JPS61214686A - 遠隔観察装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、円筒内面等の検査を行う遠隔検査装置に係９
、特に原子力施設のような高放射線のため人が入れない
場所に設置された長円筒状装置内部の広い範囲にわたっ
て、遠隔操作により観察するテレビ観察装置に関する。

〔発明の背景〕

従来の装置は、特開昭５６−８２４９２号に記載のよう
に、反射鏡とカメラを組合せたもので、主として原子炉
内において水中・空中兼用として用いられていたうしか
し、水中・空中兼用ではあったが、島度差によるガラス
窓の曇り等について考慮されていなかった。また、画像
の倍率が一定であったため、広範囲にわたる観察と、細
部の詳細な観察とを行うには、二台の観察装置を準備す
るか、一度観察装置を取シ出してレンズを交換する必要
があった。加えて、昇降装置が大きく、観察できる箇所
に空間的な制約があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、人の入れない施設等の内部観察を遠隔
操作で行い、空中と水中の両条件下において良好な画像
で使用でき、画像の倍率を切換え可能で広範囲にわたる
観察と細部の詳細な観察を行う機能を有する遠隔観察装
置を提供することである。

〔発明の概要〕

本発明は、第１に撮像装置の駆動を遠隔操作により行い
、さらにレンズをターレット上に配置してターレットを
回転させ、画像の倍率を遠隔的に切換え可能とし、高放
射能雰囲気等で人の立ち入ることのできない施設の広範
囲にわたる観察と細部の詳細な観察を連続的に行えるよ
うにしたことを特徴とする。

第２に撮像装置の上下の移動をワイヤ巻取式の昇降装置
によって行う。従って、観察装置全体が小型化し、観察
対象箇所への運搬が容易である。

第３に撮像装置を水密構造とし、窓部に曇り上め機能を
持たせてあシ、水中・空中の両環境下で観察できる。

〔発明の実施例〕

次に図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例である遠隔観察装置の概略を
示す。本装置の使用目的は高放射能雰囲気で、小型かつ
奥深い円筒状容器５の内面を水中・空中の両環境下で広
範囲にわたりしかも詳細に観察することにある。

円筒状容器５の内面を撮影する撮像装置は、カメラケー
ス１と撮像装置本体２で構成され、ワイ＊−４によって
円筒状容器５の開口部に設けられた昇降装置６から吊下
げられでいる。これらの機器の操作は、遮蔽壁７で仕切
られた操作室８に設置したテレビモニタ９と操作装置１
１０により総て遠隔操作で行われる。操作信号はケーブ
ル３を通って昇降装置６及び撮像装置本体２とカメラケ
ース１に送られろう昇降装置６はワイヤーの巻取りある
いは繰出しにより、ローラガイドを有する撮像装置本体
２を上下方向に移動させる。中心軸まわりの回転及びレ
ンズ交換はカメラケース内部の機構にエリ行う。

第２図に撮像装置本体に取付けられたカメラケース１の
内部構造を示す。円筒状容器５内壁は、反射鏡２１．レ
ンズ１４．及び撮像管１６の組合せで観察するっし／ズ
１４はターレット１５上に配置され、ターレット１５は
ギヤ１３．ピニオン１２、ターレット駆動モータ１１の
組合せにＬり回動される。カメラケース１にはカメラケ
ース駆動モータ１７が取付けられており、これとビニオ
ン１８．撮像装置本体２に固定された内歯ギア１９、ベ
アリング２６の組合せでカメラケース１全体を中心軸ま
わりに回転させる。カメラケース１と撮像装置本体２と
の摺動部にはパツキン２０を挿入し、撮像装置全体を水
密構造としている。

また窓２５に耐放射線材料である石英ガラスを用い、さ
らに窓２５の我面に金属を蒸着させて、これに通電し曇
りを止める機能を持たせである。反射＠！２１は反射鏡
駆動モータ２２．ウオームギア２３、及びセクターギア
２４を用いて角度の微調整が可能である。なお、２７は
照明である。

操作装置９からの操作信号はケーブル３を通ってカメラ
ケース１に送られ、カメラケース駆動モータ１７．ター
レット駆動モータ１１９反射鏡駆動モータ２２の遠隔操
作を行う。これらを併せてカメラケースの回転による中
心軸まわり３６０゜の観察、ターレットの回転に↓るレ
ンズの交換。

反射鏡の角度微調節による視野の調整を行う。

以上の高い遠隔操作性により、本実施例を用いれば、高
放射能重囲下の円筒容器の内面を、広範囲にわたりしか
も詳細に観察できる。

第３図はらせん状に巻かれたケーブル３を示している。

カメラケース１と撮像装置本体２とが昇降装置６により
上下させられるときに、からんだシ観測の障害になった
りしないように、ケーブル押え２８．連結具２９．ケー
ブル保持器３０を用いて、常にらせん形状を保たせであ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ターレットを回転させレンズを遠隔操
作で交換することにより、観察しながら画像の倍率を変
えることができ、一台の観察装置で広範囲の観察と細部
の詳細な観察を連続して行える。また、窓の石英ガラス
に金属を蒸着させ、通電できるようにして曇り止め機能
を持たせ、さらにカメラケースと撮像装置本体との摺動
部にパツキンを挿入し水密構造としたことにより、水中
と空中の両方での観察が可能である。更に、窓に石英ガ
ラスを用い、駆動機構を総て遠隔操作にしたことにより
、高放射能濃度の環境下でも使用できる。加えて、装置
全体が小型であり、観察箇所までの運搬が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である遠隔観察装置全体の概
略図、第２図は撮像装置の詳細な断面図、第３図はらせ
ん状のケーブルを示す斜視図である。 １・・・カメラケース、２・・・撮像装置本体、３・・
・ケーブル、４・・・ワイヤー、５・・・円筒状容器、
６・・・昇降装置、７・・・遮蔽壁、訃・・操作室、９
・・・テレビモニタ、１０・・・操作装置、１１・・・
ターレット駆動モータ、１２・・・ピニオン、１３・・
・ギア、１４・・・レンズ、１５・・・ターレット、１
６・・・テレビ撮像管、１７・・・カメラケース駆動モ
ータ、１８・・・ビニオン、１９・・・内歯ギア、２０
・・・パツキン、２１・・・反射鏡、２２・・・反射鏡
駆動モータ、２３・・・ウオームギヤ、２４・・・セク
ターギア、２５・・・窓、２６・・・ベアリング、２７
・・・照明、２８・・・ケーブル押え、２９・・・連結
具、３０・・・ケーブル保持器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テレビ撮像管とテレビモニタとを含み高放射線等の
   ために人が入れない場所に設置された筒状装置内部を広
   い範囲にわたつて観察する遠隔観察装置において、テレ
   ビ撮像管を内蔵した撮像部をワイヤーで上下させる昇降
   装置を設け、総ての操作を遠隔的に行うことを特徴とす
   る遠隔観察装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、撮像部内のテレビ
   撮像管の前に、種々の像倍率を得るために複数個のレン
   ズを取付けられ駆動機構により回動するターレツトを設
   けることを特徴とする遠隔観察装置。 ３、特許請求の範囲第２項において、撮像部内のレンズ
   の前に、テレビ撮像管の軸方向に対してある角度方向の
   光を入射させ観察するための反射鏡を設けることを特徴
   とする遠隔観察装置。 ４、上記特許請求の範囲のいずれか一項において、観察
   対象部分から撮像部への入射光部分を透明な窓とし、撮
   像部全体を水密構造にすることを特徴とする遠隔観察装
   置。 ５、特許請求の範囲第４項において、透明な窓に耐放射
   線材料として石英ガラスを用いることを特徴とする遠隔
   観察装置。 ６、特許請求の範囲第４項または第５項において、窓ガ
   ラスに金属を蒸着させ、これに通電して曇り止めする機
   能を持たせたことを特徴とする遠隔観察装置。 ７、特許請求の範囲第３項〜第６項のいずれか一項にお
   いて、反射鏡の府仰機構を備えたことを特徴とする遠隔
   観察装置。 ８、上記特許請求の範囲のいずれか一項において、テレ
   ビ撮像管を含めた撮像光学系を観察装置の軸の周りで回
   動させる機構を備えたことを特徴とする遠隔観察装置。 ９、上記特許請求の範囲のいずれか一項において、テレ
   ビ撮像管とテレビモニタとを結ぶ信号ケーブルの少なく
   とも被観察筒内に入る部分がらせん状であることを特徴
   とする遠隔観察装置。