JPS62172963A - 人工心臓駆動装置 - Google Patents

人工心臓駆動装置

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JPS62172963A
JPS62172963A JP61014804A JP1480486A JPS62172963A JP S62172963 A JPS62172963 A JP S62172963A JP 61014804 A JP61014804 A JP 61014804A JP 1480486 A JP1480486 A JP 1480486A JP S62172963 A JPS62172963 A JP S62172963A
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switching valve
pressure
tank
pressure tank
pump
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淳彦 野川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は人工心臓駆動装置に関する。
[従来の技術] 人工心臓の駆動は、収縮期に血液を拍出するための数百
Il■ugの陽圧と、拡張期に血液を吸引するための数
十mmHgの陰圧を、予め定めた拍動に基づいて交互に
パルス状に加えることによって行なわれる。従来、この
空気圧パルスは、第5図または第6図に示すような方式
によって作り出されている。
第5図の人工心臓駆動装置は、人工心臓lに連通する管
路を電磁弁2の主接続口に接続し、電磁弁2の陽圧タン
ク接続口に陽圧タンク3を接続し、電磁弁2の陰圧タン
ク接続口に陰圧タンク4を接続し、電磁弁2の主接続口
と陽圧タンク接続口とが連通ずる陽圧付与状態、主接続
口と陰圧タンク接続口とが連通する陰圧付与状態が予め
定められている拍動に基づいて交互に切換わるように電
磁弁2を切換制御するものである。さらに、この第5図
の人工心臓駆動装置は、圧縮ポンプ5の吐出圧を調圧弁
6によって調圧した状態で陽圧タンク3に供給し、陽圧
タンク3の内圧を所定の設定圧に設定しようとしている
。また、真空ポンプ7の吸込圧を陰圧タンク4に作用す
るとともに、陰圧タンク4に設けた調圧弁8により、陰
圧タンク4の内圧を所定の設定圧に設定しようとしてい
る。
他方、第6図の人工心臓駆動装置も、人工心臓11に連
通する管路を電磁弁12の主接続口に接続し、電磁弁1
2の陽圧タンク接続口に陽圧タンク13を接続し、電磁
弁12の陰圧タンク接続口に陰圧タンク14を接続し、
電磁弁12の主接続口と陽圧タンク接続口とが連通ずる
陽圧付与状態、主接続口と陰圧タンク接続口とが連通す
る陰圧付与状態が予め定められている拍動に基づいて交
互に切換わるように電磁弁12を切換制御するものであ
る。さらに、この第6図の人工心臓駆動装置は、陽圧タ
ンク13と陰圧タンク14のそれぞれを1つのポンプ1
5の吐出口と吸込口のそれぞれに接続し、陽圧タンク1
3とポンプ15の連通管路の中間部を大気に連通可能と
する電磁弁16を備えるとともに、陰圧タンク14とポ
ンプ15の連通管路の中間部を大気に連通可能とする電
磁弁17を備えている。これにより、この人工心臓駆動
装置t4、ポンプ出力をコントロールすることにより陰
・陽圧を調整するが、陰・陽圧のアンバランスを電磁弁
16.17を開閉することによって調整している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記第5図の人工心臓駆動装置には、(
a)2個のポンプ5.7を必要とするために全体寸法1
重量が大型化し、この人工心臓駆動装置が適用される患
者に携帯させて短時間でも自由に移動可能とする程度に
小型化することが出来ないこと、(b)調圧弁8は大型
高精度のものが必要で、かつ小さなゴミの侵入等によっ
て調整不能となったり、大気圧に近いレベルでの圧力調
整が困難であり、所望の調圧状態を安定して得ることが
出来ず、人工心臓を高精度で駆動することに困難を生ず
る等[■2ヶのポンプ使用、■陰圧タンクの圧力が大気
圧に近い場合の制御においては、弁に大量の空気が流れ
るため調S(圧)弁は大きい開口を有し、高精度でなけ
ればならず、高価なものとなる。]の問題点がある。
また、前記第6図の人工心臓駆動装置には、(a)ポン
プでコントロールしているが、ポンプは陰・陽圧どちら
にも影響してしまい、コントロールがむずかしいこと、
大きなリークがあったときに(心臓をつなぐときもその
一つ)ポンプをフルパワーで動作させることができなく
(陰圧り一 ンクの陰圧が行きすぎる)応答がおくれると、0■璽H
gに近い陰圧はコントロールできないこと、(b)大気
圧に近いレベルでの圧力調整が困難であり、所望の調圧
状態を安定して得ることが出来ず、人工心臓を高精度で
駆動することに困難を生ずる等[■ポンプ15のみで制
御するため、ポンプにリークがあった場合、電磁弁16
.17で補なう、電磁弁16.17は動かさない(固定
)。
■タンク13に設定するとタンク14は過剰になり、制
御しにくい、(逆もある)、■フルパワーで動かせない
、ポンプ15にタンク13と14を直結し制御車がない
、■アルゴリズム(算術的な簡単な制御)が難かしい。
]の問題点がある。
[発明の目的] 本発明は、小型かつ高寿命で、調圧性能の良好な人工心
臓駆動装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、人工心臓に連通ずる管路を主切換弁の主接続
口に接続し、主切換弁の陽圧タンク接続口に陽圧タンク
を接続し、主切換弁の陰圧タンク接続口に陰圧タンクを
接続し、主切換弁の主接続口と陽圧タンク接続口とが連
通ずる陽圧付与状態、主接続口と陰圧タンク接続口とが
連通ずる陰圧付与状態が予め定められている拍動の範囲
で交互に切換わるように該主切換弁を切換制御する人工
心臓駆動装置において、陽圧タンクと陰圧タンクのそれ
ぞれにタンク内の圧力を検知する圧力センサを設け、陽
圧タンクと陰圧タンクのそれぞれを1つのポンプの吐出
口と吸込口のそれぞれに接続し、ポンプの吐出口と陽圧
タンクの間に第1副切換弁を介在し、ポンプの吸込口と
陰圧タンクの間に第2副切換弁を介在し、両側切換弁に
は大気と連通ずる通気口を設け、■主切換弁が陽圧付与
状態に切換わる時、その切換動作に呼応する第1副切換
弁の切換動作によってポンプの吐出圧を陽圧タンクに導
き、これによって陽圧タンクの内圧が所定圧になるよう
圧力センサの検知する圧力情報によって加圧期間を制御
した後、第1副切換弁の切換動作によって陽圧タンクと
ポンプとの接続部を閉じ、■主切換弁が陰圧付与状態に
切換わる時、その切換動作に呼応する第2副切換弁の切
換動作によってポンプの吸込圧を陰圧タンクに作用し、
これによって陰圧タンクの内圧が所定圧になるよう圧力
センサの検知する圧力情報によって減加圧期間を制御し
た後、第2副切換弁の切換動作によって陰圧タンクとポ
ンプとの接続部を閉じるようにし、かつ@第1副切換弁
は対応する陽圧タンクとポンプとの接続部が閉じている
時、ポンプの吐出口を大気に連通し、■第2副切換弁は
対応する陰圧タンクとポンプとの接続部が閉じている時
、ポンプの吸込口を大気に連通ずるようにしたものであ
る。
また、本発明は、主切換弁が陽圧付与状態に切換わる時
、第1副切換弁は上記主切換弁の切換動作に連動して切
換動作し、主切換弁が陰圧付与状態に切換わる時、第2
副切換弁は上記主切換弁の切換動作に連動して切換動作
するようにしたものである。
また、本発明は、主切換弁が陽圧付与状態に切換わる時
、第1副切換弁は上記主切換弁の切換動作に対応する陽
圧タンクの内圧変化を検知した圧力センサの検知結果に
基づいて切換動作し、主切換弁が陰圧付与状態に切換ゎ
る時、第2副切換弁は上記主切換弁の切換動作に対応す
る陰圧タンクの内圧変化を検知した圧力センサの検知結
果に基づいて切換動作するようにしたものである。
また、本発明は、各切換弁のそれぞれが電磁弁であるよ
うにしたものである。
また、本発明は、各タンクと対応する圧力センサの間に
切換弁を介在させ、圧力センサとタンクとの連通状態の
他に、圧力センサと大気との連通状態をも形成可能とす
るようにしたものである。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る人工心臓駆動装置20
を模式的に示す回路図、第2図(A)、(B)は人工心
臓駆動装置20の陽圧付与状態を示す回路図、第3図(
A)、(B)は人工心臓駆動装置20の陰圧付与状態を
示す回路図である。
人工心臓駆動装置20は、人工心臓21に連通する管路
22を主切換弁(電磁弁)23の主接続口23Mに接続
し、主切換弁23の陽圧タンク接続口23Fに陽圧タン
ク24に連なる管路25を接続し、主切換弁23の陰圧
タンク接続口23Nに陰圧タンク26に連なる管路27
を接続している。
主切換弁23は、制御器28により、■主切換弁23の
主接続口23Mと陽圧タンク接続口23Pとが連通ずる
第2図(A)、(B)の陽圧付与状態と、■主接銃口2
3Mと陰圧タンク接続口23Nとが連通ずる第3図(A
)、(B)の陰圧付与状態とに、予め定められている拍
動(例えば70〜80拍/分)(1心拍:例えば800
m5ec)の範囲で交互に切換わるように切換制御され
ている。29は制御器28に対する拍動設定器である。
上記制御器28による切換制御のタイミングは、予め定
めた拍動周期でもよいし、心電図(心臓の拍動)に同期
させてもよい。範囲は毎分1〜300回である。
なお、上記主切換弁23の陽圧付与状態設定期間は人工
心臓21の収縮期(l心拍のうちの例えば200〜30
0 m5ec)に対応し陰圧付与状態設定期間は人工心
臓21の拡張期(l心拍のうちの例えば600〜5 Q
 Q m5ec)に対応する。制御器28は人工心臓2
1が適用される患者に応じて、主切換弁23に与える陽
圧付与状態設定期間と陰圧付与状態設定期間の相対比率
を調整可能としている。30は、制御器28に対する陽
圧付与状態設定期間/陰圧付与状態設定期間の比率設定
器である。
人工心臓駆動装置20は、陽圧タンク24と陰圧タンク
26のそれぞれに圧力センサ31.32を設けている。
陽圧タンク24と圧力センサ31の間に切換弁33を介
在させ、陰圧タンク26と圧力センサ32の間に切換弁
34を介在させてもよい、切換弁33.34は、各圧力
センサ31.32と各タンク24.26との連通状態の
他に各圧力センサ31.32と大気との連通状態を形成
することにより、大気との連通状態下で圧力センサ31
.32を校正可能とする。
人工心臓駆動装置20は、陽圧タンク24と陰圧タンク
26のそれぞれを1つのポンプ35の吐出口35Fと吸
込口35Nのそれぞれに接続し、ポンプ35の吐出口3
5Fと陽圧タンク24の間に第1副切換弁(電磁弁)3
6を介在し、ポンプ35の吸込口35Nと陰圧タンク2
6の間に第2副切換弁37(電磁弁)を介在し、両側切
換弁36.37に大気と連通ずる通気口36A、37A
を設けている。36F、36Zはそれぞれ第1副切換弁
36の陽圧タンク接続部、ポンプ接続部であり、37N
、37Zはそれぞれ第2副切換弁37の陰圧タンク接続
部、ポンプ接続部である。
制御器28は、前記主切換弁23の陽圧付与状態と陰圧
付与状態への切換動作に呼応して、上記、第1副切換弁
36と第2副切換弁37を以下の■〜@のように切換制
御する。
■制御器28は、主切換弁23が陽圧付与状態に切換わ
る時、第2図(A)に示すように、第1副切換弁36の
切換動作によってポンプ35の吐出圧を陽圧タンク24
に導く。これによって、陽圧タンク24の内圧が所定圧
(PLO)になるよう圧力センサ31の検知する圧力情
報によって加圧期間を制御した後、第2図(B)に示す
ように、第1副切換弁36の新たな切換動作によって陽
圧タンク24とポンプ35との接続部を閉じる。第4図
は陽圧タンク24の内圧PtPの変化を時間Tに対して
示した線図であり、A−Dは陽圧付与状態設定期間であ
って人工心1i121の収縮期に対応する。Cは陽圧付
与状態設定期間内に陽圧タンク24の内圧が所定圧に達
した時点を示している。ただし陽圧タンク24の内圧は
l心拍の範囲以内であれば、陽圧付与状態設定期間の経
過後(D−Hの範囲)に所定圧に達するものであ、って
もよく、この場合には第1副切換弁36はその時点まで
ポンプ35の吐出圧を陽圧タンク24に導き続ける。
■制御器28は主切換弁23が陰圧付与状態に切換わる
時、第3図(A)に示すように、第2副切換弁37の切
換動作によってポンプ35の吸込圧を陰圧タンク26に
作用する。これによって、陰圧タンク26の内圧が所定
圧(NtO)になるよう圧力センサ32の検知する圧力
情報によって減圧期間を制御した後、第3図(B)に示
すように、第2副切換弁37の新たな切換動作によって
陰圧タンク26とポンプ35との接続部を閉じる。第4
図は、陰圧タンク26の内圧NtPの変化を時間Tに対
して示した線図であり、D−Bは陰圧付与状態設定期間
であって人工心臓21の拡張期に対応する。Eは陰圧付
与状態設定期間内に陰圧タンク26の内圧が所定圧に達
した時点を示している。ただし、陰圧タンク26の内圧
はl心拍の範囲以内であれば、陰圧付与状態設定期間の
経過後(A−Dの範囲)に所定圧に達するものであって
もよく、この場合には第2副切換弁37はその時点まで
ポンプ35の吸込圧を陰圧タンク26に作用しつづける
■制御器28は、第2図(B)、第3v!J(A)、(
B)のように、第1副切換弁36が陽圧タンク24とポ
ンプ35との接続部を閉じているとき、ポンプ35の吐
出口35Pを大気に連通ずるように、第1副切換弁36
を切換制御する。
これにより、ポンプ35は、常に吐出抵抗を受けること
のない安定状態で作動する。
■制御器28は、第2図(A)、(B)、第3図(B)
のように、第2副切換弁37が陰圧タンク26とポンプ
35との接続部を閉じているとき、ポンプ35の吸込圧
を大気に連通ずるように、第2副切換弁37を切換制御
する。これによす、ポンプ35は、常に吸込抵抗を受け
ることのない安定状態で作動する。
なお、上記■、■、において主切換弁23が陽圧付与状
態もしくは陰圧付与状態に切換わるときの、各削切換弁
36.37の主切換弁23に呼応する切換動作は、■主
切換弁23の切換動作と電気的に連動するものであって
もよく、もしくは■主切換弁23の切換動作に対応する
各タンク24.26の内圧変化を検知した各圧力センサ
31.32の検知結果に基づいて切換動作するものであ
ってもよい。
また、上記■、■において、削切換弁36.37の切換
動作によるタンク内圧の加圧期間制御は、圧力センサの
検知した圧力によって制御してもよいし、加圧または減
圧の所定圧力までの時間を計測し、時間によって制御し
てもよい。この場合累積によるずれの発生するのを防止
するため、各制御後所定圧と実測圧のずれを計測し、次
の動作で加圧または減圧期間を調整する。
・[実施例の作用1 人工心1i121は、制御器28によって切換制御され
る主切換弁23の切換動作により、予め定められている
拍動に基づいて、収縮期には陽圧タンク24の内部の陽
圧を付与されて血液を拍出し、拡張期には陰圧タンク2
6の内部の陰圧を付与されて血液を吸引する。
しかして、人工心臓21の収縮期に制御器28は、主切
換弁23が陽圧付与状態に切換わるのに呼応して、第1
副切換弁36を切換動作し、陽圧タンク24の内圧が直
ちに、すなわちl心拍経過前に所定の設定圧に復元され
るように、ポンプ35の吐出圧を陽圧タンク24に導く
。陽圧タンク24の内圧が所定圧に達した後には、第1
副切換弁36の新たな切換動作によって陽圧タンク24
とポンプ35の接続部が閉じられ、陽圧タンク24の内
圧を上記所定圧に保持する。
また、人工心臓21の拡張期に、制御器28は、主切換
弁23が陰圧付与状態に切換わるのに呼応して、第2副
切換弁37を切換動作し、陰圧タンク26の内圧が直ち
に、すなわちl心拍経過前に所定の設定圧に復元される
ように、ポンプ35の吸込圧を陰圧タンク26に作用さ
せる。陰圧タンク26の内圧が所定圧に達した後には、
第2副切換弁37の新たな切換動作によって陰圧タンク
26とポンプ35の接続部が閉じられ、陰圧タンク26
の内圧を上記所定圧に保持する。
上記実施例によれば、1つのポンプ35を用いるのみに
より、陽圧タンク24と陰圧タンク26の内圧をそれぞ
れ所定圧に確保可能であり、人工心臓駆動装置20の全
体の寸法、重量を小型化することが可能となり、人工心
臓駆動装置20を患者に携帯して可搬することも可能と
なる。
また、陽圧タンク24の内圧調整のために、陽圧タンク
24とポンプ35の間に介在する第1副切換弁36を用
い、陽圧タンク24の内圧が一旦所定圧に達した後には
陽圧タンク24をポンプ35に対して閉じるので、第1
副切換弁36は圧力調整のために頻繁に切換動作するこ
となく寿命が長くなる。また、陰圧タンク26の内圧調
整のために陰圧タンク26とポンプ35の間に介在する
第2副切換弁37を用い、陰圧タンク26の内圧が一旦
所定圧に達した後には陰圧タンク26をポンプ35に対
して閉じるので、第2副切換弁37は圧力調整のために
頻繁に切換動作することなく寿命が長くなる。
また、ポンプ35は、その吐出口、吸込口を閉じられる
ことなく、タンクもしくは大気のいずれかに連通ずる状
態で駆動されるから、吐出抵抗、吸込抵抗の少ない状態
で駆動され、安定した吐出圧、吸込圧が確保可能である
また、陽圧タンク24、陰圧タンク26の内圧が所定の
設定圧に達した後には、各削切換弁36.37により各
タンク24.26をポンプ35、大気に対して閉じるの
で、各タンク24.26の内圧が安定しやすく、また大
気圧に近いレベルでの圧力調整も容易である。このため
、各タンク24.26は、所望の調圧状態を安定して得
ることが可能であり、人工石11121を高精度で駆動
可能である。
なお、上記人工心臓駆動装置20は、陽圧タンり24と
陰圧タンク26が人工石1lI21を介して連結されて
いるから、人工心臓21に残留する陽圧が陰圧タンク2
6に吸引され、陰圧タンク26を例えば+5嘗■Hg程
度の小さな正圧に設定することも可能である。すなわち
、容易に、十〜−の圧力状態を陰圧タンク26に形成可
能である。
また、上記人工心臓駆動装置20のおいて、陽圧タンク
24の内圧をマイナスし、陰圧タンク26の内圧をプラ
スする場合の応答性を速くするために、■各タンク24
.26のそれぞれに圧抜きのための調圧弁を設けてもよ
く、もしくは、■陽圧タンク24と陰圧タンク26を連
通路によって連通し、その連通路の中間に開閉弁(シャ
ントバルブ)を設けてもよい。
なお、上記各削切換弁36.37は電磁弁でなく、例え
ばモータ駆動のポール弁、ニードル弁等を用いるもので
あってもよい。
また、本発明の実施において、主切換弁23は、第7図
(A)に示すように単一の弁lO1によって前記切換を
行なうものであってもよく、第7図(B)に示すように
複数の弁102,103の複合体によって前記切換を行
なうものであってもよい。第7図(B)によれば、第7
図(A)に比して以下の利点がある。すなわち、■(B
)は(A)より弁の動作回数が少ない(主因では112
)ので故障しにくく、使用期間も長い、■弁が電磁弁の
場合、弁の開閉が信号より遅れるため、(A)の場合は
遅れを補正する手段がないが、(B)の場合、弁が独立
しているので遅れを他、両方を閉として静止状態におく
こともできる。したがって、上記第7図(R)の主切換
弁23を用いる場合には、主切換弁23を陽圧付与状態
(α)、陰圧付与状態(β)のイ也に、必要に応じて主
接続口がどちらのタンクとも連通せずに閉じている静止
状態(γ)に交互に切換制御可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明は、人工心臓に連通する管路を主
切換弁の主接続口に接続し、主切換弁の陽圧タンク接続
口に陽圧タンクを接続し、主切換弁の陰圧タンク接続口
に陰圧タンクを接続し、主切換弁の主接続口と陽圧タン
ク接続口とが連通する陽圧付与状態、主接続口と陰圧タ
ンク接続口とが連通ずる陰圧付与状態が予め定められて
いる拍動の範囲で交互に切換わるように該主切換弁を切
換制御する人工心臓駆動装置において、陽圧タンクと陰
圧タンクのそれぞれにタンク内の圧力を検知する圧力セ
ンサを設け、陽圧タンクと陰圧タンクのそれぞれを1つ
のポンプの吐出口と吸込口のそれぞれに接続し、ポンプ
の吐出口と陽圧タンクの間に第1副切換弁を介在し、ポ
ンプの吸込口と陰圧タンクの間に第2副切換弁を介在し
、両開切換弁には大気と連通ずる通気口を設け、■主切
換弁が陽圧付与状態に切換わる時、その切換動作に呼応
する第1副切換弁の切換動作によってポンプの吐出圧を
陽圧タンクに導き、これによって陽圧タンクの内圧が所
定圧になるよう圧力センサの検知する圧力情報によって
加圧期間を制御した後、第1副切換弁の切換動作によっ
て陽圧タンクとポンプとの接続部を閉じ、■主切換弁が
陰圧付与状態に切換わる時、その切換動作に呼応する第
2副切換弁の切換動作によってポンプの吸込圧を陰圧タ
ンクに作用し、これによって陰圧タンクの内圧が所定圧
になるよう圧力センサの検知する圧力情報によって減圧
期間を制御した後、第2副切換弁の切換動作によって陰
圧タンクとポンプとの接続部を閉じるようにし、かつ■
第1副切換弁は対応する陽圧タンクとポンプとの接続部
が閉じている時、ポンプの吐出口を大気に連通し、■第
2副切換弁は対応する陰圧タンクとポンプとの接続部が
閉じている時、ポンプの吸込口を大気に連通ずるように
したものである。したがって、小型かつ高寿命で、調圧
性能の良好な人工心臓駆動装置を得ることが可能となる
また、本発明は、主切換弁が陽圧付与状態に切換わる時
、第1副切換弁は上記主切換弁の切換動作に連動して切
換動作し、主切換弁が陰圧付与状態に切換わる時、第2
副切換弁は上記主切換弁の切換動作するようにしたもの
である。したがって、単純な構成により確実に、各タン
クを常に所定の陽圧もしくは陰圧状態に設定することが
可能となる。
また、本発明は、主切換弁が陽圧付与状態に切換わる時
、第1副切換弁は上記主切換弁の切換動作に対応する陽
圧タンクの内圧変化を検知した圧力センサの検知結果に
基づいて切換動作し、主切換弁が陰圧付与状態に切換わ
る時、第2副切換弁は上記主切換弁の切換動作に対応す
る陰圧タンクの内圧変化を検知した圧力センサの検知結
果に基づいて切換動作するようにしたものである。した
がって確実に、各タンクを常に所定の陽圧もしくは陰圧
状態に設定することが可能となる。
また、本発明は、各切換弁のそれぞれが電磁弁であるよ
うにしたものである。
また、本発明は、各タンクと対応する圧力センサの間に
切換弁を介在させ、圧力センサとタンクとの連通状、態
の他に、圧力センサと大気との連通状態をも形成可能と
するようにしたものである。
したがって、各圧力センサを確実に校正することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る人工心臓駆動装置を模
式的に示す回路図、第2図(A)、(B)は人工心臓駆
動装置の陽圧付与状態を示す回路図、第3図(A)、(
B)は人工心臓駆動装置の陰圧付与状態を示す回路図、
第4図は陽圧タンクと陰圧タンクの圧力状態を経時的に
示す線図、第5図は従来の人工心臓駆動装置を模式的に
示す回路図、第6図は従来の他の人工心臓駆動装置を模
式的に示す回路図、第7図(A)、(B)は主切換弁の
内部構造を示す模式図である。 20・・・人工心臓駆動装置、21・・・人工心臓、2
2・・・管路、23・・・主切換弁、23M・・・主接
続口、23P・・・陽圧タンク接続口、24・・・陽圧
タンク、23N・・・陰圧タンク接続口、26・・・陰
圧タンク。 31.32・・・圧力センサ、33.34・・・切換弁
、35・・・ポンプ、35F・・・吐出口、35N・・
・吸込口、36・・・第1副切換弁、37・・・第2副
切換弁、36A、37A・・・通気口、36P・・・陽
圧タンク接続部、37N・・・陰圧タンク接続部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)人工心臓に連通する管路を主切換弁の主接続口に
    接続し、主切換弁の陽圧タンク接続口に陽圧タンクを接
    続し、主切換弁の陰圧タンク接続口に陰圧タンクを接続
    し、主切換弁の主接続口と陽圧タンク接続口とが連通す
    る陽圧付与状態、主接続口と陰圧タンク接続口とが連通
    する陰圧付与状態が予め定められている拍動の範囲で交
    互に切換わるように該主切換弁を切換制御する人工心臓
    駆動装置において、陽圧タンクと陰圧タンクのそれぞれ
    にタンク内の圧力を検知する圧力センサを設け、陽圧タ
    ンクと陰圧タンクのそれぞれを1つのポンプの吐出口と
    吸込口のそれぞれに接続し、ポンプの吐出口と陽圧タン
    クの間に第1副切換弁を介在し、ポンプの吸込口と陰圧
    タンクの間に第2副切換弁を介在し、両副切換弁には大
    気と連通する通気口を設け、(a)主切換弁が陽圧付与
    状態に切換わる時、その切換動作に呼応する第1副切換
    弁の切換動作によってポンプの吐出圧を陽圧タンクに導
    き、これによって陽圧タンクの内圧が所定圧になるよう
    圧力センサの検知する圧力情報によって加圧期間を制御
    した後、第1副切換弁の切換動作によって陽圧タンクと
    ポンプとの接続部を閉じ、(b)主切換弁が陰圧付与状
    態に切換わる時、その切換動作に呼応する第2副切換弁
    の切換動作によってポンプの吸込圧を陰圧タンクに作用
    し、これによって陰圧タンクの内圧が所定圧になるよう
    圧力センサの検知する圧力情報によって減圧期間を制御
    した後、第2副切換弁の切換動作によって陰圧タンクと
    ポンプとの接続部を閉じるようにし、かつ(c)第1副
    切換弁は対応する陽圧タンクとポンプとの接続部が閉じ
    ている時、ポンプの吐出口を大気に連通し、(d)第2
    副切換弁は対応する陰圧タンクとポンプとの接続部が閉
    じている時、ポンプの吸込口を大気に連通することを特
    徴とする人工心臓駆動装置。
  2. (2)主切換弁が陽圧付与状態に切換わる時、第1副切
    換弁は上記主切換弁の切換動作に連動して切換動作し、
    主切換弁が陰圧付与状態に切換わる時、第2副切換弁は
    上記主切換弁の切換動作に連動して切換動作する特許請
    求の範囲第1項に記載の人工心臓駆動装置。
  3. (3)主切換弁が陽圧付与状態に切換わる時、第1副切
    換弁は上記主切換弁の切換動作に対応する陽圧タンクの
    内圧変化を検知した圧力センサの検知結果に基づいて切
    換動作し、主切換弁が陰圧付与状態に切換わる時、第2
    副切換弁は上記主切換弁の切換動作に対応する陰圧タン
    クの内圧変化を検知した圧力センサの検知結果に基づい
    て切換動作する特許請求の範囲第1項に記載の人工心臓
    駆動装置。
  4. (4)各切換弁のそれぞれが電磁弁である特許請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれかに記載の人工心臓駆動装置
  5. (5)各タンクと対応する圧力センサの間に切換弁を介
    在させ、圧力センサとタンクとの連通状態の他に、圧力
    センサと大気との連通状態をも形成可能とする特許請求
    の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の人工心臓駆動
    装置。
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WO1997018843A1 (fr) * 1995-11-21 1997-05-29 Nippon Zeon Co., Ltd. Dispositif de commande pour appareils medicaux

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