JPS61244903A - 油圧装置のアクチェータ駆動圧制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばエンジン又はモータ等の原動機の回転
速度が所定の値よりも低くなったり高くなったりしたと
きに、制御しようとする装置の作動状態を油圧アクチェ
ータで切換制御するのに用いる油圧装置のアクチエータ
制御駆動装置に関する。

く従来技術〉 この種の装置は、基本的には例えば第１図又は第７図に
示すように、回転速度可変式原動８！１で油圧ポンプ２
を駆動することにより、作動油を油圧ポンプ２から圧力
油路４を通じて油圧アクチェータ５に供給し、制御油圧
で油圧アクチェータ５を作動させ、原動機１の回転速度
に対応させて油圧アクチェータ５を制御駆動するように
構成されている。

そして、従来では、所定の回転速度で油圧アクチエータ
５を切換作動させるための構造として、上記基本構造に
おいて、油圧アクチエータ５を油圧ポンプ２に圧力油路
４で単に連通させることにより、第８図に示すように、
原動８！１の回転速度Ｎに対する油圧ポンプ２の吐出圧
Ｐｏに比例する圧力Ｐ、の連続的な変化をそのまま油圧
アクチェータに伝えるように構成していた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記従来構造では、所定の回転速度で油圧アクチエータ
５を充分に切換作動させられるが、その作動精度が低い
。

即ち、油圧アクチエータ５として例えばバネ復帰式油圧
シリンダが用いられる場合について説明すると、油圧シ
リンダ５の伸縮切換に伴い復帰ばね５ａの張力が一定の
幅で変化し、この張力変化幅によって油圧シリンダの伸
縮切換に必要な駆動圧の領域Ｐ６が決まる。また、油圧
シリンダ５の作動の安定性を確保するために、復帰ばね
５ａの張力を強く設定する必要があり、これに伴い前記
張力変化幅ら切換駆動圧領域Ｐ６も比較的広くなる。

上記従来構造では、原動機の回転速度Ｎに対する油圧シ
リンダ５の駆動圧Ｐ５が連続的になだらかに変化するた
め、切換駆動圧領域Ｐ６に対する切換回転速度領域Ｎｏ
が広（なる。

切換回転速度領域Ｎｏ内では、油圧シリンダ５の作動が
不安定となるか呟この切換回転速度領域Ｎｏが広いと、
それだけ油圧シリンダ５の作動不安定状態を生じ易い。

その上切換回転速度領域Ｎｏが広いと油圧シリンダ５を
瞬時に切換作動させることができない。

また、油圧装置は各部の製造誤差等による集積誤差があ
り、この集積誤差で切換駆動圧領域Ｐ６がずれることに
伴い、切換回転速度領域Ｎ。が高回転側又は低回転側へ
大きく偏る。

本発明は、上記問題点を解決して、油圧アクチエータ制
御不良を起す切換回転速度領域を縮め、切換回転速度領
域の偏りを小さくする事を目的とする。

〈作　用〉 本発明は次のように作用する。

油圧ポンプ２は、原動ｔ１１１で駆動されることにより
、作動油を圧力油路４を通じて油圧アクチェータ５へ供
給すると同時に、その途中で各リリーフ弁６・７及び開
閉切換弁３へも供給する。

このとき、原動機１の回転速度Ｎに対し、油圧ポンプ２
の吐出圧Ｐｏ、開閉切換弁３の操作圧Ｐｗ及び油圧アク
チェータ５の駆動圧ＰＣは、第４図に示す通りになる。

このうち、ポンプ吐出圧Ｐｏは回転速度Ｎによって決ま
り、切換弁操作圧Ｐｗはポンプ吐出圧Ｐｏが圧力油路４
の通路抵抗で低下させられた値となり、アクチェータ駆
動圧ＰＣはリリーフ弁６・７のリリーフ圧になる。

原動！１の回転速度Ｎが所定回転速度Ｎ１よりも低い低
速領域ＮＬでは、切換弁操作圧Ｐｗが開弁ばね５ａで設
定される開弁設定圧Ｐ１よりも低いため、開閉切換弁３
が開いた状態であり、低圧リリーフ弁７を圧力油路４に
連通ずる。これにより、アクチェータ駆動圧ＰＣが低圧
リリーフ弁７のリリーフ圧Ｐ、になって、アクチエータ
５の切換駆動圧領域Ｐ６よりも低く保たれ、アクチェー
タ５は復帰ばね５ａで復帰された位置にあり、作動しな
い状態に保持される。

回転速度Ｎが低速領域ＮＬがら高速領域Ｎ、へ移行する
途上で、所定回転速度Ｎ１を通過するときに、切換弁操
作圧Ｐｗが開弁設定圧Ｐ、に達し、開閉切換弁３を閉じ
始める。すると、その開弁面積が絞られるため、低圧リ
リーフ弁７での作動油の逃し量が抑制されて弁操作圧Ｐ
ｗが急速に高まり、開閉切換弁３が瞬時に閉じられる。

すると、アクチェータ駆動圧ＰＣは、急速に立上って切
換駆動圧領域Ｐ６を瞬時に通過し、高圧リリーフ弁６の
リリーフ圧Ｐ、に切換わり、アクチェータ５は復帰ばね
５ａに抗して作動し、出力ロット５ｂを伸張させる。

高速領域Ｎ、から低速領域Ｎ、へ移動するときは、上記
と逆の作動を行ない、アクチェータ５の出力ロット５ｂ
を収縮状態に切換える。

〈実　施　例〉 以下本発明による実施例を図面に基づいて説明する。

第３図は３気筒エンジンを模式的に示す斜視図である。

第３図において符号２はエンジン１のクランク紬１０に
連動連結され作動油を所要部に圧送するブースタポンプ
、１１はブースタポンプ２に接続された主転圧力油路、
１２は主転圧力油路１１に接続され、コントロールシャ
フト１３を駆動するピストン、４は主転圧力油路１１か
ら分岐された圧力油路、５は圧力油路４に接続され、２
弁吸気ヘツド１４をスワール切換するためのクラッチ１
５を切換駆動する油圧アクチェータ、８は圧力油路４に
設けられ、油圧アクチエータ５を制御するための制御油
圧ＰＣを階段状に出力させるための圧力制御手段である
。

第１図は本発明に係るアクチェータ制御装置の第１の実
施例を示し、第２図は第１図中の圧力制御手段８のＩＩ
−ＩＩ矢視断面図である。

これらの図において、圧力制御手段８は圧力油路４に設
けられた高圧リリーフ弁６と、圧力油路４に設けられた
高圧リリーフ弁６と、圧力油路４に連通路４ａを介して
接続された低圧リリーフ弁７と、連通路４ａを開閉する
開閉切換弁３とで構成されている。

開閉切換弁３は、弁体３ｂが前記連通路４ａを開（よう
に開弁用ばね３ａで弁体３ｂを押し開ト、開弁用ばね３
ａの開弁力を調節具３ｃで調節可能に構成されるととも
に、圧力油路４の高圧リリーフ弁６の上流側油路内に弁
体３ｂの受圧面３ｄを位置させ、エンクン１の回転速度
Ｎの上昇に相応して、この位置での作動油圧Ｐ、によっ
て弁体３ｂを押圧し、開弁用ばね３ａの開弁力に打ち勝
って連通路４ａを押し閉じるように構成されている。

第２図において高圧リリーフ弁６は、弁体６ｂが圧力油
路４を絞り込むように圧縮ばね６ａで弁体６ｂを弾圧し
、圧縮ばね６ａの弾圧力を調節具６ｃで所要の設定圧、
（例えば５ｋｇ／ｍ２）に調節することによって、当該
設定圧に応じて作動油を９１ノー７路６ｅヘリリーフさ
せ、この高圧リリーフ弁６の下流側の制御油圧Ｐｏを前
記油圧アクチェータ５の制御に要する高圧の制御油圧Ｐ
、が得られるように構成されている。

また、低圧リリーフ弁７も同様に構成され、この低圧リ
リーフ弁７より下流側の制御油圧ＰＣを所要の低圧Ｐｚ
（例えば２　、５　ｋｇ／ｍ２）が得られる。

従って、第４図に示すようにエンジン回転速度Ｎ１に対
応して階段状の制御油路Ｐｃを得ることができ、この制
御油圧Ｐｃで油圧アクチェータ５を制御することができ
る。

第５図は本発明に係るアクチェータ制御装置の第２の実
施例を示す概要図であり、この図において、第１図と同
じ符号は同一部材を示す。

圧力油路４には、上流側より高圧リリーフ弁６と複数の
低圧リリーフ弁７ａ・７ｂ・７ｃをリリーフ圧力の設定
圧の小さい順序にそれぞれ連通路４ａ・４ｂ・４ｃを介
して連通し、これらの連通路４ａ・４ｂ・４ｃには、多
連式の開閉切換弁３Ａが設けられ、この開閉切換弁３Ａ
は設定圧の最も少さい低圧リリーフ弁７ａの連通路４ａ
を開弁用ばね３ａで開くとともに、エンジン１の回転速
度Ｎの上昇に相応して圧力油路４の高圧リリーフ弁６の
上流側の作動油圧Ｐｗで開弁用ばね３ａの開弁力に打ち
勝って連通路４ａを押し閉じ、同様にして順次高い設定
圧のリリーフ弁７ｂ・７ｃ・６を開弁させ、第６図に示
すように、作動油圧Ｐｗで階段状の制御油圧ＰＣを得る
ことができるように構成されている。この場にはエンジ
ン１の別異の回転速度に対応させて複数の油圧アクチェ
ータを順次制御させることができるので多段制御上好都
合である。

〈発明の効果〉 本発明は、〈作用〉の項で述べたように、原動機が所定
の回転速度を通過するときに、開閉切換弁の切換作動で
圧力油路のリリーフ圧を急速に切換えて、アクチェータ
駆動圧ＰＣを切換駆動圧領域Ｐ６を瞬間に通過させるこ
とから、次の効果を奏する。

即ち、切換駆動圧領域Ｐ６に対する切換回転速度領域Ｎ
ｏが非常に狭くなるため、油圧アクチェータ５の作動の
不安定状態を生じることがなくなり、油圧アクチェータ
５を瞬時に切換作動させることができるから、例えば油
圧アクチエータでクラッチを切換えるようにした場合に
は好都合である。

また、油圧アクチェータの制御駆動不良を殆んど無くす
ことができる。

しかも、油圧装置の集積誤差で切換駆動圧領域Ｐ、がず
れても、切換回転速度領域Ｎｏが高回転側へ又は低回転
側へ偏る事を殆んど無くせる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す油圧回路図、第２
図は第１図の■−■矢視断面図、第３図は本発明を適用
した３気筒デイーゼルエンジンの概念図、第４図は第１
実施例によるエンジンの回転速度と作動油圧・制御油圧
との関係を示すグラフ、第５図は本発明の第２の実施例
を示す概要図、第６図は第２実施例によるエンジンの回
転速度と作動油圧・制御油圧との関係を示すグラフ、第
７図は従来技術を示す油圧回路図、第８図は従来技術に
よるエンジンの回転速度と作動油圧・制御油圧との関係
を示すグラフである。 １・・・回転速度可変式原動機（エンノン）、２・−・
油圧ポンプ、　　３・・・開閉切換弁、３Ａ・・・多連
式開閉切換弁、　　３ａ・・・開閉用ばね、４・・・圧
力油路、　　４ａ・４ｂ・４ｃ・・・連通路、５・・・
油圧アクチェータ、　６・・・高圧リリーフ弁、７・７
ａ・７ｂ・７ｃ・・・低圧リリーフ弁。 手続補正書（自発） 昭和６０年　６月２０日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転速度可変式原動機１で油圧ポンプ２を駆動する
   ことにより、作動油を油圧ポンプ２から圧力油路４を通
   じて油圧アクチエータ５に供給し、制御油圧で油圧アク
   チエータ５を作動させ、原動機１の回転速度に対応させ
   て油圧アクチエータ５を制御駆動するように構成した油
   圧装置のアクチエータ制御駆動装置において、 前記圧力油路４に高圧リリーフ弁６と低圧 リリーフ弁７とを接続し、これらのリリーフ弁６・７の
   リリーフ圧力を互いに異なる値に設定し、リリーフ圧力
   の設定値の小さい低圧リリーフ弁７と圧力油路４との連
   通路４ａに開閉切換弁３を介在させ、開閉切換弁３を開
   弁用ばね３ａで開くとともに、高圧リリーフ弁７を接続
   した圧力油路４の上流側の作動油圧で開弁用ばね３ａに
   打ち勝つて閉じるように構成したことを特徴とする油圧
   装置のアクチエータ制御駆動装置 ２、設定圧が順次異なる複数の低圧リリーフ弁７ａ・７
   ｂ・７ｃをそれぞれ複数の連通路４ａ・４ｂ・４ｃを介
   して圧力油路４に接続し、これらの連通路４ａ・４ｂ・
   ４ｃを多連式開閉切換弁３で順次切換えて開閉するよう
   に構成した特許請求の範囲第１項に記載した油圧装置の
   アクチエータ制御駆動装置