JPS61219840A - 波長走査型発光スペクトル分析器 - Google Patents

波長走査型発光スペクトル分析器

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JPS61219840A
JPS61219840A JP6234285A JP6234285A JPS61219840A JP S61219840 A JPS61219840 A JP S61219840A JP 6234285 A JP6234285 A JP 6234285A JP 6234285 A JP6234285 A JP 6234285A JP S61219840 A JPS61219840 A JP S61219840A
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intensity
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泉 卓佑
Akihiko Nagai
永井 昭彦
Masayuki Kanai
金井 誠之
Tsuneo Suzuki
鈴木 常男
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/28Investigating the spectrum
    • G01J3/42Absorption spectrometry; Double beam spectrometry; Flicker spectrometry; Reflection spectrometry
    • G01J3/433Modulation spectrometry; Derivative spectrometry

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は音叉発振器を用いて光スペクトル強度測定にお
ける輝線または吸収ピークの測定感度を上昇させた波長
走査型発光スペクトル分析器に関する。
[発明の技術的背景] 例えば半導体のIC素子等の製造工程におけるプラズマ
エツチング、プラズマアッシング、リアクティブイオン
エツチング等において、エツチング処理が終了したこと
を検出する手段として、エツチング処理期間中に微量に
放出されるエツチングされる物質のプラズマスペクトル
の変化を検出する方法がある。
例えばIC素子のアルミ配線パターンをプラズマエツチ
ング処理する場合、第6図(a)に示すように、発光ス
ペクトル分析器を用いてエツチング処理中に放出される
プラズマスペクトル特性を測定する。そして、測定され
たスペクトル特性中における顕著な例えば3082人の
輝線スペク1〜ルAに検出波長λを固定してこの輝線ス
ペクトルAの強度を連続測定する。そして、第6図(b
)に示すようにこの波長3082人の輝線スペクトルA
の強度が大きく変化した時刻をエツチング終了時刻とし
てエツチング処理を停止する。
しかしなかから、一般にプラズマスペクトル特性には目
的物質以外の物質からの種々の波長を有するスペクトル
が含まれるので、これ等の物質による妨害スペクトルが
目標スペクトルに重畳している。その結果、目標スペク
トルの強度が正しく測定されない場合がある。これ等の
妨害スペクトルには広帯域状のブロードスペクトルと線
状の輝線スペクトルが混在している。従って、エツチン
グ時とエツチング終了時とで強度に明瞭な差が生じる輝
線スペクトルを全体のスペクトル特性中から捜す必要が
ある。このよう゛な考えでもって第6図(a)のエツチ
ング時のスペクトル特性と同図(b)のエツチング終了
時のスペクトル特性を比較すると、4000人近傍の波
長λ0の輝線スペクトルBが発見される。したがって、
発光スペクトル分析器の検出波長λをこの輝線スペクト
ルBの中心波長λ0に合せて、この輝線スペクトルBの
強度変化を検出することによって、エツチング処理終了
を検出できる。
[背景技術の問題点] しかしながら、上記のように測定波長λをλ0に固定し
て発光スペクトル分析器でもって輝線スペクトルBの強
度変化を連続測定することによって、プラズマエツチン
グ処理の終了を検出する場合においても、まだ次のよう
な問題がある。すなわち、波長2口の輝線スペクトルB
は図示するように広いバックグラウンドスペクトルにf
f1i2している場合が多い。例えば第6図(a)にお
いて輝線スペクトルB全体の強度をC、バックグラウン
ドスペクトルの強度をbとし、バックグラウンドスペク
トルから突出している変動部分の強度をaとすると、エ
ツチング終了検出においては最終的に変動強度aの変化
量を測定する必要がある。しかし、実際の発光スペクト
ル分析器においてはバックグラウンドスペクトル強度す
を含んだ全体のスペクトル強度Cが測定される。
一般に、従来の発光スペクトル分析器におけるスペクト
ル強度の測定精度は高々0.1%のオーダである。した
がって、検出すべきスペクトルの変動強度aがバックグ
ラウンドスペクトルの強度すに対してa/b<10’で
ある場合は、変動強度aの変化を測定することは不可能
である。また、たとえデータ上測定できたとしてもその
測定値は信頼性に欠ける。また、バックグラウンドスペ
クトルの強度すが大きい程、たとえ測定すべき変動強度
aの値が大きくてもこの変動強度aの測定は困難である
前述したように、半導体IC素子のプラズマアッシング
工程においては上記変動強度aの直が第6図(b)に示
すように検出できなくなるとエツチング終了と判断する
ので、上記したように変動強度aの値が正確に測定でき
ない場合は、エツチング処理が終了していないのに変動
強度aが零になったと判断してエツチング処理動作を中
止してしまう場合がある。この場合、半導体表面にエツ
チング処理が完全に実行されていない部分が残り、IC
製品の歩留りが低下する懸念があった。
[発明の目的] 本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり
、その目的とするところは、音叉発振器を用いることに
よって、たとえバックグラウンドスペクトルの強度が大
きくとも、目標輝線スペクトル又は吸収ピーク等の微少
なスペクトル変化を、精度よくかつ応答特性よく測定で
きる波長走査型発光スペクトル分析器を提供することに
ある。
[発明の概要] 本発明の波長走査型発光スペクトル分析器は、測定すべ
き光の光束を反射させるための平面鏡を有し、該平面鏡
により反射された反射光束を所定の周波数で振動させる
とともに該所定の周波数で振動させた前記反射光束の振
動振幅を検出する振動振幅検出装置を有する音叉発振器
と、該音叉発振器により得られる変調された反射光束を
分散させて回折スペクトルを出力させるための回折格子
と、該回折格子を回動させて前記反射光束の前記回折格
子に対する入射角度を連続変化させる波長走査機構と、
前記回折格子より出力された回折スペクトルを受光して
前記回折スペクトルに含まれる光変調信号を電気信号に
変換する光電変換器と、該光電変換器から出力された前
記電気信号を前記音叉発振器の振動周波数の2倍の周波
数で同期検波する同期検波回路とを備えた波長走査型発
光スペクトル分析器であって、各波長におけるスペクト
ル強度を検出するものである。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の波長走査型発光スペクトル分析器の概
略構成を示す模式因である。図中1は半導体IC素子等
におけるエツチング処理部等のプラズマ発生源であり、
このプラズマ発生1Ii1から放射された被測定光の光
束2はケース3の入射窓に嵌込まれたコンデンサレンズ
4にて入口スリット5を介して音叉発振器6を構成する
U字形音叉7の一方の自由端に取付けられた第1の平面
lt8に集光される。そしてこの第1の平面鏡8にて反
射されてコリメータ9へ入射される。なお、U字形音叉
7は音叉の内側に配設された電磁コイル10により音叉
の形状2重量等で定まる一定周波数Fおよび一定振幅W
で振動されている。したがって、第1の平面&!8にて
反射された光束2は一定周波数、一定振幅の振動光とな
る。
コリメータ9にて反射された振動光は固定部に対して回
動自在に取付けられたブレーズ型の回折格子11へ入射
される。この回折格子11にて、格子寸法等にて定まる
波長のスベ′クトルが分光されコレクタ12へ入射され
る。このコレクタ12にて反射された振動スペクトルが
結像する位置に出口スリット13が配設されており、こ
の出口スリット13の裏面に隣接して、前記コレクタ1
2にて反射され出口スリット13上に結像した振動スペ
クトルを受光してこのスペク1−ルの強度を電気信号に
変換する光電変換器14が設けられている。この光電変
換器14から出力された直流成分および交流成分を含ん
だ電気信号fは、直流増幅器15で増幅された後、測定
スペクトルの第6図における全強度Cを出力する出力端
子16へ出力される。また、前記光電変換器14の電気
信号ではコンデンサ17からなるバイパスフィルタでも
って直流成分が除去された後、同期検波回路18へ入力
される。前記電気信号fの交流成分は、この同期検波回
路18でもって前記音叉発振器6の振動周波数Fの2倍
の周波数2Fで同期検波されて、測定スペクトルの変動
強度aを出力する出力端子19へ出力される。
また、図中20は回折格子11を回動させてコリメータ
9からこの回折格子11へ入射される振動光の中心入射
角度θaを連続変化させる波長走査機構であり、この波
長走査機構20において、ケース3に刻設されたネジ穴
に螺合するネジ棒20aの一端に取付けられた調節つま
み20bを回転させると、ネジ棒20aの他端近傍に取
付けられた係止部材20cの水平位置が移動する。係止
部材20Cの水平位置が移動すると、回動輪20dにて
固定部に対して回動自在に取付けられた回折格子11の
回動アーム20eが移動して、回折格子11が回動する
。その結果、上記振動光の中心入射角度θ0が変化する
。中心入射角度6口が変化すると、この回折格子11か
ら出力されコレクタ12へ入射する振動回折スペクトル
の中心波長2口の値が変化する。
前記音叉発振器6においては、図示するように前記U字
形音叉7の他方の自由端に第2の平面鏡21が取付けら
れており、この第2の平面121にコンデンサレンズ2
2を介してLED等の発光素子で構成された発光装置2
3から出力される検出光24が入射される。そして、こ
の第2の平面!121で反射された検出光24は一定周
波数Fの振動光となり、この検出光24の振動振幅を測
定するポジションセンサ等で構成された振幅測定器25
へ入力される。この振幅測定器25にて測定された検出
光24の振動振幅信号は、U字形音叉7の内側に組込ま
れた電磁コイル10を駆動する音叉駆動回路26へ入力
される。この音叉駆動回路26は前記同期検波回路18
へ周波数2Fの同期信号e3を送出するとともに前記発
光装置23を点灯制御する。
第2図は前記U字形音叉7の概略構成を示す斜視図であ
り、0字部31は一例として外径がほぼ2mのピアノ線
であり、このU字形音叉7の脚部32も同一ピアノ線を
使用している。そして、0字部31の長さはほぼ30I
IIIIであり、幅はほぼ10顛である。この0字部3
1の各自由端に7MX5m形状の前記第1および第2の
平面鏡8.21が取付けられている。この0字部31の
内側に配置されたコア33に電磁コイル10が巻回され
ている。このU字形音叉7の振動周波数Fは0字部31
の形状、材質等にて定まるが前述の寸法を採用すること
によって、振動周波数Fをほぼ2kHzに設定すること
ができる。
第3図は前記U字形音叉7を振動駆動する音叉駆動回路
26を示すブロック図である。図中34は発光装置23
のLED等の発光素子へ駆動電流を供給する発光素子駆
動回路である。図中35は振幅測定器25を構成するポ
ジションセンサであり、このポジションセンサ35は、
素子上の照射スポットの変位に比例した信号を出力する
一種の光電変換素子であり、検出光24の振幅、すなわ
ち第2の平面鏡21の振幅を直接照射スポット移動によ
って検出するものである。ポジションセンサ35の出力
信号は変化検出回路36へ入力され、第2の平面鏡21
の振動に伴なって変化する振動振幅信号としての交流信
号0里に変換される。交流信号e1は検波回路37にて
直流の出力電圧E1へ変換される。検波回路37から出
りされる出力電圧Eiは、振幅設定器38から出力され
る設定電圧E2とともに偏差検出回路39へ入力される
。偏差検出回路39は出力電圧Elと設定電圧E2との
偏差電圧E3を出力する。偏差検出回路39から出力さ
れた偏差電圧E3は積分回路40で積分され、ゲイン制
御増幅器41の制御信号電圧E4になる。
一方、変化検出回路36から出力された交流信号elは
移相回路42へ入力され、この移相回路42にてU字形
音叉7の振動位相に整合される。
移相回路42から出力された整合信号e2は前記ゲイン
制御増幅器41へ入力されると共に、波形整形回路43
へ入力されて波形整形される。そして、この波形整形回
路43から同期信号e3とし前記同期検波回路18へ送
出される。また、ゲイン副葬増幅器41は入力した整合
信号e2を前記制御信号電圧E4で定まる増幅率で増幅
して、前記U字形音叉7の電磁コイル10の駆ill電
流Iとして出力する。
このような一種のサーボ系構成の音叉駆動回路26にお
いて、第2の平面鏡21の振幅、すなわち検波回路37
の出力電圧E1が振幅設定器38の設定電圧E2に等し
くなると、偏差検出回路3つから出力される偏差電圧E
3がOとなる。したがって、積分回路40から出力され
る制御信号電圧E4の値は変化しない。その結果、U字
形音叉7の振動振幅Wは変化することはない。また、検
出回路37の出力電圧E2が振幅設定器38の設定電圧
E3に等しくない場合は、その差に相当する偏差電圧E
3が積分回路40へ入力される。
そして、積分回路40から出力される制御信号電圧E4
は偏差電圧E3に対応して変化する。その結果、U字形
音叉7の振動振幅Wは検波回路37の出力電圧E1が振
幅設定器38の設定電圧E2に等しくなるように変化す
る。したがって、逆に振幅設定器38の設定電圧E2を
変更することによりU字型音叉7の振動振幅Wを任意に
変更できる。
このように構成された波長走査型発光スペクトル分析器
の動作原理を第4図(a)、(b)を用いて説明する。
すなわち、測定すべきlll1lスペクトルBの中心波
長λaを中心としてこの周辺(λ口±、Δλ)で波長λ
を変調しながらスペクトル強度を測定する。このとき測
定されるスペクトル強度波形は図示するように平均直流
成分eに振幅dの交流成分(リップル成分)が重畳した
波形りとなる。この波形りの交流成分dの周波数は波長
変調周波数Fの2倍の周波数2Fとなる。したがって、
この波形りを周波数2Fで、波長変調に同期させて検波
すればちとのスペクトル強度が得られる。実際には測定
輝線スペクトルBには第4図(a)に示すように強度す
の広帯域のバックグラウンドスペクトルが重畳されてい
るので、同図(b)に示す直流成分eをバイパスフィル
タで除去した後、同期検波すれば、輝線スペクトルBの
変化分の変動強度aに対応する強度dが得られる。
また、バイパスフィルタを通さずに直接直流増幅器で増
幅すると輝線スペクトルBの全強度Cを得ることができ
る。
この原理を第1図の波長走査型発光スペクトル分析器に
ついて説明すると、入口スリット5から入力した光束2
はU字形音叉7の一方の自由端に取付けられた第1の平
面M8で反射され、さらにコリメータ9にて反射されて
回折格子11へ入力される。前記U字形音叉7が一定振
幅W2周波数Fで振動しているので、この回折格子11
へ入射される光束2の入射角θも中心入射角度θ8を中
心として一定の角度範囲(θ口±Δθ)で振動する。そ
の結果、出口スリット13上には波長2口±Δλの振動
スペクトルが結像する。したがって、その振動スペクト
ルの中心位置に形成された出口スリット13から漏出る
スペクトルは第4図(b)の波形りに示すように、直流
成分eに交流成分dが重畳した波形となる。この波形り
は光電変換器14にて電気信号fに変換される。したが
って、コンデンサ17で直流成分e除去され、同期検波
回路18にて前記2Fの周波数を有する前記音叉駆動回
路26からの同期信号e3によって同期検波された信号
は、第4図(a)の輝線スペクトルBの変動強度aに対
応する直流信号となる。
また、電気信号fを直接増幅する直流増幅器15の出力
信号は輝線スペクトルBのバックグラウンド強度すおよ
び変動強度aを加えた全強度Cに対応した値となる。
次に波長走査機構20の調節つまみ20bを回転すると
、回折スペクトルの中心波長λaが順次ずれていく。そ
の結果、第6図に示した広い波長範囲のスペクトル特性
が得られる。
第5図はその実測例である。第5図のEは直流増幅器1
5の出力信号から得られたスペクトルであり、Fは同期
検波回路18から得られたスペクトルであって、スペク
トルEにあるビークGはスペクトルF上の大きなビーク
Hとして検出されていることが理解できる。
このように、第4図の直流成分eを除去して変動成分d
のみを分離して検出することが可能であるので、輝線ス
ペクトルBにおけるバックグラウンドの強度すを除去し
て変動強度aのみを精度よく測定できる。また、この測
定方法であるとバックグラウンドの強度すが変動しても
、この変動が輝線スペクトルBの変動強度aの測定精度
に影響を及ぼすことはない。したがって、従来光スペク
トル分析器のように測定する波長の値を2口に固定して
スペクトル強度を直接測定する場合に比較して、測定精
度を格段に向上することが可能である。
また、輝線スペクトルBの変動強度aを直流電圧で得る
ためには、同期検波回路18内において、同期検波後の
信号をローパスフィルタに印加する必要がある。発明者
等の実験によると、測定された変動強度aのS/N比を
一定水準以上に保っためには、このローパスフィルタの
時定数τの値を、同期検波周波数2Fに対して最低、τ
> 200/2F以上の関係になるように太き(設定す
る必要がある。前述した半導体IC素子のプラズマエツ
チングの終了点を素早く検出する為には、上記時定数τ
をできるかぎり小さくする必要があるので、波長変調周
波数Fを高くする必要がある。すなわち、U字形音叉7
に取付けられた第1の平面M8の振動周波数Fを高くす
ればよい。  。
従来、高い周波数で平面鏡を振動させる装置としてガル
バノメータ型のものがあるが、この装置には回転軸と軸
受が存在するために長時間連続運転した場合に耐久性等
に問題があり、また振動振幅を自由に制御することは困
難である。
これに対して実施例の波長走査型発光スペクトル分析器
に使用した音叉発振器6は、第2図に示すような形状お
よび寸法のU字形音叉7を振動源として用いているので
、前述したように2K)12程度の高い振動周波数を得
ることが可能である。従って応答特性を改善することが
可能である。
また、その振動の振幅を第2の平面鏡21および振幅測
定器25で測定して音叉駆動回路26にてU字形音叉7
の振動振幅Wを常に一定になるように制御できるととも
に、必要に応じてその振幅l!Wを任意の値に変更する
ことも可能である。また、機械的可動部品を採用してい
ないので耐久性劣化に起因する信頼性低下をきたすこと
もない。
このように構成された波長走査型発光スペクトル分析器
でもって半導体IC素子のプラズマエツチング処理工程
におけるエツチング終了を検出する場合、まず、第1図
の波長走査機構20にて調定波長λを短波長から長波長
まで変化させて、直流増幅器15を介した出力端子16
から出力されるエツチング処理動作時における第6図(
a>に示すプラズマスペクトル特性を求める。次に同様
の操作手順にて明らか、にエツチング処理が終了したと
考えられる時刻における第6図(b)に示すプラズマス
ペクトル特性を求める。そして、両特性間の差が最も顕
著な輝線スペクトルBを求める。
そして、波長走査機構20にて分析器の測定波長λをI
IWAスペクトルBの中心波長λ0に設定する。
以上の準備作業が終了すると、実際のプラズマエツチン
グ処理開始からの輝線スペクトルBの変動強度aを同期
検波回路18を介した出力端子からの直流電圧を連続測
定する。そして、その出力特性値が零に変化した時をエ
ツチング終了時刻と判断する。
このように本発明によって、高速な波長変調を可能にし
たので発光スペクトルの変化が速いプラズマエツチング
、プラズマCVD等における微少なスペクトル変動をも
精度よくかつ応答特性よく測定することが可能である。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。コンデンサレンズ4の前に吸収セルを配置して、ガ
ス又は液体の吸収スペクトル変化から上述したアンモニ
ア分析器のようにガス濃度。
液体濃度の測定を行なうことも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、音叉発振器を用い
ることによって、たとえパックグラウンドスペクトルの
強度が大きくとも、目8111線スペクトル又は吸収ピ
ーク等の微少なスペクトル変化を、精度よくかつ応答特
性の感度よく測定できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係わる波長走査型発光スペクト
ル分析器を示すものであり、第1図は全体の概略構成を
示す模式図、第2図はU字形音叉を示す斜視図、第3図
は音叉駆動回路を記すブロック図、第4図は動作原理を
説明するための図、第5図は実測例を示す図、第6図は
プラズマスペクトル特性図である。 1・・・プラズマ発生源、2・・・光束、3・・・ケー
ス、4.22・・・コンデンサレンズ、5・・・入ロス
リッ1〜.6・・・音叉発振器、7・・・U字形g叉、
8・・・第1の平面鏡、9・・・コリメータ、1o・・
・電磁コイル、11・・・回折格子、12・・・コレク
タ、13・・・出口スリット、14・・・光電変換器、
15・・・直流増幅器、17・・・コンデンサ、18・
・・同期検波回路、20・・・波長走査機構、21・・
・第2の平面鏡、23・・・発光装置、24・・・検出
光、25・−・振幅測定器、26・・・音叉駆勅回路、
31・・・U字部、32・・・脚部、34・・・発光素
子駆動回路、35・・・ポジションセンサ、36・・・
変化検出回路、37・・・検波回路、38・・・振幅設
定器、39・・・偏差検出回路、40・・・積分回路、
41・・・ゲイン制御増幅器、42・・・移相回路、4
3・・・波形整形回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4図 (a)      (b)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測定すべき光の光束を反射させるための平面鏡を
    有し、該平面鏡により反射された反射光束を所定の周波
    数で振動させるとともに該所定の周波数で振動させた前
    記反射光束の振動振幅を検出する振動振幅検出装置を有
    する音叉発振器と;該音叉発振器により得られる変調さ
    れた反射光束を分散させて回折スペクトルを出力させる
    ための回折格子と; 該回折格子を回動させて前記反射光束の前記回折格子に
    対する入射角度を連続変化させる波長走査機構と; 前記回折格子より出力された回折スペクトルを受光して
    前記回折スペクトルに含まれる光変調信号を電気信号に
    変換する光電変換器と; 該光電変換器から出力された前記電気信号を前記音叉発
    振器の振動周波数の2倍の周波数で同期検波する同期検
    波回路とを備えたことを特徴とする波長走査型発光スペ
    クトル分析器。
  2. (2)音叉発振器は、U字形音叉と; 該U字形音叉を駆動するための電磁コイルと;前記U字
    形音叉の一方の自由端に装着され前記測定すべき光の光
    束を反射させるための第1の平面鏡と; 前記U字形音叉の他方の自由端に装着され前記反射光束
    の振動振幅を検出するための第2の平面鏡と; 該第2の平面鏡へ前記反射光束の振動振幅検出用の検出
    光を照射する発光装置と; 前記第2の平面鏡にて反射された前記検出光を受光し、
    該反射された検出光の振動振幅を測定する振幅測定器と
    ; 該振幅測定器にて測定された振動振幅値が常に一定値に
    なるように前記電磁コイルの励磁を制御する駆動回路と
    を具備することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の波長走査型発光スペクトル分析器。
JP6234285A 1985-03-27 1985-03-27 波長走査型発光スペクトル分析器 Granted JPS61219840A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104792497A (zh) * 2015-03-25 2015-07-22 武汉光迅科技股份有限公司 一种采用可调谐激光光源的光谱测试系统
US10677721B2 (en) 2017-12-22 2020-06-09 Asahi Kasei Microdevices Corporation Optical concentration measuring device and control method for optical concentration measuring device

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JPS5614124A (en) * 1979-07-14 1981-02-10 Agency Of Ind Science & Technol Spectrometer

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