JPS61205711A - 微粉炭バ−ナ装置 - Google Patents
微粉炭バ−ナ装置Info
- Publication number
- JPS61205711A JPS61205711A JP4781985A JP4781985A JPS61205711A JP S61205711 A JPS61205711 A JP S61205711A JP 4781985 A JP4781985 A JP 4781985A JP 4781985 A JP4781985 A JP 4781985A JP S61205711 A JPS61205711 A JP S61205711A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulverized coal
- flame
- primary
- nox
- holding ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、微粉炭バーナ装置に係り、特に排ガス中の窒
素酸化物(以下、NOxという)を低減するに好適なボ
イラ装置に通用される微粉炭バー装置。
素酸化物(以下、NOxという)を低減するに好適なボ
イラ装置に通用される微粉炭バー装置。
(従来の技術)
従来技術による微粉炭燃焼バーナの代表的な断面図を第
3図に、および第3図のB視図を第4図に示す。ミルか
ら供給される微粉炭流8は、微粉炭管9およびベンチュ
リ5を経て一次スリーブ2に導かれ、インペラ17内の
一次噴出口Aおよび一次噴出口B19から火炉16へ供
給され、燃焼する。微粉炭は放射方向の速度成分をイン
ペラ17によって付加され、二次噴出口20から供給さ
れる燃焼空気との混合が促進されるようになっている。
3図に、および第3図のB視図を第4図に示す。ミルか
ら供給される微粉炭流8は、微粉炭管9およびベンチュ
リ5を経て一次スリーブ2に導かれ、インペラ17内の
一次噴出口Aおよび一次噴出口B19から火炉16へ供
給され、燃焼する。微粉炭は放射方向の速度成分をイン
ペラ17によって付加され、二次噴出口20から供給さ
れる燃焼空気との混合が促進されるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、上記の従来技術においては、微粉炭が高濃度の
02分圧を有する燃焼空気と直接的に反応するために、
微粉炭中に含まれる窒素分が容易に酸化され、NOxの
生成量が多くなるという欠点がある。また、従来技術の
第2の欠点は、インペラ17が火炎の掻く近傍にあり、
熱応力による割れの発生および微粉炭によるエロージョ
ンが発生し、停止時に交換する必要があることである。
02分圧を有する燃焼空気と直接的に反応するために、
微粉炭中に含まれる窒素分が容易に酸化され、NOxの
生成量が多くなるという欠点がある。また、従来技術の
第2の欠点は、インペラ17が火炎の掻く近傍にあり、
熱応力による割れの発生および微粉炭によるエロージョ
ンが発生し、停止時に交換する必要があることである。
さらに第3の欠点ば、起動時または油助燃を行なう場合
には、インペラ17を後方に移動させ、油火災による焼
損を防止させなければならず、機構的に複雑になること
である。
には、インペラ17を後方に移動させ、油火災による焼
損を防止させなければならず、機構的に複雑になること
である。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、簡
単な機構で、効率よく排ガス中のNOxを低減できる微
粉炭バーナ装置を提供することにある。
単な機構で、効率よく排ガス中のNOxを低減できる微
粉炭バーナ装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
要するに本発明では、保炎リングにより火炎の保持を行
なうと共に、保炎リング上で発生した酸化炎により大半
の微粉炭を一次空気のみの空気不足状態で加熱し、t!
に粉炭中の窒素分をN2に変換させ、その後、二次噴出
口からの燃焼用空気によって燃焼させることにより、低
NOx化を達成させるものである。すなわち、本発明は
微粉炭を一次空気によりバーナへ搬送する一次スリーブ
と、該一次スリーブに隣接して設けられた、燃焼用空気
をバーナへ送る通路とを有する微粉炭バーナ装置におい
て、一次スリーブ先端に該一次スリーブと直角方向に断
面略I−字状の保炎リングを設けたことを特徴とする。
なうと共に、保炎リング上で発生した酸化炎により大半
の微粉炭を一次空気のみの空気不足状態で加熱し、t!
に粉炭中の窒素分をN2に変換させ、その後、二次噴出
口からの燃焼用空気によって燃焼させることにより、低
NOx化を達成させるものである。すなわち、本発明は
微粉炭を一次空気によりバーナへ搬送する一次スリーブ
と、該一次スリーブに隣接して設けられた、燃焼用空気
をバーナへ送る通路とを有する微粉炭バーナ装置におい
て、一次スリーブ先端に該一次スリーブと直角方向に断
面略I−字状の保炎リングを設けたことを特徴とする。
本発明において、保炎リングの内周が一次スリーブ内に
突出してエツジ部を形成し、かつL字状部材の2辺のな
す角度が90〜150度であるしことが好ましい。また
この保炎リングの内寸法d1と一次スリーブの内径d2
の比(di/d2)は、0.7〜0.98の範囲である
ことが特に好ましい。
突出してエツジ部を形成し、かつL字状部材の2辺のな
す角度が90〜150度であるしことが好ましい。また
この保炎リングの内寸法d1と一次スリーブの内径d2
の比(di/d2)は、0.7〜0.98の範囲である
ことが特に好ましい。
以下、本発明の実施例を図面によりさらに詳細に説明す
る (実施例) 第1図は、本発明による微粉炭バーナの断面図を示すも
のである。この装置は、先端に燃料油チップ6を有する
燃料油管4が挿入された一次スリーブ2およびこれに連
結された微粉炭管9と、該一次スリーブの先端に設けら
れた断面路I7字状の保炎リング7と、ボイラ壁13と
風箱壁11の間に形成された風箱10と、該風箱10か
ら燃焼用空気をエアレジスター12を通して前記一次ス
リーブの外側に供給する燃焼用空気の通路14Aとから
なり、ボイラ壁13に開口するバーナスロート部には、
第2図に示すように火炉16側よりパーナロを見た時に
、パーナロ中央に燃料油チップ6、その周りに一次噴出
口3、該一次項出口3の外側にL状部材の内周を形成す
るエツジ部21、およびその外周に分割された保炎リン
グ7、さらにその外周に二次噴出口14が配置された構
成となっている。
る (実施例) 第1図は、本発明による微粉炭バーナの断面図を示すも
のである。この装置は、先端に燃料油チップ6を有する
燃料油管4が挿入された一次スリーブ2およびこれに連
結された微粉炭管9と、該一次スリーブの先端に設けら
れた断面路I7字状の保炎リング7と、ボイラ壁13と
風箱壁11の間に形成された風箱10と、該風箱10か
ら燃焼用空気をエアレジスター12を通して前記一次ス
リーブの外側に供給する燃焼用空気の通路14Aとから
なり、ボイラ壁13に開口するバーナスロート部には、
第2図に示すように火炉16側よりパーナロを見た時に
、パーナロ中央に燃料油チップ6、その周りに一次噴出
口3、該一次項出口3の外側にL状部材の内周を形成す
るエツジ部21、およびその外周に分割された保炎リン
グ7、さらにその外周に二次噴出口14が配置された構
成となっている。
このような装置において、バンカより供給された石炭は
ミルで粉砕され、一次空気により搬送され、微粉炭流8
として微粉炭管9に供給される。
ミルで粉砕され、一次空気により搬送され、微粉炭流8
として微粉炭管9に供給される。
微粉炭流8は、ヘンチュリ5で絞られ、微粉炭濃度の均
一化および逆火防止を行った後、一次スリーブ2内を流
れ、一次項出口3がら火炉16へ供給され、燃焼する。
一化および逆火防止を行った後、一次スリーブ2内を流
れ、一次項出口3がら火炉16へ供給され、燃焼する。
一次項出口3がら噴出する微粉炭のうち、超微粒子は、
保炎リング内縁のエツジ部21の後流に生じる渦と共に
、保炎リング7上に供給され、燃焼する。この保炎リン
グ7上に発生した火炎により、一次項出口3から噴出し
た微粉炭は、一次空気だけの状態で加熱されることにな
るため、空気不足状態で上記保炎リングで発生した火炎
により、高温に加熱された状態となる。
保炎リング内縁のエツジ部21の後流に生じる渦と共に
、保炎リング7上に供給され、燃焼する。この保炎リン
グ7上に発生した火炎により、一次項出口3から噴出し
た微粉炭は、一次空気だけの状態で加熱されることにな
るため、空気不足状態で上記保炎リングで発生した火炎
により、高温に加熱された状態となる。
微粉炭は、窒素分が約1〜2%有機的結合状態で含有さ
れ、上記高温状態で気化するが、この場所では02分圧
が低いためにNOxへの酸化が進まず、化学的に安定な
N2分子となる。一方、燃焼用空気はファンにより昇圧
された後、空気加熱器で約300℃の熱風となり、ダク
トにより導かれて風箱lOに供給され、エアレジスタ1
2で旋回成分を付与され、二次噴出口14がら火炉16
へ供給され、前記微粉炭と反応し、燃焼する。
れ、上記高温状態で気化するが、この場所では02分圧
が低いためにNOxへの酸化が進まず、化学的に安定な
N2分子となる。一方、燃焼用空気はファンにより昇圧
された後、空気加熱器で約300℃の熱風となり、ダク
トにより導かれて風箱lOに供給され、エアレジスタ1
2で旋回成分を付与され、二次噴出口14がら火炉16
へ供給され、前記微粉炭と反応し、燃焼する。
微粉炭燃焼ボイラでは、起動時または助燃を必要とする
時は燃料油1 (またはガス燃料でもよい)が必要であ
る。燃料油1は燃料油管4で導かれ、先端に設げられた
燃料油チップ6より噴霧させ、燃焼が行われる。この場
合においても保炎リング7ば安定な火炎を発生させ、燃
焼効率を高めるのに有効に動作する。
時は燃料油1 (またはガス燃料でもよい)が必要であ
る。燃料油1は燃料油管4で導かれ、先端に設げられた
燃料油チップ6より噴霧させ、燃焼が行われる。この場
合においても保炎リング7ば安定な火炎を発生させ、燃
焼効率を高めるのに有効に動作する。
保炎リング7は、前述のようにその内寸法(内径)di
と一次スリーブの内径d2の比d1/d2が0.7〜0
.98で、一次スリーブから突出したエツジ部21は、
微粉炭流によるエロージョンを防止するために、耐摩耗
、耐熱性に優れたセラミック材を用いることが好ましい
。保炎リング7は、一体的に形成されていても作用的に
はなんら差支えないが、大型のバーナでは熱応力により
変形することがあり、分割化した方が実用的である。第
2図では8分割の保炎リング7となっており、割り線2
2が示されている。
と一次スリーブの内径d2の比d1/d2が0.7〜0
.98で、一次スリーブから突出したエツジ部21は、
微粉炭流によるエロージョンを防止するために、耐摩耗
、耐熱性に優れたセラミック材を用いることが好ましい
。保炎リング7は、一体的に形成されていても作用的に
はなんら差支えないが、大型のバーナでは熱応力により
変形することがあり、分割化した方が実用的である。第
2図では8分割の保炎リング7となっており、割り線2
2が示されている。
保炎リング7の作用は、(1)火炎を保炎リング7上で
安定化させる、(2)保炎リング7で発生した火炎を用
いて微粉炭を加熱させる、(3)燃焼用空気と微粉炭と
の早期接触を防止し、02分圧の低い状態で微粉炭中の
窒素分をN2に変換させる、の3点に集約される。従っ
て保炎リング7の大きさおよび保炎リング7のテーバ面
の角度を変えることにより、NOxレベルを変化させる
ことができる。
安定化させる、(2)保炎リング7で発生した火炎を用
いて微粉炭を加熱させる、(3)燃焼用空気と微粉炭と
の早期接触を防止し、02分圧の低い状態で微粉炭中の
窒素分をN2に変換させる、の3点に集約される。従っ
て保炎リング7の大きさおよび保炎リング7のテーバ面
の角度を変えることにより、NOxレベルを変化させる
ことができる。
(発明の効果)
により、該リングの後流側に低酸素で、かつ高温域を形
成することができ、ここで微粉炭中に含まれる窒素分を
効率よ<N2に変換することにより、排ガス中のNOx
濃度レベルを低く抑制することができる。また保炎リン
グを分割構造し、エツジをセラミック化することにより
、熱応力による割れの発生、微粉炭によるエロージョン
が防止される。さらにバーナ構造は、従来のインペラを
削除したことにより、より簡単なものになる。
成することができ、ここで微粉炭中に含まれる窒素分を
効率よ<N2に変換することにより、排ガス中のNOx
濃度レベルを低く抑制することができる。また保炎リン
グを分割構造し、エツジをセラミック化することにより
、熱応力による割れの発生、微粉炭によるエロージョン
が防止される。さらにバーナ構造は、従来のインペラを
削除したことにより、より簡単なものになる。
第1図は、本発明による微粉炭バーナの断面図、第2図
は第1図のA視部、第3図は、従来技術による微粉炭バ
ーナの断面図、第4図は、第3図のB視図である。 1・・・起動用tPA料油、2・・・一次スリーブ、3
・・・一次項出口、4・・・燃料油管、6・・・燃料油
チップ、7・・・保炎リング、8・・・微粉炭流、9・
・・微粉炭管、10・・・風箱、12・・・エアレジス
タ、13・・・ボイラ壁、14・・・二次噴出口、16
・・・火炉。 代理人 弁理士 川 北 武 長 第1図 第2図 gn−
は第1図のA視部、第3図は、従来技術による微粉炭バ
ーナの断面図、第4図は、第3図のB視図である。 1・・・起動用tPA料油、2・・・一次スリーブ、3
・・・一次項出口、4・・・燃料油管、6・・・燃料油
チップ、7・・・保炎リング、8・・・微粉炭流、9・
・・微粉炭管、10・・・風箱、12・・・エアレジス
タ、13・・・ボイラ壁、14・・・二次噴出口、16
・・・火炉。 代理人 弁理士 川 北 武 長 第1図 第2図 gn−
Claims (4)
- (1)微粉炭を一次空気によりバーナへ搬送する一次ス
リーブと、該一次スリーブに隣接して設けられた、燃焼
用空気をバーナへ送る通路とを有する微粉炭バーナ装置
において、一次スリーブ先端に該一次スリーブと直角方
向に断面略L字状の保炎リングを設けたことを特徴とす
る微粉炭バーナ装置。 - (2)特許請求の範囲(1)において、保炎リングの内
周が一次スリーブ内に突出してエッジ部を形成し、かつ
前記L字状の2辺のなす角度が90〜150度であるこ
とを特徴とする微粉炭バーナ装置。 - (3)特許請求の範囲(1)において、保炎リングの内
寸法d_1と一次スリーブの内径d_2の比(d_1/
d_2)が0.7〜0.98の範囲であることを特徴と
する微粉炭バーナ装置。 - (4)特許請求の範囲(1)ないし(3)のいずれかに
おいて、保炎リングのエッジ部がセラミック製であるこ
とを特徴とする微粉炭バーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4781985A JPS61205711A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 微粉炭バ−ナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4781985A JPS61205711A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 微粉炭バ−ナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61205711A true JPS61205711A (ja) | 1986-09-11 |
Family
ID=12785963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4781985A Pending JPS61205711A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 微粉炭バ−ナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61205711A (ja) |
-
1985
- 1985-03-11 JP JP4781985A patent/JPS61205711A/ja active Pending
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