JPS6123240B2 - - Google Patents

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JPS6123240B2
JPS6123240B2 JP9014680A JP9014680A JPS6123240B2 JP S6123240 B2 JPS6123240 B2 JP S6123240B2 JP 9014680 A JP9014680 A JP 9014680A JP 9014680 A JP9014680 A JP 9014680A JP S6123240 B2 JPS6123240 B2 JP S6123240B2
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JP
Japan
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water
oil
lubricating oil
glycol
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JP9014680A
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English (en)
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JPS5714696A (en
Inventor
Kazuo Tanaka
Tanejiro Yoshida
Yasuo Iwamya
Takao Yoshida
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Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Oil Co Ltd
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Publication date
Application filed by Maruzen Oil Co Ltd filed Critical Maruzen Oil Co Ltd
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Publication of JPS5714696A publication Critical patent/JPS5714696A/ja
Publication of JPS6123240B2 publication Critical patent/JPS6123240B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性潤滑油に関する。 従来難燃性潤滑剤としては、作動油において水
−グリコール系・リン酸エステル系・エマルジヨ
ン系・脂肪酸エステル系等が知られている。また
切削油におけるエマルジヨン系・ソルブル系およ
びケミカルソリユーシヨン系も難燃性潤滑剤に属
する。 従来潤滑剤を難燃化するには、10%以上の水分
を系内に包含させることによつて可能ならしめて
いる。 また、リン酸エステルや脂肪酸エステル、その
他塩素・フツ素のハロゲンを付加させるかもしく
はハロゲン化化合物を含有せしめることによつて
も難燃化が可能であるが、これらは物質によつて
は引火点を有し消防法上の非危険物とはなり得な
いものもある。引火点を有せず非危険物という考
え方からは有機物中に水を10%以上好ましくは15
%以上包含させることが最も容易な方法であり、
これはすでに知られた方法である。 ただ従来これらの方法は水溶性有機物と水を混
合溶解せしめたり乳化剤を使つて鉱油を水に分散
させたり水を鉱油に分散させたりして作られて来
た。これらの難燃性潤滑剤の最大の問題点は廃水
処理性にある。 難燃性潤滑剤として巻間賞用されている水−グ
リコール系作動油は、水に無制限に溶解するため
に水中に混入した場合、その水全体を処理せねば
ならないし、しかも水−グリコール系に使用され
ている水溶性ポリマーやグリコール類は第1図に
示すように生分解性が悪く、活性炭処理でやつと
目的は達するが非常に高価につく。乳化型作動油
や水溶性切削油などでは、鉱油と水を分散させる
ために、乳化剤が用いられるが各種乳化剤の中で
も非イオン系乳化剤はHLBが確立されているた
め乳化剤として使用しやすく、多くの場合には主
体的に、また一部では補助的に用いられている。 この非イオン系乳化剤が第1図に示すように廃
水処理性の悪い化合物の一つとして有名であり、
その処理方法として種々の手段が講じられている
が有効かつ安価な処理方法は確立されていない。
一部光酸化法などの方法が提晶されているが装置
上高価な設備が必要で一般的ではない。 本発明の潤滑油は系内に水を溶解せしめて難燃
性を与えている点で水−グリコール系作動油と同
種のものに考えられるが廃水処理性などの性能の
面で顕著に相違する。 本発明の潤滑油の特徴は、組成内に一定量の水
分を含み得るがそれ以上の水は系内に含み得ず、
また水にもほとんど溶解しないという点にある。 水に溶解しないという特徴は、顕著な利益を与
える、すなわち一般の水−グリコール系作動無が
無制限に水に溶解するために廃水処理を困難にし
ているのに較べ本発明の潤滑油は水と分離するが
為に仮に多量の廃水中に混入したとしても普通の
鉱油単体と同様容易に分離採取することが可能と
なるからである。また一定量以上の水分は系内に
含み得ず、系外に排出するという特性は例えば、
熱間鉄鋼圧延機やその周辺機器の転動部分に用い
られるギヤ油等の潤滑剤の難燃化に極めて優れた
効果を有する。すなわち、この部分は圧延時多量
の冷却水に常にさらされる為に一般の水−グリコ
ール系のように水を無制限に溶解するものでは、
混入する水分によつて容量が変つたりまた性能が
変動したりして安定なギヤ油とはなり得ない。 切削、研削油においても近年、水溶性切削、研
削油がコスト、非危険物、切削時の発煙防止等の
色々な理由で常用されつつある。しかしこれも前
述したように廃水処理という難点を持つており、
この点での改良が切望されている。 本発明の潤滑油は、切削、研削剤の一性能とし
て必要とされる冷却性を系内に保有する水分によ
つて与えるとともに、一般の水溶性切削、研削油
で難点とされる廃水処理性を前述した方法で容易
にする。 また切削、研削加工はどうしても作業員が作業
箇所周辺で作業する場合が多いが、そのための環
境衛生上耐発煙性が必要とされる。現在の鉱油系
切削、研削油では厳格な意味での耐発煙性をもつ
たものは末だ存在しない。耐発煙性を与える最も
容易な方法は切削、研削油の水溶性化にある訳で
あるが本発明の潤滑油はこの趣旨に沿うものであ
る。 本発明の要旨は、(1)一般式() R1−O−(R2−O−)a−(C2H4O−)bR3−(O−C2H
4
−)c−(O−R2−)dO−R4 (式中、R1,R4は炭素数6〜30の炭化水素
基、R2Oは、オキシプロピレン基および/または
オキシブチレン基、R3はメチレン基またはエチ
レン基、a,b,c,dは正の整数を表わしオキ
シエチレン基とより高級なオキシアルキレン基と
の重量比は10/90〜80/20でかつオキシエチレン
基部分とより高級なオキシアルキレン基部分とは
互にブロツクコポリマーを形成し、平均分子量は
500〜20000の範囲にある。)で表わされるポリオ
キシアルキレングリコールジエーテル、および水
よりなることを特徴とする難燃性潤滑油、および
(2)一般式()で表わされるポリオキシグリコー
ルジエーテル、一般式()R5−O−(C2H4O−)e
H(式中R5は炭素数5〜8の炭化水素基、eは
1または2の数を表わす。)で表わされるグリコ
ールモノエーテル、および水よりなることを特徴
とする難燃性潤滑油に存する。 本発明の潤滑油は組成内に充分な量の水を含有
し得るので難燃性を示す、そしてこの組成内に含
有し得る水の量にはある限度があり、それ以上の
水はたとえ混入したとしても組成内に吸収せずに
系外にそのまま排除するという特徴を有すると共
にこの潤滑油は水には本質的にほとんど溶解しな
いという特徴を有する。そして本発明の潤滑油は
引火点を示さず消防法上の危険物には該当しない
ものである。また比熱が大きく熱伝達係数も大き
いという特性をも有し、更に流動点も低く剪断に
対する抵抗性にも優れている。そして例えば、切
削、研削油として用いた場合に問題となる発煙性
も低くい。この為に本発明の潤滑油は多くの用途
に共通に用いるという利点を有している。すなわ
ち単一の油種を作動油・工業用ギヤ油・切削・研
削油として共通に用いることも出来る。多種類の
用途に単一の油種の潤滑油を用いることは現在産
業界で強く要請されているところであるが、本発
明の潤滑油は例えば作動油ならびに切削・研削油
として、あるいは作動油ならびにギヤ油として共
通に単一の油種を用いることも出来、上述の産業
界の要請にもこたえるものである。 本発明の難燃性潤滑油について更に詳述する。 本発明の難燃性潤滑油を切削油あるいは研削油
として用いる場合は水を含んでいるところから従
来使用している水溶性切削油に属する。既存の水
溶性切削油と同様に例えばフライス・浅穴あけ・
形削り・平削り・旋削・のこぎり加工等の際に使
用できるし、また従来の水不溶性切削油が使用さ
れたブローチ・ネジ切り・歯切り・リーマー・深
穴あけ加工等にも使用でき、また切削剤としても
使用できる。本発明の難燃性潤滑油はまた作動油
として使用することができる。さらに本発明の難
燃性潤滑油はギヤ油として用いて好適である。消
防法上非危険物に属するギヤ油は現在存在しない
が、本発明のものは非危険物に属する。本発明の
難燃性潤滑油は上記以外の用途にも適用しうるも
のである。 製鉄所の溶鉱炉連続鋳造設備、熱間圧延設備等
近傍の潤滑油の内作動油は早くから難燃化が進め
られているが、その他の潤滑油の難燃化はおくれ
ており、本発明はこの難燃化を可能にする。また
この部分ではロール冷却のための冷却水が多量に
かかるため潤滑油中に水が混入してくるので水−
グリコール系作動油のように水を無制限に溶解す
るものにあつては性能の変動が生じる。従つて、
現在使用している鉱油系のように容易に水を分離
し得るものが必要であり本発明品はこれに該当す
る。 本発明の潤滑油の最大の特徴はその中にある一
定限度内の水を含みうるがそれ以上の水は吸収し
ないという特性ならびに水にはほとんど溶解しな
いという特性にある。 従来公知の含水性潤滑油は系内に無制限に水を
吸収しうるものであり且つ水中にも容易に溶解す
るものであつた。このために従来公知の含水性潤
滑油の使用に際しては潤滑油を溶解した排水の処
理が大きな困難を与えると共に水を溶解した潤滑
油の性状がその含水量の変化によつて容易に変動
するという欠点を有していた。 本発明の潤滑油はたとえ常時大量の水と接触し
ていてもその潤滑油の性状に変化をもたらすこと
がなく、そのままくり返し使用が可能であり且つ
水にもほとんど溶解しない為排水処理が容易であ
るという大きな利点を有するものである。 本発明で使用するポリオキシアルキレングリコ
ールジエーテルは次の一般式() R1−O−(R2−O−)a−(C2H4O−)bR3−(O−C2H4
−)c
−(O−R2−)dO−R4 () で表わされる。上式()においてR1,R4は直
鎖もしくは分岐の飽和もしくは不飽和脂肪族・脂
環族または芳香族炭化水素基で、その炭素数は6
〜30、特に好ましくは6〜24のものであり、R1
およびR4は同一でも異つていてもよくその例と
してはヘキシル基・ヘキセニル基・オクチル基・
ノニル基・デシル基・ドデシル基・ヘキサデシル
基・オクタデシル基・オレイル基・ベンジル基・
フエニル基・トリル基・ヘキシルフエニル基・キ
シリル基・シクロヘキシル基・オクチルシクロヘ
キシル基等がある。R2Oはオキシプロピレン基・
オキシブチレン基、またはそれらの混合基を表わ
し、R3はメチレン基またはエチレン基を表わ
す。a,b,c,dは正の整数を表わす。オキシ
エチレン基とより高級なオキシアルキレン基R2O
との重量比は約10/90〜80/20で、特に約20/80
〜60/40のものが好ましい。オキシエチレン基部
分とより高級なオキシアルキレン基部分とは互に
ブロツクコポリマーを形成する必要があるが、オ
キシアルキレン基部分R2Oがオキシプロピレン基
とオキシブチレン基との混合基である場合にはオ
キシプロピレン基部分とオキシブチレン基部分と
はランダムコポリマーでもブロツクコポリマーで
もよい。 また式()の化合物の平均分子量は約500〜
20000であるが、特に約500〜10000のものが好ま
しい。式()の化合物は例えば特開昭48−
22198号、特公昭49−15185号に記載の方法を利用
して製造することができる。すなわちR1OHのア
ルコールまたはフェノールにプロピレンオキシド
および/またはブチレンオキシドを付加重合し、
次にエチレンオキシドを付加重合してポリオキシ
アルキレングリコールモノエーテルを得、これに
ナトリウムアルコキシドを加えて不活性ガス中80
〜150℃で加熱混合し、生成物に二ハロゲン化メ
チレンまたは二ハロゲンエチレンを除々に添加し
て反応させる方法によつて調整できるし、また
R1OHのアルコールまたはフエノールにプロピレ
ンオキシドおよび/またはブチレンオキシドを付
加重合し、次にエチレンオキシドを付加重合し、
次にプロピレンオキシドおよび/またはブチレン
オキシドを付加重合してポリオキシアルキレング
リコールモノエーテルを得、末端OH基をエーテ
ル化する方法によつても調整できる。 本発明による難燃性潤滑油の基本組成(A)は上記
式()のポリオキシアルキレングリコールジエ
ーテル90〜20重量%と水10〜80重量%とよりな
る。この組成物は一定量の水を保有し得るが、そ
れ以上の水分が混入しても系外に排除するという
特性を有している。ここで上式()における炭
化水素基R1,R4の炭素数が6より小さくなると
水溶性が強くなり組成物自体が水に溶け易くな
り、炭素数が30より多くなると組成物の水保存性
が失なわれてくる。基R1,R4のいずれかもしく
は両方が水素である化合物は乳化剤があるため本
発明の潤滑油には適さない。上記式()の化合
物はオキシエチレン単位部分の両端により高級な
オキシアルキレン単位部分が配置するブロツクコ
ポリマーで、いわゆる逆プルロニツクタイプのポ
リオキシアルキレングリコールジエーテルであ
り、この構造が本発明による潤滑油の最大の特性
である飽和水分量を一定限度内に抑える特性を与
える。またここでオキシエチレン基とオキシアル
キレン基R2Oとの比を限定しているのは、その比
が10/90より小さくなると飽和水分量が極端に少
なくなり、また80/20より大きくなると水溶性が
大となりすぎるからである。 また式()の化合物は分子量が約500よりも
小さくなると蒸発し易くなるし、組成物の粘度が
高くなりすぎて循環作業時に支障をきたす。 また式()のポリオキシアルキレングリコー
ルジエーテルの配合量が少なくなりすぎると飽和
水分量を一定限度内に抑える特性が阻害され、ま
た潤滑性(粘性)が低下するし、水の配合量が少
なくなりすぎると難燃性がそこなわれる。 本発明による難燃性潤滑油の第2の基本組成(B)
は、次の一般式() R5−O−(C2H4O−)eH () (式中R5は炭素数5〜8の直鎖または分岐の
飽和もしくは不飽和脂肪族・脂環族または芳香族
炭化水素基、例えばヘキシル基・ヘプチル基・オ
クチル基・オクテニル基・ベンジル基・ドリル
基・キシリル基・シクロヘキシル基等を表わし、
eは1または2の数を表わす。)で表わされるグ
リコールモノエーテル(これらのグリコールモノ
エーテルは例えば昭和42年4月5日槙書店発行の
「溶剤便覧」366〜379頁、“ビユレテイン オブ
ザ ケミカル ソサイテイ オブ ジヤパン”
(BULLETIN OF THE CHEMICAL SOCIETY
OF JAPAN)誌51巻6号1599頁(1978年)等に
記載されている。)と式()のポリオキシアル
キレングリコールジエーテルと水との混合物より
なりこの基本組成(B)が潤滑油の種類によつては実
用上有用となる。式()の炭化水素基R5は炭
素数が5よりも小さくなると水溶性となり、炭素
数が8より大きくなると水保有性が失なわれてく
る。 この基本組成(B)において、配合割合はポリオキ
シアルキレングリコールジエーテルとグリコール
モノエーテルとの合計量約90〜20重量%、水約10
〜80重量%よりなるが、好ましくはポリオキシア
ルキレングリコールジエーテル45〜10重量%、グ
リコールモノエーテル45〜10重量%、水10〜80重
量%からなるものである。この混合物においてポ
リオキシアルキレングリコールジエーテルおよび
グリコールモノエーテルの配合量が少なすぎると
飽和水分量を一定限度内に抑える特性が阻害さ
れ、また粘性が低下すること、水の配合量が少な
くなりすぎると難燃性が損なわれることは、基本
組成(A)の場合と同様である。 本発明による難燃性潤滑油は、基本組成(A)また
は(B)のみからなるものでも充分使用できるが、更
に必要に応じて他の増粘剤、希釈剤・添加剤など
を配合することができる。 増粘剤あるいは希釈剤として適当な一例は従来
慣用の作動油やブレーキ油に配合されているポリ
オキシアルキレン系化合物である。その例として
はポリオキシプロピレングリコール、そのモノエ
ーテルもしくはジエーテル;ポリ(オキシエチレ
ン−オキシプロピレン)グリコールコポリマー、
そのモノエーテルもしくはジエーテル;ポリ(オ
キシエチレン−オキシブチレン)グリコールコポ
リマー、そのモノエーテルもしくはジエーテル;
ポリオキシプロピレントリオール、ポリ(オキシ
エチレン−オキシプロピレン)トリオール、ソル
ビトール等の多価アルコールに対してプロピレン
オキシドもしくはプロピレンオキシドとエチレン
オキシドとの混合アルキレンオキシド付加重合さ
せたもの等である。これらポリオキシアルキレン
系化合物はメタノール・エタノール等の1価アル
コール・エチレングリコール・プロピレングリコ
ール・グリセリン・ソルビトール等の多価アルコ
ール・フエノール類・アミン類など活性水素を有
する化合物にプロピレンオキシドおよび/または
ブチレンオキシド、あるいはこれらアルキレンオ
キシドとエチレンオキシドとの混合物を付加重合
させて製造され、末端OH基は必要に応じてエー
テル化される。これらポリオキシアルキレン系化
合物を本発明による難燃性潤滑油に配合する場合
は水不溶性のものを使用することが排水処理の点
で特に有利であり、そのためには上記コポリマー
においてオキシエチレン基部分とオキシプロピレ
ン基部分および/またはオキシブチレン基部分と
の重量比は約50/50以下のものが適する。このコ
ポリマーはランダムコポリマーでもブロツクコポ
リマーでもよい。またこれらポリオキシアルキレ
ン系化合物を増粘剤あるいは増量剤として配合す
る場合、分子量が約500以上、特に約1000〜50000
のものが好ましい。本発明潤滑油の特徴である一
定限度内の水保有性および難燃性を損なわないた
めには、これらの増粘剤あるいは増量剤・希釈剤
の配合量は上述基本組成(A)または(B)の混合物にお
いて約50重量%以下が適当である。 本発明の潤滑油には通常の潤滑剤・酸化防止
剤・防錆剤・防食剤・消泡剤・流動点降下剤・粘
度指数向上剤などの添加剤を必要に応じて添加す
ることができる。潤滑剤は本発明組成物に溶解す
るものならばいずれでも使用でき、その例として
はパルミチン酸・ステアリン酸・オレイン酸など
の脂肪酸類・ラードオイル・オリーブ油・ヒマシ
油・ナタネ油などの油脂類・高級アルコール類・
高級脂肪酸エステル類・鉱油潤滑油・合成潤滑
油・トリクレジルホスフエート・トリキシレニル
ホスフェート・リン酸モノオクチル・リン酸ジオ
クチル・リン酸トリオクチル・亜リン酸トリオク
チル・チオリン酸トリオクチル・チオリン酸トリ
クレジルのようなリン酸エステル・亜リン酸エス
テル・チオリン酸エステル類のリン系添加剤、こ
れらリン系添加剤の残留OH基をアミン類で中和
したリン系エステルアミン塩類・ジオクチルポリ
サルフアイド・テルペン硫化物などの炭化水素硫
化物類・テルペンやC5〜20不飽和炭化水素と硫
化リン(P2S5,P2S4など)との反応生成物である
イオウーリン系添加剤・ジアルキルジチオリン酸
亜鉛類・塩素化パラフインなどの塩素化炭化水素
系添加剤・硫化油脂・硫化鉱油などの硫化物系添
加剤・ダイマー酸アミドなどの脂肪酸アミド類・
オレイン酸アミン・オレイン酸カリウム・ステア
リン酸アルミニウム・ナフテン酸銅・ステアリン
酸鉛などの脂肪酸石けん類・二硫化モリプデンや
グラフアイトなどの固体潤滑剤(これは溶解せず
分散する。ギヤ油・切削油に使用される。)・脂肪
酸に塩化硫横を結合させた硫塩化物系添加剤など
がある。作動油・ギヤ油に特に適する潤滑剤(油
性向上剤・摩耗防止剤・極圧剤)は上記のうち脂
肪酸類・脂肪酸石けん類・イオウ系添加剤・リン
系添加剤・イオウーリン系添加剤・亜鉛系添加
剤・油脂類であり、切削油に特に適する添加剤は
上記のうちイオウ系添加剤・塩化物系添加剤・脂
肪酸類・油脂類・脂肪酸石けん類・リン系添加剤
である。防錆剤・防食剤も本発明組成物に溶解す
るものならばいずれでもよく、その例としてはア
ビエチン酸等のロジン類・エタノールアミン類・
ベンゾチアゾール類・ベンゾトリアゾール類・ア
ミン類・アミド類・ナフテン酸鉛やステアリン酸
アルミニウム等のカルボン酸石けん類・スルホン
酸カルシウム・スルホン酸バリウム等のスルホン
酸石けん類・スルホネート類・ナフテネート類・
アルケニルコハク酸類・ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル類・ポリオキシアルキレンアルキ
ルフエノールエーテル類・ソルビタン脂肪酸エス
テル類・ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸
エステル類・ポリオキシアルキレンエステル類の
ような非イオン界面活性剤などがある。酸化防止
剤の例としてはメチレン−4.4−ビス(2.6−ジタ
−シヤリ−ブチルフエノール)などのビスフエノ
ール類・ジタ−シヤリ−ブチルクレゾールなどの
アルキルフエノール類・ナフチルアミン類・ジン
クジアリルジチオホスフエート類などがある。消
泡剤の例としてはシリコン系消泡剤・ポリメチル
メタクリレート系消泡剤などがある。潤滑剤の添
加量は通常約1〜30重量%、特に約1〜15重量%
程度、防錆・防食剤の添加量は約1〜15重量%程
度、酸化防止剤および消泡剤の添加量はそれぞれ
約0.001〜1重量%程度である。 以下実施例によつて、本発明の潤滑油の特性を
具体的に説明するが、これらは例示の目的で記載
するものであつてこれらによつて本発明が限定さ
れるものではない。 以下の実施例においてEOはオキシエチレン
基、POはオキシプロピレン基、またはBOはオキ
シブチレン基を表わす。以下の実施例で使用した
ポリオキシアルキレングリコールジエーテルは後
述の参考例にその調製法を記載した。尚、%は特
記しない限り重量%である。 実施例 1 式〔RO(PO)o(EO)n−〕2CH2(Rは2−エチ
ルヘキシル基、m,nは整数、EO/POの重量比
40/60平均分子量1000のブロツクコポリマー)の
ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)グリ
コールジオクチルエーテル45%、水45%、塩素化
油脂(Cl含量36%)3%、硫化鯨油(S含量10
%)3%、ナタネ油4%からなる難燃性切削油は
比重15/4℃0.998比熱0.75cal/deg・g(20
℃)引火点は示さず、粘度cs/40℃26の性状を示
し、これは舞いツール工具(切羽1枚のみを有す
るホブ盤加工評価のための試験機)による試験結
果で比較油とした鉱油系市販切削油A(JIS2種6
号相当油)鉱油系市販切削油B(JIS1種4号相当
油)、水溶性市販切削油C(JISW2種2号相当
油)と比較の結果同等もしくはそれ以上の結果を
得た。
【表】 また廃水処理性については、鉱油系と同様、水
の上に浮遊するためそれを除くことによつて廃水
中のCODを5ppm以下とすることが出来たが、水
溶性市販切削油C20倍水希釈液にあつてはポリ塩
化アルミ・NaOHおよび高分子凝集剤の処理を施
こしても廃水中のCODは70ppmを示した。 また舞いツールでの実験中鉱油系市販切削油
A・鉱油系市販切削油Bにあつては、はなはだし
い発煙が認められたが、本実施例の切削油と水溶
性市販切削油Cにあつてはほとんど発煙は認めら
れなかつた。 実施例 2 式〔RO(PO)o(EO)n−〕2CH2(Rは2−エチ
ルヘキシル基、m,nは整数、EO/POの重量比
40/60平均分子量20000のブロツクコポリマー)
のポリオキシアルキレングリコールジアルキルエ
ーテル5%、式〔RO(PO)o(EO)n−〕2CH2(R
は2エチルヘキシル基、m,nは整数EO/POの
重量比20/80、平均分子量2500のブロツクコポリ
マー)のポリオキシアルキレングリコールジオク
チルエーテル15%、ジエチレングリコールモノヘ
キシルエーテル(東京化成工業株式会社製)34
%、水38.9%、オレイン酸のダイマー酸アミド5
%、ベンゾトリアゾール0.1%、ジイソプロピル
アンモニウムナイトライト2%からなる難燃性作
動油は引火点は示さず比重15/4℃0.999、比熱
0.73cal/deg.g(20℃)、粘度cs/40℃37、流動
点−20℃以下の性状を示し、ASTM−D−2603T
に規定する超音波剪断安定性試験(振動数
10KC、試験時間30分)でも粘度低下を示さず
ASTM−D−2882−70Tに規定するベーンポンプ
(V−104C)試験140Kg/cm2、1200rpm、100hr後
のカムリングとベーンの合計摩耗量は100mg、比
較のために実施した市販水−グリコール系Aは同
条件で40mg、市販水−グリコール系Bは同条件で
1000mgを示した。また水に市販水−グリコール系
Aが1000ppm混入した場合は水に溶解してCOD
は650ppmを示し、市販水−グリコール系Bが
1000ppm混入した場合も水に溶解してCODは
720ppmを示したが本実施例の作動油が1000ppm
混入した時は水の上部に浮きそれを分離排除した
後の廃水のCODは5ppm以下であつた。 実施例 3 式〔RO(PO)o(EO)n−〕2CH2(Rはドデシル
基、m,nは整数、EO/POの重量比40/60、平
均分子量2000のブロツクコーポリマー)のポリ
(オキシエチレン−オキシプロピレン)グリコー
ルジドデシルエーテル59.5%、水30%、SP系パ
ツケージタイプ極圧添加剤(オレフイン・ポリサ
ルフアイド,リン酸エステル+防食剤、S含量25
%、P含量1.3%、N含量0.7%)5%、ダイマー
酸アミド5%、Ba−スルホネート0.5%の組成物
は、JISK2219に規定する工業用ギヤ油2種8号
に相当し粘度100℃32CS、粘度指数120、流動点
−20℃以下、比熱0.70cal/deg・g(20℃)、そ
の他の特殊性状は表2に示すようにU.S.ステイ
ール社の規格(重荷重用)に合格し引火点は示さ
ず消防法上非危険物に属する。また水に混入した
場合の廃水処理性は実施例1、2と同様である。
【表】 実施例 4 式〔RO(PO)o(EO)n−〕2CH2(Rは2−エチ
ルヘキシル基、m,nは整数、EO/POの重量比
75/25、平均分子量1700のブロツクコポリマー)
のポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)グ
リコールジオクチルエーテル56%、水30%、塩素
化油脂3%、硫化鯨油3%、ラード油8%からな
る難燃性切削油は、比重15/4℃1.01、比熱
0.70cal/deg・g(20℃)、引火点は示さず、粘
度CS/40℃46の性状を示し、表3に示す旋盤テ
ストにおいて鉱油系市販切削油A(JIS2種6号相
当油)と比較した場合同等もしくはそれ以上の結
果を得ると共に、旋盤テスト中比較油である鉱油
系市販切削油Aにあつては、はなはだしい発煙が
認められたが、本実施例の切削油はほとんど発煙
は示さず、良好なアンテイヒユーム性を示した。
【表】 実施例 5 式〔RO(PO)o(EO)n−〕2C2H2(Rは平均炭素
数24の直鎖アルキル基、m,nは整数、EO/PO
の重量比40/60、平均分子量20000のブロツクコ
ポリマー)のポリオキシアルキレングリコールジ
アルキルエーテル10%、式〔RO(PO)o(EO)n
−〕2CH2(RはP−オクチルフエニル基、m,n
は整数、EO/POの重量比10/90、平均分子量
1000)のポリオキシアルキレングリコールジエー
テル30%、ジエチレングリコールモノヘキシルエ
ーテル32%、水20.9%、ダイマー酸アミド5%、
ベンゾトリアゾール0.1%、ジイソプロピルアン
モニウムナイトライト2%からなる難燃性作動油
は引火点を示さず、ASTM−D−2882−70Tに規
定するベーンポンプ(V−104c)試験140Kg/cm2
1200rpm、100hr後のカムリングとベーンの合計
摩耗量は70mgで比較のために実施した市販水−グ
リコール系作動油と同等もしくはそれ以上の成積
を得た。 実施例 6 式〔RO(BO)o(EO)n−〕2CH2(Rは2エチル
ヘキシル基、m,nは整数、EO/BOの重量比
40/60、平均分子量2500のブロツクコポリマー)
のポリオキシアルキレングリコールジオクチルエ
ーテル59.5%、水30%、SP系パツケージタイプ
極圧添加剤5%、ダイマー酸アミド5%、Ba−
スルホネート0.5%の組成物は、JISK2219に規定
する工業用ギヤ油2種8号に相当し引火点を示さ
ず消防法上非危険物に属し、また水に混入した場
合の廃水処理性は他の実施例と同様である。 実施例 7 本発明の潤滑油の主要な構成成分である一般式
〔RO(PO)o(EO)n−〕2CH2(式中Rは表4に示す
炭化水素基、n,mは整数を表わす。次表中
EO/POはオキシエチレン基とオキシプロピレン
基との重量比を表わし、は平均分子量を表わ
す。)で表わされるブロツクコポリマー型ポリオ
キシアルキレングリコールジエーテルについて25
℃における水との溶解度を測定したところ次表4
の通りであつた。
【表】 また表4中No.3のジエーテルとジエチレングリ
コールモノヘキシルエーテルとの等重量混合物は
25℃において水への溶解度1.5%以下、該混合物
に対する水の溶解度50%であつた。 また式〔RO(BO)o(EO)n−〕2CH2(式中Rは
オクチル基、n,mは整数、EO/BOの重量比
40/60、平均分子量2400である。)のジエーテル
(No.8)は25℃において水への溶解度0.5%以下、
水の溶解度60%であつた。 また式〔RO(PO)o(EO)n−〕2C2H4(式中Rは
オクチル基、n,mは整数、EO/POの重量比
40/60、平均分子量2400である。)のジエーテル
(No.9)は25℃において水への溶解度0.5%以下、
水の溶解度70%であつた。 参考例 1 実施例1で使用したポリオキシアルキレングリ
コールジエーテルの調製: 2−エチルヘキサノール100部を気密容器に入
れ、窒素ガスで置換し、苛性カリ5部とともにプ
ロピレンオキシドを圧入し、110〜140℃で2時間
重合させ、次いでプロピレンオキシドを排出し、
苛性カリ3部とともにエチレンオキシドを圧入
し、110〜140℃で1時間重合させた。このように
して得られたポリオキシアルキレングリコールモ
ノエーテルのブロツクコポリマー100部にブロツ
クコポリマー1モルにつき1.05モルのナトリウム
メトキシドを加え、窒素ガス中130℃、20mmHgの
条件下に脱メタレールを行なつた。5時間反応後
ブロツクコポリマー1モルにつき0.60モルの二塩
化メチレンを3時間を要して圧入し、120〜140℃
で3時間加熱を続けた。反応後溶剤n−ヘキサン
を加え、n−ヘキサン層を分取し、脱溶剤してポ
リオキシアルキレングリコールジエーテルを得
た。 参考例 2 実施例2、3および4で用いたポリオキシアル
キレングリコールジエーテル、および実施例7
の表4に記載のポリオキシアルキレングリコー
ルジエーテルの調製: 参考例1と同様にして(重合時間は調節す
る。)ポリオキシアルキレングリコールジエーテ
ルを調製した。ただし実施例3で使用したポリオ
キシアルキレングリコールジエーテルは参考例1
における2−エチルヘキサノールの代りに1−ド
デカノールを用い、実施例7の表4中No.5のポリ
オキシアルキレングリコールジエーテルは参考例
1における2−エチルヘキサノールの代りに1−
テトラコサノールを用い、実施例7の表4中No.6
のポリオキシアルキレングリコールジエーテルは
参考例1における2−エチルヘキサノールの代り
にp−オクチルフエノールを用いた。 参考例 3 実施例5で用いたポリオキシアルキレングリコ
ールジ(p−オクチルフエニルエーテル)の調
製: 2−エチルヘキサノールの代りにp−オクチル
フエノールを用いた以外参考例1と同様にして
(重合時間は調節する。)調製した。 参考例 4 実施例5で用いたポリオキシアルキレングリコ
ールジアルキルエーテルの調製: 平均炭素数24の直鎖アルコール100部を気密容
器に入れ、窒素ガスで置換し、苛性カリ10部とと
もにプロピレンオキシドを圧入し、110〜140℃で
24時間重合させ、次いでプロピレンオキシドをを
排出し、苛性カリ5部とともにエチレンオキシド
を圧入し、110〜140℃で24時間重合させ、エチレ
ンオキシドおよび苛性カリを除去し、そして新し
い苛性カリ10部とともにプロピレンオキシドを圧
入し、110〜140℃で24時間重合させた。得られた
ポリオキシアルキレングリコールモノエーテルの
ブロツクコポリマー100部にブロツクコポリマー
1モルにつき1.05モルのナトリウムメトキシドを
加え、窒素ガス中130℃、20mmHgの条件下に脱メ
タノールを行なつた。6時間反応後テトラコシル
クロライド6部を加え、130℃で5時間反応させ
た。反応後生成物に溶剤n−ヘキサンを加え、n
−ヘキサン層を分取し、脱溶剤してポリオキシア
ルキレングリコールジエーテルを得た。 参考例 5 実施例6および実施例7のNo.8で用いたポリ
(オキシブチレン−オキシエチレン)グリコー
ルジエーテルの調製: プロピレンオキシドの代りにブチレンオキシド
(1,2−ブチレンオキシドと2,3−ブチレン
オキシドの混合比80:20)を用いた以外参考例1
と同様にして(重合時間は調節する。)ポリオキ
シアルキレングリコールジエーテルを調製した。 参考例 6 実施例7のNo.9で用いた式〔RO(PO−)o−(
EO)n−〕2C2H4(式中Rはオクチル基)のポリ
オキシアルキレングリコールジエーテルの調
製: 1−テトラコサノールの代りに2−エチルヘキ
サノールを用いかつテトラコシルクロライドの代
りに2−エチルヘキシルクロライドを用いた以外
参考例4と同様にして(重合時間は調節する。)
ポリオキシアルキレングリコールジエーテルを調
製した。
【図面の簡単な説明】
第1図は界面活性剤の生分解性と生物処理性と
の関係を示す図であり、縦軸は生分解性を
BOD/ThODで表わしたものであり、横軸は生分
解性0.6以上のものを易とし、0.6〜0.2のものをや
や可としそして0.2以下のものを難として生物処
理性を示したものである。 A……石けん、B……高級アルコールサルフエ
ート、C……高級アルコールエーテルサルフエー
ト、D……ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、E……ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、F……直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩、G……ポリオキシエチレンアシルエステル、
H……アルキルベンゼンスルホン酸塩、I……ポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテル、J
……アルキルナフタレンスルホネート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 R1−O−(R2−O−)a−(C2H4O−)bR3−(O−C2H
    4
    −)c−(O−R2−)dO−R4 (式中、R1,R4は炭素数6〜30の炭化水素
    基、R2Oは、オキシプロピレン基および/または
    オキシブチレン基、R3はメチレン基またはエチ
    レン基、a,b,c,dは正の整数を表わしオキ
    シエチレン基とより高級なオキシアルキレン基と
    の重量比は10/90〜80/20でかつオキシエチレン
    基部分とより高級なオキシアルキレン基部分とは
    互にブロツクコポリマーを形成し、平均分子量は
    500〜20000の範囲にある。)で表わされるポリオ
    キシアルキレングリコールジエーテル、および水
    よりなることを特徴とする難燃性潤滑油。 2 一般式 R1−O−(R2−O−)a−(C2H4O−)bR3−(O−C2H
    4
    −)c−(O−R2−)dO−R4 (式中、R1,R4は炭素数6〜30の炭化水素
    基、R2Oは、オキシプロピレン基および/または
    オキシブチレン基、R3はメチレン基またはエチ
    レン基、a,b,c,dは正の整数を表わしオキ
    シエチレン基とより高級なオキシアルキレン基と
    の重量比は10/90〜80/20でかつオキシエチレン
    基部分とより高級なオキシアルキレン基部分とは
    互にブロツクコポリマーを形成し、平均分子量は
    500〜20000の範囲にある。)で表わされるポリオ
    キシアルキレングリコールジエーテル、一般式
    R5−O−(C2H4O−)e−H(式中R5は炭素数5〜8
    の炭化水素基、eは1または2の数を表わす。)
    で表わされるグリコールモノエーテル、および水
    よりなることを特徴とする難燃性潤滑油。
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