JPS61220286A - 発熱抵抗体 - Google Patents

発熱抵抗体

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JPS61220286A
JPS61220286A JP60059384A JP5938485A JPS61220286A JP S61220286 A JPS61220286 A JP S61220286A JP 60059384 A JP60059384 A JP 60059384A JP 5938485 A JP5938485 A JP 5938485A JP S61220286 A JPS61220286 A JP S61220286A
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JP
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heating resistor
thin film
gas
atoms
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JP60059384A
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菅田 正夫
正木 辰雄
博和 小室
平澤 伸一
泰弘 矢野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発熱抵抗体に関し、特に基体表面上に機能要素
としての抵抗薄膜を形成してなる薄膜発熱抵抗体に関す
る。
この様な抵抗体は各種の電子機器または電気機器におい
て電気−熱エネルギー変換素子として好適に利用される
[従来の技術] 従来、電子機器または電気機器において比較的小型の電
気−熱エネルギー変換素子として用いられている発熱抵
抗体には薄膜型のもの、厚膜型のもの及び半導体型のも
のがある。なかでもQII型のものは他のものに比較し
て消費電力が少なくてすみ、又熱応答性が比較的良好で
あるので次第にその適用が増加しつつある。
この様な発熱抵抗体に要求される性能としては、所定の
電気信号に対する発熱の応答性が良好であること、熱伝
導性が良好であること、自己の発熱に対する耐熱性が良
好であること、及び各種の耐久性(たとえば熱履歴に対
する耐久性)が良好であること等があげられる。
しかして、従来の薄膜型発熱抵抗体においては上記性能
が必ずしも満足できるものではなく、更なる特性の向上
が望まれている。
[発明の目的] 以上の如き従来技術に鑑みて1本発明の目的のうちの1
つは熱応答性の向上された薄膜発熱抵抗体を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は熱伝導性の向上された薄膜発熱抵抗
体を提供することにある。
本発明の更に別の目的は耐熱性の向上された薄膜発熱抵
抗体を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は耐久性の向上された薄膜発熱
抵抗体を提供することにある。
[発明の概要] 以上の目的は、本発明による新規薄膜発熱抵抗体により
達成される。
本発明の9膜発熱抵抗体は、基体上に、炭素原子を母体
としシリコン原子とゲルマニウム原子とハロゲン原子と
水素原子とを含有してなる非晶質材料からなる機能薄膜
が形成されていることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本発明を更に具体的に説明す
る。
第1戸は本発明発熱抵抗体の一実施態様例の構成を示す
部分断面図である。
本図において、2は基体であり、4は機能性即ち抵抗を
実現するための薄膜である。
本発明においては基体2の材料に特に制限はないが、実
際上はその表面上に形成される機能薄膜4との密着性が
良好で、該機能薄膜4を形成する際の熱及び使用時にお
いて該機能薄Ii4により生ぜしめられる熱に対する耐
久性の良好なものが好ましい、また、基体2はその表面
上に形成される機能薄194よりも大きな電気抵抗を有
するのが好ましい、更に1本発明においては、抵抗体の
使用目的に応じて、基体2としては熱伝導性の小さなも
のや熱伝導性の大きなものを用いることができる。
本発明において使用される基体2としてはガラス、セラ
ミックス、シリコン等の無機物からなるものやポリアミ
ド樹脂、ポリイミド樹脂等の有機物からなるものが例示
できる。
本発明においては1機能薄膜4は炭素原子を母体としシ
リコン原子とゲルマニウム原子とハロゲン原子と水素原
子とを含有してなる非晶質材料からなる。ハロゲン原子
としてはF、Cl、Br、I等が利用でき、これらは単
独でもよいし複数の組合せでもよい、ハロゲン原子とし
ては特にF。
Ctが好ましく、なかでもFが好ましい。
機能薄膜4中におけるシリコン原子の含有率は、抵抗体
の使用目的に応じ所望の特性が得られる様に適宜選択さ
れるが、好ましくはo、oo。
l〜40原子%であり、更に好ましくは0.0005〜
20原子%であり、好適にはo、oot〜lO原子%で
あ原子 機能薄膜4中におけるゲルマニウム原子の含有率は、抵
抗体の使用目的に応じ所望の特性が得られる様に適宜選
択されるが、好ましくは0.0001〜40原子%であ
り、更に好ましくは0.0005〜20原子%であり、
好適には0.001〜10原子%である。
機能薄膜4中におけるハロゲン原子の含有率は、抵抗体
の使用目的に応じ所望の特性が得られる様に適宜選択さ
れるが、好ましくはo、oo。
l〜30!!X子%であり、更に好ましくは0.000
5〜20原子%であり、好適には0.001〜10原子
%である。
機能hillA中における水素原子の含有率は、抵抗体
の使用目的に応じ所望の特性が得られる様に適宜選択さ
れるが、好ましくは0.0001〜30原子%であり、
更に好ましくは0.0005〜20原子%であり、好適
にはo、oot〜10原子%であ原子 機能薄@4中におけるシリコン原子の含有率とゲルマニ
ウム原子の含有率とハロゲン原子の含有率と水素原子の
含有率との和は、抵抗体の使用目的に応じ所望の特性が
得られる様に適宜選択されるが、好ましくは0.000
1〜40原子%であり、更に好ましくは0.0005〜
30Ji子%であり、好適にはo、oot〜20原子%
であ原子水発明発熱抵抗体における炭素を母体としシリ
コン原子とゲルマニウム原子とノ\ロゲン原子と水素原
子とを含有してなる非晶質材料(以下、「a−C二Si
 :Ge: (X、H)Jと略記することがある。ここ
でXはハロゲン原子を表わす、)からなる機能1i1膜
4は、たとえばグロー放電法の様なプラズマCVD法あ
るいはスパッタリング法等の真空堆積法によって形成さ
れる。
たとえば、グロー放電法によってa−C:Si:Ge:
(X、H)からなる薄WJ4を形成するには:基本的に
は基体2を減圧下の堆積室内に配置し。
該堆積室内に炭素原子(C,)を供給し得るC供給用の
原料ガスとシリコン原子(57)を供給し得るSi供給
用の原料ガスとゲルマニウム原子(Ge)を供給し得る
Ge供給用の原料ガスとハロゲン原子(X)を供給し得
るX供給用の原料ガスと水素原子(H)を供給し得るH
供給用の原料ガスとを導入して、該堆積室内にて高周波
またはマイクロ波を用いてグロー放電を生起させ基体2
の表面上にa−C:Si :Ge : (X、H)から
なる層を形成させればよい。
また、スパッタリング法によってa−C:Si:Ge:
(X、H)からなる薄膜4を形成するには。
基本的には基体2を減圧下の堆積室内に配置し、該堆積
室内にてたとえばAr、He等の不活性ガスまたはこれ
らのガスをベースとした混合ガスの雰囲気中でCで構成
されたターゲットをスパッタリングする際、堆積室内に
Si供給用の原料ガス。
Ge供給用の原料ガス、X供給用の原料ガス及びH供給
用の原料ガスを導入すればよい。
上記方法において、C供給用の原料ガス、Si供給用の
原料ガス、Ge供給用の原料ガス、X供給用の原料ガス
及びH供給用の原料ガスとしては常温常圧においてガス
状態のもののほかに減圧下においてガス化し得る物質を
使用することができる。
C供給用の!!X、?4としては、たとえば炭素数1〜
5の飽和炭化水素、炭素数2〜5のエチレン系炭化水素
、炭素数2〜4のアセチレン系炭化水素。
芳香族炭化水素等、具体的には、飽和炭化水素としては
メタン(CH4)、エタン(C2Ha )、プロパ7(
C3Ha)、n−ブタン(n −C4H10)、ペンタ
ン(Cs H12) 、 x−チレン系炭化水素として
はエチレン(C2H4) 、プロピレン(C3Ha )
 、ブテン−1(04BB ) 、ブテン−2(C4)
Ill ) 、イソブチレンCC4H8)、ペンテン(
C5HIO) 、アセチレン系炭化水素としてはアセチ
レン(C282) 、メチルアセチレン(03H4) 
、ブチン(C4He ) 、芳香族炭化水素としてはベ
ンゼン(Co Ha ) $があげられる。
Si供給用の原料としては、たとえばSiH4,512
H6,Si+HB、Si+Hxo等の水素化ケイ素(シ
ラン類)や、S i F4 、  (S HF2 ) 
s 、  (S i F2 ) a、(S [F2 )
 4、Si2 F6.Si3 FB、SiHF3,5i
HzF2.5iC14(SiC12)5.SiBr4、
(SiBr2)5.5i2C16,5i2C13F3等
のハロゲン化ケイ素(ハロゲン原子で置換されたシラン
誘導体)があげられる。
Ge供給用の原料としては、たとえばGeH4、Ge2
 H6%Ge3 HB 、Ge4 Hlo。
G C5)ill G ea HL4. G C7H1
6、GegHIB、Geg H2O等の水素化ゲルマニ
ウムや、GeF4、(GeF2)s、(GeF2)a。
(GeFz )4 、Ge2Fa 、Ge3Fs 、G
eHF3 、GeH2F2 、GeC14(GeC12
)5.GeBr4.(GeBr2)s。
Ge2 C16、Ge2 C13F3等ノハロゲン化ゲ
ルマニウム(ハロゲン原子で置換されたハロゲン化水素
誘導体)があげられる。
X供給用の原料としては、たとえばハロゲン、ハロゲン
化物、ハロゲン間化合物、ハロゲン置換炭化水素誘導体
等、具体的にはハロゲンとしてはF2.C12,Br2
.I2. ハロゲン化物としてはHF、HCl、HB 
r、HI、 ハロゲン間化合物としてはBrF、ClF
、ClF3 、BrF5.BrF3.HF3.IF7.
ICl、■Br、ハロゲン置換炭化水素誘導体としては
CF4 、CHF3 、CH2F2 、CH3F、CC
14、CHC13、CH2C12、CH3Cl、CBr
4.CHBr3.CH2Br2゜CH3Br、Cl4 
、CHI3 、CH212、C)(31等があげられる
H供給用の原料としては、たとえば水素ガス。
及び上記C供給用原料でもある飽和炭化水素、エチレン
系炭化水素、アセチレン系炭化水素、芳香族炭化水素等
の炭化水素があげられる。
これらの原料は単独で用いてもよいし、複数組合せて用
いてもよい。
以上の様な薄膜形成法において、形成される薄膜4中に
含まれるシリコン原子の量、ゲルマニウム原子の量、ハ
ロゲン原子の量及び水素原子の量や薄gi4の特性を制
御するには、基体温度、原料ガスの供給量、放電電力、
堆積室内の圧力等を適宜設定する。
基体温度は好ましくは20〜1500℃、更に好ましく
は30〜1200℃、最適には50〜1100℃のうち
から選ばれる。
原料ガスの供給量は目的とする薄膜性能や目標とする成
膜速度に応じ適宜法められる。
放電電力は好ましくは0.001〜20W/c rn’
 、より好ましくは0.01 N15W/Crn”。
最適には0.05〜IOW/cゴのうちから選ばれる。
堆積室内の圧力は好ましくは10−4〜1OTorr、
好適にはto−2〜5Torrのうちから選ばれる。
以上の様な薄膜形成法を用いて得られる本発明発熱抵抗
体の薄膜はダイヤモンドに近い特性を有する。即ち、た
とえばビッカース硬度1800〜5000、熱伝導率0
.:1w2cal/cm*5ece”c、抵抗率lO″
″3〜IQIIΩ・Cmの性質を有し、またシリコン原
子、ゲルマニウム原子、ハロゲン原子及び水素原子を含
有するので耐薬品性や柔軟性も極めて優れたものが得ら
れる。
本発明の抵抗体の機能薄膜4上には適宜の保護及びその
他の機能を有する層を付してもよいことはもちろんであ
る。
尚、以上の説明において、基体2は単一のものであると
されているが1本発明における基体2は複合体であって
もよい、その様な一実施態様例の構成を第2図に示す、
即ち、基体2は基部2aと表面層2bとの複合体からな
り、基部2aとしてはたとえば上記第1図に関し説明し
た基体材料を使用することができ、また表面層2bとし
てはその上に形成される機能薄膜4との密着性のより良
好な材料を使用することができる0表面層2bはたとえ
ば炭素原子を母体とする非晶質材料や従来より知られて
いる酸化物等から構成される。この様な表面層2bは基
部za上に上記薄膜形成法と類似の方法により適宜の原
料を用いて堆積させることにより得られる。また1表面
層2bは通常のガラス質のグレーズ層であってもよい。
次に1本発明の発熱抵抗体の製造方法の概略について説
明する。
第3図は基体表面上に機能薄膜を形成する際に用いられ
る装置の一例を示す図である。ttotは堆積室であり
、1102〜110Bはガスボンベであり、1107〜
1111はマスフローコントローラであり、1112〜
1116は流入バルブであり、1117〜1121は流
出バルブであり、1122〜1126はガスボンベのバ
ルブであり、1127〜1131は出口圧ゲージであり
、1132は補助バルブであり、1133はレバーであ
り、1134はメインバルブであり、1135はリーク
バルブであり、1136は真空計であり、1137は製
造すべき抵抗体の基体材料であり、1138はヒータで
あり、1139は基体支持体であり、1140は高電圧
電源であり、1141は電極であり、1142はシャッ
タである。尚、1142−1はスパッタリング法を行な
う際に電極1141に取付けられるターゲットである。
たとえば、1102にはArガスで希釈されたCH,ガ
ス(純度99.9%以上)が密封されており、1103
にはArガスで希釈されたSiH4ガス(純度99.9
%以上)が密封されており、1104にはArガスで希
釈されたGeF4ガス(純度99.9%以上)が密封さ
れており、1105にはArガスで希釈されたS i 
F4ガス(純度99.9%以上)が密封されており、1
106にはArガスで希釈されたGeH4ガス(純度9
9.9%以上)が密封されている。これらボンベ中のガ
スを堆積室1101に流入させるに先立ち、各ガスボン
ベ1102〜1106のバルブ1122〜1126及び
リークバルブ1135が閉じられていることを確認し、
また流入パルプ1112〜1116.流出バルブ111
7〜1121及び補助バルブ1132が開かれているこ
とを確認して、先ずメインバルブ1134を開いテ堆積
室1101及びガス配管内を排気する0次に真空計11
36の読みが約1.5XlO−8Torrになった時点
で、補助バルブ1132.流入バルブ1112〜111
6及び流出バルブ1117〜1121を閉じる。その後
、堆積室1101内に導入すべきガスのボンベに接続さ
れているガス配管のバルブを開いて所望のガスを堆積室
1101内に導入する。
次に1以上の装置を用いてグロー放電法によって本発明
抵抗体を製造する場合の手順の一例について説明する。
バルブ1122を開いてガスボンベ1102からCH4
/Arガスを流出させ、バルブ1123を開いてガスボ
ンベ1103からSiH4/Arガスを流出させ、バル
ブ1124を開いてガスボンベ1104からGeF4/
Arガスを流出させ、出口圧ゲージ1127.1128
.1129の圧力を1kg/crrrに調整し、次に流
入パルプ1112.1113.1114を徐々に開いて
マスフローコントローラ1107.1108.1109
内に流入させておく、続いて。
流出バルブ1117,1118.1119、補助パル’
;/1132を徐々に開いてCH4/ArガスとS i
 H4/ A rガスとGeF4/Arガスとを堆積室
1101内に導入する。この時、CH4/ArガスノN
tIkとS i H4/A rガスノ流量とGeF4/
Arガスの流量との比が所望の値になる様にマスフロー
コントローラ1107.l118.1119を調整し、
また堆積室tioi内の圧力が所望の値になる様に真空
計1136の読みを見ながらメインバルブ1134の開
度を調整する。そして、堆積室1101内の支持体11
39により支持されている基体1137の温度が所望の
温度になる様にヒータ1138により加熱した上で、シ
ャッタ1142を開き堆積室1tot内にてグロー放電
を生起させる。
次に、以上の装置を用いてスパッタリング法によって本
発明抵抗体を製造する場合の手順の一例について説明す
る。高圧電源1140により高電圧が印加される電極1
141上には予め高純度グラファイト1142−1をタ
ーゲットとして設置しておく、グロー放電法の場合と同
様にして、ガスポンベ1103からS i H4/ A
 rガスをガスポンベ1104からG e F 4 /
 A rガスをそれぞれ所望の流量にて堆積室1101
内に導入させる。
シャッタ1142を開いて、高圧電l11140を投入
することによりターグー、)1142−1をスパッタリ
ングする。尚、この際ヒータ1138により基体113
7を所望の温度に加熱し、メインバルブ1134の開度
を調整することにより堆積室1101内を所望の圧力と
することはグロー放電法の場合と同様である。゛ 以下に、本発明発熱抵抗体の具体的実施例を示す。
実施例1: 基体としてアルミナセラミック板を用いて、該基体の表
面上に機能e膜である発熱抵抗層を形成した0発熱抵抗
層の堆積は第3図に示される装置を用いてグロー放電法
により行なわれた。原料ガスとしてcH4/Ar=0.
5 (容量比)、SiH4/Ar=O,l(容量比)及
びGeF4/Ar=0.05 (容量比)を用いた。堆
積の際の条件はwS1表の通りとした。尚、堆積中にお
いては各バルブの開度及びその他の条件については一定
に保ち、第1表に示される厚さの発熱抵抗層を形成した
形成された抵抗層上に電子ビーム蒸着法によりA1層を
形成した後、フォトリソグラフィー技術によって該A1
層を所望の形状となる様にエツチングし、複数対の電極
を形成した。
続いて、フォトリソグラフィー技術によってHF系エツ
チング液を用いて所定の部分の抵抗層を除去した。尚、
本実施例においては、前記電極対間にある抵抗層の大き
さは100μmmX100jLとされた0本実施例にお
いては、ift極対間に形成された発熱要素がピッ′チ
8個/mmで配列される様に同一基板上に複数の発熱抵
抗素子を作製した。かくして作製された発熱抵抗素子の
部分断面図を第4図に示す0図において、2は基体であ
り、4は発熱抵抗層であり、6.7は1対の電極である
かくして得られた各発熱抵抗素子の電気抵抗を測定した
ところ80Ωであった。
また、本実施例により得られた発熱抵抗素子に対し、電
気的パルス信号を入力して、該発熱抵抗素子の耐久性を
測定した。尚、電気的パルス信号のデユーティ50%、
印加電圧20V、駆動周波数0.5kH2,1,0kH
z、2.01CHzとした。
その結果、異なった駆動周波数で駆動したいづれの場合
においても電気的パルス信号入力がlXloIO回に達
しても発熱抵抗素子は破壊されることなく、またその抵
抗値もほとんど変化しなかった。
実施例2: 原料ガスをCH4/A r = 0 、5 (容量比)
SiF4/Ar=0.1 (容量比)及びG e H4
/Ar=0.05(容量比)とした以外は実施例1と同
様にして、同じ膜厚の発熱抵抗層を堆積した。
次に、実施例1と同様にして発熱抵抗素子を作製し電気
的パルス信号を入力したところ、電気的パルス信号入力
がlXloIO回に達しても発熱抵抗素子は破壊するこ
とがなかった。また、抵抗値の変化も認められなかった
実施例3: 基体なコーニング社11#7059ガラスに変えた以外
は実施例1と同様にして発熱抵抗層を堆積し発熱抵抗素
子を作製した。
かくして得られた発熱抵抗素子を実施例1と同様にして
駆動したところ、実施例1と同様に十分な耐久性を有し
ていることが確認された。
実施例4: 基体をコーニング社製#7059ガラスに変えた以外は
実施例2と同様にして発熱抵抗層を堆積し発熱抵抗素子
を作製した。
かくして得られた発熱抵抗素子を実施例2と同様にして
駆動したところ、実施例2と同様に十分な耐久性を有し
ていることが確認された。
[発明の効果] 以上の様な本発明によれば、機能薄膜として炭素原子を
母体としシリコン原子とゲルマニウム原子とハロゲン原
子と水素原子とを含有してなる非晶質材料を用いている
ことにより、熱応答性、熱伝導性、耐熱性及び/または
耐久性、更には耐薬品性、柔軟性の著しく良好な発熱抵
抗体が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明発熱抵抗体の部分断面図であ
る。 第3図は本発明発熱抵抗体の製造に用いられる装置を示
す図である。 第4図は本発明実施例において作製された発熱抵抗素子
の部分断面図である。 2二基体    4:機能薄膜 6.7:電極 1101:堆積室 1137:基体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に、炭素原子を母体としシリコン原子とゲ
    ルマニウム原子とハロゲン原子と水素原子とを含有して
    なる非晶質材料からなる機能薄膜が形成されていること
    を特徴とする、発熱抵抗体。
  2. (2)機能薄膜におけるシリコン原子の含有率が0.0
    001〜40原子%である、特許請求の範囲第1項の発
    熱抵抗体。
  3. (3)機能薄膜におけるゲルマニウム原子の含有率が0
    .0001〜40原子%である、特許請求の範囲第1項
    の発熱抵抗体。
  4. (4)機能薄膜におけるハロゲン原子の含有率が0.0
    001〜30原子%である、特許請求の範囲第1項の発
    熱抵抗体。
  5. (5)機能薄膜における水素原子の含有率が0.000
    1〜30原子%である、特許請求の範囲第1項の発熱抵
    抗体。
  6. (6)機能薄膜におけるシリコン原子の含有率とゲルマ
    ニウム原子の含有率とハロゲン原子の含有率と水素原子
    の含有率との和が0.0001〜40原子%である、特
    許請求の範囲第1項の発熱抵抗体。
  7. (7)ハロゲン原子がFまたはClである、特許請求の
    範囲第1項の発熱抵抗体。
  8. (8)基体が機能薄膜形成面側に炭素原子を母体とする
    非晶質材料からなる表面層を有する、特許請求の範囲第
    1項の発熱抵抗体。
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