JPS61209028A - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JPS61209028A
JPS61209028A JP60049622A JP4962285A JPS61209028A JP S61209028 A JPS61209028 A JP S61209028A JP 60049622 A JP60049622 A JP 60049622A JP 4962285 A JP4962285 A JP 4962285A JP S61209028 A JPS61209028 A JP S61209028A
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JP
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adsorbent
moisture
dehumidified
dehumidifying
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JP60049622A
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Masatoshi Katayama
正敏 片山
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Takuma Co Ltd
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Takuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、砂漠や船舶において夜間の急激な冷
え込みにより空気中の湿分が機器に結露して、機器が錆
びる等の損傷をこうむることを防止するために除湿する
場合や、砂漠等において空気中の湿分を吸着して造水す
る場合に用いられる除湿装置で、詳しくは、除湿対象空
気通路内を流動する空気を除湿するように湿分吸着器を
設けてある除湿装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の除湿装置においては、前記湿分吸着器が
、塩化リチウムをアスベスト紙製又は活性炭シート製の
基材に含浸させて成る吸着材を用いて湿分を吸着するよ
うに構成されていた。
前記従来のように、塩化リチウムが湿分を吸収するため
の吸着剤として用いられる理由は、塩化リチウムが安価
なものであり、しかも、塩化リチウム結晶が結晶水とし
て湿分を吸収し、更に湿分を吸収すると潮解して水溶液
となるものであって、結晶状態ではほとんど平衡水蒸気
圧がなく、また、比較的低濃度水溶液の状態であっても
平衡水蒸気圧が低くて、低露点の空気を容易に得ること
ができるとともに、再生、つまり、吸着した湿分を脱着
する際、あまり高温の空気を必要とせず、非常に使い易
いからである。
反面、吸着剤として塩化リチウムを用いる場合には、塩
化リチウムの含浸量を多くするほど、除湿性能を上げる
ことができるものの、塩化リチウムの含浸量を多くした
場合、除湿対象空気の相対湿度が高くなると、潮解して
の水溶液量が多くなり、この水溶液の量が基材の保水能
力を超えると、空気によって持ち去られるといったキャ
リオーバーが容易に生じる。
そして、従来におけるアスベスト紙製基材は、アスベス
ト繊維間の毛細管現象をもって保水するものであって、
保水能力が小さく、空気の相対湿度が95〜100%の
場合、容易にキャリオーバーを生じ、また、活性炭シー
ト製の基材は、活性炭特有の非常に多数の細孔をもって
保水するものであって、前記アスベスト紙の場合に比較
して保水能力が約2倍程度と勝れるものの、相対湿度が
95〜100%の条件下で長時間使用されると、やはり
、キャリオーバーが生じるのである。
要約すると、従来においては、キャリオーバーの面から
、使用範囲が最大でも90〜95%の相対湿度以下に制
限されていた。
しかしながら、例えば、砂漠においては、夜、間、外気
温度が極端に低下するため、相対湿度が95〜100%
の状態となり、また、船舶においては、通常でも相対湿
度が90〜100%の状態となっており、外気温度や海
水の温度の急激な変化があると、相対湿度が95〜10
0%の状態となるといった如く、相対湿度が95〜10
0%の状態での除湿条件がある。
そこで、従来一般では、塩化ナトリウム抵抗型露点計や
、塩化リチウム発熱型露点計、電子式水分測定器等のセ
ンサにより除湿対象空気の相対湿度を検出し、この検出
に基づいて電熱ヒータ等の手段により空気を加熱して除
湿対象空気の相対湿度を下げ、もって、キャリオーバー
を防止する手段が講じられている。
しかしながら、前記従来手段によるときは、設備費が高
く付くのみならず、除湿量が少なくなる、つまり、除湿
性能が低下する。なぜなら、例えば、外気温度が15℃
、相対湿度が100%の状態の除湿対象空気を除湿する
場合を想定してみると、第4図に示す性能グラフからも
明らかなように、除湿対象空気を相対湿度が90%以下
の状態にするには、ヒータ等により除湿対象空気を約2
℃以上加熱昇温させて、その空気温度を約17℃以上に
する必要があり、この温度状態での除湿量は、(入口絶
対湿度10.7g/kg) −(出口絶対湿度3.1g
/kg) =7.6g/kgであり、他方、相対湿度が
100%の状態での除湿量は、(人口絶対湿度10.7
g/kg) −(出口絶対湿度2.9g/kg) =7
.8g/kgであって、約3%程度、除湿量が低下する
。加えて、前記除湿量の低下具合は、前記のセンサによ
る検出が精度良く、正確に行われるといった理想条件の
ものであり、一般に、条件が悪いため、精度の良いセン
サであっても、使用中に劣化して精度低下を招くため、
たとえ、ヒータ等による除湿対象空気の温度コントロー
ルを正確に行っても、実際には、3%程度のみならず、
5〜10%の性能低下が生じる。
また、相対湿度が95〜100%の状態でのキャリオー
バーを防止する手段としては、塩化リチウムの含浸量を
極端に少なくすることが考えられるが、これによるとき
は、除湿量が少なくなる。
〔発明が解決しようとする問題点3 本考案は、以上詳述した点にかんがみて勘案されたもの
であって、その目的は、相対湿度が95〜100%の状
態での使用であっても、キャリオーバーがなく、しかも
、除湿性能に勝れる除湿装置を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のために講じた本発明による除湿装置の特
徴構成は、塩化リチウムの非常に吸湿性の良い特性と、
ゼオライトやシリカゲルの潮解性がなくて結露してもキ
ャリオーバーが生じない特性とに着目して、これら両特
性を有効に組合わせた点、具体的に言うと、前記湿分吸
着器を構成するに、塩化リチウムを基材に含浸させて構
成した吸着材を設けるとともに、この吸着材の空気流動
方向上流側にゼオライト又はシリカゲルを基材に付着さ
せて構成した予除湿用吸着材を設け、かつ、これら両吸
着材の間に位置する通路部分に、予除湿用吸着材を通過
した空気中の水滴を衝突させて除去する水滴除去用邪魔
板を設けてある点にある。そして、それによる作用効果
は次の通りである。
〔作 用〕
塩化リチウムを含浸した吸着材の上流側に位置し、ゼオ
ライト又はシリカゲルを含浸した予除湿用吸着材により
、除湿対象空気を塩化リチウム含浸吸着材に至る前に除
湿して、入口での相対湿度が95〜100%であっても
、塩化リチウム含浸吸着材が除湿対象とする空気を加熱
することなく、相対湿度が90〜95%以下の状態にす
ることができるから、たとえ、吸着材の塩化リチウム含
浸量が多くても、キャリオーバーを防止できる。しかも
、予除湿用吸着材からのゼオライトやシリカゲルのキャ
リオーバーがないものの、その予除湿用吸着材において
結露し、それが空気によって水滴として塩化リチウム含
浸吸着材側に運ばれるが、水滴除去用邪魔板によってそ
の水滴が塩化リチウム含浸吸着材に至る前に除去される
から、水滴により塩化リチウムが溶解してキャリオーバ
ーされることがない。
〔発明の効果〕
従って、本発明は、塩化リチウム含浸吸着材の上流側に
、予除湿用吸着材と水滴除去用邪魔板とを設けるだけの
構造簡単、かつ、安価な構成をもって、例え、相対湿度
が95〜100%の状態での使用があっても、塩化リチ
ウムのキャリオーバーを防止してランニングコストの低
減およびメンテナンスの簡素化を図りながらも、高除湿
性能を発揮できる除湿装置を提供できるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例) 第1図ないし第3図に示すように、円筒内を、7字形の
仕切板(1)により、除湿対象空気を流動案内する通路
(2)と、再生用高温空気(約150℃)を前記とは逆
方向に流動案内する通路(3)とに区画し、前記円筒の
途中、つまり、通路(2) 、 (3)の途中に、それ
の各部を前記除湿対象空気通路(2)内と再生用高温空
気通路(3)内とに交互に移動位置させるように回転す
ることにより、除湿対象空気通路(2)内に位置する部
分においてその通路(2)内を流動する空気から湿分を
吸着除去し、かつ、再生用高温空気通路(3)内に位置
する部分においてその通路(3)内を流動する高温空気
により吸着湿分を脱着されることを繰り返して、連続的
に除湿する湿分吸着器(4)を設けて、除湿装置を構成
する。なお、再生用高温空気の流量は、一般に、除湿対
象空気の流量の0.33〜0.5倍程度である。
前記湿分吸着器(4)は、塩化リチウムをハニカム構造
の基材に含浸させた円盤上の吸着材(5)を設けるとと
もに、この吸着材(5)の除湿対象空気流動方向上手側
に、ゼオライト(又はシリカゲル)をハニカム構造の基
材に有機バインダ(接着剤)を介して付着させた予除湿
用吸着材(6)を設け、これら両吸着材(5) 、 (
6)の間に位置する除湿対象空気通路部分に、前記予除
湿用吸着材(6)を通過した空気中の水滴を衝突させて
除去する水滴除去用邪魔板(7)を設けて、構成されて
いる。
前記各基材の材質は、アスベスト紙や活性炭シートであ
る。
前記邪魔板(7)は、断面形状くの字形の第1衝突片(
7a)を上下方向に適宜間隔を隔てて並設するとともに
、これら第1衝突片(7a)列の下流側に適宜間隔を隔
てた箇所に、断面形状くの字形の第2衝突片(7b)を
、前記第1衝突片(7a)間に対応する状態に並設して
、構成されている。
(8)は前記両吸着材(5) 、 (6)をベルト(9
) 、 (10)を介して回転させるモータであり、(
11)は、前記邪魔板(7)により除去された水滴を回
収するケースであり、このケース(11)には、U字形
のドレンオーバーフロー管(12)が連設されている。
上記の構成によれば、除湿対象空気は、先ず、予除湿用
吸着材(6)を通過するとき、その湿分の一部をゼオラ
イトにより吸着され、次いで、吸着材(5)を通過する
とき、塩化リチウムにより湿分を十分に吸着されて、除
湿される。他方、150℃の高温空気は、先ず、吸着材
(5)を通過するとき、塩化リチウムが吸着した湿分を
脱着し、次いで、予除湿用吸着材(6)を通過するとき
ゼオライトが吸着した湿分を脱着し、その後、一般的に
は、冷却装置で湿分を凝縮させて乾燥され、次いで、加
熱装置で加熱されて、再び、両吸着材(5) 、 (6
)からの湿分の脱着に供されるのである。また、除湿対
象空気の相対湿度が95〜100%の場合には、予除湿
用吸着材(6)において結露が生じ、水滴化して空気に
よって吸着材(5)側に運ばれるのであるが、ゼオライ
トが有機バインダにより基材に接着されているため、そ
の水滴とともにゼオライトが基材から逃げることがない
のみならず、水滴が邪魔板(7)によって空気中から除
去されて、水滴が吸着材(5)に入ることがない。因に
、相対湿度が95〜100%の状態の除湿対象空気は、
予除湿用吸着材(6)を通過することによって、相対湿
度が90〜95%となり、それ故、塩化リチウムのキャ
リオーバーが生じない。また、湿分吸着器(4)の回転
数と塩化リチウムの含浸量および除湿量との関係を第5
図に示す。
(第2実施例) 第6図に示すように、前記第1実施例において、前記吸
着材(5)を迂回して高温空気の一部を予除湿用吸着材
(6)に供給するバイパス路(13)と、前記吸着材(
5)を通過した高温空気の一部を予除湿用吸着材(6)
を迂回して下流側部に案内するバイパス路(14)とを
再生用高温空気通路(3)に備えさせたものである。こ
れによるときは、高温空気が吸着材(5)を通過すると
き、吸着材(5)、塩化リチウムの加熱および、水の蒸
発潜熱によって、150℃から100℃程度に冷却され
るにかかわらず、バイパス路(13)を介して150℃
の高温空気が予除湿用吸着材(6)に供給されることに
より、全体として、予除湿用吸着材(6)に供給される
高温空気の温度を十分な高温に維持でき、これによって
、高温空気による予除湿用吸着材(6)からの吸着湿分
の脱着を、ゼオライトの量を増大させることなく確実に
行わせ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の第1実施例を示し、第1図
は縦断面図、第2図、第3図はそれぞれ横断面図であり
第4図は、温度と除湿量との関係を示すグラフ、第5図
は塩化リチウムの含浸量と除湿量との関係を示すグラフ
である。 第6図は本発明の第2実施例を示す縦断面図である。 (2)・・・・・・除湿対象空気通路、(4)・・・・
・・湿分吸着器、(5)・・・・・・吸着材、(6)・
・・・・・予除湿用吸着材、(7)・・・・・・水滴除
去用邪魔板、(3)・・・・・・再生用高温空気通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]除湿対象空気通路(2)内を流動する空気を除湿
    するように湿分吸着器(4)を設けてある除湿装置にお
    いて、前記湿分吸着器(4)を構成するに、塩化リチウ
    ムを基材に含浸させて構成した吸着材(5)を設けると
    ともに、この吸着材(5)の空気流動方向上流側にゼオ
    ライト又はシリカゲルを基材に付着させて構成した予除
    湿用吸着材(6)を設け、かつ、これら両吸着材(5)
    、(6)の間に位置する通路部分に、予除湿用吸着材(
    6)を通過した空気中の水滴を衝突させて除去する水滴
    除去用邪魔板(7)を設けてある除湿装置。 [2]前記湿分吸着器(4)が、それの各部を除湿対象
    空気通路(2)内と再生用高温空気通路(3)内とに交
    互に移動位置させるように回転することにより、除湿対
    象空気通路(2)内に位置する部分においてその通路(
    2)内を流動する空気中の湿分を吸着除去し、かつ、再
    生用高温空気通路(3)内に位置する部分においてその
    通路(3)内を流動する高温空気により吸着湿分を脱着
    されること繰り返して、連続的に除湿するものである特
    許請求の範囲第[1]項に記載の除湿装置。 [3]前記再生用高温空気通路(3)内での高温空気流
    動方向が、前記除湿対象空気通路(2)内の除湿対象空
    気の流動方向とは反対方向である特許請求の範囲第[2
    ]項に記載の除湿装置。 [4]前記再生用高温空気通路(3)が、前記吸着材(
    5)を迂回して高温空気の一部を予除湿用吸着材(6)
    に供給するバイパス路(13)を備えたものである特許
    請求の範囲第[3]に記載の除湿装置。
JP60049622A 1985-03-12 1985-03-12 除湿装置 Pending JPS61209028A (ja)

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