JPS6122672Y2 - - Google Patents

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JPS6122672Y2
JPS6122672Y2 JP1982141498U JP14149882U JPS6122672Y2 JP S6122672 Y2 JPS6122672 Y2 JP S6122672Y2 JP 1982141498 U JP1982141498 U JP 1982141498U JP 14149882 U JP14149882 U JP 14149882U JP S6122672 Y2 JPS6122672 Y2 JP S6122672Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コーンクラツシヤ、ジヤイレートリ
クラツシヤ等の旋動型破砕機の駆動装置に関し、
特に破砕機が水平方向に振動した場合に於ても、
Vベルト等による馬力の伝達が円滑に行われ、V
ベルト等が反転またはスリツプ等を生じることの
ない駆動装置に関するものである。
従来のコーンクラツシヤは、第1図に示すよう
に略円錘状のマントル1を略円錘筒状のコーンケ
ーブ2内に設け、マントル1をコーンケーブ2の
軸芯に対して若干傾けた状態で該軸芯の周りに旋
回させるものである。するとマントルとコーンケ
ーブとの間の出口隙間dがマントルの旋回に応じ
て変化し、供給口3から投入された原料が、マン
トルとコーンケーブとの間に挾圧されて破砕され
るものである。マントル1を支承する垂直回転軸
4に設けられた曲り歯傘歯車5は、水平方向に支
承された駆動軸6の端部に取り付けられた傘歯車
7と噛み合つており、駆動軸6の他端には、従動
側のVプーリ8が取り付けられている。かかるV
プーリ8はその横側部に設けたモータ9に取り付
けられた駆動プーリ10とVベルト11によつて
連結されており、モータ9の回転によつてプーリ
10,8が回転し、同時にマントル1を取り付け
た垂直軸4が回転することにより、マントル1と
コーンケーブ2との間で原料の破砕が行われる。
上記したようにマントル1は、その回転軸4に対
して偏心して取付けられている為、マントルの重
心が回転軸4の中心から偏心し、回転軸4の回転
によつてコーンクラツシヤ全体が水平方向に振動
を生じる。又、コーンクラツシヤ自体、岩石等を
破壊するものであるから振動が大きく、かかる振
動の伝達を防止する為、コーンクラツシヤ全体が
合成ゴム、バネ等の弾性材よりなる緩衝板上に載
置されている。従つて上記のように、クラツシヤ
側の従動プーリ8とモータ側の駆動プーリ10を
水平方向に配置した場合、Vベルト11を張るに
は、モータ9を水平方向に押圧するボルト12,
12の出し入れ量によつてVベルトの張りを調整
するが、クラツシヤが稼動を始めると、クラツシ
ヤの水平方向の振動が激しく、しかもクラツシヤ
ー自体、緩衝板上に載置されているので、従動プ
ーリ8と駆動プーリ10との軸間距離がクラツシ
ヤの振動に応じて変化し、プーリとベルトとの間
でスリツプや反転が生じ、マントル1の回転斑を
生じるという欠点があつた。又、従来のコーンク
ラツシヤでは、図に示したようにVベルト11を
張る場合に、モータ9を取り付けてあるボルトを
緩めると共に、モータ9をスライドさせるボルト
12,12…等をロツクナツトを緩めた後に回転
させる等、手の込んだ操作が必要で、ベルトの交
換や張力の調節等を行うのに手間がかかるという
欠点があつた。
本考案は上記したような従来のコーンクラツシ
ヤ、ジヤイレートクラツシヤ等の旋動型破砕機に
内圧する欠点の解消を目的とするもので、破砕板
の旋動によつて原料を粉砕する旋動型破砕機の駆
動装置において、旋動型機駆軸側に設けた従動プ
ーリに対して、モータ側に取り付けた駆動プーリ
を垂直方向に配設し、且つ上記モータを基台上の
支点を中心として揺動可能の据付台に固定した点
を要旨とし、破砕機の垂直方向の振動が駆動プー
リと従動プーリの軸間距離に影響を与えず、従つ
てプーリとベルト間にスリツプ等を生じない様に
した駆動装置であつて、しかもそのプーリ間の軸
間距離を簡単な操作によつて自在に調節しうるよ
うになした旋動型破砕機の駆動装置を提供するも
のである。
続いて、第2図以下の添付図面を参照して本考
案を具体化した実施例について詳しく説明する。
ここに第2図は本考案の一実施例である旋動型破
砕機の駆動装置全体を示す斜視図、第3図は同実
施例に用いるモータ据付台を示すもので、同図
a,b,cはそれぞれ同据付台の平面図、側面
図、正面図、第4図a,bは同実施例に用いる調
整ボルトの平面図及び側面図、第5図a,bは同
実施例に用いるボルト装着筒の側面図及び平面
図、第6図a,bは前記据付台及び調整ボルトを
機台に揺動自在に取付ける為のブラケツトの側面
図、正面図である。
これらの図において、モータ9の上面に取り付
けるモータ据付台20は、水平の取付部21とそ
の一端に垂直に取り付けた脚部22を有して溶接
により一体に構成されており、脚部22は据付台
20の図中左側前後端に各一個づつ取付けられて
いる。据付台20の右側の前後端には一定の間隔
を置いて貫通孔23を有する取付板24,24が
それぞれボルト止めされており、上記2枚の取付
板を貫通する支軸25を有するボルト装着筒26
は、図に示すごとく支軸25を中心に揺動自在に
各1個あて据付台26の右側前後端に取付けられ
ている。基台27に固着されたブラケツト28及
び28に支軸29を中心に揺動自在に取付けられ
た調整ボルト30及び30は、それぞれ前記ボル
ト装着筒26及び26の中空部31を貫通し、該
ボルト装着筒の上下端32a,32bに接して調
整ボルト30及び30にそれぞれ螺着したナツト
33a及び33bの締付位置の調整によつて、ボ
ルト装着筒の取付高さが決定される。据付台20
上のモータ9に設けた駆動プーリ10が、旋動型
破砕機の駆動軸に取付けた従動プーリ8の垂直方
向上部に配置されるように、据付台20の前記脚
部22の長さ及び調整ボルト30の長さが決定さ
れている。該前後脚部22及び22は、その各下
端部が基台27上に取付けたブラケツト34及び
34に固定した支軸35に回動自在に係着されて
おり、ナツト33a及び33bの締付位置の調節
によつてボルト装着筒26及び26の調整ボルト
30及び30に対する取付高さを変化させると、
該ボルト装着筒の取付高さの変動に伴つて据付台
20全体が基台に固定された支軸35及び35を
中心として揺動連動をなし、据付台20の上部に
設けたモータ9の高さが垂直方向に変化し、従動
プーリ8と駆動プーリ10との間の垂直方向の軸
間距離が変化する為、両プーリ10及び8の間に
巻き付けたベルト11の張力が変化する。
即ち第7図に示す如く、据付台20が実線で示
すように水平となるようにナツト33a及び33
bの締付位置が決定されている状態に於て、駆動
プーリ10と従動プーリ8との間の軸間距離を変
化させたい場合には、上側のナツト33aを緩め
た後、下側のナツト33bを時計方向に回転させ
て、その螺着位置を上方向へ移動させると、該ナ
ツト33bに押されてボルト装着筒26が上方向
へ移動し、その結果、モータ据付台全体が支軸3
5を中心として矢印36で示す反時計方向に回動
し、同時にモータ9も支軸35を中心とする円弧
を描いて移動する為、モータ9が二点鎖線で示す
9′の位置まで移動し、その結果モータ9に取付
けられた駆動プーリ10が垂直方向にlの距離だ
け移動することになる為、プーリ8及び10の垂
直方向の軸間距離が距離lの分だけ変動し、両プ
ーリ間に張られたベルト11の張力が増加する。
ベルト11の張力が所定の値となつた位置で上側
のナツト33aを締付けてモータの取付装置を固
定する。
以上述べた如く本考案の主たる構成は破砕板の
旋動によつて原料を粉砕する旋動型破砕機の駆動
装置に於い、破砕機駆動軸側に設けた従動プーリ
に対してモータ側に取付けた駆動プーリを垂直方
向に配設し、且つ上記モータを基台上の支点を中
心として、揺動可能の据付台に固定した点にある
から駆動側プーリと従動側プーリを連結するVベ
ルトが垂直方向に張られているのでマントルの旋
動によつて破砕機が水平方向に振動した場合でも
両プーリの軸間距離がほとんど変動せず、従つて
Vベルトの張力が変化しないのでベルトが反転し
たりスリツプしたりするような不都合がなくな
り、しかもモータが固定の支点を中心として揺動
し得る据付台に固定されているので、上記従動プ
ーリと駆動プーリとの間の軸間距離を変化した場
合にも、モータを固定しているボルトをその都度
緩める等の煩雑な作業が不要で、単に据付台の揺
動角度を調整するナツト等を操作するだけで、両
プーリの軸間距離を正確に調整することができ、
必要なベルト張力を容易に得ることができる。
又、従来の破砕機のように駆動プーリと従動プー
リとが水平方向に配設されている場合には、破砕
機の水平方向の振動量に見合つた充分の軸間距離
が必要であつたが、本考案に於ては破砕機の振動
方向と直角の方向にベルトを張ることができるの
で、両プーリの軸間距離を短くすることができ機
械全体の小型化を成し得るという効果を奏するも
のである。尚、本考案は水平方向に振動する旋動
型破砕機全般に適用され、上記実施例に示したコ
ーンクラツシヤばかりでなくジヤイレートリクラ
ツシヤその他の破砕板の旋動によつて原料を粉砕
するあらゆる旋動型破砕機の駆動装置に適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコーンクラツシヤの一部破砕断
面を含む斜視図、第2図は本考案の一実施例に係
る旋動型破砕機の駆動装置全体の斜視図、第3図
は同実施例に用いることのできるモータ据付台を
示すもので同図aは平面図、bは側面図、cは正
面図、第4図a及びbは同実施例に用いることの
できる調整ボルトの平面図および側面図、第5図
a及びbは同実施例に用いることのできるボルト
装着筒の側面図および平面図、第6図a及びbは
同実施例に用いることのできるブラケツトの側面
図および正面図、第7図は同実施例に於るプーリ
軸間距離を変更する操作手順を示す同駆動装置の
正面図である。 符号の説明、1……マントル(破砕板)、8…
…従動プーリ、6……駆動軸、9……モータ、1
0……駆動プーリ、27……基台、35……支軸
(支点)、20……据付台、22……脚部、30…
…調整ボルト、26……ボルト装着筒、33a,
33b……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 破砕板の旋動によつて原料を粉砕する旋動型
    破砕機の駆動装置において、破砕機駆動軸側に
    設けた従動プーリに対して、モータ側に取り付
    けた駆動プーリを垂直方向に配設し、且つ、上
    記モータを基台上の支点を中心として揺動可能
    の据付台に固定したことを特徴とする旋動型破
    砕機の駆動装置。 2 上記モータ据付台の一端を基台に揺動自在に
    係着し、他端に揺動自在に取り付けたボルト装
    着筒に、基台に揺動自在に取り付けた調整ボル
    トを垂直に貫通させ、該調整ボルトに螺着した
    ナツトの締付位置の調整によつてモータ据付台
    が垂直方向に揺動可能である特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の旋動型破砕機
    の駆動装置。
JP14149882U 1982-09-17 1982-09-17 旋動型破砕機の駆動装置 Granted JPS5948744U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14149882U JPS5948744U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 旋動型破砕機の駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14149882U JPS5948744U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 旋動型破砕機の駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5948744U JPS5948744U (ja) 1984-03-31
JPS6122672Y2 true JPS6122672Y2 (ja) 1986-07-08

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ID=30316457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14149882U Granted JPS5948744U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 旋動型破砕機の駆動装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS5948744U (ja)

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
PIT AND QUARRY=1981 *
PIT ANDQUARRY HANDBOOK AND BUYERS GUIDE=1981 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5948744U (ja) 1984-03-31

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