JPS61231086A - コ−クス炉炭化室付着カ−ボンの自動燃焼除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はコークス炉炭化室の内部に付着するカーボンの
自動燃焼除去方法に関する。

（従来の技術） コークス炉炭化室の各部には、石炭乾留時にカーボンが
固く付着する。炉壁面に付着するカーがンは、放置すれ
ばコークスの押し出しを困難にさ　　・せる外、炭化室
の有効容積の減少、炉壁の熱伝導基低下等の原因となる
ので定期的な除去作業が必要である。又炭化室上面（天
井面）及び炉壁面上部に付着するカーがンは放置すれば
、石炭装入時の均しくし、ベリング）を困難にさせる為
、やはシ定期的な除去作業が必要である。又上昇管基部
や上昇管立管部に付着するカーボンは、放置すれば発生
ガスの流出を困難にさせる為定期的な除去作業が必要で
ある。従って、従来よシ これ等のカーがンの除去法として、炉壁面に付着するカ
ーボンについては例えば特公昭６０−２３４８号公報に
記載のように先端の尖っ念長さ５〜６ｍのヤリ状の治具
を用い、炉上から人力で突き落としているのが一般的な
方法である。しかしこの方法では、カーゲン層が炉壁か
ら完全に剥離してしまい、カーボンの有する炉壁目地部
のシール機能が損われるという基本的な欠点に加えて、
゛高熱重筋労働である事や、この突き落とし作業中に生
産作業がストラグする等の欠点がある。炭化室上面（天
井面）及び炉壁面上部に付着するカーボンについては、
炉上からは死角となるので、突き落しが困難である。ま
た、この作業に替わる方法として押し出し１時間前項か
ら装入口及び上昇管を開放して自然通風で空気を導入し
て燃焼除去しているのが従来の方法である。しかし押し
出し前１時間でＦｉまだコークス炉ガスは３〜５　Ｎｍ
”　／　ＨｒＣｏｏｔｔ（ａｔ　４８００　ｋａｉ／Ｎ
ｍ”　）発生しており、導入シタ空気と共に上昇管から
放出する事になり、非経済的となっている。又空気を導
入する装入口部は冷却され、スＩ−リング等による損傷
をまねいている。

さらに上昇管基部や上昇管立管に付着するカーボンにつ
いては、上記装入口からの導入空気による燃焼法の他に
コークス押し出し前に、均し小蓋を開放して空気を導入
燃焼させる他、核部又は上昇管立管上部よシ機械的に突
き落とす等を行なっているが、いずれもこの間、発生し
ているコークス炉ガスを放出させている。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、従来法の欠点である硝業等のような付着カー
ボンの完全剥離による炉壁損傷と目地部の損傷に伴うシ
ール性能の低下、生産性の阻害あるいは高熱悪環境下の
作業の解消を図シ、また、付着カーボンの除去に際して
ガス回収率および室温低下を招くことがない。また、各
炭化室毎の付着カーがン量に応じた燃焼除去を行なうこ
とのできる極めて効果的な付着カーボン除去方法の提供
にある。

（問題点を解決するための手段） 即ち本発明の要旨とするところは複数の炭化室を適宜間
隔でもって装入と乾留およびコークス排出を繰り返すコ
ークス炉において、該炭化室群の任意の炭化室を排出の
際に、排出押出機の押し出し電流値を測定し、あらかじ
め設定し次基準電流値と比較判別して、当該炭化室壁面
に付着しているカーボン総量を把握し、これに応じて炭
化室内に挿入した噴射ノズルを介して酸素を含む気体を
噴射することを特徴としたコークス炉炭化室付着カーが
ンの自動燃焼除去方法である。以下本発明の付着カーボ
ンの自動燃焼除去方法について詳細に述べる。

本発明者等は、コークス炭化室の乾留履歴による付着カ
ーボンの量と押し出し喪の押圧電流値について一定の関
係があシ、この電流値に応じて該炭化室内の付着カーボ
ンの燃焼除去を行なうと炉壁、目地等の損傷を招くこと
なく最も好ましい状態に除去できることを知見し得た。

コークス炉の押出電流がカーがンの付着状況を明示して
いる例を第２図に示す。この例ではカーボンを燃焼除去
（除去量１５３ｋｇ）Ｌ７’ｈ後３３サイクルでもとの
押出電流即ち、燃焼除去前のカーがン付着状況に復して
いる。従って例えば各窯毎について炉壁付着カーボンを
完全に燃焼除去させ、その時の燃焼カーボンｆｋ（例と
して目視あるいは排気量及び排気中の（ＣＯ□〕濃度を
測定する事によシ求まる）即ち付着カーボン量と、その
直後の押出電流を測定しておけば、各窯毎の押出電流か
ら付着カーボン量を推定する事が可能である。その方法
の一例は次の様々簡易式によシ求めることができる。

Ｗ＝Ｗ×−ｋｌ　　　　　　　　・・・・・（１）ｅｆ
３　　１゜ 但し、Ｗ、　ｗａ推定付着カー？ン量〔ゆ〕Ｗ０ｗ＝燃
焼除去したカーボン量［”ｋｌＦ］Ｘｅ日押出電流値（
Ａ〕 ｆ！−火落ち〜押出までの置時間補正係数■。寓燃焼除
去直後の押出電流値（Ａ）この（１）式における押出電
流値は、押出中の平均電流値を用いるか、あるいは炭化
室の長手方向の特定部位の電流値を用いればよい。

この様にして得られ次電流値をあらかじめ設定した基準
電流値と比較判別して該炭化室に付着しているカーボン
量の総量を把握し、該付着量が所定管理値を超える際に
は当該炭化室の上面もしくけ側面の一部を外気に開放し
少なくとも１箇の噴射ノズルを挿入して高流速の酸素を
含有した例えば空気るるいは酸素か、酸素との混合気体
を噴射して該炭化室内を旋回しつつ燃焼除去する。この
噴射手段についても単に１箇の噴射ノズルを挿入して全
体を除去するか、るるいは、前記の炭化室毎の付着カー
？ン量の把握によってこれに対応して複数の噴射ノズル
を挿入して噴射気体量、噴射時間、気体中の酸素濃度の
いずれか、又はいずれかの組合せ等によシ燃焼除去する
。

次に、本発明によるカーデン自動燃焼除去方法について
一実施例に基づいてさらに詳述する。

第１図は、本発明の一実施態様例を示す機器の配列を示
す図である。図において１は押出機、２は押出電流計、
３は押出ラムヘッド、４は押出電流値のデータ送信器、
５は地上側送受信器、６はプロセスコンビエータ−１７
は装入車、８は装入車側送受信器、９はマイコン、１０
は各ヘッダー毎送風量制御弁、１１は各ヘッダー毎の気
体流量計、１２は各ヘッダーに連通した噴射ノズル、１
３はノズルであシ１４は炭化室である。

当該炭化室１４のコークスを押出すと同時に押出機１の
電流計２によシ得られる押出ラムヘッドの電流値をデー
ター送信器４によシ送信してグロセスコンビエーター６
に設定された基準値と比較判別し、この差に基づいて該
炭化室１４の付着カーーン量を把握する。この後、装入
車７に載置した装入車側送受信器８とマイコン９０指令
に基づいて炭化室１４内に挿入された噴射ノズル１２に
必要々酸素含有気体を制御弁１０、流量計１１を介して
設定噴射して付着したカー？ンを燃焼除去する。

（実施例） 第３図は本発明によるカーＩン除去方法を炉高４ｍのコ
ークス炉に毎サイクル７０　Ｎｍ３／ｆｎｉｎ　Ｘ　１
．５ｍ１ｎの空気量をペースとして炭化室毎の押出電流
値に基づいて増減して高流速で噴射することを３０サイ
クル繰り返えし九個である。３０ｆイクルカーがン除去
をしなかっ、た比較炭化室の押出電流が上昇しているの
に対して当該窯は一定の押出電流を維持しておシ、目視
においてもカーざンの成長は認められなかった。又、当
該窯の装入の際の煙突におけるリンゲルマン濃度も通常
値（０〜０．２）を維持しておシ炉体の状況は良好でｂ
つ九０（発明の効果） 以上述九如く、本発明によるカーゲン自動燃焼除去方法
を適用することによシ、炭火室の炉壁、目地等の損傷が
なく、しかも生産阻害、高熱悪環境下での作業が解消で
きる。また、各炭化室の付着カーデン量に応じた燃焼除
去を正確簡単に行なえることがら炉壁目地の保全状態が
よく且つ、付着カーデンの除去能率も極めて高い等の優
れ次付着カーボンの自動燃焼除去方法である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による付着カーダンの自動燃焼除去方
法の一実施態様例の断面図、第２図は、炭化室の付着カ
ーダンによる押出電流値の推移を示す図、第３図は、本
発明方法の効果の例を示す図でアシ装排出サイクルと押
出電流指数、リンゲルセン濃度指数の関係を示す図であ
る。 １：押出機　　　　　　２：押出電流計３：押出ラムヘ
ッド ４：押出電流値のデータ送信器 ５　：地上側送受信器　　　６：ｆロセスコンピュータ
ー７：装入車　　　　　　８：装入車側送受信器９：マ
イコン　　　　　１０：送風量制御弁１１：気体流量計
　　　　１２：噴射ノズル１３：ノズル　　　　　　１
４：炭化室。 岸田正行１−７ ヨ１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の炭化室を適宜間隔でもって装入と乾留およびコー
   クス排出を繰り返すコークス炉において、該炭化室群の
   任意の炭化室を排出の際に、排出押出機の押し出し電流
   値を測定し、あらかじめ設定した基準電流値と比較判別
   して、当該炭化室壁面に付着しているカーボン総量を把
   握し、これに応じて炭化室内に挿入した噴射ノズルを介
   して酸素を含む気体を噴射することを特徴としたコーク
   ス炉炭化室付着カーボンの自動燃焼除去方法。