JPS61219772A - 加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料 - Google Patents

加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料

Info

Publication number
JPS61219772A
JPS61219772A JP60060951A JP6095185A JPS61219772A JP S61219772 A JPS61219772 A JP S61219772A JP 60060951 A JP60060951 A JP 60060951A JP 6095185 A JP6095185 A JP 6095185A JP S61219772 A JPS61219772 A JP S61219772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
ceramic material
abrasion resistance
si3n4
pores
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60060951A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0422868B2 (ja
Inventor
林 但
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP60060951A priority Critical patent/JPS61219772A/ja
Publication of JPS61219772A publication Critical patent/JPS61219772A/ja
Publication of JPH0422868B2 publication Critical patent/JPH0422868B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は加工性に優れた高耐摩耗性セラミックス材料に
関し、更に詳しくは、とくに、ドツトプリンタ用ビンガ
イドの材料として好適なセラミックス焼結体に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 近年、OA機器の普及に伴ない、小型プリンタが広い範
囲で使用されている。このようなプリンタの中でも、と
くに、インクを含浸させたリボンにピンを押し当てて印
字を行なう、所謂、インパクト方式のものが汎用されて
いる。
かかるインパクト方式のプリンタにあっては。
上述した印字用のピンを所定間隔で保持するためのビン
ガイド部材を設け、このガイド部材に穿設された複数の
ガイド孔にピンを摺動自在に挿通せしめて保持している
かかるビンガイド部材にあっては、ピンが高い頻度で移
動してガイド孔に摺接するので、この摺接によりガイド
孔が摩耗しないような材料、すなわち、高い耐摩耗性を
具備した材料で該ビンガイド部材を形成する必要がある
一般に、ピンの材料としては、ハイス鋼、超硬タングス
テンなどが使用されており、ビンガイド部材としては、
アルミナ(Au203)のHIP焼結体、ルビーなどが
主として使用されてきた。
しかしながら、これらの材料で形成されたビンガイド部
材の耐摩耗性には限界があり、例えば印字速度240印
字/secで、2〜4億回程度でガイド孔が摩耗して孔
径が拡大してしまうという問題があった。
このような問題を解消するために、ビンガイド部材を上
述のアルミナやルビーに代えて、耐摩耗性に特に優れた
窒化ケイ素(Si3N4)系焼結体で形成することが試
みられている。
ところが、Si3N4焼結体は、優れた耐摩耗性を有す
るものの1反面、硬度があまりにも高いために加工性が
悪く、仕上げ用の切削加工やガイド孔の穴加工などに多
大の時間を要し、その結果、製造コストを上昇せしめる
という問題がある。
[発明の目的] 本発明は、従来のかかる問題を解消し、窒化ケイ素系焼
結体が本来的に有する高い耐摩耗性を損なうことなく、
良好な切削加工性を具備せしめることにより、プリンタ
用ビンガイド部材の材料として好適な加工性に優れた高
耐摩耗性セラミックス材料を提供することを目的とする
[発明の概要] 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねる中
で、Si3N4焼結体中の気孔(ボア)の大きさと、そ
の含有率が焼結体自身の切削性に及ぼす影響に着目した
。すなわち、一般に、 Si3N4焼結体はその中に含
まれるボアが少なければ少ないほど、また、含まれてい
たとしてもその径が小さければ小さいほど緻密で高品質
な焼結体とされる。しかしながら、このようなSi3N
4焼結体は、硬度が極めて高いために、切削加工に多大
の時間を要するとともに、例えば切削屑により砥石が目
詰まりを起こすという問題がある。
一方、Si3N4焼結体に含まれるボアの径が大きく、
シかも、大量に含まれている場合、硬度は低くなり切削
性は向上するが、逆に耐摩耗性が低下してしまう。
以上のことから、本発明者は、プリンタ用ガイド部材に
要求される耐摩耗性を充分満たしながら、しかも、良好
な加工性を有する気孔径ならびに気孔含有率について種
々検討を重ねた結果、後述する最適値範囲を見出して本
発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の加工性に優れた高耐摩耗性セラミッ
クス材料は、気孔径が20〜60μmである気孔が内部
に存在する窒化ケイ素系焼結体よりなることを特徴とす
る。
本発明のセラミックス材料は、高い耐摩耗性と良好な切
削加工性の両者のみを要求され、むしろ、高い機械的強
度などはその程必要とされない各種部材、例えば上述し
たようなプリンタ用のビンガイド部材の材料としてとく
に好適である。
また、かかるセラミックス材料、すなわち、Si3N4
系焼結体は、Si3N4の他に、例えば、A見203゜
Y2O3,AILH,TiO2などを焼結助剤として含
んでいてもよい。
このSi3N4系焼結体にあっては、焼結体内部に内包
される気孔径が20〜80−のものを主体とするもの 
(全気孔数の50%以上、好ましくは70%以上)であ
ることが必要である。この気孔径が20u未満であると
、耐摩耗性は優れているものの。
切削性が悪い、また、気孔径がgo−を超えると、切削
性は向上するが、耐摩耗性が著しく低下する。
また、かかる気孔の含有率は、得られた焼結体の硬度が
ビッカーズ硬度で1800〜1800となるように設定
されることが好ましく、具体的には300〜1500個
/■麿2である。
本発明のSi3N4系焼結体よりなるセラミックス材料
は次のようにして製造される。
まず、 5i3)14粉末に所定の割合で焼結助剤粉末
を配合したのち、造粒する。
ついで、得られた造粒粉を成形する。成形工程には通常
のプレス成形などを適用することができるが、成形密度
を 1.5〜2.0g/ cd程度とすることが好まし
い。
しかるのち、得られた成形体を脱脂し、さらに1700
〜1800℃において0.5〜e時間焼結する。このと
き、理論焼結密度比が85〜88%の焼結体が得られる
[発明の実施例] Si3N4粉末に対し、焼結助剤Al2O3,A9.N
Y2O3、TiO2を添加してなる混合粉末を造粒し、
平均粒径的 100−の造粒粉を得た。この造粒粉を成
形したのち、脱脂を行ない、更に1770℃で約4時間
焼結することにより、縦4■1.横6麿腸、厚さ1薦畠
の焼結体を製造した。この焼結体の断面を金属顕微鏡で
観察した結果、平均径20〜goPmの気孔が約600
個/層■2程度観察された。更に、この焼結体に直径0
625腸■のガイド孔を形成してプリンタ用ビンガイド
部材を得た。
このビンガイド部材を実際のプリンタに装着し、超硬合
金よりなるピンを用いて印字速度240字/secで耐
久試験を行なった結果、10億回後もガイド孔の摩耗が
全くなく印字も鮮明であった。
なお、比較のために、得られた焼結体の気孔径が約10
pm、および約70μmであることを除いては上記実施
例と同様にして得られたガイド部材についても同様の耐
久試験を行なった。その結果、気孔径が10−のものは
上記実施例と同様良好な耐久性を示したが、切削加工に
実施例のものの10倍の時間を要した。一方、気孔径が
70−のものは、 1億回でガイド孔が摩耗して隣接孔
との間壁が破損してしまい使用が困難となった。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明のセラミックス
材料は、良好な切削加工性と優れた耐摩耗性を兼ね備え
た窒化ケイ素焼結体であり、とくに、ドツトプリンタ用
ビンガイド部材に適用した際、優れた印字性能を有する
部材を高い製造効率で得ることができるため、その工業
的価値は極めて大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、気孔径が20〜60μmである気孔が内部に存在す
    る窒化ケイ素系焼結体よりなることを特徴とする加工性
    に優れた高耐摩耗性セラミックス材料。 2、該気孔の数が300〜1500個/mm^2である
    特許請求の範囲第1項記載のセラミックス材料。
JP60060951A 1985-03-27 1985-03-27 加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料 Granted JPS61219772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60060951A JPS61219772A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60060951A JPS61219772A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61219772A true JPS61219772A (ja) 1986-09-30
JPH0422868B2 JPH0422868B2 (ja) 1992-04-20

Family

ID=13157209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60060951A Granted JPS61219772A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61219772A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038779A (ja) * 1989-06-06 1991-01-16 Ngk Insulators Ltd 多孔質セラミックス成形物の製造方法
JP2003063870A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Toshiba Corp 電子機器用耐摩耗性部材とそれを用いた電子機器用ベアリング

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101145A (ja) * 1982-11-30 1984-06-11 日本特殊陶業株式会社 薬液含浸多孔質セラミツクス

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101145A (ja) * 1982-11-30 1984-06-11 日本特殊陶業株式会社 薬液含浸多孔質セラミツクス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038779A (ja) * 1989-06-06 1991-01-16 Ngk Insulators Ltd 多孔質セラミックス成形物の製造方法
JP2003063870A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Toshiba Corp 電子機器用耐摩耗性部材とそれを用いた電子機器用ベアリング

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0422868B2 (ja) 1992-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2869754B2 (ja) チップコントロール付セラミック切削工具
US5780164A (en) Computer disk substrate, the process for making same, and the material made therefrom
KR20020025981A (ko) 낮은 열전도율의 초경합금
KR20000012087A (ko) 다이아몬드 소결체 및 그의 제조 방법
KR100284058B1 (ko) 휘스커보강된세라믹절삭공구와그조성물
EP0807189B1 (en) Hard disk drive components and methods of making same
US4777155A (en) Sintered member of aluminum nitride base reinforced composite material
JPH0791122B2 (ja) 切削工具用のタフネス強化セラミック材料
EP2114595A1 (en) Cutting tool
US4720201A (en) Printer guide member
JPS61101482A (ja) 窒化珪素切削工具
US4902651A (en) Material for magnetic head substrate member
JPS61219772A (ja) 加工性に優れた高耐摩耗性セラミツクス材料
US6551954B1 (en) WC-base composite ceramic sintered compact
EP1231288A1 (en) Composite material containing ultra-hard particle
US4653950A (en) Nonoxide ceramic ball-point pen ball
JP4351451B2 (ja) 超硬合金およびその製造方法、並びにその超硬合金を用いた回転工具
JPH11221708A (ja) 耐摩耗性のすぐれた超硬合金製ミニチュアドリル
JPS62220344A (ja) インクジエツトプリンタ用セラミツクスノズル
JP2002321979A (ja) WC−ZrO2基複合セラミックス焼結体
JPS6126581A (ja) セラミツクス切削工具又は耐磨工具の製造方法
JP2901096B2 (ja) イオン照射セラミック製ペン先
JPS6381053A (ja) 表面被覆微粒超硬合金製ドツトワイヤ−
JPH03109280A (ja) プリンタ用印字ヘツド軸受
KR100624066B1 (ko) 알루미나-탄화규소 복합재로 이루어진 절삭공구 및 그의제조방법