JPS6124517A - 循環器疾患用貼布治療製剤 - Google Patents

循環器疾患用貼布治療製剤

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JPS6124517A
JPS6124517A JP14219284A JP14219284A JPS6124517A JP S6124517 A JPS6124517 A JP S6124517A JP 14219284 A JP14219284 A JP 14219284A JP 14219284 A JP14219284 A JP 14219284A JP S6124517 A JPS6124517 A JP S6124517A
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JP
Japan
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alkyl
propranolol
acrylate
ipm
weight
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JP14219284A
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Toshio Ito
俊男 伊藤
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Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、循環器疾患用貼布治療製剤に関する。
技術的背景 β−遮断剤は、狭心症、不整脈、高血圧などの循環器疾
患の治療薬として広く使用されており、本態性高血圧に
対する第−選択薬としてサイアザイド系利尿剤と共に広
く使用されている。すなわち、β−遮断剤は過剰の血圧
降下を来たすことがなく、また男性の性機能を抑制せず
、さらに、頭痛、悪夢などの副作用が軽度であることか
ら、わが国では、1976年にピンドロールが、197
8年にプロプラノロールが降圧剤として許可されている
従来技術 高血圧の治療において、血圧管理不十分となg最大の原
因は、投与された降圧剤を服用しないことにあるといわ
れる。一般に、薬物の服薬回数が多くなるほど、服薬率
は低くなるといわれている。
すなわち、服薬率は1日1回服用で94%、3回分服で
は67%であるという調査結果がある。β−遮断剤を降
圧剤として使用する場合、この服用忘れが重大な結果を
招くことがある。したがって、1日1回服用の持効性製
剤の開発が研究されている。
一方、最近、薬物の投与経路として皮膚が検討されてい
るが、皮膚は本来、バリヤーとしての機能を有すること
からその是非が論じられているが、密封法、吸収促進剤
の併用などにより経皮吸収量が向上しつつあり、皮膚刺
激性、感作などの副作用が改良できれば、皮膚からの投
与法が、持続性のある簡便な投与法として有用であると
考えられている。これまで薬効の持続性および副作用の
軽減という点で満足な降圧剤は未だ開発されていなかっ
た。
発明の目的 本発明の目的は、経口投与法では、肝臓の代謝率が高く
、生物学的半減期が比較的短いが、少量でも比較的強い
薬効を示すβ−遮断剤であるプロプラノロールおよびピ
ンドロールを薬効の持続性という観点から皮膚からの投
与法に使用するために、プロプラノロールおよびピンド
ロールを用いた貼布治療製剤を提企することである。そ
して薬の経皮投与の場合問題となる皮膚刺激性および経
皮吸収促進性を改良したプロプラノロールおよびピンド
ロールを用いた貼布治療製剤を提供することである。
発明の構成 本発明は、 (A)テープ基材 (B)(イ)アルキル基の炭素原子数が4〜12個のア
ルキルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリレ
ート40〜99重量%、(ロ)アルキル基の炭素原子数
が1〜3個のアルキルアクリレート、アルキルメタクリ
レート、酢酸ビニルおよびスチレンからなる群から選ば
れた少なくとも1種のビニル単量体1〜50重量%およ
び (ハ)少なくとも1種の不飽和カルボン酸0〜10重爪
%の共重合体からなる粘着剤、(C)イソプロピルミリ
ステートおよび/またはイソブロビルラル−トからなる
経皮吸収促進剤および (D)プロプラノロールおよび/またはピンドロールか
らなるβ−遮断剤からなる循環器疾患用貼布治療製剤で
ある。
本発明の構成要素について以下に詳しく説明する。
(テープ基材) 本発明に用いるテープ基材としては、透湿性のないポリ
エチレンおよびポリプロピレン(透湿度<30g/イ/
24hrs)、および透湿性を有する不織布(透湿度>
2000g/ rd / 24 hrs)、のいずれも
使用できる。さらにポリエチレンテレフタレート、布、
発泡体なども使用することができる。ただし、たとえば
ポリエチレンフィルムのように透湿度の低い基材を使用
すると経皮吸収性は密封効果により高まるが、皮膚刺激
性は強まる傾向がある。
(粘着剤) 本発明に用いる粘着剤には、粘着性を与える成分として
アルキル基の炭素原子数が4〜12個のアルキルアクリ
レートまたはアルキルメタクリレートが少なくとも40
重量%、好ましくは50重量%以上用いることが粘着性
を与える点から必要である。
この粘着性成分としては2−エチルへキシルアクリレー
ト、2−エチルへキシルメタクリレート、イソノニルア
クリレート等が好適に用いられる。
さらに、粘着剤を製造するための単量体として。
粘着性と凝集性のバランスをとる成分として、アルキル
基の炭素原子数が1〜3個のアルキルアクリレート、ア
ルキルメタクリレート、酢酸ビニルおよびスチレンから
なる群から選ばれた単量体の1種または2種以上を1〜
50重量%、好ましくは1〜30重量%用いる。この成
分を50重量%より多く用いると、薬物の放出性を低下
させるので好ましくない。
バランス成分として用いるアルキルアクリレート、アル
キルメタクリレートとしては、メチルアクリレート、メ
チルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタ
クリレ−1−が代表的なものである。
またさらに、粘着剤に凝集性を与える成分として、アク
リル酸、メタクリル酸またはイタコン酸からなる不飽和
カルボン酸を0〜10重量%、好ましくは2〜6重量%
用いる。この不飽和カルボン酸成分を多量に用いると粘
着剤を固くしてしまうので好ましくない。上記の範囲内
の不飽和カルボン酸を用いた場合の粘着剤のガラス転移
温度Tgは、−70〜−20℃であり、一般的な粘着剤
のTgに一致する。
(経皮吸収促進剤) 本発明の貼布治療製剤中にイソプロピルミリステート(
以下IPMという)またはイソプロピルラノレート(以
下IPLという)を用いることにより、薬剤の経皮吸収
性を改善することができる。
また、このIPM、IPLは粘着剤の軟化剤として作用
し、貼布治療製剤を剥離する際の物理的刺激を緩和し、
その結果として皮膚刺激性を軽減させる効果を有する。
I PM、’I PLの添加rによって、特に溶出性が
改善されることはないけれども、経皮吸収性を増加させ
ることから、IPM、LPLには薬物の皮膚透過性、特
に角質層の透過性を改善する作用があるものと推測され
る。
発明の効果 本発明によ乳ば、生物学的半減期が短かいβ−遮断剤で
あるプロプラノロールおよびピンドロールを用いて皮膚
刺激性が少なく、経皮吸収性の高い持続性製剤である貼
布治療製剤を製造することができる。従来の経口投与で
は肝臓での代謝率が高く服用した薬の内、役立つ部分が
少なく、有効に利用されない分が副作用となってあられ
れる欠点があったのに対し、貼布製剤では肝臓を経由せ
ず皮膚を通して直接血液中に移行するので薬が有効に作
用し副作用が少ない利点がある。また貼布剤は、服用(
貼布)忘れが少ない点でも優れている。
実施例 本発明をさらに理解しやすくするために以下に実施例を
示すが、下記の実施例は本発明を制限するものではない
実施例1 2−エチルへキシルアクリレート80g、メチルアクリ
レート6g、酢酸ビニル9gおよびイタコン酸5gから
なる混合物に、アゾビスイソブチロニトリル0.2gを
加え、酢酸エチル200gを溶媒として用い、還流冷却
管、攪拌機、窒素導入管、温度計を備えた反応器中で6
0℃で24時間重合を行なった。次いで、得られた共重
合体を精製して得た精製共重合体80gにI P L 
8 gを加え、これを酢酸エチル400gに溶解し、こ
れに、ピンドロール7.16gのメタノール溶液76g
を加え、固形分20%の粘着剤液を得た。これをシリコ
ーン処理済離型ライナー紙のシリコーン処理面に溶媒揮
発後の塗布量が40g/rrrになるように塗布し、次
いで加熱して溶媒を揮発させた。
この離型ライナー紙の粘着面に、厚さ 80μmの片面
コロナ処理ポリエチレンフィルムのコロナ処理面を圧着
転写した。このようにして得られたテープ製剤を5c+
nX10cmに裁断してアルミニウムパック中に保存し
た。分析の結果、得られたテープ製剤ld中には、ピン
ドロール0.3mgが、1枚(5cmX]Ocm)中に
は、ピンドロール15mgが含有されていた。
実施例2 イソノニルアクリレート80g、メチルアクリレート1
5gおよびアクリル酸5g、を実施例1と同様にして共
重合させた。得られた共重合体を精製して得た精製共重
合体8C1gにIPM8gを加え、酢酸エチル400g
に溶解し、これに、9.8gの塩酸プロプラノロールの
エタノール溶液89gを加えて粘着剤液を得た。これを
実施例1と同様にして、シリコーン処理離型ライナー紙
に固形分含量が40g/r+?となるように塗布乾燥さ
せた。
この粘着面に目付量30g/rrrのレーヨン不織布を
圧着転写し、10cmXl0cn+に裁断してアルミニ
ウムパックに保存した。
分析の結果、このようにして得られたテープ製剤ICi
中には、塩酸プロプラノロール0 、4 mgが、1枚
(10c+nX 10cm)中には塩酸プロプラノロー
ル40mgが含有されていた。
比較例1 実施例1と同様であるが、ただしIPLを含まないテー
プ製剤を調製した。
比較例2 実施例2と同様であるが、ただしIPMを含まないテー
プ製剤を調製した。
比較例2′ 実施例2と同様であるが、ただし基材として厚さ80μ
mのポリエチレンフィルムを用いたテープ製剤を調製し
た。
(テープ製剤の評価) 試験方法 1、溶出性 所定の大きさの試料片を37℃の蒸留水]、 OOmQ
中に入れ、ゆっくり攪拌しながらマイクロシリンジでサ
ンプリングし、この試料の高速液体クロマトグラフ分析
を行ない溶出量を求めた。
2、皮膚刺激性 日本白色家兎(雄性)6匹の背面を刺毛し、背中線に対
称に片側2枚または3枚、両側で合計5枚の試料(2c
mX2cm)を24時間貼り付け、剥離後の皮膚の状態
を剥離してから1時後および24時間後に観察した。
3、貼布残存量 皮膚刺激性試験に用いた24時間貼布試料の薬剤含量を
高速液体クロマトグラフ法により分析した。
実施例1および2.比較例1.2および2′により得ら
れた試料に対して、溶出率、皮膚刺激性および貼布残存
率を測定した結果を表1に示す。
表1試験結果 東1 n鵡回改=3 峯2 わずかな紅斑(±)以上の判定の区数/使用つサ
ギ区数寮3 ウサギ区数=6 試験結果により次のことが明らかとなった。
溶出率は、IPL、IPMの添加の有無には関係しなか
った。
また、不織布を用いた場合の方がポリエチレンフィルム
を用いた場合に比べて高かったが、これは不織布を用い
た場合の方がテープ製剤への溶出液の浸透がフィルムよ
り良いためである。
皮膚刺激性については、IPL、TPMの使用により特
に剥離直後の物理的刺激が軽減される傾向が認められた
貼布残存量は、IPL=IPMを使用した場合の方が、
使用しない場合に比べて少量であり、初期含量から貼布
残存量を引いた残りが経皮吸収量にほぼ等しいと考えた
場合、経皮吸収が良好であるといえる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)テープ基材 (B)(イ)アルキル基の炭素原子数が4〜12個のア
    ルキルアクリレートおよび/またはアル キルメタクリレート40〜99重量%、 (ロ)アルキル基の炭素原子数が1〜3個のアルキルア
    クリレート、アルキルメタクリレ ート、酢酸ビニルおよびスチレンからなる 群から選ばれた少なくとも1種のビニル単 量体1〜50重量%および (ハ)少なくとも1種の不飽和カルボン酸0〜10重量
    %の共重合体からなる粘着剤 (C)イソプロピルミリステートおよび/またはイソプ
    ロピルラノレートからなる経皮吸収促進剤および (D)プロプラノロールおよび/またはピンドロールか
    らなるβ−遮断剤、 からなる循環器疾患用貼布治療製剤。
JP14219284A 1984-07-11 1984-07-11 循環器疾患用貼布治療製剤 Pending JPS6124517A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2002239669A (ja) * 2001-02-09 2002-08-27 Daito Seisakusho:Kk 転造ダイス及び転造品の製造方法並びにその転造品を用いた小形モータ及びその製造方法

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