JPS61227525A - 後天性免疫不全症候群の治療用医薬、対応する薬理組成物および治療法 - Google Patents

後天性免疫不全症候群の治療用医薬、対応する薬理組成物および治療法

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JPS61227525A
JPS61227525A JP60272363A JP27236385A JPS61227525A JP S61227525 A JPS61227525 A JP S61227525A JP 60272363 A JP60272363 A JP 60272363A JP 27236385 A JP27236385 A JP 27236385A JP S61227525 A JPS61227525 A JP S61227525A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)およびそ
れと類似した症候群の治療に有効な医薬に関する。また
、本発明は、この医薬を含む薬理組成物と、この医薬を
投与することを含むAIDSおよびそれと類似した症候
群の治療法とに関する。
この新規薬理組成物の活性成分はすでに公知であり、そ
れは式: (NaSbs W210156) 18−で
表されるヘテロポリアニオン(HPA)であって、アル
カリ金属および/またはアルカリ土類金属および/また
はアンモニウム塩の一つの形をとって新規組成物として
提供される。このイオンの構造の研究はジェイ・フィッ
シャー(J、FISC)IBR)等〔ジャーナル オン
 アメリカン ケミカル ソサイアティ(J、Am、C
hem、 Soc、)、98 (10)、 3050 
(1976))によって記述されている。肉腫および白
血病、脳心筋炎あるいはネズミ水庖性口内炎を引き起す
ある種のウィルス性疾患の治療に対するこのヘテロポリ
アニオンの適用は、フランス国特許出願第2、245.
374号および同第2.334.366号において開示
されている。
上記塩は多くの水和物を形成する。式:%式% る該ヘテロポリアニオンのアンモニウムおよびナトリウ
ム塩は一般にHPA−23と呼ばれる。この塩は、クリ
プテート(cryptate )である。
HP A−23がマウス〔プリオン(Prion) ]
のスクレーピー症(scrapie )の発病に対して
活性があることを°示すことが可能である。これらの結
果に従って、臨床上の予備的な分析がクロイツフエルト
ーヤコブ(Creutzfeldt−Jakob)病に
対して試みられてきた。1日の投与置駒3 mg / 
Kgで、数人の患者の病状の安定化および回復が記録さ
れた。
今や、HPA−23およびこのHPAの他の塩がAID
Sの治療に有効であることが見出された。
この疾患にみられるリンパ節障害の公知治療法はなく、
AIDSを引き起こすレトロウィルスの増殖に必要な酵
素である逆転写酵素の阻害剤の投与は、体内ウィルス感
染に限定するかぎりは、非常に興味深い。
LAVあるいはHTLV[rと名付けられたレトロウィ
ルスがAID、Sに冒された患者から発見されることが
知られており、最近、このウィルスの変種および突然変
異種が単離されてきた。
本発明は、まず第一にヒトを含む温血動物における後天
性免疫不全症候群および類似の症候群の治療を目的とし
た医薬に関し、該医薬は式:(NaSbs W 210
 s s) ”−を有するヘテロポリアニオンのアルカ
リ金属および/またはアルカリ土類金属および/または
アンモニウム塩およびその水和物からなる群から選択さ
れる少なくとも1種の毒性がなく、薬理学上許容できる
塩からなる。
本発明はまた、AIDSおよび類似の症候群の治療を目
的とした薬理組成物に関し、該薬理組成物は、一方の上
記群から選択される毒性のない薬理学上許容できる塩と
、他方の調剤用キャリヤーとから成る。
最後に、本発明は、AIDS沿よび類似の症候群の治療
に関し、該治療は、AIDSおよび類似の症候群の治療
に十分な量の上記塩の少なくとも1種を投与することか
らなる。
該組成物は非経口、経口、直腸内あるいはリンパ線内投
与を行うことができる。1日の投与量は0.1〜100
mg/Kgである。非経口投与の中で、静脈内投与が特
に有利である。
本発明において、注射あるいは、リンパ管内投与し得る
組成物は、例えば、塩化ナトリウムの等張水性溶液ある
いはマンニトール等の様な注射用無菌溶媒中に適切な量
のヘテロポリアニオンの塩を溶解することにより得られ
る。該塩の溶解は即座に行うことができ、薬理組成物は
、単位投与量の無菌塩粉末を含むフラスコおよび無菌注
射液を含むアンプルの形で提供されるか、あるいは即時
使用可能な注射液とされ、通常の条件下で調製したアン
プルの形で提供される。また、本発明による薬理組成物
は、他の相客性かつ製薬上許容される添加物、例えばグ
ルコースまたは塩化ナトリウムを通常使用される一群の
潅流液中に溶解した相容性潅流液、またはマンニトール
あるいはグルコースなどの添加物と混合することができ
る。
本発明による組成物において、経口投与を目的としたも
のは、例えば錠剤、カプセル、カシェ剤、糖衣錠等の通
常の形で提供され、好ましくはこの剤形は保護コーティ
ングされる。
本発明による薬理組成物の調製は、ガレノース製剤にお
いて知られている古典的な方法によって行われる。
以下において、AIDSに冒された患者のHPA−23
による治療および人間ではなくサルのリンパ節障害を発
病させるLAVおよびレトロウィルスに対する試験管内
でのHPA−23の活性が開示されている。このサルウ
ィルスは特にサイエンス(Science)、 223
.1083−1086 (1984)において記述され
ており、サル体内でこのレトロウィルスによって起され
る感染症をAIDSの動物モデルとして用いることが推
薦されている。
感染した細胞培養物における速度論的研究により、HP
A−23を含む式: (NaSbs W21086) 
18−を有するアニオンの塩は、シミアン(simia
n )ウィルスの逆転写酵素に対するのと同様にLAV
ウィルスの逆転写酵素に対する競争阻害剤である。これ
らの塩は例えばモロニー(Moloney)およびラウ
シャー(Rauscher)白血病ウィルスおよび、マ
ウス、トリおよびヒト(HTLVIを含み)ウィルス等
におけると同様に、別のウィルスの複製酵素に対しても
活性があることが判明した。
HPA−23の試験管内での活性 (a)  シミアンウィルス逆転写酵素カリホルニア大
学のマレイ ガードナー(MurrayGARDNBR
)研究室から得られたシミアンウィルスで感染した細胞
培養上清を10%のポリエチレングリコール(PEG)
を用いて沈殿物にまで濃縮した。
該沈殿物を20〜60%シヨ糖密度勾配超遠心分離法(
50,000g 、  2.5時間)によって精製した
。集められた密度勾配による各々の両分に対して逆転写
酵素活性の測定を行った(第1表参照)。最大の逆転写
酵素活性が密度1.18の両分に見い出された。
(b)LAV逆転写酵素の調製 リンパ節障害関連ウィルス(LAV)を[サイエンス(
Science)、 220.868−871 (19
83川に示された方法により精製し、ウィルス感染細胞
の培養上清の清澄化後、10%PEGを用いてウィルス
の濃縮を行い、しかる後、10〜60%のショ糖密度勾
配を用いて1.5時間、55.000g(IEC型5B
4980−タ)にて遠心した。逆転写酵素(RT)活性
測定を各々の画分について行い、最大のRT活性が密度
1.16の両分に見い出され、これを精製ウィルス画分
とした。
(c)  LΔ■゛転写酵素の精製 LΔV  RTを精製した。10’個のLAV感染細胞
を簡単に リン酸緩衝塩水(PBS)によって2回洗浄
し、50mMのトリス(Tris:pl(7,5)、5
00mMのKCI、0.1mMのエチレンジアミン四酢
酸(EDT:A)、1mMのジチオスレイトールおよび
10%のグリセロールを含む液中に再度懸濁し、しかる
後に液体窒素内で凍結する。0.01%トリトンX10
0内で培養(37℃:15分)した後、細胞のホモジネ
ートを1時間100.000 gにて遠心し、上澄を6
時間透析(KCI 100mM)した。該透析物をフォ
スフォセルロース力ラムにてクロマトグラフィーにかけ
、RTおよびDNAポリメラーゼがKCI濃度勾配0.
1M〜IMの間で溶出した。
逆転写酵素活性の分析 分析混合物を以下の第1表に示す。反応の停止は、該混
合物をピロリン酸ナトリウムおよびトリクロロ酢酸で処
理することにより行われる。結果は、37℃にて1時間
培養した後の、DNAに結合したトリチウム標識デオキ
シリボヌクレオチドモノホスフェートのピコモル数で表
される。
第1表 第1表(続きン シミアンAIDS(sAIDS)およびLAVの逆転写
酵素のHPA−23による阻害。反応混合物(50μj
2) は、50mM (pH7,9)のトリス、5mM
のMgCl2.20mMのKCI、2mMのジチオスレ
イトール、0.01%(7) ) !J ) ンX10
0 So、050D/MIO)ボ’)(A>、0.05
0D/m1(7)tリゴdT12−18および200p
M(7)3HTTP(25Ci/mM)を含む。
シミアンウィルス逆転写酵素は、HPA−23によって
はなはだしく阻害され、その阻害は投与量の関数である
ことが判明した。50%(IDso>にて反応を阻害す
る培養液中のHP A −23の濃度は1.1μg /
mlである。上記工程(ハ)に従って単離されたLAV
は、I Dsoがより高<30μg/mlであった。と
ころが、上記工程(C)に従ってLAVの精製逆転写酵
素を単離した場合には、I Dsoは11μg/mlで
ある。後者の測定値は、未精製の逆転写酵素について得
られる値よりも小さいが、これはたぶん酵素とHP A
−23との間の良好な接触が行われるためであろう。
2つの違ったH P A−23JI度にふけるポリ(A
)  ′オリゴdT12−18の濃度変化の効果を測定
するラインウェーパー−バーク(Lineweaver
−8urk)  プロットの結果を第1図に示す。実験
条件下における速度論的酵素パラメータを以下に示す:
 KM=ボリ(A)オリゴd T2.18mM、 V、
aw−結合3HTMP0.02pM/秒。この図は、以
前ネズミ白血病ウィルス(MLV)逆転写酵素のHPA
−23による阻害について記述されたのと同様に、HP
A−23の競争阻害機構を表している。HP A−23
と鋳型プライマー酵素錯体との相互作用は、鋳型プライ
マーの結合部位で行なわれるはずである。
RT阻害の機構は、別のレトロウィルスのモデルにみら
れるものと同様である。従って、たとえヒトおよび動物
のモデルにおいて要求される投与量が違うとしても、逆
転写酵素に対するHPA−23の一般的作用機構は競争
阻害であると思われる。
HPA−23はまた、中枢神経系に活性があり、しかも
天然キラー細胞(NK)およびキラー細胞(ADCC)
機能の刺激剤であることが見い出された。これは、生体
内でのこの化合物のレトロウィルス感染に対する活性が
、免疫系およびウィルス複製の両者に対する効果によっ
て説明できることを暗示している。シミアンAIDSは
、AIDSおよび5AIDSの臨床と免疫パターンとに
おける違いにかかわらず、抗ウィルス薬の作用のテスト
用モデルとして用い得る。
多くの治療法が、AIDS患者の治療に提案されてきた
が、生物学的あるいは臨床的パラメータにおける限られ
た効果を除いては、有効な治療法であるといういかなる
証拠も発表されていない。
上記した様に、HPA−23は、免疫系と同様に、特に
ウィルス複製(RT)に対して要求される酵素に対して
作用する。さらに、血清学的研究は、高濃度の抗LAV
抗体がAIDS関連症候群(ARC) 右よびAIDS
患者に検出され得ることを明らかにした。
上記第1図は、LAV精製逆転写酵素のHPA−23に
よる阻害に対するポリ(A)オリゴdT+2−ts鋳型
濃度の影響を表すラインウェーバ−・パーク表示を示す
ものであり、ここで各符号は以下の通りである。
A:37℃にて5分間の間に結合した3HTMPのピコ
モル数 B:鋳型プライマー濃度(ODmド1)・−・コントロ
ール(阻害ナシ) ■−■65%HP A −23阻害に対応する阻害割合
(19μg /m! ) ムーム80%HP A−23に対応する阻害割合(40
μg /ml ) それぞれのプロットは、3回の実験の平均値である。
HPA−23によるHTLV−Iの逆転写酵素の阻害こ
の実験の目的は、HTLV−Iウィルスの逆転写酵素に
対するH P A−23の効果を決定することにある。
蓋羞 ・ウィルス源二連続継代培養細胞によるHTLVウィル
スの製造 本発明者等は、ウィルス源として、HTLV−I(CI
O1MT2、C91)に感染した細胞培養上澄の混合物
を用いた。このウィルスプールのRT活性は30.00
0cpm/mlである。該ウィルスは、ロータIECに
よる超遠心(38,00Orpm、 1時間30分〉に
より100倍に濃縮される。ウィルスを含む底部相をN
ET緩衝液 (100mMNac1.10mM(pfl
 7.4)  )リス、1mM  EDTAを含む)に
再度懸濁し、−80℃にて貯蔵する。
・HP A −23源 本発明者等は、ハーブ(HERVB)およびセス(TH
BZB)  [ファクルテ デ シアンス ドウ パリ
(Facult6 des 5ciences de 
Paris) )より提供されたタングストアンチモニ
エート粉末(HPA−23)を用いた。該粉末は熱処理
水に溶解される。
50 )t g /mlの原液を調製した。
・RT活性量 様々な濃度のHP A−23の存在下にある100倍濃
縮したHTLV−Iウィルス10μlのRT活性量の測
定が行われた。RT活性は、オリゴdT源の存在下で、
合成マトリックスポリA中のトリチウム標識チミジンの
結合により測定される。用いられる反応混合物は、最適
酵素活性を得るのに必要とされるものでなければならな
い。該混合物は以下のものを含むニ ートリスpH7,9;50m M Cメルク(Merc
k)  社〕−塩化マグネシウム(MgCI2) ; 
5 m M 〔プロラボ(Prolab)社〕 一塩化カリウム(KCI)  ;20mM (プロラボ
社)−ジチオトレイトール(DTT); 1mM [シ
グマ(Sigma)社〕 一ポリ(A) ; 0.50 D /ml[ペーリンガ
ー(口oehringer) ]−オリゴdT12−1
8 ;0.050D/ml (ビーエルバイオケミカル
ズ (PL Biochemicals)社〕−トリトンX
1000 、 0.1% −ト リ ト ンX100O;  0.1 %−トリチ
ウム標識 トリフオスフェート チミジン(’HTTP
);17.10−sμM:比放射能30Ci/mmol
 (アメ−カム(Amercham)社〕用いられたH
 P A−23の濃度は0.0.5、L 5.10.2
5.50.75.100および1000 Mg /ml
である。
葦逮 結果を第1a表に示した。阻害のパーセンテージは、H
P A−23濃度の関数として示した。36μg/ml
という50%阻害量(IDs。)が減じられた。
す HP A−23はHTLV−Iウィルスの逆転写酵素を
阻害する。ID5oの値は、実質的にLAVウィルスに
対して決定された値と同程度(少し高い)である。ネズ
ミレトロウィルス(MuLV)に対して測定されたID
5oは明らかに高い。
第1a表 第1a表(続き) 血球中にLAVを含有する4人の患者にHPA−23を
投与した。治療前の患者の臨床状態は第2表に総めであ
る。約2分間に亘り丸環注入を利用してHP A−23
を、1mg/Kg 〜3.3mg/Kgの投与量で投与
した第1の患者には、夫々25日および53日の連続し
た2度の治療を約2ケ月の間隔で実施した。
その結果、該医薬は器官から急速に放出(20分以下の
半減期で)されることがわかった。従って、HP A−
23は他の患者に対してはゆっくりした潅流で与えられ
た。即ち、等張グルニース液250m1中に200mg
のHP A−23を溶解した溶液を3時間かけて投与し
た。このような治療・を15日間に亘り毎日実施した。
各患者に対し、そのT−リンパ球の培地に現れるウィル
スの量を調べた。この培養は古典的な方法で実施した。
即ち、10%のFe2 (牛胎児血清)、TCGF生長
因子、インターロイキン2、抗体ヒトα−インターフェ
ロン血清、ポリブレンおよび抗生物質が補充されたR 
P M I −1640培地中で行った。細胞培養上清
中に現れたウィルスの量は2回/週で逆転写酵素活性を
測定することにより決定した。
患者1については、各治療期間中、細胞培養物中にもは
やウィルスは検出されなかったが、2度の治療期間同志
の間においてウィルスが再度検出され、第2の治療修了
時に、LAVウィルスは検出されず、この患者から単離
されたウィルスによるこの患者自身のT−リンパ球の感
染は、LAV標的細胞の存在によって示されるように可
能であった。これらの結果を第2図に示した。
この第2図は、患者1のHP A−23による治療中の
血小板のカウントパターンおよび細胞培養上清中での逆
転写酵素活性により試験されたLAVの複製を総めたも
のである。この患者はある期間の2度に亘る治療を受け
、その第1回目は1983年7月27日〜8月20日の
期間であり、第2回は1983年10月17日〜12月
8日である。積算投与量は890mg (第1回目)お
よび1980mg (第2回目)であった。各期間にお
いてHP A−23の投与量は1mg/kgから3.3
mg/kgにわずかに増大された。
患者2.3および4については、治療直前にLAVを単
離し、次いで2週間HP A −23で治療したが、こ
れら患者のT−リンパ球の第1次細胞培養および健常人
からのT−リンパ球との共同−培養いずれにおいてもウ
ィルスは全く単離されなかった。しかしながら、治療の
30日後には上記患者2.3および4の試料からの共同
−培養において再度ウィルスが検出された。患者4にあ
っては感染されていないウィルス感受性細胞の存在が検
出された(第3図参照)。
ウィルスが培養上清中に見出されなかった場合には、細
胞がウィルスで感染され得ないことをチェックした。即
ち、このことはHP A−23がウィルスの複製を阻害
するが、ウィルスの侵入した細胞を殺さず、試験管内試
験により得られた結果を確証していることを示している
。逆転写酵素を阻害するのに必要とされる用量は細胞の
DNAポリメラーゼを阻害するために要する用量よりも
少なく、その結果これらの投与量は細胞障害作用を示さ
ない。
一方、T、”−’Jンパ球の絶対数およびT4/Tll
比は、治癒後殆ど変化しなかった。逆に、8日目以前に
血小板の数が4人のうち2人において顕著に減少した。
更にこの数はHP A−23による治療期間の終了時ま
でわずかに減少し続けた。各大人の患者における予備治
療値に対する血小板カウント数の回復は21日後および
45日後の間で観測された。肝性トランスアミナーゼの
ゆっくりした増加(2×正常値)が、治療中の患者2.
3および4について観測された。予備治療範囲の回復は
21日以内に生じた。腎臓毒性はまったく観測されなか
った。
上記のような観測は有効成分としてHPA−23を含有
する医薬組成物がエイズの治療のために有効であること
を示している。
TX:)キンプラズマ症 pcp :二二−モシスティス・カリニ肺炎PGL :
根強く感染されたリンパ節障害KS:カポジ肉腫 Hemoph :血友病 H8:ホモセクシャル (+):平均ELISAおよびRIPA(35Sメチオ
ニン) 結局、ヘテロポリアニオン(NaSbs W210ss
) ”−を、エイズの治療に有用な他の有効成分および
有用なビヒクルと共に含有する薬理組成物は本発明の目
的の1つを構成する。これらの組成物は種々の投与型、
例えばすべての成分を混合して含む単位投与剤あるいは
各成分が同時にまたは別々に投与される分割型のいずれ
であってもよい。
以下の実施例A−Cにおいて、本発明による3種の薬理
組成物が記載される。これらは静脈経由で投与されるも
のである。
活性(有効)成分Na5bs W21O86 (N H
−) 、Ja ・14H20は公知の方法で調製したも
のであり、その方法は米国特許第4.547.369号
明細書に開示されている。
実施例A ここで作製するのは静脈経由で投与される既製溶液であ
り、2.5重量%の有効成分を含むものである。この溶
液はアンプルに分配され、各アンプルは以下の成分を以
下に示す量で含有する(全量は2CrI)。
HP A −2350mg 塩化ナトリウム     9mg 注射用水 この溶液は使用に付するまで+4℃にて保存する。
実施例B 以下の例は、静脈経由で注射されるものであり、使用に
際して調製されるものである。
滅菌粉末を含むフラスコと溶媒アンプルとを調製した。
分配状態は以下の通りである。
滅菌粉末フラスコ HP A −2350mg 溶媒アンプル Na[: I等張液       2CIIl実施例C 実施例Bと同様に、滅菌粉末含有フラスコと溶媒アンプ
ルとを調製した。分配状態は以下の通りである。
滅菌粉末フラスコ HP A −2350mg マンニトール     100mg 溶媒アンプル 注射可能な調製水    2CrI
【図面の簡単な説明】
第1図は異なった2つのHPΔ−23濃度での、ポ!J
 (A)オリゴdT12−18の濃度変化の効果を示す
、ラインウェーバ−・パークプロットの結果を示す図で
あり、 第2図は患者1のHP A−23による治療中の血小板
のカウントパターン(上図)および細胞培養上清中での
逆転写酵素活性によりテストされたLAVの複製(下図
)を示す図であり、第3図は患者2に対するH P A
−23による治療前(左図)および治療後(右図)の逆
転写酵素パターンを示す図である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトを含む温血動物の後天性免疫不全症候群およ
    び類似の症候群の治療用医薬であって、少なくとも1種
    の、ヘテロポリアニオン(NaSb_9W_2_1−O
    _8_6)^1^8^−のアルカリ金属塩、アルカリ土
    類金属塩、アンモニウム塩およびこれらの水和物からな
    る群から選ばれる無毒かつ製薬上許容される塩を含むこ
    とを特徴とする上記医薬。
  2. (2)上記塩が以下の式: NaSb_9W_2_1O_8_6(NH_4)_1_
    7Na・14H_2Oで表わされるアンモニウム、ナト
    リウム塩であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の医薬。
  3. (3)ヒトを含む温血動物の後天性免疫不全症候群およ
    び類似の症候群の治療のための薬理組成物であって、 ヘテロポリイオン(NaSb_9W_2_1O_8_6
    )^1^8^−のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩
    、アンモニウム塩およびこれらの水和物からなる群から
    選ばれる非毒性かつ製薬上許容される塩の少なくとも1
    種と、製薬担体とを含むことを特徴とする上記薬理組成
    物。
  4. (4)上記塩がアンモニウム、ナトリウム塩であること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の薬理組成物。
  5. (5)上記組成物が非経口、経リンパ管、経口または経
    直腸投与用の処方物形状で与えられることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項または第4項記載の薬理組成物。
  6. (6)上記組成物が滅菌状態にある非経口用の単位用量
    型の処方物とされたことを特徴とする特許請求の範囲第
    5項記載の薬理組成物。
  7. (7)上記組成物がエマルションまたは懸濁剤の注射溶
    液とされていることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    記載の薬理組成物。
  8. (8)上記組成物が注射処方物用の粉末とされているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の薬理組成物
  9. (9)ヒトを含む温血動物の後天性免疫不全症候群およ
    びその類似症候群の治療法であって、 ヘテロポリアニオン(NaSb_9W_2_1O_8_
    6)^1^8^−のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
    塩、アンモニウム塩およびこれらの水和物からなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の非毒性かつ製薬上許容され
    る塩を、上記後天性免疫不全症候群を治癒させるのに必
    要な量で、上記温血動物に投与することを特徴とする上
    記治療法。
  10. (10)上記投与する塩が以下の式: NaSb_9W_2_1O_8_6(NH_4)_1_
    7Na・14H_2Oで示されるアンモニウム、ナトリ
    ウム塩であることを特徴とする特許請求の範囲第9項記
    載の治療法。
  11. (11)上記塩の投与が非経口、経リンパ管、経口また
    は経直腸投与であることを特徴とする特許請求の範囲第
    9項または第10項記載の治療法。
  12. (12)上記投与が非経口、特に静脈内注射で行われる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の治療法
  13. (13)上記塩が1日当たり、体重1Kgにつき0.1
    〜100mgの割合で投与されることを特徴とする特許
    請求の範囲第9〜11項のいずれか1項に記載の治療法
JP60272363A 1984-12-03 1985-12-03 後天性免疫不全症候群の治療用医薬、対応する薬理組成物および治療法 Granted JPS61227525A (ja)

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