JPS61227525A - 後天性免疫不全症候群の治療用医薬、対応する薬理組成物および治療法 - Google Patents
後天性免疫不全症候群の治療用医薬、対応する薬理組成物および治療法Info
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- JPS61227525A JPS61227525A JP60272363A JP27236385A JPS61227525A JP S61227525 A JPS61227525 A JP S61227525A JP 60272363 A JP60272363 A JP 60272363A JP 27236385 A JP27236385 A JP 27236385A JP S61227525 A JPS61227525 A JP S61227525A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)およびそ
れと類似した症候群の治療に有効な医薬に関する。また
、本発明は、この医薬を含む薬理組成物と、この医薬を
投与することを含むAIDSおよびそれと類似した症候
群の治療法とに関する。
れと類似した症候群の治療に有効な医薬に関する。また
、本発明は、この医薬を含む薬理組成物と、この医薬を
投与することを含むAIDSおよびそれと類似した症候
群の治療法とに関する。
この新規薬理組成物の活性成分はすでに公知であり、そ
れは式: (NaSbs W210156) 18−で
表されるヘテロポリアニオン(HPA)であって、アル
カリ金属および/またはアルカリ土類金属および/また
はアンモニウム塩の一つの形をとって新規組成物として
提供される。このイオンの構造の研究はジェイ・フィッ
シャー(J、FISC)IBR)等〔ジャーナル オン
アメリカン ケミカル ソサイアティ(J、Am、C
hem、 Soc、)、98 (10)、 3050
(1976))によって記述されている。肉腫および白
血病、脳心筋炎あるいはネズミ水庖性口内炎を引き起す
ある種のウィルス性疾患の治療に対するこのヘテロポリ
アニオンの適用は、フランス国特許出願第2、245.
374号および同第2.334.366号において開示
されている。
れは式: (NaSbs W210156) 18−で
表されるヘテロポリアニオン(HPA)であって、アル
カリ金属および/またはアルカリ土類金属および/また
はアンモニウム塩の一つの形をとって新規組成物として
提供される。このイオンの構造の研究はジェイ・フィッ
シャー(J、FISC)IBR)等〔ジャーナル オン
アメリカン ケミカル ソサイアティ(J、Am、C
hem、 Soc、)、98 (10)、 3050
(1976))によって記述されている。肉腫および白
血病、脳心筋炎あるいはネズミ水庖性口内炎を引き起す
ある種のウィルス性疾患の治療に対するこのヘテロポリ
アニオンの適用は、フランス国特許出願第2、245.
374号および同第2.334.366号において開示
されている。
上記塩は多くの水和物を形成する。式:%式%
る該ヘテロポリアニオンのアンモニウムおよびナトリウ
ム塩は一般にHPA−23と呼ばれる。この塩は、クリ
プテート(cryptate )である。
ム塩は一般にHPA−23と呼ばれる。この塩は、クリ
プテート(cryptate )である。
HP A−23がマウス〔プリオン(Prion) ]
のスクレーピー症(scrapie )の発病に対して
活性があることを°示すことが可能である。これらの結
果に従って、臨床上の予備的な分析がクロイツフエルト
ーヤコブ(Creutzfeldt−Jakob)病に
対して試みられてきた。1日の投与置駒3 mg /
Kgで、数人の患者の病状の安定化および回復が記録さ
れた。
のスクレーピー症(scrapie )の発病に対して
活性があることを°示すことが可能である。これらの結
果に従って、臨床上の予備的な分析がクロイツフエルト
ーヤコブ(Creutzfeldt−Jakob)病に
対して試みられてきた。1日の投与置駒3 mg /
Kgで、数人の患者の病状の安定化および回復が記録さ
れた。
今や、HPA−23およびこのHPAの他の塩がAID
Sの治療に有効であることが見出された。
Sの治療に有効であることが見出された。
この疾患にみられるリンパ節障害の公知治療法はなく、
AIDSを引き起こすレトロウィルスの増殖に必要な酵
素である逆転写酵素の阻害剤の投与は、体内ウィルス感
染に限定するかぎりは、非常に興味深い。
AIDSを引き起こすレトロウィルスの増殖に必要な酵
素である逆転写酵素の阻害剤の投与は、体内ウィルス感
染に限定するかぎりは、非常に興味深い。
LAVあるいはHTLV[rと名付けられたレトロウィ
ルスがAID、Sに冒された患者から発見されることが
知られており、最近、このウィルスの変種および突然変
異種が単離されてきた。
ルスがAID、Sに冒された患者から発見されることが
知られており、最近、このウィルスの変種および突然変
異種が単離されてきた。
本発明は、まず第一にヒトを含む温血動物における後天
性免疫不全症候群および類似の症候群の治療を目的とし
た医薬に関し、該医薬は式:(NaSbs W 210
s s) ”−を有するヘテロポリアニオンのアルカ
リ金属および/またはアルカリ土類金属および/または
アンモニウム塩およびその水和物からなる群から選択さ
れる少なくとも1種の毒性がなく、薬理学上許容できる
塩からなる。
性免疫不全症候群および類似の症候群の治療を目的とし
た医薬に関し、該医薬は式:(NaSbs W 210
s s) ”−を有するヘテロポリアニオンのアルカ
リ金属および/またはアルカリ土類金属および/または
アンモニウム塩およびその水和物からなる群から選択さ
れる少なくとも1種の毒性がなく、薬理学上許容できる
塩からなる。
本発明はまた、AIDSおよび類似の症候群の治療を目
的とした薬理組成物に関し、該薬理組成物は、一方の上
記群から選択される毒性のない薬理学上許容できる塩と
、他方の調剤用キャリヤーとから成る。
的とした薬理組成物に関し、該薬理組成物は、一方の上
記群から選択される毒性のない薬理学上許容できる塩と
、他方の調剤用キャリヤーとから成る。
最後に、本発明は、AIDS沿よび類似の症候群の治療
に関し、該治療は、AIDSおよび類似の症候群の治療
に十分な量の上記塩の少なくとも1種を投与することか
らなる。
に関し、該治療は、AIDSおよび類似の症候群の治療
に十分な量の上記塩の少なくとも1種を投与することか
らなる。
該組成物は非経口、経口、直腸内あるいはリンパ線内投
与を行うことができる。1日の投与量は0.1〜100
mg/Kgである。非経口投与の中で、静脈内投与が特
に有利である。
与を行うことができる。1日の投与量は0.1〜100
mg/Kgである。非経口投与の中で、静脈内投与が特
に有利である。
本発明において、注射あるいは、リンパ管内投与し得る
組成物は、例えば、塩化ナトリウムの等張水性溶液ある
いはマンニトール等の様な注射用無菌溶媒中に適切な量
のヘテロポリアニオンの塩を溶解することにより得られ
る。該塩の溶解は即座に行うことができ、薬理組成物は
、単位投与量の無菌塩粉末を含むフラスコおよび無菌注
射液を含むアンプルの形で提供されるか、あるいは即時
使用可能な注射液とされ、通常の条件下で調製したアン
プルの形で提供される。また、本発明による薬理組成物
は、他の相客性かつ製薬上許容される添加物、例えばグ
ルコースまたは塩化ナトリウムを通常使用される一群の
潅流液中に溶解した相容性潅流液、またはマンニトール
あるいはグルコースなどの添加物と混合することができ
る。
組成物は、例えば、塩化ナトリウムの等張水性溶液ある
いはマンニトール等の様な注射用無菌溶媒中に適切な量
のヘテロポリアニオンの塩を溶解することにより得られ
る。該塩の溶解は即座に行うことができ、薬理組成物は
、単位投与量の無菌塩粉末を含むフラスコおよび無菌注
射液を含むアンプルの形で提供されるか、あるいは即時
使用可能な注射液とされ、通常の条件下で調製したアン
プルの形で提供される。また、本発明による薬理組成物
は、他の相客性かつ製薬上許容される添加物、例えばグ
ルコースまたは塩化ナトリウムを通常使用される一群の
潅流液中に溶解した相容性潅流液、またはマンニトール
あるいはグルコースなどの添加物と混合することができ
る。
本発明による組成物において、経口投与を目的としたも
のは、例えば錠剤、カプセル、カシェ剤、糖衣錠等の通
常の形で提供され、好ましくはこの剤形は保護コーティ
ングされる。
のは、例えば錠剤、カプセル、カシェ剤、糖衣錠等の通
常の形で提供され、好ましくはこの剤形は保護コーティ
ングされる。
本発明による薬理組成物の調製は、ガレノース製剤にお
いて知られている古典的な方法によって行われる。
いて知られている古典的な方法によって行われる。
以下において、AIDSに冒された患者のHPA−23
による治療および人間ではなくサルのリンパ節障害を発
病させるLAVおよびレトロウィルスに対する試験管内
でのHPA−23の活性が開示されている。このサルウ
ィルスは特にサイエンス(Science)、 223
.1083−1086 (1984)において記述され
ており、サル体内でこのレトロウィルスによって起され
る感染症をAIDSの動物モデルとして用いることが推
薦されている。
による治療および人間ではなくサルのリンパ節障害を発
病させるLAVおよびレトロウィルスに対する試験管内
でのHPA−23の活性が開示されている。このサルウ
ィルスは特にサイエンス(Science)、 223
.1083−1086 (1984)において記述され
ており、サル体内でこのレトロウィルスによって起され
る感染症をAIDSの動物モデルとして用いることが推
薦されている。
感染した細胞培養物における速度論的研究により、HP
A−23を含む式: (NaSbs W21086)
18−を有するアニオンの塩は、シミアン(simia
n )ウィルスの逆転写酵素に対するのと同様にLAV
ウィルスの逆転写酵素に対する競争阻害剤である。これ
らの塩は例えばモロニー(Moloney)およびラウ
シャー(Rauscher)白血病ウィルスおよび、マ
ウス、トリおよびヒト(HTLVIを含み)ウィルス等
におけると同様に、別のウィルスの複製酵素に対しても
活性があることが判明した。
A−23を含む式: (NaSbs W21086)
18−を有するアニオンの塩は、シミアン(simia
n )ウィルスの逆転写酵素に対するのと同様にLAV
ウィルスの逆転写酵素に対する競争阻害剤である。これ
らの塩は例えばモロニー(Moloney)およびラウ
シャー(Rauscher)白血病ウィルスおよび、マ
ウス、トリおよびヒト(HTLVIを含み)ウィルス等
におけると同様に、別のウィルスの複製酵素に対しても
活性があることが判明した。
HPA−23の試験管内での活性
(a) シミアンウィルス逆転写酵素カリホルニア大
学のマレイ ガードナー(MurrayGARDNBR
)研究室から得られたシミアンウィルスで感染した細胞
培養上清を10%のポリエチレングリコール(PEG)
を用いて沈殿物にまで濃縮した。
学のマレイ ガードナー(MurrayGARDNBR
)研究室から得られたシミアンウィルスで感染した細胞
培養上清を10%のポリエチレングリコール(PEG)
を用いて沈殿物にまで濃縮した。
該沈殿物を20〜60%シヨ糖密度勾配超遠心分離法(
50,000g 、 2.5時間)によって精製した
。集められた密度勾配による各々の両分に対して逆転写
酵素活性の測定を行った(第1表参照)。最大の逆転写
酵素活性が密度1.18の両分に見い出された。
50,000g 、 2.5時間)によって精製した
。集められた密度勾配による各々の両分に対して逆転写
酵素活性の測定を行った(第1表参照)。最大の逆転写
酵素活性が密度1.18の両分に見い出された。
(b)LAV逆転写酵素の調製
リンパ節障害関連ウィルス(LAV)を[サイエンス(
Science)、 220.868−871 (19
83川に示された方法により精製し、ウィルス感染細胞
の培養上清の清澄化後、10%PEGを用いてウィルス
の濃縮を行い、しかる後、10〜60%のショ糖密度勾
配を用いて1.5時間、55.000g(IEC型5B
4980−タ)にて遠心した。逆転写酵素(RT)活性
測定を各々の画分について行い、最大のRT活性が密度
1.16の両分に見い出され、これを精製ウィルス画分
とした。
Science)、 220.868−871 (19
83川に示された方法により精製し、ウィルス感染細胞
の培養上清の清澄化後、10%PEGを用いてウィルス
の濃縮を行い、しかる後、10〜60%のショ糖密度勾
配を用いて1.5時間、55.000g(IEC型5B
4980−タ)にて遠心した。逆転写酵素(RT)活性
測定を各々の画分について行い、最大のRT活性が密度
1.16の両分に見い出され、これを精製ウィルス画分
とした。
(c) LΔ■゛転写酵素の精製
LΔV RTを精製した。10’個のLAV感染細胞
を簡単に リン酸緩衝塩水(PBS)によって2回洗浄
し、50mMのトリス(Tris:pl(7,5)、5
00mMのKCI、0.1mMのエチレンジアミン四酢
酸(EDT:A)、1mMのジチオスレイトールおよび
10%のグリセロールを含む液中に再度懸濁し、しかる
後に液体窒素内で凍結する。0.01%トリトンX10
0内で培養(37℃:15分)した後、細胞のホモジネ
ートを1時間100.000 gにて遠心し、上澄を6
時間透析(KCI 100mM)した。該透析物をフォ
スフォセルロース力ラムにてクロマトグラフィーにかけ
、RTおよびDNAポリメラーゼがKCI濃度勾配0.
1M〜IMの間で溶出した。
を簡単に リン酸緩衝塩水(PBS)によって2回洗浄
し、50mMのトリス(Tris:pl(7,5)、5
00mMのKCI、0.1mMのエチレンジアミン四酢
酸(EDT:A)、1mMのジチオスレイトールおよび
10%のグリセロールを含む液中に再度懸濁し、しかる
後に液体窒素内で凍結する。0.01%トリトンX10
0内で培養(37℃:15分)した後、細胞のホモジネ
ートを1時間100.000 gにて遠心し、上澄を6
時間透析(KCI 100mM)した。該透析物をフォ
スフォセルロース力ラムにてクロマトグラフィーにかけ
、RTおよびDNAポリメラーゼがKCI濃度勾配0.
1M〜IMの間で溶出した。
逆転写酵素活性の分析
分析混合物を以下の第1表に示す。反応の停止は、該混
合物をピロリン酸ナトリウムおよびトリクロロ酢酸で処
理することにより行われる。結果は、37℃にて1時間
培養した後の、DNAに結合したトリチウム標識デオキ
シリボヌクレオチドモノホスフェートのピコモル数で表
される。
合物をピロリン酸ナトリウムおよびトリクロロ酢酸で処
理することにより行われる。結果は、37℃にて1時間
培養した後の、DNAに結合したトリチウム標識デオキ
シリボヌクレオチドモノホスフェートのピコモル数で表
される。
第1表
第1表(続きン
シミアンAIDS(sAIDS)およびLAVの逆転写
酵素のHPA−23による阻害。反応混合物(50μj
2) は、50mM (pH7,9)のトリス、5mM
のMgCl2.20mMのKCI、2mMのジチオスレ
イトール、0.01%(7) ) !J ) ンX10
0 So、050D/MIO)ボ’)(A>、0.05
0D/m1(7)tリゴdT12−18および200p
M(7)3HTTP(25Ci/mM)を含む。
酵素のHPA−23による阻害。反応混合物(50μj
2) は、50mM (pH7,9)のトリス、5mM
のMgCl2.20mMのKCI、2mMのジチオスレ
イトール、0.01%(7) ) !J ) ンX10
0 So、050D/MIO)ボ’)(A>、0.05
0D/m1(7)tリゴdT12−18および200p
M(7)3HTTP(25Ci/mM)を含む。
シミアンウィルス逆転写酵素は、HPA−23によって
はなはだしく阻害され、その阻害は投与量の関数である
ことが判明した。50%(IDso>にて反応を阻害す
る培養液中のHP A −23の濃度は1.1μg /
mlである。上記工程(ハ)に従って単離されたLAV
は、I Dsoがより高<30μg/mlであった。と
ころが、上記工程(C)に従ってLAVの精製逆転写酵
素を単離した場合には、I Dsoは11μg/mlで
ある。後者の測定値は、未精製の逆転写酵素について得
られる値よりも小さいが、これはたぶん酵素とHP A
−23との間の良好な接触が行われるためであろう。
はなはだしく阻害され、その阻害は投与量の関数である
ことが判明した。50%(IDso>にて反応を阻害す
る培養液中のHP A −23の濃度は1.1μg /
mlである。上記工程(ハ)に従って単離されたLAV
は、I Dsoがより高<30μg/mlであった。と
ころが、上記工程(C)に従ってLAVの精製逆転写酵
素を単離した場合には、I Dsoは11μg/mlで
ある。後者の測定値は、未精製の逆転写酵素について得
られる値よりも小さいが、これはたぶん酵素とHP A
−23との間の良好な接触が行われるためであろう。
2つの違ったH P A−23JI度にふけるポリ(A
) ′オリゴdT12−18の濃度変化の効果を測定
するラインウェーパー−バーク(Lineweaver
−8urk) プロットの結果を第1図に示す。実験
条件下における速度論的酵素パラメータを以下に示す:
KM=ボリ(A)オリゴd T2.18mM、 V、
aw−結合3HTMP0.02pM/秒。この図は、以
前ネズミ白血病ウィルス(MLV)逆転写酵素のHPA
−23による阻害について記述されたのと同様に、HP
A−23の競争阻害機構を表している。HP A−23
と鋳型プライマー酵素錯体との相互作用は、鋳型プライ
マーの結合部位で行なわれるはずである。
) ′オリゴdT12−18の濃度変化の効果を測定
するラインウェーパー−バーク(Lineweaver
−8urk) プロットの結果を第1図に示す。実験
条件下における速度論的酵素パラメータを以下に示す:
KM=ボリ(A)オリゴd T2.18mM、 V、
aw−結合3HTMP0.02pM/秒。この図は、以
前ネズミ白血病ウィルス(MLV)逆転写酵素のHPA
−23による阻害について記述されたのと同様に、HP
A−23の競争阻害機構を表している。HP A−23
と鋳型プライマー酵素錯体との相互作用は、鋳型プライ
マーの結合部位で行なわれるはずである。
RT阻害の機構は、別のレトロウィルスのモデルにみら
れるものと同様である。従って、たとえヒトおよび動物
のモデルにおいて要求される投与量が違うとしても、逆
転写酵素に対するHPA−23の一般的作用機構は競争
阻害であると思われる。
れるものと同様である。従って、たとえヒトおよび動物
のモデルにおいて要求される投与量が違うとしても、逆
転写酵素に対するHPA−23の一般的作用機構は競争
阻害であると思われる。
HPA−23はまた、中枢神経系に活性があり、しかも
天然キラー細胞(NK)およびキラー細胞(ADCC)
機能の刺激剤であることが見い出された。これは、生体
内でのこの化合物のレトロウィルス感染に対する活性が
、免疫系およびウィルス複製の両者に対する効果によっ
て説明できることを暗示している。シミアンAIDSは
、AIDSおよび5AIDSの臨床と免疫パターンとに
おける違いにかかわらず、抗ウィルス薬の作用のテスト
用モデルとして用い得る。
天然キラー細胞(NK)およびキラー細胞(ADCC)
機能の刺激剤であることが見い出された。これは、生体
内でのこの化合物のレトロウィルス感染に対する活性が
、免疫系およびウィルス複製の両者に対する効果によっ
て説明できることを暗示している。シミアンAIDSは
、AIDSおよび5AIDSの臨床と免疫パターンとに
おける違いにかかわらず、抗ウィルス薬の作用のテスト
用モデルとして用い得る。
多くの治療法が、AIDS患者の治療に提案されてきた
が、生物学的あるいは臨床的パラメータにおける限られ
た効果を除いては、有効な治療法であるといういかなる
証拠も発表されていない。
が、生物学的あるいは臨床的パラメータにおける限られ
た効果を除いては、有効な治療法であるといういかなる
証拠も発表されていない。
上記した様に、HPA−23は、免疫系と同様に、特に
ウィルス複製(RT)に対して要求される酵素に対して
作用する。さらに、血清学的研究は、高濃度の抗LAV
抗体がAIDS関連症候群(ARC) 右よびAIDS
患者に検出され得ることを明らかにした。
ウィルス複製(RT)に対して要求される酵素に対して
作用する。さらに、血清学的研究は、高濃度の抗LAV
抗体がAIDS関連症候群(ARC) 右よびAIDS
患者に検出され得ることを明らかにした。
上記第1図は、LAV精製逆転写酵素のHPA−23に
よる阻害に対するポリ(A)オリゴdT+2−ts鋳型
濃度の影響を表すラインウェーバ−・パーク表示を示す
ものであり、ここで各符号は以下の通りである。
よる阻害に対するポリ(A)オリゴdT+2−ts鋳型
濃度の影響を表すラインウェーバ−・パーク表示を示す
ものであり、ここで各符号は以下の通りである。
A:37℃にて5分間の間に結合した3HTMPのピコ
モル数 B:鋳型プライマー濃度(ODmド1)・−・コントロ
ール(阻害ナシ) ■−■65%HP A −23阻害に対応する阻害割合
(19μg /m! ) ムーム80%HP A−23に対応する阻害割合(40
μg /ml ) それぞれのプロットは、3回の実験の平均値である。
モル数 B:鋳型プライマー濃度(ODmド1)・−・コントロ
ール(阻害ナシ) ■−■65%HP A −23阻害に対応する阻害割合
(19μg /m! ) ムーム80%HP A−23に対応する阻害割合(40
μg /ml ) それぞれのプロットは、3回の実験の平均値である。
HPA−23によるHTLV−Iの逆転写酵素の阻害こ
の実験の目的は、HTLV−Iウィルスの逆転写酵素に
対するH P A−23の効果を決定することにある。
の実験の目的は、HTLV−Iウィルスの逆転写酵素に
対するH P A−23の効果を決定することにある。
蓋羞
・ウィルス源二連続継代培養細胞によるHTLVウィル
スの製造 本発明者等は、ウィルス源として、HTLV−I(CI
O1MT2、C91)に感染した細胞培養上澄の混合物
を用いた。このウィルスプールのRT活性は30.00
0cpm/mlである。該ウィルスは、ロータIECに
よる超遠心(38,00Orpm、 1時間30分〉に
より100倍に濃縮される。ウィルスを含む底部相をN
ET緩衝液 (100mMNac1.10mM(pfl
7.4) )リス、1mM EDTAを含む)に
再度懸濁し、−80℃にて貯蔵する。
スの製造 本発明者等は、ウィルス源として、HTLV−I(CI
O1MT2、C91)に感染した細胞培養上澄の混合物
を用いた。このウィルスプールのRT活性は30.00
0cpm/mlである。該ウィルスは、ロータIECに
よる超遠心(38,00Orpm、 1時間30分〉に
より100倍に濃縮される。ウィルスを含む底部相をN
ET緩衝液 (100mMNac1.10mM(pfl
7.4) )リス、1mM EDTAを含む)に
再度懸濁し、−80℃にて貯蔵する。
・HP A −23源
本発明者等は、ハーブ(HERVB)およびセス(TH
BZB) [ファクルテ デ シアンス ドウ パリ
(Facult6 des 5ciences de
Paris) )より提供されたタングストアンチモニ
エート粉末(HPA−23)を用いた。該粉末は熱処理
水に溶解される。
BZB) [ファクルテ デ シアンス ドウ パリ
(Facult6 des 5ciences de
Paris) )より提供されたタングストアンチモニ
エート粉末(HPA−23)を用いた。該粉末は熱処理
水に溶解される。
50 )t g /mlの原液を調製した。
・RT活性量
様々な濃度のHP A−23の存在下にある100倍濃
縮したHTLV−Iウィルス10μlのRT活性量の測
定が行われた。RT活性は、オリゴdT源の存在下で、
合成マトリックスポリA中のトリチウム標識チミジンの
結合により測定される。用いられる反応混合物は、最適
酵素活性を得るのに必要とされるものでなければならな
い。該混合物は以下のものを含むニ ートリスpH7,9;50m M Cメルク(Merc
k) 社〕−塩化マグネシウム(MgCI2) ;
5 m M 〔プロラボ(Prolab)社〕 一塩化カリウム(KCI) ;20mM (プロラボ
社)−ジチオトレイトール(DTT); 1mM [シ
グマ(Sigma)社〕 一ポリ(A) ; 0.50 D /ml[ペーリンガ
ー(口oehringer) ]−オリゴdT12−1
8 ;0.050D/ml (ビーエルバイオケミカル
ズ (PL Biochemicals)社〕−トリトンX
1000 、 0.1% −ト リ ト ンX100O; 0.1 %−トリチ
ウム標識 トリフオスフェート チミジン(’HTTP
);17.10−sμM:比放射能30Ci/mmol
(アメ−カム(Amercham)社〕用いられたH
P A−23の濃度は0.0.5、L 5.10.2
5.50.75.100および1000 Mg /ml
である。
縮したHTLV−Iウィルス10μlのRT活性量の測
定が行われた。RT活性は、オリゴdT源の存在下で、
合成マトリックスポリA中のトリチウム標識チミジンの
結合により測定される。用いられる反応混合物は、最適
酵素活性を得るのに必要とされるものでなければならな
い。該混合物は以下のものを含むニ ートリスpH7,9;50m M Cメルク(Merc
k) 社〕−塩化マグネシウム(MgCI2) ;
5 m M 〔プロラボ(Prolab)社〕 一塩化カリウム(KCI) ;20mM (プロラボ
社)−ジチオトレイトール(DTT); 1mM [シ
グマ(Sigma)社〕 一ポリ(A) ; 0.50 D /ml[ペーリンガ
ー(口oehringer) ]−オリゴdT12−1
8 ;0.050D/ml (ビーエルバイオケミカル
ズ (PL Biochemicals)社〕−トリトンX
1000 、 0.1% −ト リ ト ンX100O; 0.1 %−トリチ
ウム標識 トリフオスフェート チミジン(’HTTP
);17.10−sμM:比放射能30Ci/mmol
(アメ−カム(Amercham)社〕用いられたH
P A−23の濃度は0.0.5、L 5.10.2
5.50.75.100および1000 Mg /ml
である。
葦逮
結果を第1a表に示した。阻害のパーセンテージは、H
P A−23濃度の関数として示した。36μg/ml
という50%阻害量(IDs。)が減じられた。
P A−23濃度の関数として示した。36μg/ml
という50%阻害量(IDs。)が減じられた。
す
HP A−23はHTLV−Iウィルスの逆転写酵素を
阻害する。ID5oの値は、実質的にLAVウィルスに
対して決定された値と同程度(少し高い)である。ネズ
ミレトロウィルス(MuLV)に対して測定されたID
5oは明らかに高い。
阻害する。ID5oの値は、実質的にLAVウィルスに
対して決定された値と同程度(少し高い)である。ネズ
ミレトロウィルス(MuLV)に対して測定されたID
5oは明らかに高い。
第1a表
第1a表(続き)
血球中にLAVを含有する4人の患者にHPA−23を
投与した。治療前の患者の臨床状態は第2表に総めであ
る。約2分間に亘り丸環注入を利用してHP A−23
を、1mg/Kg 〜3.3mg/Kgの投与量で投与
した第1の患者には、夫々25日および53日の連続し
た2度の治療を約2ケ月の間隔で実施した。
投与した。治療前の患者の臨床状態は第2表に総めであ
る。約2分間に亘り丸環注入を利用してHP A−23
を、1mg/Kg 〜3.3mg/Kgの投与量で投与
した第1の患者には、夫々25日および53日の連続し
た2度の治療を約2ケ月の間隔で実施した。
その結果、該医薬は器官から急速に放出(20分以下の
半減期で)されることがわかった。従って、HP A−
23は他の患者に対してはゆっくりした潅流で与えられ
た。即ち、等張グルニース液250m1中に200mg
のHP A−23を溶解した溶液を3時間かけて投与し
た。このような治療・を15日間に亘り毎日実施した。
半減期で)されることがわかった。従って、HP A−
23は他の患者に対してはゆっくりした潅流で与えられ
た。即ち、等張グルニース液250m1中に200mg
のHP A−23を溶解した溶液を3時間かけて投与し
た。このような治療・を15日間に亘り毎日実施した。
各患者に対し、そのT−リンパ球の培地に現れるウィル
スの量を調べた。この培養は古典的な方法で実施した。
スの量を調べた。この培養は古典的な方法で実施した。
即ち、10%のFe2 (牛胎児血清)、TCGF生長
因子、インターロイキン2、抗体ヒトα−インターフェ
ロン血清、ポリブレンおよび抗生物質が補充されたR
P M I −1640培地中で行った。細胞培養上清
中に現れたウィルスの量は2回/週で逆転写酵素活性を
測定することにより決定した。
因子、インターロイキン2、抗体ヒトα−インターフェ
ロン血清、ポリブレンおよび抗生物質が補充されたR
P M I −1640培地中で行った。細胞培養上清
中に現れたウィルスの量は2回/週で逆転写酵素活性を
測定することにより決定した。
患者1については、各治療期間中、細胞培養物中にもは
やウィルスは検出されなかったが、2度の治療期間同志
の間においてウィルスが再度検出され、第2の治療修了
時に、LAVウィルスは検出されず、この患者から単離
されたウィルスによるこの患者自身のT−リンパ球の感
染は、LAV標的細胞の存在によって示されるように可
能であった。これらの結果を第2図に示した。
やウィルスは検出されなかったが、2度の治療期間同志
の間においてウィルスが再度検出され、第2の治療修了
時に、LAVウィルスは検出されず、この患者から単離
されたウィルスによるこの患者自身のT−リンパ球の感
染は、LAV標的細胞の存在によって示されるように可
能であった。これらの結果を第2図に示した。
この第2図は、患者1のHP A−23による治療中の
血小板のカウントパターンおよび細胞培養上清中での逆
転写酵素活性により試験されたLAVの複製を総めたも
のである。この患者はある期間の2度に亘る治療を受け
、その第1回目は1983年7月27日〜8月20日の
期間であり、第2回は1983年10月17日〜12月
8日である。積算投与量は890mg (第1回目)お
よび1980mg (第2回目)であった。各期間にお
いてHP A−23の投与量は1mg/kgから3.3
mg/kgにわずかに増大された。
血小板のカウントパターンおよび細胞培養上清中での逆
転写酵素活性により試験されたLAVの複製を総めたも
のである。この患者はある期間の2度に亘る治療を受け
、その第1回目は1983年7月27日〜8月20日の
期間であり、第2回は1983年10月17日〜12月
8日である。積算投与量は890mg (第1回目)お
よび1980mg (第2回目)であった。各期間にお
いてHP A−23の投与量は1mg/kgから3.3
mg/kgにわずかに増大された。
患者2.3および4については、治療直前にLAVを単
離し、次いで2週間HP A −23で治療したが、こ
れら患者のT−リンパ球の第1次細胞培養および健常人
からのT−リンパ球との共同−培養いずれにおいてもウ
ィルスは全く単離されなかった。しかしながら、治療の
30日後には上記患者2.3および4の試料からの共同
−培養において再度ウィルスが検出された。患者4にあ
っては感染されていないウィルス感受性細胞の存在が検
出された(第3図参照)。
離し、次いで2週間HP A −23で治療したが、こ
れら患者のT−リンパ球の第1次細胞培養および健常人
からのT−リンパ球との共同−培養いずれにおいてもウ
ィルスは全く単離されなかった。しかしながら、治療の
30日後には上記患者2.3および4の試料からの共同
−培養において再度ウィルスが検出された。患者4にあ
っては感染されていないウィルス感受性細胞の存在が検
出された(第3図参照)。
ウィルスが培養上清中に見出されなかった場合には、細
胞がウィルスで感染され得ないことをチェックした。即
ち、このことはHP A−23がウィルスの複製を阻害
するが、ウィルスの侵入した細胞を殺さず、試験管内試
験により得られた結果を確証していることを示している
。逆転写酵素を阻害するのに必要とされる用量は細胞の
DNAポリメラーゼを阻害するために要する用量よりも
少なく、その結果これらの投与量は細胞障害作用を示さ
ない。
胞がウィルスで感染され得ないことをチェックした。即
ち、このことはHP A−23がウィルスの複製を阻害
するが、ウィルスの侵入した細胞を殺さず、試験管内試
験により得られた結果を確証していることを示している
。逆転写酵素を阻害するのに必要とされる用量は細胞の
DNAポリメラーゼを阻害するために要する用量よりも
少なく、その結果これらの投与量は細胞障害作用を示さ
ない。
一方、T、”−’Jンパ球の絶対数およびT4/Tll
比は、治癒後殆ど変化しなかった。逆に、8日目以前に
血小板の数が4人のうち2人において顕著に減少した。
比は、治癒後殆ど変化しなかった。逆に、8日目以前に
血小板の数が4人のうち2人において顕著に減少した。
更にこの数はHP A−23による治療期間の終了時ま
でわずかに減少し続けた。各大人の患者における予備治
療値に対する血小板カウント数の回復は21日後および
45日後の間で観測された。肝性トランスアミナーゼの
ゆっくりした増加(2×正常値)が、治療中の患者2.
3および4について観測された。予備治療範囲の回復は
21日以内に生じた。腎臓毒性はまったく観測されなか
った。
でわずかに減少し続けた。各大人の患者における予備治
療値に対する血小板カウント数の回復は21日後および
45日後の間で観測された。肝性トランスアミナーゼの
ゆっくりした増加(2×正常値)が、治療中の患者2.
3および4について観測された。予備治療範囲の回復は
21日以内に生じた。腎臓毒性はまったく観測されなか
った。
上記のような観測は有効成分としてHPA−23を含有
する医薬組成物がエイズの治療のために有効であること
を示している。
する医薬組成物がエイズの治療のために有効であること
を示している。
TX:)キンプラズマ症
pcp :二二−モシスティス・カリニ肺炎PGL :
根強く感染されたリンパ節障害KS:カポジ肉腫 Hemoph :血友病 H8:ホモセクシャル (+):平均ELISAおよびRIPA(35Sメチオ
ニン) 結局、ヘテロポリアニオン(NaSbs W210ss
) ”−を、エイズの治療に有用な他の有効成分および
有用なビヒクルと共に含有する薬理組成物は本発明の目
的の1つを構成する。これらの組成物は種々の投与型、
例えばすべての成分を混合して含む単位投与剤あるいは
各成分が同時にまたは別々に投与される分割型のいずれ
であってもよい。
根強く感染されたリンパ節障害KS:カポジ肉腫 Hemoph :血友病 H8:ホモセクシャル (+):平均ELISAおよびRIPA(35Sメチオ
ニン) 結局、ヘテロポリアニオン(NaSbs W210ss
) ”−を、エイズの治療に有用な他の有効成分および
有用なビヒクルと共に含有する薬理組成物は本発明の目
的の1つを構成する。これらの組成物は種々の投与型、
例えばすべての成分を混合して含む単位投与剤あるいは
各成分が同時にまたは別々に投与される分割型のいずれ
であってもよい。
以下の実施例A−Cにおいて、本発明による3種の薬理
組成物が記載される。これらは静脈経由で投与されるも
のである。
組成物が記載される。これらは静脈経由で投与されるも
のである。
活性(有効)成分Na5bs W21O86 (N H
−) 、Ja ・14H20は公知の方法で調製したも
のであり、その方法は米国特許第4.547.369号
明細書に開示されている。
−) 、Ja ・14H20は公知の方法で調製したも
のであり、その方法は米国特許第4.547.369号
明細書に開示されている。
実施例A
ここで作製するのは静脈経由で投与される既製溶液であ
り、2.5重量%の有効成分を含むものである。この溶
液はアンプルに分配され、各アンプルは以下の成分を以
下に示す量で含有する(全量は2CrI)。
り、2.5重量%の有効成分を含むものである。この溶
液はアンプルに分配され、各アンプルは以下の成分を以
下に示す量で含有する(全量は2CrI)。
HP A −2350mg
塩化ナトリウム 9mg
注射用水
この溶液は使用に付するまで+4℃にて保存する。
実施例B
以下の例は、静脈経由で注射されるものであり、使用に
際して調製されるものである。
際して調製されるものである。
滅菌粉末を含むフラスコと溶媒アンプルとを調製した。
分配状態は以下の通りである。
滅菌粉末フラスコ
HP A −2350mg
溶媒アンプル
Na[: I等張液 2CIIl実施例C
実施例Bと同様に、滅菌粉末含有フラスコと溶媒アンプ
ルとを調製した。分配状態は以下の通りである。
ルとを調製した。分配状態は以下の通りである。
滅菌粉末フラスコ
HP A −2350mg
マンニトール 100mg
溶媒アンプル
注射可能な調製水 2CrI
第1図は異なった2つのHPΔ−23濃度での、ポ!J
(A)オリゴdT12−18の濃度変化の効果を示す
、ラインウェーバ−・パークプロットの結果を示す図で
あり、 第2図は患者1のHP A−23による治療中の血小板
のカウントパターン(上図)および細胞培養上清中での
逆転写酵素活性によりテストされたLAVの複製(下図
)を示す図であり、第3図は患者2に対するH P A
−23による治療前(左図)および治療後(右図)の逆
転写酵素パターンを示す図である。
(A)オリゴdT12−18の濃度変化の効果を示す
、ラインウェーバ−・パークプロットの結果を示す図で
あり、 第2図は患者1のHP A−23による治療中の血小板
のカウントパターン(上図)および細胞培養上清中での
逆転写酵素活性によりテストされたLAVの複製(下図
)を示す図であり、第3図は患者2に対するH P A
−23による治療前(左図)および治療後(右図)の逆
転写酵素パターンを示す図である。
Claims (13)
- (1)ヒトを含む温血動物の後天性免疫不全症候群およ
び類似の症候群の治療用医薬であって、少なくとも1種
の、ヘテロポリアニオン(NaSb_9W_2_1−O
_8_6)^1^8^−のアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩、アンモニウム塩およびこれらの水和物からな
る群から選ばれる無毒かつ製薬上許容される塩を含むこ
とを特徴とする上記医薬。 - (2)上記塩が以下の式: NaSb_9W_2_1O_8_6(NH_4)_1_
7Na・14H_2Oで表わされるアンモニウム、ナト
リウム塩であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の医薬。 - (3)ヒトを含む温血動物の後天性免疫不全症候群およ
び類似の症候群の治療のための薬理組成物であって、 ヘテロポリイオン(NaSb_9W_2_1O_8_6
)^1^8^−のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩
、アンモニウム塩およびこれらの水和物からなる群から
選ばれる非毒性かつ製薬上許容される塩の少なくとも1
種と、製薬担体とを含むことを特徴とする上記薬理組成
物。 - (4)上記塩がアンモニウム、ナトリウム塩であること
を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の薬理組成物。 - (5)上記組成物が非経口、経リンパ管、経口または経
直腸投与用の処方物形状で与えられることを特徴とする
特許請求の範囲第3項または第4項記載の薬理組成物。 - (6)上記組成物が滅菌状態にある非経口用の単位用量
型の処方物とされたことを特徴とする特許請求の範囲第
5項記載の薬理組成物。 - (7)上記組成物がエマルションまたは懸濁剤の注射溶
液とされていることを特徴とする特許請求の範囲第6項
記載の薬理組成物。 - (8)上記組成物が注射処方物用の粉末とされているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の薬理組成物
。 - (9)ヒトを含む温血動物の後天性免疫不全症候群およ
びその類似症候群の治療法であって、 ヘテロポリアニオン(NaSb_9W_2_1O_8_
6)^1^8^−のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩およびこれらの水和物からなる群か
ら選ばれる少なくとも1種の非毒性かつ製薬上許容され
る塩を、上記後天性免疫不全症候群を治癒させるのに必
要な量で、上記温血動物に投与することを特徴とする上
記治療法。 - (10)上記投与する塩が以下の式: NaSb_9W_2_1O_8_6(NH_4)_1_
7Na・14H_2Oで示されるアンモニウム、ナトリ
ウム塩であることを特徴とする特許請求の範囲第9項記
載の治療法。 - (11)上記塩の投与が非経口、経リンパ管、経口また
は経直腸投与であることを特徴とする特許請求の範囲第
9項または第10項記載の治療法。 - (12)上記投与が非経口、特に静脈内注射で行われる
ことを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の治療法
。 - (13)上記塩が1日当たり、体重1Kgにつき0.1
〜100mgの割合で投与されることを特徴とする特許
請求の範囲第9〜11項のいずれか1項に記載の治療法
。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US67824084A | 1984-12-03 | 1984-12-03 | |
US678240 | 1984-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61227525A true JPS61227525A (ja) | 1986-10-09 |
JPH0262533B2 JPH0262533B2 (ja) | 1990-12-26 |
Family
ID=24721989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60272363A Granted JPS61227525A (ja) | 1984-12-03 | 1985-12-03 | 後天性免疫不全症候群の治療用医薬、対応する薬理組成物および治療法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0185584B1 (ja) |
JP (1) | JPS61227525A (ja) |
AT (1) | ATE37142T1 (ja) |
AU (1) | AU589148B2 (ja) |
DE (2) | DE3542165A1 (ja) |
IL (1) | IL77188A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6438022A (en) * | 1987-08-03 | 1989-02-08 | Haruhisa Fujita | Antiviral agent |
JPH0334931A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-14 | Hokkaido Togyo Kk | 抗レトロウイルス剤 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01104006A (ja) * | 1986-08-07 | 1989-04-21 | Medice Chem Pharm Fab Puetter Gmbh & Co Kg | 医薬製剤 |
EP0450065A4 (en) * | 1988-12-16 | 1992-01-02 | Terumo Kabushiki Kaisha | Antiviral agent |
JP2993674B2 (ja) * | 1989-02-01 | 1999-12-20 | 利博 山瀬 | 抗後天性免疫不全症候群ウイルス剤 |
DE4302053C1 (de) * | 1993-01-26 | 1994-06-30 | Gunther Dr Kuemel | Pharmazeutische Zusammensetzung, die gegenüber Infektionen mit HIV-Viren prophylaktisch wirkt |
Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JPS5294431A (en) * | 1975-12-10 | 1977-08-09 | Anvar | Antiivirus agent treatment for virus inffction and prevention method |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2245374B1 (ja) * | 1973-07-27 | 1977-02-25 | Anvar | |
FR2334366A2 (fr) * | 1975-12-10 | 1977-07-08 | Anvar | Application a titre d'agents antiviraux de composes d'heteropolyanions contenant du tungstene combine a de l'antimoine |
FR2372633A2 (fr) * | 1976-12-03 | 1978-06-30 | Anvar | Compose d'heteropolyanions contenant du tungstene combine a de l'antimoine, leur obtention et leurs applications |
-
1985
- 1985-11-29 IL IL77188A patent/IL77188A/xx unknown
- 1985-11-29 DE DE19853542165 patent/DE3542165A1/de not_active Withdrawn
- 1985-12-02 AU AU50580/85A patent/AU589148B2/en not_active Ceased
- 1985-12-03 JP JP60272363A patent/JPS61227525A/ja active Granted
- 1985-12-03 AT AT85402392T patent/ATE37142T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-12-03 EP EP85402392A patent/EP0185584B1/fr not_active Expired
- 1985-12-03 DE DE8585402392T patent/DE3564907D1/de not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5294431A (en) * | 1975-12-10 | 1977-08-09 | Anvar | Antiivirus agent treatment for virus inffction and prevention method |
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JPH0334931A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-14 | Hokkaido Togyo Kk | 抗レトロウイルス剤 |
JPH0571569B2 (ja) * | 1989-06-30 | 1993-10-07 | Hokkaido Sugar Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU589148B2 (en) | 1989-10-05 |
JPH0262533B2 (ja) | 1990-12-26 |
DE3542165A1 (de) | 1986-07-10 |
IL77188A0 (en) | 1986-04-29 |
DE3564907D1 (en) | 1988-10-20 |
EP0185584A1 (fr) | 1986-06-25 |
AU5058085A (en) | 1986-07-17 |
IL77188A (en) | 1989-03-31 |
ATE37142T1 (de) | 1988-09-15 |
EP0185584B1 (fr) | 1988-09-14 |
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