JPS61207676A - 皮革パイル植毛加工後の仕上方法 - Google Patents

皮革パイル植毛加工後の仕上方法

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JPS61207676A
JPS61207676A JP4959485A JP4959485A JPS61207676A JP S61207676 A JPS61207676 A JP S61207676A JP 4959485 A JP4959485 A JP 4959485A JP 4959485 A JP4959485 A JP 4959485A JP S61207676 A JPS61207676 A JP S61207676A
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JP
Japan
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leather
pile
wet
flocking
piles
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Pending
Application number
JP4959485A
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English (en)
Inventor
Kimiaki Okabe
岡部 侯朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKABE KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
OKABE KINZOKU KOGYO KK
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の分野 この発明は、シェービング屑やその他不要な皮革屑を原
料として製造された皮革パイル植毛加工後の仕上方法に
関する。
(ロ)発明の背景 従来、例えば特公昭57−19708号公報および特公
昭58−32615号公報に記載の如く、染色された皮
革パイルをバインダを介して基布に植毛し、原料となる
シェービング屑その他不要な皮革屑により、本皮同様の
皮革風合を有する皮革用品をIJ造する方法が知られて
いる。
しかし、皮革パイルを染色し、かつ基布への植毛加工を
行った上述の加工物いわゆる皮革代用品は、植毛工程で
使用した接着剤を、乾燥、架橋するために約100〜1
40℃の高温チャンバ内を通過させるので、皮革パイル
が極度に凝集硬化、してバンドル状となり、このままで
は良好な皮革風合(ぬめり、光沢、吸湿性等)が得られ
ない。
そこで従来、皮革パイル植毛加工後の加工物を仕上げる
ための解繊手段として各種の方法がある。
すなわち、サンドペーパによる解繊方法、樹脂ロール押
圧によるjj[方法、撮動による解繊方法、パフによる
解繊方法等である。
第一のサンドペーパによる解繊方法は、本皮の細分化に
は適するが、植毛パイルに適用すると、パイル先端が切
断され、パイルが短かくなるため、皮革パイル植毛加工
後の解繊方法として用いることができない。
また第二の樹脂ロール押圧による解繊方法は、強大な全
面押圧力が必要であるため、同方法に使用する装置が大
型化する。
さらに第三の振動による解繊方法は、乾燥時に硬化した
皮革パイルに振動を与える方法であるが、パイル表面の
みがほぐれ軟らかくなる程度で、充分な解繊ができない
さらにまた第四のパフによる解繊方法は、皮革パイルが
フィブリル化するため、植毛品の解繊には適用できない
以上の如く、従来のいずれの方法においても欠点があり
、皮革パイルの植毛、乾燥時において凝集硬化してバン
ドル状となったものを、フィブリル化させることなく、
またパイル先端を切断することなく良好な皮革風合を得
る仕上方法としては不充分であった。
(ハ)発明の目的 この発明は、皮1fiパイル植毛加工品の製造段階で凝
集硬化したバンドル状のパイルを、何等フィブリル化さ
せることなく、またパイル先端を切断することもなく良
好にファイバ化させて本皮同様の皮革風合を得る皮革パ
イル植毛加工後の仕上方法の提供を目的とする。
(ニ)発明の要約 この発明は、染色された皮革パイルをバインダを介して
基布に植毛した加工物を、撥水剤、加脂剤、浸透剤等の
助剤を含む水溶液で加湿するウェット工程と、ウェット
後の加工物を所定時間放置するウェットエージング工程
と、ウェットエージング後の加工物における皮革パイル
をウェットブラシ解繊で細分化し、植毛加工により凝集
硬化したバンドル状パイルをファイバ化するウェットブ
ラシ解繊工程とを含む皮革パイル植毛加工後の仕上方法
であることを特徴とする。
(ホ)発明の効果 この発明によれば、上述の助剤を含む水溶液で皮革バイ
ルを加湿させるので、次工程の解繊時において水が保護
剤となるので、フィブリル化することなく、解繊を行な
うことができる。
また水溶液に含有させる助剤により皮革パイルの風合の
向上を図ることができる。
さらにウェットブラシ解繊工程により、パイルをその先
端を切断することなく、潰し解繊するので、基布上のバ
インダ層に植毛された皮革パイルを、その根元部分まで
解繊してファイバ化することができ、同時に、植毛工程
時において上述のバインダ層に不完全に付着しているパ
イルを除去することができる。
この結果、皮革パイル植毛加工品の製造段階で凝集硬化
したバンドル状のパイルを、本発明の仕上方法により、
何等フィブリル化させることなく、またパイル先端を切
断することもなく良好にファイバ化さけて本皮同様の皮
革風合を得ることができる効果がある。
(へ)発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は皮革パイル植毛加工後の仕上方法を示し、第1図
において、1は皮革パイル植毛加工後の加工物で、この
加工物は巾約90〜150aR,長さ約500mの長尺
の反抗(反物状)となしている。
2はマングル絞りローラ3.3の前段に配設した水槽、
4はグリッド回転ブラシロール5・・・上に位置する押
えロールで、これらの押えロール4・・・はエアシリン
ダ(図示、せず)により、(の下方の回転ブラシロール
5に対接する。
6はナイロン揺動回転ブラシロール7.7上に位置する
押えロールで、これらの押えロール6゜6もエアシリン
ダ(図示せず)により、その下方の回転ブラシロール7
に対接する。
8は上述の押えロール6後段に配設した針布である。
そこで、M2図の植毛加エエ稈Aで、染色された皮革パ
イルaを第3図に示す如くバインダbを介して基布Cに
植毛し、植毛工程で使用した接着剤を、乾燥、架橋する
ために約100〜140℃の高温チャンバ(図示せず)
を通過させると、既述した如く皮革パイルaは極度に凝
集硬化して第3図に示す如くバンドル状となる。
この皮革パイル植毛加工後の加工物1を第2図のウェッ
ト工程Bにおいて、第1図のローラ群で図示の如く搬送
して加湿する。
すなわち、上述の水槽2内に、助剤として、パイルaの
水の浸透促進を図る界面活性剤、ぬめり感を付与する加
脂、柔軟剤、撥水・耐水性を向上させる撥水剤もしくは
耐水剤、PH調整剤等を製品用途に応じて添加し、水溶
液とする。
本実施例では撥水剤(AY−700)を3%、加脂剤(
バラガード45)を7%、浸透剤としてマーボマーセP
Tを0.1%および蟻酸を0.3%含む水溶液を用いる
そして、マングル絞りローラ3.3のマングル絞り圧力
を約0.5*/ciに保ち、加工物1の搬送速度を約7
.5m/sin似維持して加湿する。
このようにして加工物1の皮革バイルaに加えられた水
分は一定時間経過すると、皮革繊維の最大単位であるン
ドル又はファイバ間のみではなく、更に細かい構成要素
であるファイバーエレメントやフィブリル間にも浸透す
る。水の凝集力は組織密なるほど強く、組織線なるもの
ほど弱い。従ってバンドルやファイバ部分では組織線な
るため浸透した水は、これらの構成要素を互いに分離し
易く作用するが、ファイバエレメントやフィブリル部分
では組織密なるため逆に接着させる作用を果1゜ このウェット工程Bで、上述の水溶液がパイルaに介在
し、ファイバ化の補助となると共に、後述するウェット
ブラシ解繊工程りで、この水溶液が保護剤となり、フィ
ブリル化を防止ザる。
このウェット工程Bでのウェット処理後の加工物1を第
2図のウェットエージング工程Cで約24時間以上放置
して次工程で解繊ムラをなくす。
次にウェットエージング工程Cでのエージング処理後の
加工物1を第2図のウェットブラシ解繊工程りにおいて
、第4図のローラ群で図示の如く搬送して湿式手段によ
り漬り解繊する。
このウェットブラシ解繊工程り時には、マングル絞りロ
ーラ3.3のマングル絞り圧力を約0゜5〜1.00/
cdに保ち、加工物1の搬送速度を約3 、5 m/s
inに維持すると共に、エアシリンダ(図示せず゛)を
作動させて前述の押えロール4・・・をグリッド回転ブ
ラシロール5・・・に、また押えロール6.6をナイロ
ン揺動回転ブラシロール7゜7に上述の加工物1を介し
てそれぞれ対接する。
上述のナイロン揺動回転ブラシロール7としては、第5
図に示す如く回転軸10を回転方向および軸方向に軸支
し、ブラシ植設パネル11外周に粗密差が生じないよう
に植設したナイロンブラシ12・・・を軸方向に等ピッ
チで配設したロールを用い、400〜600rpI11
で回転さ往ると共に、30〜50IIRの揺動距離で、
毎分30〜60往復の揺動運動をクランク機構(図示せ
ず)で付勢する。
この揺動により、ブラシ12による筋模様の付着を消す
また、ブラシ植設パネル11の外径は約140履φとし
、ナイロンブラシ12・・・の仮想外径を約240al
llIφとし、ナイロンブラシ12単位置径を約0.3
mφで、かつウェーブ付きのものと、直径約0.5Mφ
で直線状のものとを混合して用い、このブラシ12先端
が加工物1に当接した時、同先端が若干弯曲するように
設定する。
一方、ナイロン揺動回転ブラシロール7.7前段のグリ
ッド回転ブラシロール5・・・としては前位の2つのO
−ル5,5を砥材粒度120メツシユとし、後位の2つ
のロール5,5を砥材粉度240メツシユとし、外径的
0.8m+の砥材入ナイロンブラシを備えたグリッド回
転ブラシロールと成して、約6000 rpmで回転さ
せる。なおこのロール5としてはは外径約300履φの
ものを用いる。
このような条件下で加工物1を第4図の矢印方向に約3
.5m/minで搬送させると、上述のナイロン揺動回
転ブラシロール7のブラシ12・・・により皮革バイル
aをその先端を何等切断することなく、そのバインダ6
表面の根元部まで潰し解繊することができ、第3図の状
態から第6図の状態になる。
すなわら、皮革バイルaは前工程Bの水溶液の介在によ
り同等フィブリル化することなく、その全体が良好にフ
ァイバ化され、同時に植毛工程Aにa3いて上述のバイ
ンダbに不完全に(4着しているバイルの除去も行なう
このウェットブラシ解繊工程りで潰し解繊処理後の加工
物1を、第2図の1次乾燥工程Eにおいて、第7図のロ
ーラ群で熱風乾燥室20内に図示の如く搬送して1次乾
燥する。
すなわら、耐工程Bにおいて加工物1は水溶液に浸した
ので、エージング処理しても同加工物1は濡れた状態と
なっていて、バイルミ1バインダb、基布Cともに水溶
液を含lυで膨潤しているため、この1次乾燥工程Eに
おいて、温度制御をしながら乾燥させる。
第7図のローラ群中に介設した熱風乾燥’J20は前段
の3つの乾燥室21.22.23と、中段の2つの送風
室24.25と、後段の1つの乾燥室26との合計6室
からなり、加工物1を搬送速度的5m/minで熱風乾
燥室20内を搬送し、約40℃以下で熱風乾燥する。
この1次乾燥工程Eでの乾燥処理後の加工物は弱凝集し
ているため、次のドライブラシ工程Fでバイルaを再フ
ァイバ化する。
すなわち、第4図に示す搬送経路と同一の搬送経路を通
し、弱凝集して硬くなったバイルをほぐす。
このドライブラシ工程Fでは、加工物1の搬送速度を約
4TrL/minに維持し、前述のマングル絞りローラ
3,3より更に前段に配設した別のマングル絞りローラ
9,9のマング′ル絞り圧力を約4に’J / cmに
保つ。
このドライブラシ工程Fでは、前述のナイロン揺動回転
ブラシロール7で、ウェットブラシ解磁時に解繊しきれ
なかったパイプaをも解繊すると共に、解繊不可能のバ
イルaを除去する。
このドライブラシ工程Fで比較的強くトライブラシ処理
することによりバイルaは再ファイバ化して皮革風合は
より一層復元する。
次に上述のトライブラシ処理後の加工物1を第2図の2
次乾燥工程Gにおいて、第8図のローラ群、加脂剤槽3
0、熱風乾燥室20内を図示の如く搬送して、トライブ
ラシ処理による白化現象(薄化現象ともいう〕を修正す
ると共に、キユアリング処理する。
この2次乾燥工程Gにおいては、加工物1を搬送速度的
5 TrL/Pinに維持すると共に、加脂剤槽30後
位のマングル絞りロー531.31のマングル絞り圧力
を約2 K9 / ciに保ち、ざらに加脂剤槽30内
には加脂剤としてLGl、5%およびWWL3.5%を
水溶液に含有貯溜して行なう。
加工物1が加脂剤槽30を通過する時、バイルaに加脂
剤が付着して、同バイルaの白化現象を修正することが
できる。
これは、加脂剤によりバイルaのファイバ化が過度に進
行するのを防止することができるからである。つまりフ
ァイバが加脂剤により寄り集められて過度のファイバ化
を防ぎ、これにより、白化を修正することができる。
加脂剤槽30から導出した加工物1をマングル絞りロー
ラ31,31で絞り、ざらにローラ群を介して前述の熱
風乾燥室20に移送し、ここで、キユアリング(撥水処
理)を行なう。
このキユアリングは乾燥室21,22.23゜26の温
度を以下述べる所定値に保持し、この条件下で約2〜3
分高温乾燥すると、本来の撥水効果が生ずるので、90
℃未満の低温に保った前段の3つの乾燥室21.22.
23および中段の2つの送風室24.25では水溶液の
完全蒸発を行ない、後段の1つの乾燥室26を高温たと
えば150〜160℃に温度制御して上述の約2〜3分
の所定時間内においてキユアリング処理する。
なお、一般にシェービング屑からのバイルaは湿熱的9
0℃で変質しゼラチン化するが、一旦乾燥処理しておく
と乾熱160℃前後で数分間の耐久性があるため、上述
の如くキユアリング処理を行なうことができる。
この2次乾燥工程G後の加工物1を、エージング工程H
において、約24時間以上放置すると、前工程Gで絶乾
状態となったパイルaは外気湿度により自然加湿されて
皮革表面が軟化する。
以上要するに本発明の仕上方法によると、助剤を含む水
溶液で皮革パイルaを加湿させるので、解繊時に上述の
水がパイルaの保護剤となり、フィブリル化を防止しな
がら解繊、細分化してぬめり感を出すことができるため
、皮革風合の良好な本皮同様の皮革パイル植毛加二[品
に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図はウェット工程の説明図、 第2図は仕上方法の全工程を示す説明図、第3図は植毛
加工後のパイル状態を示す説明図、第4図はウェットブ
ラシ解繊工程およびドライブラシ工程を示す説明図、 第5図(イ)、(ロ)はブラシロールの説明図、第6図
はウェットブラシ解繊工程後のパイル状態を示す説明図
、 第7図は1次乾燥工程の説明図、 第8図は2次乾燥工程の説明図である。 a・・・皮革パイル    し・・・バインダC・・・
基布 第2図      a−/l!+1.イ、。 第5図 (ロ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、染色された皮革パイルをバインダを介して基布に植
    毛した加工物を撥水剤加脂剤、浸 透剤等の助剤を含む水溶液で加湿するウェ ット工程と、ウェット後の加工物を所定時 間放置するウェットエージング工程と、ウ ェットエージング後の加工物における皮革 パイルをウェットブラシ解繊で細分化し、 植毛加工によの凝集硬化したバンドル状パ イルをファイバ化するウェットブラシ解繊 工程とを含むことを特徴とする 皮革パイル植毛加工後の仕上方法。
JP4959485A 1985-03-12 1985-03-12 皮革パイル植毛加工後の仕上方法 Pending JPS61207676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102512174B1 (ko) * 2023-01-09 2023-03-20 박정은 폐가죽 원단을 이용한 복합 방적사 제조 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138101A (en) * 1978-04-14 1979-10-26 Nippon Kaapetsuto Kk Production of artificial backing leather
JPS5691788A (en) * 1979-12-26 1981-07-24 Tore Textile Worked leather and its manufacture
JPS57154472A (en) * 1981-03-19 1982-09-24 Okabe Kinzoku Kogyo Kk Production of artificial leather

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