JPS61205427A - 掌状葉大黄の茎頂培養法 - Google Patents
掌状葉大黄の茎頂培養法Info
- Publication number
- JPS61205427A JPS61205427A JP60045966A JP4596685A JPS61205427A JP S61205427 A JPS61205427 A JP S61205427A JP 60045966 A JP60045966 A JP 60045966A JP 4596685 A JP4596685 A JP 4596685A JP S61205427 A JPS61205427 A JP S61205427A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- acetic acid
- culture
- rooting
- beta
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は散状葉大黄の茎頂培養法に関し、詳しくは富状
葉大黄の培養増殖を可能とした方法に関するものである
。
葉大黄の培養増殖を可能とした方法に関するものである
。
タデ科大黄属(Rheum属)はユーラシア大陸の各地
に生育する植物群であり、葉身の形状から、円葉大黄と
掌状葉大黄に大別され、自花不和合であり更に種間交雑
が盛んであって、種の特性は栄養繁殖によってのみ維持
される共通した性質をもっている。そして前者はジャム
等の食品に、また後者はセンノサイド(aennoai
de)A、 B、 C,D、 アンスラキノン類、タ
ンニン類など全薬効成分とした生薬として広く用いられ
ている。
に生育する植物群であり、葉身の形状から、円葉大黄と
掌状葉大黄に大別され、自花不和合であり更に種間交雑
が盛んであって、種の特性は栄養繁殖によってのみ維持
される共通した性質をもっている。そして前者はジャム
等の食品に、また後者はセンノサイド(aennoai
de)A、 B、 C,D、 アンスラキノン類、タ
ンニン類など全薬効成分とした生薬として広く用いられ
ている。
しかし、大黄属は前記の如く種間交雑が盛んである等の
理由で一定品質のものを大量に、また経年的に安定して
得られないという問題かあり (’Iこのため古くから
栄養増殖法による増殖方法、あるいはこの種の植物の組
織培養法として知られる茎頂培養法等が研究されてきて
いる。
理由で一定品質のものを大量に、また経年的に安定して
得られないという問題かあり (’Iこのため古くから
栄養増殖法による増殖方法、あるいはこの種の植物の組
織培養法として知られる茎頂培養法等が研究されてきて
いる。
例えばワに’fイ氏等(D、 G、 A、 Walke
y & K、A、 Matthews)は円葉大黄のレ
ウム ラボンテクム チンムペxy−z7リー(R+r
haponticum TimperleyEarly
)についての茎頂培養法を提案している( plan
t 5cience Letters、 14287〜
290(1979))。
y & K、A、 Matthews)は円葉大黄のレ
ウム ラボンテクム チンムペxy−z7リー(R+r
haponticum TimperleyEarly
)についての茎頂培養法を提案している( plan
t 5cience Letters、 14287〜
290(1979))。
このカルケイ氏等の方法は、カイネチンおよびベーター
インドール酢酸を加えた培地上で茎頂培養を行なうこと
を特徴とする。
インドール酢酸を加えた培地上で茎頂培養を行なうこと
を特徴とする。
しかし、本発明者が掌状葉大賞について同方法の適用を
試験したところによると、生長点細胞の増殖はみられず
枯死する結果となった。これは同業大賞と掌状葉大賞と
いう種の相違から、生長・、ホ1、ルモン要求が異なる
ためと考えられる。
試験したところによると、生長点細胞の増殖はみられず
枯死する結果となった。これは同業大賞と掌状葉大賞と
いう種の相違から、生長・、ホ1、ルモン要求が異なる
ためと考えられる。
本発明は以上のような観点から、薬効成分をもつ掌状葉
大賞の培養増殖を可能とする有用性の高い方法の提供を
目的としてなされたものである。
大賞の培養増殖を可能とする有用性の高い方法の提供を
目的としてなされたものである。
また本発明の他の目的は、一定の条件下での培養によっ
て均一かつ理想的な育苗、種の保存によって安定した一
定品質の有効成分の収穫を可能とするところにある。
て均一かつ理想的な育苗、種の保存によって安定した一
定品質の有効成分の収穫を可能とするところにある。
前記した目的を達成する本発明の茎頂培養法は、ベンジ
ールアデニン又はそのヌクレオシド(ペンシールアデノ
シン)と、ナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸
とを含む培地により、シュート形成および増殖を行なわ
せ、次いで生長ホルモンとしてナフタレン酢酸、又はベ
ーターインドール酢酸のいずれかのみを含む培地上で発
根を行なわせることを特徴とするところにある。
ールアデニン又はそのヌクレオシド(ペンシールアデノ
シン)と、ナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸
とを含む培地により、シュート形成および増殖を行なわ
せ、次いで生長ホルモンとしてナフタレン酢酸、又はベ
ーターインドール酢酸のいずれかのみを含む培地上で発
根を行なわせることを特徴とするところにある。
本発明がかかる構成によって特徴付けられるのは、様々
な試験の繰り返しの結果に基づくものであり、以下この
点を詳細に説明する。
な試験の繰り返しの結果に基づくものであり、以下この
点を詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、広義の生長ホルモンとい
う語に対して、主として形態の生長に作用するものを形
態生長ホルモンといい、また主として分化を促進に作用
するもの全分化促進ホルモンの語を便宜的に使用するも
のとする。
う語に対して、主として形態の生長に作用するものを形
態生長ホルモンといい、また主として分化を促進に作用
するもの全分化促進ホルモンの語を便宜的に使用するも
のとする。
これらの語は多くの研究者の合意が得られているものと
は言えないが、本発明を説明するのに有効でまた比較的
理にかなった用語と考えている。
は言えないが、本発明を説明するのに有効でまた比較的
理にかなった用語と考えている。
本発明における茎頂培養法とは、生長点の無菌的摘出、
培養(シュート形成、増殖、発根)、幼苗栽培に適用さ
れるものをいう。
培養(シュート形成、増殖、発根)、幼苗栽培に適用さ
れるものをいう。
生長点の無菌的摘出
大賞の生長点は根茎最上部に存在し、一般的には生長期
(4月下旬から10月上旬)根茎部頭部をカッターで切
断し、露出部を除去し、殺菌、水洗後、解剖顕微鏡下カ
ッターを用いて摘出される。
(4月下旬から10月上旬)根茎部頭部をカッターで切
断し、露出部を除去し、殺菌、水洗後、解剖顕微鏡下カ
ッターを用いて摘出される。
培 養
培養工程は、シュート(葉身、葉柄、幼芽、カルス)形
成、増殖(分化)、および発根の順次三工程によって行
なわれ、これらの各工程は適宜の培養方法並びに夫々の
工程に適した培地の選択に従って適当な培養条件が定め
られる。
成、増殖(分化)、および発根の順次三工程によって行
なわれ、これらの各工程は適宜の培養方法並びに夫々の
工程に適した培地の選択に従って適当な培養条件が定め
られる。
培地は、一般的な基礎培地すなわち無機塩組成に炭素源
、ビタミン類等の有機物要素を含む合成培地に、特定の
形態生長ホルモン並びに分化促進ホルモンを加えること
によって形成される。
、ビタミン類等の有機物要素を含む合成培地に、特定の
形態生長ホルモン並びに分化促進ホルモンを加えること
によって形成される。
本発明の特徴は、前記したシュート形成、増殖(分化)
の前二工程において、形態生長ホルモンとしてナフタレ
ン酢酸又はベーターインドール酢酸のいずれか全使用し
、かつ分化促進ホルモンとしてベンジールアデニンを使
、用するところにある。ベンジールアデニンはそのヌク
レオシドであるペンシールアデノシンを代替して使用す
ることができる。
の前二工程において、形態生長ホルモンとしてナフタレ
ン酢酸又はベーターインドール酢酸のいずれか全使用し
、かつ分化促進ホルモンとしてベンジールアデニンを使
、用するところにある。ベンジールアデニンはそのヌク
レオシドであるペンシールアデノシンを代替して使用す
ることができる。
前記においてナフタレン酢酸の濃度は通常は1、lX1
0 ”’ 〜4.2X10−’ molAO範囲で使用
することができ、好ましくは2.lX10 =4.2
X 10−’ mol/l、最適ニハ約2.lX10
−””3/AF5mol で1使用されるのが望ましい、1.lX10 /l
以下では分けつ度が十分でなく、42 X 10− s
mo号5mo1 以上特に5.3 X 10 /l 以上では薬害
が現われる傾向となる。
0 ”’ 〜4.2X10−’ molAO範囲で使用
することができ、好ましくは2.lX10 =4.2
X 10−’ mol/l、最適ニハ約2.lX10
−””3/AF5mol で1使用されるのが望ましい、1.lX10 /l
以下では分けつ度が十分でなく、42 X 10− s
mo号5mo1 以上特に5.3 X 10 /l 以上では薬害
が現われる傾向となる。
ベーターインドール酢酸は一般的には1.7 X IC
5?ヒ青 〜6.7 X 10” mol/1(7)範囲で使用す
:h 、x生長の程度はナフタレン酢酸を用いた場
合に比べて低い。
5?ヒ青 〜6.7 X 10” mol/1(7)範囲で使用す
:h 、x生長の程度はナフタレン酢酸を用いた場
合に比べて低い。
ベンジトルアデニン(又はそのヌクレオシド)の濃度は
通常8.8X10−’ 〜5.6X10−’ molA
(7)範囲で有効であって、最適には3゜4 X 10
−’ mo l/lで使用されるのが望ましい。5.6
X 10−’ molA以上では1/100以上の割
合で抽苔(花芽の形成があり、植物の衰退がみられる)
が現われる。
通常8.8X10−’ 〜5.6X10−’ molA
(7)範囲で有効であって、最適には3゜4 X 10
−’ mo l/lで使用されるのが望ましい。5.6
X 10−’ molA以上では1/100以上の割
合で抽苔(花芽の形成があり、植物の衰退がみられる)
が現われる。
なお本発明に対比して形態生長ホルモンとしてベーター
インドール酪酸、ジベレリン、2.4−ジニトロフェノ
キシ酢酸、また分化促進ホルモンとしてカイネ≠ンを選
び、これらと前記したナフタレン酢酸、ベーターインド
ール酢酸、並びにベンジールアデニンの組合せを含めて
試験したが、本発明において特定される生長ホルモンの
組合せ以外のものでは、後記表1に示される如くシュー
ト形成がみられなかった。
インドール酪酸、ジベレリン、2.4−ジニトロフェノ
キシ酢酸、また分化促進ホルモンとしてカイネ≠ンを選
び、これらと前記したナフタレン酢酸、ベーターインド
ール酢酸、並びにベンジールアデニンの組合せを含めて
試験したが、本発明において特定される生長ホルモンの
組合せ以外のものでは、後記表1に示される如くシュー
ト形成がみられなかった。
培養は植物の細勉内pHに適合したpH5,6において
通常行なわれ&培養法は、培養瓶を用いた静止培養1回
転培養、あるいは液体培地に酸素を流入しつつ行なうタ
ンク培養等が適宜に選択され、特にシュート形成につい
てはF紙架橋上の培養、増殖(分化)については寒天培
地上回転培養を用いるのが望ましい場合が多い。
通常行なわれ&培養法は、培養瓶を用いた静止培養1回
転培養、あるいは液体培地に酸素を流入しつつ行なうタ
ンク培養等が適宜に選択され、特にシュート形成につい
てはF紙架橋上の培養、増殖(分化)については寒天培
地上回転培養を用いるのが望ましい場合が多い。
次に発根工程について述べると、本工程は前記した基礎
培地に植物生長ホルモンの内形態生長ホルモンのみを含
む即ちナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸のい
ずれかのみ加えた培地上で培養が行なわれる。一般的に
増殖用培地にナフタレ/酢酸を用いた場合発根用培地に
はナフタレン酢酸、ベーターインドール酢酸の場合はベ
ーターインドール酢酸が添加され、ベンジールアデニン
を欠損させ培地上で培養発根される。
培地に植物生長ホルモンの内形態生長ホルモンのみを含
む即ちナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸のい
ずれかのみ加えた培地上で培養が行なわれる。一般的に
増殖用培地にナフタレ/酢酸を用いた場合発根用培地に
はナフタレン酢酸、ベーターインドール酢酸の場合はベ
ーターインドール酢酸が添加され、ベンジールアデニン
を欠損させ培地上で培養発根される。
この発根工程においては、培地が分化促進ホルモンを含
まないこと、シュート形成および増殖の工程で用いられ
る形態生長ホルモンと、本工程で用いられる形態生地ホ
ルモンとの間に一定の関係が特定されることが特徴的で
ある。すなわち、発根工程で用いられる培地(発根培地
という)は、増殖工程で用いられる培地(増殖培地とい
う)がベーターインドール酢酸を含むものである場合に
はナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸のいずれ
かを用いることができるが、増殖培地がナフタレン酢酸
を含むものである場合には、発根培地はナフタレン酢酸
のみが適用される。この場合にベーターインドール酢酸
を用いると発根が得られず最終的に枯死する結果となる
。
まないこと、シュート形成および増殖の工程で用いられ
る形態生長ホルモンと、本工程で用いられる形態生地ホ
ルモンとの間に一定の関係が特定されることが特徴的で
ある。すなわち、発根工程で用いられる培地(発根培地
という)は、増殖工程で用いられる培地(増殖培地とい
う)がベーターインドール酢酸を含むものである場合に
はナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸のいずれ
かを用いることができるが、増殖培地がナフタレン酢酸
を含むものである場合には、発根培地はナフタレン酢酸
のみが適用される。この場合にベーターインドール酢酸
を用いると発根が得られず最終的に枯死する結果となる
。
なお、発根工程における培養は、P紙架橋上では不適で
あり、通常は寒天培地を用いて培養すると良好な発根が
高率で得られる。
あり、通常は寒天培地を用いて培養すると良好な発根が
高率で得られる。
幼苗栽培
前記によって発根された幼植物は、ビートポット内でバ
ーミキュライト中温室栽培により植物体に充実させた(
約1ケ月)後、ビートポット内で培養土中に移植し幼苗
に調整される(約1〜3カ月)。
ーミキュライト中温室栽培により植物体に充実させた(
約1ケ月)後、ビートポット内で培養土中に移植し幼苗
に調整される(約1〜3カ月)。
農学的見地からは、前記の如く発芽用培養であるビート
ポット内でパーミキュライトヲ用いて根の充実を図った
後培養土に移植することが他の方法に比べて適尚である
。
ポット内でパーミキュライトヲ用いて根の充実を図った
後培養土に移植することが他の方法に比べて適尚である
。
完成した幼苗は上記ビートポットのまま栽培圃場におい
て適宜育苗され後栽培農家に配布等される。
て適宜育苗され後栽培農家に配布等される。
以下本発明の実施例を比較例と対照しながら説明する。
(1)生長点の無菌的摘出
掌状葉太黄であるレウム バルマーツム(Rheamx
palmatum )系の北海大賞(北海道大学薬学
部付属薬用植物園で栄養増殖法により継代生育)の生長
期根茎部頭部よりワルケイ氏等の方法(前出)に準拠し
て生長点を摘出した。殺菌は70%エチルアルコール3
分、1%次亜塩素酸す) IJウム液8分、水洗3分に
より行なった。
palmatum )系の北海大賞(北海道大学薬学
部付属薬用植物園で栄養増殖法により継代生育)の生長
期根茎部頭部よりワルケイ氏等の方法(前出)に準拠し
て生長点を摘出した。殺菌は70%エチルアルコール3
分、1%次亜塩素酸す) IJウム液8分、水洗3分に
より行なった。
(2) シュート形成
下記表1に示す基礎培地(無機塩組成としてのムラシゲ
−スクーク培地(Murachige −8koog
)に有機物を加えたもの)に生長ホルモンを加えて(実
施例1t・′<2)シュート形成を行なった。また比較
例1〜8として、前記基礎培地に他の生長ホルモンを加
えたものを試験した。
−スクーク培地(Murachige −8koog
)に有機物を加えたもの)に生長ホルモンを加えて(実
施例1t・′<2)シュート形成を行なった。また比較
例1〜8として、前記基礎培地に他の生長ホルモンを加
えたものを試験した。
培養は、表1.2の培地をpH5,6に調整し、戸紙架
橋を挿入した三角フラスコに加え、120℃で20分加
圧滅菌し、前記にょシ無菌的に摘出した生長点をν紙条
橋上に載置して22℃、16時間照明(光度4000
Lux、) して行なった。
橋を挿入した三角フラスコに加え、120℃で20分加
圧滅菌し、前記にょシ無菌的に摘出した生長点をν紙条
橋上に載置して22℃、16時間照明(光度4000
Lux、) して行なった。
なおナフタレン酢酸は水溶液或は寒天培地中では光によ
り分解し易いのでpH調整の後加え、加圧滅菌した。
り分解し易いのでpH調整の後加え、加圧滅菌した。
表2の結果は、実施例1ではシュートが2!く形成され
肥大した。また実施例2では実施例1に比べて1/10
程度のシュート形成がみられた。比較例2ではシュート
の形成がなく花芽が多数形成し開花し、その他の比較例
ではシュート形成はみられなかった。
肥大した。また実施例2では実施例1に比べて1/10
程度のシュート形成がみられた。比較例2ではシュート
の形成がなく花芽が多数形成し開花し、その他の比較例
ではシュート形成はみられなかった。
以上の試験は4月上旬〜5月上旬にわたり3回繰返し同
一結果を得た。また4月中旬から10月上旬まで8回に
わたり実施例1の培地上シユート形成を試み、シュート
の形成に成功した、即ち火責の生育期全搬にわたり茎頂
培養は可能であった。
一結果を得た。また4月中旬から10月上旬まで8回に
わたり実施例1の培地上シユート形成を試み、シュート
の形成に成功した、即ち火責の生育期全搬にわたり茎頂
培養は可能であった。
(3)増 殖(分化)
表2の実施例1で得られたシュートラ対象として、表1
の基礎培地にベンジールアデニン、ナフタレン酢酸、ベ
ーターインドール酢酸を表3.4の如く加えた増殖培地
を用いて増殖を行なった(実施例1−1〜1−8.2−
1〜2−3および比較例1−1〜1−5)。
の基礎培地にベンジールアデニン、ナフタレン酢酸、ベ
ーターインドール酢酸を表3.4の如く加えた増殖培地
を用いて増殖を行なった(実施例1−1〜1−8.2−
1〜2−3および比較例1−1〜1−5)。
培養法は0.8チ寒天培地上で行なった他は実雄側1と
同様とした。
同様とした。
結果は地3.4に示した。
なお、分化促進ホルモンとしてカイネチンを用いた場合
、また形態生長ホルモンとしてベーターインドール酢酸
、ナフタレン酢酸、ベーターインドール酪酸、ジベレリ
ン、2−4−ジニトロフェノキシ酢酸を用いた場合、い
ずれもシュートの形成は見られず一ケ月後味べて枯死し
た。
、また形態生長ホルモンとしてベーターインドール酢酸
、ナフタレン酢酸、ベーターインドール酪酸、ジベレリ
ン、2−4−ジニトロフェノキシ酢酸を用いた場合、い
ずれもシュートの形成は見られず一ケ月後味べて枯死し
た。
(4)発 根
表3の実施例1−1〜1−8の夫々において、増殖され
たシュートの一部は増殖用として引継ぎ培饗し、他の一
部全表3中の実施例1−1および1−7の培地からベン
ジールアデニンを除いた発根培地A、Bを用いて発根を
行なった。培養法は0.8%寒天培地上で行なった他は
実施例1と同様とした。
たシュートの一部は増殖用として引継ぎ培饗し、他の一
部全表3中の実施例1−1および1−7の培地からベン
ジールアデニンを除いた発根培地A、Bを用いて発根を
行なった。培養法は0.8%寒天培地上で行なった他は
実施例1と同様とした。
各実施例のシュートは、実施例1−1のものを除きいず
れも3〜4週間で発根した。実施例1−1のシュートは
、1/100の割合で抽苔すると共に、前記発根培地B
上で3週間では発根せず、3週間後新たに調整した新鮮
発根培地Bに移植して2週間後に発根がみられた。
れも3〜4週間で発根した。実施例1−1のシュートは
、1/100の割合で抽苔すると共に、前記発根培地B
上で3週間では発根せず、3週間後新たに調整した新鮮
発根培地Bに移植して2週間後に発根がみられた。
なお、発根をF紙条橋上で行なった場合には根毛の発育
が悪く、次第に根毛が枯死することが確認された。
が悪く、次第に根毛が枯死することが確認された。
また、実施例2−1ならびに2−2培地上で増殖したシ
ュート群を個々の微小シュートに分割し、ベーターイン
ドール酢酸4.6X10−6Mを添加し、ベンジールア
デニン金除いた発根培地で培養し7’?03週間ないし
4週間後に発根し、地上部の生長を示した。
ュート群を個々の微小シュートに分割し、ベーターイン
ドール酢酸4.6X10−6Mを添加し、ベンジールア
デニン金除いた発根培地で培養し7’?03週間ないし
4週間後に発根し、地上部の生長を示した。
本発明は、以上述べたようにベンジールアデニン又はそ
のヌクレオシドと、ナフタレン酢酸又はベーターインド
ール酢酸を含む培地を用いることによって、初めて掌状
葉犬黄の増殖培養が可能となり、一定の条件の下での培
養によって均一かつ理想的な育苗、種の保存、有用な薬
効物質の安定した収穫ができるものとなってその有用性
は極めて大なるものである。
のヌクレオシドと、ナフタレン酢酸又はベーターインド
ール酢酸を含む培地を用いることによって、初めて掌状
葉犬黄の増殖培養が可能となり、一定の条件の下での培
養によって均一かつ理想的な育苗、種の保存、有用な薬
効物質の安定した収穫ができるものとなってその有用性
は極めて大なるものである。
手続補正書
昭和Zo年弘月/多日
Claims (1)
- ベンジールアデニン又はそのヌクレオシドと、ナフタレ
ン酢酸又はベーターインドール酢酸とを含む培地により
シュート形成および増殖を行なわせ、次いで生長ホルモ
ンとしてナフタレン酢酸又はベーターインドール酢酸の
いずれかのみを含む培地上で発根を行なわせることを特
徴とする掌状葉大黄の茎頂培養法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60045966A JPS61205427A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 掌状葉大黄の茎頂培養法 |
KR1019850006109A KR900007824B1 (ko) | 1985-03-08 | 1985-08-23 | 장상엽대황의 경정배양법 |
CN 85106601 CN85106601A (zh) | 1985-03-08 | 1985-08-31 | 掌状叶大黄的茎尖培养法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60045966A JPS61205427A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 掌状葉大黄の茎頂培養法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61205427A true JPS61205427A (ja) | 1986-09-11 |
Family
ID=12733975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60045966A Pending JPS61205427A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 掌状葉大黄の茎頂培養法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61205427A (ja) |
KR (1) | KR900007824B1 (ja) |
CN (1) | CN85106601A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101990812B (zh) * | 2009-08-14 | 2012-05-23 | 姜用贤 | 药用大黄仿野生栽培方法 |
CN103782734A (zh) * | 2012-10-26 | 2014-05-14 | 安华芳 | 一种人工栽培大黄的方法 |
CN103918421A (zh) * | 2013-01-10 | 2014-07-16 | 成都中医药大学 | 一种大黄大棚育苗方法 |
CN105284343B (zh) * | 2015-09-21 | 2018-01-16 | 董凯 | 一种掌叶大黄的栽培方法 |
CN106234041A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-12-21 | 黄毅 | 枣树的嫁接方法 |
CN106258510A (zh) * | 2016-08-08 | 2017-01-04 | 黄毅 | 一种核桃树的嫁接方法 |
-
1985
- 1985-03-08 JP JP60045966A patent/JPS61205427A/ja active Pending
- 1985-08-23 KR KR1019850006109A patent/KR900007824B1/ko active IP Right Grant
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Publication number | Publication date |
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