JPS61216845A - 肉盛方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は肉盛方法、さらに詳しくいえば、誘導加熱を使
って母材の周囲に肉盛する方法に係るものである。

〔従来の技術〕

方法としては、例えば、特公昭４４−４９０３号公報に
示された技術が最も代表的なものである。

この方法は、鋳枠の中に芯材を１１嵌、立設せしめると
ともに、鋳枠の外側に、鋳枠を包囲する形で高周波コイ
ルを配設し、鋳枠と芯材の隙間に溶融金属を注入し、こ
の溶融金属を鋳枠の外側に記した高周波コイルで加熱し
て母材に溶着させ、逐次中の芯材の降下と溶融金属の注
入とを繰り返して肉盛を行なう方法である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この技術は、肉盛速度の点では確かに優れているが、肉
盛時、芯材を降下させる必要があるので、大掛かりな設
備が必要になる上に、肉盛金属を凝固冷却させる冷却型
の内面部と肉盛金属の外表部との摺動抵抗によって横わ
れが生ずることがある。

特に、この傾向は冷却型の冷却能を大きくして降下速度
を速（するとａｔになる。　　　　　　　　　　−この
ために、肉盛層の凝固速度を速（することには原価医が
あり、また芯材とともに肉盛未凝固部分が降下するので
降下時の振動によって組織むら偏析が生じる欠点もある
。この組織の村と横割れは、鋳型と肉盛層の凝固部分と
摺接する方式では、どうしても避けられない問題である
。

本発明は、かかる欠点に鑑みてなされたものであり、凝
固組織の制御と横割れを完全に防止することが可能な新
規な肉盛方法を提供せんとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

肉盛用の芯材が鋳枠に対して相対的に変位する方式では
、組織のむらと凝固外周部のｍ割れは避けられないこと
に鑑み、本発明者は、次のような構成によってこの問題
を解決した。

すなわち、 （イ）芯材を鋳枠の中に立設、固定する。

（ロ）　誘導コイルは鋳枠と芯材の隙間に嵌入配設する
。

（ハ）Ｗ導コイルで芯材表面を誘導加熱しなだら溶湯を
注入して溶着させる。

（ニ）　コイルを逐次上方に移動させ、表面の加熱と溶
湯注入を繰り返して肉盛を行なっていく。

本発明は以）、（イ）〜（ニ）の工程から構成される。

〔実施例〕

本発明を実施例によって説明する。

第１図は本発明の説明図である。

肉盛に当たって鋳枠１の中に肉盛用の芯材２を立設する
。

鋳枠１と芯材２との間には、肉盛用の溶融金属が注入さ
れるための隙間３が形成されるが、この隙間３の中に、
芯材２を包囲する形で誘導コイル４を嵌入配設する。

つぎに、この誘導コイル４で芯材２の表面を加熱しなが
ら、この加熱部分を溶融金属で儲ぐるみ、肉盛層５を形
成するのである。

以後、逐次誘導コイル４を上方（ａ矢方向）に移動させ
て、この加熱と溶湯の注入を繰り６して行なうかあるい
はこれらを同時に行ないながら芯材２の肉盛部会長に肉
盛層５を形成する。

従来の方法では、芯材が断続的あるいは連続的に降下す
ることによって肉盛が施されて行くが、本発明では、芯
材、鋳枠は静置のままで、誘導コイルのみが断続的ある
いは連続的に上方に移動することによって肉盛がなされ
る。しかも、この誘導加熱コイルは鋳枠と芯材の隙間に
嵌入されている。

すなわち、従来方法では、誘導コイルは鋳枠の外側に配
置されており、注入された溶融金属の加熱と撹拌に用い
られるのである。

この烹が、従来方法と根本的に異なっている。

因みに、本発明の具体的な実施例につい°Ｃ述べると、 （イ）　芯　　　　材　：　２００φＸ２０００　１（
Ｓ４５Ｃ） （ロ）１ｇ）　　　　枠：内径３００φＸ２０００ｍ！
（セラミック紮型） （−１）Ｅｄｉｔ　ｑλＨ−・ｒｋ１４Ｘ　９９　ｎ　
ｔＡ　ｖＥ　ｎ　、、、　ｖＱターン　（Ｗ大物で表面
を ライニング） （ニ）　周　波　数　：１０ｋＨｚ （ホ）　出　　　力　：６００ＫＷ ８４５Ｇの芯材の表面は、あらかじめ７ラツクスでコー
ティングしておき、注入金属は次の成分（重量％）の高
クロム鋳鉄を使用した。

Ｃ２，６６、Ｓ　　Ｏ，６０、Ｍｎ１，５１、Ｎｉ１．
３１、Ｃｒ１７．０、　Ｍｏ１．１１芯材表面をｉ　ｏ
ｏｏ℃前後に連続的に加熱移動しながら、溶湯を連続的
に１４８０℃にて注入して僑ぐるんだ。

その結果、５４５Ｃの芯材と肉盛層は境界部で完全に溶
着しており、肉盛層の表面には割れは全く認められなか
った。

なおここで、本発明に使用する誘導加熱の周波数は、前
記実施例では高周波を使用しているが、これのみに限定
されるものではなく、中、低周波末で適宜使用すること
ができる。

＊か　ａ油め封包し肉盛層の凝固釦繰を考慮して徐冷型
から急冷型まで目的、用途によって適宜使用することが
できる。

〔発明の効果〕

本発明は次のような種々の効果を有するものである。

（１）肉ｉ層の横割れを完全に防止できるので、削り代
を小さくでき、歩留りが向上する。

（２）肉盛が静置で行なわれるため、長さ方向の組織む
ら　（偏析）を防止できる。

（３）１１枠の冷却能のｉｓｓが簡単であるので、肉盛
層の凝固ＩＩＬ織のコントロールが容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋳枠の中に肉盛用の芯材を遊嵌、立設せしめ、前記鋳枠
   と芯材との隙間に、該芯材を包囲して誘導加熱コイルを
   配設し、該コイルで芯材の表面を誘導加熱しながら、前
   記隙間に肉盛層の溶融金属を注入し、逐次前記コイルを
   断続的または連続的に上方に移動させるとともに、溶融
   金属を断続的または連続的に注入して芯材の周囲に溶融
   金属を肉盛することを特徴とする肉盛方法。