JPS6122126Y2 - - Google Patents

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JPS6122126Y2
JPS6122126Y2 JP1982053030U JP5303082U JPS6122126Y2 JP S6122126 Y2 JPS6122126 Y2 JP S6122126Y2 JP 1982053030 U JP1982053030 U JP 1982053030U JP 5303082 U JP5303082 U JP 5303082U JP S6122126 Y2 JPS6122126 Y2 JP S6122126Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
hanging
top plate
upper rail
groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982053030U
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English (en)
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JPS58156973U (ja
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Publication date
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Priority to JP5303082U priority Critical patent/JPS58156973U/ja
Publication of JPS58156973U publication Critical patent/JPS58156973U/ja
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Publication of JPS6122126Y2 publication Critical patent/JPS6122126Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上レールを天板にまた吊り具を戸にそ
れぞれ容易にしかも確実に固定し得ると共に天板
の下面と戸の上面との間隙をドライバーなどの工
具を一切使用することなく自由に調整し得る構造
とした吊り戸に関するものである。
吊り戸は以下に列挙する如き種々の利点がある
ために、以前より家具や押入れなどに使用されて
おり、近年その利用は益々盛んになつて来てい
る。
(1) 開閉が軽快である (2) 下レールが不要であるから物の出し入れが容
易であると共に地板の構造を簡略化できる (3) 戸と地板との間に隙間があるため地板に戸車
などの当接によるスレ傷が発生しない (4) 戸に反りが多少あつても実用には差し支えな
い。
このように近年多用されて来ている吊り戸は、
上レールが天板にまた吊り具が戸にそれぞれ一体
となつて全く移動しないように固定される構造で
あるために戸の上下位置調整が全くできないの
で、使用中に天板などにたわみなどが生ずると戸
の底部が地板に当接して前記1及び3の利点が失
なわれてしまう欠点があり、この欠点を解消しよ
うとすると戸を取り外して上レールと吊り具との
一者以上を別のものに交換する以外に手段がなか
つたのである。更に従来の吊り戸においては、上
レールや吊り具をそれぞれ天板や戸に木ネジで固
定する方式を採用しているために戸が当接する両
側の側板と戸との間に隙間が生じた場合にもその
隙間をなくすように調整できない欠点があると共
に、上レールや吊り具の固定作業が煩雑である欠
点もあつた。
このような欠点を解決した吊り戸として実開昭
54−58537号に開示されているように、吊り戸に
固定される吊り具に縦長孔を設けておいてこの縦
長孔に係合するねじの締付けにより吊り戸と吊り
具との位置関係を上下に調整できる構造のものも
あるが、このように縦長孔に係合するねじの締付
けにより吊り戸と吊り具との位置関係を上下に調
整する構造のものでは調整時にねじの締付けを行
なうドライバーのような工具が必要になつて簡単
且つ容易に調整ができないと共に、ねじが緩むと
吊り戸が調整できる最下位置まで下降してしまう
という欠点があつた。
本考案者等はかかる従来の吊り戸の欠点を除去
し、上レールの天板に対する固定及び吊り具の戸
に対する固定の操作が容易且つ確実で、しかも吊
り具の戸に対する固定位置をドライバーの如き工
具を一切使用することなく上下方向に調整できる
と共に吊り戸と天板との間に大きな隙間が生じな
いように調整できる構造の開発に成功し、本考案
を完成したのである。
すなわち、本考案は天板の下面に戸の移動方向
と平行に溝が穿設されており、下端両側に吊り具
支持部を有し上端に連続した矢頭部を有する上レ
ールがその矢頭部を前記天板の溝に挿入されて天
板に固定されており、戸の上面には所定間隔で丸
穴が穿設されていてその丸穴に鬼目ナツトが嵌入
されており、前記鬼目ナツトには上端に前記上レ
ールの吊り具支持部に係合して支持される吊り具
の下方に設けられたオネジ部が螺合されているこ
とを特徴とする吊り戸を提供するものである。
以下、図面により本考案に係る吊り戸について
詳細に説明する。
第1図は本考案に係る吊り戸の1実施例の構造
を示す縦断面図、第2図は本考案に係る吊り戸に
おいて使用される上レールの1実施例の斜視図で
ある。
図面中、1は天板でありその下面には戸の移動
方向と平行に溝1aが穿設されている。2は戸で
ありその上面には所定間隔で丸穴2aが穿設され
ている。3は天板1の下面に固定される上レール
であり、下端両側に吊り具支持部3aを有し上端
に天板の溝1a内に嵌入される連続した矢頭部3
bを有し且つ吊り具支持部3aと矢頭部との中間
に斜め方向に貫通形成された釘穴3cを有してい
る。4は戸2の上面に穿設されている丸穴2aに
嵌入される鬼目ナツトである。5は上端に上レー
ル3の吊り具支持部3aに係合して支持される係
合部5aを有し下方に鬼目ナツト4のメネジ部に
螺合されるオネジ部5bを有する吊り具である。
6は上レール3を天板1に確実に固定するために
上レール3に貫通形成された釘穴3cを貫通して
天板1の下面に対して斜めに天板1に打ち込まれ
る釘である。また7は天板1の下面に溝1aと平
行で且つ溝1aより正面側に穿設されている溝1
bに挿入される連続した矢頭部7aを有する上部
化粧材であり、この上部化粧材7が天板1に固定
されると上レール3、吊り具5、釘6などが正面
側から隠蔽されるので上部化粧材7を使用するこ
とが好ましく、この上部化粧材7は上レール3と
一体を成していてもよい。
かかる構成において本考案に係る吊り戸を製作
するには、先ず溝1a,1bが下面に穿設されて
いる天板1の溝1aに上レール3の上端の矢頭部
3bを挿入し矢頭部3bを天板1の溝1aに係止
させ、次いで釘穴3cに釘6を挿入してから金鎚
で釘6を天板1の下面に対して斜めに打ち込んで
レール3を天板1の下面に強固に固定する。この
上レール3を天板1に強固に固定する手段として
は釘6を使用せずに、上レール3の矢頭部3bを
天板1の溝1aに挿入する際に接着剤を塗布して
接着剤と共に挿入してもよく、更にはこの接着剤
や釘6を使用しない場合もある。次いで天板1の
溝1bに上部化粧材7を挿入し連続した矢頭部7
aを溝1bに係止させる。また戸2の上面に穿設
されている丸穴2aには鬼目ナツト4を嵌入して
鬼目ナツト4の鬼目が上方を向いて鬼目ナツト4
が戸2の上面から抜けないようにしておき、次い
でこの鬼目ナツト4のメネジ部に吊り具5の下方
に螺設されているオネジ部5bを螺合し、吊り具
5の上端の係合部5aが戸2の上面から所定長さ
だけ上方に位置し且つ係合部5aが戸2に対して
所定方向を向くように調整する。かくして吊り具
5を戸2の上部に固定すると、その戸2を天板1
の下面に固定された上レール3の吊り具支持部3
aに吊り具5の係合部5aを係合させて戸2を支
持せしめればよいのである。
以上詳述した如き本考案に係る吊り戸は、以下
に列挙する如き種々の利点を有しており、その実
用的価値は非常に大きなものがある。
(1) 上レール3が天板1の下面に穿設されている
溝1aに挿入される矢頭部3bを挿入して固定
できる構造であるから位置決めを正確に行なえ
ると共に作業が簡単である。
(2) 上レール3が下端両側に吊り具支持部3aを
有する構造であるので、2枚の戸2を吊り下げ
ても上レール3が変形し難い。
(3) 戸2に固定する吊り具5が鬼目ナツト4に螺
合されるオネジ部5bを有する構造であるか
ら、ドライバーの如く工具を一切使用すること
なくいつでも吊り具5の係合部5aの戸2上面
よりの高さを変更できると共に実開昭54−
58537号に開示されている吊り戸のようにねじ
が緩んでせつかく行なつた位置調整が意味を成
さなくなることもなく、天板1がたわんだり戸
2の上桟がたわんでも容易に天板1の下面と戸
2の上面との間隔を調整できる。
(4) 吊り具5の下方に螺設されたオネジ部を螺合
するための戸2の上部に固定するナツトを鬼目
ナツト4としたことによつて、ナツトの戸2の
上部への固定が極めて容易となる。
(5) 上レール3を天板1に確実に固定するのに、
天板1の下面に対して斜めに釘6を打ち込んだ
り接着剤を使用したりすることによつて、木ネ
ジの如く固定に時間を要することなく、更に木
ネジの如く天板1の下面に対して垂直にすなわ
ち真上に向つて作業をしなくてもよいので作業
性良く上レール3を天板1に強固に固定でき
る。
(6) 上部化粧材7と上レール3とを一体構造とす
ることによつて上部化粧材7の天板1への固定
をより容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吊り戸の1実施例の構造
を示す縦断面図、第2図は本考案に係る吊り戸に
おいて使用される上レールの1実施例の斜視図で
ある。 1……天板、1a……溝、1b……溝、2……
戸、2a……丸穴、3……上レール、3a……吊
り具支持部、3b……矢頭部、3c……釘穴、4
……鬼目ナツト、5……吊り具、5a……係合
部、5b……オネジ部、6……釘、7……上部化
粧材、7a……矢頭部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 天板1の下面に戸2の移動方向と平行に溝1
    aが穿設されており、下端両側に吊り具支持部
    3aを有し上端に連続した矢頭部3bを有する
    上レール3がその矢頭部3bを前記天板1の溝
    1aに挿入されて天板1に固定されており、戸
    2の上面には所定間隔で丸穴2aが穿設されて
    いてその丸穴2aに鬼目ナツト4が嵌入されて
    おり、前記鬼目ナツト4には上端に前記上レー
    ル3の吊り具支持部3aに係合して支持される
    吊り具5の下方に設けられたオネジ部5bが螺
    合されていることを特徴とする吊り戸。 2 上レール3の矢頭部3bが天板1の溝1aに
    接着剤と共に挿入されて天板1に、上レール3
    が固定されている実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の吊り戸。 3 上レール3の矢頭部3bと吊り具支持部3a
    との中間に設けられた釘穴3cを貫通して天板
    1に天板1の下面に対して斜めに打ち込まれる
    釘6によつて天板1に上レール3が固定されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項に記載の吊
    り戸。
JP5303082U 1982-04-14 1982-04-14 吊り戸 Granted JPS58156973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5303082U JPS58156973U (ja) 1982-04-14 1982-04-14 吊り戸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5303082U JPS58156973U (ja) 1982-04-14 1982-04-14 吊り戸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58156973U JPS58156973U (ja) 1983-10-20
JPS6122126Y2 true JPS6122126Y2 (ja) 1986-07-02

Family

ID=30063712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5303082U Granted JPS58156973U (ja) 1982-04-14 1982-04-14 吊り戸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58156973U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5058537U (ja) * 1973-09-25 1975-05-31
JPS5811902Y2 (ja) * 1977-11-12 1983-03-07 義美 片山 家具用の吊戸嵌め外し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58156973U (ja) 1983-10-20

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