JPS6120000Y2 - - Google Patents

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JPS6120000Y2
JPS6120000Y2 JP1978168279U JP16827978U JPS6120000Y2 JP S6120000 Y2 JPS6120000 Y2 JP S6120000Y2 JP 1978168279 U JP1978168279 U JP 1978168279U JP 16827978 U JP16827978 U JP 16827978U JP S6120000 Y2 JPS6120000 Y2 JP S6120000Y2
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shaft
rotating
rotating frame
central
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H5/00Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
    • B63H5/07Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
    • B63H5/125Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers movably mounted with respect to hull, e.g. adjustable in direction, e.g. podded azimuthing thrusters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/22Use of propulsion power plant or units on vessels the propulsion power units being controlled from exterior of engine room, e.g. from navigation bridge; Arrangements of order telegraphs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H5/00Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
    • B63H5/07Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
    • B63H5/08Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers of more than one propeller
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/02Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring
    • B63H2025/026Initiating means for steering, for slowing down, otherwise than by use of propulsive elements, or for dynamic anchoring using multi-axis control levers, or the like, e.g. joysticks, wherein at least one degree of freedom is employed for steering, slowing down, or dynamic anchoring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、Z形推進器を備えた船舶の操縦装置
に関するものである。
2基以上のZ形推進器を備えた船舶操縦の趨勢
は、操縦ハンドルを1本化し、船の方向とスピー
ドがその操縦ハンドルの倒し方向と倒し角度によ
り制御することにある。この操縦方式は操船を簡
単にすることから、これまでにいろいろ開発或い
は提案されているが、電気回路が複雑でこれが故
障した場合、その修理に高い専門技術と手間及び
時間を必要としたり、操縦ハンドルの操作に制約
があるなどの欠点があつた。
すなわち、実開昭53−20796号公報には、外部
ケースに内部ケースを回転自在に取り付け、上記
内部ケースに操縦用ハンドルを起倒自在に設ける
とともに、上記内部ケースに舵角制御信号発信器
を取り付け、また操作用ハンドルの回転制御軸に
エンジン制御信号発信器を取り付けたエンジン運
転および操舵用複合制御装置が開示されている。
この制御装置は、舵角制御信号発信器で得られた
電気信号を外部に取り出すために、外部ケースと
内部ケースとの間に何等かの刷子装置を設ける必
要があり、故障しやすいという欠点がある。ま
た、特公昭52−13284号公報には、垂直軸を中心
に回転自在に構成されたギヤボツクスにハンドル
軸を水平に取り付け、このハンドル軸にハンドル
を取り付けるとともに、上記ギヤボツクスに、ハ
ンドルによるギヤボツクスの回転を検出して信号
を発する方向発信器を付設し、また、上記ハンド
ル軸に、ハンドルによるハンドル軸の回転を歯車
機構を介して検出して信号を発する推進発信器を
付設する一方、推力発信器から可変ピツチプロペ
ラの変節のコントロール源に至る送信手段として
の回路の除中に、方向発信器の出力を回路によつ
て入力することにより、方向に関する附加量を消
去するようにした消去手段を設けた旋回式スラス
タの操縦装置が示されている。しかしこの操縦装
置は、上記のように、方向に関する附加量を電気
的に消去しようとするものであり、電気回路が複
雑になり、前記のように故障した場合の対応が難
しいという欠点がある。特開昭52−41390号公報
の操縦装置も上記のものと似た構造で二種の発信
器を回転させる構造となつているが、二つの発信
器が常に同時に作用して船舶の進行方向を変える
構造のため、発信器の寿命が短いという欠点があ
る。
本考案は、上記に鑑みてなされたもので、複雑
な電気回路を必要とせず、しかも操作性がよく保
守点検や修理が容易な、船舶用操縦装置の提供を
目的とする。以下本考案を図面を参照して詳細に
説明する。
第1図と第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、1は器枠である。この器枠1の中央部には上
端面を開口させた円筒状の回転フレーム2が、上
下の端部外周面に取り付けた摺動リング3,4を
器枠1に設けられた案内リング5,6に触れさせ
て周方向に水平に回転自在に支持されている。回
転フレーム2の内部には一対の支持枠7,7が互
いに対向して設けられ、回転軸8を回転自在に軸
支している。この回転軸8は、操縦ハンドル9を
回転フレーム2の中心に位置して取り付ける取付
け部材10と、駆動傘歯車11、回転フレーム2
に螺着された調節ねじ12により支持枠7に圧接
されて支持枠に対する回転軸8の回転に抵抗を加
える抵抗部材13、及び回転規制円板14とを備
える。上記抵抗部材13は、回転軸8の軸方向に
長く形成されたキー溝15に滑りキー16を入れ
て第1図で左右に移動自在に取り付けられ、また
回転規制円板14は、回転軸8を中心に設けられ
た弧状溝17に回転フレーム2に螺着されたスト
ツパ18の先端を挿入するとともに、ノツチ19
が設けられた外周面をばね20によるボール21
の押圧面に位置させて回転軸8に固定されてい
る。上記の構成により操縦ハンドル9は、支持枠
7と抵抗部材13間の適度な摩擦抵抗で回転軸8
を中心に弧状溝17で期制される範囲で前後に起
倒(第1図の紙面に垂直な面内に回動)し、ノツ
チ19に入つたボール21により適度な力で中心
位置に固定される。
一方、回転フレーム2の下部には、下と上の端
部に第1中心歯車22と第2中心歯車23を有す
る中空軸24を回転自在に軸着し、かつ中空軸2
4の軸心を中心にして底面に操舵用歯車25を固
着した底板26が、その中空軸24の軸心を回転
フレーム2の中心に一致させて取付けボルト27
により取り付けられている。この中空軸24に
は、上下の端部にアーム28と前後進用歯車29
とを固着した中心軸30がこれも回転自在に軸着
されている。上記アーム28は、上下の端部に第
1中間歯車31と第2中間歯車32とを固着した
中間軸33を、遊動歯車34と第2中心歯車23
に第1中間歯車31と第2中間歯車32をそれぞ
れ噛み合わせて先端に回転自在に軸着している。
上記遊動歯車34は受動傘歯車35を一体に備
え、その受動傘歯車35を前記駆動傘歯車11に
噛み合わせて中心軸30の上端部に回転自在に遊
着されている。したがつて、操縦ハンドル9の起
倒操作によつて生じた回転軸8の回転は、駆動傘
歯車11、受動傘歯車35及び遊動歯車34を介
して第1中間歯車31に伝わるが、この場合、後
述するようにアーム28に対する中間軸33の回
転が止められているため、第1中間歯車31は遊
動歯車34に噛み合つたまま遊星歯車として遊動
歯車34の回りに回転しアーム28を介して中心
軸30を回すことになる。
また、器枠1に取り付けられた基板36にはポ
テンシヨンメータなどの操舵用作動発信器37と
前後進用作動発信器38が設けられている。操舵
用作動発信器37は操舵用歯車25に噛み合わさ
れた操舵用作動歯車39の回転で作動して器枠1
に対する回転フレーム2の回転量を電気信号に変
えるものであり、また前後進用作動発信器38は
前後進用歯車29に噛み合わされた前後進用作動
歯車40の回転で作動して操縦ハンドル9の起倒
量を電気信号に変えるものである。上記操舵用作
動歯車39には逆転歯車41が前記第1中心歯車
22に噛み合わされて一体に設けられ、器枠1に
対して回転フレーム2を回転させると、その逆転
歯車41が操舵用作動歯車39と一緒に回転して
第1中心歯車22を回転フレーム2に対して回転
フレーム2と同方向に回転させ、中空軸24介し
てアーム28と中心軸30を回転フレーム2の逆
方向に同一角度回転させて、回転フレーム2の回
転操作時に生ずる中心軸30の連れ回りを防止す
るようになつている。
なお、中心軸30の上記逆方向回転は相対的な
もの(実際にはそのまま停止しているだけ)であ
るが、これは第1中間歯車31が遊星歯車となつ
て太陽歯車(遊動歯車)34の回りを回転するこ
とによつて生ずる。
更にまた、器枠1の上面には、後述する推進器
の状態を示す表示マークM1と角度目盛Gを付し
た環状の表示盤42が回転フレーム2を囲むよう
にして固定されるとともに、回転フレーム2には
推進器の状態を示す表示マークM2を付した弧状
の表示板43が取り付けられている。
第3図は上記のように構成された本考案に係る
操縦装置Aの使用例を示すもので、前後進用歯車
29には、左舷推進器ZPPを制御する前後進用作
動発信器38Pと、右舷推進器ZPSを制御する前
後進用作動発信器38Sとが関係づけられ、操縦
ハンドル9の倒状操作時に、左右舷の両推進器
ZPP,ZPSが互いに船体中心線を中心にして反対
方向に同一角度回頭するような信号を発生するよ
うになつている。また操舵用歯車25には、左舷
推進器ZPPを制御する操舵用作動発信器37P
と、右舷推進器ZPSを制御する操舵用作動発信器
37Sとが関係づけられ、前記回転フレーム2の
回転操作時に、左右舷の両推進器ZPP,ZPSが互
いに同一方向に同一角度回頭するような信号を発
生するようになつている。なお、上記において、
参照符号の最終尾に付されたPとSの記号はそれ
ぞれ左舷と右舷を示すものであり、このPとSを
除く他の符号が同一の機器は機能的には全く同一
なので、以下これを省いて説明する。
上記操舵用作動発信器37と前後進用作動発信
器38は合成回路HCCに結線され、又この合成
回路HCCは回路AMPに結線されている。合成回
路HCCは操舵用作動発信器37と前後進用作動
発信器38から送られてきた操舵信号と前後進信
号とを演算して左右舷の推進器ZPの右回頭・左
回頭の区別を行い、これを回路AMPに送るもの
であ。回路AMPは合成回路から送られてきた電
気信号に対応してスリーブモーターSMを作動
し、これに連結された可逆転トロコイドポンプ
TRを働かせて油圧シリンダーOCのピストンロツ
ドRを伸縮させる構造になつている。上記ピスト
ンロツドRは、電動モーターEMにより作動させ
られる可変容量型油圧ポンプOPの操作レバーL
に連結されており、この操作レバーLの操作角度
により可変容量型油圧ポンプOPは吐出量とポン
プの吸入・吐出方向をコントロールし、推進器
ZPを左右に回頭させるウオーム軸Wに備えた固
定容量型油圧モータOMを左右に回転させ推進器
ZPを左右に回頭させる。
前記のウオーム軸Wには、追従発信器PT1が設
けられており、ウオーム軸Wの回転量(推進器
ZPの回頭角度)を前記の合成回路HCCにフイー
ドバツクして本操縦装置Aからの電気信号と追従
発信器PT1の電気信号を比較し、互いの電気信号
が等しくなるまで合成回路HCCは回路AMPへ電
気信号を送る。なお上記とは別に前記操作レバー
Lには、その操作レバーLの操作角度を電気信号
に置き換え回路AMPにフイードバツクする中立
用追従発信器PT2が設けられている。この中立用
追従発信器PT2は合成回路HCCから回路AMPへ
の本操縦装置Aの電気信号と中立用追従発信器
PT2の電気信号とを比較し、中立用追従発信器
PT2の電気信号が本操従装置Aの電気信号より大
きくなつた時点で合成回路HCCのスリーブモー
ターSMへの電気信号は止まる。但し合成回路
HCCより電気信号が止まると同時に中立追従発
信器PT2の電気信号が作動を開始し操作レバーL
を中立位置へ戻すよう、スリーブモーターSMへ
電気信号を出す。操作レバーLが中立位置へ戻つ
た時点で、前記ウオーム軸Wに設けてある追従発
信器PT2の電気信号と操縦装置Aの電気信号も等
しくなるよう本装置は調整されており、この時点
で推進装置ZPは本操縦装置Aにて指令された任
意の位置で固定され、操縦装置Aからの次の指令
を持つことになる。
なお、可変容量型油圧ポンプOPに結合されて
いるスプリングSPはシリンダーロツドRを押し
て操作レバーLの中立位置への戻りを助けてい
る。又油圧シリンダーOCのバイパス流路に設け
られているバルブBVは、バルブBVを開く事によ
り油圧シリンダーOCを自由にし、操作レバーL
の手動操作を可能にしているものである。又、1
本の操縦ハンドル9により3基以上の推進器を同
時に制御する場合は2点鎖線に示すように合成回
路HCCを並列に設ける事により可能である。
次に上記のように構成された操縦装置の作用を
説明する。
第1図と第2図は操縦ハンドル9が垂直で起立
した中立状態を示すもので、この状態では第4図
a及びlのように2基の推進器ZPは互いに外方
に向いて推進力を打ち消し合つているので、船は
その場に停止している。
第1図と第2図の状態から操縦ハンドル9を前
方に倒すと、回転軸8が回転して遊動歯車34を
回すが、この際、第1中心歯車22は逆転歯車4
1と操舵用作動歯車39及び操舵用歯車25を介
して回転フレーム2に固定され、中空軸24と第
2中心歯車23及び第2中間歯車32を介してア
ーム28に対する中間軸33の回転を阻止してい
るため、前に述べたように、第1中間歯車31は
遊動歯車34の回りに回転し、中心軸30と前後
進用歯車29及び前後進用作動歯車40を介して
前後進用作動発信器38を作動させ、操縦ハンド
ル9の倒伏角に応じた電気信号を発生させる。な
お、この際操舵用作動発信器37は作動していな
いので電気信号は出ていない。
前後進用作動発信器38から発せられた上記電
気信号は前述の如き作動を行ない、これにより推
進器ZPは回頭を停止し、第4図b,gのように
なつて船を直進させる。
操縦ハンドル9を後方に倒した場合は第4図
m,rのようになつて船が後進するが、これは特
に説明するまでもない。
又、操縦ハンドル9を第4図b,gの位置より
器枠1に対して操作して回転フレーム2を回転さ
せると、操舵用歯車25が回転して操舵用作動歯
車39を回転させ、操舵用作動発信器37を作動
させる。この場合、前述のように逆転歯車41が
働いて中心軸30の連れ回りを阻止するため、前
後進用歯車29によつて前後進用作動発信器38
が作動することはなく、第4図b,gにて動作し
た前後進用作動発信器38の位置をそのまま保持
しつづける。このことは操縦ハンドル9が第4図
b,gにおける傾斜状態を保つて回転フレーム2
と一緒に回転する事であり、操舵用作動発信器3
7の作動による電気信号と前後進用作動発信器3
8の作動による第4図b,g電気信号が合成回路
HCCに送られる。合成回路HCCはその各々の電
気信号を演算し1つの電気信号に置きかえ、これ
を回路AMPへ送り前述と同様に作用して推進器
ZPを回頭させ、第4図c,d,e,f,h,
i,j,kの如くなる。故には本船は操縦ハンド
ル9を倒した方向へその倒し角度にほぼ比例する
速度で動くことになる。なお操縦ハンドル9には
操縦ハンドル9が5゜以上倒されない限り回転フ
レーム2が回転しても中立状態が維持されるよう
にインターロツクを取つている。この方法は前後
進用作動発信器38が5゜以内(本角度範囲は調
整出来るようになつている)の場合、前後進用作
動発信器38の電気信号により操舵用作動発信器
37の電気信号を切る装置を合成回路に組込んで
いる。
ところで、操縦ハンドル9を第4図前進側g位
置よりj位置へ移動した場合と第4図後進側r位
置よりv位置へ移動した場合、操縦ハンドル9の
倒伏態が同じにもかかわらず船が全く逆の方向に
動かされている。これは本操縦装置Aの如く操縦
ハンドル9の作動範囲が円運動を行なうものにあ
つて2基の推進器ZPを360゜回頭できる機構をも
つものあつてはさけえないものである。さけえな
い理由とは第5図ハの如く操縦ハンドル9を中立
位置、NよりN→A→B→C→N又はN→A→
B′→Cの如く中立位置N迄戻した場合の2基の推
進器ZPの作動を第5図イに示す。又、操縦ハン
ドル9を中立位置Nより第5図ニの如く中立位置
N迄戻した場合の作動を第5図ロに示す。この
際、本操縦装置Aの作動は、操縦ハンドル9を倒
した方向に船を進ませることからして第4図の如
くなつている。しかして、第5図イのB−B′上部
では操縦ハンドル9を倒した方向に船は進むが、
第5図イのB−B′下部(但しN−C部は除く)で
は操縦ハンドル9を倒した方向とは反対に船は進
んでしまう。第5図ロのB−B′下部では操縦ハン
ドル9を倒した方向に船は進むが第5図ロのB−
B′上部(但しN−A部は除く)では操縦ハンドル
9を倒した方向とは反対に船は進む。以上より、
本操縦装置Aは第5図イのB−B′の上部と第5図
ロのB−B′下部を組合せたものが第4図である。
以上より第5図イのB,B′と第5図ロのB,B′位
置において操縦ハンドル9が同一の倒状角にもか
かわらず(但し表示板43の指向方向が逆)推進
器ZPの向きが異つてしまうものである。
以上より第5図イ,ロのB−B′を境界そして操
縦ハンドル9がB−B′を通過した場合(A−N−
CによるB−B′の通過は除く)推進器ZPの作動
が連続性をなくす為、いいかえるなら船が思わぬ
旋回をなす為、危険な状態を招きかねない。故に
本操縦装置Aでは第2図に示されるようにオーバ
ーラツプゾーンZ(角度調整可能)を設けて上記
の危険をさけるようになつている。
即ち、操縦ハンドル9を第5図ハの如くN→A
→B→C(N→A→B′→C)と動かした場合、
B,B′からC迄の間でオーバーラツプゾーンZ内
ならば第5図イB−B′の上部領域の推進器ZPの
動きの連続性が生きるようになつている。但しオ
ーバーラツプゾーンZを招えた場合は第5図ロB
−B′の下部領域の推進器ZPの動きになる。又、
操縦ハンドル9を第5図ニの如くN→C→B→A
(N→C→B′→A)と動かした場合は、B,B′か
らA迄の間でオーバーラツプゾーンZ内ならば第
5図ロB−B′の下部領域の推進器ZPの動きの連
続性が生きるようになつている。但しオーバーラ
ツプゾーンZを超えた場合は第5図イB−B′の上
部領域の推進器ZPの動きになる。
以上説明したように、本考案の操縦装置は、前
記実開昭53−20796号公報のもののように故障し
やすい刷子装置を必要としないため、作動の信頼
性が高く、いつも安心して操縦できる利点があ
る。また、既存の操縦装置は倒伏角のみにより電
気的にベクトル演算し、操縦ハンドル位置を算出
していたが、本考案では倒伏角と回頭角を各々単
独に取り出しかつ各々取り出したものを電気的で
はなく機械的に演算をしている為に、動作が確実
に行われ、故障等が発生せず、信頼性があり、ま
た、ベクトル演算に必要な電気回路が不用であ
る。このことは、ベクトル演算回路が故障した場
合など修復作業に高等知識を必要としていたが、
本考案では機械的な演算に付それほどの高等知識
は必要でなく、又電気回路がそれだけ少くなる
為、電気回路全体が簡単になる。
また、ハンドルの回動操作、及び操作レバーの
起倒操作のいずれの操作においても、二つの発信
器が常に同時に作用して船舶の進行を変える構造
のもの(特開昭52−41390号公報)に比較して、
本考案の操縦装置は、操縦ハンドルの回動又は起
倒の単一操作において二つの作動発信器のうち操
縦ハンドルに対応する一方の発信器のみが作用し
他方が停止している構成となつているため、その
分発信器の作動頻度が軽減されて寿命が長くな
り、また故障が少ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案に係る操縦装置の断面図、第2図は平面
図、第3図は本操縦装置の使用例を示すブロツク
線図、第4図は操縦ハンドルと推進器及び船の関
係の種々相を示す略図、第5図ハ,ニは操縦ハン
ドルの作動図、第5図イ,ロは第5図ハ,ニに対
応する推進器の作動図である。 1……器枠、2……回転フレーム、8……回転
軸、9……操縦ハンドル、11……駆動傘歯車、
22……第1中心歯車、23……第2中心歯車、
24……中空軸、25……操舵用歯車、28……
アーム、29……前後進用歯車、30……中心
軸、31……第1中間歯車、32……第2中間歯
車、33……中間軸、34……遊動歯車、35…
…受動傘歯車、37……操舵用作動発信器、38
……前後進用作動発信器、39……操舵用作動歯
車、40……前後進用作動歯車、41……逆転歯
車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 器枠に回転自在に支持された回転フレームと、
    軸方向を上記回転フレームの直径方向に一致させ
    て回転フレームに回転自在に軸支された回転軸
    と、前記回転フレームの中心に位置して上記回転
    軸に固定され回転フレームの回転面に直交する面
    内で回転自在に構成された操縦ハンドルと、第1
    中心歯車と第2中心歯車を有し軸心を前記回転フ
    レームの中心に一致させて回転フレームに回転自
    在に軸着された中空軸と、前後進用歯車とアーム
    とを備え上記中空軸に回転自在に軸着された中心
    軸と、受動傘歯車を備えこの受動傘歯車を前記回
    転軸に固着された駆動傘歯車に噛み合わせて上記
    中心軸に遊着された遊動歯車と、この遊動歯車に
    噛み合う第1中間歯車と前記第2中心歯車に噛み
    合う第2中間歯車とを備え前記アームの先端に回
    転自在に軸着された中間軸と、前記中心軸を中心
    に回転フレームに固定された操舵用歯車と、前記
    前後進用歯車による回される前後進用作動歯車の
    回転で作動せしめられる前後進用作動発信器と、
    前記操舵用歯車により回される操舵用作動歯車の
    回転で作動せしめられる操舵用作動発信器、と前
    記第1中心歯車に噛み合わされ前記操舵用作動歯
    車と一緒に回転して器枠に対する回転フレームの
    回転方向と逆の方向に前記中心軸を前記中空軸と
    アームとを介して同一角度回転させて回転フレー
    ムの回転操作時に生ずる中心軸の連れ回りを防止
    する逆転歯車とから成ることを特徴とする船舶の
    操縦装置。
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