JPS6123709Y2 - - Google Patents

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JPS6123709Y2
JPS6123709Y2 JP1981097282U JP9728281U JPS6123709Y2 JP S6123709 Y2 JPS6123709 Y2 JP S6123709Y2 JP 1981097282 U JP1981097282 U JP 1981097282U JP 9728281 U JP9728281 U JP 9728281U JP S6123709 Y2 JPS6123709 Y2 JP S6123709Y2
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JP
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sheave
pulley
boss
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pawl
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JP1981097282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベルト式無段変速装置に係り、詳し
くは固定側シーブ及び可動側シーブよりなる無段
変速プーリの構造に関する。
従来、変速プーリの可動側シーブは、スプライ
軸又はキーにより支持されており、回転力を伝達
すると共に軸方向の摺動を許容していた。従つて
回転力を受けるスプライン面又はキー面の伝動面
圧が大きくなり、シーブ自体も該軸で支持してい
ることと相俟つて、フレツチングコロージヨンを
生じることがあり、潤滑を施す必要があつた。こ
のため、変速プーリは、構造が複雑になると共
に、潤滑油がシーブのベルト圧接面に飛散し、ベ
ルトが滑つて動力伝達が不能になるようなことが
あつた。また、実開昭52−90687号公報に示され
るように、可動側シーブのボス部を固定側シーブ
に向けて延長し、該延長部を固定側シーブの固定
部に形成した爪溝に貫通して、両シーブの相対回
転を防止する変速プーリも案出されている。しか
し、該変速プーリも、トルクを受ける部分が可動
側シーブボス部と同一半径上に位置する比較的小
径部分にあり、このため伝動画面圧が高くなつて
上述のものと同様な欠点を有すると共に、ボス延
長部が爪溝に貫通して延びているため、該伝動ト
ルクを受ける部分が露出してワラ、土等が巻付、
付着し、農業機械用としては用いることができな
い。
そこで、本考案は、可動側シーブのボス部を固
定側シーブに向けて延長し、該延長部に外径方向
に向かつて突出する爪を形成し、一方、固定側シ
ーブのボス部内径側に可動側シーブの爪に係合す
る爪を所定長さに亘つて形成すると共に該爪の端
部にて該ボス部を軸に固定し、更に固定側シーブ
に、該ボス部を被嵌するカバー部を設けて、前記
両爪を該カバー部にて覆われた状態で係合して可
動側シーブを固定側シーブに回転不能かつ摺動自
在に連結して構成し、もつて前述欠点を解消した
変速プーリを提供することを目的とするものであ
る。
以下、図面に沿つて、本考案による実施例を説
明する。
ベルト式無段変速装置1は、第1図及び第2図
に示すように、入力側変速プーリ2及び出力側変
速プーリ3よりなり、これら両プーリ2,3の間
にはベルト5が巻掛けられている。そして、入力
側プーリ2はエンジンの動力取出軸6から歯車列
7を介して動力伝達されている入力軸9に支持さ
れており、また出力側プーリ3はトランスミツシ
ヨンに動力伝達している出力軸10に支持されて
いる。また、入力軸9はケース11,11′に回
転自在に支持されており、更にケース11′には
ベアリングホルダ12及び油圧シリンダ13がボ
ルト15により共締めされて重合状に固定されて
いる。更に、ホルダ12はシリンダ13の内径側
でプーリ2側に延設されており、該ホルダ延長部
12aとシリンダ13との間にスリーブ状のピス
トン16がOリング17により油密状に嵌挿して
いる。更に、シリンダ13はカツプリングを介し
て電磁切換え弁19に連通されており、該切換え
弁19はポンプ20に連通していると共に、後述
するポジシヨンコントロールレバー52に基づく
左右ソレノイドにより操作される。一方、入力側
変速プーリ2は可動側シーブ2a及び固定側シー
ブ2bよりなり、可動側シーブ2aはその外側が
ベアリング21を介してピストン16に当接して
いると共に、そのボス部22内径には無給油軸受
23が圧入固定されているか、又はテフロン等の
自己潤滑性材料がコーテイング又は接着されてい
る。更に、可動側シーブ2aは、第5図に詳示す
るように、そのボス部22が固定側シーブ2bに
向けて延長されており、該延長部25は、その先
端部に外径方向に向かつて突出する爪26…が円
周方向等分割に3個形成されていると共に、その
内径側はスプリング27を収納する凹部29にな
つている。また、入力軸9の端部にはプーリボス
30がキーを介して座金及びナツト31により締
付け固定されている。該プーリボス30は、第4
図に詳示するように、前記可動側シーブ2aの爪
26と係合する比較的長尺の爪32…が形成され
ており、前記可動側シーブ2aの延長部25に該
ボス30を被嵌して、前記両爪26,32の係合
により可動側シーブ2aはプーリボス30従つて
入力軸9に回転不能かつ摺動自在に連結される。
また、プーリボス30には固定側シーブ2bが着
脱可能に被嵌されており、更に該シーブ2bは第
3図に詳示するように、そのカバー部33に形成
されているボルト孔34及びプーリボス30に形
成されているタツプ孔35にボルト36を締付け
固定されている。一方、従動プーリ3は、第1図
に示すように、固定側シーブ3a及び可動側シー
ブ3bよりなり、固定側シーブ3aは出力軸10
に回転自在に支持されていると共にクラツチ37
を介して出力軸10に連結しており、また可動側
シーブ3bは固定側シーブ3aのボス部39に摺
動自在に、かつ該ボス部39端に固定されたカラ
ー40との間に縮設されたスプリング41により
固定側シーブ3a方向に付勢されて支持されてい
る。
そして、第2図、第6図及び第7図に示すよう
に、ピストン16の外周部分には割溝16aが形
成されており、また油圧シリンダ13に溶着され
た軸42にはリンクアーム43が回動自在に支持
されており、更に該アーム43先端に固着された
ピン45が割溝16aに嵌入し、これにより油圧
シリンダ13従つて可動側シーブ2aの移動に応
じてアーム43が回動するようになつている。一
方、機枠45に溶着されたピン46にはカム47
及びアーム49が回動自在に支持されており、該
カム及びアーム49はノツクピン50により一体
に連結され、更にアーム49はロツド51を介し
て前記アーム43に連結されている。また、ピン
46にはポジシヨンコントロールレバー52が回
動自在に支持されており、該レバー52にはカム
47により作動される2個のリミツトスイツチ5
3,55が僅かに位相をずらして固定されてい
る。そして、スイツチ53はカム47との当接に
よりオンに切換えられ、切換え弁19のソレノイ
ドをポンプ20の圧油が油圧シリンダ13に連通
するように励磁し、またスイツチ55はカム47
と離隔することによりオンに切換えられ、切換え
弁19のソレノイドをシリンダ13の油がタンク
56にドレンするように励磁する。なお、コント
ロールレバー52は皿バネ及びナツト57により
所定量で締付けられている長孔52aにより、そ
の回動範囲が規制されていると共に盲動が阻止さ
れている。
本実施例は以上のような構成よりなるので、ポ
ジシヨンコントロールレバー52を第6図及び第
7図に示す低速位置から高速位置に操作すると、
リミツトスイツチ53がカム47と当接してオン
に切換えられ、切換え弁19と切換えてポンプ2
0の圧油を油圧シリンダ13に圧送する。する
と、第9図に示すように、ピストン16が伸長
し、ベアリング21を介して可動側シーブ2aを
固定側シーブ2bに向けて摺動し、入力側変速プ
ーリ2の有効径を大きくし、これに応じて出力側
変速プーリ3の可動側シーブ3bがスプリング4
1に抗して有効径が小さくなる方向に摺動し、無
段変速装置1は高速側に変速される。この際、入
力側変速プーリ2の可動側シーブ2aはボス部延
長部25の外径側に位置する爪26とプーリボス
30の爪32との係合により、入力軸9の遥かに
外径側における大きな当り面でトルクを受けて、
入力軸9、プーリボス30及び固定側シーブ2b
と一体に回転し、かつ滑らかに軸方向に摺動し得
る。更に、可動側シーブ2aに作用するベルト5
の張力は無給油軸受23により入力軸9に対して
ボス部22内径面全面で受ける。そして、可動側
シーブ2aがコントロールレバー52の操作量に
対応する位置まで摺動すると、該摺動量に応じて
割溝16a及びピン45を介してアーム43が回
動し、更にロツド51及びアーム49を介してア
ム47が回動し、スイツチ53をオフに切換え
る。これにより、切換え弁19は中立位置に戻さ
れ、該位置においてピストン16をロツクして、
入力側変速プーリ2、従つて無段変速装置1を所
定高速位置に設定する。なおこの際、他方のスイ
ツチ55は依然としてカム47との当接が維持さ
れており、何等切換え弁19を作動することはな
い。また反対に、コントロールレバー42を高速
位置から低速位置に操作すると、スイツチ55は
カム47から離れてオンに切換えられ、切換え弁
19をタンク56にドレンするように切換える。
すると、第8図に示すように、ピストン16及び
可動側シーブ2aがスプリング27により摺動さ
れ、入力側プーリ2の有効径を小さくし、無段変
速装置1は低速側に変速される。そして、可動側
シーブ2aがコントロールレバー52に応じた所
定量摺動すると、アーム43、ロツド51及びア
ーム49を介してカム47が回動され、スイツチ
55をオフに切換え、切換え弁19を中立位置に
戻して無段変速装置1を所定低速位置に設定す
る。
以上説明したように、本考案によれば、変速プ
ーリ2の可動側シーブ2aのボス部22を固定側
シーブ2bに向けて延長し、該延長部25に外径
方向に向かつて突出する爪26を形成し、一方、
固定側シーブ2bのボス部30内径側に前記可動
側シーブの爪26に係合する爪32を所定長さに
亘つて形成すると共に該爪32の端部にて該ボス
部30を軸9に固定し、更に可動側シーブ2b
に、該ボス部30を被嵌するカバー33を設け
て、前記両爪26,32を該カバー部33にて覆
われた状態で係合して可動側シーブ2aを固定側
シーブ2bに回転不能かつ摺動自在に連結して構
成したので、軸9の外径よりも更に外径側におけ
る大きい当り面によりドルクを受けて伝動面圧を
下げることができ、更にプーリ2に作用するベル
ト5の張力はキー又はスプライン等のないボス部
内径面全周で受けることができることと相俟つ
て、高トルクの電達にも無潤滑でかつ焼付けを生
じることなく支持・伝動することができ、これに
起因して、変速プーリ2の構造が簡単になり、安
価に製造できると共に、シーブのベルト圧接面に
潤滑油が飛散して動力伝達が不能になるようなこ
とを防止でき、かつメンテナンスも容易になる。
更に、爪26,32の係合は固定側シーブ2bの
カバー部、33によりカバーされているため、係
合部にワラ、土等が巻付、付着することを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されている無段変速装置
を示す断面図、第2図はその入力側変速プーリを
示す断面図、第3図はその固定側シーブを示す図
でaはbのa線による断面図、bは正面図、第
4図はプーリボスを示す図で、aは正面図、bは
aのb線による断面図、第5図は可動シーブを
示す図で、aはbのa線による断面図、bは正
面図、第6図は無段変速装置のポジシヨンコント
ロール装置を示す正面断面図、第7図はその側面
図、第8図は入力側変速プーリの低速状態を示す
断面図、第9図はその高速状態を示す断面図であ
る。 1……ベルト式無段変速装置、2……(入力
側)変速プーリ、2a……可動側シーブ、2b…
…固定側シーブ、22……ボス部、25……延長
部、26……爪、30……ボス部、32……爪、
33……カバー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動側シーブ及び固定側シーブよりなる変速プ
    ーリを有するベルト式無段変速装置において、可
    動側シーブのボス部を固定側シーブに向けて延長
    し、かつ該延長部の先端部に外径方向に向かつて
    突出する爪を形成し、一方、固定側シーブのボス
    部内径側に、可動側シーブの爪に係合する爪を所
    定長さに亘つて形成すると共に該爪の端部にて該
    ボス部を軸に固定し、更に固定側シーブに、該ボ
    ス部を被嵌するカバー部を設けて、前記両爪を該
    カバー部にて覆われた状態で係合して可動側シー
    ブを固定側シーブに回転不能かつ摺動自在に連結
    して構成した変速プーリ。
JP9728281U 1981-06-30 1981-06-30 変速プ−リ Granted JPS582448U (ja)

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JP9728281U JPS582448U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 変速プ−リ

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JPS582448U JPS582448U (ja) 1983-01-08
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WO2016035385A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 本田技研工業株式会社 無段変速機

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