JPS6124456Y2 - - Google Patents

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JPS6124456Y2
JPS6124456Y2 JP4248981U JP4248981U JPS6124456Y2 JP S6124456 Y2 JPS6124456 Y2 JP S6124456Y2 JP 4248981 U JP4248981 U JP 4248981U JP 4248981 U JP4248981 U JP 4248981U JP S6124456 Y2 JPS6124456 Y2 JP S6124456Y2
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actuator
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plate
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side cover
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トラツク、トラクタなどのよう
に、キヤブの後方に配置される荷台、トレーラな
どがそのキヤブよりも上方に突出される自動車の
空気整流装置に関する。
近年、この種のトラツク、トラクタなどは、そ
の荷台、トレーラが、通常、キヤブよりも上方に
突出して配置されるために、走行時の空気抵抗が
極めて大きくなり、燃料消費率に悪影響を及ぼす
ことから、そのキヤブの上方には、そのような空
気抵抗を少なくするための空気整流装置が取り付
けられてきている。
そのような空気整流装置は、一般に、キヤブ・
ルーフの前方側に後方に傾斜して配置されるプレ
ート型のものと、そのキヤブ・ルーフの上方部分
をほぼ全範囲に亘つて被うように構成されたボツ
クス型のものに大別され、その空気整流装置の両
側付近における乱流の発生を少なくし、空気抵抗
を効率良く低減することを目的とするならば、そ
のボツクス型のものを適用することが望ましい。
しかし、そのようなボツクス型の空気整流装置
においては、その空気整流装置の両側に閉塞する
部分が、前方からの空気に対しては、乱流の発生
を少なくし、空気抵抗を効率良く低減するもの
の、横方向、すなわち、その空気整流装置の両側
を閉塞する部分に対してほぼ垂直方向に流れる空
気に対しては、空気抵抗が大きくなる傾向があつ
た。
換言するならば、そのようなボツクス型の空気
整流装置が取り付けられたトラツク、トラクタな
どが走行し、横風を受けた場合、特に、トンネル
を通過した直後に横風を受けたような場合には、
そのような横風に対する空気抵抗が大きいことか
ら、操縦安定性に支障を来たす虞れがあつた。
この考案の目的は、走行時の空気抵抗を効率良
く低減して燃料消費率を向上し、しかも、横風に
対する空気抵抗も少なくして操縦安定性を向上す
る自動車の空気整流装置の提供にある。
そのために、この考案の自動車の空気整流装置
は、略方形状に形成され、キヤプ・ルーフ上に取
り付けられるベース・プレート、そのベース・プ
レートの前方および上方を被うようにしてそのベ
ース・プレートの前側に回転可能に取り付けられ
たフロント・カバー・プレート、および、そのベ
ース・プレートの両側とそのフロント・カバー・
プレートの両側との間を閉塞するように、そのベ
ース・プレートの両側にそれぞれ回転可能に取り
付けられた一対のサイド・カバー・プレートより
なる空気整流ボツクスと、そのフロント・カバ
ー・プレートを駆動させるフロント・カバー側ア
クチユエータと、その一対のサイド・カバー・プ
レートを連動して駆動させる少なくとも1つのサ
イド・カバー側アクチユエータと、そのフロン
ト・カバー側アクチユエータの駆動を制御する切
替えバルブと、そのサイド・カバー側アクチユエ
ータの駆動を制御する電磁弁と、その一対のサイ
ド・カバー・プレート付近にそれぞれ配置され、
かつ、その電磁弁に接続され、そのサイド・カバ
ー・プレート側に対してほぼ垂直方向に作用する
所定の風圧により付勢される横風検知センサとを
備えている。
以下、この考案に係る自動車の空気整流装置の
望ましい具体例について、図面を参照して説明す
る。
第1ないし3図は、キヤブ・オーバ型トラツク
33に適用されたこの考案の自動車の空気整流装
置の具体例10を示している。
その空気整流装置10は、略方形状に形成さ
れ、そのキヤブ・オーバ型トラツク33のキヤ
ブ・ルーフ34上に取り付けられるベース・プレ
ート12、そのベース・プレート12の前方およ
び上方を被うようにしてそのベース・プレート1
2の前側に回転可能に取り付けられたフロント・
カバー・プレート13、および、そのベース・プ
レート12の両側とそのフロント・カバー・プレ
ート13の両側との間を閉塞するように、そのベ
ース・プレート12の両側にそれぞれ回転可能に
取り付けられた一対のサイド・カバー・プレート
14,15よりなる空気整流ボツクス11と、そ
のフロント・カバー・プレート13を駆動させる
フロント・カバー側アクチユエータ16と、その
一対のサイド・カバー・プレート14,15を連
動して駆動させるサイド・カバー側アクチユエー
タ17と、そのフロント・カバー側アクチユエー
タ16の駆動を制御する手動型切替えバルブ2
2,23と、そのサイド・カバー側アクチユエー
タ17の駆動を制御する電磁弁24,25と、そ
の一対のサイド・カバー・プレート14,15付
近にそれぞれ配置され、かつ、その電磁弁24,
25に接続され、そのサイド・カバー・プレート
14,15側に対してほぼ垂直方向に作用する所
定の風圧により付勢される横風検知センサ21と
を備えている。
そのベース・プレート12は、鋼板、硬質合成
樹脂などから略方形状に形成されたもので、その
キヤブ・オーバ型トラツク33におけるキヤブ・
ルーフ34の大きさとほぼ同一の大きさをもつて
構成されている。
また、そのフロント・カバー・プレート13
は、鋼板、硬質合成樹脂などから略方形状に形成
され、しかも、そのベース・プレート12の前方
および上方を被い得るように、前方側を湾曲して
形成されたもので、先端がそのベース・プレート
12の先端にヒンジ連結されている。
さらに、そのサイド・カバー・プレート14,
15は、そのベース・プレート12の両側とその
フロント・カバー・プレート13の両側との間を
閉塞し得るように鋼板、硬質合成樹脂などから楔
状に成形されたもので、それぞれの下側がそのベ
ース・プレート12の両側にヒンジ連結されてい
る。
そのようにしてベース・プレート12にそのフ
ロント・カバー・プレート13および一対のサイ
ド・カバー・プレート14,15をそれぞれヒン
ジ連結することにより、その空気整流ボツクス1
1が構成される。
そのように構成された空気整流ボツクス11に
おいて、そのフロント・カバー・プレート13
は、フロント・カバー側アクチユエータ16によ
つて駆動される。
すなわち、そのフロント・カバー側アクチユエ
ータ16は、そのキヤブ・オーバ型トラツク33
の後方に配置される荷台35の高さに応じて、そ
のフロント・カバー・プレート13の取付け角度
を調節する油圧作動型のもので、シリンダ端がブ
ラケツト(図示せず)を介してそのベース・プレ
ート12の上面にピン連結され、ロツド端がブラ
ケツト(図示せず)を介してフロント・カバー・
プレート13の下面にピン連結されている。
また、その一対のサイド・カバー・プレート1
4,15は、サイド・カバー側アクチユエータ1
7、リンク18、および、一対のロツド19,2
0を介して駆動される。
すなわち、そのベース・プレート12のほぼ中
央の位置には、ブラケツト31を介してリンク1
8が回転可能に取り付けられ、そのリンク18の
一端方には、油圧作動型のサイド・カバー側アク
チユエータ17におけるロツド端がピン連結さ
れ、さらに、そのサイド・カバー側アクチユエー
タ17のシリンダ端はそのベース・プレート12
上にブラケツト(図示せず)を介してピン連結さ
れている。また、そのリンク18の両端には、ロ
ツド19,20の一端がそれぞれ回転可能に取り
付けられ、そのロツド19,20の他端は、その
サイド・カバー・プレート14,15の内側ほぼ
中央の位置にブラケツト32を介して回転可能に
取り付けられている。
勿論、上述したフロント・カバー側アクチユエ
ータ16は、油圧供給源としてのオイル・ポンプ
(図示せず)側にオイル・パイプ27,28を介
して接続されるが、そのオイル・パイプ27,2
8には、そのフロント・カバー側アクチユエータ
16の駆動を制御するための手動型切替えバルブ
22,23が配置されている。勿論、その手動型
切替えバルブ22,23は、そのフロント・カバ
ー側アクチユエータ16に供給された圧油をオイ
ル・リザーバ(図示せず)に戻すオイル・パイプ
(図示せず)をそれぞれ接続している。
その手動型切替えバルブ22,23は、そのフ
ロント・カバー側アクチユエータ16への圧油の
供給を選択的に制御するものであれば、形態は任
意である。
勿論、その手動型切替えバルブ22,23の取
付け位置は、操作が容易な位置であれば任意であ
り、例えば、キヤブ内のインスルメント・パネル
(図示せず)に組み込まれる。
また、上述したサイド・カバー側アクチユエー
タ17は、油圧供給源としてのオイル・ポンプ
(図示せず)側にオイル.パイプ29,30を介
して接続されるが、そのオイル9パイプ29,3
0には、そのサイド・カバー側アクチユエータ1
7の駆動を制御するための電磁弁24,25が配
置されている。勿論、その電磁弁24,25は、
そのサイド・カバー側アクチユエータ17に供給
された圧油をそのオイル・リザーバに戻すオイ
ル・パイプ(図示せず)をそれぞれ接続してい
る。
その電磁弁24,25は、後述する横風検知セ
ンサ21側から送られる電気的信号により、その
サイド・カバー側アクチユエータ17への圧油の
供給を選択的に制御するものであれば形態は任意
である。
勿論、その電磁弁24,25はその空気整流ボ
ツクス11内に組み込まれたり、または、キヤブ
内に組み込まれる。
そのようにして、サイド・カバー側アクチユエ
ータ17の油圧回路に挿入された電磁弁24,2
5は、横風検知センサ21、および、コントロー
ラ26によつて制御される。
すなわち、その横風検知センサ21は、そのキ
ヤブ・オーバ型トラツク33におけるキヤブの両
側面にそれぞれ配置され、その横風検知センサ2
1のほぼ垂直方向に作用する所定の風圧により付
勢され得るように構成されたもので、例えば、ケ
ーシングと、そのケーシングの外側に配置される
ダイヤフラムと、所定の風圧を受けてそのダイヤ
フラムが変形するときに付勢されるように、その
ダイヤフラムの裏面側とそのケーシング側にそれ
ぞれ配置された電気的接点などより構成される。
勿論、その横風検知センサ21の取付位置は、
そのキヤブ・オーバ型トラツク33の側面に相当
する位置でそのサイド・カバー・プレート14,
15以外の位置であれば、任意であるが、そのサ
イド・カバー・プレート14,15付近に配置さ
れることが望ましい。
また、そのコントローラ26は、そのキヤブの
両側面にそれぞれ配置された横風検知センサ21
から送られる電気的信号により、その電磁弁2
4,25を切替え動作させる。
すなわち、そのコントローラ26は、その横風
検知センサ21が消勢されていると、その電磁弁
24を切替え動作し、その電磁弁24において、
ポンプ・ポート(図示せず)にシリンダ・ポート
(図示せず)を接続し、また、その電磁弁25を
切替動作し、その電磁弁25において、タンク・
ポート(図示せず)にシリンダ・ポート(図示せ
ず)が接続して、そのオイル・ポンプから吐き出
された圧油をそのサイド・カバー側アクチユエー
タ17の一方のシリンダ室(図示せず)に供給
し、同時に、そのサイド・カバー側アクチユエー
タ17の他方のシリンダ室(図示せず)の圧油を
そのオイリ・リザーバに戻して、そのサイド・カ
バー側アクチユエータ17において、ロツドをシ
リンダから押し出し、また、その横風検知センサ
21が付勢されていると、その電磁弁24を切替
動作し、その電子弁24において、タンク・ポー
ト(図示せず)に・ポートを接続し、また、その
電磁弁25を切替動作し、その電磁弁25におい
て、ポンプ・ポート(図示せず)にシリンダ・ポ
ートを接続して、そのオイル・ポンプから吐き出
された圧油をそのサイド・カバー側アクチユエー
タ17の他方のシリンダ室に供給し、同時にその
サイド・カバー側アクチユエータ17の一方のシ
リンダ室の圧油をそのオイル・リザーバに戻し
て、そのサイド・カバー側アクチユエータ17に
おいて、そのロツドをシリンダ内に引つ込める。
次に、この考案の自動車の空気整流装置10の
動作について説明する。
先ず、手動型切替えバルブ22,23を操作す
るとそのフロント・カバー側アクチユエータ16
が駆動し、そのフロント・カバー・プレート13
が先端を中心にして回転される。
従つて、そのキヤブ・オーバ型トラツク33の
後方に配置される荷台35の高さに応じて、その
フロント・カバー・プレート13の取付け角度が
調節される。
勿論、そのような状態で、そのサイド・カバ
ー・プレート14,15側に横風を受けていない
ときには、その空気整流ボツクス11の両側は、
そのサイド・カバー・プレート14,15によつ
て閉塞されている。
従つて、上述しような状態でそのキヤブ・オー
バ型トラツク33が走行するならば、前方からの
空気は、そのフロント・カバー・プレート13お
よびサイド・カバー・プレート14,15により
整流されて荷台35の上方および両側方へ流さ
れ、走行時の空気抵抗が低減される。
また、走行時に、そのサイド・カバー・プレー
ト14,15に対してほぼ垂直方向に作用する横
風を受け、その横風の風圧が所定の圧力に達する
と、その横風検知センサ21が付勢される。ここ
において、横風とは、自動車の進行方向に直角な
成分を生ずる空気の流れを意味する。
そのようにして横風検知センサ21が付勢され
ると、その電磁弁24,25は、そのコントロー
ラ26によつて、前述のように切替え動作され、
そのサイド・カバー側アクチユエータ17におい
て、そのロツドがそのシリンダ内に引つ込めら
れ、そのリンク18が第2および3図において、
矢印A方向に回転される。
そのリンク18が矢印A方向に回転されるとロ
ツド19,20がそれぞれ内側に引つ張られ、そ
れぞれのサイド・カバー・プレート14,15は
下端を中心にして内側に倒される。
従つて、その横風は、その空気整流ボツクス1
1の内側を通過し得るため、その横風に対する空
気抵抗が少なく、操縦安定性が向上される。
勿論、その横風の風圧が所定の圧力よりも低く
なれば、その横風検知センサ21が消勢され、上
述した動作と逆の動作により、そのサイド・カバ
ー・プレート14,15は元の状態に戻される。
上述したこの考案の自動車の空気整流装置10
において、そのサイド・カバー・プレート14,
15は、1つのサイド・カバー側アクチユエータ
17、リンク18および、一対のロツド19,2
0を介して駆動されるものとして説明したが、そ
のリンク18およびロツド19,20を使用する
ことなしに、そのサイド・カバー・プレート1
4,15のそれぞれに連動して駆動し得るアクチ
ユエータを取り付けることも可能である。
また、上述したフロント・カバー側アクチユエ
ータ16およびサイド・カバー側アクチユエータ
17は、油圧作動型のものとして説明したが、空
気圧作動型のものと適用することも可能であり、
その場合には、空気圧供給源としてのコンプレツ
サ・エア・タンクなどと組み合わせて適用され
る。
如上の構成になるこの考案によれば、走行時の
空気抵抗を効率良く低減して燃料消費率を向上
し、しかも、横風に対する空気抵抗を少なくして
操縦安定性を向上する自動車の空気整流装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はキヤブ・オーバ型トラツクに適用され
たこの考案に係る自動車の空気整流装置の具体例
を示す斜視図、第2図はこの考案に係る自動車の
空気整流装置の内部構造を示す斜視図、第3図は
この考案に係る自動車の空気整流装置の油圧回路
を示す概説図である。 10……自動車の空気整流装置、11……空気
整流ボツクス、12……ベース・プレート、13
……フロント・カバー・プレート、14,15…
…サイド・カバー・プレート、16……フロン
ト・カバー側アクチユエータ、17……サイド・
カバー側アクチユエータ、21……横風検知セン
サ、22,23……手動型切替えバルブ、24,
25……電磁弁、33……キヤブ・オーバ型トラ
ツク、34……キヤブ・ルーフ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略方形状に形成され、キヤブ・ルーフ上に取り
    付けられるベース・プレート、そのベース・プレ
    ートの前方および上方を被うようにしてそのベー
    ス・プレートの前側に回転可能に取り付けられた
    フロント・カバー・プレート、および、そのベー
    ス・プレートの両側とそのフロント・カバー・プ
    レートの両側との間を閉塞するように、そのベー
    ス・プレートの両側にそれぞれ回転可能に取り付
    けられた一対のサイド・カバー・プレートよりな
    る空気整流ボツクスと、 そのフロント・カバー・プレートを駆動させる
    フロント・カバー側アクチユエータと、 その一対のサイド・カバー・プレートを連動し
    て駆動させる少なくとも1つのサイド・カバー側
    アクチユエータと、 そのフロント・カバー側アクチユエータの駆動
    を制御する切替えバルブと、 そのサイド・カバー側アクチユエータの駆動を
    制御する電磁弁と、 その一対のサイド・カバー・プレート付近にそ
    れぞれ配置され、かつ、その電磁弁に接続され、
    そのサイド・カバー・プレート側に対してほぼ垂
    直方向に作用する所定の風圧により付勢される横
    風検知センサとを備える自動車の空気整流装置。
JP4248981U 1981-03-26 1981-03-26 Expired JPS6124456Y2 (ja)

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JPS57154583U JPS57154583U (ja) 1982-09-28
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