JPS608387A - コ−クス炉炭化室内煉瓦面の保護とカ−ボン附着の防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコークス炉炭化室内煉瓦面のカーボン耐着の
防止と耐着カーボンの除去方法及びその装置に関する。

その目的とするところは、炭化室内煉瓦面を気密保護す
ると共に、遊離カーボンが附着しにくい構造とし、また
附着カーボンを除去しゃすくして、乾留コークスの押出
し作業並びに炭化室内のガスの流通を円滑にして、阻害
することが生じないようにすることにある。

コークス炉の炭化室内は、装入石炭を加熱乾留してコー
クスとする過程で大量のガスを発生し、このガスは上昇
管、ドライメーンを経て炭化室よシ流出するが、ガス中
の炭化水素類は赤熱コークス及び加熱された炭化室内煉
瓦面に接触して熱分解を起こして遊離カーボンとなって
、炭化室内煉瓦面に附着して乾留コークスの押出し作業
並びに炭化室内のガスの流通を阻害する。

そこで従来はエアースカーフインクによシ、コークス押
出しに当って押出しラムヘッドが炭化室内を移動する際
に該ヘッドに附設するノズルよシェアーを煉瓦面に吹付
けて、附着カーボンを燃焼させ除去して来たが、か＼る
エアースカーフィング法は一定の操業度の下では効果が
あるが、操業度を引上げるときに問題が生ずる。

即ち操業度を引上げると炭化室内の温度上昇に伴って発
生ガス並びに附着カーボン量が増加するため、ノズルに
対するエアー供給量を増量してノズルによるエアー吹付
は圧を操業度の引上げに比例して強化することが必要と
なるが、このようにしてエアー吹付は圧を強化して行く
と、煉瓦面特に目地を損傷して発生ガスの燃焼室リ一り
を招いて、燃焼室のガスを不完全燃焼させるおそれが生
ずる。従ってエアー吹付は圧は一定圧以上には増圧する
ことができないため、操業度・を一定率以上に引上げる
ときは、もはや附着カーボン金除去することが不可能と
なる。

本発明は操業度を引上げる場合も効果あるカーボンの耐
着防止と附着カーボンの除去方法並びに装置を提案する
もので、以下添付する実施例図面にて詳細説明すると、
押出機１上にコンプレッサー９を搭載し、これに接続す
るエアー供給ホース６ａの中間部を回転ドラム１３に巻
付けて繰出し形にして、押出しラムビーム４′の下側か
ら後端の取付は滑車】０を経て前記ビームの上側に導き
、そこでビーム４′の上面に添着する金属製のエアー供
給管６ｂに接続してエアー供給のための管路６を形成す
る。該管路６の前端は押出しジムヘッド４の背面に導か
れて複数個のノズル５を接続取付けしている。前記コン
プレッサー９と回転ドラム１３間のエアー供給ホース６
ａの路上にモルタル供給部としてのモルタル供給タンク
２を設備し、該タンク２の下部は電磁弁３ｃ付の開閉筒
口３を有して継手１ｉｔ−用いて前記のホース６ａに接
続し、またホース６ａに継手１１′を用いて手動バルブ
５ｄと電磁弁３ｂ付のエアー支管６Ｃを配管して、モル
タル供給タンク２の上部より該タンク２内に導入し、コ
ークス押出し信号によシェアー供給用電磁弁３ａが開放
されると、コンプレッサー９よシ高圧エアーの流れが生
じて、主流は管路６を流れるが、タイマー（図示してな
い）により一定時間後、電磁弁３ｂ　、　３ｃを開くと
エアー支管６Ｃを流れる支流によυタンク２内を高圧に
して収容モルタルを開閉筒口３よシ排出して、管路６に
エアーとモルタルの混合物の供給がはじまるようにしで
ある。モルタル供給圧力は手動パルプ６ｄにてあらかじ
め手動設定するのである。なお１２はタンク２上のモル
タル注入口蓋である。

以上の構成によって、赤熱コークス押出しのため押出し
ラムビーム４′を前進移動すると、ドラム１３の回転作
動を伴ってホース６ａの巻付は部分が繰出されて、管路
６をラムビーム４′と共に前進させる。

押出しラムヘッド４が炭化室７内に入シ移動を開始する
と、コンプレッサー９より高圧エアーが管路６を流れて
各ノズル５よシ煉瓦面８に向けてエアーを吹付けて、附
着カーボンを燃焼し除去させる。エアー吹付後一定時間
経過した点で電磁弁３ｂ　、　３ｃを開放すると、タン
ク２内に収容したドライモルタル・（ウダーａが開閉筒
口３よυ管路６内にエアーと共に流れてノズル５よシ炭
化室内煉瓦面８に向けて吹付けてモルタル吹付面８ａを
作るとと＼なる。

このようにして炭化室内煉瓦面８にモルタル吹付面８ａ
を形成することによって、炭化室内煉瓦面８は保護され
、特に煉瓦間の目地を保護して気密を維持させることが
できるものとなシ、煉瓦面８が滑らかとなることから、
遊離カーボンが附着しがたい構造となる。また附着する
カーボンは滑らかなモルタル吹付面８ａを挾む結果、著
しく燃焼除去しやすいものとなる。

かようにして本発明によれば、既設のスカーフインク設
備を利用して、炭化室内煉瓦面へのカーボン耐着を可及
的に防止し、附着するカーボンも著しく除去しやすいも
のとする＃なか、炭化室内煉瓦面を保護して気密を保持
し得て、炭化室内の発生ガスの燃焼室リークの生ずるこ
とを防止できるものとする効果がある。

また、操業度を引上げる揚台も、エアー吹付は圧を比例
して強化することな（して、カーボンの耐着防止と附着
カーボンを確実に燃焼除去さぜ得、るものとする効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は石炭装入状態にて示す側面図、第２図は押出し
ラムヘッドを炭化室内に進入させた状態にて示す一部縦
断側面図、第３図はモルタル供給タンクとエアー供給ホ
ースの接続部を示す拡大図、１は押出機、２はモルタル
供給タンク、６は開閉筒口、４は押出しラムヘッド、５
はノズル、６は管路、７は炭化室、８は炭化室内煉瓦面
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　押出機上の押出しラムヘッドに附設するノズルに
   エアーを供給する管路にモルタル供給部を接続して、前
   記押出しラムヘッドの炭化室内移動時に前記ノズルよシ
   炭化室内煉瓦面にエアート、エアー、モルタルの混合物
   を切替吹付けすることを特徴とするコークス炉炭化室内
   のカーボン耐着の防止と耐着カーボンの除去方法。 ２　押出機１上にモルタル供給タンク２を設け、該タン
   ク２の開閉筒口５を押出しラムヘッド４に附設するノズ
   ル５にエアーを供給する管路６に接続して、前記押出し
   ラムヘッド４の炭化室７内移動時に１前記ノズル５よシ
   炭化室内煉瓦面にエアーと、エアー、モルタルの混合物
   を切替吹付けするようにしたことを特徴とするコークス
   炉炭化室内のカーボン耐着の防止と耐着カーボンの除去
   装置。 ３、　炭化室内の煉瓦面に吻付けるモルタルはドライモ
   ルタルパウダーである特許請求の範囲第１項、第２項記
   載の方法及び装置。