JPS61202795A - フラツクス入りワイヤ - Google Patents
フラツクス入りワイヤInfo
- Publication number
- JPS61202795A JPS61202795A JP4332985A JP4332985A JPS61202795A JP S61202795 A JPS61202795 A JP S61202795A JP 4332985 A JP4332985 A JP 4332985A JP 4332985 A JP4332985 A JP 4332985A JP S61202795 A JPS61202795 A JP S61202795A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- metallic
- magnesium
- particle size
- cored wire
- Prior art date
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- Granted
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- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、フラックス原料の構成成分として金属マグネ
シウムを含むフラックス入すワイヤに関するものである
。
シウムを含むフラックス入すワイヤに関するものである
。
[従来の技術]
一般に7ラツクス入りワイヤにはそのシース内に数多く
の無機化合物、金属間化合物、金属粉等が充填されてい
るが、中でも金属マグネシウムは脱酸やアーク安定化を
目的として加えられる重要な成分の一つである。
の無機化合物、金属間化合物、金属粉等が充填されてい
るが、中でも金属マグネシウムは脱酸やアーク安定化を
目的として加えられる重要な成分の一つである。
しかるに上記金属マグネシウムはその密度(1,738
g/c+s3)が他のフラックス原料例えばCaF2
: 3.18 g/cm3、TiO2:4.Og/
cm3. F e : 7.88g/cm3.等と比
較して茗しく小さい為、シース内へ充填するに当たって
該密度差に起因する移動速度勾配が生じこれに伴なって
シース内で偏在を生じることが知られている。この為上
記脱酸効果やアーク安定化効果は不均一なものとなり、
全体として見れば初期の問題を達成しないといったこと
もしばしば経験されていた。
g/c+s3)が他のフラックス原料例えばCaF2
: 3.18 g/cm3、TiO2:4.Og/
cm3. F e : 7.88g/cm3.等と比
較して茗しく小さい為、シース内へ充填するに当たって
該密度差に起因する移動速度勾配が生じこれに伴なって
シース内で偏在を生じることが知られている。この為上
記脱酸効果やアーク安定化効果は不均一なものとなり、
全体として見れば初期の問題を達成しないといったこと
もしばしば経験されていた。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は上述の如き事情を考慮してなされたものであっ
て、シース内における金属マグネシウムの偏在を解消す
ることにより脱酸化効果及びアーク安定化効果を安定し
て発揮せしめ、もって溶接作業性の向上を図ることので
きるフラックス入りワイヤの提供を目的とするものであ
る。
て、シース内における金属マグネシウムの偏在を解消す
ることにより脱酸化効果及びアーク安定化効果を安定し
て発揮せしめ、もって溶接作業性の向上を図ることので
きるフラックス入りワイヤの提供を目的とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段]
上記目的に適う本発明のフラックス入りワイヤとは、粒
度構成が297ルm以上:0〜30重量%、297−1
05pm:50−100重量%、105ルm以下:0〜
20重量%の金属マグネシウムを含むフラックスが充填
されたことに要旨が存在するものである。
度構成が297ルm以上:0〜30重量%、297−1
05pm:50−100重量%、105ルm以下:0〜
20重量%の金属マグネシウムを含むフラックスが充填
されたことに要旨が存在するものである。
[作用]
本発明者等は、■アークを不安定にする原因が金属マグ
ネシウムのシース内における偏在である点、■この偏在
は結局のところ該金属マグネシウムの密度が他のフラッ
クス原料の密度に比較して小さいことに起因している点
、■金属マグネシウムの偏在の原因である低密度を改善
する手段がない点、等を認識した上で上記密度以外の各
種物性について上記偏在との相関を検討したところ1粒
度との間に強い相関が認められるという知見を得るに至
り、この知見を基に上記金属マグネシウムの粒度構成範
囲をどの様に特定すれば金属Mgの偏在が減少するかと
いう点を明らかにすべく更に鋭意研究を重ねた結果本発
明を完成するに至ったものである。以下ここに至る迄の
主な研究経緯について箇条書きする。
ネシウムのシース内における偏在である点、■この偏在
は結局のところ該金属マグネシウムの密度が他のフラッ
クス原料の密度に比較して小さいことに起因している点
、■金属マグネシウムの偏在の原因である低密度を改善
する手段がない点、等を認識した上で上記密度以外の各
種物性について上記偏在との相関を検討したところ1粒
度との間に強い相関が認められるという知見を得るに至
り、この知見を基に上記金属マグネシウムの粒度構成範
囲をどの様に特定すれば金属Mgの偏在が減少するかと
いう点を明らかにすべく更に鋭意研究を重ねた結果本発
明を完成するに至ったものである。以下ここに至る迄の
主な研究経緯について箇条書きする。
(1)ふるい分けによって各種粒度のマグネシウムを得
、これを混合することにより各種粒度構成を持つ供試金
属マグネシウム粉を調製した。
、これを混合することにより各種粒度構成を持つ供試金
属マグネシウム粉を調製した。
(2)上記(1)で調製された供試金属マグネシウムを
他のフラックス原料と混合し、得られたフラックスをシ
ース内へ充填してフラックス入りワイヤを得た。
他のフラックス原料と混合し、得られたフラックスをシ
ース内へ充填してフラックス入りワイヤを得た。
(3) h記充填過程における充填状況を目視すること
により金属マグネシウムの偏在有無並びに程度を調査し
た。
により金属マグネシウムの偏在有無並びに程度を調査し
た。
(4)次いで金属マグネシウムは、フラックス原料との
混合操作や充填操作の段階で生じる相互衝突や庁擦等に
よって細粉化する可能性を有していることを勘案し、上
記(2)で得られたフラッグス入すワイヤにおける金属
マグネシウムの粒度構成を以下(i) 、 (ii)の
如く測定した。
混合操作や充填操作の段階で生じる相互衝突や庁擦等に
よって細粉化する可能性を有していることを勘案し、上
記(2)で得られたフラッグス入すワイヤにおける金属
マグネシウムの粒度構成を以下(i) 、 (ii)の
如く測定した。
(1)水ガラス等のバインダーを用いないフラックス入
りワイヤにおいては、該フラックス人すワイヤからフラ
ックスをサンプリングし、ふるい分けによって該フラッ
クスを粒径側に分離し、夫々の粒径側フラックス中に含
まれる金属マグネシウム量を定量することにより金属マ
グネシウムの粒度構成を計算した。
りワイヤにおいては、該フラックス人すワイヤからフラ
ックスをサンプリングし、ふるい分けによって該フラッ
クスを粒径側に分離し、夫々の粒径側フラックス中に含
まれる金属マグネシウム量を定量することにより金属マ
グネシウムの粒度構成を計算した。
(11)バインダーを用いたフラックス入りワイヤtこ
おいては、サンプリングされたフラックスをそのままの
形で顕微鏡やEPMA等で観察し粒度分布を求めた。
おいては、サンプリングされたフラックスをそのままの
形で顕微鏡やEPMA等で観察し粒度分布を求めた。
(5)上記(2)で得られたフラックス入りワイヤを用
いて溶接を行なった際のアーク安定性を調査すると共に
溶接作業性について検討した。
いて溶接を行なった際のアーク安定性を調査すると共に
溶接作業性について検討した。
上記(1)〜(5)における検討の結果、フラックス用
供試金属マグネシウムの通常の粒度構成(1507zm
以上のものがほぼ100%)より小さ目の粒度構成であ
る、金属マグネシウムの粒度構成が2971Lm以上:
0〜30重量%(以下単に%という)、297〜105
μm: 50〜100%、105μm以下:0〜20%
、の供試金属マグネシウムが充填されたフラックスを用
いれば実用上アーク安定性が良好であり溶接作業性の向
上も図れることが分かった。この様にアークが安定化す
るとマグネシウム蒸気及びその他のシールドガスによる
アークのシールド効果も大幅に上昇するので脱酸効果の
増大が可能となる。
供試金属マグネシウムの通常の粒度構成(1507zm
以上のものがほぼ100%)より小さ目の粒度構成であ
る、金属マグネシウムの粒度構成が2971Lm以上:
0〜30重量%(以下単に%という)、297〜105
μm: 50〜100%、105μm以下:0〜20%
、の供試金属マグネシウムが充填されたフラックスを用
いれば実用上アーク安定性が良好であり溶接作業性の向
上も図れることが分かった。この様にアークが安定化す
るとマグネシウム蒸気及びその他のシールドガスによる
アークのシールド効果も大幅に上昇するので脱酸効果の
増大が可能となる。
ところで金属マグネシウム単独ではその粒度をL述の如
く小さくするに伴なって爆発の危険性が増すことが考え
られる。ちなみに金属マグネシウムを上記規定粒度単位
で分離し金属マグネシウム単独を用いてハルトマン方式
金属粉じん爆発試験装置により爆発性を調査した。その
結果上記各粒度部分の金属マグネシウムは、単独で存在
する限り金属粉じん爆発の危険性を有していることが分
かった。ところが上記粒子構成の供試金属マグネシウム
を用いたとしてもアルカリ金属弗化物やアルカリ土類金
属等の各種弗化物、TiO2゜S i02 、 A I
203 、 Z r02 、酸化鉄等の各種酸化物、
といった粉じん爆発に対し不活性な物質を共存させると
、金属粉じん爆発の危険性が大幅に低下するという知見
を得るに至り、上記粒度構成を採用することについての
爆発上の不安は一掃された。
く小さくするに伴なって爆発の危険性が増すことが考え
られる。ちなみに金属マグネシウムを上記規定粒度単位
で分離し金属マグネシウム単独を用いてハルトマン方式
金属粉じん爆発試験装置により爆発性を調査した。その
結果上記各粒度部分の金属マグネシウムは、単独で存在
する限り金属粉じん爆発の危険性を有していることが分
かった。ところが上記粒子構成の供試金属マグネシウム
を用いたとしてもアルカリ金属弗化物やアルカリ土類金
属等の各種弗化物、TiO2゜S i02 、 A I
203 、 Z r02 、酸化鉄等の各種酸化物、
といった粉じん爆発に対し不活性な物質を共存させると
、金属粉じん爆発の危険性が大幅に低下するという知見
を得るに至り、上記粒度構成を採用することについての
爆発上の不安は一掃された。
[実施例]
第1表に示される様な粒度構成を有する供試金属マグネ
シウムを用い第2表に示される様な組成を有するフラッ
クス入りワイヤ用フラックスを調製した。
シウムを用い第2表に示される様な組成を有するフラッ
クス入りワイヤ用フラックスを調製した。
得られたフラックス人すワイヤを用い金属粉じん爆発の
危険性を調査し、アーク安定性等の溶接作業性について
検討しその結果を第3表に示す。
危険性を調査し、アーク安定性等の溶接作業性について
検討しその結果を第3表に示す。
得られた結果を以Fに箇条占5する。
C′1)第3表より明らかな様に本発明の金属マグネシ
ウムよりなるテストNo、8.10,11゜]、 4
、 l 5においては、アーク安定性は良好であり、金
属粉じん爆発の危険性も無い。
ウムよりなるテストNo、8.10,11゜]、 4
、 l 5においては、アーク安定性は良好であり、金
属粉じん爆発の危険性も無い。
〈カテスH1o、7.9.13においては、金属マグネ
シウムの粒度が粗目であるので金属マグネシウムが偏在
し、その為アークは不安定であった。
シウムの粒度が粗目であるので金属マグネシウムが偏在
し、その為アークは不安定であった。
(3)テストN0712.16においては、Mg粉の粒
度が細目であるのでMgの偏在は起こらずアークの不安
定は認められなかったが、金属粉じん爆発の危険性が認
められた。
度が細目であるのでMgの偏在は起こらずアークの不安
定は認められなかったが、金属粉じん爆発の危険性が認
められた。
q〉テストNo、1〜6については、金属マグネシウム
単身について、金属粉じん爆発の危険性を調査した。
単身について、金属粉じん爆発の危険性を調査した。
(Φテス)No、2.6では細目のMg粉が多いので金
属粉じん爆発の危険性が認められた。
属粉じん爆発の危険性が認められた。
■テストNo、1,3.4.5について粗目のMg粉が
多いので金属粉じん爆発の危険性は認められることが分
かった。
多いので金属粉じん爆発の危険性は認められることが分
かった。
■単身では、金属粉じん爆発あ危険性があるテス)No
、2の金属マグネシウムを用いたフラックスにおいても
、テスBlo、8.14に見られる様に、金属マグネシ
ウムの粒度構成が本発明の範囲内であれば、金属粉じん
爆発の危険性は認められなかった。
、2の金属マグネシウムを用いたフラックスにおいても
、テスBlo、8.14に見られる様に、金属マグネシ
ウムの粒度構成が本発明の範囲内であれば、金属粉じん
爆発の危険性は認められなかった。
[発明の効果]
本発明は上述の様に構成されているので、脱酸化効果及
びアーク安定化効果を安定して発揮することができもっ
て溶接作業性の向上を図ることのできるフラックス入り
ワイヤを提供することができる。
びアーク安定化効果を安定して発揮することができもっ
て溶接作業性の向上を図ることのできるフラックス入り
ワイヤを提供することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記粒度構成の金属マグネシウムを含むフラックスが充
填されたことを特徴とするフラックス入りワイヤ。 297μm以上:0〜30重量% 297〜105μm:50〜100重量% 105μm以下:0〜20重量%
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332985A JPS61202795A (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | フラツクス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332985A JPS61202795A (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | フラツクス入りワイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61202795A true JPS61202795A (ja) | 1986-09-08 |
JPH0453635B2 JPH0453635B2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=12660787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4332985A Granted JPS61202795A (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | フラツクス入りワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61202795A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04319092A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-11-10 | Nippon Steel Corp | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
EP3075487A1 (en) | 2015-03-30 | 2016-10-05 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Flux cored wire for gas shielded arc welding |
-
1985
- 1985-03-05 JP JP4332985A patent/JPS61202795A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04319092A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-11-10 | Nippon Steel Corp | 低水素系被覆アーク溶接棒 |
EP3075487A1 (en) | 2015-03-30 | 2016-10-05 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Flux cored wire for gas shielded arc welding |
KR20160117264A (ko) | 2015-03-30 | 2016-10-10 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 가스 실드 아크 용접용 플럭스 코어드 와이어 |
JP2016187827A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 株式会社神戸製鋼所 | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453635B2 (ja) | 1992-08-27 |
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