JPS61207595A

JPS61207595A - 金属ストリツプの電解処理装置

Info

Publication number: JPS61207595A
Application number: JP4644985A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Seto; 瀬戸　靖裕; Shuji Masuda; 増田　修司; Kiyotoshi Iwasaki; 岩崎　清俊; Yukiyoshi Tachibana; 立花　至芳; Tsutomu Namieno; 勉波江野; Ryoichi Yoshihara; 良一吉原
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1985-03-11
Filing date: 1985-03-11
Publication date: 1986-09-13
Also published as: JPH0210880B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は金属ストリップを連続的に電解処理する水平
パス型の電解処理装置に関する。

（従来の技術）金属ストリップの電解処理、た乍え；ｆ鋼帯の電解めっ
き、酸洗、脱ＱＦｉあるいは析出金属剥離処理のために
水平型電解処理槽が用いられている。

第６図は従来の水平型電解処理槽の一例を示している。

！解液りの満された電解処理槽３５に電極１５を懸垂し
、鋼帯Ｓを電極１５面に近接させて電解処理を行なう。

第７図は従来の水平型電解処理槽の他の例を示している
。電極保持槽３Ｂに収納した上下対をなす電極１５の間
に鋼帯Ｓを通過させ、かつ極間に電解液を充満して電解
処理を行う。

同様の水平型電解処理槽が特開昭５４−１３８８３１号
公報、あるいは特開昭５７−１０１８９２号公報に開示
されている。

（発明が解決しようとする問題点）これらの電解処理槽は電解液の飛散、漏れを防止する目
的で、何れも電極１５や電極保持槽３８を覆う槽３５．
３７を備えている。したがって、電極１５、電極保持槽
３６および電極１５への給電用の給電；Ｈ４ｙ　１　？
は何れも水平型電解処理槽の処理液中に没するか、また
は処理液の飛散する環境に晒されるため、防蝕処理とし
て高級耐蝕材料の使用、または耐蝕材のライニング等が
採られている。

このことは、製作においては製作費、製作期間の増大化
を招き、かつ実用においては腐蝕による事故の原因とな
っている。また、電極、電極保持槽が回収槽で覆われた
構造のため電極等の保守性、操作性が著しく劣る欠点を
有している。

一方、第７図の電解処理槽では、たとえばめっき等の場
合に、銅帯の端部への析出金属の過剰付着を防止する目
的で工・ンヂマスクが設置されることがある。この場合
、エッヂマスクを進退させるため、電極保持槽３６の側
壁を貫通して棒状体を外部より槽内に挿入する。また、
電極１５への給電のため、給電帯】７も、電極保持槽３
６を貫通して電極Ｉ５に接続される。これらは何れも電
極保持槽３８の完全な防漏を阻害するものであり、かつ
、このことが回収槽３７の設置要因となっていた。

この発明は前述の欠点を解消すべくなされたもので、電
極処理槽の防漏を余るとともに回収槽を簡略化した水平
型電解処理装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）この発明の金属ストリップの電解処理装置は金属ストリ
ップが水平方向に貫通して走行する電解処理槽と、金属
ストリップの上下面を覆うようにして電解処理槽内に配
置された上下対をなす板状電極と、電極に接続された給
電帯と、電解処理槽に接続された電解液供給管と、電解
処理槽の金属ストリップ入口およびＩｔ目１にそれぞれ
隣接する給電ロールとから構成されている。そして、前
記電解処理槽の頂壁および底壁にそれぞれ開口部を設け
、開１部の縁に沿って頂壁、底壁と電極との間にシール
機構を配置し、開口部を通して各電極に前記給電帯を接
続している。また、前記金属ストリップ入口および出口
にそれぞれ電解液回収槽を配置している。

（作用）電解液供給装置によって供給された電解液が充満した電
解処理槽内を久ロ、出口で給電ロールによって保持され
た金属ストリップは水平方向に走行する。電解処理槽内
で−Ｌ下★４をなす板状電極間を通過するときに、めっ
きなどの電解処理がぶされる。

電解処理槽の頂壁および底壁には給電帯より電極に給電
するためにそれぞれ開口部が設けられている。電解処理
槽の頂壁および底壁に設けられた開「１部の縁に沿って
頂壁、底壁と電極との間にシール機構を配置することに
より開口部から電解液が漏出するのを防止する。電解処
理槽の金属ストリップ入口、出口の開口から漏れ出る電
解液は、これら入口、出口にそれぞれ配置された電解液
回収槽内に流れ落ち、回収される。

第１図〜第３図はこの発明の電解処理装置の一実施例を
示している。

電解処理装置は主として、電解処理槽１、電極１５、電
解液供給管１９、給電ロール２１および電解液回収槽２
３とからなっている。　　　□電解処理槽ｌは前壁２、
後壁３、雨空４、底壁５および側壁６とからなり、箱形
をしている。前壁２および後壁３にはそれぞれ金属スト
リップ人口９および出口ｌＯが、また頂壁４およ゛び底
壁５にはそれぞれ矩形をした開「１部１１が設けられて
いる。電解処理槽ｌは支柱１３により床−Ｌに支持され
ている。

電極１５は板状をしており、金属ストリップＳの上下面
を覆うようにして−Ｌ下対をなし電解処理槽１内に配置
されている。この電極１５と電解処理槽１の頂壁４．底
壁５との間に上記開口部１１の縁に沿ってガスケツ）１
２が配置されている。ガスヶ・ン）１２としてたとえば
、セミメタ、リックガスケット、０リングまはた充填材
などが用いられる。ま−＃−ｔｌｌＪ　ｒ＋　蔗１１４
　’、＋Ｙ＋　ｌ　でＬ　’ｔｉｔ　ｂ　ｌ　ＲＬ’　
Ｍ　’ｉｆｆ　１Ｂ　＋　７　Ａ（倉カ鎧されており、
電極１５には給電帯１７を介して給電装置（図示しない
）から給電される。

電極１５は入口側と出口側とに分割されており、両者の
間に開口するようにして電解液供給管１８が頂壁４およ
び底壁５に接続されている。電解処理槽ｌ内には電解液
供給管１８を介してヘッダー２０から電解液が供給され
る。

給ＩＥロール２１は−Ｌ下対をなし、電解処理槽１の金
属ストリップ人口９および出口１０にそれぞれ隣接する
ようにして配置されている。

電解液回収＃ｆ４２３は金属ストリップ入口９および出
「】１０にそれぞれ配置されている。金属ストリップ入
１１９および出口１０から漏出し、あるいは金属ストリ
ップＳから流れ落ちる電解液を回収するように、少なく
とも金属ストリップ人口９、出口ＩＯと給電ロール２１
との間にわたって電解液回収槽２３は設けられている。

第４図はこの発明の他の実施例で、電解処理槽がめつき
金属などのエツジオーバーコートを防止　。

するためのエツジマスクを備えた場合の例を示している
。なお、以下の説明において上記第１の実施例と同じ部
材には同一・の参照符号をつけ、これらの説明は省略す
る。

図面に示すように、電解処理槽１の側壁６に設けられた
穴２６を駆動棒２日が貫通しており、これの先端にエツ
ジマスク２９が取り付けられている。

エツジマスク２９は金属ストッリプの幅に応じて駆動棒
２８により進退され、金属ストッリプの両側端部な覆っ
て両側端部にめっき金属などが過剰に付着するのを防止
する。

電解処理槽ｌの側壁６の下縁に沿って樋２５が設けられ
ている。樋２５は」１記駆動棒２８が貫通する穴２６か
ら漏れ出る電解液を受け、前記電解液回収槽２３に導く
。

第５図はこの発明のさらに他の実施例で、電解処理槽が
上記エツジマスクを備えた場合の例を示している。

この図面に示すように、電解処理槽１の両側方にそれぞ
れ電解液回収樋３１が配置されている。

エツジマスク２９の駆動棒２８は電解処理槽ｌの側壁６
の穴２６と電解液回収樋３１の側壁の穴３３とを貫通し
ている。電解液回収樋３１の作用も上記第２実施例のも
のと同じである。

この発明は上記実施例に限られるものではなく、たとえ
ば開口部は矩形に代えて、円形であってもよい。

（発明の効果）この発明では電解処理槽の壁と電極との間からの液洩れ
を防止することによって、電解処理装置。

体を覆う電解処理槽直下の回収槽の設置を不要とし、電
解処理槽を外部に露出させることによって次の効果を得
ることができる。

イ、電極への給電導帯の接続を簡略化し、かつ防食対策
の無用化を可能としたため、処理液による腐食トラブル
を解消し、かつメンテナンス費用および設備費用の大幅
削減を果した。

口、電解処理槽が直接外部に露出し、かつフレームに直
に載せられる構造を成すため、フレームと電解処理槽と
の間にジヤツキ等を介在させることによって容易に電極
の高さ調整が可能となった。また据付けにおいても多大
な作業時間短縮が０ｆ能となった。

ハ１回収槽および電解処理槽が従来に比べ小型軽針化し
た為、製作コストが大幅に低減した。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すもので、電解処理装
置の略側断面図、第２図は第１図のＩＩ　−１１線に沿
う断面図１．第３図ｉ±第１図に示す装置の入側半部の
斜視図、第４図はこの発明の他の実施例を示すもので、
電解処理装置の略正断面図、第５図はこの発明のさらに
他の実施例を示すもので、電解処理装置の略正断面図、
第６図および第７図はそれぞれ従来の電解処理装置の略
側断面図である。１．３５・・・電解処理槽、４・・・頂壁、５・・・底
壁、６・・・側壁、１１・・・開口部、１２・・・ガス
ッケト、１５・・・電極、１７・・・導電帯、１８・・
・電解液供給管、２１・・・給電ロール、２３．３？・
・・電解液回収槽、２５．３１・・・電解液回収樋、２
９・・・エツジマスク。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）金属ストリップが水平方向に貫通して走行する電
解処理槽と、金属ストリップの上下面を覆うようにして
電解処理槽内に配置された上下対をなす板状電極と、電
極に接続された給電帯と、電解処理槽に接続された電解
液供給管と、電解処理槽の金属ストリップ入口および出
口にそれぞれ隣接する給電ロールとからなる装置におい
て、前記電解処理槽の頂壁および底壁にそれぞれ開口部
を設け、開口部の縁に沿って頂壁、底壁と電極との間に
シール機構を配置し、開口部を通して各電極に前記給電
帯を接続し、かつ前記金属ストリップ入口および出口に
それぞれ電解液回収槽を配置したことを特徴とする金属
ストリップの電解処理装置。
（２）前記電解処理槽の側壁に沿って、電解液回収樋を
設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の装
置。