JPS6121521B2 - - Google Patents

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JPS6121521B2
JPS6121521B2 JP54147358A JP14735879A JPS6121521B2 JP S6121521 B2 JPS6121521 B2 JP S6121521B2 JP 54147358 A JP54147358 A JP 54147358A JP 14735879 A JP14735879 A JP 14735879A JP S6121521 B2 JPS6121521 B2 JP S6121521B2
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water
water surface
rice
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JP54147358A
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Mamoru Kobayashi
Kanji Nakamura
Atsuki Ogawa
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Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、水と混和する有機溶剤の1種又は2
種以上、水と混和しない溶剤の1種又は2種以上
及び有機リン系農薬又はカーバメート系農薬の1
種又は2種以上を混和したことを特徴とする拡展
性良好なる水面施用剤に関するものである。 従来、殺虫もしくは殺菌力を有する農薬を水面
施用剤として施用する技術は知られている。例え
ば、ダイアジノン油剤等を挙げることができる
が、これは水面での拡散均一性が悪く、風に吹き
寄せられて隅に片寄つたり、長期間油膜を形成し
たり、或いは葉に直接薬液が付着することによ
り、薬害を生じ、又残効性が短かく有効成分が効
果的に作用しない為、投下薬量が多くなるなど
種々の欠点を有する。従つて、これらの油剤を水
面施用することは実用的には問題があり、現在こ
れによる防除はほとんど普及していないのが実状
である。 また乳剤も水面施用されるが、作物へは均一に
散布できるものの、効率的に効果を発現するのに
必要な薬剤の集合等の現象は生じず、従つて残効
性に欠け、効果を上げる目的で多量散布を行なう
と薬害、水質染等の問題を生ずる。 しかしながら油剤の如き水で希釈することな
く、そのまま散布できる液状の水面施用剤はその
省力性、省資源の点から価値が見直され、特に対
象とする病害虫の特性に適応する水面施用剤の開
発が望まれていたが、本発明の水面施用はこの要
望に適うものである。 近年愛知県下を発生源として急激に拡がりその
防除が強く望まれているイネミズソウムシ、イネ
ゾウムシなどの場合は、活発な飛翔活動及び潜水
活動を行ない稲の地上部(葉)を食害するととも
に水中に潜り株元に卵を生みつける。特にイネミ
ズゾウムシは根部をも食害する。これらの害虫の
行動を観察すると、終日株元の水際から水に潜つ
たり、或いは水中から茎へはいあがる挙動を何回
となく繰り返すことがみられる。従つてその習性
を利用して防除する方法が最も効果的である。即
ち、これらの害虫が通過する部位に薬剤を集中し
虫体に接触させ死に至らしめる形態の水面施用剤
が極めて有効である。 本発明の拡散性良好なる水面施用剤は、上記の
生態を極めて上手に利用したものといえ。本発明
者らは、本発明を完成させるために、まず水面施
用剤として具備すべき条件の検討から始めた。そ
の結果、水面施用剤は散布直後、速やかに水面上
を拡展し均一に分布した後、有効成分が水に分散
溶解したり、或いは作用発現に好ましい部所に集
合するなどの物理性を付与する必要があることを
知つた。特に散布直後、速やかに拡展し均一に分
布することは、風などの気象条件に左右されず薬
害も回避し、また効果を高めるためには不可欠な
物理性であつた。更に、均一な被膜を形成して
も、その被膜が長期に亘り水面上に残ることは作
物に対し悪影響を与えることから、適度に被膜が
破れ作物の茎株元に油滴となつて付着したり、水
中に分散或いは溶解することが好ましいことも判
明した。これらの好ましい物性を有する水面施用
剤を開発すべく、本発明者らは、更に研究を重ね
た結果、増量剤として水に対する混和性の異なる
有機溶剤を混合して製剤することにより、望まし
い水面施用剤が得られることを見出し、本発明を
完成したものである。 特公昭41―17400号明細書には、水面施用農薬
剤が配載されており、その組成は農薬剤、有機溶
媒及び拡展剤からなるものであるが、有機溶媒の
具体的な例として挙げられているものは、いずれ
も水に混和しない性質を有するものである。 また特公昭47―34135号明細書には、水面施用
殺虫組成物が記載されており、その組成は、農薬
剤に拡展剤として水に不溶の有機溶剤を加えたも
のである。 これら公知技術に対して、本発明者らは、上記
した通り、殺虫力又は殺菌力を有する農薬に、水
と混和する有機溶剤(以下、有機溶剤A類とい
う)及び水と混和しない有機溶剤(以下、有機溶
剤B類という)とを加えることによつて、散布後
水面上に均一に拡展するだけでなく、拡展した後
に適度に被膜が破れ、作業の茎株元に油滴となつ
て付着したり、水中に分散或いは溶解する良好な
性質を有する水面施用剤を開発したものである。 本発明の水面施用剤を得るには、有機溶剤A類
とB類とを一緒に混用しなければならず、いずれ
か一方のみでは、水面に部分的に厚い被膜を形成
したり、或いは油滴となつて全く拡展せずに不均
一となり、薬効不足、薬害の原因となり、更には
水質汚染等の問題が生ずる。 本発明による水面施用剤は、有効成分及び有機
溶剤の選択により各種病害虫の防除に極めて有効
であり、例えば、稲いもち病、紋枯病、小粒菌核
病及びイネミズゾウムシ、イネゾウムシ、イネド
ロオイムシ、ウンカ、ツマグロ等の防除に適応で
きる。 本発明における有機溶剤A類とは0℃〜30℃の
範囲で、1気圧のもとで、水と有機溶剤とが容積
比1:2以上混和するものを指し、有機溶剤B類
とは同一条件下で、水と有機溶剤とが容積比1:
1以下混和するか、あるいは水と全く混和しない
ものを指す。 本発明の水面施用剤には、有機溶剤A類とB類
の各々1種又は2種以上を用いるが、製剤にした
とき、これらはお互いに混和するものでなければ
ならない。また有機溶剤A類とB類との混合割合
は、特に限定するものではないが実用性のある均
一な拡展性をもつ水面施用剤を得るためには;
1:40〜40:1の範囲が望ましい。本発明におけ
る有機溶剤A類の種類としてはメタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、テトラハイドロフラ
ン、ジオキサン、アセトン、エチレングリコー
ル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチ
ルカルビトール、トリエタノールアミン、ジメチ
ルホルムアミドなどが挙げられる。また有機溶剤
B類としてはノルマルヘキサノール、ノルマルブ
タノール、イソブチルアルコール、メチルエチル
ケトン、イソボロン、シクロヘキサン、酢酸エチ
ル、キシレン、トルエン、ベンゼン、ケロシン、
石油ナフサなどが挙げられる。 活性成分である有機リン系農薬及びカーバメー
ト系農薬としては、殺虫剤、殺菌剤のなかから常
温で固体のもの、液体のもののいずれでも使用す
ることができる。有機リン系農薬としては例えば
次のようなものが挙げられるがこれらに限られる
ものではない。 (1) 0―エチルS―ノルマルプロピルO―(4―
トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート (2) ジメチル(3―メチル―4―ニトロフエニ
ル)チオホスフエート(スミチオン) (3) O,O―ジメチル―S―〔5―メトキシ―
1,3,4―チアジアゾルー2(3H)―オニ
ル(3)―メチル〕ジチオホスフエート(スプラサ
イド) (4) O,O―ジメチルO―〔3―メチル―4―
(メチルチオ)フエニル〕チオホスフエート
(バシジツト) (5) (2―イソプロピル―4―メチルピリミジル
―6)―ジエチルチオホスフエート(ダイアジ
ノン) (6) 2―クロル―1―(2,4―ジクロルフエニ
ル)ビニルジメチルホスフエート(ランガー
ド) (7) O,O―ジプロピル―0―4―メチルチオフ
エニルホスフエート(カヤフオス) (8) ジメチルジカルベトキシエチルジチオホスフ
エート(マラソン) (9) ジメチルジチオホスホリルフエニル酢酸エチ
ル(エルサン) (10) ジメチルS―(N―メチルカルバモイルメチ
ル)ジチオホスフエート(ジメトエート) (11) O,O―ジエチル―S―2―(エチルチオ)
エチルホスホロジチオエート(ダイシストン) (12) O,O―ジメチルS―フタルイミドメチルジ
チオホスフエート(アツパ) (13) 2―クロル―1―(2,4,5―トリクロ
ルフエニル)ビニルジメチルホスフエート(ガ
ードサイド) (14) O,O―ジイソプロピル―S―ベンジルチ
オホスフエート(IBP) (15) O―エチルS,S―ジフエニルジチオホス
フエート(ヒノザン) またカーバメート系農薬としては例えば次のも
のが挙げられるが、これらに限られるものではな
い。 (1) メタトリル―N―メチルカーバメート(ツマ
サイド) (2) 2―イソプロピルフエニル―N―メチルカー
バメート(ミプシン) (3) 2―セカンダリーブチルフエニル―N―メチ
ルカーバメート(バツサ) (4) 3,4―キシリル―N―メチルカーバメート
(メオバール) 更にこれらは2種以上を混合しても用いること
ができ、例えば、バイジツトとバツサの混合、ス
ミチオンとバツサの混合等が挙げられる。 これらの組成成分を配合して調製した本発明の
水面施用剤は、その物理的特性値において特に限
定されるものではないが、実用に供する為には比
重1以下のものが望ましいが、拡張係数が正の値
であれば比重1.14以下で結晶が析出しないもので
あれば、拡展性良好な水面施用剤が得られる。 本発明による水面施用剤を調製するには、特別
の技術は要さず単に活性成分、有機溶剤A類、B
類を混合することにより可能である。 本発明の水面施用剤の特徴を列記すると次の通
りである。 (1) 防除効果の発現が速く、しかも残効性が長
い。 (2) 従来の油剤1/4〜1/5の有効成分薬量ですぐれ
た防除効果を示す。 (3) 稲などの作物の成育に全く影響なく例えば草
丈、分けつ及び収量に良い効果をもたらす。 本発明の水面施用剤によつて有効に防除し得る
病害虫としては、イモチ病、モンガレ病、小粒菌
核、イネミズゾウムシ、イネゾウムシ、イネドロ
オイムシ、ウンカ、ツマグロ等が挙げられる。 次に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 22重量部、エチルセロソルブ58
重量部、キシレン 20重量部を均一に混合した
(水面施用剤の比重 0.969) 実施例 2 スミチオン 5重量部、エチルセロソルブ 75
重量部,キシレン 20重量部を均一に混合した。
( 〃 0.927) 実施例 3 スプラサイド 22重量部、エチルセロソルブ
58重量部、キシレン 20重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.997) 実施例 4 バイジツト 20重量部、エチルセロソルブ 40
重量部、キシレン 40重量部を均一に混合した。
( 〃 0.945) 実施例 5 ダイアジノン 40重量部、エチルセロソルブ
5重量部、キシレン 55重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.955) 実施例 6 ランガード 20重量部、エチルセロソルブ 10
重量部、キシレン 70重量部を均一に混合した。
( 〃 0.924) 実施例 7 カヤフオス 15重量部、エチルセロソルブ 15
重量部、キシレン 70重量部を均一に混合した。
( 〃 0.915) 実施例 8 マラソン 25重量部、エチルセロソルブ 5重
量部、キシレン 70重量部を均一に混合した。
( 〃 0.955) 実施例 9 エルサン 15重量部、エチルセロソルブ 10重
量部、キシレン 75重量部を均一に混合した。
( 〃 0.908) 実施例 10 ダイシストン 10重量部、エチルセロソルブ
12重量部、キシレン 78重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.910) 実施例 11 アツパ 20重量部、エチルセロソルブ 5重量
部、キシレン 75重量部を均一に混合した。
( 〃 0.934) 実施例 12 ガードサイド 5重量部、 エチルセロソルブ
10重量部、キシレン 85重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.880) 実施例 13 IBP 5重量部、エチルセロソルブ 25重量
部、キシレン 70重量部を均一に混合した。
( 〃 0.883) 実施例 14 ヒノザン 20重量部、エチルセロソルブ 4重
量部、キシレン 76重量部を均一に混合した。
( 〃 0.923) 実施例 15 ツマサイド 20重量部、エチルセロソルブ 60
重量部、キシレン 20重量部を均一に混合した。
( 〃 0.947) 実施例 16 ミプシン 15重量部、エチルセロソルブ 60重
量部、キシレン 25重量部を均一に混合した。
( 〃 0.935) 実施例 17 バツサ 22重量部、エチルセロソルブ 55重量
部、キシレン 23重量部を均一に混合した。
( 〃 0.935) 実施例 18 メオバール 10重量部、エチルセロソルブ 50
重量部、キシレン 40重量部を均一に混合した。
( 〃 0.930) 実施例 19 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 20重量部、エチルセロソルブ
78重量部、キシレン 2重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.981) 実施例 20 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 20重量部、エチルセロソルブ
2重量部、キシレン 78重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.890) 実施例 21 バイジツト 5重量部、バツサ 5重量部、エ
チルセロソルブ 50重量部、キシレン 40重量部
を均一に混合した。 ( 〃 0.920) 実施例 22 スミチオン 10重量部、バツサ 10重量部、エ
チルセロソルブ 20重量部、キシレン 60重量部
を均一に混合した。 ( 〃 0.928) 実施例 23 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 22重量部、、トリエタノールア
ミン 58重量部、シクロヘキサノン 36重量部を
均一に混合した。 ( 〃 1.114) 実施例 24 スミチオン 20重量部、イソプロパノール 75
重量部、ノルマルブタノール 5重量部を均一に
混合した。 ( 〃 0.855) 実施例 25 スプラサイド 15重量部、アセトン 25重量
部、酢酸エチル 60重量部を均一に混合した。
( 〃 0.920) 実施例 26 バイジツト 5重量部、シオキサン 30重量
部、キシレン 40重量部、 トルエン 25重量部
を均一に混合した。 ( 〃 0.817) 実施例 27 IBP 20重量部、エタノール 30重量部、メタ
ノール 20重量部、ノルマルヘキサノール 15重
量部を均一に混合した。 ( 〃 0.842) 実施例 28 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 20重量部、ジメチルホルムアミ
ド 20重量部、キシレン 60重量部を均一に混合
した。 ( 〃 0.940) 実施例 29 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 20重量部、、エチルセロソルブ
15重量部、ケロシン、65重量部を均一に混合し
た。 ( 〃 0.920) 実施例 30 ランガード 5重量部、イソプロパノール 20
重量部、キシレン 30重量部を均一に混合した。
( 〃 1.075) 本発明の水面施用剤はそのまま水面に滴下すれ
ばよく、要すれば空中から散布することも可能で
ある。 次に試験例を挙げて本発明水面施用剤の奏する
効果を説明する。 試験例1(イネミズゾウムシ防除試験) 実施例1,3,19,20,23,25,28,29及び比
較例1〜4に準じて調製した水面施用剤を図面に
示した如く各々一辺10mの正方形に区切つた水田
の中心から円形に100mlを散布した。7日後に当
該円形散布区(区)、及び当該正方形の四つの
隅の調査区(2.5m平方)1区〜区につき稲に
対する薬害程度、及びイネミズゾウムシ生息数を
調査した。散布は移植7日後に行ない、散布直前
より3日間は取水せず、水深約7cmに保つた。散
布時区から区の方向へ約3m/秒の風が吹い
ていた。 表1に稲の薬害程度、10株当りのイネミズゾウ
ムシの生息数を示す。
【表】
【表】 比較例 1 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 10重量部、エチルセロソルブ
2重量部、キシレン 88重量部を均一に混合し
た。 比較例 2 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 20重量部、キシレン 80重量部
を均一に混合した。 比較例 3 スプラサイド 22重量部、エチルセロソルブ
78重量部を均一に混合した。 比較例 4 スプラサイド 22重量部、キシレン 78重量部
を均一に混合した。 以上の試験結果より有機溶剤A類とB類の両方
を使用した本発明の水面施用剤がいずれか一方を
使用したものと比べて稲に対する薬害もなくイネ
ミズゾウムシに対する殺虫効果もはるかに高いこ
とがわかる。 試験例2(水面拡展性試験) 直径45cmのシヤールに水800mlを入れ、その中
心に実施例1〜30に準じて調製した水面施用剤の
各々10μを滴下し、その水面拡展性を調べた水
面拡展性の数値は滴下直後の拡展直径(cm)を示
す。結果を表2に示す。
【表】
【表】 比較例 5 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 10重量部、エチルセロソルブ
88重量部、キシレン 2重量部を均一に混合し
た。 比較例 6 O―エチル S―ノルマルプロピル O―(4
―トリフルオルメチルフエノキシ)フエニルホス
ホロチオエート 20重量部、エチルセロソルブ
80重量部を均一に混合した。 試験例3(イネミズゾウムシ防除試験) 実施例1,19,20,23,28,29に準じて調製し
た水面施用剤の所定量を田植後17日目に10a当り
1又は0.5各々の試験圃場に滴下し、処理後
3日目、8日目、15日目にイネミズゾウムシの成
虫密度と食害度を調べた。更に田植後58日目に幼
虫数と繭数を調べた。結果を表3及び表4に示
す。 1 成虫防除効果と食害度
【表】 2 幼虫に対する防除効果
【表】
【表】 試験例4(稲に対する影響試験) 実施例1に準じて調製した水面施用剤の所定量
を田植後17日目に10a当り1,0.5各々の試験圃
場に滴下し処理後25日目、47日目に草丈、茎数に
対する影響を調べた。更に稲の収量に対する影響
も調べた。結果を表5に示す。
【表】 試験例5(イネミズ防除試験) 実施例1に準じて調製した水面施用剤の所定量
を水面に処理し、イネミズゾウムシ成虫を放飼し
12時間後及び24時間後に死虫率を調べた。 結果を表6に示す。
【表】 試験例6(イネミズゾウムシ防除試験) 実施例1に準じて調製した水面施用剤の所定量
を水面に処理し、経日的にイネミズゾウムシ成虫
を放飼し、24時間後に死虫率を調べた。結果を表
7に示す。
【表】 試験例(ニカメイチユウ防除試験) 本葉6葉期の稲苗を、1株4本植えで栽培した
ワグネルポツト(1/5000アール)に水深5cmに
なるように水を張り、実施例2,4〜12,22,
24,26,30に準じて調製した水面施用剤を10a当
り各0.5(0.01c.c./ポツト)メスピペツトを用
いて滴下した。 滴下24時間後にニカメイチユウ1令幼虫をポツ
ト当り30頭小筆を用いて接種した。接種後7日間
温室内に保存し、死虫率をしらべた。1区3反復
で行なつた。結果を表8に示す。
【表】 試験例8(ツマグロヨコバイ防除試験) 本葉4葉期の稲苗を1株4本植えで栽培したワ
グネルポツト(1/5000アール)に水深5cmにな
るように水を張り実施例4〜10,12,15〜18,
21,26,30に準じて調製した水面施用剤(各0.5
/10a)をメスピペツトで滴下した。 滴下24時間後に金網み円筒をかけ、ツマグロヨ
コバイ幼虫を各々10頭放飼した。放飼後温室内で
保存し、24時間後に死虫率を調べた。結果を表9
に示す。
【表】 試験例9(稲いもち防除試験) 1 試験方法 ワグネルポツト(1/5000アール)に3葉期の
稲(品種:愛知旭)を1ポツト当り3株(1株4
本植)を移植し温室内で生育させた。稲が7〜8
葉期に達したとき水深2cmに調整し実施例13,
14,27に準じて調製した水面施用剤の各所定量を
施用した。 薬剤施用10日後に稲いもち病菌胞子懸濁液を噴
霧接種した。いもち病菌は温室内で稲に継続的に
接種を行つて得られた病斑上の胞子を用いた。ま
た胞子濃度は顕微鏡1視野(15×10培)50個に調
整し、これを1ポツト当り8mlの割合で噴霧接種
した。接種5日後に1ポツト当り10葉の病斑数を
調査し次式により防除価を算出した。 防除価=(1−処理区の病斑数/無処理区の病斑数)
×100 2 試験結果
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は試験例1に於ける水面施用剤の散布区及
び調査区を示す。 図中符号1〜4は調査区〜調査区を、5は
円形散布区及び調査区を、6は水田を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水と混和する有機溶剤の1種又は2種以上、
    水と飽和しない有機溶剤の1種又は2種以上及び
    有機リン系農薬又はカーバメート系農薬の1種又
    は2種以上を混合したことを特徴とする拡展性良
    好なる水面施用剤。 2 水と混和する有機溶剤がグリコール類であ
    り、水と混和しない有機溶剤が芳香族炭化水素類
    である特許請求の範囲第1項記載の水面施用剤。 3 水と混和する有機溶剤と水と混和しない有機
    溶剤との混合割合が1:40〜40:1である特許請
    求の範囲第1項記載の水面施用剤。
JP14735879A 1979-11-14 1979-11-14 Agent for water-surface application having high spreadability Granted JPS5671001A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14735879A JPS5671001A (en) 1979-11-14 1979-11-14 Agent for water-surface application having high spreadability

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JPS4934815A (ja) * 1972-07-28 1974-03-30
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