JPS61206455A - 補助人工心臓駆動装置 - Google Patents

補助人工心臓駆動装置

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JPS61206455A
JPS61206455A JP60046953A JP4695385A JPS61206455A JP S61206455 A JPS61206455 A JP S61206455A JP 60046953 A JP60046953 A JP 60046953A JP 4695385 A JP4695385 A JP 4695385A JP S61206455 A JPS61206455 A JP S61206455A
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pressure
displacement
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阿久津 哲造
大海 武晴
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、補助人工心臓駆動装置に関し、特に補助人工
心1fi(血液ポンプ)を生体心臓の拍動に同期して駆
動する駆動装置に関する。
(従来の技術) 一般に補助人工心臓は、手術後の生体心臓の機能回復が
充分でなく、必要な血液循環が維持できない様な患者で
、従来の補助循環機器(例えば、大動脈内バルーンボン
ピング:IABP等)では、有効的な処置ができない場
合に使用される。
これらの補助人工心臓としては、例えば、特開昭59−
28969号に開示されたものがある。このものは、血
液ポンプ(補助人工心W&)を収縮、拡張させる作動媒
体として、気体または、液体を用いるものである。そし
て、この作動媒体を吸引、圧縮する動力源としてリニア
モータを備え、このリニアモータの往復運動により圧縮
、拡張する袋を備えている。この袋は血液ポンプに接続
されており、リニアモータの往復運動に応じて袋内の作
動媒体が圧縮、拡張を繰り返すことにより、補助人工心
臓が駆動される。この例では、袋を拡張させる際の駆動
手段を備えていないが、これは、上記リニアモータおよ
び袋をケーシング内に配して、一つの袋が収縮する際に
生ずる除圧により他方の袋が拡張するように構成されて
いる。この時、ケーシングの内部が過度の除圧にならな
いように、例えば、ベローズのようなダンパー機構なら
びに空気ポンプおよび圧力センサから成る除圧調整機構
を有しており、ケーシングの内部の除圧が常に必要な値
になるように自動調節される。
さらに、この装置においては、作動媒体の駆動圧を圧力
センサにより測定し、作動媒体の駆動圧が常に適切な値
になるようにポンプを駆動して作動媒体をリザーバから
袋へ注入あるいは抽出することにより、自動的に駆動圧
を調整する機構を備えている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この補助人工心臓駆動装置では、作動媒体の
圧力補正を圧力センサからの信号により、リザーバから
吸排ポンプにより調節するものである。このため、制御
応答性が悪く、また一時的に過度な圧力が血液ポンプに
加わる場合がある。
また、単に作動媒体の圧力を補正するのみであることか
ら、血液ポンプの動作を直接的に制御するものではない
。従って、生体の心臓に同期して、各種の条件、すなわ
ち血圧、補助循環量等を精度よく制御することは困難で
あった。
そこで、本発明は血液ポンプの動作を直接的に監視、制
御することにより、生体の心臓に同期して精度よく制御
することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、出力軸を備え、該出力軸を往復駆動す
る駆動手段と、該駆動手段の出力軸により駆動されるダ
イアフラムにより形成される出力室を有する駆動ポンプ
手段と、所定範囲で変位する隔膜により第1および第2
の室に分割された血液ポンプ手段と、前記出力室と血液
ポンプ手段の第1の室とを連通ずる流体回路と、前記血
液ポンプ手段の第2の室に設けられた吸入口および吐出
口と、前記出力軸の駆動位置を検出する第1の位置検出
手段と、前記血液ポンプ手段の隔膜の変位位置を検出す
る第2の位置検出手段と、複数のスイッチを備える設定
手段と、該設定手段からの指示および前記各検出手段の
出力により前記駆動手段の出力軸の駆動変位を調整する
電子制御手段とを備える。
(作用) これによれば、駆動手段により駆動ポンプ手段のダイア
フラムが往復駆動されることにより、流体圧が血液ポン
プ手段の第1の室に駆出される。
この圧力により、血液ポンプ手段の隔膜が変位する。そ
して、この隔膜の変位に応じて第2のポンプ手段の第2
の室に設けた吸入口より血液を吸入し、吐出口より血液
を吐出する。
この時、隔膜の変位を検出する第2の位置検出手段によ
り隔膜の動作位置を検出し、また、駆動手段の出力軸の
変位を検出する第1の位置検出手段により駆動軸の動作
位置を検出する。
そして、電子制御手段により、各検出手段の出力が設定
手段により設定された値になるように駆動手段の出力軸
の駆動変位を調整する。
従って、血液ポンプの隔膜の変位位置を直接検出して、
該変位位置が所定の値となるように、駆動手段の駆動軸
の変位位置を制御することができる。
(実施例) 以下図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。本発明
の補助人工心臓駆動装置の概略を第1図に示すブロック
図を用いて説明する。往復動駆動手段10は駆動ポンプ
手段20と機械的に接続されている。駆動ポンプ手段2
0の出力は流体回路30を介して血液ポンプ手段40の
第1の室41に結合されている。血液ポンプ手段40の
第2の室41が血液を吸入、吐出する。また、流体回路
30には並列に圧力補正手段50が配しである。これは
、オリフィス51.バッファ52.およびそれぞれの開
弁方向に配されたチェックバルブ53.54とにより構
成されている。
電子制御手段60は、設定手段であるリモートコントロ
ーラ70により各種の指示を入力され、駆動手段10に
制御信号を出力する。駆動手段10は、この制御信号に
応じてその駆動速度および変位量を変化する。また、電
子制御手段60には、補助人工心臓駆動装置の検出信号
として、駆動手段の出力軸の位置を検出する第1の位置
検出手段80.駆動ポンプ手段20と血液ポンプ手段4
0との間にそれぞれ配された、圧力検出手段81および
流量検出手段82.および血液ポンプ手段40の隔膜の
変位位置を検出する第2の位置検出手段83からの検出
信号が入力される。
また、電子制御手段60には、生体の信号として、心電
図波形(ECG)が入力されている。
なお、電子制御手段60にはバッテリ90より電源が供
給される。バッテリ90は充電器91により充電される
次に、第2図に本発明の一実施例の具体的構成を示す。
往復動駆動手段10は、駆動軸11を備えている。往復
動駆動手段10は、例えば、コイル、可動コアおよびス
プリング等を備えて、コイルにより発生する磁力がスプ
リングと釣り合う位置まで可動コアを変位させる電磁モ
ータを用いることができる。このものは、通電電流値に
よりコアの変位量を容易に制御できるとともに、その位
置にて保持する際も通電を継続するのみで良い。
また、リニアモータあるいはステップモータ等のモータ
により、駆動軸11の往復動をその変位量および変位速
度を制御するものを用いることもできる。これら、リニ
アモータおよびステップモータはその通電電流あるいは
通電パルスにより、変位量および変位速度が容易に制御
できる。なお、この駆動手段10は、特にこれらのモー
タ手段を用いなくとも、駆動軸11の変位量および変位
速度を応答性良く制御できるものであれば良い。
この駆動手段10には、第1の位置検出手段である位置
検出センサ80が配置さており、この位置検出センサ8
0により駆動軸11の変位位置を検出して電子制御手段
60に信号を出力する。
駆動ポンプ手段26は、第1ハウジング21および第2
ハウジング22により構成されて、両ハウジング21.
22により、ダイアフラム23が挟持されている。ダイ
アフラム23は、その中央部にプレート24が設けてあ
り、このプレート24に出力軸11が固着さている。そ
して、第2のハウジング22とダイアフラム23とによ
り出力室25が形成される。また、第1のハウジング2
1には連通穴26が設けてあり、大気と連通している、
第2のハウジング22には、圧力検出手段である圧力セ
ンサ81が配置されており、出力室25の圧力を検出し
て、電子制御手段60に信号を出力する。
また、出力室25は、第2のハウジング22を介して流
体回路である流体通路30に接続されている。
次に、血液ポンプ手段40は次のように構成される。血
液ポンプ手段40は隔膜43により、第1ポンプ室41
および第2ポンプ室42に分割されている。第1ポンプ
室41は、流体通路30に接続されている。また、第2
ポンプ室42には、血液を吸入する吸入口44および血
液を吐出する吐出口45が形成しである。吸入口44に
は吸入弁46が設けてあり、吐出口45には吐出弁47
が設けである。隔膜43は、その中央部にプッシャプレ
ート48が配しである。プッシャプレート48の中央部
には、磁石49が配設しである。
そして、第1ポンプ室41側に第2の位置検出手段であ
るホールセンサ83が配してあり、磁石49と対向して
位置している。このホールセンサ83の出力は電子制御
手段60に信号を出力する第1ポンプ室41はパイプ3
0に接続されている。
次に、パイプ30に配された圧力補正手段である圧力補
正回路50を説明する。圧力補正回路50は、パイプ3
0と駆動ポンプ20の出力室25との間に配設されてい
る。パイプ30よりチェックバルブ53.54を介して
圧力室55に接続されている。圧力室55はオリフィス
51を介して出力室25に接続されている。圧力室55
にはバッファ52が配しである。
パイプ30には、流体の流量を検出する流量検出手段で
ある流量センサ82が配しである。
なお、作動媒体である流体としてはシリコンオイルを用
いている。
以上の構成C二基づいて、次に本発明の補助人工心臓駆
動装置の動作を説明する。
まず、本装置の概略動作を説明する。駆動手段10が作
動して、駆動軸11が第2図において右方向に移動する
と(以後これを前進と呼ぶ)、駆動ポンプ手段20のプ
ッシャプレート24およびダイアフラム23がシリコン
オイルを圧縮する。
これにより、血液ポンプ手段40の第1ポンプ室41に
圧力が生じることとなり、プッシャプレート48および
隔膜43が第2図において右方向に移動する。従って、
第2ポンプ室42内に圧力が生じ、血液が吐出弁47を
開弁して、血液が吐出される。逆に、駆動手段10が作
動して、駆動軸11が第2図において、左方向に移動す
ると(以後これを後進と呼ぶ)、駆動ポンプ手段20の
プッシャプレート24およびダイアフラム23がシリコ
ンオイルを吸引する。これにより、血液ポンプ手段40
の第1ポンプ室41に吸引力が働き、プッシャプレート
48および隔膜43が第2図において左方向に移動する
。従って、第2ポンプ室42内に吸引力が生じ、血液が
吸入弁46を開弁して、血液が吸入される。以上の動作
を繰り返すことにより、血液が吸入、吐出されて稙助人
工心臓として動作する。
以上が基本的な動作である。次に、細かな制御について
説明する。補助人工心臓の場合は、生体の心臓の拍動に
同期させて駆動する必要がある。
すなわち、生体心臓の心拍数、血圧、吐出流量等に応じ
て、補助心臓(血液ポンプ40)の動作タイミング、吐
出圧、吐出流量等を制御する必要がある。特に、この中
でも吐出圧に関しては、生体の心臓の拍動に似たものと
するために、吐出圧の立ち上がりが急峻な方形波状に変
化させるのが好ましい。本発明はこれらを以下の制御論
理に基づいて制御している。
(1)血液ポンプ40のプッシャプレート48の変位量
と、吐出量との関係を測定すると第3図に示すようにな
る。ここで、プッシャプレート48の変位量はホールセ
ンサ83により検出される。すなわち、ホールセンサ8
3の検出出力は、プッシャプレート48の位置に比例し
て得られるため、−回の変位におけるホールセンサ83
の検出出力の最大値と最小値との差分により、プッシャ
プレート48の変位量を検出できる。第3図によれば、
プッシャプレート48の変位量と血液ポンプ40の吐出
流量とは比例関係にある。従って、血液ポンプ40の吐
出流量はプッシャプレート48の変位量を制御すること
により制御することができる。
(2)血液ポンプ40の吐出圧は、プッシャプレート4
8の前進速度により制御することができる。すなわち、
プッシャプレート48の前進速度を速くすることにより
、第1ポンプ室42内に生ずる圧力の立ち上がりが急峻
となる。従って、吐出圧および吐出流量の立ち上がりを
急峻にすることができる。
(3)血液ポンプ40の吸入時においては、プッシャプ
レート48の後進速度を遅くすることにより、吸入側に
過度の負圧を生じることなく血液を吸入することができ
る。
以上は、血液ポンプ40に関する動作制御であリ、本発
明の駆動装置はシリコンオイルを介して駆動ポンプ手段
20により制御するものである。
そこで、本発明では、血液ポンプ40の動作をホールセ
ンサ83により検出することにより、この信号に基づい
て駆動手段10を制御する。
上記制御論理によれば、駆動手段10の制御信号として
、次の信号がある。
(イ)生体心臓の拍動に対して同期して動作するタイミ
ングを指示する信号。
(ロ)吐出、吸入の時間比(S/D比)を指示する信号
(ハ)駆動軸の初期位置と変位幅を指示する信号。
(ニ)駆動軸の変位速度を指示する信号。
これらの制御論理を基に、以下に本発明の制御を詳細に
説明する。
電子制御手段60には、生体より心電図(ECG)信号
を入力している。この心電図信号を第4図に示す。この
心電図信号をもとに電子制御手段60が波形を解析し、
R波のパターンを抽出して、これをトリガー信号とする
さらに電子制御手段60に入力される外部信号として、
設定手段70より吐出流量を指示する。
この吐出流量は、生体心臓の状態により決まるものであ
る。すなわち、生体の心臓の吐出能力に応じて補助循環
量を指示する。電子制御手段60はこの心電図信号と吐
出流量の二つの指示に基づいて基本的な制御が可能であ
る。
以下、各部の波形を第5図〜第8図に示し、動作を説明
する。
電子制御手段60は、まず入力された吐出流量指示信号
に基づいて、初期制御信号を出力する。
この信号を第5図に示す。この時の初期制御信号は、デ
ィレィ時間、前進信号および後進信号の三つである。デ
ィレィ時間は心電図信号より電子制御手段60により計
算されて、所定値に設定される。前進信号は、前述した
ように変位速度を変化させている。この例では、変位速
度を二段階に制御している。動作初期は変位速度を比較
的大きくし、その後は、比較的ゆっくりした変位速度と
している。これらの変位速度は生体の状態より求められ
た所定の値に設定される。また、二つの変位速度の割合
は、この例では、3ニアに設定しである。後進信号は、
吸入時に過度の負圧が生じないように、予め求められた
値に設定される。この後進信号は、次のR波信号が来る
まで継続して出力される。次のR波信号がトリガーされ
ると、ディレィ時間となるが、この時間も引続き後進信
号を保持する。
この制御において、変位速度の切り換えおよび前進、後
進の切り換えは、位置検出センサ80の検出出力により
制御される。これによれば、R波信号トリガーが生ずる
と、所定のディレィ時間を経て駆動軸11が比較的速く
前進し、所定変位位置に達すると、比較的ゆっくりした
速度に切り換えて前進する。この駆動軸11の動作によ
り圧力が血液ポンプ40に生じて、血液が吐出される。
次ぎに、吸入動作に移る。すなわち、所定の速度で駆動
軸11が後進することにより、血液ポンプ40のプッシ
ャプレート48が後進して、血液が第2ポンプ室42に
吸入される。そして、この状態で駆動軸11が所定変位
位置に達すると、その位置で保持される。
以上の駆動軸11の変位を第6図に示す。
上記の制御により、血液ポンプ40のプッシャプレート
48により生ずる吐出圧力を第7図に示す。この吐出圧
力は、前述したとおリプラシャプレート48の変位速度
に応じたものとなっている。すなわち、変位速度の速い
動作初期の立ち上がりが急峻なものとなっている。
第8図は血液ポンプ40により吐出される吐出流量を示
しである。
これらの制御動作は、血液ポンプ40に配したホールセ
ンサ83により検出される。すなわち、以上に述べた制
御はすべて駆動手段10の駆動軸11を所定値に制御し
たものであり、実際の血液ポンプ40のプッシャプレー
ト48の動作を直接制御したものではない。そこで、ホ
ールセンサ83の出力により、フィードバック制御を行
う。これは、第3図に示した特性線図による。すなわち
、ホールセンサ83の出力により、プッシャプレート4
8の変位量を検出して、これより血液ポンプ40の吐出
量を計算する。この計算吐出量を設定手段70より入力
された設定吐出量と比較する。この比較値に基づいて、
次の制御を行う。
すなわち、設定吐出量をVset+計算吐出量をVc。
設定吐出量より初期設定された変位量をSoo 、フィ
ードバック制御された変位量をSoとすると次の如く制
御する。
(1) Vset−Vc>Qの時; So = Soo +α (2)シ5et−Vetoの時; So = 5oo−α (3) Vset−Vc=Oの時; So = So。
ここで、αは所定の微少変位量とする このフィードバック制御により、駆動手段10の変位量
が制御されて、設定された吐出流量に調整される。
これらの吐、出量制御に対し、圧力に対しては圧力補正
回路50が圧力を補正する。駆動手段10の駆動軸11
はその変位初期においては、比較的速い速度で変位する
ため、圧力の立ち上がりは急峻なものとなる。ところが
この立ち上がりが急峻であると瞬間的に非常に高い圧力
がプッシャプレート48に生ずることとなる。これは、
生体に過度の圧力が加わることとなり、好ましくない。
そこで、圧力補正回路50のチェックバルブ53により
過度の圧力をカットしている。このチェックバルブ53
の開弁圧は、生体に対して悪影習を及ぼさない程度の高
圧力に設定しである。これは生体の血圧が一般に80〜
140smHgであることより、この例では140 鶴
Hgに設定しである。従って、吐出圧力は第7図に示す
如(急峻な立ち上がりの後のオーバーシュートをカット
した波形となる。なお、過度の圧力が生ずると、チェッ
クバルブ53が開弁することにより、圧力が圧力室55
内に発生してバッファ52を収縮させてこれを吸収して
いる。圧力が減少してチェックバルブ53が閉弁すると
、圧力室55内の圧力はオリフィス51を介して徐々に
出力室25に戻される。
次に、血液の吸入時には逆に過度の吸入負圧が生じると
生体に対して好ましくない。そこで、チェックバルブ5
4の開弁圧を設定してこれを吸収している。すなわち、
過度の負圧が生ずるとチェックバルブ54が開弁して圧
力室55に負圧が生じ、バッファ52が拡張することに
よりこれを吸“収する。圧力が回復すると、オリフィス
51を介 −して流体が出力室25より圧力室55内に
流入する。
さらに、この実施例では圧力センサ81により出力室2
5の圧力を監視している。そして、圧力補正回路50が
正常に作動しない場合等により、異常圧力が発生した場
合には、これを検出して表示することができる。さらに
は、この信号により駆動手段10の動作を停止すること
もできる。
また、流量センサ82により、流体回路30の実際の流
量を検出してこれを表示し、これをモニタすれば、より
正確な指示を設定手段7oより指示することができる。
以上の動作により、血液ポンプ4oの吐出量が設定値に
制御される。
この実施例では、設定手段7oにより、吐出量を指示し
てこれに制御するものであるが、設定手段70により前
進速度、後進速度、吐出、吸入の比すなわちS/D比、
および駆動軸11の変位開始位置等を可変とすればより
細かな制御が可能となる。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、血液ポンプの隔膜の変位
を位置検出手段により検出することにより、血液ポンプ
の動作を直接監視する。この信号をもとにして、駆動手
段の駆動軸の変位を制御することにより、血液ポンプの
吐出量を制御する。
従って、応答性が良く、しかも精度のよい制御が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の補助人工心臓駆動装置を示
すブロック図、第2図は本発明の一実施例の補助人工心
臓駆動装置をより具体的に示すシステム図、第3図は本
発明の血液ポンプの吐出量とホールセンサの出力との関
係を示すグラフ、第4図は生体の心電図を示すグラフ、
第5図は駆動手段を駆動するための制御信号を示すグラ
フ、第6図は駆動手段の駆動軸の変位を示すグラフ、第
7図は駆動ポンプ手段の駆動圧力を示すグラフ、第8図
は血液ポンプ手段の吐出量を示すグラフである。 lO・・・駆動手段、11・・・駆動軸、20・・・駆
動ポンプ手段、23・・・ダイアフラム、24・・・プ
ッシャプレート、25・・・出力室、30・・・パイプ
(流体回路)、40・・・血液ポンプ手段、41・・・
第1の室、42・・・第2の室、43・・・隔膜、44
・・・吸入口、45・・・吐出口、48・・・プッシャ
プレート、49・・・磁石、50・・・圧力補正回路(
圧力補正手段)、51・・・オリフィス、52・・・バ
ッファ、53.54・・・チェックパルプ、60・・・
電子制御手段、70・・・設定手段、90・・・バッテ
リー 第3WJ STROKE  VOLtJr’lL (1’lL)第
4図 第6図 第7図 第8図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)出力軸を備え、該出力軸を往復駆動する駆動手段
    と、該駆動手段の出力軸により駆動されるダイアフラム
    により形成される出力室を有する駆動ポンプ手段と、所
    定範囲で変位する隔膜により第1および第2の室に分割
    された血液ポンプ手段と、前記出力室と血液ポンプ手段
    の第1の室とを連通する流体回路と、前記血液ポンプ手
    段の第2の室に設けられた吸入口および吐出口と、前記
    出力軸の駆動位置を検出する第1の位置検出手段と、前
    記血液ポンプ手段の隔膜の変位位置を検出する第2の位
    置検出手段と、複数のスイッチを備える設定手段と、該
    設定手段からの指示および前記各検出手段の出力により
    前記駆動手段の出力軸の駆動変位を調整する電子制御手
    段とを備えた補助人工心臓駆動装置。
  2. (2)前記血液ポンプ手段の隔膜は、その中央部にプッ
    シャプレートを有した、前記特許請求の範囲第1項記載
    の補助人工心臓駆動装置。
  3. (3)前記駆動手段は、駆動軸の往復動において、往動
    時と復動時とは駆動速度がことなる、前記特許請求の範
    囲第1項記載の補助人工心臓駆動装置。
  4. (4)前記駆動手段は、駆動軸の往復動において、変位
    位置に応じて駆動速度が変化する前記特許請求の範囲第
    1項記載の補助人工心臓駆動装置。
  5. (5)前記流体回路は、オリフィス、チェックバルブお
    よびバッファーより成る圧力補正手段を備える、前記特
    許請求の範囲第1項記載の補助人工心臓駆動装置。
JP60046953A 1985-03-08 1985-03-08 補助人工心臓駆動装置 Expired - Lifetime JPH0622605B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63242267A (ja) * 1987-03-31 1988-10-07 日本ゼオン株式会社 ポンプ駆動方法
JP2006346440A (ja) * 2005-04-25 2006-12-28 National Cardiovascular Center 人工ポンプ駆動装置
WO2010073890A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 株式会社カルディオ 血液供給装置
JP2013533428A (ja) * 2010-07-29 2013-08-22 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 可変バッファ容積を持つピストンポンプ

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