JPS61215433A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPS61215433A
JPS61215433A JP5776985A JP5776985A JPS61215433A JP S61215433 A JPS61215433 A JP S61215433A JP 5776985 A JP5776985 A JP 5776985A JP 5776985 A JP5776985 A JP 5776985A JP S61215433 A JPS61215433 A JP S61215433A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
cylinder group
cylinder
oxygen concentration
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JP5776985A
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Ryuichi Deguchi
出口 隆一
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の吸気系に混合気生成装置を設ける
とともに排気系に空燃比検出装置を設けた内燃機関の空
燃比制御装置に係り、特に、複数の気筒群と排気系を有
して、各々の気筒群毎に燃料供給装置を設けるとともに
、各々の排気系毎に空燃比検出装置を設けて、各々の気
筒群で独立に空燃比制御を行う内燃機関の空燃比制御装
置の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば■型多気筒エンジンあるいは水平対向型多
気筒エンジン等において排気系に設けた酸素濃度センサ
を使用して空燃比のフィードバック制御を行う場合、触
媒の排気ガス浄化性能の向上を目的として、上記エンジ
ンに複数の気筒群と、該気筒群に連通ずる吸気系に燃料
供給装置を設けるとともに、上記気筒群に連通して分枝
した排気系を設けて、ざらに上記排気系の各々に酸素濃
度センサを設けt多気筒群毎独立に空燃比フィードバッ
ク制御を行う方式が採用されている。
例えば、多気筒機関の前後気筒、または、左右気筒の排
気管集合部に各々1個づつ酸素濃度検出素子を設けて応
答性がよく、良好な混合比制御を目的としたものに特開
昭52−140722号公報、排気ガス通路系内の異な
った位置に少なくとも2つの酸素濃度検出素子を配置し
て出来るだけすべてのシリンダの排気ガスを検出すると
ともに上記酸素検出素子の温度が所定の下側限界値を下
回らないようにしたものに特開昭52−153027号
公報等が提案されている。
このような複数の酸素濃度センサを使用したシステムは
、例えば複数の排気系のいづれか1か所に1個の酸素濃
度センサを備えたシステム、あるいは、複数の排気系の
下流側で、該複数の排気系を合流させて、該合流か所に
1個の酸素濃度センサを有するシステムと比較して、各
排気系に連通ずる各気筒群の燃焼状態の差異により生じ
る微妙な空燃比の差を良好な精度で検出することにより
正確な空燃比フィードバック制御が可能となるという利
点がある。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述したような複数の気筒群および各気筒群
に連通する排気系と該排気系に設けられた酸素濃度セン
サより構成されるシステムにおいて、ある酸素濃度セン
サに、例えば該酸素濃度センサ自体の障害や結線の断線
等の故障が発生した場合には、故障の発生した系の気筒
群においては空燃比制御をオープン制御とするのが従来
の一般的方法であった。ところが、オープン制御を行う
と、例えば大気圧が低い高地で内燃機関を運転した場合
、あるいは吸気系に配設された空気流量計や燃料噴射弁
の機械的設定条件の差異に基づく特性の変化が生じた場
合に空燃比が目標値から非常に大きく離れることがある
。このため、空燃比フィードバック制御を行っている気
筒群の空燃比と空燃比オープン制御を行っている気筒群
の空燃比との不揃いに起因して運転性能が低下する、あ
るいは排気特性が悪化するという問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するための本発明の構成を第1図に基
づいて説明する。第1図は、本発明の基本概念を示す構
成図である。本発明は第1図に示すように、 1または複数の気筒から成る気筒群a1〜anを複数有
し、 各気筒群a1〜an毎に排気系b1〜bnを有する内燃
機関Cの各排気系b1〜bn毎に設けられて各排気系b
1〜bn毎の空燃比を独立に検出する空燃比検出手段d
1〜dnと、 上記複数の気筒群a1〜anの吸気系に該気筒群a1〜
anと同数設けられて該気筒群a1〜an毎独立に燃料
を供給する燃料供給手段e1〜enと、 上記内燃機関Cの冷却水温および回転数を含む運転状態
を検出する運転状態検出手段fと、上記運転状態検出手
段fから得られる検出結果と上記各空燃比検出手段d1
〜dnから得られる検出結果とに基づいて上記内燃機関
Cの各気筒群a1〜an毎独立に空燃比の制御を行うよ
うに各気筒群a1〜an毎に設けられて上記各燃料供給
手段e1〜enを駆動する制御手段91〜gnと、を具
備した内燃機関の空燃比制御装置において、上記運転状
態検出手段fから得られる検出結果および上記各空燃比
検出手段d1〜dnから得られる各検出結果に基づいて
各空燃比検出手段d1〜dnが正常であるか否かを判定
するとともに正常でないと判定された空燃比検出手段d
lll−1を他の正常であると判定された空燃比検出手
段dmに切り替える判定切替手段りと、 を備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置を
要旨とするものである。
[作用] 次に、本発明の作用を第1図に基いて説明する。
内燃機関Cの運転中に、1または複数の気筒から構成さ
れる各気筒群a1〜anの各空燃比は、該気筒群a1〜
an各々に連設された排気系b1〜bn各々に配設され
た各空燃比検出手段d1〜dnにより検出される。そし
て、上記各気筒群a1〜anの各々に対応して設けられ
た制御手段01〜gnは、運転状態検出手段fと、各空
燃比検出手段d1〜dnとから得られる検出結果に基い
て、上記内燃機関Cの吸気系に、各気筒群a1〜anと
同数設けられた燃料供給手段e1〜enをを制御して、
各気筒群a1〜an毎独立に空燃比フィードバック制御
を行う。
このとき、上記運転状態検出手段fと、各空燃比検出手
段d1〜dnとから得られる検出結果に基いて、判定切
替手段りは、例えば、空燃比検出手段d+a−1が正常
でないと判定する。すると、この場合、判定切替手段り
は、空燃比検出手段dト1を例えば正常であると判定さ
れた空燃比検出手段手段dmに切り替える。そして上記
気筒群am−1およびamをともに空燃比検出手段dm
の検出結果に基いて、それぞれ制御手段gm−1および
qフィードバック制御は従来通り行われる。以上のよう
にして本発明の技術的課題が解決される。
[実施例] 次に、本発明の好適な一実施例に関して図面に基づいて
詳細に説明する。第2図は、本発明第1実施例の内燃機
関の空燃比制御装置を装備した■型6気筒エンジンのシ
ステム構成図である。
同図において、■型6気筒エンジンEは第1シリンダ1
a、ピストン1b、シリンダブロック1C、シリンダヘ
ッド1dにより形成される第1燃焼室1eと同様の構成
である図示しない第3シリ    ゛ンダ、第5シリン
ダより成る第1気筒群1および、第2シリンダ2a、ピ
ストン2b、シリンダプロッタ2G、シリンダヘッド2
dにより形成される第2燃焼室2eと同様の構成である
図示しない第4シリンダ、第6シリンダより成る第2気
筒群2より構成されている。上記各燃焼室には点火プラ
グ1f12fおよび図示しない点火プラグが配設されて
いる。
両気筒群1.2の吸気系統は、第1シリンダ1aの吸気
バルブ1qを介して、吸気ボート1hと、図示しない第
3シリンダと第5シリンダそれぞれの吸気バルブを介し
てそれぞれの吸気ボートと、および第2シリンダ2aの
吸気バルブ2gを介して、吸気ポート2hと、図示しな
い第4シリンダと第6シリンダそれぞれの吸気バルブを
介して、それぞれの吸気ボートとが、それぞれ吸気管E
1に連通している。該吸気管E1上流には吸入空気の脈
動を吸収するサージタンクE2が設けられており、該サ
ージタンクE2上流にはスロットルバルブTVが配設さ
れており、ざらに該スロットルバルブTV上流側には、
吸入空気取入口としてエアクリーナE3が設けられてい
る。
一方、両気筒群1.2の排気系統は、第1シリンダの排
気バルブ11を介して、排気ポート1jと、図示しない
第3シリンダと第5シリンダそれぞれの排気バルブを介
して、排気ポートが第1気筒群排気多岐管1kに連通し
、第2シリンダの排気バルブ21を介して、排気ポート
2jと、図示しない第4シリンダと第6シリンダそれぞ
れの排気バルブを介して、それぞれの排気ポートが第2
気筒群排気多岐管2kに連通している。そして、上記両
気筒群排気多岐管1に、2にはそれぞれ排気管1Q12
Qに連通している。
燃料系統は、図示しない燃料タンクおよび燃料ポンプよ
り成る燃料供給源F1より燃料供給管P1と、該燃料供
給管P1に連通ずる第1気筒群1の吸気ボート1h近傍
に配設された第1気筒群燃料噴射弁INJIおよび、第
2気筒群2の吸気ボート近傍に配設された第2気筒群燃
料噴射弁INJ2により構成されている。
また、点火系統は、点火に必要な高電圧を出力するイグ
ナイタIG、および、図示していないクランク軸に連動
して上記イグナイタIGで発生した高電圧を上記各気筒
の各点火プラグに分配供給するディストリビュータDB
1より構成されている。
ざらに、上記吸気系統には、スロットルバルブTVの上
流側にポートPO1が開口し、該ポートPO1はバイパ
ス管路P2およびバイパス流量制御弁BFV1を介して
サージタンクE2に連通している。該バイパス流量制御
弁BFV1は、流路断面積を変更することにより、V型
6気筒エンジンEがアイドル状態の場合にエンジン回転
数を一定に維持するように作用する。また、上記吸気系
統には、サージタンクE2にポートPO2が開口し、一
方、上記排気系統には、第1気筒群排気多岐管1kにポ
ートPO3が開口するとともに第2気筒群排気多岐管2
kにポートPO4が開口し、上記両ポートPO3、PO
4はそれぞれ排気ガス再循環管路(以下単にEGR管路
とよぶ。)P3、P4と、排気ガス再循環制御弁(以下
単にEGR制御弁とよぶ。)EGRVl、およびEGR
管路P5を介して上記ポートPO2に連通している。
該EGR制御弁EGRV1は、EGR管路P3、P4と
EGR管路P5とを適宜連通あるいは遮断することによ
り、排気系統から排気ガスを吸気系統に導入して、窒素
酸化物NOXの発生を抑制するように機能する。
そして、センサとしては、上記吸気系統のエアクリーナ
E3とスロットルバルブTVの間に設けられて吸入空気
量を計測するエアフロメータAFM1、該エアフロメー
タAFMl内に設けられて吸入空気温度を測定する吸気
温センサATS1、スロットルバルブTVに連動して該
スロットルバルブTVの開度を検出するスロットルポジ
ションセンサTPS1、第1気筒群のシリンダブロック
1Cの冷却系統に設けられて冷却水温を検出する第1気
筒群水温センサWTS1、同様に第2気筒群のシリンダ
ブロック2Cの冷却系統に設けられて冷却水温を検出す
る第2気筒群水温センサWTS2、第1気筒群1の排気
多岐管1に内に設けられて該第1気筒群1の排気ガス中
の残存酸素濃度をアナログ信号として検出する第1気筒
群酸素濃度センサO81、同じく第2気筒群2の排気多
岐管2に内に設けられて該第2気筒群2の排気ガス中の
残存酸素濃度をアナログ信号として検出する第2気筒群
酸素濃度センサ032がそれぞれ備えられている。
また、上記ディストリビュータDB1内部には、該ディ
ストリビュータDB1のカムシャフトの1724回転毎
に、すなわちクランク角O0がら300の整数倍毎に回
転角信号を出力する回転数センサを兼ねた回転角センサ
ASIと、上記ディス轢 トリピユータDBIのカムシャフトの1回点毎に、すな
わち図示しないクランク軸の2回転毎に基準信号を1回
出力する気筒判別センサcs1が設けられている。
なお、上記各センサからの信号は電子制御装置(以下単
にECUとよぶ。)10に入力されるとともに該ECU
は上記V型6気筒エンジンEを制御する。そして、上記
ECU10は車両用直流電源BD’lよ・り給電されて
いる。
次に、上記ECU10の構成を第3図に基づいて説明す
る。
ECUloは、上述した各センサから出力されるデータ
を制御プログラムに従って入力および演算するとともに
、上記各種装置を制御するための処理を行うセントラル
プロセツシングユニット(以下単にCPtJとよぶ。>
108.上記制御プログラムおよび初期データが格納さ
れているり一ドオンリメモリ(以下単にROMとよぶ。
)10b、ECLJloに入力されるデータや演算制御
に必要なデータが一時的に読み書きされるランダムアク
セスメモリ(以下単にRAMとよぶ。)10G、■型6
気筒エンジンEのキースイッチが運転者によりOFFさ
れた場合でも以後の該V型6気筒エンジンEの制御に必
要なデータを保持できるようにバッテリによってバック
アップされたバックアップランダムアクセスメモリ(以
下単にバックアップRAMとよぶ。>106を備えてい
る。
また、ECUloには、上述したエアフロメータAFM
1、スロットルポジションセンサTPS1、第1気筒群
水温センサWTS1、第2気筒群水温センサWTS2、
吸気温センサATS1、第1気筒群酸素濃度センサO8
1、第2気筒群酸素濃度センサ052からの出力信号の
バッファ10e、10f、10g、1oh、’+o;、
10j。
10kが設′けられており、上記各センサの出力信号を
CPLlloaに選択的に出力するマルチプレクサ10
!l11およびアナログ信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換器10mも配設されている。
ざらに、ECUloには、上述した車両用直流電源BD
1のバッフ?10nおよび該車両用直流電源BD1の電
圧を所定電圧と比較して所定電圧以下の場合には信号を
出力するコンパレータ10pが設けられるとともに、上
述した気筒判別センサC81、回転角センサAS1のそ
れぞれの出力信号の波形を整形する整形回路10qが配
設されている。
そして、コン、パレータ10D、または整形回路10q
、あるいはバッファ10e、10f、10Q、10h、
10i110j、10k、マルチプレクサ10Q、およ
びA/D変換器10mを介して上記各センサ信号をCP
tJloaに送るとともにCPU10aからのマルチプ
レクサ10Q、A/D変換器10mへの制御信号を出力
する入出力ボート10rも備わっている。
また、ECUloは、上述した第1気筒群燃料噴射弁I
NJ1、第2気筒群燃料噴射弁INJ2、イグナイタI
G、EGR制御弁EGRV1、バイパス流量制御弁BF
V1にそれぞれ駆動電流を通電する駆動回路10S、1
0t、10u、IOV、10Wを備えるとともに、上記
各駆動回路10S、iot、’+ou、10V、10W
に制御信号を出力する出力ポート10Xを有する。そし
て、上記各素子間への制御信号やデータの通路となるパ
スライン10y、およびCPLlloaを始めROM1
0b、RAMl0c等へ所定の間隔で制御タイミングと
なるクロック信号を送るクロック回路1QZも有してい
る。なお、上記出力ポート10X内には、燃料噴射量(
燃料噴射時間)をセットするカウンタが備えられており
、CPLlloaにより燃料噴射開始の処理が行なわれ
ると、予め上記カウンタに設定された値に対応する時間
だけ、第1気筒群燃料噴射弁INJ1および第2気筒群
燃料噴射弁INJ2を開弁する制御が可能となっている
次に、上記ECU10により実行される処理を第4図、
第5図(A>、(B)に示す各フローチャートにより説
明する。なお括弧内の3桁の数字は各処理のステップ番
号を表わす。
第4図は、上記ECU10により実行される■型6気筒
エンジンEの燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期等を
制御する公知の主制御処理に適宜割り込んで実行される
空燃比検出の判定切替処理を示すフローチャートである
。また第5図(A>は、上記空燃比検出の判定切替処理
に適宜割り込んで実行される第1気筒群酸素濃度センサ
O81の故障判定処理を示すフローチャートであり、一
方、第5図(B)は、上記空燃比検出の判定切替処理に
適宜割り込んで実行される第2気筒群酸素濃度センサ0
32の故障判定処理を示すフローチャートである。
第4図に示す空燃比検出の判定切替処理の詳細について
説明する。
まず、本処理が上記公知の主制御処理に割り込むと、第
1気筒群酸素濃度センサフィードバック信号α1が第1
気筒群酸素濃度センサO81より検出される(100)
。次に第1気筒群酸素濃度センサO81が正常であるか
否かが判定される(102>。この判定は後述する第1
気筒群酸素濃度センサO81の故障判定処理の結果に基
づいて行われる。この条件に該当する場合、すなわち第
1気筒群酸素濃度センサO81が正常である場合にはス
テップ104に進み第2気筒群酸素濃度センサフィード
バック信号α2が第2気筒群酸素濃度センサO32より
検出される。次に、第2気筒群酸素濃度センサO32が
正常であるか否かが判定される(106)。この判定は
後述する第2気筒群酸素濃度センサO82の故障判定処
理の結果に基づいて行われる。この条件に該当する場合
、すなわち第2気筒群酸素濃度センサ032も正常であ
る。場合には、ステップ108に進む。ここでは、第1
気筒群1は第1気筒群酸素濃度センサO81のフィード
バック信号α1に基づく空燃比フィードバック制御を、
また、第2気筒群2は第2気筒群酸素濃度センサO32
のフィードバック信号α2に基づく空燃比フィードバッ
ク制御を、それぞれ独立に行うと判定される(108)
。そして本処理を終了して、制御は上記公知の主制御処
理に移行する。
一方、上記ステップ106の条件に該当しない場合、す
なわち第2気筒群酸素濃度センサO32が異常であると
判定された場合は、ステップ110に進む。ここでは、
第1気筒群1および第2気筒群2の両者とも、正常であ
ると判定された第1気筒群酸素濃度センサO81のフィ
ードバック信号α1に基づいて空燃比フィードバック制
御を行うと切替判定される。そして本処理を終了して公
知の主制御処理に復帰する。
一方、上記ステップ102の条件に該当しない場合、す
なわち第1気筒群酸素濃度センサ032が異常であると
判定された場合は、ステップ112に進む。ここでは、
上述したステップ104と同様に第2気筒群酸素濃度セ
ンサフィードバック信号α2が検出される(112>。
次に、上述したステップ106と同様に第2気筒群酸素
濃度センサ082が正常であるかが判定される(1’1
4)。この条件に該当する場合、すなわち第2気筒群酸
素濃度センサO82が正常であると判定された場合はス
テップ116に進む。ここでは、第1気筒群1および第
2気筒群2の両者とも、正常であると判定された第2気
筒群酸素濃度センサO32のフィードバック信号α2に
基づいて空燃比フィードバック制御を行うと切替判定さ
れる(116)。そして本処理を終了して制御は上記公
知の主制御処理に復帰する。
一方、上記ステップ114の条件に該当しない場合、す
なわち第2気筒群酸素濃度センサ032も異常であると
判定された場合は、ステップ118に進む。ここでは、
第1気筒群1および第2気筒群2の両者とも、空燃比オ
ープン制御を行うと判定される(118)。そして本処
理を終了して制御は上記公知の主制御処理に1帰する。
なお、本処理は、以後適宜公知の主制御処理に割り込ん
で繰り返して実行される。
次に、第5図(A>の第1気筒群酸素濃度センサO81
の故障判定処理の詳細について説明する。
本処理は上述した空燃比検出の判定切替処理のステップ
102の段階で割り込んで実行される。
まず、第1気筒群水IWT1が第1気筒群水温センサW
TS1より検出される(200>。次に上記ステップ2
00で検出された第1気筒群水@WT1が基準温度To
以上であるが否がが判定される(202>。ここで、基
準温度Toとは例えば50℃のような値である。ステッ
プ202の条件に該当しない場合はステップ200に戻
る。一方、ステップ202の条件に該当する場合にはス
テップ204に進む。ここでは回転角センサAS1より
エンジン回転数Neが検出される(204)。
ここで、エンジン回転数Neはクランク角の300毎に
回転角センサAS1が発信する信号の間隔をRAM10
cに記憶しておき、その逆数がら算出される。次に、上
記ステップ204で検出したエンジン回転数Neが基準
回転数No以上であり、かつ規定時間TI豚上継続して
いるか否かが判定される(206)。ここで、基準回転
数Noは例えば1500[r、p、l (7)につな値
テアリ、規定時間TIは例えば2 [m1nlのような
値である。ステップ2060条件に該当しない場合は、
ステップ200に戻る。一方、ステップ206の条件に
該当する場合は、ステップ208に進む。ここでは、E
CUloの増量指令により出力ボート10xから制御信
号が出され、駆動回路10Sは第1気筒群燃料噴射弁I
NJ1に通電して、第1気筒群実燃料噴射量τ01の増
量を行う(208)。次に、上記ステップ208の第1
気筒群実燃料噴射量の増量が規定時間TS以上継続して
いるか否かが判定される(210>。ここで規定時間T
Sとは例えばl [SeC]のような値である。ステッ
プ210の条件に該当しない場合は、ステップ200に
戻る。一方、ステップ210の条件に該当する場合は、
ステップ212に進む。ここでは、第1気筒群酸素濃度
センサフィードバック信号α1が第1気筒群酸素濃度セ
ンサ081により検出される(212>。次に上記ステ
ップ212で検出した第1気筒群酸素濃度センサフィー
ドバック信号α1が理論空燃比αSを上回るか否かが判
定される。
ここで理論空燃比αSは例えば14.6のような値であ
る。これは、すなわち第1気筒群の空燃比が希薄側(L
ean側)であるか杏かを判定することになる。この条
件に該当しない場合、すなわちステップ208,210
で第1気筒群の燃料供給量の増量を規定時間以上行った
ことに対応して、該第1気筒群の空燃比が濃い側(Ri
ch側)に変化した場合にはステップ218に進み、第
1気筒群酸素濃度センサ031が正常であることを示す
信号を出力して本処理を終了する。一方、ステップ21
4の条件に該当する場合、すなわちステップ208,2
10で第1気筒群の燃料供給量の増量を規定時間以上行
ったにもかかわらず該第1気筒群の空燃比が希薄側(l
ean側)である場合にはステップ216に進み、第1
気筒群酸素濃度センサ031が異常であることを示す信
号を出力して本処理を終了する。なお、本処理は、以後
必要に応じて繰返し実行される。
次に、第5図(B)の第2気筒群酸素濃度センサO32
の故障判定処理の詳細について説明する。
なお、上述した第5図(A)の第1気筒群酸素濃度セン
サO31の故障判定処理と同様の作用を果す処理は下2
桁を同一番号にして表記した。
本処理は上述した空燃比検出の判定切替処理のステップ
106および114の段階で割り込んで実行される。ま
ず、第2気筒群水温WT2が第2気筒群水温センサWT
S2より検出される(300)。次に上記ステップ30
0で検出された第2気筒群水温WT2が基準温度To以
上であるか否かが判定される(302>。上述したステ
ップ202と同様に、この条件に該当しない場合はステ
ップ300に戻り、一方この条件に該当する場合はステ
ップ304に進む。ここではステップ204と同様に2
工ンジン回転数Neが検出される(304)。そして、
上記ステップ304で検出したエンジン回転数Neが基
準回転数No以上で、かつ規定時間TI以上継続してい
るか否かが判定される(306)。上述したステップ2
06と同様に、この条件に該当しない場合はステップ3
00に戻り、一方この条件に該当する場合はステップ3
08に進む。ここでは、上述したステップ208同様な
方法で、第2気筒群燃料噴射弁INJ2より噴射される
第2気筒群実燃料噴射量τ02の増量が行われる(30
B)、そして、上述したステップ210と同様に、上記
第2気筒群実燃料噴射量の増量が規定時間TS以上継続
しているか否かが判定される(310)。この条件に該
当しない場合はステップ300に戻り、一方この条件に
該当する場合はステップ312に進む。ここでは、第2
気筒群酸素濃度センサフィードバック信号α2が第2気
筒群酸素濃度センサ032により検出される(312)
。次に、上述したステップ214と同様に、第2気筒群
の空燃比が希薄側(Lean側)であるか否かを判定す
る(314)。この条件に該当しない場合はステップ3
18に進み、第2気筒群酸素濃度センサO32が正常で
あることを示す信号を出力して本処理を終了する。一方
、ステップ314の条件に該当する場合は、ステップ3
16に進み、第2気筒群酸素濃度センサO82が異常で
あることを示す信号を出力して本処理を終了する。なお
、本処理は、以後必要に応じて繰返し実行される。
次に、第6図(A>、(B)に基づいて、第1および第
2の両気筒群の空燃比の変化を説明する。
第6図(A)は本発明の内燃機関の空燃比制御装置を装
備していない■型6気筒エンジンの第1および第2の両
気筒群の空燃比の変化を時間の経過に従って表現したも
のである。一方、第6図(B)は本発明の内燃機関の空
燃比制御装置を装備した■型6気筒エンジンの第1およ
び第2の両気筒群の空燃比の変化を時間の経過に従って
表現したものである。なお、両図において破線は第1気
筒群の空燃比を示し、実線は第2気筒群の空燃比を示す
時刻10より時刻t1までの間は、第1および第2両気
筒群1.2の空燃比は、それぞれ第1および第2両気筒
群1,2の各酸素濃度センサO81、O82により独立
にフィードバック制御されている。このため、両者の空
燃比とも理論空燃比近傍に制御されている。
ところが、時刻t1において、第1気筒群1の酸素濃度
センサO31が故障する。すると、本発明の内燃機関の
空燃比制御装置を備えていない場合は、酸素濃度センサ
O81が故障をおこした第1気筒群1の空燃比制御はオ
ープン制御となる。
このため、エア70メータAFMIおよび第1気筒群燃
料噴射弁INJ1の機械的精度に基づいて決まる特性値
によって、第1気筒群の空燃比は、第6図(A>に示す
ように時刻t1以後、目標でおる理論空燃比より大きく
離れて変動する。
これに対して、本発明の内燃III開の空燃比制御装置
を備えている場合は、判定切替処理により、故障を起こ
した第1気筒群の酸素濃度センサO81を正常な第2気
筒群の酸素濃度センサO32に切替えて、該酸素濃度セ
ンサO82に基づいて第1および第2の両気筒群1,2
の空燃比制御を続行するため、第6図(B)に示すよう
に時刻t1以後、も目標である理論空燃比近傍に制御さ
れる。
なお、本実施例において、気筒群a1〜anはシリンダ
1aを始めとする3本のシリンダよりなる第1気筒群1
およびシリンダ2a始めとする3本のシリンダよりなる
第2気筒群2に、排気系b1゛〜bnは第1気筒群排気
多岐管1にと第2気筒群排気多岐管2kに、内燃機関C
は■型6気筒エンジンEに、空燃比検出手段d1〜dn
は第1気筒群酸素濃度センサO81と第2気筒群酸素濃
度センサO82およびECLJloに、燃料供給手段e
1〜enは第1気筒群燃料噴射弁INJ1と第2気筒群
燃料噴射弁INJ2およびECtJloに、運転状態検
出手段fはエアフロメータAFM1とスロットルポジシ
ョンセンサTPS1と第1気筒群水温センサWTS1と
第2気筒群水温センサWTS2と吸気温センサ°ATS
1と回転角センサAS1およびECtJloに、制御手
段g1〜gnはECtJloにより、実行される処理(
100,104,108,110,112,116,1
18)に、判定切替手段りは、ECUloにより実行さ
れる処理(102,106,114,200,202,
204,206,208,210,212゜214.2
16,218,300,302,304.306,30
8,310,312,314゜316.318>にそれ
ぞれ該当するものである。
本実施例では、第1気筒群1の排気多岐管1にと第2気
筒群2の排気多岐管2にとにそれぞれ配設された酸素濃
度センサO81と032とにより、両気筒群毎に独立し
た空燃比制御を行っているため、両気筒群の排気パルプ
Ii、2i近傍に酸素濃度センサO81,052を配設
することにより、フィードバック周波数が小さく、制御
精度の高い良好な空燃比フィードバック制御が可能とな
る。
なお、本実施例のように、酸素濃度センサO81、O8
2を排気系1に、2に毎に設けたシステムはV型多気筒
エンジンあるいは水平対向型多気筒エンジンのように、
例えば左・右の2系統に排気系が分離した構造のエンジ
ンの空燃比制御において、特に好適な効果を生じるもの
である。
また、本実施例では2個の酸素濃度センサO81,08
2のうち一方が故障しても、他方の正常な酸素濃度セン
サにより両気筒群1,2の空燃比制御を行うことができ
るため、一方の酸素濃度センサの故障による急激な運転
性能の低下や排気性能の悪化を生じることがないという
利点を有する。
さらに、本実施例では酸素濃度センサを2個使用してい
るためエンジン制御システムの信頼性が向上する。
また、本実施例では、2個のセンサが両方とも故障した
場合には、オープン制御により6気筒エンジンEの運転
を継続することが可能である。
ざらに、本実施例では、酸素濃度センサO3I。
O82の故障を判定する場合に、一般の空燃比制御シス
テムで使用する各種センサ類を併用しているため、該酸
素濃度センサO31,052の故障判定のために専用の
検出器を使用しないので、信頼性が向上するとともに生
産および補修費用が低減するという利点も生じる。
なお、本実施例では空燃比検出手段d1〜dnとして酸
素濃度センサ031,082を使用したが、排気ガス組
成を検出出来る素子であれば、他の素子にても代行可能
である。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実施例に回答限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
[発明の効果] 本発明は、以上詳記したように複数の気筒群毎にそれぞ
れ連設された排気系に設けられた空燃比検出手段のうち
、いづれかの空燃比検出手段が正常でなくなった場合で
も、他の正常な空燃比検出手段により、該気筒群の空燃
比フィードバック制御を行うため、一部空燃比検出手段
の異常に起因する内燃機関の急激な運転性能の低下およ
び排気゛ 特性の悪化を生じないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念を示す構成図、第2図は本発
明一実施例のシステム構成図、第3図は本発明一実施例
に使用した電子制御装置(ECU)の構成を説明するた
めのブロック図、第4図はECUにより実行される空燃
比検出の判定切替え処理を示すフローチャート、第5図
(A)、(B)はそれぞれECLIにより実行される故
障判定処理を示すフローチャート、第6図(A)、(B
)はそれぞれ本発明の効果を示す各気筒群の空燃比変化
のタイミングチャートである。 a1〜an・・・気筒群 b1〜bn・・・排気系 C・・・内燃機関 d1〜dn・・・空燃比検出手段 e1〜en・・・燃料供給手段 f    ・・・運転状態検出手段 91〜9n・・・制御手段 h    ・・・判定切替手段 1    ・・・第1気筒群 2    ・・・第2気筒群

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1または複数の気筒から成る気筒群を複数有し、 各気筒群毎に排気系を有する内燃機関の各排気系毎に設
    けられて各排気系毎の空燃比を独立に検出する空燃比検
    出手段と、 上記複数の気筒群の吸気系に該気筒群と同数設けられて
    該気筒群毎独立に燃料を供給する燃料供給手段と、 上記内燃機関の冷却水温および回転数を含む運転状態を
    検出する運転状態検出手段と、 上記運転状態検出手段から得られる検出結果と上記各空
    燃比検出手段から得られる検出結果とに基づいて上記内
    燃機関の各気筒群毎独立に空燃比の制御を行うように各
    気筒群毎に設けられて上記各燃料供給手段を駆動する制
    御手段と、 を具備した内燃機関の空燃比制御装置において、上記運
    転状態検出手段から得られる検出結果および上記各空燃
    比検出手段から得られる各検出結果に基づいて各空燃比
    検出手段が正常であるか否かを判定するとともに正常で
    ないと判定された空燃比検出手段を他の正常であると判
    定された空燃比検出手段に切り替える判定切替手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
JP5776985A 1985-03-20 1985-03-20 内燃機関の空燃比制御装置 Pending JPS61215433A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990004090A1 (de) * 1988-10-12 1990-04-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren und vorrichtung zur fehlererkennung und/oder fehlerbehandlung bei stereo-lambdaregelung
JPH03950A (ja) * 1989-05-29 1991-01-07 Hitachi Ltd 内燃機関用混合気供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990004090A1 (de) * 1988-10-12 1990-04-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren und vorrichtung zur fehlererkennung und/oder fehlerbehandlung bei stereo-lambdaregelung
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