JPS61224251A - 回転陽極型x線管 - Google Patents

回転陽極型x線管

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Publication number
JPS61224251A
JPS61224251A JP6231085A JP6231085A JPS61224251A JP S61224251 A JPS61224251 A JP S61224251A JP 6231085 A JP6231085 A JP 6231085A JP 6231085 A JP6231085 A JP 6231085A JP S61224251 A JPS61224251 A JP S61224251A
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JP
Japan
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target
ray tube
rotor
rotating anode
disc
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JP6231085A
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Katsuhiro Ono
勝弘 小野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は回転陽極型X線管装置に係り、陽極ターゲッ
トを磁気軸受で非接触で支承しながら高速度で回転させ
、更にこの陽極ターゲットに正の高電圧を供給し、陰極
に負の高電圧を供給し、真空容器及び磁気軸受用ロータ
ーを実質的に接地電位に保ち、磁気軸受のステーターと
ローターの間隔を4u以下に保ち、且つコンパクトな構
造とした回転陽極型X線管装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
一般にX線管は、例えばX線診断として医療用に利用さ
れているが、胃の検診などの場合には、従来第3図に示
すようなX線管が用いられている。このX線管は、いわ
ゆる回転陽極型といわれるもので、外囲器1の一方に陰
極2が配設され、熱電子を放出する陰極フィラメント及
び集束電極を内蔵したカップ3が偏心して設けられてい
る。又、外囲器1の中央付近には、陰極ヱに対向して略
傘状の陽極ターゲット4が配設されている。この陽極タ
ーゲット4は、上記陰極lとの間に高電位差を設け、陰
極フィラメントから放出された電子を加速して衝突させ
、制動輻射によってX線を発生させるとともに、その際
に発生する多畦の熱を貯蔵および放熱するだめのもので
あり、熱発生面積を実効的に広げるために高速度で回転
できるように々っている。このような陽極ターゲット4
は支持柱5を介してイイ等円筒状ローター6に連結され
ている。
このローター6は、外囲器I外に配設されたステータ7
が発生する回転磁界を受けて回転力を生じるもので、ス
テータ7と共に誘導電動機を形成している。尚、支持柱
5とローター6は一体釦なっている。ローター6の内側
には、軸心に沿って回転軸8が配役され、この回転軸8
の一端はねじ等(図示せず)によりローター6に固着さ
れている。この回転軸8と前記ローター6との間には有
底筒状の固定子9が同軸的に配設され、一端が封着リン
グ10.11を介して上記外囲器1に固定されている。
溝、この固定子9Fi一部が管外に露出しており、X線
庁全体を外部に支持固定する役目も果している。そして
固定子9と上記回転軸8との間には、ベアリング12.
13が介在配設され、回転軸8が自由に回転するように
なっている。きて、動作時には陰極フィラメントから放
出された電子がターゲット4に到達した時のパワーは、
陽極電圧50、kV電流20 mAの場合、1 kWに
達する。
このパワーの99%以上が熱に変換されるので、ターゲ
ット4は外部への?A f13射と他の部分への熱伝導
を伴いなから畠温度に加熱される。熱輻射は温度の4乗
に比例して増加するので、高温になると放熱が大きく増
力口し、短時間で熱平衡に達する。例えば前記の条件で
は5分後に1100℃で平衡する。一方、熱伝導による
熱の伝達は、伝導媒体の他端が熱的にフリーの場合には
、長時間かかって徐々に端部が高温となる。そしてター
ゲット4の熱はローター6、回転軸8に伝えられ、これ
らを高温にする。ローター6が高温になれば、前述した
ように熱輻射が増加して熱的に平衡に達する。上記した
条件では、支持柱5上の0点は通電開始後約15分で8
00℃、ローター6の0点では通電開始後30分で55
0℃、ベアリング13の近傍の0点では通電開始俵約5
0分で400℃で熱平衡に達スる。ベアリング13の熱
伝導が悪化すれば、0点の温度は0点と同一となり、5
50℃にも達することになる。ベアリング12.13中
のボールの回転状況によっては熱膨張により外輪、内輪
とのクリアランスが不良となり、ベアリング破損等の不
都合が発生することとなる。
又、ベアリング12.13が500℃以上にもなれば、
ボールの硬度低下をきたし、回転停止等の管球破損が発
生することになる。
又、真空中でベアリング12.13を介してローター6
及びターゲット4を回転する場合、回転速度を大きくす
ると、極端に回転寿命が低下することが判っている。現
実に使用されているX線管は10,000 rpm程度
であるが、この場合でも回転寿命は十分ではない。
更に、ターゲット4の熱容量が増えた場合に、ターゲッ
ト重量が大きくなり、やはり回転寿命が短かくなる欠点
があった。これを解決するために、米国特許明細書4,
417,171号、特公昭58−43860号、特開昭
59−63646号に記載されている磁気浮上形X線管
が提案されているが、これらは次のような欠点を有して
いる。即ち、米国特許明細94,417.171号では
、ローターの外径が極めて大きくなり、X線管全体が大
きくなるだけでなく、中央部の支柱を高電圧にしなけれ
ばならないので、その保持が困難である。cr−公昭5
8−43860号では、ローターとターゲットの剛性が
小さく、共振周波数が低くなり、高速回転ができ々い欠
点がある。特開昭59−63646号では、陽極を接地
電位に保たなければならず、特別の高電圧電源及び高定
圧ケーブルが必要となり不便である。
〔背景技術の問題点〕
ところで上記のような従来のX線管には、次のような欠
点がある。即ち、上述のようにベアリング12.13の
内輪は高温度になり易いが、外輪は低温となっており、
この点の温度は60°Cから550℃の間で、ベアリン
グZ 2 、1.9中のボールの回転状況1でよって変
化する。ボールの温度が高く々ると、ボールと内輪及び
外輪とのクリアランスが不足するだけでなく、これらの
間に存在する潤滑材が蒸発してしまい、ベアリング12
.13が破損する場合がある。これらの理由により回転
停止事故が多発し易い欠点がある。この防止のためにタ
ーゲット4の黒化度の増大、ローター6の表面の黒化度
の増大、ターゲット4とローター6の間に熱遮蔽板の設
置等が考えられているが、これらの効果は比ff的少な
く、ターゲット4への入力パワーを過少にしているのが
実状である。
又、この構造では高速回転をすると、回転寿命が極めて
短かくなる。そして、ターゲット4の熱容量を増すと、
ターゲット4の重量が増すため、益々回転寿命が短かく
なる。これらの問題を除去するだめに、磁気軸受を用い
た回転陽極型X線管が既述のように米国特許明細書4.
417,171号、特公昭58−43860号、特開昭
59−63646号に提案されている。
しかしながら、これらはそれぞれ前述したように欠点を
有している。
更に、これら及び第3図に示した従来の回転陽極型X線
管では、30.OOOrpm程度以上の超高速回転を達
成しようとした場合に、ターゲット4内の遠心応力が過
大となり、ターゲット4の破損を生じせしめる。   
・ 〔発明の目的〕 この発明の目的は、大容量のX@発生用回転陽極体を磁
気軸受を用いて非接触で回転自在に支承し、この磁気軸
受の剛性を十分大きく保ち、しかも回転部の剛性を大き
くして共振周波数を高くし、低振動の超高速回転を可能
とし、回転寿命を極めて長くし、且つ回転陽極体を正の
高電圧に、陰極を負の高電圧に、真空容器及び磁気軸受
のローター及びステータを実質的にアース電位に保つこ
とにより、磁気ギャップを小さくして剛性を高くすると
共に、ローターの変位を検出する位置センサーにノイズ
が入らないようにして、信頼性を著しく向上した回転陽
極型X線管を提供することである。
〔発明の概要〕
この発明は、磁気軸受用ローターの内部に絶縁物を挿入
固着し、この絶縁物を介してこの絶縁物の外周部で分離
した位置にX線発生用回転陽極体を機械的に固着して、
この回転陽極体と上記磁気軸受用ローターとを分離した
上記絶縁物の部分で電気的にe縁し、上記磁気軸受用ロ
ーターを実質的に接地電位に保ち、少なくとも1個のロ
ーターの内部に貫通して設けられた尋電路を通って管外
から上記回転陽極体に止の高電圧を供給するように構成
されている。そして、陰極には負の高電圧を加えること
ができ、従来の回転陽極型X線管と同じ中性点接地形の
高電圧電源で使用することができ、従来のX 線”#と
同じ程度の重量及び外形寸法を有し、しかも大容量のタ
ーゲットを超高速度で回転させることができ、極めて長
寿命で低振動、低騒音の回転陽極型X線管装置である。
〔発明の実施例〕
この発明の回転部!・正型X線′ρ装置は第1図に示す
ように構成され、従来例(第3図)と同−置所は同一符
号を付すことにする。
即ち、真空容器であるハウジングLの中央部は金属製で
あり、接地’4 mに保たれている。そして、このハウ
ジングLは、X線発生用の回転陽極体400からの熱を
吸収゛する吸熱容器部10 1と、磁気軸受内真空隔壁
102,103と、位置センサー内真空隔壁104 、
105と、補助軸受支持板106,107と、端部絶縁
容器108,109から成り立っている。このようなハ
ウジングLは上記部分によって既述のように真空容器を
形成し、その内部は高真空に保たれている。
上記磁気軸受内真空隔壁102,103の外側には、ラ
ジアル方向に吸引力を発生するラジアル磁気軸受用ステ
ーター110,111が設けられている。このラジアル
磁気軸受用ステーター110,111のそれぞれ横には
、スラスト方向に吸引力を発生するスラスト磁気軸受用
ステーター112.113が設けられている。
これら各ステーターの内側には、磁気軸受川口磁性材料
からなり、その外周には磁性材料から々る積層板116
,117が被覆され、この積層板116,117と上記
ラジアル磁気軸受用ステーター110,111との間で
吸入力を発生してラジアルイ磁気軸受を構成している。
又、上記磁気軸受用ローターリ4,115の端部には、
耐熱金属118,119を有して例、t ハバリウムイ
ンブレカソードのような低温動作の陰極120,121
が取付けられており、ダイオード陽極122,123と
の間で通電用ダイオード124.125を形成している
。更にその外側に、固定陰極126,127が設けられ
ており、上記の回転する耐熱金属118゜119の一部
との間に上記通電用ダイオード124.125と逆特性
の通電ダイオード128゜129を形成している。これ
らのダイオードにより磁気軸受用ローター114.IZ
5は両方共実質的に接地電位に保たれ、上記磁気1v+
i受内真空隔壁102,103と実質的に同電位になっ
ている。このため、それらの間隔を0.5間以内の小ギ
ャップに保つことができ、上記ラジアル磁気軸受用ステ
ーター、11.0.111と磁気軸受用ローター114
,115との間隔を1u以内に小さくすることができる
。この結果、軸受剛性を極めて大きくすることができる
更に上記磁気軸受用ローター114.115の外周には
、上記積層板116 tll 7に続いて非磁性金属か
らなる金属リング130,131が固着され、一方のロ
ーターロ」の外周には上記金属リング131に続いて銅
リング132、非磁性リング133が固着されている。
上記銅リング132の外側にはローター回転用ステータ
ー134が設けられており、これらは誘導モーターを形
成してローターを高速度で回転させる。上記金属リング
130、非磁性す/ダ133の外側には、それぞれリン
グ104,105を介シてラジアルセンサー135,1
36が設けられ、磁気軸受用ローター仁14.115の
偏位を検出する。
又、上記磁気軸受用ローターリ〕の内側には、貫通した
電気絶縁物137が焼きばめ等によって機械的に剛に固
着されている。この電気絶縁物137のうち回転陽極体
仁す側の端面137−aには、モリブデン等からなる金
属板13Bが接合されている。この接合は、ろう付は等
によって実現可能であることは、実験済みである。そし
て、この金属板138には、X線発生用の陽極ターゲラ
)4がボルト139により機械的に密に固定されている
上記磁気軸受用ローターリコの端部と上記金属板138
の中間部では、電気絶縁物137の直径を他の部分より
も大きな耐電圧部137−1)が形成され、ターゲラ)
4と磁気軸受用ローラーリ】の高耐電圧(例えば80 
kV以上)を保っている。この場合、電気絶縁物132
の耐電圧部137−bは、表面を凹凸にすることにより
沿面距離を長くしている。
上記電気絶縁物137の中央部には導電路140が設け
られ、電気絶縁物137のターゲット4側の端面にメタ
ライズ処理等によって取付けられた導電体141を介し
てターゲラ)4に電気的に結合されている。上記導電路
140の他の端部には耐熱金属142が設けられており
、その一部に熱電子放出陰極143が取付けられ、その
外部に取付けられたヒーター144により陰極143は
1000℃程度の高温度に加熱される。上記ヒーター1
44には、動作時に管外から高電圧(例えば75 kV
 )が印加され、上記のように加熱されて陰極143か
らの熱電子の流入により、電気的に低インピーダンスで
結合されている。従って、ターゲット4に管外から非接
触で高電圧を供給することができる。
もう一方の磁気軸受用ローターリ」の内側一部にも、電
気絶縁物145が焼きばめ等により挿入固着されており
、上記と同様にターゲット取付用金属板138とロータ
ーU」は、径が大きい耐電圧部分145−aによって高
耐電圧(例えば80kV)に保たれている。そして、上
記したようにローターリ」は接地電位に保たれ、ターゲ
ット4は正の高電圧に保たれている。尚、耐電圧部分1
45−aは凹凸部分を設けて沿面距離を長くしている。
又、陰極3には図示しない導電体によって負の高電圧(
例えば−75kV)が供給されており、熱電子が正の高
電圧(例えば+75 kV )に保たれた回転陽極体←
ニに衝突してX線146を発生する。このX線146は
、吸熱容器部101に取付けられた例えばべIJ IJ
ウムからなるX線放射窓147を通って管外に照射され
る。又、ターゲットAから放出された2次電子(図示せ
ず)は、管内に設けられた遮蔽板148.149により
遮蔽され、電気絶縁物13’l、145の耐電圧部13
7−b、I45−aに飛来するのを防いでいる。
更に、ローター114.115の端部の外側には、それ
ぞれ補助ベアリングI5θ、15Zが支持板1oe、z
07によって強固に支持されている。ローター114.
115が正常に作動しているときには、ローター114
,115と非接触であるが、動作前又は異常動作の場合
には、この補助ベアリング150,151によって回転
部が支承される。
又、ローター115の端部には、スラスト方向の偏位を
検出するだめの位置センサー152が取付けられ、その
出力によりスラスト磁気軸受用ステーター112,11
3を制御してスラスト方向の位置制御を行なう。
尚、電受絶縁物137,145の材質として、窒化シリ
コン(例えばSi、N、)のようなセラミックスを用い
ると、機械的強度が大きくなり、好適である。
又、上記回転陽極体←すは、ターゲット円板4θ2と、
このターゲット円板402を両側から挾持して接合する
一対のターゲット支持体401? 、 404とからな
っている。
上記ターゲット円板402は、上記陰極3から放出され
加速されて入射する電子の入射面の軌跡(電子入射軌道
面)401を、端表面で形成するように作られており、
その厚さは10iz以下に設定されている。そして、既
述のように高密度の高エネルギー電子が入射するので、
その表面が局部的に2800 ’Ctで高温になる。
従って、ターゲット円板402は、再結晶温度が高いこ
と、高融点であること、熱伝導率が大きいこと、比熱と
密度の積が大きいこと、電子番号が大きいこと等が必要
であり、現在のところ高融点重金属例えばタングステン
又はその合金が最適である。
又、上記ターゲット支持体403,404は、耐熱金属
例えばモリブデン又はその合金でできている。そして、
30000rpm程度以上の超高速回転の場合には、遠
心応力が過大となってターゲット円板402が破損しな
いためには、ターゲット円板402の接合部が回転軸と
直角であることが好ましい。従って、平板状のターゲッ
ト円板402の両側平面で例えばホットプレスにより高
熱伝導率を有する耐熱金属(例えばモリブデン又はその
合金)と貼合わせ、その後、上記したように加工する。
又、上記ターゲット支持体403.404は、回転中心
における遠心応力が過大とならないように、中央部から
離れるに従って径が小さくなる径小な支持軸部405,
406を一体に有し、この支持軸部405,406には
熱抵抗を増すために、両側からくりぬいて夫々中空40
7゜408が形成されている。
尚、接合を容易にするために、又、回転陽極体400全
体の爪゛准を小さくするために、既述のように上記ター
ゲット円板402の厚さをIon麓以下に保つと良い。
〔発明の変形例〕
上記実施例では、ローター114.115を実質的に接
地電位に保つために非接触の電流通路を採用しているが
、その片方又は両方を機械的に接触させる構債にしても
良い。
同様((、回転陽極体400に管外から電圧を供給する
ための非接触4電部143.144を機械的な接触によ
る導電機構に変えても良い。
又、ローターu〕(又はz 25)と絶縁物137(又
は145)とを全面で接合しているが、接合面を一部分
に限定しても良いことは勿論である。
又、回転陽極体400と電気絶縁物137゜145の間
に、それぞれ金属板138を介して両者を結合している
が、これらを直接接合しても良い。
次に、他の変形例について第2図を用いて説明するが、
第1図と同一箇所は同一符号を付す。
即ち、電気絶縁物137.145は柱状とし、耐′醒圧
部分137−b、145−aは沿面距離を長くすること
により、高電圧とすれば、上記実施例と同様効果が得ら
れる。更に、耐電圧部分137−b 、 145−aに
凹凸部を設けて沿面距離を長くすれば良いことは勿論で
ある。
又、軸受部に従来の機械的ベアリングを用いても良い。
更に回転陽極体←すのターゲット支持体40 、? 、
 4θ4、支持軸部405,406の全部又は一部を高
熱伝゛導率を有するセラミック(例えばSiC)で作っ
ても良い。
〔発明の効果〕
この発明によれば、次のよ・うな優れた効果が得られる
即ち、回転陽極体←すが遠心応力に対して強いので、3
0.OOOrpm程度の超高速回転が可能であり、X線
管の尖頭入力値を従来管に比べて1.7位に増加させる
ことができる。又、回転体が完全非接触であるため、低
振動、低騒音のX線管を提供でき、更に機械的ボールベ
アリングを使わないので、回転寿命が極めて長くなる。
又、回転陽極体(ム!を正の高電圧に、陰極120.1
21を負の高電圧に保っているので、いわゆる中性点接
地方式の高電圧電源が使用できる。つまり従来のX線管
用電源を使用できるため、この発明の回転陽極型X線管
は従来のX線発生装置に使用することができる。
又、ローター114.115が実質的に接地電位である
だめ、磁気軸受の磁気ギャップを小さくできると共に強
い剛性を得ることができ、=20− 極めて重い重量(例えば4Kg)のターゲラ)4を高速
(例えば30.00 Orpm )で回転させることが
できるので、超大容量(例えば6 )J(U )のX線
管を提供することができる。更に、ローター114,1
15が実質的に接地電位であるために、位置センサー1
52に入るノイズを減少させることができ、安定な動作
が可能である。
又、ローター114.115の構造が簡単であり、この
結果、コンパクトで低価格のX線管を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る回転陽極型X線管を
示す断面図、第2図はこの発明の変形例を示す断面図、
第3図は従来の回転1湯極型X線管を示す断面図である
。 1・・・ハウジング、110.111・・・ラジアル磁
気軸受用ステータ、112 、 Z 1 、?・・・ス
ラスト磁気軸受用ステータ、Z 24 、 Z 15−
・・磁気軸受用ロータ、120.121・・・陰極、1
37゜145・・・電気絶縁物、←ソ・・・回転陽極体
、402・・・ターゲット円板、403,404・・・
ターゲット支持体、405’、 4’06・・・支持軸
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1個の陰極と、この陰極に対向して設
    けられた回転自在のX線発生用回転陽極体と、この回転
    陽極体を回転自在に支承する軸受部とを有する回転陽極
    型X線管において、上記回転陽極体は、ターゲット円板
    と、このターゲット円板を両側から挾持して接合する一
    対のターゲット支持体とを具備してなることを特徴とす
    る回転陽極型X線管。
  2. (2)上記ターゲット支持体は、径小な支持軸部を一体
    に有し、かつこの支持軸部は中空に形成されている特許
    請求の範囲第1項記載の回転陽極型X線管。
  3. (3)上記ターゲット円板の厚さは、10mm以下に設
    定されている特許請求の範囲第1項記載の回転陽極型X
    線管。
  4. (4)上記ターゲット円板は、タングステン又はその合
    金よりなる特許請求の範囲第1項記載の回転陽極型X線
    管。
  5. (5)上記ターゲット支持体は、モリブデン又はその合
    金よりなる特許請求の範囲第1項記載の回転陽極型X線
    管。
  6. (6)上記ターゲット支持体は、耐熱セラミックよりな
    る特許請求の範囲第1項記載の回転陽極型X線管。
  7. (7)上記軸受部は、磁気軸受である特許請求の範囲第
    1項記載の回転陽極型X線管。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001357807A (ja) * 1999-12-29 2001-12-26 General Electric Co <Ge> X線管において異種金属を接合するための結合部材を有するコンプライアント継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001357807A (ja) * 1999-12-29 2001-12-26 General Electric Co <Ge> X線管において異種金属を接合するための結合部材を有するコンプライアント継手

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