JPS6121649Y2 - - Google Patents

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JPS6121649Y2
JPS6121649Y2 JP1981004878U JP487881U JPS6121649Y2 JP S6121649 Y2 JPS6121649 Y2 JP S6121649Y2 JP 1981004878 U JP1981004878 U JP 1981004878U JP 487881 U JP487881 U JP 487881U JP S6121649 Y2 JPS6121649 Y2 JP S6121649Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
damper
fluid
movable stem
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JP1981004878U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスプリングにて弁座に付勢されている
弁体を流体の圧力により開放して流体をインレツ
トポートからアウトレツトポートへと導通するチ
エツク・バルブに関する。
従来、一般周知なるこの種のバルブでは、弁体
を付勢するスプリングにて弁座から弁体を開放す
るインレツトポート側とアウトレツトポート側の
流体の差圧力を設定している。弁体に加わる流体
の差圧力が設定値より大きくなると弁体は変移し
て開弁状態となるが開弁状態となると直ちに前記
流体の差圧力が設定値より小さくなつて弁体はス
プリングの付勢力により直ちに着座して閉弁状態
に移行する様に構成されていた。
その後のアウトレツトポート圧に対するインレ
ツトポート圧わずかな変動によつて上記作用がく
り返され開弁側から閉弁側への移行を繰り返して
弁体は弁室内で振動し弁体が弁座にくり返し打ち
当てられることになるので、その衝撃力により断
続的に着座音が発生し大きな音の生じる欠点があ
つた。
そこで上述の欠点を解消するために、例えば特
開昭52−136419号公報に記載される如く、弁体を
備えた可動ステムとボデイ内壁の突出リブとの間
に環状の摩擦材を配設し、該摩擦材により可動ス
テムの移動を緩慢にする技術手段がすでに知られ
ている。しかしながら、当該技術手段に於いて
は、摩擦材はテフロン、ポリアセタール等の非弾
性部材であり、この様に摩擦材と突出リブの両方
が共に樹脂製の剛体であるので、可動ステムが摺
動を繰り返すと、両者間の摩耗により隙間が生じ
る。従つて、摩擦材による可動ステムの初期の摺
動抵抗が得られなくなり、摩擦材による摩擦力が
安定しなくなる。その為、所望の摩擦力を得るた
めには、摩擦材の外径、突出リブの内径、両者の
真円度等が精密に成形されねばならず、非常に高
度な生産技術が必要とされる。また、摩擦材の剛
性が大であることから、弁体の開弁圧に及ぼす影
響が大となり、弁体の作動信頼性の低下を招いて
いる。
従つて本考案は、可動ステムの摺動時に於ける
摩擦力を安定して保持できるようにすることを、
その技術的課題とする。
上記課題を解決するために講じた技術的手段
は、可動ステムに弾性ゴム部材から成るダンパー
を保持し、該ダンパーがボデイの流体通路内筒壁
に密着面接触し摩擦力をもつて摺動する複数個の
ダンパー片を備える、ことである。
従つて、ダンパーが弾性ゴム部材であるので、
可動ステムとボデイ内筒壁間に摩擦による隙間発
生が防止され安定した摩擦力を保持することがで
きる。また、接触による摩擦力だけではなくダン
パー自身の変形による弾性力も弁体の開閉作動の
抵抗となり、優れた緩衝作用を有することができ
る。更に、ダンパーとボデイ内筒壁とは面接触で
あるので、摩擦力の調整はダンパー片の面積を変
えるだけで容易に達成することが可能となる。
以下、本考案装置の一実施例を図面に基づいて
説明する。
10はチエツク・バルブ全体を示し、弁座11
とインレツトポート12を有する第1ボデイ13
をアウトレツトポート14を有する第2ボデイ1
5に固定して弁座16を形成する。この弁室16
の中にゴム製の弁体17を有する可動ステム18
がある。可動ステム18にはボデイ15の流体通
路内筒壁19に密着面接触し摩擦力をもつて摺動
する複数個のダンパー片20a・20b・20c
を持つ弾性ゴム部材からなるダンパー20か、可
動ステム18に固定されるスプリング組付け部2
1とボデイ15の間に張設されたスプリング22
により弁体17と一体に応動する様に保持されて
いる。弁座11を有する第1ボデイ13のインレ
ツトポート12の内壁に形成されたステムガイド
部23によつて作動が案内されるとともに流体の
流れを許容する通気路が形成される延在部18a
を有する可動ステム18は、スプリング22によ
り第1ボデイ13の方向に常時付勢され、弁体1
7は通常時弁座11に押圧され閉弁状態となる。
インレツトポート12から流入して弁体16に作
用する流体の圧力か、スプリング22の付勢力と
内筒壁19に密着接触するダンパー片20a・2
0b・20cによつて発生され閉弁方向に働く摩
擦力から定まるインレツトポート12側とアウト
レツトポート14側の流体の第1設定差圧力より
大きくなると、スプリング22の付勢力と上記摩
擦力に抗して弁体17は変移し閉弁状態から開弁
状態に切換わる。インレツトポート12から流入
した流体は可動ステム18の通気路から弁室16
へ流入しダンパー20のダンパー片20a・20
b・20cの間隙を経てアウトレツトポート14
から流出する。
当該開弁状態では、インレツトポート12側の
流体とアウトレツトポート14側の流体は同圧に
なろうとし、両ポート側の差圧力が上記設定差圧
力より小になつてスプリング22の付勢力によつ
て可動ステム18は、弁体17が弁座11に当接
する方向に作動されようとする。つまり、弁体1
7を開弁させる上記両ポート側の差圧と閉弁させ
る上記両ポート側の差圧は実質的に同一であつて
開弁圧と閉弁圧のヒステリシスは実質的に零であ
り、開弁後、直ちに弁体17が弁座11に当接す
る方向に作動されようとする。
しかし、当該方向への作動に対しては、開弁時
とは逆に、ボデイ15の内筒壁19に密着接触さ
れ可動ステム18と連動するダンパー20のダン
パー片20a・20b・20cが弁体17の閉弁
方向への作動に抗する摩擦力を発生し、従つて上
記設定差圧に至つても、弁体17が弁座11に着
座する方向に可動ステム18は移動しない。換言
すれば、両ポート12・14側の流体圧の差圧が
上記第1設定差圧より弁体17の閉弁方向作動に
抗する上記摩擦力分だけ小さな第2の設定差圧力
にならないと可動ステム18は、弁体17が弁座
11に当接するまで作動されないものである。従
つて、開弁圧と閉弁圧のヒステリシスが上記摩擦
力分だけ大とされ、アウトレツトポート14側に
対するインレツトポート12側の流体圧力の変動
が第1設定差圧力と第2設定差圧力の間の範囲で
変動する限り、弁体17は弁座11と当接せず着
座音を防止できる。又、当該範囲を超えてインレ
ツトポート12側の流体圧力が順次上昇するよう
な場合でも当該範囲にある限り弁体17は弁座1
1と当接しないため、弁体17が弁座11に着座
する回数を減少でき、且つ上記両方向の摩擦力の
ために可動ステム18、つまり弁座11に対する
弁体17の変移量を減少でき弁座11に着座する
弁体17の衝撃力を弱め、着座音を小さくするこ
とができる。
尚、ダンパー20は適用システムによつてチエ
ツク・バルブ本体10に対して所定の摩擦力をも
つて弁体17と一体に変移する様に形成すればよ
い。
以上説明の如く、本考案装置によれば弁体が弁
座に着座する回数を実質的になくし又は低減で
き、かつ弁座に着座する際の衝撃力を弱くできる
ので弁体の耐久性を向上できる実用上優れてなる
効果を奏することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す中央縦断
面図、第2図はダンパーの平面図を示す。 10:チエツク・バルブ、11:弁座、12:
インレツトポート、13:第1ボデイ、14:ア
ウトレツトポート、15:第2ボデイ、16:弁
室、17:弁体、18:可動ステム、19:流体
通路内筒壁、20:ダンパー、20a・20b・
20c:ダンパー片、22:スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インレツトポート、アウトレツトポートを有す
    るボデイと、該ボデイ内の弁室に配設され弁座に
    当接可能な弁体を有する可動ステムと、該可動ス
    テムを前記弁体が前記弁座に当接する様に付勢す
    るスプリングとを有し、前記弁体を流体の圧力に
    より開放して流体を前記インレツトポートから前
    記アウトレツトポートへ導通させるチエツク・バ
    ルブにおいて、前記可動ステムに弾性ゴム部材か
    ら成るダンパーを保持し、該ダンパーが前記ボデ
    イの流体通路内筒壁に密着面接触し摩擦力をもつ
    て摺動する複数個のダンパー片を備える、チエツ
    ク・バルブ。
JP1981004878U 1981-01-17 1981-01-17 Expired JPS6121649Y2 (ja)

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JP1981004878U JPS6121649Y2 (ja) 1981-01-17 1981-01-17

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JP1981004878U JPS6121649Y2 (ja) 1981-01-17 1981-01-17

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Publication Number Publication Date
JPS57119168U JPS57119168U (ja) 1982-07-23
JPS6121649Y2 true JPS6121649Y2 (ja) 1986-06-28

Family

ID=29803272

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JP1981004878U Expired JPS6121649Y2 (ja) 1981-01-17 1981-01-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6018004B2 (ja) * 2012-04-03 2016-11-02 トヨタ自動車株式会社 逆止弁
JP7054935B2 (ja) * 2019-10-17 2022-04-15 ヤマホ工業株式会社 逆止弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136419A (en) * 1976-05-12 1977-11-15 Aisin Seiki Gas control oneeway valve

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JPS52136419A (en) * 1976-05-12 1977-11-15 Aisin Seiki Gas control oneeway valve

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JPS57119168U (ja) 1982-07-23

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