JPS6120326B2 - - Google Patents
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- JPS6120326B2 JPS6120326B2 JP6440678A JP6440678A JPS6120326B2 JP S6120326 B2 JPS6120326 B2 JP S6120326B2 JP 6440678 A JP6440678 A JP 6440678A JP 6440678 A JP6440678 A JP 6440678A JP S6120326 B2 JPS6120326 B2 JP S6120326B2
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- filter
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- Expired
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Description
本発明は静電気を利用した空気用フイルターに
関する。 従来自動車用、コンプレツサーの空気過用、
防塵マスク用、その他フイルターは非常に数多く
の種類が存在するが、その原理はその殆んどがふ
るい、及び目詰りを利用したものであつて、捕集
効率を高めようとすれば通気抵抗が高くなつてし
まうという欠点がある、例外として防塵マスク用
フイルターに静電気を利用したものがあるがこれ
はフイルターの基材例えばフエルト等に樹脂を点
着したもので、各樹脂毎に静電気をもたせるため
フイルターの全層にわたつて粉塵を捕集してしま
い、これがため捕集粉塵の離脱が殆ど困難で一旦
目詰りした場合は廃棄せざるを得ない実情であつ
た。 そこで本発明は、 (1) 通気抵抗が低く、捕集性能が高く、而も再生
が容易である。 (2) 十分な強度があり、圧力空気にも十分耐え
る。 (3) 用途に応じて自由な成形が可能である。 以上のような特徴をもつたフイルターを提供す
ることを目的としてなされたものである。 本発明の実施方法を例示すればフエノール樹脂
の破砕沫と、羊毛、セルロース系繊維、或はポリ
オレフイン系繊維、ガラス繊維等の短繊維とを
３：１から50：１の範囲で混合して成形型に注入
し、外型でプレスしてフエノール樹脂相互を接着
することによつてフイルターを成形するのであ
る。 この際各繊維が炭化しない程度に加熱すれば接
着強度が増大されフイルターの強度は増加させる
ことが出来るのである。 又フエノール系樹脂の破砕沫の粒径によつて通
気抵抗と、捕集性能について各の等級のフイルタ
ーを提供することが出来るのである。 尚フエノール系樹脂と繊維とを混合した全量中
繊維の量が４分の１より多くなるとフイルターの
強度は非常に弱まり、逆に繊維の量が50分の１よ
り少なくなると性能は著しく低下し静電気の力を
フイルターとして使用できなくなるのである。 本発明方法によつて製造されたフイルターはフ
エノール系の樹脂は異物質と接触した時に滞電す
るが、樹脂が連続して接合していると静電気はそ
の殆どが末端即ちフイルターの表面にのみ滞電し
又フイルターは型によつて加圧されているから表
面は肉眼範囲ではかなり滑らかであるとともにフ
エノールのような硬度のある粒の連続体であるか
らフイルターは十分な硬度を保持し更にフエノー
ル自体接着性を持つており、而もフエノール粒に
絡つて繊維があるのでフイルターはかなり強度を
持つているのである。 以上のように本発明によつて製造したフイルタ
ーは表面にのみ大きな静電気を持ち、内部には比
較的小さな静電気しかないので粉塵の捕集効率極
めて高く、而してフイルターの表面は滑らかな構
造となつているから捕集した粉塵は拭き取り、バ
イブレーシヨン、衝撃、水洗い等で容易に取除き
新品に近い性能に復帰させることができ、殊にフ
イルターは強度と硬度を持ち、妄りに変形せず、
圧力に対しても優れた特性を有しているから十分
耐久性もあり、特にフイルターは型による成形で
あるから任意の形状に成形することが出来ると共
に量産も可能な利点を具えている。この外本発明
によるフイルターは、以上のような機能を有して
いるから使用者の経済的負担を軽減することがで
き、更に従来異形のためにフイルターを装備する
ことが出来なかつた部分に使用するフイルターも
作成することができるばかりか、加圧系や、圧力
差の大きい流系で使用することもできる利点を有
している。 本発明によるフイルターと本発明方法によらな
い方法で成形したフイルターとの性能を比較する
と下記の通りである。
関する。 従来自動車用、コンプレツサーの空気過用、
防塵マスク用、その他フイルターは非常に数多く
の種類が存在するが、その原理はその殆んどがふ
るい、及び目詰りを利用したものであつて、捕集
効率を高めようとすれば通気抵抗が高くなつてし
まうという欠点がある、例外として防塵マスク用
フイルターに静電気を利用したものがあるがこれ
はフイルターの基材例えばフエルト等に樹脂を点
着したもので、各樹脂毎に静電気をもたせるため
フイルターの全層にわたつて粉塵を捕集してしま
い、これがため捕集粉塵の離脱が殆ど困難で一旦
目詰りした場合は廃棄せざるを得ない実情であつ
た。 そこで本発明は、 (1) 通気抵抗が低く、捕集性能が高く、而も再生
が容易である。 (2) 十分な強度があり、圧力空気にも十分耐え
る。 (3) 用途に応じて自由な成形が可能である。 以上のような特徴をもつたフイルターを提供す
ることを目的としてなされたものである。 本発明の実施方法を例示すればフエノール樹脂
の破砕沫と、羊毛、セルロース系繊維、或はポリ
オレフイン系繊維、ガラス繊維等の短繊維とを
３：１から50：１の範囲で混合して成形型に注入
し、外型でプレスしてフエノール樹脂相互を接着
することによつてフイルターを成形するのであ
る。 この際各繊維が炭化しない程度に加熱すれば接
着強度が増大されフイルターの強度は増加させる
ことが出来るのである。 又フエノール系樹脂の破砕沫の粒径によつて通
気抵抗と、捕集性能について各の等級のフイルタ
ーを提供することが出来るのである。 尚フエノール系樹脂と繊維とを混合した全量中
繊維の量が４分の１より多くなるとフイルターの
強度は非常に弱まり、逆に繊維の量が50分の１よ
り少なくなると性能は著しく低下し静電気の力を
フイルターとして使用できなくなるのである。 本発明方法によつて製造されたフイルターはフ
エノール系の樹脂は異物質と接触した時に滞電す
るが、樹脂が連続して接合していると静電気はそ
の殆どが末端即ちフイルターの表面にのみ滞電し
又フイルターは型によつて加圧されているから表
面は肉眼範囲ではかなり滑らかであるとともにフ
エノールのような硬度のある粒の連続体であるか
らフイルターは十分な硬度を保持し更にフエノー
ル自体接着性を持つており、而もフエノール粒に
絡つて繊維があるのでフイルターはかなり強度を
持つているのである。 以上のように本発明によつて製造したフイルタ
ーは表面にのみ大きな静電気を持ち、内部には比
較的小さな静電気しかないので粉塵の捕集効率極
めて高く、而してフイルターの表面は滑らかな構
造となつているから捕集した粉塵は拭き取り、バ
イブレーシヨン、衝撃、水洗い等で容易に取除き
新品に近い性能に復帰させることができ、殊にフ
イルターは強度と硬度を持ち、妄りに変形せず、
圧力に対しても優れた特性を有しているから十分
耐久性もあり、特にフイルターは型による成形で
あるから任意の形状に成形することが出来ると共
に量産も可能な利点を具えている。この外本発明
によるフイルターは、以上のような機能を有して
いるから使用者の経済的負担を軽減することがで
き、更に従来異形のためにフイルターを装備する
ことが出来なかつた部分に使用するフイルターも
作成することができるばかりか、加圧系や、圧力
差の大きい流系で使用することもできる利点を有
している。 本発明によるフイルターと本発明方法によらな
い方法で成形したフイルターとの性能を比較する
と下記の通りである。
【表】
試験粉塵 0.3μ シリカ
線速 ５cm／sec
註 フエノール樹脂には粘着性がある為にポリプ
ロピレンより良い性能が出たと思われる。
ロピレンより良い性能が出たと思われる。
Claims (1)
- １ フエノール系樹脂の破砕沫所要量と、羊毛又
はセルロース系繊維、或はポリオレフイン系繊
維、ガラス繊維等の短繊維とを所要の比率で混合
したものを所要形状の成形型に注入しプレスして
フエノール樹脂相互を接着させることにより成形
することを特徴とする静電気保有の空気用フイル
ターの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6440678A JPS54156276A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Preparation of filter for air holding static electricity |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6440678A JPS54156276A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Preparation of filter for air holding static electricity |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54156276A JPS54156276A (en) | 1979-12-10 |
| JPS6120326B2 true JPS6120326B2 (ja) | 1986-05-21 |
Family
ID=13257388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6440678A Granted JPS54156276A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Preparation of filter for air holding static electricity |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54156276A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6155300A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-19 | 中越パルプ工業株式会社 | 防虫性を有する化粧シ−トおよび化粧板の製造方法 |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP6440678A patent/JPS54156276A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6155300A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-19 | 中越パルプ工業株式会社 | 防虫性を有する化粧シ−トおよび化粧板の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54156276A (en) | 1979-12-10 |
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