ホルダでつかみ具2はその背面がつかみ具ホルダ
3の長手方向垂直面に沿つて保持される。従つて
つかみ具2の歯形の前面は先端部に向つて、試験
片とある角度φ′をなすスキマSを開いたままの
状態で歯元のC部分で試験片1を把持し、引張試
験ではつかみ具は白い矢印方向に動いて試験片を
引張ることとなる。この状態ではつかみ部の奥即
ちつかみ具の歯元側ほど試験片への喰込みが深
く、つかみ部の先端に近いほど喰込みが浅いので
試験片のチヤツク切れを起すことがなくなつた。
ここで言うチヤツク切れというのは上記の状態と
逆につかみ具の先端部附近で試験片に深く喰込ん
だ把持状態で引張荷重をかけた場合、試験片がつ
かみ具の先端部より外部に出た個所で集中的な荷
重を受け所謂やせ現象を起して直径が細まり、そ
の部分より切断を惹起することを言い、正確な試
験結果を得ることができないこととなる。この考
案のつかみ具の使用により、異形棒鋼の材料試験
における試験片の把持をより確実に行ない正常な
試験の施行が可能となる。
この考案では、つかみ具の歯の先端に平坦部を
設けたので、それだけ尖鋭な刃先をもつものに比
べると把持力は落ちるようであるが、異形棒鋼の
ふしが歯谷へはまり込んで把持するからその面で
把持力が補強され、全体として把持力を落すこと
はなく、つかみ具歯先の折損を防ぎ耐久力を格段
に増大することができたものであるとともに、試
験片のチヤツク切れを防止することができ、従来
より、より確実な試験を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は異形棒鋼の見取図、第2図は異形棒鋼
のつかみ具による把持状態説明用垂直断面図、第
3図は第2図の−横断面図、第4図は従来使
用したつかみ具の平面図、第5図は従来使用した
つかみ具の歯面より見た側面図、第6図は第5図
の側面図、第7図は同前つかみ具先端部の歯形横
断面図、第8図は同前つかみ具歯元部の歯形横断
面図、第9図はこの考案の実施例つかみ具の平面
図、第10図は同前の歯面より見た側面図、第1
1図は同前のつかみ具の歯面の正面図、第12図
は同前の歯部の側面図、第13図は同前の歯形横
断面図である。第14図はこの考案の変形例のつ
かみ具の側面図、第15図は変形例つかみ具の使
用実態説明用断面図である。 1……異形棒鋼試験片、1′……リブ、1″……
ふし、2……つかみ具、2′……鋸歯状歯、2″…
…平坦面、3……つかみ具ホルダ、2θ,2θ′
……試験片挾み角、δ,δ′……つかみ具先
端傾斜角、δ,δ′……つかみ具歯元部傾斜
角、ρ,ρ′……歯のピツチ、l1,l′1……先端傾
斜部の長さ、l2,l′2……歯元傾斜部の長さ、B…
…歯先平坦部の巾、φ……つかみ歯の背面ヌスミ
角、S……スキ間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 把持部表面に、把持すべき異形棒鋼試験片の円
    周方向に成形される突起の長手方向におけるピツ
    チの整数約数分の1のピツチをもつ鋸歯状歯を刻
    設し、かつこれらの鋸歯状の各歯先すべてに試験
    片の長手方向と平行な一定幅の平坦面を設けると
    ともに試験片引張方向に行く程、その厚さが薄く
    なるように歯形形成面の反対側背面を傾斜平面に
    形成した材料試験機の異形棒鋼用つかみ具。
JP1977116567U 1977-08-30 1977-08-30 Expired JPS6124912Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977116567U JPS6124912Y2 (ja) 1977-08-30 1977-08-30

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JP1977116567U JPS6124912Y2 (ja) 1977-08-30 1977-08-30

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JPS5442588U JPS5442588U (ja) 1979-03-22
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