JPS6123616A - 変性オレフイン系重合体の製造方法 - Google Patents
変性オレフイン系重合体の製造方法Info
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- JPS6123616A JPS6123616A JP14329084A JP14329084A JPS6123616A JP S6123616 A JPS6123616 A JP S6123616A JP 14329084 A JP14329084 A JP 14329084A JP 14329084 A JP14329084 A JP 14329084A JP S6123616 A JPS6123616 A JP S6123616A
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- JP
- Japan
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- olefin polymer
- fluorine
- modified olefin
- polymerization initiator
- properties
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
、[I] 発明の目的
5本発明は校本性および挨油性がすぐれた変性オレフィ
ン系重合体の製造方法に関する。さらに、くわしくは、
オレフィン系重合体にパーフルオロアルキル基を有する
アクリレートおよび/またはメタクリリートを重合開始
剤の存在下で50〜300℃の温度で処理させることを
特徴とする変性オレフィン系重合体の製造方法に関する
ものであり、校本性および撲油性がすぐれた変性オレフ
ィン系重合体を提供することを目的とするものである。
ン系重合体の製造方法に関する。さらに、くわしくは、
オレフィン系重合体にパーフルオロアルキル基を有する
アクリレートおよび/またはメタクリリートを重合開始
剤の存在下で50〜300℃の温度で処理させることを
特徴とする変性オレフィン系重合体の製造方法に関する
ものであり、校本性および撲油性がすぐれた変性オレフ
ィン系重合体を提供することを目的とするものである。
[II ] 発明の背景
オレフィン系重合体は、機械的特性、熱的4、Y性、化
学的性質、電気的特性などがすぐれ、かつ加工性が良好
であるばかりでなく、安価な熱1丁塑性樹脂であること
か・ら、広く工業的に生産され、汎用樹脂として多方面
にわたって利用されている。しかしながら、オレフィン
系重合体の成形物は空気中の粉塵などの付着によって汚
れ易く、また油性の汚れも縁い付着し易いという欠点、
を有している。
学的性質、電気的特性などがすぐれ、かつ加工性が良好
であるばかりでなく、安価な熱1丁塑性樹脂であること
か・ら、広く工業的に生産され、汎用樹脂として多方面
にわたって利用されている。しかしながら、オレフィン
系重合体の成形物は空気中の粉塵などの付着によって汚
れ易く、また油性の汚れも縁い付着し易いという欠点、
を有している。
従来、オレフィン系重合体とフッ素を用いて耐汚染性を
付与させる方法としては、変性されたフッ化カーボンを
混合させる方法、含フツ素不飽和単量体を用いてこれを
表面に放電グラフト重合させる方法、フッ素ガスを用い
て表面をフッ素化させる方法、含フツ素ブロックオリゴ
マーを練り込ませる方法、シート状物にポリフッ化ビニ
リデンの被膜を貼り付ける方法などが提案されている。
付与させる方法としては、変性されたフッ化カーボンを
混合させる方法、含フツ素不飽和単量体を用いてこれを
表面に放電グラフト重合させる方法、フッ素ガスを用い
て表面をフッ素化させる方法、含フツ素ブロックオリゴ
マーを練り込ませる方法、シート状物にポリフッ化ビニ
リデンの被膜を貼り付ける方法などが提案されている。
しかし、混合物を用いる方法では、混合物の分散性、安
定性などに問題がある。また、表面を放電グラフト重合
させる方法やフッ素ガスを用いてフッ素化させる方法で
は、装置が大がかりになるのみならず、大きな物品を処
理することができないなどの欠点がある。さらに、ボリ
ン・ン化ビニリデンの被膜を貼り付ける方法ではシート
状物しか処理させることができず、またシートとの強固
な接着性が得られないという問題がある。
定性などに問題がある。また、表面を放電グラフト重合
させる方法やフッ素ガスを用いてフッ素化させる方法で
は、装置が大がかりになるのみならず、大きな物品を処
理することができないなどの欠点がある。さらに、ボリ
ン・ン化ビニリデンの被膜を貼り付ける方法ではシート
状物しか処理させることができず、またシートとの強固
な接着性が得られないという問題がある。
[II[] 発明の構成
以上のことから1本発明者らは、校本性、校油性および
対汚染性にすぐれたオレフィン系重合体またはその変性
物を得ることについて種々提案した結果、 オレフィン系重合体100重量部に対して0.01〜3
0重量部の「パーフルオロアルキル基を有するアクリレ
ートおよび/またはメタフレレート」(以下ゝ弗素含有
モノマー」と言う)を重合開始剤−の存在下で50〜3
00℃の温度で処理させることを特徴とする変性オレフ
ィン系重合体の製造方法が、 校本性、校油性および対汚染性がすぐれているばかりで
なく、オレフィン系重合体が有する機械的特性、熱的特
性、化学的特性、電気的特性をそこなうことなく、かつ
加工し易いということを見出し、本発明に到達した。
対汚染性にすぐれたオレフィン系重合体またはその変性
物を得ることについて種々提案した結果、 オレフィン系重合体100重量部に対して0.01〜3
0重量部の「パーフルオロアルキル基を有するアクリレ
ートおよび/またはメタフレレート」(以下ゝ弗素含有
モノマー」と言う)を重合開始剤−の存在下で50〜3
00℃の温度で処理させることを特徴とする変性オレフ
ィン系重合体の製造方法が、 校本性、校油性および対汚染性がすぐれているばかりで
なく、オレフィン系重合体が有する機械的特性、熱的特
性、化学的特性、電気的特性をそこなうことなく、かつ
加工し易いということを見出し、本発明に到達した。
[IV] 発明の効果
本発明によって得られるオレフィン系重合体はその製造
方法を含めて下記のごとき効果を発揮する。
方法を含めて下記のごとき効果を発揮する。
(1) 表面に校本性、撲油性および対汚染性をもた
らすことができるので、たとえ汚れ易い環境で長期間に
わたって使用したとしても、美観を損うことがない。
らすことができるので、たとえ汚れ易い環境で長期間に
わたって使用したとしても、美観を損うことがない。
(2) 被膜として用いることにより、内部を水、油
の侵食から保護することができる。
の侵食から保護することができる。
(3) オレフィン系重合体に練り込むことによって
オレフィン系重合体に校本性、撲油性、耐汚染性をもた
らすことができる。
オレフィン系重合体に校本性、撲油性、耐汚染性をもた
らすことができる。
(4) 熱および光に対する安定性がよい。
(5) オレフィン系重合体の分野において通常行な
われている圧縮成形法、移送成形法、射出成形法、流出
成形法、押出成形法、注型法、吹込成形法、インフレー
ション成形法、浸漬成形法、発泡成形法、積層板成形法
、皮膜成形法、湿式紡糸法、乾式紡糸法および溶触紡糸
法のごとき成形法によって種々の形状を有する成形物を
成形加工することができる。
われている圧縮成形法、移送成形法、射出成形法、流出
成形法、押出成形法、注型法、吹込成形法、インフレー
ション成形法、浸漬成形法、発泡成形法、積層板成形法
、皮膜成形法、湿式紡糸法、乾式紡糸法および溶触紡糸
法のごとき成形法によって種々の形状を有する成形物を
成形加工することができる。
(6) オレフィン系重合体とフ・ン素系樹脂との接
着剤、相溶剤として用いることができる。
着剤、相溶剤として用いることができる。
本発明によって得られる変性オレフィン系重合体は以上
のごときすぐれた効果を発揮するために多方面にわたっ
て使用することができる。代表的な用途を下記に示す。
のごときすぐれた効果を発揮するために多方面にわたっ
て使用することができる。代表的な用途を下記に示す。
■ 電気機器、電子機器の部品
■ 各種機械および自動車およびその他の工業製品の部
品 ■ 雑貨、専務部品、スポーツ用品 ■ 医療用部品、食品用部品 ■ フィルム、シート、波板、バイブ、容器、化粧板、
包装品(たとえば、袋)、各種積層物■ 塗装用発泡材 [V] 発明の詳細な説明 (A) オレフィン系重合体 本発明において使われるオレフィン系重合体としては、
エチレンの単独重合体またはプロピレンの単独重合体、
エチレンとプロピレンとの共重合体エチレンおよび/ま
たはプロピレンと炭素数が多くとも12個ののα−オレ
フィンとの共重合体(α−オレフィンの共重合割合は多
くとも20重量%)ならびにエチレンと酢酸ビニル、ア
クリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルのごとき
ビニル化合物との共重合体(ビニル化合物の共重合割合
は多くとも50モル%、好ましくは多くとも40モル%
)があげられる。これらのオレフィン系重合体のメルト
インデックス(JIS K−Et780にしたがい、温
度が190℃および荷重が2.1Bkgの条件で測定、
以下rM、1.Jと云う)またはメルトフローインデッ
クス(JIS K−8758にしたがい、温度が230
℃および荷重が2.16kgの条件で測定、以下rMF
I J と云う)が0.O1〜100g/10分のもの
が好ましく、特に0.02〜80g/10分のものが好
適である。M、1.またはMFIが0.01g/10分
未満のオレフィン系重合体を使用するならば、得られる
変性オレフィン系重合体の成形性がよくない。一方、1
00g/10分を越えたオレフィン系重合体を用いると
、得られる成形物の機械的特性が低い。さらに、低雀度
(0,800g/c rn”)のエチレン単独重合体も
しくはエチレンと少量の前記α−オレフィンとの共重合
体あるいはプロピレン単独重合体またはプロピレンとエ
チレンおよび/もしくは他のα−オレフィンとのランダ
ムもしくはブロック共重合体ならびにエチレンと酢酸ビ
ニルとの共重合体が望ましい。
品 ■ 雑貨、専務部品、スポーツ用品 ■ 医療用部品、食品用部品 ■ フィルム、シート、波板、バイブ、容器、化粧板、
包装品(たとえば、袋)、各種積層物■ 塗装用発泡材 [V] 発明の詳細な説明 (A) オレフィン系重合体 本発明において使われるオレフィン系重合体としては、
エチレンの単独重合体またはプロピレンの単独重合体、
エチレンとプロピレンとの共重合体エチレンおよび/ま
たはプロピレンと炭素数が多くとも12個ののα−オレ
フィンとの共重合体(α−オレフィンの共重合割合は多
くとも20重量%)ならびにエチレンと酢酸ビニル、ア
クリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルのごとき
ビニル化合物との共重合体(ビニル化合物の共重合割合
は多くとも50モル%、好ましくは多くとも40モル%
)があげられる。これらのオレフィン系重合体のメルト
インデックス(JIS K−Et780にしたがい、温
度が190℃および荷重が2.1Bkgの条件で測定、
以下rM、1.Jと云う)またはメルトフローインデッ
クス(JIS K−8758にしたがい、温度が230
℃および荷重が2.16kgの条件で測定、以下rMF
I J と云う)が0.O1〜100g/10分のもの
が好ましく、特に0.02〜80g/10分のものが好
適である。M、1.またはMFIが0.01g/10分
未満のオレフィン系重合体を使用するならば、得られる
変性オレフィン系重合体の成形性がよくない。一方、1
00g/10分を越えたオレフィン系重合体を用いると
、得られる成形物の機械的特性が低い。さらに、低雀度
(0,800g/c rn”)のエチレン単独重合体も
しくはエチレンと少量の前記α−オレフィンとの共重合
体あるいはプロピレン単独重合体またはプロピレンとエ
チレンおよび/もしくは他のα−オレフィンとのランダ
ムもしくはブロック共重合体ならびにエチレンと酢酸ビ
ニルとの共重合体が望ましい。
これらのオレフィン系重合体は遷移金属化合物と有機ア
ルミニウム化合物とから得られる触媒系(いわゆるチー
グラー触媒)、担体(たとえば、シリカ)にクローム含
有化合物(たとえば、酸化クローム)などを担持される
ことによって得られる触媒系(いわゆるフィリップス触
媒)またはラジカル開始剤(たとえば、有機過酸化物)
を用いてオレフィンを単独重合または共重合することに
よっても得られる。
ルミニウム化合物とから得られる触媒系(いわゆるチー
グラー触媒)、担体(たとえば、シリカ)にクローム含
有化合物(たとえば、酸化クローム)などを担持される
ことによって得られる触媒系(いわゆるフィリップス触
媒)またはラジカル開始剤(たとえば、有機過酸化物)
を用いてオレフィンを単独重合または共重合することに
よっても得られる。
これらのオレフィン系重合体については、それの製造方
法はよく知られているものである。
法はよく知られているものである。
これらのオレフィン系重合体については、それらの製造
方法はよく知られているものである。
方法はよく知られているものである。
これらのオレフィン系重合体は、単独で使用してもよく
、二種以上使用してもよい。
、二種以上使用してもよい。
(B) 弗素含有モノマー
また、本発明において使用される弗素含有上ツマ−はパ
ーフルオロアルキル基を有するアクリレートまたはメタ
クリレートであり、末端基に一般式としてRfQCH2
−を有する側鎖を持つことが要である。Rfは炭素数が
4〜20個のパーフルオロアルキル基を示し、分岐状で
も直鎖状でもよい。Rfが3以下では、得られる変性オ
レフィン系重合体の校本性が充分でない。一方、炭素数
が21以上では、該モノマーを入手することが困難であ
るばかりでなく、変性オレフィン系重合体を製造する点
で問題となる。特に、炭素数が6〜12個のものが好適
である。QはCnH2n−であり、nが5個以下のもの
が望ましい。したがって、本発明において使用される弗
素含有上ツマ−は下式【(1)式lで示されるものが望
ましい。
ーフルオロアルキル基を有するアクリレートまたはメタ
クリレートであり、末端基に一般式としてRfQCH2
−を有する側鎖を持つことが要である。Rfは炭素数が
4〜20個のパーフルオロアルキル基を示し、分岐状で
も直鎖状でもよい。Rfが3以下では、得られる変性オ
レフィン系重合体の校本性が充分でない。一方、炭素数
が21以上では、該モノマーを入手することが困難であ
るばかりでなく、変性オレフィン系重合体を製造する点
で問題となる。特に、炭素数が6〜12個のものが好適
である。QはCnH2n−であり、nが5個以下のもの
が望ましい。したがって、本発明において使用される弗
素含有上ツマ−は下式【(1)式lで示されるものが望
ましい。
CH2−占−COOCH2QRf (I )
(I)式において、RfおよびQは前記と同様であり、
Rは水素原子またはメチル基を表わす。
(I)式において、RfおよびQは前記と同様であり、
Rは水素原子またはメチル基を表わす。
本発明において使われる弗素含有上ツマ−のうち、好ま
しいものの代表例としては、3,3,4,4,5゜5.
8,8,7,7,8,8.!l]、9.8−ヘプタデカ
フロロノニル−2−メチル−2−プロペノエイト、3,
3,4,4,5,5,6.fi。
しいものの代表例としては、3,3,4,4,5゜5.
8,8,7,7,8,8.!l]、9.8−ヘプタデカ
フロロノニル−2−メチル−2−プロペノエイト、3,
3,4,4,5,5,6.fi。
?、?、8,8,9,9,10,10,11,11,1
2,12.12−ヘネイコサフロロドデシルー2−プロ
ペノエイト、3,3,4,4,5゜5.6,8,7.?
、8,8,9,9,10,10.10−へブタデカフロ
ロデシル−2−プロペノエイト、3,3,4,4,5,
5.Ei、8,7.。
2,12.12−ヘネイコサフロロドデシルー2−プロ
ペノエイト、3,3,4,4,5゜5.6,8,7.?
、8,8,9,9,10,10.10−へブタデカフロ
ロデシル−2−プロペノエイト、3,3,4,4,5,
5.Ei、8,7.。
? 、8.8.9,9.10.10,11.+1.12
. +2.13.13,14.14 、14−ペンタフ
サフロロテトラデシル−2−プロペノエイI・および3
,3,4,4,5,5,8,8,7,7,8,8.8−
トリデカフロロブチル−2−プロペノエイトがあげら
れる。
. +2.13.13,14.14 、14−ペンタフ
サフロロテトラデシル−2−プロペノエイI・および3
,3,4,4,5,5,8,8,7,7,8,8.8−
トリデカフロロブチル−2−プロペノエイトがあげら
れる。
(C) 重合開始剤
さらに、本発明において用いられる重合開始剤としては
、重合形式あるいは重合媒体に応じて水溶性のものおよ
び油溶性のもののいずれも使用することができる。
、重合形式あるいは重合媒体に応じて水溶性のものおよ
び油溶性のもののいずれも使用することができる。
油溶性重合開始剤は特別の限定はないが、とりわけ分解
温度(半減期が1分間である温度)が80℃以上のもの
が望ましく、特に110℃以上のものが好適である。好
適な油溶性重合開始剤としては、オクタノイルパーオキ
サイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、サクシニックアシドパーオキサイド、アセチ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、第三級
−ブチルバーオキシラウレイド、シクロヘ−キサノンパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)ヘキサン、第三級−ブチルパーオキシ
ベンゾエイト、ジクミルパーオキサイド、ジー第三級−
プチルパーオキサイドおよび第三級−ブチルハイドロパ
ーオキサイドのごとき有機過酸化物ならびにアゾビスイ
ソブチロニトリル、ジメチル−2,2′−アゾビスイソ
ブタレネートおよび2−(カルバモイルアゾ)−イソブ
チロニトリルのごときアゾビス系化合物があげられる。
温度(半減期が1分間である温度)が80℃以上のもの
が望ましく、特に110℃以上のものが好適である。好
適な油溶性重合開始剤としては、オクタノイルパーオキ
サイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、サクシニックアシドパーオキサイド、アセチ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、第三級
−ブチルバーオキシラウレイド、シクロヘ−キサノンパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)ヘキサン、第三級−ブチルパーオキシ
ベンゾエイト、ジクミルパーオキサイド、ジー第三級−
プチルパーオキサイドおよび第三級−ブチルハイドロパ
ーオキサイドのごとき有機過酸化物ならびにアゾビスイ
ソブチロニトリル、ジメチル−2,2′−アゾビスイソ
ブタレネートおよび2−(カルバモイルアゾ)−イソブ
チロニトリルのごときアゾビス系化合物があげられる。
また、水溶性重合開始剤としては、過硫酸カリウムのご
とき過硫酸塩、過酸化水素あるいはこれらと亜硫酸水素
ナトリウムおよびチオ猛酸ナトリウムのごとき還元剤と
の組合せからなるレドックス開始剤、さらにこれらに少
量の鉄、第一鉄塩、硝酸銀などを共存させた系などの無
機系開始剤、またジクミルパーオキサイドおよびジクミ
ルパーオキサイドのごとき二塩基酸過酸化物、ならびに
アゾビスインブチルアミジン−二塩酸塩などの有機系重
合開始剤があげられる。
とき過硫酸塩、過酸化水素あるいはこれらと亜硫酸水素
ナトリウムおよびチオ猛酸ナトリウムのごとき還元剤と
の組合せからなるレドックス開始剤、さらにこれらに少
量の鉄、第一鉄塩、硝酸銀などを共存させた系などの無
機系開始剤、またジクミルパーオキサイドおよびジクミ
ルパーオキサイドのごとき二塩基酸過酸化物、ならびに
アゾビスインブチルアミジン−二塩酸塩などの有機系重
合開始剤があげられる。
これらの重合開始剤のうち、油溶性重合開始剤が望まし
い。
い。
これらの重合開始剤は一般にビニル化合物の重合開始剤
、重合体の架橋剤としてよく知られているものである。
、重合体の架橋剤としてよく知られているものである。
(D) 使用割合
本発明の変性オレフィン系重合体を製造するにあたり、
弗素含有上ツマ−の使用割合は100重量部のオレフィ
ン系重合体に対してそれらの合計量として0.01〜3
0重量部、であり、0,05〜20重量部が好ましく、
特に0.1〜10重量部が好適である。
弗素含有上ツマ−の使用割合は100重量部のオレフィ
ン系重合体に対してそれらの合計量として0.01〜3
0重量部、であり、0,05〜20重量部が好ましく、
特に0.1〜10重量部が好適である。
100重量部のオレフィン系重合体に対して弗素含有子
ツマ−の使用割合が0,01重量部未満では、vIられ
る変性オレフィン系重合体の校本性、校油性および耐汚
染性が充分でない。一方、30重量部を越えるならば、
変性の効率が低下するのみならず、得られる変性オレフ
ィン系重合体の機械的特性、熱的特性、化学的特性、電
気的特性などが低下する。
ツマ−の使用割合が0,01重量部未満では、vIられ
る変性オレフィン系重合体の校本性、校油性および耐汚
染性が充分でない。一方、30重量部を越えるならば、
変性の効率が低下するのみならず、得られる変性オレフ
ィン系重合体の機械的特性、熱的特性、化学的特性、電
気的特性などが低下する。
また、重合開始剤の使用割合は重合開始剤の種類、処理
条件などに応じて適宜変更可能であるが、一般にはオレ
フィン系重合体と弗素含有上ツマ−との全量に対して0
.0(15〜5.0重量部であり、0.O1〜5.0重
量部が望ましく、とりわけ0、O1〜3.0重量部が好
適である。100重量部のオレフィン系重合体および弗
素含有モノマーの全量に対して重合開始剤の使用割合が
0.005重量部未満では、変性(グラフト重合)に長
時間を必要とし、重合系中に未反応の弗素含有子ノで−
が残存する。一方、5.0重量部を越えて使用するなら
ば、急激なグラフト重合がおこり、重合をコントロール
するのが困難であるのみならず、得られる変性オレフィ
ン系重合体の種々の物性がよくない。
条件などに応じて適宜変更可能であるが、一般にはオレ
フィン系重合体と弗素含有上ツマ−との全量に対して0
.0(15〜5.0重量部であり、0.O1〜5.0重
量部が望ましく、とりわけ0、O1〜3.0重量部が好
適である。100重量部のオレフィン系重合体および弗
素含有モノマーの全量に対して重合開始剤の使用割合が
0.005重量部未満では、変性(グラフト重合)に長
時間を必要とし、重合系中に未反応の弗素含有子ノで−
が残存する。一方、5.0重量部を越えて使用するなら
ば、急激なグラフト重合がおこり、重合をコントロール
するのが困難であるのみならず、得られる変性オレフィ
ン系重合体の種々の物性がよくない。
(D) 変性方法(グラフト重合法)本発明の変性オ
レフィン系重合体を製造するには、オレフィン系重合体
を弗素含有上ツマ−の存在下重合開始剤を用いて処理さ
せる方法を採用することができる。重合開始剤のかわり
に、電子線を照射させる方法、紫外線を照射させる方法
などによってオレフィン系重合体にラジカルを発生させ
る方法があげられるが、重合開始剤を用いて処理する方
法が一般的である。
レフィン系重合体を製造するには、オレフィン系重合体
を弗素含有上ツマ−の存在下重合開始剤を用いて処理さ
せる方法を採用することができる。重合開始剤のかわり
に、電子線を照射させる方法、紫外線を照射させる方法
などによってオレフィン系重合体にラジカルを発生させ
る方法があげられるが、重合開始剤を用いて処理する方
法が一般的である。
本発明における変性方法には種々の公知の方法(たとえ
ば、溶液法、感温法、溶触法)によるいずれの方法も採
用することができる。以下、これらの方法について具体
的に説明する。
ば、溶液法、感温法、溶触法)によるいずれの方法も採
用することができる。以下、これらの方法について具体
的に説明する。
溶液法によって変性オレフィン系重合体を製造するには
、不活性有機溶媒中にオレフィン系重合体と弗素含有モ
ノマーとを投入し、さらに重合開始剤を添加して後記の
温度範囲で処理させることによって得ることができる。
、不活性有機溶媒中にオレフィン系重合体と弗素含有モ
ノマーとを投入し、さらに重合開始剤を添加して後記の
温度範囲で処理させることによって得ることができる。
このさい、使われる不活性有機溶媒としては処理温度に
おいてオレフィン系重合体、弗素含有上ツマ−および重
合開始剤を溶解するものであり、かつ不活性のものであ
る。該不活有機溶媒は常温常圧においては液体であるが
、沸点が50℃ないし300℃のものが好適である。こ
の不活性有機溶媒の代表的なものとしては、脂肪族また
は脂肪族炭化水素(たとえば、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、シクロヘキサン)芳香族炭化水素(
ベンセン、トルエン、キシレン)、石油エーテル、テト
ラヒドロフラン、1.4−ジオキサン、メチルエチルケ
トン、メチルクロロホルム、トリクロロエチレン、テト
ラクロロエチレン、テトラクロロジフルオロエタン、ト
リクロロトリフルオロエタンなどがあげられる。これら
の不活性有機溶媒は100gの前記すレフイン系重合体
に対して25 mlないし 1文が一般的であり、80
ranないし0.2文が好ましい。100gのオレフ
ィン系重合体に対して不活性有機溶媒の使用割合が25
ttr文未満では。
おいてオレフィン系重合体、弗素含有上ツマ−および重
合開始剤を溶解するものであり、かつ不活性のものであ
る。該不活有機溶媒は常温常圧においては液体であるが
、沸点が50℃ないし300℃のものが好適である。こ
の不活性有機溶媒の代表的なものとしては、脂肪族また
は脂肪族炭化水素(たとえば、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、シクロヘキサン)芳香族炭化水素(
ベンセン、トルエン、キシレン)、石油エーテル、テト
ラヒドロフラン、1.4−ジオキサン、メチルエチルケ
トン、メチルクロロホルム、トリクロロエチレン、テト
ラクロロエチレン、テトラクロロジフルオロエタン、ト
リクロロトリフルオロエタンなどがあげられる。これら
の不活性有機溶媒は100gの前記すレフイン系重合体
に対して25 mlないし 1文が一般的であり、80
ranないし0.2文が好ましい。100gのオレフ
ィン系重合体に対して不活性有機溶媒の使用割合が25
ttr文未満では。
オレフィン系重合体の溶解に長い時間を必要とするので
好ましくないばかりでなく、また高粘度となりグラフト
重合するさいに撹拌などを行なうさいに難しくなる。一
方、 1文を越えて使用すれば1反応終了後溶媒除去に
長時間を要するので問題がある。
好ましくないばかりでなく、また高粘度となりグラフト
重合するさいに撹拌などを行なうさいに難しくなる。一
方、 1文を越えて使用すれば1反応終了後溶媒除去に
長時間を要するので問題がある。
処理温度は50〜300℃であり、60〜180℃が望
ましく、とりわけ80〜140℃が好適である。50℃
未満で処理を行なうと、変性オレフィン系重合体を製造
するために長時間を必要とし、工業上好ましくない。一
方、300℃を越えて処理を行なうと、比較的短時間で
処理を完成することができるが、得られる変性オレフィ
ン系重合体の物性がよくないばかりでなく、使われるオ
レフィン系重合体または得られるオレフィン重合体の一
部が劣化することがあるために望ましくない。
ましく、とりわけ80〜140℃が好適である。50℃
未満で処理を行なうと、変性オレフィン系重合体を製造
するために長時間を必要とし、工業上好ましくない。一
方、300℃を越えて処理を行なうと、比較的短時間で
処理を完成することができるが、得られる変性オレフィ
ン系重合体の物性がよくないばかりでなく、使われるオ
レフィン系重合体または得られるオレフィン重合体の一
部が劣化することがあるために望ましくない。
また、処理時間は使われる重合開始剤の種類およびその
使用割合、オレフィン系重合体に対する弗素含有モノマ
ーの使用割合ならびに処理程度によって特に限定するこ
とができないが、通常15分ないし6時間であり、30
分ないし5時間が好ましく、特に30分ないし4時間が
好適である。
使用割合、オレフィン系重合体に対する弗素含有モノマ
ーの使用割合ならびに処理程度によって特に限定するこ
とができないが、通常15分ないし6時間であり、30
分ないし5時間が好ましく、特に30分ないし4時間が
好適である。
15分未満で処理を完成するように試みると、処理温度
を高くする必要があり、処理反応をコントロールするこ
とが難しくなる。一方、8時間を越えて処理するならば
、処理反応をコントロールすることは容易であるが、処
理時間が長いために工業上得策ではない。
を高くする必要があり、処理反応をコントロールするこ
とが難しくなる。一方、8時間を越えて処理するならば
、処理反応をコントロールすることは容易であるが、処
理時間が長いために工業上得策ではない。
また、感温法によって変性オレフィン系重合体を製造す
るには、極性溶媒(一般には、水)中にオレフィン系重
合体、弗素含有モノマーおよび重合開始剤を添加し、高
圧下で100℃以上、望ましくは100〜250℃、好
適には、100〜200℃の温度において処理すること
によって得られる。
るには、極性溶媒(一般には、水)中にオレフィン系重
合体、弗素含有モノマーおよび重合開始剤を添加し、高
圧下で100℃以上、望ましくは100〜250℃、好
適には、100〜200℃の温度において処理すること
によって得られる。
また、処理時間は前記の理市によって溶液法の場合と同
様な範囲で実施される。
様な範囲で実施される。
さらに、溶融法によって変性オレフィン系重合体を製造
するには、一般の合成樹脂の分野において使用゛されて
いる溶融混練機(たとえば、押出機)を用いてオレフィ
ン系重合体、弗素含有上ツマ−および有機過酸化物を溶
融・混練しながら処理させることによって得られる。こ
のさい、混練温度は使われるオレフィン系重合体および
有機過酸化物の種類によって異なるが、使われるオレフ
ィン系重合体の融点以上の温度である。
するには、一般の合成樹脂の分野において使用゛されて
いる溶融混練機(たとえば、押出機)を用いてオレフィ
ン系重合体、弗素含有上ツマ−および有機過酸化物を溶
融・混練しながら処理させることによって得られる。こ
のさい、混練温度は使われるオレフィン系重合体および
有機過酸化物の種類によって異なるが、使われるオレフ
ィン系重合体の融点以上の温度である。
しかし、オレフィン系重合体が分解しない温度である。
これらのことから、エチレンを主成分とする重合体の場
合では、通常120〜270℃であり、プロピレンを主
成分とする重合体の場合では。
合では、通常120〜270℃であり、プロピレンを主
成分とする重合体の場合では。
180〜270℃である。また、エチレンと酢酸ビニル
との共重合体の場合では、通常150〜230℃である
。
との共重合体の場合では、通常150〜230℃である
。
その他の変性方法による変性オレフィン系重合体の製造
には、それぞれ公知の方法を適用すればよい。
には、それぞれ公知の方法を適用すればよい。
[VT] 実施例および比較例
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
。
。
なお、実施例および比較例において、模本性は得られた
変性オレフィン系重合体を熱プレスによってシートを成
形し、得られたシート上の水の接触角によって表わす。
変性オレフィン系重合体を熱プレスによってシートを成
形し、得られたシート上の水の接触角によって表わす。
また、撲油性は上記と同様に゛シートを成形し、得られ
たシート上のn−ヘキサデカンの接触角によって示した
。いずれも、接触角が大きいものほど大きな校本性また
は撲油性を示している。さらに、耐汚染性は熱プレスに
よってシート(厚さ0.1 cm、5X 5cm)を作
り、以下の方法で汚し、汚れの状態を肉眼で観察して下
記のように表わす。
たシート上のn−ヘキサデカンの接触角によって示した
。いずれも、接触角が大きいものほど大きな校本性また
は撲油性を示している。さらに、耐汚染性は熱プレスに
よってシート(厚さ0.1 cm、5X 5cm)を作
り、以下の方法で汚し、汚れの状態を肉眼で観察して下
記のように表わす。
■:汚れていない
0:若干汚れている
△2可成り汚れている
X:著しく汚れている
汚す手順はまずシートと第1表に示される人工汚れ5g
とを300nlのガラス容器に入れ、密栓した後、15
分間激しく振とうし、汚れを付着させた。
とを300nlのガラス容器に入れ、密栓した後、15
分間激しく振とうし、汚れを付着させた。
これをウエザオメーターに100時間放置した。
これを 3回繰り返した。
実施例および比較例において使用したオレフィン系重合
体および弗素含有モノマーの物性、種類などを下記に示
す。
体および弗素含有モノマーの物性、種類などを下記に示
す。
オレフィン系重合体として、MFIが2.0g/10分
であるプロピレンリ1独重合体(以下「PP」と云う)
、密度が0.980g/cm”である高密度ポリエチレ
ンCM、1. 1.Og/10分、以下rPE(1)J
と云う〕。密度が0.850g/crn’である高密ポ
リエチレンCM、1. 1.2g/10分、以下r P
E (2)と云う〕、密度が0.818g/crn’
である低密度ポリエチレン(M、l 7.Og/10
分、以下rPE(3)Jと云う〕、密度が0.920g
/crrfである直鎖状低密度ポリエチレン(M、1.
7.0g/10 分、以下rPE(4)J と云う
〕および密度が0.925g/crn’であるエチレン
と酢酸ビニルとの共重合体(酢酸ビニル含有率 5重量
%、M、1. 0.5g/10 分、以下rEVAJと
云う)を使った。
であるプロピレンリ1独重合体(以下「PP」と云う)
、密度が0.980g/cm”である高密度ポリエチレ
ンCM、1. 1.Og/10分、以下rPE(1)J
と云う〕。密度が0.850g/crn’である高密ポ
リエチレンCM、1. 1.2g/10分、以下r P
E (2)と云う〕、密度が0.818g/crn’
である低密度ポリエチレン(M、l 7.Og/10
分、以下rPE(3)Jと云う〕、密度が0.920g
/crrfである直鎖状低密度ポリエチレン(M、1.
7.0g/10 分、以下rPE(4)J と云う
〕および密度が0.925g/crn’であるエチレン
と酢酸ビニルとの共重合体(酢酸ビニル含有率 5重量
%、M、1. 0.5g/10 分、以下rEVAJと
云う)を使った。
弗素含有モノマーとして、
CH2;CHCOOCH2CH2C8F17〔以下「千
ツマ−(A)」と云う〕およびCH2=CHC0oCH
2CH2C18F37〔以下「モノマー(B)」と云う
〕を用いた。
ツマ−(A)」と云う〕およびCH2=CHC0oCH
2CH2C18F37〔以下「モノマー(B)」と云う
〕を用いた。
実施例 1〜θ、比較例 1〜4
第4表に種類および使用量が示されているオレフィン系
重合体、第2表に使用量が示されているモノマー(A)
、ジー第三級−ブチルパーオキサイドを0.04gおよ
びキシレンを400ccを 11のフラスコ中に入れた
。120℃に加熱し、この温度で撹拌しながら3時間反
応(グラフト重合)を行なった。反応系を放冷させた後
、70℃で真空乾燥させてキシレンを完全に除去した。
重合体、第2表に使用量が示されているモノマー(A)
、ジー第三級−ブチルパーオキサイドを0.04gおよ
びキシレンを400ccを 11のフラスコ中に入れた
。120℃に加熱し、この温度で撹拌しながら3時間反
応(グラフト重合)を行なった。反応系を放冷させた後
、70℃で真空乾燥させてキシレンを完全に除去した。
得られたそれぞれの変性オレフィン系重合体の数量を第
2表に示す。
2表に示す。
以」二のようにして得られた各変性オレフィン系重合体
の撥水性、撥油性および耐汚染性について測定を行なっ
た。それらの結果を第2表に示す。
の撥水性、撥油性および耐汚染性について測定を行なっ
た。それらの結果を第2表に示す。
実施例 7〜11、比較例 5〜14
第3表に種類および使用量が示されるオレフィン系重合
体、第3表に種類および使用量が示されている弗素含有
モノマーならびに1.0重量部のベンツ璽ルバーオキサ
イドをそれぞれヘンシェルミキサーを用いて3分IIト
ライブレンドを行なった。得られた各混合物をベント式
押出機(径 40am)に供給し、樹脂温度が220℃
および平均滞留時間が100秒となるような押出条件で
押出機内で溶融混練を行ない、各変性オレフィン系重合
体を製造した。
体、第3表に種類および使用量が示されている弗素含有
モノマーならびに1.0重量部のベンツ璽ルバーオキサ
イドをそれぞれヘンシェルミキサーを用いて3分IIト
ライブレンドを行なった。得られた各混合物をベント式
押出機(径 40am)に供給し、樹脂温度が220℃
および平均滞留時間が100秒となるような押出条件で
押出機内で溶融混練を行ない、各変性オレフィン系重合
体を製造した。
以にのようにして得られた各変性オレフィン系重合体の
撥水性、撥油性および耐汚染性について測定を行なった
。それらの結果を第3表に示す。
撥水性、撥油性および耐汚染性について測定を行なった
。それらの結果を第3表に示す。
なお、比較例8ないし14は、それぞれグラフト重合(
変性)を行なっていないオレフィン系重合体である。
変性)を行なっていないオレフィン系重合体である。
以りの実施例および比較例の結果から1本発明によって
得られる変性オレフィン系重合体は、撥水性および撥油
性が極めて良好であるばかりでなく、オレフィン系重合
体の欠点である汚染性を大幅に改良していることが明ら
かである。
得られる変性オレフィン系重合体は、撥水性および撥油
性が極めて良好であるばかりでなく、オレフィン系重合
体の欠点である汚染性を大幅に改良していることが明ら
かである。
Claims (1)
- オレフィン系重合体100重量部に対して0.01〜3
0重量部のパーフルオロアルキル基を有するアクリレー
トおよび/またはメタクリレートを重合開始剤の存在下
で50〜300℃の温度で処理させることを特徴とする
変性オレフィン系重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14329084A JPS6123616A (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | 変性オレフイン系重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14329084A JPS6123616A (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | 変性オレフイン系重合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6123616A true JPS6123616A (ja) | 1986-02-01 |
Family
ID=15335286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14329084A Pending JPS6123616A (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | 変性オレフイン系重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6123616A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01289817A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-21 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 含フッ素ポリオレフィンの製造方法 |
JPH03105818A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-02 | Hitachi Ltd | 真空遮断器 |
WO1993011179A1 (en) * | 1991-11-27 | 1993-06-10 | Miller Robert A | Fluorocarbon and ibma grafted polyoxyalkylene copolymer |
US5328794A (en) * | 1989-04-12 | 1994-07-12 | Ricoh Company, Ltd. | Fluorine-containing graft copolymer and toner using the same |
JP2003524026A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-08-12 | バセル テクノロジー カンパニー ベスローテン フェンノートシャップ | フッ素化モノマーで製造されるポリオレフィングラフトコポリマー |
-
1984
- 1984-07-12 JP JP14329084A patent/JPS6123616A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01289817A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-21 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 含フッ素ポリオレフィンの製造方法 |
US5328794A (en) * | 1989-04-12 | 1994-07-12 | Ricoh Company, Ltd. | Fluorine-containing graft copolymer and toner using the same |
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US5362847A (en) * | 1991-11-27 | 1994-11-08 | Karlshamns Ab | Fluorocarbon and IBMA grafted polyoxyalkylene copolymers |
JP2003524026A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-08-12 | バセル テクノロジー カンパニー ベスローテン フェンノートシャップ | フッ素化モノマーで製造されるポリオレフィングラフトコポリマー |
JP4773658B2 (ja) * | 1999-07-30 | 2011-09-14 | バセル テクノロジー カンパニー ビー.ブイ. | フッ素化モノマーで製造されるポリオレフィングラフトコポリマー |
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