JPS6121513Y2 - - Google Patents

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JPS6121513Y2
JPS6121513Y2 JP14219480U JP14219480U JPS6121513Y2 JP S6121513 Y2 JPS6121513 Y2 JP S6121513Y2 JP 14219480 U JP14219480 U JP 14219480U JP 14219480 U JP14219480 U JP 14219480U JP S6121513 Y2 JPS6121513 Y2 JP S6121513Y2
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claw
holding
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lever
detachment
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JP14219480U
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JPS5767088U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ウインチによりチエーンを介して
物体を吊上げる場合に使用する吊上用自動落下防
止装置に関するものである。
従来、送電用または通信用鉄塔を嵩上げする方
法としては、まず第1図に示すように、鉄塔13
の周囲に配置した継脚材14の下端部を、鉄塔基
礎15付近において鉄塔13の下端部に溶接によ
り固着し、かつ鉄塔13の中心線上において垂直
な管状の鉄柱16を立設固定し、その鉄柱16の
頂部には複数の頂部ガイドローラ17を取付ける
と共に、鉄柱16の側面には垂直なガイドレール
18を固定し、さらに著塔13にはガイドレール
18に対向するガイドローラを備えているガイド
部材19を取付け、ウインチ20から繰出された
ワイヤロープ21を鉄柱内の下部の固定滑車22
に巻掛けると共に、そのワイヤロープ21を集約
部材23に連結し、前記各頂部ガイドローラ17
に中間部が巻掛けられているワイヤロープからな
る吊ロープ24の一端部および他端部を、集約部
材23および鉄塔13に連結し、次に鉄塔13の
下部を切断したのち、ウインチ20を巻上方向に
運転して第2図に示すように鉄塔13を所定レベ
ルまで吊上げ、次いでその吊上げられた鉄塔13
の下端部を前記継脚材14の上端部に溶接により
結合する方法が知られている。この方法の場合、
吊ロープ24は複数本であるのに対し、ウインチ
20のワイヤロープ21は1本であるので、鉄塔
吊上作業中にワイヤロープ21が切断事故を起こ
すと、鉄塔13が落下することになり極めて危険
である。
この考案は、ウインチにより被嵩上鉄塔あるい
はその他の物体を吊上げる場合に適する改良され
た吊上用自動落下防止装置を提供することを目的
とするものである。
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第3図ないし第6図はこの考案の一実施例の吊
上用自動落下防止装置を示すものであつて、フレ
ーム3により軸受25を介して支承されている中
空軸26の中間部に、リンクチエーンの素子リン
クを嵌合する凹部を備えている支持シーブ1が一
体に設けられ、かつ前記中空軸26に回転自在に
嵌入された従動軸27の一端部には、従動歯車2
8が一体に設けられると共に、その従動軸27の
一端部はフレーム3により軸受29を介して支承
され、さらに前記従動歯車28に噛み合う中間駆
動歯車30は、フレーム3により軸受31を介し
て支承されている中間軸32に固定され、その中
間軸32に固定された中間従動歯車33は前記中
空軸26に固定された駆動歯車34に噛み合わさ
れている。
前記従動軸27の他端部には逆転防止用爪車2
が固定され、その爪車2の歯に係合する爪片5の
基端部がボルトからなる支軸35によりフレーム
3に枢着され、かつ爪片5の中間の上部には、係
止用突出部6が一体に設けられると共に、爪片の
側方に突出するボルトからなる爪片離脱用操作部
7が螺合され、その操作部7には弛み止め用ナツ
ト36が螺合され、また爪片5にはこれを爪車2
の歯に係合させるように働く爪片係合用ばね4の
一端部が係合され、そのばね4の他端部はフレー
ム3に係合されている。
前記係止用突出部6を係止保持する爪片離脱係
止部8および保持解放用操作部9を有する爪片離
脱保持用レバー10の中間部は、前記フレーム3
に対しボルトからなる支軸37により枢着され、
かつフレーム3には、前記レバー10を爪片離脱
保持位置に停止させるストツパー11が固定さ
れ、さらにレバー10には、これをストツパー1
1に押付けるように働く保持用ばね12の一端部
が係合され、そのばね12の他端部はフレーム3
に係合されている。
前記フレーム3には、支持シーブ1のチエーン
送出側に対向するように配置されかつ周面に素子
リンク嵌合用凹部を有するガイドシーブ38と、
支持シーブ1のチエーン受入側に対向するように
配置されたガイドローラ39とが、回転自在に取
付けられている。
第3図は爪片5が爪車2の歯に係合している状
態を示している。この状態から、前記爪片離脱用
操作部7に指を掛けて爪片5を第3図の矢印A方
向に回動していくと、まず第5図に示すように係
止用突出部6が爪片離脱保持部8に係合し、次い
で爪片離脱保持用レバー10が矢印B方向に回動
され、爪片5の矢印A方向回動がさらに続くと、
第6図に示すように、前記爪片離脱保持部8が係
止用突出部6から外れて、保持用ばね12の弾力
により直ちにレバー10が爪片離脱保持位置まで
回動されると共に、ストツパー11によりその位
置に停止される。
次いで前記爪片離脱用操作部7から手を離す
と、爪片係合用ばね4の弾力により爪片5が矢印
C方向に回動されて、係止用突出部6が爪片離脱
保持部8に係合するので、第6図に実線で示すよ
うに爪片5が爪車の歯から離脱した位置に保持さ
れる。
第6図に示す状態から、爪片5を爪車2の歯に
係合する場合は、保持解放用操作部9を手で押し
てレバー10を矢印B方向すなわち解放方向に回
動すると、爪片離脱保持部8が係合用突出部6か
ら外れるので、爪片係合用ばね4の弾力により爪
片5が矢印C方向に回動されて爪車2の歯に係合
し、前記操作部9から手を離すと、保持用ばね1
2の弾力によりレバー10が矢印D方向に回動さ
れて、第3図に示す状態に復帰する。
前記実施例の自動落下防止装置を前述のような
鉄塔嵩上げに使用する場合は、第7図に示すよう
に、管状の鉄柱16の上端部に複数台例えば4台
の自動落下防止装置40のフレーム3をボルトに
より固定し、かつ支持シーブ1にリンクチエーン
からなる吊チエーン41の中間部を巻掛けると共
に、その吊チエーン41の一端部および他端部を
集約部材23および鉄塔8に連結し、前述の場合
と同様にウインチ20を運転して鉄塔13を吊上
げる。この場合、ウインチ20のワイヤロープ2
1が切断することがあつても、吊チエーン41を
巻掛けている支持シーブ1は逆回転しないので、
その支持シーブ1により吊チエーン41を介して
鉄塔13が支持され、したがつて鉄塔13の落下
を防止することができる。
また前述のように、爪片離脱用操作部7を手で
操作して爪片5を爪車2の歯から外すと共に、爪
片5をレバー10により離脱位置に保持しておく
と、爪車2を逆回転させることができるので、吊
チエーン41を吊上方向と逆方向に引張ることに
より、爪車2を逆回転させて、吊上げ前に行なう
吊チエーンの設置位置調整等の段取り作業を容易
に行なうことができ、また吊上作業終了後は、吊
チエーン41を吊上開始位置に戻して再び吊上作
業に使用することができる。さらにまた、前記4
本の吊チエーンのうち最も大きく負荷を受けてい
る1本を少し緩める作業を順次繰返すことによ
り、吊下状態にある物体を少しずつ下ろしていく
ことができる。
前記支持シーブ41と逆転防止用爪車2との間
に歯車増速機構を介在させておけば、爪片4によ
る爪車2の制動トルクは小さく済み、そのため制
動部を小型化することができる。
この考案の自動落下防止装置は、ウインチによ
り建築用資材を吊上げる場合にも使用することが
でき、また1台のウインチと1台の自動落下防止
装置とを組合せて、そのウインチから繰出された
1本のワイヤロープに1本の吊チエーンを連結し
て使用してもよい。
この考案によれば、単に爪片離脱用操作部7を
手で押圧するかまたは引張つて爪片5を離脱方向
に回動していくと、所定の位置まで回動されたと
き、爪片5の係合用突出部6が爪片離脱保持用レ
バー10の爪片離脱保持部8に自動的に係合し
て、爪片5が離脱位置に保持され、また単に保持
解放用操作部9を手で押圧するかまたは引張つ
て、前記レバー10を保持用ばね12の弾力に抗
して解放方向に回動すると、前記係止用突出部6
が爪片離脱保持部8から外れて、爪片係合用ばね
4の弾力により爪片5が回動されて爪車2の歯に
自動的に係合され、したがつて爪車2からの爪片
5の離脱保持および爪車2に対する爪片5の係合
を、片手による単純なワンタツチ操作で容易かつ
迅速に行なうことができ、そのため吊上用自動落
下防止装置を必要に応じ任意の状態に容易にかつ
迅速に切替えることができ、しかも爪片5および
爪片離脱保持用レバー10はフレーム3に固定さ
れた支軸35および37に回動自在に嵌設されて
いるので、前記爪片5およびレバー10を簡単な
取付構造で強固に取付けることができ、されに係
止用突出部6および爪片離脱保持部8は支軸3
5,37から比較的大きく離れた位置に配置され
ているので、前記突出部6が爪片離脱保持部8に
係合されているか否かを容易に目視確認すること
ができ、かつ前記突出部6および爪片離脱保持部
8を強固に製作することができる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は鉄塔嵩上げ順序を示す概
略側面図、第3図ないし第6図はこの考案の一実
施例の吊上用自動落下防止装置を示すものであつ
て、第3図は一部切欠側面図、第4図は拡大縦断
正面図、第5図および第6図は爪片の離脱保持動
作順序を示す側面図である。第7図はこの考案の
自動落下防止装置の使用例を示す概略側面図であ
る。 図において、1は支持シーブ、2は逆転防止用
爪車、3はフレーム、4は爪片係合用ばね、5は
爪片、6は係止用突出部、7は爪片離脱用操作
部、8は爪片離脱保持部、9は保持解放用操作
部、10は爪片離脱保持用レバー、11はストツ
パー、12は保持用ばね、13は鉄塔、14は継
脚材、16は鉄柱、18はガイドレール、19は
ガイド部材、20はウインチ、21はワイヤロー
プ、23は集約部材、26は中空軸、27は従動
軸、28は従動歯車、30は中間駆動歯車、33
は中間従動歯車、34は駆動歯車、38および3
9はガイドシーブ、40は自動落下防止装置、4
1は吊チエーンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 素子リンク嵌合用凹部を有する支持シーブ1と
    これにより歯車機構を介して駆動される逆転防止
    用爪車2とがフレーム3により回転自在に支承さ
    れ、かつ爪片係合用ばね4により押圧されて前記
    爪車2に係合される爪片5が前記フレーム3に枢
    着されている吊上用自動落下防止装置において、
    前記爪片5がフレーム3に固定された支軸35に
    回動自在に嵌設され、その爪片5に係止用突出部
    6および爪片離脱用操作部7が設けられ、前記係
    止用突出部6を係止保持する爪片離脱保持部8お
    よび保持解放用操作部9を有する爪片離脱保持用
    レバー10は、前記フレーム3に固定された支軸
    37に回転自在に嵌設され、さらにフレーム3に
    は、前記レバー10を爪片離脱保持位置に停止さ
    せるストツパー11が設けられ、レバー10には
    これをストツパー11に押付けるように働く保持
    用ばね12が係合されていることを特徴とする吊
    上用自動落下防止装置。
JP14219480U 1980-10-07 1980-10-07 Expired JPS6121513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14219480U JPS6121513Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07

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JP14219480U JPS6121513Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5767088U JPS5767088U (ja) 1982-04-22
JPS6121513Y2 true JPS6121513Y2 (ja) 1986-06-27

Family

ID=29502002

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JP14219480U Expired JPS6121513Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07

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JPS5767088U (ja) 1982-04-22

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