JPS61225175A - 1,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製造方法 - Google Patents

1,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製造方法

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JPS61225175A
JPS61225175A JP6519785A JP6519785A JPS61225175A JP S61225175 A JPS61225175 A JP S61225175A JP 6519785 A JP6519785 A JP 6519785A JP 6519785 A JP6519785 A JP 6519785A JP S61225175 A JPS61225175 A JP S61225175A
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Junji Yoshinaga
吉永 順司
Takeshi Masagaki
武志 正垣
Takao Kakita
孝雄 柿田
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Sawai Pharmaceutical Co Ltd
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Sawai Pharmaceutical Co Ltd
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 (式中、Aは低級アルコキシ基で置換されていてもよい
アリル基を、Xは低級アルキレン基を、R1、R2およ
びR″はそれぞれ低級アルキル基を示す)で表わされる
1、5−ベンゾチアゼピン誘導体(1)及びその塩の新
規製造方法に関する。
〔従来技術〕
1.5−ベンゾチアゼピン誘導体(1)及びその塩は冠
血管拡張作用を有し冠血管拡張剤として有用な化合物で
ある。
従来、1.5−ベンゾチアゼピン誘導体(1)は(式中
、AおよびR1は前記と同意義である)で示される化合
物(I)にジメチルスルホキシド中、水素化ナトリウム
を作用させて、5−位窒素部分におけるナトリウム塩と
した後、これを2−ジメチルアミノエチルクロライドと
反応させることにより製造されてきた(特公昭46−4
3785)。ところが、この方法では収率が約23%と
低く、工業的に充分満足できるものではない。
そのため、収率のよい工業的方法の開発が望まれ、多く
の研究がなされている。たとえば、化合物(III)を
非プロトン性溶媒中シリカゲルまたはアルミナ存在下、
アルカリ金属塩とした後、これに2−ジメチルアミノク
ロライドを反応させる方法(特開昭57−136581
号)、化合物(I)を相間移動触媒、塩基の存在下2−
ジメチルアミノエチルクロライドと反応させる方法(特
開昭58−29779号)、化合物(IIりをアセトン
中水酸化カリウムの存在下、あるいはアセトン、アセ1
−ンー水混液、酢酸低級アルキルエステル、酢酸低級ア
ルキルエステル−水温液中炭酸カリウムの存在下、2−
ジメチルアミノエチルクロライドと反応させる方法(特
開昭58−99471号)が提案されている。
しかしながら、かかる方法はいずれも塩基性化合物の存
在下ないしは塩基性条件下に実施されるものであり、化
合物(III)におけるエステル結合が一部加水分解さ
れるという懸念があり、また、収率や、反応時間の点に
おいても必ずしも充分ではなく、工業的でない。
また、化合物(Ill)の製造方法としては、一般式 (式中、A及びR1は前記と同意義である)で表わされ
る化合物(IT)を1−置換−2−ハロピリジウム塩と
第三級アミンとの存在下閉環させる方法が知られている
(特開昭58−29779号)。ところが、この方法も
収率、反応時間の点で十分とはいえない。
従って、中性の緩和な条件下で反応を進行させ、エステ
ル基の加水分解を伴うことなく、高純度、高収率で1,
5−ベンゾチアゼピン誘導体(T)を工業的により有利
に製造する方法が待望されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、中性の条件下でも反応が容易に進行し
、かつ従来にない高純度、高収率で1.5−ベンゾチア
ゼピン誘導体E体(1)を得る方法を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはかかる問題点を解決すべく種々検討を重ね
た結果、■化合物(■)と式 (式中、Xは低級アルキレン基を、R2及びR3はそれ
ぞれ低級アルキル基を示す) で表わされる化合物(IV)とを反応させることによっ
て、中性の緩和な条件下に、高収率で1,5−ベンゾチ
アゼピン誘導体(1)が得られること、■化合物(II
)の閉環反応が、N、 N’−ジ置換カルボジイミドま
たはN、N’−ジ置換カルボニルジイミダゾール、ジメ
チルホルムアミド−チオニルクロライドを使用する中性
条件下で極めて容易に進行し、高収率で化合物(IIT
)が得られることを見出して本発明を完成した。
即ち、本発明は化合物(III)と化合物(IV)とを
反応させることによる1、5−ベンゾチアゼピン誘導体
(I)の製造方法である。また、本発明は化合物(U)
を、ジメチルホルムアミド−チオニルクロライド、N、
N’−ジ置換カルボジイミドまたはN、N’−ジ置換カ
ルボニルジイミダゾールの存在下、閉環反応に付して化
合物(11[)を得、かくして得られた化合物(III
)を化合物(IV)と反応させることによる1、5−ベ
ンゾチアゼピン誘導体(1)の製造方法である。
本明細書において低級とは、一般に炭素数1〜4個のも
のをいう。低級アルキル基としては、たとえばメチル、
エチル、n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル
、t−ブチル等が例示され、低級アルコキシ基としては
、たとえばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、1s
o−プロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ等が例示
され、低級アルキレン基としては、たとえばメチレン、
エチレン、トリメチレン等が例示され、アリル基として
は、フェニルが例示される。
化合物(I[I)と化合物(IV)との反応は、通常室
温程度〜120℃であり、5分〜30分程度で十分であ
る。
本反応は、通常中性の脱水剤の存在下に実施される。中
性の脱水剤としては、たとえばトリ置換ホスフィンおよ
び低級ジアルキルアゾジカルポキンレートの組み合わせ
が例示される。ここにトリ置換ホスフィンにおける置換
基としては、好ましくは低級アルキル、低級アルキル等
で置換されていてもよいフェニル、低級アルコキシ等が
例示され、好ましいトリ置換ホスフィンとしては、トリ
n−ブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ
トリールホスフィン等が挙げられる。ジ低級アルキルア
ゾジカルボキシレートとしては、ジエチルアゾジカルボ
キシレートが例示される。
上記の中性の脱水剤は、通常化合物(III)に対して
1〜2倍モル程度使用される。また、トリ置換ホスフィ
ンと低級ジアルキルアゾジカルボキシレートとの割合は
等モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒中、たとえばジオキサン
、テトラヒドロフランなどの存在下に実施される。
かくして得られた1、5−ベンゾチアゼピン誘導体(I
)は自体既知の分離精製方法によって任意の純度のもの
として単離精製することが出来る。
また、化合物(III)は化合物(II)の閉環によっ
て製造される。当該閉環反応は自体既知の方法で実施し
てもよいが、好ましくはジメチルホルムアミド−チオニ
ルクロライド、N、N’−ジ置換カルボジイミドまたは
N、N“−ジ置換カルボニルジイミダゾールあるいはこ
れらの2以上の混合物の存在下に行われる。かかる試薬
の存在下に反応が容易に進行し、化合物(III)が高
収率で得られることは本発明者によって初めて見出され
たものである。当該試薬を使用する閉環反応においては
、反応促進剤として、4−ジメチルアミノピリジンの触
媒量の存在下に行うことが好ましい。また、反応温度は
Q ’c〜室温程度が好ましく、反応時間は30分程度
である。
また、1,5−ベンゾチアゼピン誘−i体u)は、特に
光学分割しない限りdn体として得られるが、化合物(
II)ないしは化合物(II)に至る任意の化合物にて
光学分割をして当該化合物の6体またはβ体を得、これ
を用いて所望の光学活性体を得ることができる。また、
64体の1,5−ヘンゾチアゼビン誘導体(1)を光学
分割することによっても所望の光学活性体を得ることが
できる。
本発明の1,5−ヘンヅチアゼピン誘導体(1)、その
光学活性異性体またはジアステレオマーは、所望により
、その塩の形にすることができる。塩としては、薬理学
的に許容される塩、たとえば塩酸塩、硫酸塩等の無機酸
塩、クエン酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩等の有機酸塩が
例示される。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例にて使用したカラム用シリカゲルは特に断
らない限りメルク社製のアート(Art )7734を
使用した。
実施例1 2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ−5−
(2−ジメチルアミンエチル)−シス−2,3−ジヒド
ロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4,(5H)−オンの
合成 (1)トリフェニルホスフィンを用いる場合アルゴン気
流下、2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ
−シス−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン
−4(5H)−オン[以下、化合物(3)と略す] 5
00mg (1,46mmol)とトリフェニルホスフ
ィン(以下、ph3pと略す) 765.9mg (2
,92mmol)をドライジオキサン7.5mlに溶解
。室温下、この溶液に2−ジメチルアミノエタノール〔
以下、化合物(4)と略す30.293m1 (2,9
2mmol)、次いでジエチルアゾジカルボキシレート
(以下、DEADと略す) 0.460 ml (2,
92mmol)のドライジオキサン(1ml)溶液をそ
れぞれ滴下後、還流下、5分間反応。反応混合物から、
溶媒留去後、残渣にエーテル(25ml)を加え、不溶
物を吸引濾取。濾液について溶媒留去を行い、得られた
油状物をクロロホルムに溶解し、シリカゲルカラム(展
開溶媒:クロロホルム:メタノール=95:5)により
精製を実施する。溶媒留去後、白色固体の2=(4−メ
トキシフェニル)−3−アセトキシ−5−(2−ジメチ
ルアミノエチル)−シス−2,3−ジヒドロー1,5−
ベンゾチアゼピン−4,(5H)−オン〔以下、化合物
(1)と略す) 552 mg (収率91.2%)ヲ
得た。mp 135〜136℃(イソプロピルエーテル
)IR(γTg:r、 C「I)  。
1745、16B0.1610.1580.1510H
’−NMR(CDCβ3.δ): 1.88 (S、 31L −0COC川。)2.25
 (S、 68.−N(C其3)2)3.78 (S、
 3H,−QCC104,98(d、 IH,−CH−
C旦−、J=71(z)5.15 (d、 IH,−C
旦−CI!−、J=7Hz)6.75〜7.75 (m
、 88) (2)トリーn−ブチルホスフィンを用いる場合アルゴ
ン気流下、化合物(31200mg (0,58mmo
l)をドライジオキサン3mlに溶解。この溶液に室温
下、トリーn−ブチルホスフィン0.289m1 (1
,16mmol) 、化合物(4) 0.117m1 
(1,16mmol) 、次いでD E A D 0.
183m1 (1,16mmol)のドライジオキサン
(0,5m1)溶液を滴下した後、還流下、2時間反応
。反応混合物から、溶媒留去後、残渣をクロロホルムに
溶解し、シリカゲルカラム(展開溶媒:クロロホルム:
メタノール−95:5)により精製を実施する。溶媒留
去後、白色固体の化合物(1)208 mg (収率8
6%)を得た。
実施例2 2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ−5−
(2−ジメチルアミノエチル)−シス−2,3−ジヒド
ロ−1,5−ヘンゾチアゼビン−4(5H)−オン・塩
酸塩の合成 (1)化合物(1)から化合物(1)・HC7!を得る
方法化合物fl) 300mg (0,72mmol)
をイソプロピルエーテル80m1に溶解。この溶液に、
室温下、40%−エタノール−塩酸0.15 mlを加
え、析出固体を吸引濾取。乾燥後、白色固体の化合物(
1)・HCI。
294.3mg (収率90.4%)を得た。mp 1
87.5〜]−88,5(エタノール−イソプロピルエ
ーテル)T R(r!iH;、 cm−’)  :29
20、2600.2400.1740.1680.16
10H’−NMR(CDC7!ff、δ):1.87 
(S、 3)1.−0COCH3)2.87 (S、 
 61L  −N(CH3) 2)3.80 (S、 
 31L  −QCC104,97(d、  LH,−
CI−Cll−、J=7Hz)5.13 (d、  L
H,−C1l−CH−、J=7Hz)6.70〜7.8
7  (m、9H) (2)化合物(3)から化合物(1)・HCAを得る方
法falカラム精製を用いる場合 アルゴン気流下、化合物(3) 500mg (1,4
6mmol)とPh5P 765.9mg (2,92
mmol)をドライジオキサン7.5〜]に溶解。この
溶液に室温下、化合物(410,293m1 (2,9
2mmol) 、次いでD E A D 0.46m1
 (2,92mm01)のドライジオキサン(1〜])
i4液をそれぞれ滴下後、還流下、5分間反応。反応混
合物から、溶媒留去後、残渣にエーテル(25〜])を
加え、不溶物を吸引濾取。濾液について、溶媒留去を行
い、得られた油状物をクロロホルムに溶解し、シリカゲ
ルカラム(展開溶媒:クロロホルム:メタノール−95
:5)により精製を実施する。溶媒留去後、残渣(62
7mg)にイソプロピルエーテル60m1とエーテル4
0「lを加えて溶解。この溶液に、室温下、40%−エ
タノール−塩酸0.30m1を加えた後、析出固体を吸
引濾取。乾燥後、白色固体の化合物fl) ・HC7!
574.8mg (収率87.3%)を得た。
mp 187.5〜188.5℃ (エタノール−イソ
プロピルエーテル) (b)カラム精製を用いない場合 アルゴン気流下、化合物f31500mg (1,46
mmol)とPt++P 765.9mg (2,92
mmol)をドライジオキサン8mlに溶解。この溶液
に室温下、化合物(410,293m1 (2,92m
mo+) 、次いでD E A D 0.46m1 (
2,92mmol)のドライジオキサン(1ml)溶液
をそれぞれ滴下後、還流下、5分間反応。反応混合物か
ら溶媒留去後、残渣にエーテル(25〜])を加え、不
溶物を吸引濾取。濾液を5%−HClで洗浄。水層をエ
ーテルにより洗浄を行い、水冷下、炭酸カリウムにより
、弱アルカリ性(pH約8)にした後、エーテル抽出。
水洗後乾燥を行い、溶媒留去。残渣をイソプロピルエー
テル40m1に溶解。この溶液に、室温下40%−エタ
ノールー塩酸0.2〜]を加え、析出固体を吸引濾取。
乾燥後、淡黄色固体の化合物(11−HC1526mg
 (粗服率80%)を得た。
実施例3 2−(4−メトキシフェニル)−3−アセトキシ−シス
−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(
5H)−オンの合成 (11D CCを用いる方法 2−アセトキシ−3−(4−メトキシフェニル)3−(
2−アミノフェニルチオ)−プロピオン酸〔以下、化合
物(2)と略す1500mg (1,38mmol)と
4−ジメチルアミノピリジン34.6mg (0,28
mmol)をドライ塩化メチレン70m1に溶解。この
溶液に、水冷下、ジシクロヘキシカルボジイミド342
.5mg(1,66mmol)のドライ塩化メチレン(
2〜])溶液を滴下し、室温にもどした後30分間攪拌
。反応混合物から析出固体を吸引濾取。濾液から溶媒留
去する。残渣をクロロホルムに溶解し、シリカゲルカラ
ム(展開溶媒:ヘンゼン:酢酸エチル−7:3)により
精製を実施する。溶媒留去後、白色固体の化合物(3)
 437.7mg (収率92.4%)を得た。mp2
00〜201℃ (エタノール) T R(r!!B+  Cm−’)  :3200. 
1750. 1690 H1−NMR(CDCβ3.δ) : 1.88 (S、  3H,−0COC旦3)3.73
 (S、 3H,−QCC105,08(d、 11(
、−C1l−Cl−、J=7.5112)5.30 (
d、  LH,−CH−114+−、J=7.5Hz)
6.63〜7.73  (m、  8H)8.67 (
brs、、  LH,−CON川)(2)チオニルクロ
ライド−ジメチルホルムアミドを用いる方法 ドライベンゼン1mlに、ドライN、N’−ジメチルホ
ルムアミド0.161m1 (2,07m1) 、次い
でチオニルクロライド0.151m1 (2,0710
1)を室温下情下し、同条件下、10分間攪拌。2層に
分離した反応混合物の下層を取り、水冷下、化合物+2
1500mg (1,38mmol)のドライ塩化メチ
レン(50ml)溶液に滴下後10分間攪拌。同条件下
、トリエチルアミン0.577m1 (4,14mmo
l)のドライ塩化メチレン(1ml)溶液を滴下した後
、室温にもどし、10分間反応。反応混合物を飽和食塩
水で洗浄後、乾燥。溶媒留去後、残渣をクロロホルムに
溶解し、シリカゲルカラム(展開溶媒:ベンゼン:酢酸
エチル−7:3)により精製を実施する。溶媒留去後、
白色固体の化合物(3) 331mg (収率70%)
を得た。
参考例1 2−アセトキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−
(2−アミノフェニルチオ)−プロピオン酸の合成 2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−
(2−ニトロフェニルチオ)−プロピオン酸1、0 g
  (2,86mmo+)をドライピリジン6mlに溶
解。
この溶液に、水冷下、無水酢酸0.352m1 (3,
72mm01)を滴下し、0°Cにて3分間反応。反応
液を室温下、IN−塩酸60m1に徐々に滴下し、次い
で濃塩酸を加え、pH約2とした。析出固体を吸引濾取
し、水洗後乾燥。黄色固体の2−アセトキシ−3−(4
−メトキシフェニル’)−3−(2−ニトロフェニルチ
オ)−プロピオン酸〔以下、化合物(6)と略す) 1
.08g  (粗収率96%)を得た。この固体をメタ
ノール−水から再結晶を行い、黄色結晶の化合物(61
842mg (収率75%)を得た。次に、化合物(6
11,Og (2,56mmol)をとり、ドライメタ
ノール30m1に溶解。この溶液に、パラジウム−炭素
(10%) 500mgを加え、室温で水素添加。5時
間後、吸引濾過、ドライ塩化メチレン洗浄、濾液から溶
媒留去。乾燥後、淡かっ色泡状結晶の化合物(2179
2mg (収率85%)を得た。
rR(γWHC,clll−1)  。
3450、3350.3100−2250.1740.
1610H’−NMR(CDfli、δ): 2.1 (S、 38.−0COC旦、)3.7 (S
、 38.−QCC10 4,55(d、 IH,−CI−CH−、J=4H2)
5.4 (d、 LH,−CH−Cl−、J=4Hz)
6.1〜7.4 (m、 118) 〔発明の効果〕 本発明により提供される、化合物(II)の閉環反応と
得られた化合物(III)のアルキル化反応を経て目的
物(I)を得る新規な方法による一連の工程は、従来に
は知られていなかった中性条件で行うことができ、目的
物を高収率で与えることを特徴とする反応であり、工業
的にも非常に有効な方法である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Aは低級アルコキシ基で置換されていてもよい
    アリル基を、R^1は低級アルキル基を示す)で表わさ
    れる化合物(III)と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Xは低級アルキレン基を、R^2およびR^3
    はそれぞれ低級アルキル基を示す) で表わされる化合物(IV)とを反応させることを特徴と
    する一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、X、R^1、R^2およびR^3は前記と同意
    義である) で表わされる1,5−ベンゾチアゼピン誘導体及びその
    塩の製造方法。
  2. (2)中性の脱水剤の存在下に反応を行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の1,5−ベンゾチ
    アゼピン誘導体及びその塩の製造方法。
  3. (3)中性の脱水剤がトリ置換ホスフィンおよびジ低級
    アルキルアゾジカルボキシレートの組み合わせである特
    許請求の範囲第(2)項記載の1,5−ベンゾチアゼピ
    ン誘導体及びその塩の製造方法。
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Aは低級アルコキシ基で置換されていてもよい
    アリル基を、R^1は低級アルキル基を示す)で表わさ
    れる化合物(II)を閉環反応に付して一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、AおよびR^1は前記と同意義である)で表わ
    される化合物を得、かくして得られた化合物(III)を
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Xは低級アルキレン基を、R^2およびR^3
    はそれぞれ低級アルキル基を示す) で表わされる化合物(IV)と反応させることを特徴とす
    る一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、A、X、R^1、R^2およびR^3は前記と
    同意義である) で表わされる1,5−ベンゾチアゼピン誘導体及びその
    塩の製造方法。
  5. (5)化合物(II)の閉環反応を、ジメチルホルムアミ
    ド−チオニルクロライド、N,N′−ジ置換カルボジイ
    ミドまたはN,N′−ジ置換カルボニルジイミダゾール
    あるいはこれらの2以上の混合物の存在下に行うことを
    特徴とする特許請求の範囲第(4)項記載の1,5−ベ
    ンゾチアゼピン誘導体及びその塩の製造方法。
  6. (6)化合物(III)と化合物(IV)との反応を中性の
    脱水剤の存在下に行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第(4)項または第(5)項記載の1,5−ベンゾチア
    ゼピン誘導体及びその塩の製造方法。
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JP (1) JPS61225175A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6450872A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Tanabe Seiyaku Co Production of 1,5-benzothiazepine derivative

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JPS6450872A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Tanabe Seiyaku Co Production of 1,5-benzothiazepine derivative

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